実施の形態1.
以下、図1から図17を用いて実施の形態1に係るデジタル放送受信装置について説明する。図1は実施の形態1に係るデジタル放送の放送システムの構成を示す図である。図2は実施の形態1に係るデジタル放送配信装置の構成を示す図である。図3は実施の形態1に係るEIT情報のデータ構造を示す図である。図4は実施の形態1に係るVOD再配信予定情報の例である。図5は実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の構成を示す図である。図6は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が作成する予約番組リストである。図7は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が作成する予約コンテンツリストである。図8は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が作成する録画番組リストである。図9は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が作成する録画コンテンツリストである。図10は実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の動作フローチャートである。図11は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画期間設定画面の例である。図12は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画期間情報の例である。図13は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部の録画要否判定の動作フローチャートである。図14は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が予約コンテンツ管理テーブルを作成する手順を説明する図である。図15は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が録画コンテンツ管理テーブルを作成する手順を説明する図である。図16は実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の再生時動作の動作フローチャートである。図17は実施の形態1に係る録画コンテンツリストの例である。
まず、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の説明の前提として、図1を用いて実施の形態1に係るデジタル放送の放送システムについて説明する。
実施の形態1に係るデジタル放送の放送システムは、デジタル放送配信装置1、デジタル放送受信装置2、VOD配信サーバ3から構成される。
デジタル放送配信装置1は、放送局などで運営され、映像や音声などの放送コンテンツのデータそのものや、この放送コンテンツ(第一放送コンテンツ)のデータとEIT(Event Information Table)情報を多重化し、放送波としてデジタル放送受信装置2へ配信する。ここで、EIT情報は、番組に関する情報であり、例えば、放送コンテンツ名や放送コンテンツの開始時間などをデータとして有する。なお、EIT情報は、その他の情報SDT(Service Description Table)情報(チャンネルに関する情報)等とともにSI(Service Information)情報として配信される。また、デジタル放送配信装置1はルータ等であるGW4aを介してインターネット等の通信ネットワーク5と接続されている。したがって、デジタル放送配信装置1は、放送コンテンツやSI情報をVOD配信サーバ3に通信ネットワーク5を介して配信することができる。また、デジタル放送配信装置1は放送コンテンツのデータを放送波としてデジタル放送受信装置2へ配信するものとしたが、ケーブル伝送信号等により放送コンテンツのデータを配信してもよい。以下の説明では放送波による放送コンテンツの配信を例として説明する。
デジタル放送受信装置2は、デジタル放送配信装置1より配信された放送波を受信する機器である。また、デジタル放送受信装置2は、デジタル放送配信装置1と同様、GW4bを介して通信ネットワーク5と接続されている。したがって、VOD配信サーバ3から通信ネットワーク5を介してVODにて再配信される放送コンテンツ(第二放送コンテンツ)を受信することができる。
VOD配信サーバ3は、VODにて再配信される放送コンテンツの配信を行うサーバ装置である。VOD配信サーバ3は、デジタル放送配信装置1から受信した放送コンテンツをVODにて再配信される放送コンテンツとしてVOD配信サーバ3から通信ネットワーク5、GW4cを介してデジタル放送受信装置2へ配信する。したがって、ユーザーはデジタル放送配信装置1から配信される放送コンテンツと対応する内容の放送コンテンツをVOD配信サーバ3を利用して視聴することができる。なお、ここでいう対応する内容とは、同じ内容の放送コンテンツであることをいう。ただし、同じ内容とは、完全同一でなくてもよく、放送コンテンツの再放送であれば編集等されていてもよい。
次に、デジタル放送配信装置1の構成について図2を用いて説明する。
デジタル放送配信装置1は映像符号化部11、音声符号化部12、SI情報生成部13、セクション化部14、Mux処理部15、データ配信部16、データ通信部17から構成される。
映像符号化部11は、放送コンテンツの映像信号を符号化する。
音声符号化部12は、放送コンテンツの音声信号を符号化する。
