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JP6097938B2 - 部品照合方法および部品照合システム - Google Patents

部品照合方法および部品照合システム Download PDF

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Description

本発明は、部品実装装置において部品補充のために後続して挿入された後続テープの収納部品が正しいか否かを照合する部品照合方法および部品照合システムに関するものである。
部品実装装置における部品の供給装置としてテープフィーダが知られている。このテープフィーダは電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、実装ヘッドによる部品吸着位置に電子部品を供給するものである。テープフィーダにおいて実装動作を停止することなく連続して部品供給を継続する方法として、従来より先行する既装着のキャリアテープ(先行テープ)の末尾部に後続の新たなキャリアテープ(後続テープ)を接続するテープスプライシングが用いられている。このテープスプライシング方式では、作業者はテープ補充毎に煩雑なテープスプライシング作業を実行する必要があり、これらの作業負荷を低減することが望まれていた。このため、新たなテープ補充方式としてテープスプライシング作業を行うことなく、後続テープをテープフィーダにセットするスプライシングレス方式のテープフィーダが用いられるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に示す先行技術においては、テープフィーダの後端部に設けられたテープ挿入部およびキャリアテープを部品ピックアップ位置送るピックアップ部に、それぞれスプロケットを駆動モータによって駆動する構成の部品送り駆動部を配置し、先行テープおよび後続テープを個別に移動させる構成を用いている。この構成により、先行テープおよび後続テープをつなぎ合わせることなく、テープ供給が行われる。
特開2011−211169号公報
しかしながら上述の特許文献例を含め従来技術においては、スプライシングレス方式でキャリアテープを連続的にテープフィーダに供給するに際し、以下のような不都合が生じるという難点がある。すなわちスプライシングレス方式では、先行テープと後続テープとは一体的に接続されないことから、後続テープの装着後に作業者の不適切な動作によって後続テープに外力が作用すると、装着状態にあった後続テープがスプロケットから脱落する不具合が発生する場合があった。
このような場合には、作業者は部品供給部にアクセスして脱落した後続テープをテープフィーダに再装着する作業を行うが、部品供給部には多数の同一形状のテープフィーダが隣接配置されているため、この再装着作業において作業者が隣接するテープフィーダに後続テープを誤って装着する作業ミスが生じる場合がある。従来技術ではこのような作業者の不注意による作業ミスを検出する術がなく、そのまま作業が継続されると誤部品が供給されて装置停止や実装ミスなどの不具合を生じる結果となっていた。
そこで本発明は、脱落した後続テープの再装着における作業ミスに起因する不具合を防止することができる部品照合方法および部品照合システムを提供することを目的とする。
本発明の部品照合方法は、部品供給部に複数配列されたテープフィーダによってテープ送りされるキャリアテープから供給された部品を実装ヘッドによってピックアップして基板に実装する部品実装装置において、相前後して順次送られる2つの前記キャリアテープうち先行して送られる先行テープが装着された状態のテープフィーダに部品補充のために後続して挿入された後続テープの収納部品が正しいか否かを照合する部品照合方法であって、前記後続テープの収納部品に対応した部品IDを読み込む部品ID読み込み工程と、前記後続テープが前記テープフィーダに挿入されたことを検出するテープ挿入検出工程と、前記後続テープの挿入が検出されたテープフィーダを特定するフィーダ特定工程と、前記読み込まれた部品IDと前記特定されたテープフィーダとの対応関係が正しいか否かを照合する部品照合工程と、前記部品照合工程後にテープフィーダから前記後続テープが脱落したことを検出したならば前記照合の再実行を作業者に要求する再照合要求工程とを含む。
本発明の部品照合システムは、部品供給部に複数配列されたテープフィーダによってテープ送りされるキャリアテープから供給された部品を実装ヘッドによってピックアップして基板に実装する部品実装装置において、相前後して順次送られる2つの前記キャリアテープうち先行して送られる先行テープが装着された状態のテープフィーダに部品補充のために後続して挿入された後続テープの収納部品が正しいか否かを照合する部品照合システムであって、前記後続テープの収納部品に対応した部品IDを読み込む部品ID読み込み部と、前記後続テープが前記テープフィーダに挿入されたことを検出するテープ挿入検出部と、前記後続テープの挿入が検出されたテープフィーダを特定するフィーダ特定部と、前記み込まれた部品IDと前記特定されたテープフィーダとの対応関係が正しいか否かを照合する部品照合部と、前記照合後にテープフィーダから前記後続テープが脱落したことを検出したならば、前記照合の再実行を作業者に要求する再照合要求部とを備えた。
