JP6083230B2 - シフト装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献1には、シフトレバーに代えてダイヤルを用い、ダイヤルの回動により車両のシフトレンジを電気的に制御するシフトバイワイヤ方式のシフト装置が提案されている。
このシフト装置では、ダイヤルは常に原点位置に復帰するように設けられており、ダイヤルを原点位置から時計回り方向あるいは反時計回り方向に所定角度だけ1回動動作する毎にシフトレンジを1段切り替えるようにしている。したがって、ダイヤルを回動操作するという簡単な操作によって中立レンジ、Dレンジ、Lレンジ、後進レンジが切り替えられる。なお、駐車レンジへの切り替えはPボタンの押圧操作によってなされる。
また、車両における現在のシフトレンジは、表示部によって表示されるように構成されている。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、操作性に優れかつ現在のシフトレンジのポジションを簡単に把握する上で有利なシフト装置を提供することを目的とする。
また、シフトレバーが中立位置でかつシフトレンジが前進レンジであるときにシフトレバーの揺動が禁止されるため、シフトレバーを中立位置から駐車位置へあるいは中立位置から後進位置へ揺動操作することができず、前進走行中にシフトレバーに誤って手や脚がぶつかったとしても、シフトレバーは揺動することなく中立位置に保持される。
請求項2、3記載の発明によれば、ダイヤルの回転操作によって前進走行に関するシフトレンジの切り替えを行ない、シフトレバーの揺動操作によって前進走行以外のシフトレンジの切り替えを行なうため、運転者は、前進走行のシフトレンジにあるのか、前進走行以外のシフトレンジにあるのかを、直感的に簡単に把握できる。
請求項4記載の発明によれば、シフトレバーの揺動位置が車両の前後方向の前方から後方に向かって駐車位置、中立位置、後進位置の順番で配置されているので、シフトレバーの揺動位置を直感的に把握しやすく操作性の向上を図る上で有利となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は第1の実施の形態に係るシフト装置10Aを含むシフト制御装置100の全体構成を示すブロック図、図2はシフト装置10Aの構成を示す断面図、図3は図2をAA方向から見た図であり、(A)はシフトレンジが中立レンジにある場合を示し、(B)はシフトレンジが前進レンジにある場合を示す。
図1に示すように、シフト制御装置100はシフトバイワイヤ方式であり、シフト装置10Aと、自動変速機12とを含んで構成され、電気的な制御により車両(自動変速機12)のシフトレンジを切り替えるものである。
なお、本実施の形態では、シフト装置10Aが自動変速機12を搭載した車両に搭載される場合について説明するが、本発明は、自動変速機12を搭載しないハイブリッド自動車や電気自動車にも適用可能である。
シフト装置本体14Aは、ケース18と、シフトレバー20と、ダイヤル22と、シフトレバー支持機構24と、シフトレバー揺動規制機構26と、回転位置検出手段28と、揺動位置検出手段30とを含んで構成されている。
本実施の形態では、ケース18は、運転席と助手席との間に配置されたコンソールボックス32の内部に配置され、ケース18の上方にはコンソールパネル34が位置している。
図3(A)に示すように、ケース18の上壁1802に車両の前後方向に延在するガイド溝36が形成されている。
ガイド溝36は、車両の前後方向に沿ったシフトレバー20の揺動を案内するものである。
ガイド溝36は、一定幅を有し車両の前後方向に沿って直線状に延在する直線ガイド溝3602と、直線ガイド溝3602の延在方向の中央に形成され直線ガイド溝3602の幅よりも大きな直径の円形溝3604とを備える。
また、シフトレバー20の揺動を許容するため、図2に示すように、コンソールパネル34に、車両の前後方向に延在する長溝3402が形成されている。
球状部2004は、ケース18の底壁に設けられたシフトレバー支持機構24により、球状部2004の中心を中心として回転可能に、また、球状部2004の中心を中心としてあらゆる方向に揺動可能に支持されている。