SI情報生成部13は、放送コンテンツ関連情報を基に、EIT情報を有するSI情報を生成する。放送コンテンツ関連情報とは、現在及び将来配信予定の放送コンテンツに関する情報であり、放送コンテンツ名や放送開始時刻等が含まれる。一般に、デジタル放送受信装置2は、このSI情報をもとにEPGを作成する。
セクション化部14は、SI情報生成部13が生成したSI情報を、セクション形式のSIテーブルに格納するセクション化を行う。
Mux処理部15は、映像符号化部11により符号化された映像信号と音声符号化部12により符号化された音声信号とにセクション化されたSI情報を多重化してトランスポートストリームを生成する。ここで、トランスポートストリームとは、多重信号形式の1つで、デジタル放送の多重化信号として採用されている信号形式である。トランスポートストリームは、映像信号、音声信号、SI情報を伝送路の種類によらず1つのストリームとして伝送できる。
データ配信部16はMux処理部15で生成されたトランスポートストリームを変調処理し、放送波としてデジタル放送受信装置2へ配信する。
データ通信部17はGW4aを経由して通信ネットワーク5と接続され、さらにGW4cを経由してVOD配信サーバ3へ放送コンテンツを配信する。
ここで、デジタル放送配信装置1が配信するSI情報に含まれるEIT情報について図3、図4を用いて詳細に説明する。図3は、実施の形態1に係るEIT情報のデータ構造を示す図である。図4は、実施の形態1に係るVOD再配信予定情報の例である。
図3に示すように、EIT情報は、「Event_information_section()」以下に、放送コンテンツに関する様々な情報が記述されている、例えば、放送コンテンツの開始時間「start_time」、放送コンテンツの長さ「duration」などである。これらの放送コンテンツに関する情報は、放送コンテンツを識別する識別子「event_id」に対応づけられて記述される。更に、後続する記述子領域「descriptor()」は別途定義される記述子が適宜挿入され、さまざまな放送コンテンツ関連情報を追加記載することができる。デジタル放送配信装置1は、VOD再配信予定情報を本記述子領域「descriptor()」に記述する。なお、VOD再配信予定情報とは、VODにて再配信される放送コンテンツに関する情報であり、図4に示すように、放送コンテンツ配信期間、契約ID(契約情報)、URIから構成される。ここで、契約IDは、VOD配信サーバ3が管理するIDである。一般に、デジタル放送受信装置2のユーザーは予めVOD配信サーバ3の管理者と契約している場合、契約IDに対応するコードをデジタル放送受信装置2内に記憶させている。このコードと契約IDとが鍵となり、ユーザーはVODにて再配信される放送コンテンツを視聴することができる。さらに、URIはインターネット上に存在するVODにて再配信される放送コンテンツの場所を指し示す情報であり、家庭用のインターネットで広く用いられているURIもURLの一種である。
次に、図5を用いて実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2の構成について説明する。図5は実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の構成を示す図である。
デジタル放送受信装置2は、内部バス200、アンテナ201、チューナー202、復調部203、Demux処理部204、復号処理部205、映像制御部206、表示画面制御部207、映像D/Aコンバータ208、モニター209、音声D/Aコンバータ210、スピーカ211、制御部212、通信部213、操作受信部214(録画予約情報受信部)、記憶部215、記憶容量監視部215a、VOD処理部216、放送コンテンツ録画期間設定部217、VOD再配信予定判断部218、放送コンテンツ録画管理部219から構成される。
内部バス200は、デジタル放送受信装置2内の各構成を接続する。各構成は、内部バス200を介して信号のやりとりを行う。
アンテナ201は、放送局から配信された放送波を受信する。
チューナー202は、アンテナ201で受信した放送波の同調処理及び、IF(Intermediate Frequency)信号への変換を行う。IF信号とは、放送波の周波数と元の映像信号等の周波数の間に設定した中間周波数のことをいう。
復調部203は変調された放送波を復調して、映像信号や音声信号、SI情報が多重化されたトランスポートストリームを出力する。
Demux処理部204は、復調部203で復調されたトランスポートストリームから映像信号や音声信号、SI情報を分離する。なお、分離したSI情報は後述する記憶部215へ出力される。
復号処理部205は、分離された映像信号や音声信号を復号化する処理を行う。
映像制御部206は、復号処理部205から取得した映像信号と、後述する表示画面制御部207から取得した画像イメージをミックスして映像D/Aコンバータ208へ出力する。
表示画面制御部207は、画像イメージを作成し、映像制御部206へ出力する。例えば、放送波を再生しながらEPG画面を表示させる場合、表示画面制御部207はトランスポートストリームから分離されたSI情報をもとに、表示画面制御部207にて放送コンテンツ名や放送コンテンツの開始時間等が表示されるEPG画面の画像イメージを作成し、映像制御部206へ出力する。すなわち、表示画面制御部207は、ユーザーが録画予約するための画面(録画コンテンツリスト)や録画予約を確認するための画面(予約コンテンツリスト)等、ユーザーによって操作される画面の画像イメージを作成する。
映像D/Aコンバータ208は、映像制御部206から入力された映像信号や画像イメージをデジタル/アナログ変換してモニター209へ出力する。
モニター209はアナログ映像信号に変換された映像信号を映像として表示する。