本発明によれば、脱落した後続テープの再装着における作業ミスに起因する不具合を防止することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおいてテープ送り機構に用いられるスプロケットの機能説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおける部品ID読み取りの説明図 本発明の一実施の形態の部品照合システムの制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるテープ挿入検出および脱落判定の説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるテープ送り方法の工程説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるテープ送り方法の工程説明図 本発明の一実施の形態の部品照合システムによる部品照合処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態の部品照合システムによる部品照合処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態の部品照合システムによる部品照合処理における報知画面の説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1、図2を参照して、基板に電子部品を実装する部品実装装置1の構成を説明する。部品実装装置1は、基板に半導体チップなどの電子部品を実装する機能を有するものであり、図2は、図1におけるA−A断面を部分的に示している。
図1において基台1aの中央にはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は上流側から搬入された基板3を搬送し、部品実装作業を実行するために設定された実装ステージに位置決めして保持する。基板搬送機構2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並列に装着されている。テープフィーダ5は、電子部品を収納したキャリアテープをテープ送り方向、すなわち部品供給部4の外側から基板搬送機構2に向かう方向にピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構の実装ヘッドによる部品吸着位置に電子部品を供給する。
基台1a上面においてX方向の一方側の端部には、リニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル7がX方向と直交するY方向に配設されており、Y軸移動テーブル7には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸移動テーブル8が、Y方向に移動自在に結合されている。2基のX軸移動テーブル8には、それぞれ実装ヘッド9がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド9は複数の保持ヘッドを備えた多連型ヘッドであり、それぞれの保持ヘッドの下端部には、図2に示すように、電子部品を吸着して保持し個別に昇降可能な吸着ノズル9aが装着されている。
Y軸移動テーブル7、X軸移動テーブル8を駆動することにより、実装ヘッド9はX方向、Y方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド9は、それぞれ対応した部品供給部4のテープフィーダ5の部品吸着位置から電子部品を吸着ノズル9aによって吸着保持して取り出して、基板搬送機構2に位置決めされた基板3の実装点に移送搭載する。Y軸移動テーブル7、X軸移動テーブル8および実装ヘッド9は、電子部品を保持した実装ヘッド9を移動させることにより、電子部品を基板3に移送搭載する部品実装機構10を構成する。
部品供給部4と基板搬送機構2との間には、部品認識カメラ6が配設されている。部品供給部4から電子部品を取り出した実装ヘッド9が部品認識カメラ6の上方を移動する際に、部品認識カメラ6は実装ヘッド9に保持された状態の電子部品を撮像して認識する。実装ヘッド9にはX軸移動テーブル8の下面側に位置して、それぞれ実装ヘッド9と一体的に移動する基板認識カメラ11が装着されている。
実装ヘッド9が移動することにより、基板認識カメラ11は基板搬送機構2に位置決めされた基板3の上方に移動し、基板3を撮像して認識する。実装ヘッド9による基板3への部品実装動作においては、部品認識カメラ6による電子部品の認識結果と、基板認識カメラ11による基板認識結果とを加味して搭載位置補正が行われる。部品実装装置1の両側面には、液晶パネルなど表示画面を備えた表示部15が配置されている。表示部15には操作入力のための操作画面や、各種の報知画面が表示される。
図2に示すように、部品供給部4にはフィーダベース12aに予め複数のテープフィーダ5が装着された状態の台車12がセットされる。フィーダベース12aには、個々のテープフィーダ5が装着されたフィーダ位置を特定するためのフィーダアドレスが設定されており、部品実装作業においては、これらのフィーダアドレスを介して、フィーダベース12aにおける各テープフィーダ5が特定される。