係止部2006は、ガイド溝36に挿入され、これによりシフトレバー20の車両の前後方向に沿った揺動が案内される。
また、本実施の形態では、シフトレバー20の揺動位置は、駐車レンジに対応する駐車位置と、中立レンジに対応する中立位置と、後進レンジに対応する後進位置とを含み、車両の前後方向の前方から後方に向かって駐車位置、中立位置、後進位置の順番で配置されている。
ダイヤル22の直下の軸部2002の箇所は、コンソールパネル34の長溝3402に挿入されている。
図4に示すように、ダイヤル22の上面には、周方向に間隔をおいてシフトポジションを示す記号が表示されている。
ダイヤル22の回転位置は、基準位置と、基準位置からダイヤル22の回転方向に沿って並べられ複数の前進レンジのそれぞれに対応する複数の前進位置とを含む。
本実施の形態では、ダイヤル22の上面に、基準位置、複数の前進位置に対応する箇所にそれぞれの位置を示す記号が表示され、コンソールボックス32の上板でダイヤル22の前方の箇所にダイヤル22の各記号を特定する指標38が表示されている。
記号「N」は、基準位置に対応する箇所に表示されており、中立レンジに対応する中立位置を示す。
記号「D」、「3」、「2」、「L」は、複数の前進レンジに対応する複数の位置に対応する箇所にそれぞれ表示されている。
記号「D」は、ドライブレンジに対応するドライブ位置を示す。
記号「3」は、3レンジに対応する3速位置を示す。
記号「2」は、2レンジに対応する2速位置を示す。
記号「L」は、ローレンジに対応するロー位置を示す。
また、コンソールパネル34の上面にもシフトポジションを示す記号が表示されている。すなわち、ダイヤル22の前方の箇所にシフトレバー20の駐車位置を示す記号「P」が表示され、ダイヤル22の後方の箇所にシフトレバー20の後進位置を示す記号「R」が表示されている。
前記ディテント機構は、シフトレバー20の揺動位置を駐車レンジに対応する駐車位置、中立レンジに対応する中立位置、後進レンジに対応する後進位置のそれぞれに対応した位置で係止すると共に、ダイヤル22の回転位置を中立位置、複数の前進位置のそれぞれに対応した位置で係止するものである。
本実施の形態では、図3(A)、(B)に示すように、シフトレバー揺動規制機構26は、ケース18のガイド溝36と、シフトレバー20の係止部2006とによって構成される。
すなわち、係止部2006の幅は、直線ガイド溝3602内で係止部2006が車両の前後方向に案内されるように、直線ガイド溝3602の幅よりも僅かに小さい寸法で形成されている。
また、係止部2006の長さは、円形溝3604内で係止部2006が回転できるように、円形溝3604の内径よりも僅かに小さい寸法で形成されている。
また、シフトレバー20は、係止部2006の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致して係止部2006の少なくとも一部が直線ガイド溝3602に挿入されることにより回転不能となる。言い換えると、シフトレバー20が駐車位置と後進位置に位置した状態で、ダイヤル22は回転不能となる。
また、シフトレバー20は、係止部2006の長手方向の中心が円形溝3604の中心に位置している場合は、係止部2006の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致したときのみ直線ガイド溝3602に沿って揺動可能となる。
言い換えると、シフトレバー20が中立位置に位置した状態で、ダイヤル22が基準位置に位置した状態で、シフトレバー20は中立位置から駐車位置へ、あるいは、中立位置から後進位置へ揺動可能となる。
また、シフトレバー20が中立位置に位置した状態で、係止部2006の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致しないとき直線ガイド溝3602に沿って揺動不能となる。
言い換えると、シフトレバー20が中立位置に位置した状態で、ダイヤル22が前進位置の何れか、すなわち、ダイヤル22がドライブ位置、3速位置、2速位置、ロー位置の何れかに位置した状態で、シフトレバー20は中立位置から駐車位置へ、あるいは、中立位置から後進位置への揺動が不能となる。