音声D/Aコンバータ210は、復号処理部205で復号された音声信号をデジタル/アナログ変換する。
スピーカ211は、アナログ音声信号に変換された音声信号を音声として再生する。
通信部213は、図1に示した、通信ネットワーク5とのデータ通信を行うインターフェースである。例えば、通信部213は、VOD配信サーバ3からVODにて再配信される放送コンテンツを受信する。
操作受信部214はリモコン214aを介してユーザーからの操作入力信号を受信する。例えば、操作受信部214は、録画予約、チャンネル変更、放送コンテンツ録画期間等の信号を操作入力信号として受信する。
記憶部215は、HDDなどの記憶媒体であり、Demux処理部204でトランスポートストリームから分離されたSI情報を記憶する。また、記憶部215はアンテナ201で受信した放送波の放送コンテンツが録画予約された場合、録画予約された放送コンテンツの映像信号及び音声信号を映像データ及び音声データとして記憶する。
記憶容量監視部215aは、記憶部215が残りどれだけの放送コンテンツを録画することが可能であるかを示す記憶容量の監視を行う。
VOD処理部216は通信部213で受信したVODにて再配信される放送コンテンツの再生処理を行う。ここでいう再生処理とは、ストリーミング形式で配信される放送コンテンツの復号処理をいう。
放送コンテンツ録画期間設定部217は、放送コンテンツ録画期間の設定、管理を行う。放送コンテンツ録画期間設定部217は、ユーザーのリモコン操作により、操作受信部214に放送コンテンツ録画期間が入力された場合に、操作内容を受けて記憶部215へ放送コンテンツ録画期間を記録する。
VOD再配信予定判断部218は、VODにて再配信される放送コンテンツの有無を判断する。具体的には、ユーザーから録画予約の操作がされた場合に、VOD再配信予定判断部218は、記憶部215から読み出したSI情報に含まれるEIT情報の記述子領域「descriptor()」を参照する。この記述子領域「descriptor()」にVOD再配信予定情報記述子が記述されているか否かで放送コンテンツがVODにて再配信されるかを判断する。VOD再配信予定情報識別子が有る場合にはVODにて放送コンテンツが再配信されるものと判断する。
放送コンテンツ録画管理部219は、予約コンテンツ管理テーブル及び、録画コンテンツ管理テーブルを作成する。ここで、予約コンテンツ管理テーブルとは、ユーザーが録画の予約を確認する場合にモニター209に表示される予約コンテンツリストを作成するための管理テーブルである。また、録画コンテンツ管理テーブルとは、ユーザーが録画予約した放送コンテンツを再生する際にモニター209に表示される録画コンテンツリストを作成するための管理テーブルである。さらに、放送コンテンツ録画管理部219は予約コンテンツ管理テーブル及び録画コンテンツ管理テーブルに記述する録画タイプの判定を行う。
ここで、予約コンテンツ管理テーブル、予約コンテンツリスト、録画コンテンツ管理テーブル、録画コンテンツリストについて図6から図9を用いて説明する。図6は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が作成する予約コンテンツ管理テーブルである。図7は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が作成する予約コンテンツリストである。図8は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が作成する録画コンテンツ管理テーブルである。図9は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が作成する録画コンテンツリストである。
予約コンテンツ管理テーブルは、図6に示すように、Event_ID、日付、放送コンテンツ名、録画タイプ、放送コンテンツ配信期間、アクセス先、契約IDから構成される。例えば、ユーザーが2012年12月3日に放送される映画「○○○」の録画予約をした場合、放送コンテンツ録画管理部219は、EIT情報からEvent_ID、日付、放送コンテンツ名を、EIT情報に含まれるVOD再配信予定情報から放送コンテンツ配信期間、アクセス先、契約IDを取得し、予約コンテンツ管理テーブルにこれらの情報を記述する。なお、日付は放送コンテンツがデジタル放送配信装置1から配信される放送日をいう。また、アクセス先は、録画タイプが「VOD」である場合はURI、録画タイプが「録画」である場合は放送コンテンツのファイルが記憶されている場所が記述される。このとき、予約コンテンツ管理テーブルの歴史館「△△」にはアクセス先が空欄となっている。これは、録画された後に録画された放送コンテンツのファイルの位置を書き込むため、予約コンテンツ管理テーブル作成時には空欄となっている。また、予約コンテンツ管理テーブルの項目は必ずしもEvent_ID、日付、放送コンテンツ名、録画タイプ、放送コンテンツ配信期間、アクセス先、契約IDでなくてもよく、例えば、放送コンテンツの開始時刻等、SI情報から取得できる情報であればよい。
予約コンテンツリストは、図7に示すように放送コンテンツが放送される日付と放送コンテンツ名からなる。この例において、ユーザーは映画「○○○」、7時のニュース、歴史館「△△」がそれぞれ録画予約されていることが確認できる。なお、予約コンテンツリストの項目は必ずしも日付、放送コンテンツ名から構成されるものではなく、予約コンテンツ管理テーブルを構成する項目であればよい。
録画コンテンツ管理テーブルは、図8に示すように、Event_ID、日付、放送コンテンツ名、録画タイプ、放送コンテンツ配信期間、アクセス先、契約IDから構成される。図6で説明した予約コンテンツ管理テーブルにおいて、録画タイプが「録画」である歴史館「△△」のアクセス先として、記憶部215に記載したファイルの位置が記載されている。その他の項目において、録画コンテンツ管理テーブルは予約コンテンツ管理テーブルと同じ構成であるため説明を省略する。