基台1aに設けられた固定ベース1bに対して、フィーダベース12aをクランプ機構12bによってクランプすることにより、部品供給部4において台車12の位置が固定される。台車12には、電子部品を保持したキャリアテープ14を巻回状態で収納する供給リール13が保持されている。供給リール13から引き出されたキャリアテープ14は、テープフィーダ5によって吸着ノズル9aによる部品吸着位置までピッチ送りされる。
次に、図3を参照してテープフィーダ5の構成および機能を説明する。図3に示すように、テープフィーダ5は、本体部5aおよび本体部5aの下面から下方に凸設された装着部5bを備えた構成となっている。本体部5aの下面をフィーダベース12aに沿わせてテープフィーダ5を装着した状態では、テープフィーダ5は部品供給部4に固定装着されるとともに、テープフィーダ5におけるテープ送りを制御するために内蔵されたフィーダ制御部28は、部品実装装置1の装置制御部29と電気的に接続される。
本体部5aの内部には、供給リール13から引き出されて本体部5a内に取り込まれたキャリアテープ14を案内するテープ走行路5cが設けられている。テープ走行路5cは、本体部5aにおいてピッチ送りにおけるテープ送り方向の上流端部に開口したテープ導入口5dから、実装ヘッド9によって電子部品を取り出す部品吸着位置まで連通して設けられている。部品実装作業を継続して実行する過程においては、1つの供給リール13への収納分を単位ロットとする複数のキャリアテープ14が、テープ導入口5dから順次挿入されてテープフィーダ5に供給される。
本実施の形態に示す部品実装装置1においては、テープ導入口5dから導入されて相前後して送られる2つのキャリアテープ14のうち、テープフィーダ5に既装着で実装ヘッド9による部品取り出しの対象となるキャリアテープ14(1)(以下、先行テープ14(1)と略記する)の末尾端部と、部品切れに際して新たに追加して装着されるキャリアテープ14(2)(以下、後続テープ14(2)と略記する)の先頭端部とを接合テープによって継ぎ合わせるテープスプライシングを行うことなく、それぞれが分離された状態のままテープ導入口5dに順次挿入して供給するスプライシングレス方式を採用している。
テープ導入口5dの上側には、追加して装着される後続テープ14(2)が係合するスプロケット21Cが配設されている。スプロケット21Cは後続テープ14(2)のテープ送り方向を規制することにより、後続テープ14(2)の脱落を防止する機能を有する。テープ走行路5cにおける下流側、上流側には、先行テープ14(1)、後続テープ14(2)をテープ送りするための第1のテープ送り機構20A、第2のテープ送り機構20Bが配設されている。
上流側に設けられた第2のテープ送り機構20Bは、新たに装着される後続テープ14(2)をテープ導入口5d側から第1のテープ送り機構20A側に連続的にテープ送りする機能を有しており、スプロケット21Bを第2のモータM2で回転駆動する構成となっている。第2のテープ送り機構20Bの下方側には、テープ押しつけ機構24およびテープストッパ機構25が配設されている。スプロケット21Cを介してテープ導入口5dに導き入れられた後続テープ14(2)は、テープ押しつけ機構24によってスプロケット21Bに対して押しつけられ、これにより後続テープ14(2)はスプロケット21Bと係合して第2のテープ送り機構20Bによるテープ送りが可能な状態となる。テープストッパ機構25は、先行テープ14(1)が装着された状態で新たに挿入された後続テープ14(2)の先頭端部を、ストッパ部材25aによって一時的に停止させる機能を有している。
下流側に設けられた第1のテープ送り機構20Aは、先行テープ14(1)を所定の送りピッチで実装ヘッド9による部品吸着位置にピッチ送りする機能を有しており、スプロケット21Aを第1のモータM1で回転駆動する構成となっている。第1のテープ送り機構20Aの上方には、先行テープ14(1)を上方から押さえるとともに先行テープ14(1)に収納された部品を露出させる押さえ部材27が装着されており、部品吸着位置にピッチ送りされた電子部品は、押さえ部材27に形成された部品取り出し開口27aを介して実装ヘッド9の吸着ノズル9aによって真空吸着によりピックアップされる。
ここで図4を参照して、これらのスプロケット21A、21B,21Cの機能を説明する。図4(a)に示すように、スプロケット21A、21B,21Cの外周面には、複数の送りピン21aが設けられている。キャリアテープ14には供給対象の電子部品を収納する部品ポケット14aとともに、送りピン21aが嵌入する送り孔14bが所定ピッチで形成されている。送りピン21aが送り孔14bに係合した状態でスプロケット21A、21Bが回転することにより、キャリアテープ14はテープ送りされる。
図4(b)は、スプロケット21Cの機能を示している。スプロケット21Cには、上流側から下流側へのテープ送り方向(矢印b)に対応する回転方向(矢印a)のみの回転を許容し反対方向への回転を禁止するワンウェイクラッチ機構22が内蔵されている。これにより、後続テープ14(2)がスプロケット21Cと係合した状態において、後続テープ14(2)は正常のテープ送り方向(矢印b)のみへの移動が許容され、反対方向(矢印c)への移動が禁止される。これにより、部品補給のために後続テープ14(2)を新たに装着した状態において、作業者の不適切な取り扱いなどによって後続テープ14(2)に引き抜き方向の外力が作用した場合にあっても、後続テープ14(2)はスプロケット21Cによって係止されて、テープフィーダ5からの脱落が防止される。
