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JP6081954B2 - 工作機械の反転動作を高速化する数値制御装置 - Google Patents

工作機械の反転動作を高速化する数値制御装置 Download PDF

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Description

本発明は工作機械を制御する数値制御装置に関し、特に、工作機械の反転動作を高速化する数値制御装置に関する。
工作機械を用いた従来の移動方向が反転する動作の加工では、反転前移動指令のサーボ遅れ量が反転時のインポジション幅(要求精度)以下になった時に、反転後移動指令(反転前移動指令の次の移動指令)を開始することで、反転時の位置決め精度を確保している(特許文献1参照)。
また、反転動作を高速化するため、フィードフォワード制御を使用してサーボ遅れ量をほぼ0とし、反転前移動指令の残り移動量が反転時のインポジション幅(要求精度)以下になった時に、反転後移動指令を開始(オーバラップ)することで、反転動作を高速化している(特許文献2,3参照)。
特公平7−16849号公報 特開平11−39017号公報 特許第5317532号公報
しかし、一般的に移動指令には加減速がかかっており、反転時は、反転前移動指令の加減速と反転後移動指令の加減速が合成されることにより、合成された最終的な移動指令が反転するタイミングは、反転後移動指令の開始よりも遅れることになる。このため、従来技術では、実際の反転時の精度はインポジション幅(要求精度)よりも更に良くなるが、サイクルタイムはその分遅くなる。
そこで本発明の目的は、移動方向が反転する動作において、インポジション幅内で反転動作の反転開始タイミングを最大限早めることによりサイクルタイムを短縮することが可能な工作機械を制御する数値制御装置を提供することである。
本発明に係る工作機械を制御する数値制御装置は、反転前移動指令と反転後移動指令の速度の和が0となる時の位置が反転前移動指令の終点位置からインポジション幅離れた位置と等しくなるような反転後移動指令の開始(オーバラップ)タイミングを求め、そのタイミングで反転後移動指令を開始する特徴を有する。なお、反転動作は、加工する対象物が工具に対して反転動作する場合、または、工具が加工する対象物に対して反転動作する場合を意味する。
本願の請求項1に係る発明は、1つ以上の軸の移動方向が反転する指令を含む加工プログラムに従って工作機械の各軸を制御し対象物の加工を行う場合、前記1つ以上の軸の反転位置が反転前移動指令の終点位置のインポジション幅内に入るように反転後移動指令を開始する工作機械の数値制御装置において、前記反転前移動指令と前記反転後移動指令の速度の和が0となる時の位置が前記反転前移動指令の終点位置からインポジション幅離れた位置と等しくなる前記反転後移動指令の開始タイミングを算出するタイミング算出部と、前記タイミング算出部で算出された前記開始タイミングに従い前記反転後移動指令を開始する移動指令開始部と、を備えることを特徴とする工作機械の数値制御装置である。
請求項2に係る発明は、前記タイミング算出部は、2つ以上の軸の移動方向が反転する場合には、前記反転前移動指令と前記反転後移動指令の速度の和が0となる時の位置が反転前移動指令の終点位置からインポジション幅離れた位置と等しくなる前記反転後移動指令の前記開始タイミングを軸ごとに算出し、前記軸ごとに算出した開始タイミングのうち一番遅い開始タイミングに従い、前記反転後移動指令を開始する前記タイミング算出部であることを特徴とする請求項1に記載の工作機械の数値制御装置である。
請求項3に係る発明は、前記タイミング算出部において複数のインポジション幅を有し、前記複数のインポジション幅は加工モードまたは送り速度に応じて切換えられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工作機械の数値制御装置である。
本発明により、移動方向が反転する動作において、インポジション幅内で反転動作の反転開始タイミングを最大限早めることによりサイクルタイムを短縮することが可能な工作機械を制御する数値制御装置を提供できる。
タイミング算出部による反転後移動指令の開始時刻(タイミング)を説明する図である。 タイミング算出部による具体的な算出例を説明する図である。 1軸のみの移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が同じ)場合の経路を説明する図である。 切削送り時と早送り時の加工モードでインポジション幅を使い分け、1軸のみの移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が同じ)場合の経路を説明する図である。 2軸の移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が同じ)場合の経路を説明する図である。 2軸の移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が異なる)場合であって、各軸の反転後移動指令の開始時刻(タイミング)を説明する図である。 2軸の移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が異なる)場合の経路を説明する図である。 本発明に係る数値制御装置の機能ブロック図である。 本発明に係る処理のフローを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(タイミング算出部について)