録画コンテンツリストは、図9に示すように放送コンテンツ名、日付、録画タイプから構成される。放送コンテンツ録画管理部219は、ユーザーによって視聴を希望する録画コンテンツリスト上の放送コンテンツが選択されると、通信部213は、選択された放送コンテンツのアクセス先を録画コンテンツ管理テーブルから参照してアクセス先へ自動で接続する。なお、録画コンテンツリストは、必ずしも放送コンテンツ名、日付、録画タイプのみから構成されるものではなく、録画コンテンツ管理テーブルを構成する項目であればよい。
ここで、放送コンテンツ録画管理部219の録画タイプの判定について説明する。
放送コンテンツ録画管理部219は、ユーザーが視聴を希望する放送コンテンツの録画予約をした場合、この放送コンテンツの放送コンテンツ配信期間とユーザーが設定した放送コンテンツ録画期間に基づいて録画タイプを判定する。具体的には、放送コンテンツ録画管理部219は、放送コンテンツ配信期間に含まれない放送コンテンツ録画期間が存在する場合、録画と判定し、それ以外の場合はVODと判定する。例えば、図6の映画「○○○」を例とすると、ユーザーが設定した放送コンテンツ録画期間が「2012/12/4 ― 2012/12/25」であった場合、放送コンテンツ録画期間は放送コンテンツ配信期間「2012/12/4 ― 2013/2/10」に全て含まれる。したがって、放送コンテンツ録画管理部219は録画タイプとしてVODと判定する。
一方、図6の歴史館「△△」を例とすると、ユーザーが設定した放送コンテンツ録画期間が「2012/12/19 ― 2012/12/27」であった場合、放送コンテンツ録画期間は放送コンテンツ配信期間「2012/12/19 ― 2012/12/24」に含まれない期間「2012/12/25 − 2012/12/27」が存在する。
このように、放送コンテンツ配信期間に含まれない放送コンテンツ録画期間が存在する場合に、放送コンテンツ録画管理部219が録画タイプとしてVODと判定してしまうと、ユーザーは「2012/12/25 − 2012/12/27」の期間、視聴したい放送コンテンツ歴史館「△△」を視聴することができない。したがって、放送コンテンツ録画管理部219は録画タイプとして録画と判定する。
なお、VODにて再配信される放送コンテンツが複数の放送コンテンツ配信期間に分かれて配信されるような場合も考えられる。この場合においても、放送コンテンツ録画管理部219は、放送コンテンツ配信期間に含まれない放送コンテンツ録画期間が存在する場合、録画と判定し、それ以外の場合はVODと判定する。例えば、放送コンテンツ配信期間が「2012/12/4 ― 2013/2/10、2013/2/15 ― 2013/3/25」、放送コンテンツ録画期間が「2012/12/4 ― 2013―3/25」である場合、放送コンテンツ配信期間に放送コンテンツ録画期間に含まれない期間「2013/2/11−2013/2/14」が存在するため、放送コンテンツ録画管理部219は録画タイプとして録画と判定する。
なお、放送コンテンツ録画管理部219で録画すると判定された放送コンテンツは、記憶部215に記憶される。記憶部215に記憶されている放送コンテンツは復号処理部205で復号処理され、映像制御部206、映像D/Aコンバータ208、モニター209、音声D/Aコンバータ210、スピーカ211、によって再生される。
なお、放送コンテンツ録画管理部219でVODと判定された放送コンテンツは、通信部213により、VOD配信サーバ3から放送コンテンツが受信される。VODにて再配信される放送コンテンツは、VOD処理部217でストリーミング処理されて映像制御部206、映像D/Aコンバータ208、モニター209、音声D/Aコンバータ210、スピーカ211、によって再生される。
また、復号処理部205、映像制御部206、映像D/Aコンバータ208、モニター209、音声D/Aコンバータ210、スピーカ211、VOD処理部216を総称して放送コンテンツ再生部とする。
制御部212は内部バス200を介して各構成の動作を制御する。
次に、図10〜図17を用いて実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2の動作を説明する。図10は実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の動作フローチャートである。図11は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画期間設定画面の例である。図12は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画期間情報の例である。図13は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部の録画要否判定の動作フローチャートである。図14は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が予約コンテンツ管理テーブルを作成する手順を説明する図。図15は実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部が録画コンテンツ管理テーブルを作成する手順を説明する図である。図16は実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の再生時の動作フローチャートである。図17は実施の形態1に係る録画コンテンツリストの例である。なお、以下の説明においては、ユーザーによって2013年12月25日に放送される「ドラマ「XYZ」」を録画予約された例を用いる。すなわち、図8における録画コンテンツ管理テーブルに「ドラマ「XYZ」」を追加する動作について説明する。