しかしながら、本実施の形態のように構成すると、シフトレバー揺動規制機構26を、ケース18のガイド溝36およびシフトレバー20の係止部2006といった簡単な構造で実現することができ、部品点数の削減を図れ、低コスト化、シフト装置10Aの占有スペースのコンパクト化を図る上で有利となる。
本実施の形態では、回転位置検出手段28は、図2に示すように、シフトレバー20の軸部2002に設けられた磁石2802と、該磁石2802に対向するケース18の側壁の箇所に設けられた磁気センサ2804とを含んで構成されている。
磁石2802は、軸部2002の外周に沿って環状に設けられ、ダイヤル22の回転位置(軸部2002の回転位置)に対応して異なる磁極が交互に配置するように形成されている。
磁気センサ2804は、ダイヤル22の回転位置に対応する磁石2802の磁極を検出することでダイヤル22の回転位置を検出する。
本実施の形態では、揺動位置検出手段30は、図2に示すように、シフトレバー20の軸部2002の基端に設けられた磁気センサ3002と、該磁気センサ3002に対向する箇所に設けられた磁石3004とを含んで構成されている。
磁石3004は、軸部2002の基端の揺動方向に沿って帯状に設けられ、シフトレバー20の揺動位置に対応して異なる磁極が交互に配置するように形成されている。
磁気センサ3002は、シフトレバー20の揺動位置に対応する磁石3004の磁極を検出することでシフトレバー20の揺動位置を検出する。
なお、回転位置検出手段28、揺動位置検出手段30は、上述のような磁石と磁気センサとの組み合わせに限定されるものではなく、従来公知の様々な検出機構や検出センサを用いることができる。
シフトバイワイヤECU16は、CPUが制御プログラムを実行することにより、ダイヤル22が回転操作された場合、あるいは、シフトレバー20が揺動操作された場合に、回転位置検出手段28の検出結果あるいは揺動位置検出手段30の検出結果に基づいてシフトレンジの切り替えを行なうレンジ切り替え手段を構成する。
すなわち、シフトバイワイヤECU16は、回転位置検出手段28の検出結果あるいは揺動位置検出手段30の検出結果に基づいてシフト位置を判定し、その判定結果に基づいて自動変速機12のアクチュエータを制御することで自動変速機12のシフトレンジを切り替える。具体的には、シフト位置の判定結果が前進位置の何れかであれば自動変速機12を前進ギアの何れかに入れる。シフト位置の判定結果が中立位置であれば自動変速機12におけるトルクの伝達を遮断する。シフト位置の判定結果が駐車位置であれば自動変速機12が固定される。シフト位置の判定結果が後進位置であれば自動変速機12を後退ギアに入れる。
また、シフトバイワイヤECU16は、シフトレバー20の揺動位置が駐車位置にあるときシフトレンジを駐車レンジに切り替え、シフトレバー20の揺動位置が中立位置にあるときシフトレンジを中立レンジに切り替え、シフトレバー20の揺動位置が後進位置にあるときシフトレンジを後進レンジに切り替える。
(停車状態から発進する場合)
予めエンジンが始動し車両が停止した状態であり、シフトレバー20が中立位置にあり、ダイヤル22が基準位置にあるものとする。
運転者がダイヤル22を基準位置からドライブ位置あるいは3速位置、2速位置、ロー位置に回転操作することでシフトバイワイヤECU16は自動変速機12をドライブレンジ、3レンジ、2レンジ、ローレンジに対応する前進ギアに入れ、これにより車両の発進が可能な状態となる。
運転者がブレーキペダルから足を離してアクセルペダルを踏むことで車両は前進走行する。
このとき、シフトレンジが前進レンジであることから、図3(B)に示すように、係止部2006は円形溝3604内に位置し、係止部2006の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致していないため、シフトレバー20は揺動不能で中立位置に位置するように保持されている。
走行中、運転者がダイヤル22をドライブ位置、3速位置、2速位置、ロー位置の何れかに回転操作することによりシフトバイワイヤECU16は自動変速機12を各位置に対応するシフトレンジの前進ギアに切り替える。
このとき、シフトレンジが前進レンジであるため、上記と同様に係止部2006は円形溝3604内に位置し、係止部2006の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致していないため、シフトレバー20は揺動不能である。