図4(c)(イ)は、第2のテープ送り機構20Bにおけるスプロケット21Bの機能を示している。前述のように、スプロケット21Bは第2のモータM2によって回転駆動されることにより、後続テープ14(2)を連続的にテープ送りする。この駆動方式において第2のモータM2が駆動制御されていない無励磁状態では、スプロケット21Bの空転が許容されるようになっており、スプロケット21Bと係合状態にある後続テープ14(2)の移動も許容される。
スプロケット21Bには回転検出手段としてのエンコーダ23が内蔵されており、後続テープ14(2)が下流側方向(矢印f)、上流側方向(矢印g)へ移動すると、スプロケット21Bが正方向(矢印d)、逆方向(矢印e)方向へそれぞれ回転し、この回転状態に応じた回転検出信号がフィーダ制御部28に伝達される。本実施の形態においては、フィーダ制御部28に伝達される回転検出信号を監視することにより、第2のテープ送り機構20Bにおける後続テープ14(2)の状態を判断するようにしている。
まずスプロケット21Bの正方向(矢印d方向)の回転が検出されると、新たなキャリアテープ14が挿入されたと判断して、テープ送りのための第2のモータM2の駆動を開始する。これにより、挿入されたキャリアテープ14はテープ走行路5cに沿って下流側へ送られる。また正方向(矢印d方向)の回転が検出された後に、スプロケット21Bの逆方向(矢印e方向)の回転が検出されると、一旦挿入されてスプロケット21Bと係合したキャリアテープ14が何らかの原因によって脱落方向(矢印g方向)へ移動したと判断して、テープ脱落判定がなされる。
図4(c)(ロ)は、第1のテープ送り機構20Aにおけるスプロケット21Aの機能を示している。前述のように、スプロケット21Aは第1のモータM1によって間歇駆動されることにより、先行テープ14(1)を所定の送りピッチでピッチ送り(矢印h)する。これにより、キャリアテープ14の部品ポケット14a内に収納された電子部品は、実装ヘッド9による部品吸着位置に供給される。
テープ走行路5cにおける第1のテープ送り機構20Aの上流側には、キャリアテープ14を検出するための第1の検出位置P1が設定されており、第2のテープ送り機構20Bの下流側であって第1の検出位置P1よりも上流側には、同様にキャリアテープ14を検出するための第2の検出位置P2が設定されている。第1の検出位置P1、第2の検出位置P2にそれぞれ配設された第1のセンサS1、第2のセンサS2は、第1の検出位置P1、第2の検出位置P2におけるキャリアテープ14の有無を検出する。さらにテープストッパ機構25にはストッパ部材25aに後続テープ14(2)が当接していることを検出する第3のセンサS3が配設されている。
第1のセンサS1、第2のセンサS2、第3のセンサS3による検出結果はフィーダ制御部28に伝達され、フィーダ制御部28はこれらの検出結果およびエンコーダ23による回転検出結果に基づいて、第1のテープ送り機構20A、第2のテープ送り機構20Bを制御する。これにより、テープフィーダ5における先行テープ14(1)、後続テープ14(2)のテープ送り動作が実行される。またフィーダ制御部28には、テープフィーダ5の上流側の上面に配置された操作・表示パネル26が接続されている。
図5に示すように、操作・表示パネル26には、テープ送りボタン26a、テープ戻しボタン26b、操作ボタン26c、報知灯26dが設けられている。テープ送りボタン26a、テープ戻しボタン26bを操作することにより、テープフィーダ5の第1のテープ送り機構20A、第2のテープ送り機構20Bによるテープ送り動作、テープ戻し動作を行わせることができる。操作ボタン26cは第1のテープ送り機構20A、第2のテープ送り機構20Bの選択や、テープフィーダ5の内蔵メモリ(図6(b)に示すフィーダ記憶部36参照)への部品ID書き込みなど各種の操作を行う。報知灯26dは報知用のLED信号灯であり、予め設定された所定項目についての報知を行う。この報知の対象には、以下に説明する部品補充のために後続して挿入された後続テープ14(2)の収納部品が正しいか否かを照合する部品照合処理時の報知が含まれる。
図5は、相前後して送られる2つのキャリアテープ14のうち先行テープ14(1)が装着された状態のテープフィーダ5に後続テープ14(2)を挿入するための部品補充作業を示している。この部品補充作業では、作業者は補充対象となる収納部品に対応した供給リール13を準備する。そして準備した供給リール13の収納部品が補充すべき正しい部品種であるか否かを照合するため、供給リール13に予め部品種識別用に貼付された部品IDラベルであるバーコードラベルLをバーコードリーダ16(部品ID読み込み部)によって読み取る。
読取り結果は上位システム30に無線受信装置31を介して送信され(図6参照)、さらに上位システム30から部品実装装置1に伝達される。そして部品実装装置1が上位システム30からダウンロードした生産データに含まれる後述する部品配置データ32b(図6(a)参照)とバーコードリーダ16によって読み取った部品IDとの部品照合処理を行う。そして、読み取った部品IDが正しければ、部品実装装置1は、後続テープ14(2)を挿入すべきテープフィーダの操作・表示パネル26の報知灯26dを点灯させて作業者にその旨を視覚的に報知する。この報知を承けて、作業者は準備した供給リール13から引き出したキャリアテープ14を後続テープ14(2)としてテープフィーダ5に挿入する。