S1において、アンテナ201は多重化された放送コンテンツのデータとSI情報とからなる放送波をデジタル放送配信装置1から受信する。このとき、SI情報にはドラマ「XYZ」に関するEIT情報及びEIT情報に含まれるVOD再配信予定情報が含まれるものとする。また、EIT情報には、Event_ID「114」、放送コンテンツ名「ドラマ「XYZ」」、日付「2013/12/25」が含まれるものとする。さらに、VOD再配信予定情報には、放送コンテンツ配信期間「2013/12/26−2014/2/26」、アクセス先のURI「http://www.***」、契約ID「1345」が含まれるものとする。
また、復調部203は受信した放送波を復調してトランスポートストリームとしてDemux処理部204へ出力する。
さらに、Demux処理部204はトランスポートストリームを放送コンテンツとSI情報に分離する。分離されたSI情報は、記憶部215に記憶される。
S2において、ユーザーは視聴を希望し録画する放送コンテンツ「ドラマ「XYZ」」をEPG画面等からリモコン214aの操作によって選択する。なお、以下の説明において、ユーザーが視聴を希望し、録画する放送コンテンツを「録画コンテンツ」として説明する。
放送コンテンツ録画期間設定部217は、録画コンテンツ「ドラマ「XYZ」」が選択されたことをうけて、モニター209に放送コンテンツ録画期間設定画面を表示させる。放送コンテンツ録画期間設定画面は、ユーザーが放送コンテンツ録画期間を設定するための画面である。例えば、図11は録画予約の際に表示される放送コンテンツ録画期間設定画面であり、放送コンテンツ録画期間「30日間」が登録されている。放送コンテンツ録画期間は放送コンテンツの種類で変更することも可能である。例えば、ユーザーは放送コンテンツ録画期間設定画面上において、放送コンテンツがドラマである場合は60日間、映画である場合には40日間等、放送コンテンツ録画期間を自由に設定することができる。図11の放送コンテンツ録画期間設定画面は、ドラマは放送コンテンツの放送日から60日、映画は放送コンテンツの放送日から40日、ドラマ及び映画以外の放送コンテンツは放送日から30日間、記憶部215に録画コンテンツを記憶しておくことを意味する。なお、以下の説明では放送コンテンツ録画期間の値は、放送日の翌日から起算するものとして説明する。
また、放送コンテンツ録画期間設定部217は、ユーザーからのリモコン操作により放送コンテンツ録画期間が設定された場合に、図12に示す放送コンテンツ録画期間情報を作成する。放送コンテンツ録画期間情報は放送コンテンツ録画期間設定部217で設定された放送コンテンツ録画期間と、放送コンテンツの種別とが対応付けられた情報である。放送コンテンツ録画期間設定部217は放送コンテンツ録画期間情報を記憶部215へ出力する。
さらに、記憶部215は、放送コンテンツ録画期間情報を受けて記憶する。
S3において、放送コンテンツ録画管理部219は録画予約された録画コンテンツについて録画の要否を判定する。ここで、以下に図13を用いてS3の放送コンテンツ録画管理部219による録画の要否判定の動作について詳細に説明する。なお、図13は実施の形態1に係る録画要否判定の動作フローチャートである。
S31において、放送コンテンツ録画管理部219は、録画予約された録画コンテンツ「ドラマ「XYZ」」の配信予定の有無を確認するため、VOD再配信予定判断部218に「ドラマ「XYZ」」の「Event_ID」を出力する。
VOD再配信予定判断部218は、「ドラマ「XYZ」」の「Event_ID」に基づいて記憶部215のSI情報を参照する。また、VOD再配信予定判断部218は、SI情報に含まれるEIT情報の記述子領域「descriptor()」を参照する。VOD再配信予定判断部218は、記述子領域「descriptor()」にVOD再配信予定情報記述子があった場合、「ドラマ「XYZ」」がVODにて再配信されると判断する。さらに、VOD再配信予定判断部218は、VOD再配信予定情報を取得し、放送コンテンツ録画管理部219に出力する。
放送コンテンツ録画管理部219は、VOD再配信予定判断部218から「ドラマ「XYZ」」のVOD再配信予定情報を取得し、予約コンテンツ管理テーブルに「ドラマ「XYZ」」の情報(Event_ID、日付、放送コンテンツ名、放送コンテンツ配信期間、アクセス先、契約ID)を登録する。この例の場合、図14に示すように、放送コンテンツ録画管理部219は、Event_ID「114」、日付「2013/12/25」、放送コンテンツ名「ドラマ「XYZ」」、放送コンテンツ配信期間「2013/12/26―2014/2/26」、URI「http://www.***」、契約ID「1345」を予約コンテンツ管理テーブルに登録し、S32へ進む。なお、仮にVOD再配信予定情報が無かった場合、放送コンテンツ録画管理部219は「ドラマ「XYZ」」がVODにて再配信されないと判断し、S4へ進む。
S32において、放送コンテンツ録画管理部219は、VOD再配信予定判断部218から取得したVOD再配信予定情報から契約IDを参照し、「ドラマ「XYZ」」がデジタル放送受信装置2において契約済みであるか否かを判定する。この例では契約済み(無料も含む)であるとし、S33へ進む。なお、仮に契約済みでない場合はS4へ進む。