したがって、シフトレンジが前進レンジの何れかである場合、シフトレバー20を中立位置から駐車位置へあるいは中立位置から後進位置へ揺動操作することができず、前進走行中にシフトレバー20に誤って手や脚がぶつかったとしても、シフトレバー20は揺動することなく中立位置に保持される。
後進走行または駐車する際、運転者は、車両をいったん停止させたのち、ダイヤル22を基準位置に戻す。
これにより図3(A)に示すように、円形溝3604内に位置する係止部2006の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致し、シフトレバー20の揺動が許容された状態となり、また、シフトレバー20が中立位置に位置しかつダイヤル22が基準位置に位置しているので、シフトバイワイヤECU16により自動変速機12によるトルク伝達が遮断される。
ここで運転者は、シフトレバー20を中立位置から後進位置に揺動操作すると、シフトバイワイヤECU16により自動変速機12は後進ギアに入り、後進走行が可能となる。運転者がブレーキペダルから足を離してアクセルペダルを踏むことで車両は後進走行する。
また、運転者はシフトレバー20を中立位置から駐車位置に揺動操作すると、シフトバイワイヤECU16により自動変速機12が固定され、車両は駐車状態となる。
また、シフトレバー20の揺動位置およびダイヤル22の回転位置の双方に基づいてシフトレンジの切り替えを行なうことから、シフトレバー20の揺動範囲を縮小することができる。
そのため、シフト装置10Aが車室内に占有するスペースのコンパクト化を図る上で有利となり、シフト装置10Aを設置する箇所の制約が少なくなり、レイアウトの自由度を確保する上で有利となる。
例えば、本実施の形態のようにシフト装置10Aをコンソールボックス32に設けた場合は、コンソールパネル34に占有するシフト装置10Aのスペースを削減できるため、飲料ホルダ、灰皿などを設置するスペースを確保する上で有利となる。
また、インストルメントパネルのように限られたスペースの部分にシフト装置10Aを設けることも可能となる。
また、このようにシフト装置10Aのコンパクト化を図ることにより、種々の車種の車両に応じて同一のシフト装置10Aをコンソールボックス32に設置しあるいはインストルメントパネルに設置するなど、種々の車種の車両に対してシフト装置10Aの共有化を図る上でも有利となる。
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、ダイヤルの回転位置が、基準位置と、基準位置に対して時計回り方向(一方向)に回動した第1の位置と、基準位置に対して反時計回り方向(一方向とは逆の方向)に回動した第2の位置とを含み、ダイヤル22の回転位置を基準位置から第1の位置、あるいは、基準位置から第2の位置に回動する毎にシフトレンジを切り替える点が第1の実施の形態と異なっている。
なお、以下の実施の形態において第1の実施の形態と同様の部分については同一の符号を付してその説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部分について重点的に説明する。
第1の実施の形態と同様に、シフト装置10Bは、シフト装置本体14Bと、図1のシフトバイワイヤECU16(レンジ切り替え手段)とを含んで構成され、シフト装置本体14Bは、ケース18と、シフトレバー40と、ダイヤル42と、シフトレバー支持機構44と、シフトレバー揺動規制機構46と、回転位置検出手段48と、揺動位置検出手段50とを含んで構成されている。
また、図5に示すように、コンソールパネル34には車両の前後方向に延在する長溝3402が形成され、長溝3402には、シフトレバー40の上部が挿入されている。
基部4004は、後述するシフトレバー支持機構44の支軸4404により車両の前後方向に沿って揺動可能に支持されている。
第1の実施の形態と同様に、シフトレバー40の揺動位置は、駐車レンジに対応する駐車位置と、中立レンジに対応する中立位置と、後進レンジに対応する後進位置とを含み、車両の前後方向の前方から後方に向かって駐車位置、中立位置、後進位置の順番で配置されている。