次に、図6を参照して、部品実装装置1および部品実装装置1において先行テープ14(1)が装着された状態のテープフィーダ5に部品補充のために後続して挿入された後続テープ14(2)の収納部品が正しいか否かを照合する部品照合システムの制御系の構成を説明する。なお図6(a)は、部品照合システムの全体構成を、また図6(b)は、部品照合システムにおける部品実装装置1の部品供給部4に複数装着されるテープフィーダ5の構成をそれぞれ示している。
図6(a)において、部品実装装置1はLANシステム(図示省略)を介して上位システム30に接続されている。上位システム30が備えた記憶部30aには、部品実装装置1にて部品実装作業に使用される生産データなどの各種のデータが記憶されている。部品実装装置1による部品実装作業では、生産データを上位システム30からダウンロードして記憶部32に記憶するとともに、上位システム30によって部品実装装置1の稼動情報を収集する。また、上位システム30はバーコードリーダ16などの携帯端末からの信号を受信する無線受信装置31を備えている。
装置制御部29はCPU機能を備えた演算処理装置であり、記憶部32に記憶された処理プログラムを実行することにより、部品実装機構10、部品供給部4、表示部15の各部を制御する。装置制御部29による制御処理に際しては、上位システム30からダウンロードされて記憶部32に記憶された実装データ32a、部品配置データ32b、部品情報32cなどの各種の生産データが参照される。
実装データ32aは、実装される電子部品の部品種や基板の実装位置座標などのデータであり、生産対象の基板種ごとに記憶される。部品配置データ32bは、部品供給部4におけるテープフィーダ5の配列を規定するデータ、すなわちフィーダベース12aにおいてテープフィーダ5の装着位置と当該テープフィーダ5にセットされる部品を特定する識別情報である部品IDとを対応させたデータである。部品情報32cは、部品毎に部品IDや部品サイズ、各テープフィーダ5におけるテープ送り動作の詳細を規定する部品種固有のデータである。
フィーダ特定部33は、後述するテープフィーダ5の挿入検出部28aにより後続テープ14(2)の挿入が検出されたテープフィーダ5の装着位置を特定する。部品照合部34は、バーコードリーダ16によって読み込まれた部品IDとフィーダ特定部33によって特定されたテープフィーダ5、すなわち後続テープ14(2)の挿入が検出されたテープフィーダ5との対応関係が正しいか否かを照合する処理を行う。これにより、部品配置データ32bに規定される部品IDとフィーダアドレスとの対応関係が正しく遵守されているか否かが確認される。
再照合要求部35は、部品照合部34による部品照合処理が実行された後に、後述するテープフィーダ5の挿入検出部28aによりテープフィーダ5から後続テープ14(2)が脱落したことが検出されたならば、照合処理の再実行を作業者に要求する処理を行う。すなわちテープ脱落が検出された場合には、脱落した後続テープ14(2)を再挿入する作業のみならず、再挿入に伴う作業ミスの発生を防止するため、部品照合処理の反復実行を作業者に強制するようにしている。なおここでは、部品照合部34、再照合要求部35を部品実装装置1の処理機能とした構成例を示しているが、これらの処理機能を上位システム30の処理機能として備えるようにしてもよい。
表示部15は、部品実装装置1による部品実装作業の実行において必要とされる各種の画面を表示する。これらの表示画面には、部品照合処理の実行における各種の報知項目を視覚的に表示する報知画面、作業指示画面が含まれる(図10参照)。したがって表示部15は上述項目を視覚的報知する報知部となっている。なお視覚的報知部として機能する報知手段としては、報知内容を画面表示する表示部15以外にも、警告灯など予め規定された点滅パターンによって報知内容を伝達する構成でもよい。
図6(b)において、フィーダ制御部28は、第1のテープ送り機構20A、第2のテープ送り機構20Bを制御する。この制御は、部品実装装置1からの制御信号や、操作・表示パネル26からの操作入力や、スプロケット21Bに内蔵されたエンコーダ23からの信号に基づいて行われる。フィーダ制御部28は内部処理機能として挿入検出部28a、テープ脱落判定部28b、テープ脱落通知部28cを備えている。挿入検出部28aは、エンコーダ23によるスプロケット21Bの回転検出結果に基づいて、後続テープ14(2)がテープフィーダ5に挿入されたことを検出する。テープ脱落判定部28bは、同様にエンコーダ23によるスプロケット21Bの回転検出結果に基づいて、後続テープ14(2)が第2のテープ送り機構20Bのスプロケット21Bから脱落したことを判定する。
これらの挿入検出およびテープ脱落判定について、図7を参照して説明する。図7(a)は、先行テープ14(1)が既装着の状態において、新たな後続テープ14(2)をスプロケット21Cを経由してテープ導入口5dから導入してスプロケット21Bに係合させた状態を示している。後続テープ14(2)の装着動作時において、挿入検出部28aは回転検出手段であるエンコーダ23からの回転検出信号を監視し、図8(b)に示すように、スプロケット21Bの正方向(矢印d)の回転を検出したことに基づいて後続テープ14(2)がテープ導入口5dから挿入された(矢印f)と判定する。