S33において、放送コンテンツ録画管理部219は放送コンテンツ録画期間に放送コンテンツ配信期間が含まれるか判定する。放送コンテンツ録画管理部219は、記憶部215から放送コンテンツ録画期間を取得し、予約コンテンツ管理テーブルに登録された放送コンテンツ配信期間と比較する。この例の場合、放送コンテンツ配信期間が「2013/12/26−2014/2/26」、放送コンテンツ録画期間が放送日「2013/12/25」の翌日から「60日」なので「2013/12/26−2013/2/23」であり、放送コンテンツ録画期間が放送コンテンツ配信期間の中に含まれるので、放送コンテンツ録画管理部219は、放送された「ドラマ「XYZ」」の録画の代替としてVODにて再配信される「ドラマ「XYZ」」が適すると判定し、図14の予約コンテンツ管理テーブルの録画タイプに「VOD」と登録し、S5へ進む。
なお、仮に、放送コンテンツ録画期間が放送コンテンツ配信期間の中に含まれなかった場合、放送コンテンツ録画管理部219は、VODにて再配信される「ドラマ「XYZ」」は録画の代替として不適であると判定し、予約コンテンツ管理テーブルの録画タイプに「録画」と登録し、S4へ進む。
また、仮にS4に進んだ場合、録画予約した「ドラマ「XYZ」」の放送開始時間に、放送コンテンツ録画管理部219は予約録画リストに登録した録画タイプ「録画」を制御部212へ通知する。さらに制御部212はDemux処理部204にアクセスし、S1において分離された放送コンテンツ「ドラマ「XYZ」」の映像信号及び音声信号を記憶部215へ記憶させる。
S5において、デジタル放送受信装置2はユーザーからの操作を受けて、録画又はVODと判定した録画コンテンツの再生を実行する。以下、図16を用いて再生動作について説明する。図16は、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2の再生時の動作フローチャートである。
S51において、ユーザーは録画コンテンツリストから録画予約した録画コンテンツを選択する。例えば、図17の録画コンテンツリストにおいて、ユーザーが「ドラマ「XYZ」」を選択した場合、放送コンテンツ録画管理部219は、ユーザーが選択した「ドラマ「XYZ」」に該当する録画コンテンツを録画コンテンツ管理テーブル(図15)から検出する。
S52において、放送コンテンツ録画管理部219は、録画コンテンツ管理テーブルから検出された「ドラマ「XYZ」」の録画タイプを参照し、「VOD」又は「録画」を判定する。この例の場合、検出した録画コンテンツの録画タイプが「VOD」であるため、S53へ進む。なお、仮に検出した録画コンテンツの録画タイプが「録画」である場合、S54へ進む。
S53において、放送コンテンツ録画管理部219は、検出した録画コンテンツ「ドラマ「XYZ」」の録画タイプが「VOD」であるので、録画コンテンツ管理テーブル232の「ドラマ「XYZ」」の行のアクセス先に記載されているURI「URI:http://www.***」を制御部212へ出力する。制御部212は、通信部213にURIで示されるVOD配信サーバ3の格納場所にアクセスさせる。さらに、通信部213は、VODにて再配信される「ドラマ「XYZ」」を受信する。また、VOD処理部216は、通信部213からVODにて再配信される録画コンテンツのデータを取得し、VODにて再配信される録画コンテンツの再生処理を開始する。
なお、放送コンテンツ録画管理部219は、仮に、検出した録画コンテンツの録画タイプが「録画」である場合、S54において、録画コンテンツ管理テーブルの「ドラマ「XYZ」」の行に記載されているアクセス先を制御部212に出力する。制御部212はアクセス先を用いて、放送コンテンツ再生部に記憶部215に記憶されている放送コンテンツを再生させる。
なお、記憶部215は指定された放送コンテンツ録画期間が過ぎると、記憶した録画コンテンツを削除する。以上の動作で実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2の動作は終了する。
なお、実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部219は、記憶容量監視部215aの情報に基づいて、録画の要否を判定してもよい。例えば、放送コンテンツ録画管理部219は記憶部215の残りの記憶容量がある一定量を下回るまでは常に録画と判定し、記憶容量がある一定量を下回った時にはじめて録画の要否判定をするようにしてもよい。このように構成することで、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2は、記憶部215の記憶容量に十分に余裕がある場合は全て録画コンテンツを録画するので、必要以上のVOD再配信コンテンツの視聴を抑え、通信ネットワーク5の利用を制限して通信費を抑えることができる。
また、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2において、放送コンテンツ録画管理部219を記憶容量監視部215aの情報に基づいて、録画の要否を判定するように構成した場合、録画コンテンツの録画中に記憶部215の記憶容量が不足することも想定される。この場合、現在、記憶部215に録画されている録画コンテンツの中で、放送コンテンツ録画期間が放送コンテンツ配信期間に含まれる録画コンテンツについては削除するように構成することも可能である。このように構成すれば、録画中に記憶容量が不足した場合においても、録画コンテンツの録画を実行することができる。
さらに、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2において、放送コンテンツ録画期間中で放送コンテンツ配信期間が複数回に分かれているような場合が考えられる。通常、このような場合には放送コンテンツ録画管理部219は録画タイプを「録画」と判定するが、放送コンテンツ録画管理部219は録画対象の録画コンテンツを一旦、録画し、VODにて再配信される放送コンテンツの視聴ができる状況になった際に録画コンテンツを削除するように構成することも可能である。これにより、ユーザーは録画コンテンツの見逃しを防ぐことができる。さらに、記憶部215の記憶容量を有効に活用することができる。