支持壁4014には周方向に沿って延在する矩形状の欠部4016が形成され、欠部4016は、周方向で対向する第1の係止縁部4018Aと第2の係止縁部4018Bとを備えている。
また、図6に示すように、欠部4016の中央部に対向するように底壁4012から係止片4030が突設されている。
ダイヤル42は、ダイヤル支持部4010の支持壁4014の外径よりも僅かに大きな内径を有する円筒壁4202と、円筒壁4202の上部を接続する円形の上壁4204とを備えている。
ダイヤル42の円筒壁4202の内周面には、支持壁4014の欠部4016を通って半径方向内側に突出する係止凸部4210が突設されている。
したがって、ダイヤル42は、係止凸部4210が欠部4016の第1の縁部に当接する第1の位置と係止凸部4210が欠部4016の第2の縁部に当接する第2の位置との間で回動可能となっている。
また、係止凸部4210と係止片4030との間に引張コイルばね4212が張設され、ダイヤル42を常時基準位置に付勢している。
また、図6に示すように、ダイヤル42およびダイヤル支持部4010にわたってダイヤル42を基準位置に係止するディテント機構が設けられている。
ディテント機構54は、ダイヤル42の円筒壁4202の内周面に形成された凹部5402と、支持壁4014に出没可能に支持され凹部5402に係脱する球体5404と、球体5404を凹部5402に係合する方向に付勢する圧縮コイルばね5406とを含んで構成され、ダイヤル42が基準位置に位置した状態で球体5404が凹部5402に係合し、ダイヤル42が基準位置に係止される。
また、ダイヤル22の上面の記号「N」の左側には、第1の位置を示す記号「P1」が表示され、記号「N」の右側には、第2の位置を示す記号「P2」が表示されている。
また、コンソールパネル34の上面において、ダイヤル42の前方の箇所にダイヤル42の回転位置の基準となる指標52が表示されている。
また、コンソールパネル34の上面において、ダイヤル42の前方の箇所にシフトレバー40の駐車位置を示す記号「P」が表示され、ダイヤル42の後方の箇所にシフトレバー40の後進位置を示す記号「R」が表示されている。
図7(A)に示すように、第1の実施の形態と同様に、係止部4022の幅は、直線ガイド溝3602内で車両の前後方向に移動できるように、直線ガイド溝3602の幅よりも僅かに小さい寸法で形成され、係止部4022の長さは、円形溝3604内で回転できるように、円形溝3604の内径よりも僅かに小さい寸法で形成されている。
車両の前後方向に位置する支持部4402の箇所に、シフトレバー40の揺動を許容する欠部4406がそれぞれ形成されている。
前記ディテント機構は、シフトレバー40の揺動位置を駐車レンジに対応する駐車位置、中立レンジに対応する中立位置、後進レンジに対応する後進位置のそれぞれに対応した位置で係止するものである。
本実施の形態では、図5、図7(A)、(B)に示すように、シフトレバー揺動規制機構46は、ケース18のガイド溝36と、シフトレバー40に設けられた係止部材4020と、モータ56とによって構成される。
モータ56は、シフトバイワイヤECU16により正逆回転が制御され、モータ56の駆動軸の駆動ギア5602が係止部材4020のギア部4024に噛合している。
したがって、モータ56が正逆回転することにより、駆動ギア5602、ギア部4024を介して係止部材4020が軸部4002を中心として時計回り方向あるいは反時計回り方向に回転される。
シフトバイワイヤECU16は、シフトレバー40が中立位置でダイヤル42が基準位置の状態で、図7(A)に示すように、係止部4022の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致するように係止部材4020を回転させる。これにより、シフトレバー40の中立位置から駐車位置、あるいは、中立位置から後進位置への揺動が可能となる。
また、シフトバイワイヤECU16は、シフトレバー40が中立位置でダイヤル42が第1の位置または第2の位置に1回または複数回回動され、ドライブレンジ、3レンジ、2レンジ、ローレンジの何れかのレンジに切り替えられたとき、すなわち、中立位置から前進レンジに切り替えられた状態で、図7(B)に示すように、係止部4022の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致しないように係止部材4020を回転させる。これにより、シフトレバー40は揺動が不能となる。