本発明において、反転動作の開始時刻を算出するタイミング算出部を説明する。図1はタイミング算出部による反転後移動指令の開始タイミングを説明する図である。まず、記号を説明する。
v1(t):反転前移動指令の速度
v2(t):反転後移動指令の速度
v(t) :v1とv2の和
Ta :反転後移動指令の開始時刻
Tb :移動指令が反転する時刻
Tc :反転前移動指令の完了時刻
S1 :TaからTbまでの移動量
S2 :反転時の行き足りない量
次に、反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Taの求め方を説明する。図1の速度指令v2(t)について反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Taを求める。
<1>
反転前移動指令の移動量と反転前移動指令の速度v1(t)から反転前移動指令の完了時刻Tcを求める。
<2>
反転前移動指令の速度v1(t)と反転後移動指令の速度v2(t)の合成(和)の速度v(t)を表す数1式において、v(t)=0として、移動指令が反転する時刻Tbを求める。
<3>
反転時のインポジション幅をδとすると、移動指令が反転する時刻Tb,反転前移動指令の完了時刻Tcと数2式から、反転時の行き足りない量S2の絶対値,|S2|=δとして反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Taを求める。なお、インポジション幅とは、実行中のブロックの位置決めが、その目標位置に対して所定の範囲に到達すれば、次のブロックの移動を開始する場合の前記所定の範囲を意味し、位置決めの要求精度(許容誤差)である。
TaからTbまでの移動量S1は数2で表される。
TaからTbまでの移動量S1と反転時の行き足りない量S2を加算すると数3式で表される。
したがって、反転時の行き足りない量S2は数4式で表される。
そして、求められた反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Taに従い、反転後移動指令を開始する。
なお、従来技術においては図1のS1+S2がインポジション幅δとなるときに反転後移動指令が開始されていたため反転後移動指令は図1のTaよりも後で開始されていた。本発明はより正確にS2(反転時の行き足りない量)を算出し、インポジション幅δとなる時刻Taで反転指令を開始するため、従来技術よりも早く反転指令による反転動作の開始を行うことができる。
(タイミング算出部における具体的な算出例)
ここで、タイミング算出部における具体的な算出例について図2を用いて説明する。まず、記号を説明する。
v1(t):反転前移動指令の速度
v2(t):反転後移動指令の速度
v(t) :v1とv2の和
Ta :反転後移動指令の開始時刻
Tb :移動指令が反転する時刻
Tc :反転前移動指令の完了時刻
S2 :反転時の行き足りない量
V :速度(定数)
A :加速度(定数)
図2に示される反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Taを求める。なお、説明を簡単にするため、v1(t),v2(t)は数5式,数6式に示されるように直線型加減速とする。加減速に着目するため、反転前移動指令の減速開始時刻をt=0とする。
<1>
反転前移動指令の完了時刻Tcは数5式においてv1=0であるから、Tcは数7式により求められる。
<2>
数1式,数5式,および、数6式により、Ta〜Tc間の速度vは数8式により求められる。
ここで、v=0として、移動指令が反転する時刻Tbを数9式により求める。
<3>
数4式,数5式,および,数6式より、反転時の行き足りない量S2は数10式により求められる。
数10式に、数7式,数9式よりTc,Tbに値を代入すると、数11式として表される。
反転時のインポジション幅をδとすると、数11式において|S2|=δであり、数12式として表される。
この例ではS2<0であるから、数13式として表され、Taについて解くと、反転後移動指令の開始時刻Taが求まる。
なお、v1(t),v2(t)が直線型加減速ではない場合も同様に計算することにより、反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Taを求めることができる。したがって、このように求めた反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Taに従い反転後移動指令を開始することにより、インポジション(δ)幅内で反転開始時刻(タイミング)を最大限早めることが可能となる。