なお、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2は、通信部213でVODにて再配信される放送コンテンツを受信するものとしたが、VODに限らず、インターネット等の通信ネットワーク5を介して配信される放送コンテンツであればよい。
また、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2は、EIT情報にVOD再配信予定情報を記述する例を示したが、これに限らず、SDT情報等の放送コンテンツ配信期間を記述可能な情報であればEIT情報にVOD再配信予定情報が記述されていなくてもよい。
さらに、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2において、VOD再配信予定情報はEvent_ID、日付、放送コンテンツ名、放送コンテンツ配信期間、URI、契約IDから構成される例を示したが、これに限らず、URIのみから構成されてもよい。例えば、デジタル放送受信装置2は、VODにて再配信される放送コンテンツのアクセス先となるURIのみをEIT情報に記述し、このURIへアクセスすることによりVODにて再配信される放送コンテンツの放送コンテンツ配信期間などを取得してもよい。
なお、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2は、アンテナ201及び通信部213(アンテナ201と通信部213を総称して放送コンテンツ情報受信部とする)を内部に設ける構成としたが、外部に設けてもよい。
また、実施の形態1に係る放送コンテンツ録画管理部219の説明において、予約コンテンツ管理テーブル及び録画コンテンツ管理テーブルはEvent_ID、日付、放送コンテンツ名、放送コンテンツ配信期間、URI、契約IDからなることとしたが、SI情報、EIT情報、VOD再配信予定情報のいずれかに含まれる情報であれば追加して管理することが可能である。例えば、開始時刻や放送局名等を追加することも可能である。また、予約コンテンツリスト及び録画コンテンツリストについても、SI情報、EIT情報VOD再配信予定情報のいずれかに含まれる情報であれば追加することが可能である。
さらに、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2において、放送コンテンツ録画期間は、放送コンテンツ録画期間設定画面により、予め録画する録画コンテンツの種類に応じて指定されるように構成したが、これに限らず、録画予約する録画コンテンツごとに詳細に指定されるように構成することも可能である。また、放送コンテンツ録画期間設定画面の形式はこれに限らず、特定の日付が入力されるように構成されてもよい。
なお、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2において、放送コンテンツ録画管理部219は、放送コンテンツ録画期間と放送コンテンツ配信期間とを比較し、放送コンテンツ配信期間に含まれない放送コンテンツ録画期間が存在する場合、録画と判定し、それ以外の場合はVODと判定した。本発明はこれに限られず、放送コンテンツ録画期間が放送コンテンツ配信期間に含まれない期間の日数が所定の閾値以下である場合に録画と判定するように構成してもよい。例えば、放送コンテンツ録画管理部219は、放送コンテンツ録画期間と放送コンテンツ配信期間とを比較し、放送コンテンツ録画期間が放送コンテンツ配信期間に含まれない期間が5日以内であれば録画コンテンツの録画を行わず、VODにて再配信される放送コンテンツを再生するようにすることができる。
また、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2において、放送コンテンツ配信期間は日付で管理されるものとしたが、これに限られず、時間で管理してもよい。例えば、放送コンテンツ配信期間を「2012/12/4 15:00 ― 2013/2/10 17:00」のように時間を加えて表記してもよい。
さらに、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2は、VODにて再配信される放送コンテンツをストリーミング形式で受信するとしたが、これに限られず、ダウンロード形式で受信するものとしてもよい。ダウンロード形式で受信するものとした場合、デジタル放送受信装置2は、通信部213から受信したVODにて再配信される放送コンテンツのデータを記憶部215で記憶する。
以上のように、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2において、放送コンテンツ録画管理部219は、放送コンテンツ配信期間に含まれない放送コンテンツ録画期間が存在する場合、録画と判定し、それ以外の場合はVODと判定する。したがって、ユーザーは放送コンテンツ配信期間を考慮することなく、録画コンテンツの録画又はVODを選択することができる。
また、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2において、放送コンテンツ録画管理部219は、放送コンテンツ配信期間に含まれない放送コンテンツ録画期間が存在する場合、録画と判定し、それ以外の場合はVODと判定するので、記憶部215に録画コンテンツを記憶させるデータ量が減少し、記憶容量を有効に活用することができる。
実施の形態2.