本実施の形態では、回転位置検出手段48は、図5に示すように、ダイヤル42の上壁4204に設けられた磁石4802と、該磁石4802に対向するダイヤル支持部4010の底壁4012に設けられた磁気センサ4804とを含んで構成されている。
磁石4802は、ダイヤル42の周方向に沿って帯状に設けられ、ダイヤル42の回転位置に対応して異なる磁極が交互に配置するように形成されている。
磁気センサ4804は、ダイヤル42の回転位置に対応する磁石4802の磁極を検出することでダイヤル42の回転位置、すなわち、基準位置、第1の位置、第2の位置を検出する。
本実施の形態では、揺動位置検出手段50は、第1の実施の形態と同様に、図5に示すように、シフトレバー40の軸部4002の基端に設けられた磁気センサ5002と、該磁気センサ5002に対向する箇所に設けられた磁石5004とを含んで構成されている。
磁石5004は、軸部4002の基端の揺動方向に沿って帯状に設けられ、シフトレバー40の揺動位置に対応して異なる磁極が交互に配置するように形成されている。
磁気センサ5002は、シフトレバー40の揺動位置に対応する磁石5004の磁極を検出することでシフトレバー40の揺動位置を検出する。
例えば、ダイヤル42の回転位置が基準位置から第1の位置に回動される毎にローレンジ、2レンジ、3レンジ、ドライブレンジ、中立レンジの順番に切り替える。
また、ダイヤル42の回転位置が基準位置から第2の位置に回動される毎に中立レンジ、ドライブレンジ、3レンジ、2レンジ、ローレンジの順番に切り替える。
なお、中立レンジ、ドライブレンジ、3レンジ、2レンジ、ローレンジの順番は、この順番に限定されず、任意に設定可能である。
また、シフトバイワイヤECU16は、シフトレバー40の揺動位置が駐車位置にあるときシフトレンジを駐車レンジに切り替え、シフトレバー40の揺動位置が後進位置にあるときシフトレンジを後進レンジに切り替える。
(停車状態から発進する場合)
予めエンジンが始動し車両が停止した状態であり、シフトレバー40が中立位置にあり、ダイヤル42が基準位置にあり、シフトレンジが中立レンジにあるものとする。
運転者がダイヤル42を基準位置から第1の位置に1回または複数回回転操作することで、あるいは、基準位置から第2の位置に1回または複数回回転操作することで、シフトバイワイヤECU16は自動変速機12をドライブレンジ、3レンジ、2レンジ、ローレンジに対応する前進ギアに入れ、これにより車両の発進が可能な状態となる。
運転者がブレーキペダルから足を離してアクセルペダルを踏むことで車両は前進走行する。
このとき、シフトレンジが前進レンジであることから、図7(B)に示すように、係止部4022の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致せず、シフトレバー40の揺動が不能となる。
走行中、例えば、前進レンジがドライブレンジである場合、運転者がダイヤル42を基準位置から第1の位置に1回または複数回回転操作することで、あるいは、基準位置から第2の位置に1回または複数回回転操作することで、シフトバイワイヤECU16は自動変速機12をローレンジ、2レンジ、3レンジに切り替える。
このときも、シフトレンジが前進レンジであることから、係止部4022の揺動角度は変わらず、係止部4022の長手方向が直線ガイド溝3602の延在方向と一致せず、シフトレバー40の揺動が不能となる。
したがって、シフトレンジが前進レンジの何れかである場合、シフトレバー40を中立位置から駐車位置へあるいは中立位置から後進位置へ揺動操作することができず、前進走行中にシフトレバー40に誤って手や脚がぶつかったとしても、シフトレバー40は揺動することなく中立位置に保持される。
後進走行または駐車する際、運転者は、車両をいったん停止させたのち、ダイヤル42を基準位置から第1の位置、あるいは、第2の位置に1回または複数回回転操作し、シフトレンジを中立レンジに戻す。