次に、本発明に係るタイミング算出部により算出された反転後移動指令の開始時刻に反転後移動指令がなされた場合の指令経路と実際の経路との関係を説明する。
◎実施形態1
実施形態1は1軸のみの移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が同じ)場合である。タイミング算出部において、1軸の速度、加速度と1軸の反転時のインポジション幅で反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Taを計算する。この場合の加工プログラムの例を記載する。この加工プログラムはY軸方向の反転動作を行う移動指令を含む。
[加工プログラム]
N1 G01 Y−10.F1000;
N2 G00 Y10.;
[経路図]
図3は1軸のみの移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が同じ)場合の経路を説明する図である。Y軸のδ(反転時のインポジション幅)=0.01mm、A(加速度)=1000mm/secとし、F1000からV(速度)=1000mm/minであるから、数13式を解くと、反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Ta=0.0103secとなる。
したがって、反転前移動指令(N1)の実行中に、反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Ta=0.0103secに従い反転後移動指令(N2指令)を開始することにより、Y軸の反転時のインポジションδ幅内で反転開始タイミングを最大限早めることが可能となる。なお、ここではブロック間で移動方向が反転する例としたが、穴あけサイクルのように1ブロック内で移動方向が反転する場合も同様である。
図4は1軸のみの移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が同じ)場合であって、切削送り時と早送り時の加工モードでインポジション幅を使い分けることを説明する図である。
インポジション幅(δ)については、複数のインポジション幅(δ1,δ2,δ3)を有し、例えば、図4に示されるように、切削送り時はインポジション幅(δ1)をインポジション幅(δ)とし、早送り時はインポジション幅(δ2)を上記実施形態1におけるインポジション幅(δ)とするように、切削送り時と早送り時の加工モードでインポジション幅を使い分けても良い。
あるいは、送り速度F指令についてF指令がある設定値Fsより小さい場合はインポジション幅(δ1)をインポジション幅(δ)とし、Fsより大きい場合はインポジション幅(δ3)を上記実施形態1におけるインポジション幅(δ)とするように送り速度でインポジション幅を使い分けるようにしてもよい。
また、場合に応じてδ1+δ3、δ2+δ3などの組み合わせを上記実施形態1におけるインポジション幅(δ)とするようにしてもよい。
このように、複数のインポジション幅を用い、場合に応じて使い分けることは後述の実施形態においても同様である。
◎実施形態2
実施形態2は2軸の移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が同じ)場合である。N1は反転前移動指令、N2は反転後移動指令である。タイミング算出部において、接線方向(X軸,Y軸の合成)の速度、加速度と接線方向の反転時のインポジション幅(接線方向のδ)で接線方向の反転後移動指令の開始時刻(タイミング)Taを算出する。
[加工プログラム]
N1 G01 X−10.Y−10.F1000;
N2 G00 X10.Y10.;
[経路図]
図5は2軸の移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が同じ)場合を説明する図である。実施形態1は1軸で算出するが、実施形態2は全て接線方向(各軸の合成)で算出する。後の算出は実施形態1と同様であるので省略する。
◎実施形態3
実施形態3は、2軸の移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が異なる)場合である。図6は2軸の移動指令で移動方向が反転する(反転前後の経路が異なる)場合を説明する図である。タイミング算出部において、各軸の速度、加速度と各軸の反転時のインポジション幅(X軸:δx、Y軸:δy)で各軸の反転後移動指令の開始タイミングTax(X軸)とTay(Y軸)を算出する。全軸の反転時のインポジション幅を満たすため、Tax(X軸)とTay(Y軸)を比較し、遅い方のタイミング(図6、図7ではTay(Y軸)のタイミング)を採用する。
[加工プログラム]
N1 G01 X−5. Y−10. F1000 ;
N2 G00 X10. Y7. ;
X軸の反転後移動指令の開始タイミングTaxは、X軸の速度、加速度、δx(X軸反転時のインポジション幅)と数4式から、反転時の行き足りない量|S2|=δxとして、反転後移動指令の開始時刻Taについて解くことにより求めることができる。