したがってエンコーダ23および挿入検出部28aは、後続テープ14(2)がテープフィーダ5に挿入されたことを検出するテープ挿入検出部となっている。そしてこのテープ挿入検出部は、後続テープをテープ送りするテープ送り機構が備えたスプロケットが後続テープ14(2)の挿入に伴って回転することに基づき後続テープ挿入を検出する。
このテープ挿入において、後続テープ14(2)はスプロケット21Cによって保持されてはいるものの、作業者の不適切操作などによって大きな外力が作用するとスプロケット21Cによる保持力のみでは保持状態を維持できず、後続テープ14(2)がスプロケット21Bから離脱する不具合が生じる場合がある。本実施の形態においては、このようなテープ離脱を以下に説明する方法によって検出し、作業者に報知するようにしている。
すなわち後続テープ14(2)の装着動作時において、テープ脱落判定部28bはエンコーダ23からの回転検出信号を監視し、図8(c)に示すように、後続テープ14(2)をテープ送りする第2のテープ送り機構20Bが備えたスプロケット21Bの逆方向(矢印e)の回転を検出したことに基づいて、一旦挿入されてスプロケット21Bと係合したキャリアテープ14(2)が、スプロケット21Bとの係合を外れて逆方向(矢印g)へ移動して脱落したと判定する。したがってエンコーダ23およびテープ脱落判定部28bは、テープフィーダ5から後続テープ14(2)が脱落したことを検出するテープ脱落検出部となっている。
テープ脱落通知部28cは、テープ脱落判定部28bによって判定されたテープ脱落を、部品実装装置1の装置制御部29に通知する。そして装置制御部29は、部品実装装置1が備えた表示部15などの報知手段によって、後続テープ14(2)が脱落した旨を作業者に対して報知する。すなわちテープ脱落通知部28cおよび表示部15などの報知手段は、後続テープ14(2)が脱落したことを検出した場合にはその旨を報知するテープ脱落報知部となっている。
次に図8,図9を参照して、部品実装装置1における部品供給方法について説明する。この部品供給は、テープフィーダ5において複数のキャリアテープ14を、スプライシングレス方式によって順次テープ送りすることにより行われる。図8,図9は、相前後して送られる2つのキャリアテープ14のうち、先行して送られる先行テープ14(1)および後続して送られる後続テープ14(2)をテープ走行路5cに沿って順次テープ送りする過程を示している。
まず図8(a)は、先行テープ14(1)をテープ走行路5cに沿ってテープ送りしながら部品実装作業を実行中の状態を示している。すなわち、先行テープ14(1)はテープ導入口5dを介してテープフィーダ5に導入され、第1のテープ送り機構20Aにより部品吸着位置にピッチ送り(矢印w)されて(第1のテープ送り工程)、部品吸着位置にて実装ヘッド9によって電子部品が先行テープ14(1)から取り出される。
次いで部品実装作業を継続実行する過程において、先行テープ14(1)からの部品供給が終了に近づくと、図8(b)に示すように、後続テープ14(2)を部品補充のために追加してセットする。すなわち先行テープ14(1)がテープ押しつけ機構24によって第2のテープ送り機構20Bのスプロケット21Bに係合した状態で、後続テープ14(2)の先頭部をテープ導入口5dに配設されたスプロケット21Cを経由して導入して(矢印x)、スプロケット21Bと先行テープ14(1)との間に挿入する。
後続テープ14(2)の挿入を検出すると、第2のテープ送り機構20Bが駆動することにより、スプロケット21Bに係合した後続テープ14(2)は下流側へ送られ、後続テープ14(2)の先頭端部Tがテープストッパ機構25のストッパ部材25aに当接して停止する。すなわち、後続テープ14(2)の挿入を検出すると、スプロケット21Bが所定量回転して後続テープ14(2)をストッパ部材25aに当接するまでピッチ送りする。そしてこの状態で後続テープ14(2)は待機するとともに、第1のテープ送り機構20Aによる先行テープ14(1)のピッチ送りおよび実装ヘッド9による電子部品の取り出しが継続して実行される。
この後、先行テープ14(1)のテープ送りの途中において、図8(c)に示すように、先行テープ14(1)の末尾端部Eが第2のセンサS2によって検出され、検出結果はフィーダ制御部28(図6参照)に伝達される。そしてフィーダ制御部28は、予め設定された制御パターンに基づいて、第1のテープ送り機構20A、第2のテープ送り機構20Bを制御する。
すなわち、第2のセンサS2によって先行テープ14(1)の末尾端部Eを検出したならば、第2のテープ送り機構20Bを駆動して、既にストッパ部材25aによる一旦停止が解除された状態の後続テープ14(2)を、先頭端部Tが第2の検出位置P2まで到達するべく移動させる。そして図9(a)に示すように、後続テープ14(2)の先頭端部Tが第2のセンサS2によって検出されたならば、第2のテープ送り機構20Bを停止して後続テープ14(2)をこの位置で待機させる。そしてこの状態で、第1のテープ送り機構20Aによる先行テープ14(1)のピッチ送りおよび実装ヘッド9による電子部品の取り出しが継続して実行される。
さらに第1のテープ送り機構20Aによる先行テープ14(1)のピッチ送りを行う過程で、図9(b)に示すように、第1のセンサS1によって先行テープ14(1)の末尾端部Eを検出したならば、図9(c)に示すように、第2のテープ送り機構20Bを駆動して後続テープ14(2)の先頭端部Tを第2の検出位置P2から第1の検出位置P1まで移動させるべく、後続テープ14(2)をテープ送りする。これとともに、部品供給を終えた先行テープ14(1)はテープフィーダ5から排出される。