実施の形態1に係るデジタル放送受信装置2は、放送コンテンツに多重化されたSI情報のEIT情報に記述されたVOD再配信予定情報に基づいて、録画の要否を判定した。
しかし、この方式では、EIT情報にVOD再配信予定情報が記述されていることが前提である。そこで、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置2は、EIT情報にVOD再配信予定情報が記述されていない場合においても、放送コンテンツに多重化されたEIT情報から放送コンテンツに関する検索クエリを作成し、検索サーバにアクセスすることによってVOD再配信予定情報を得ることを特徴とする。以下、図18を用いて、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置について説明する。なお、実施の形態1に係るデジタル放送の放送システム、デジタル放送配信装置及びデジタル放送受信装置の構成に相当する部分には図1、図2及び図5と同一符号を付してその説明を省略する。
まず、図18を用いて、実施の形態2に係るデジタル放送の放送システムの構成について説明する。
実施の形態2に係るデジタル放送の放送システムは検索サーバ6を有する。デジタル放送受信装置2は、通信部213により通信ネットワーク5を介して前記検索サーバ6と接続され、VOD再配信予定情報を受信する。また、以下の説明においてVOD配信サーバ3は複数存在するものとする。
検索サーバ6は、ユーザーが録画予約の操作をした際に、デジタル放送受信装置2の通信部213から後述する検索クエリを受信して、VODにて再配信される放送コンテンツを検索する。また、検索サーバ6は検索によってVODにて再配信される放送コンテンツと、その放送コンテンツが配信されるVOD配信サーバ3を特定する。さらに、検索サーバ6は特定したVOD配信サーバ3から特定した放送コンテンツのVOD再配信予定情報を取得する。なお、VOD再配信予定情報は、図4に示したVOD再配信予定情報と同様、放送コンテンツ配信期間、契約ID、アクセス先から構成される。検索サーバ6はデジタル放送受信装置2に通信ネットワーク5を介してVOD再配信予定情報を送信する。検索サーバ6は、例えば、インターネット上で公開されているビデオ検索API(Application Program Interface)を提供しているサーバである。
次に、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置2について説明する。なお、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の構成に相当する部分には図5と同一符号を付してその説明を省略する。以下、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置2の動作について説明する。
放送コンテンツ録画管理部219は、ユーザーによってEPG上から放送コンテンツが録画予約の対象として選択されると、録画予約された録画コンテンツの配信予定の有無を確認するため、VOD再配信予定判断部218に録画コンテンツのEvent_IDを出力する。
VOD再配信予定判断部218は、記憶部215に記憶されているSI情報から、録画コンテンツの放送コンテンツ名、放送コンテンツの開始時間、出演者等の放送コンテンツ関連情報を取り出す。また、VOD再配信予定判断部218は、放送コンテンツ関連情報を基に検索クエリを作成する。ここで、検索クエリとは録画予約された録画コンテンツに対応するVODにて再配信される放送コンテンツを特定するための検索キーワードであり、検索キーワードを文字列等として表したものである。例えば、ユーザーが視聴したい放送コンテンツが図15に示した「ドラマ「XYZ」」であり、使用するVOD再配信予定情報を「放送コンテンツ名、日付」とした場合、検索クエリは「ドラマ「XYZ」&2013/12/25」となる。
また、VOD再配信予定判断部218は通信部213を介して前記検索サーバ6に検索クエリを送信する。
通信部213は、検索クエリに基づいて検索サーバ6が特定した録画コンテンツのVOD再配信予定情報を通信ネットワーク5を介して検索サーバ6から受信する。
VOD再配信予定判断部218は通信部213からVOD再配信予定情報を取得して放送コンテンツ配信期間を放送コンテンツ録画管理部219へ出力する。以降の動作については実施の形態1のS3の録画の要否判定と同様であるため、省略する。
なお、VOD再配信予定判断部218は、検索サーバ6にて複数のVODにて再配信される放送コンテンツを検出した場合には、契約済みのVODにて再配信される放送コンテンツを優先して選択し、選択されたVODにて再配信される放送コンテンツのVOD配信予定情報を放送コンテンツ録画管理部219へ出力する。また、VOD再配信予定判断部218は検索サーバ6にて、契約済みのVODにて再配信される放送コンテンツを複数検出した場合、放送コンテンツ配信期間の長いものを優先して選択する。
なお、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置2は、放送コンテンツ関連情報に基づいて検索クエリを作成し、検索クエリを検索サーバ6へ送信してVOD再配信予定情報を取得するように構成したが、直接VOD配信サーバ3にアクセスしてVOD再配信予定情報を得るように構成してもよい。
以上のように、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置2は、通信ネットワーク5を介して検索サーバ6にアクセスすることにより、EIT情報にVOD再配信予定情報が記述されていない場合においても、録画コンテンツのVOD再配信予定情報を入手することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るデジタル放送受信装置2aは、放送コンテンツ送信部220を備え、アンテナ201で受信した放送波及び通信部213で受信したVODにて再配信される放送コンテンツをテレビ等の受像機に出力するように構成する。以下、図19を用いて実施の形態3に係るデジタル放送受信装置2aについて説明する。なお、実施の形態1に係るデジタル放送の放送システム、デジタル放送配信装置及びデジタル放送受信装置の構成に相当する部分には図1、図2及び図5と同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態3に係るデジタル放送受信装置2aは、映像制御部206、表示画面制御部207、映像D/Aコンバータ208、モニター209、音声D/Aコンバータ210、スピーカ211に代えて放送コンテンツ送信部220を備える。
放送コンテンツ送信部220は、アンテナ201から受信した放送波がチューナー202、復調部203、Demux処理部204、複合処理部205を介して処理された後、放送波の放送コンテンツの映像信号及び音声信号をテレビ等の受像機に出力する。
なお、実施の形態3に係る放送コンテンツ送信部220は、復号処理部205で映像信号及び音声信号を復号して、映像信号及び音声信号を送信する構成としたが、復号処理部205を介さずに符号化された映像信号及び音声信号を送信するようにしてもよい。
以上のように、実施の形態3に係るデジタル放送受信装置2aは、放送コンテンツ送信部220を備えるので、を録画した放送コンテンツ及びVODにて再配信される放送コンテンツを外部の機器で再生することができる。