また、Y軸の反転後移動指令の開始タイミングTayは、同様にY軸の速度、加速度、δy(Y軸反転時のインポジション幅)と数4式から、反転時の行き足りない量|S2|=δyとして、反転後移動指令の開始時刻Taについて解くことにより求めることができる。
それぞれの軸における反転後移動指令の開始タイミングの算出については、実施形態1と同様であるので省略する。
このようにして求めたTax(X軸)とTay(Y軸)を比較し、遅い方のタイミング(図6、図7ではTay(Y軸)のタイミング)で反転後移動指令(N2指令)を開始する。これにより、全軸の反転時のインポジション幅内で反転開始タイミングを最大限早めることが可能となる。
図8は本発明に係る数値制御装置の機能ブロック図である。一般に、数値制御装置は、プログラム解析部2で加工プログラム1を読込み解析して解析データを作成する。移動指令開始部4で解析データによる移動(補間)を開始し、補間処理部5で解析データによる補間を行い補間データを作成し、加減速処理部6で補間データに対して加減速を行い、各軸サーボモータ(X軸サーボモータ7X,Y軸サーボモータ7Y,Z軸サーボモータ7Z)を駆動する。本発明では、プログラム解析部2と移動指令開始部4の間にタイミング算出部3を有し、移動指令開始部4はタイミング算出部3で算出された開始タイミングに従い反転後移動指令を開始する。
図9は本発明に係る処理のフローを示す図である。加工プログラムを読込み、解析から各軸のサーボモータを駆動制御する出力までをフローチャートで示す。タイミング算出部、移動指令開始部が本発明の特徴部である。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップsa01]加工プログラムを読込み、解析する(プログラム解析部)。
●[ステップsa02]前の移動指令と移動方向が反転するか否かを判断し、反転する場合(yes)ステップsa03へ移行し、反転しない場合(no)ステップsa04へ移行する。
●[ステップsa03]反転前移動指令と反転後移動指令の速度の和が0となる時の位置が反転前移動指令の終点位置からインポジション幅離れた位置と等しくなるような反転後移動指令の開始タイミング(Ta)を算出する。
●[ステップsa04]次の移動指令の移動を開始してよいか否かを判断し、移動を開始してよい場合(yes)ステップsa06へ移行し、そうでない場合(no)ステップsa07へ移行する。
●[ステップsa05]反転後移動指令の移動開始タイミングか否か判断し、移動開始タイミングの場合(yes)ステップsa06へ移行し、そうでない場合(no)ステップsa07へ移行する。
●[ステップsa06]次の移動指令(反転後移動指令)の移動を開始する。
●[ステップsa07]各軸の移動指令を補間する(補間処理部)。
●[ステップsa08]各軸の移動指令の加減速処理を行う(加減速処理部)。
●[ステップsa09]各軸のサーボモータに移動指令を出力する。
上記フローチャートを補足説明すると、ステップsa01はプログラム解析部2に対応する。ステップsa02およびステップsa03はタイミング算出部3に対応する。ステップsa05およびsa06は移動指令開始部4に対応する。ステップsa07は補間処理部5に対応する。ステップsa08は加減速処理部6に対応する。
1 加工プログラム
2 プログラム解析部
3 タイミング算出部
4 移動指令開始部
5 補間処理部
6 加減速処理部
7X X軸サーボモータ
7Y Y軸サーボモータ
7Z Z軸サーボモータ

Claims (3)

  1. 1つ以上の軸の移動方向が反転する指令を含む加工プログラムに従って工作機械の各軸を制御し対象物の加工を行う場合、前記1つ以上の軸の反転位置が反転前移動指令の終点位置のインポジション幅内に入るように反転後移動指令を開始する工作機械の数値制御装置において、
    前記反転前移動指令と前記反転後移動指令の速度の和が0となる時の位置が前記反転前移動指令の終点位置からインポジション幅離れた位置と等しくなる前記反転後移動指令の開始タイミングを算出するタイミング算出部と、
    前記タイミング算出部で算出された前記開始タイミングに従い前記反転後移動指令を開始する移動指令開始部と、
    を備えることを特徴とする工作機械の数値制御装置。
  2. 前記タイミング算出部は、2つ以上の軸の移動方向が反転する場合には、前記反転前移動指令と前記反転後移動指令の速度の和が0となる時の位置が前記反転前移動指令の終点位置からインポジション幅離れた位置と等しくなる前記反転後移動指令の前記開始タイミングを軸ごとに算出し、前記軸ごとに算出した開始タイミングのうち一番遅い開始タイミングに従い、前記反転後移動指令を開始する前記タイミング算出部であることを特徴とする請求項1に記載の工作機械の数値制御装置。
  3. 前記タイミング算出部において複数のインポジション幅を有し、前記複数のインポジション幅は加工モードまたは送り速度に応じて切換えられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工作機械の数値制御装置。
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