次に、図10、図11のフローに則して、図12および各図を参照しながら、先行テープ14(1)が装着された状態のテープフィーダ5に、部品補充のために後続して挿入された後続テープ14(2)の収納部品が、正しいか否かを照合する部品照合処理について説明する。
まず部品IDの読み込みが行われ(ST1)、後続テープ14(2)の収納部品に対応した部品IDを読み込む(部品ID読み込み工程)。すなわち作業者は、図5に示すように、部品補充を必要とするテープフィーダ5を対象として、新たな補充用の供給リール13を準備し、バーコードリーダ16を操作して供給リール13に貼付されたバーコードラベルLを読み取る。読み取り結果は、無線通信によって上位システム30を介して部品実装装置1に伝達される。
部品照合部34は、実装データ32a、部品配置データ32bを参照して、読み込まれた部品IDに対応するテープフィーダ5があるか否かを確認する(ST2)。ここで、対応するテープフィーダ無しと判断されたならば、エラー報知が行われる(ST3)。すなわち、図12(a)に示すように、「読み取られた部品IDのテープを挿入すべきテープフィーダがありません」というメッセージが、報知画面15aに表示される。
部品ID読み込み工程にて読み取った部品IDが正しく、(ST2)にて対応するテープフィーダありの場合には、当該テープフィーダ5を特定するための視覚的報知を行う(ST4)。ここでは、対応するテープフィーダ5の操作・表示パネル26に設けられた報知灯26dが点灯することにより、当該テープフィーダ5が対応するテープフィーダ5であることが視覚的に報知される。次いでキャリアテープ14の挿入が行われる(ST5)。すなわち作業者は、(ST4)にて報知の対象となったテープフィーダ5に、読み取り対象となった後続テープ14(2)を挿入する。次いでキャリアテープ挿入検出が行われる(ST5)。すなわち、後続テープ14(2)がテープフィーダ5に挿入されることにより第2のテープ送り機構20Bのスプロケット21Bが回転し、この回転をエンコーダ23が検出することに基づいて、挿入検出部28aが後続テープ挿入を検出する(テープ挿入検出工程)。
次にキャリアテープが挿入されたテープフィーダを特定する(ST7)。すなわちフィーダ特定部33はテープ挿入が検出されたテープフィーダを検出することにより、後続テープ14(2)の挿入が検出されたテープフィーダの装着位置を特定する(フィーダ特定工程)。次いで、このフィーダ特定工程にて特定されたテープフィーダと読み込まれた部品IDとの対応関係が正しいか否かを照合する(ST8)。すなわち部品照合部34によって、読み込まれた部品ID36aと特定されたテープフィーダの装着位置との対応関係が正しいか否かを、部品配置データ32bを参照することにより照合する(部品照合工程)。
ここで、対応関係が正しくない場合、すなわち挿入すべきでないテープフィーダ5にテープ挿入が行われてる場合にはエラー報知を行う(ST9)。このエラー報知では、その旨を報知部である表示部15に視覚的報知する。すなわち図12(b)に示すように、「テープが挿入されたテープフィーダが正しくありません」というメッセージ15cが、報知画面15aに表示される。また(ST8)にて部品IDとテープフィーダの装着位置との対応関係が正しと判断された場合には、部品照合が正常に行われたと判断して、部品情報書き込みが行われる(ST10)。すなわちフィーダ記憶部36に、当該部品ID36aが書き込まれる。
図11は、上述の部品照合処理が終了した後に、作業者の不注意など何らかの原因で、一旦テープフィーダ5に挿入された状態の後続テープ14(2)がテープフィーダ5から脱落した場合に実行されるテープ脱落時部品照合処理を示している。ここでは、まず図10のフローに示す各ステップ(ST1〜ST10)が完了して、部品ID36aが書き込まれた部品照合処理完了(ST20)の状態から処理ステップが開始する。
すなわちこの後テープ脱落が発生すると、エンコーダ23からの回転信号を受けたテープ脱落判定部28bによってテープ脱落が判定され、テープ脱落通知部28cによって部品実装装置1にその旨が通知される。この通知を受けた部品実装装置1では、部品照合工程後にテープフィーダ5から後続テープ14(2)が脱落したことを検出したと判断し、その旨を報知するテープ脱落報知(ST22)(テープ脱落報知工程)が行われるとともに、図10のフローに示す部品照合処理の再実行を作業者に要求する再照合要求(ST23)が行われる(再照合要求工程)。
すなわち表示部15において、図12(c)に示すように、「テープ脱落が検出されました」というテープ脱落報知のメッセージ15d、「部品照合作業を再度実行してください」という再照合要求のメッセージ15eが、報知画面15aに表示される。そしてこの再照合要求を承けた作業者は、図10のフローに示す処理を反復する再照合処理が実行される(ST24)。そして再照合処理実行後に、脱落した後続テープ14(2)をテープフィーダ5に再挿入する。このとき、フィーダ記憶部36に一旦書き込まれた部品ID36aを消去するデータ処理を行う(ST25)。これにより、誤った部品IDがそのまま記憶されて残留することによる不具合を回避することができる。