これにより図7(A)に示すように、シフトバイワイヤECU16は、係止部4022の長手方向を直線ガイド溝3602の延在方向と一致させて、シフトレバー40の揺動が許容された状態とする。また、シフトバイワイヤECU16により自動変速機12によるトルク伝達が遮断される。
ここで運転者は、シフトレバー40を中立位置から後進位置に揺動操作すると、シフトバイワイヤECU16により自動変速機12は後進ギアに入り、後進走行が可能となる。運転者がブレーキペダルから足を離してアクセルペダルを踏むことで車両は後進走行する。
また、運転者はシフトレバー40を中立位置から駐車位置に揺動操作すると、シフトバイワイヤECU16により自走変速機12が固定され、車両は駐車状態となる。
以上説明したように第2の実施の形態のシフト装置10Bにおいても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
Claims (4)
- 車両のシフトレンジを切り替えるシフト装置であって、
揺動可能に設けられたシフトレバーと、
前記シフトレバーの先端に回動可能に設けられたダイヤルと、
前記シフトレバーの揺動位置および前記ダイヤルの回転位置に基づいて前記シフトレンジの切り替えを行なうレンジ切り替え手段とを備え、
前記シフトレバーの揺動位置は、駐車レンジに対応する駐車位置と、中立レンジに対応する中立位置と、後進レンジに対応する後進位置とを含み、
前記シフトレバーが前記中立位置でかつ前記シフトレンジが前記中立レンジであるときに前記車両の前後方向に沿った前記シフトレバーの揺動を許容し、前記シフトレバーが前記中立位置でかつ前記シフトレンジが前記前進レンジであるとき前記シフトレバーの揺動を禁止するシフトレバー揺動規制機構が設けられ、
シフトレバー揺動規制機構は、車体側に設けられ前記シフトレバーが挿通されるガイド溝と、前記シフトレバーに設けられ前記ガイド溝内に位置する係止部とを有し、
前記ガイド溝は、車両の前後方向に延在する直線ガイド溝と、前記直線ガイド溝の延在方向の中央部に設けられ前記直線ガイド溝の幅よりも大きい寸法の円形溝とを有し、
前記係止部は、前記シフトレバーの直径上の互いに対向する箇所から前記直線ガイド溝の幅よりも小さい寸法の幅で前記シフトレバーの直径方向外側に突出することで前記円形溝の内径よりも短い長さの細長に形成され、前記係止部の長手方向を車両の前後方向に向けることで前記シフトレバーの揺動を許容し、前記係止部の長手方向を車両の前後方向と交差する方向に向けることで前記シフトレバーの揺動が禁止される、
ことを特徴とするシフト装置。 - 前記ダイヤルの回転位置は、基準位置と、前記基準位置から前記ダイヤルの回転方向に沿って並べられ複数の前進レンジのそれぞれに対応する複数の前進位置とを含み、
前記レンジ切り替え手段は、
前記シフトレバーが前記中立位置に位置した状態で、前記ダイヤルの回転位置が前記複数の前進位置のうちの特定された1つの前進位置にあるときに前記シフトレンジを前記特定された前進位置に対応する前記前進レンジに切り替えると共に前記シフトレバーが前記中立位置に位置した状態で、前記ダイヤルの回転位置が前記基準位置にあるとき前記シフトレンジを前記中立レンジに切り替える、
ことを特徴とする請求項1記載のシフト装置。 - 前記ダイヤルの回転位置は、基準位置と、前記基準位置に対して一方向に回動した第1の位置と、前記基準位置に対して前記一方向とは逆の方向に回動した第2の位置とを含み、
前記レンジ切り替え手段は、
前記シフトレバーが前記中立位置に位置した状態で、前記ダイヤルの回転位置が前記基準位置から前記第1の位置に回動される毎に前記中立レンジから予め設定された順番に前進レンジを切り替え、前記ダイヤルの回転位置が前記基準位置から前記第2の位置に回動される毎に前記順番とは逆の順番に前記前進レンジから前記中立レンジに切り替える、
ことを特徴とする請求項1記載のシフト装置。 - 前記シフトレバーの揺動位置は、前記車両の前後方向の前方から後方に向かって前記駐車位置、前記中立位置、前記後進位置の順番で配置されている、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載のシフト装置。
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