次いで再照合実行が確認済みであるか否かを、部品照合部34の処理履歴により判断する(ST26)。ここで確認済みであれば、部品照合処理は正常に実行されたと判断して、部品情報の書き込みを再度行う(ST27)。また再照合処理実行が未確認の場合には、(ST23)に戻って再照合要求を継続する。そして最終的に(ST26)により確認済みとなることにより、テープ脱落時部品照合処理を終了する。
上記説明したように、本実施の形態では、先行テープ14(1)が装着された状態のテープフィーダ5に部品補充のために後続して挿入された後続テープ14(2)の収納部品が正しいか否かを照合する部品照合処理において、後続テープ14(2)の収納部品に対応した部品IDを読み込むとともに後続テープ14(2)がテープフィーダ5に挿入されたことを検出することにより部品照合対象となるテープフィーダ5を特定し、読み込まれた部品IDと特定されたテープフィーダ5との対応関係が正しいか否かを照合することにより、作業者が後続テープ14(2)を挿入する際に生じる人為的な操作ミスを排除することができる。また部品照合後に、テープフィーダ5から後続テープ14(2)が脱落したことを検出したならば照合の再実行を作業者に要求することにより、脱落した後続テープ14(2)の再装着における作業ミスに起因する不具合を防止することができる。
本発明の部品照合方法および部品照合システムは、脱落した後続テープの再装着における作業ミスに起因する不具合を防止することができるという効果を有し、テープフィーダから電子部品を取り出して基板に実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
5c テープ走行路
5d テープ導入口
9 実装ヘッド
14 キャリアテープ
14(1) 先行テープ
14(2) 後続テープ
20A 第1のテープ送り機構
20B 第2のテープ送り機構
21A、21B,21C スプロケット
S1 第1のセンサ
S2 第2のセンサ
S3 第3のセンサ

Claims (6)

  1. 部品供給部に複数配列されたテープフィーダによってテープ送りされるキャリアテープから供給された部品を実装ヘッドによってピックアップして基板に実装する部品実装装置において、相前後して順次送られる2つの前記キャリアテープうち先行して送られる先行テープが装着された状態のテープフィーダに部品補充のために後続して挿入された後続テープの収納部品が正しいか否かを照合する部品照合方法であって、
    前記後続テープの収納部品に対応した部品IDを読み込む部品ID読み込み工程と、
    前記後続テープが前記テープフィーダに挿入されたことを検出するテープ挿入検出工程と、
    前記後続テープの挿入が検出されたテープフィーダを特定するフィーダ特定工程と、
    前記読み込まれた部品IDと前記特定されたテープフィーダとの対応関係が正しいか否かを照合する部品照合工程と、
    前記部品照合工程後にテープフィーダから前記後続テープが脱落したことを検出したならば前記照合の再実行を作業者に要求する再照合要求工程とを含むことを特徴とする部品照合方法。
  2. 前記後続テープが脱落したことを検出した場合にはその旨を報知するテープ脱落報知工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の部品照合方法。
  3. 前記テープ挿入検出工程において、前記後続テープをテープ送りするテープ送り機構が備えたスプロケットが前記後続テープの挿入に伴って回転することに基づき後続テープ挿入を検出することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の部品照合方法。
  4. 部品供給部に複数配列されたテープフィーダによってテープ送りされるキャリアテープから供給された部品を実装ヘッドによってピックアップして基板に実装する部品実装装置において、相前後して順次送られる2つの前記キャリアテープうち先行して送られる先行テープが装着された状態のテープフィーダに部品補充のために後続して挿入された後続テープの収納部品が正しいか否かを照合する部品照合システムであって、
    前記後続テープの収納部品に対応した部品IDを読み込む部品ID読み込み部と、
    前記後続テープが前記テープフィーダに挿入されたことを検出するテープ挿入検出部と、
    前記後続テープの挿入が検出されたテープフィーダを特定するフィーダ特定部と、
    前記み込まれた部品IDと前記特定されたテープフィーダとの対応関係が正しいか否かを照合する部品照合部と、
    前記照合後にテープフィーダから前記後続テープが脱落したことを検出したならば、前記照合の再実行を作業者に要求する再照合要求部とを備えたことを特徴とする部品照合システム。
  5. 前記後続テープが脱落したことを検出した場合にはその旨を報知するテープ脱落報知部をさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の部品照合システム。
  6. 前記テープ挿入検出部は、前記後続テープをテープ送りするテープ送り機構が備えたスプロケットが前記後続テープの挿入に伴って回転することに基づき後続テープ挿入を検出することを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の部品照合システム。
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