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JP6062774B2 - 操縦支援装置 - Google Patents

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JP6062774B2
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Description

本発明は、操縦支援装置に関する。
車両には、例えば前照灯、尾灯、制動灯および後退灯などの灯具が装備される。上記灯具は、公道を走行する車両には装備が義務づけられている。一方、車両には、特許文献1に開示された霧灯などの補助的な灯具も装備される。補助的な灯具の車両への装備は任意である。
最近、補助的な灯具のなかでも、操縦灯に注目が集まっている。操縦灯は、車両側方の路面を照らして車両の低速走行時の操縦を支援する灯具である。
特開2012−101680号公報
ところで、操縦灯は、法規にて定められた基準に適合するように設ける必要がある。例えば、操縦灯は、車両の側面には一つしか設けることができない。また、操縦灯は、他の車両の運転者および歩行者を幻惑しないように、光度が制限され、また見かけの表面を所定のゾーンから視認できないように設ける必要がある。そのため、操縦灯は、車両側方の路面の一部しか照らすことができず、操縦支援に限界がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、操縦支援性能を向上させることができる操縦支援装置を提供することである。
本発明の操縦支援装置は、車両側方の路面を照らして車両の操縦を支援する操縦灯から構成され、車両の右側に設けられる右操縦灯と、前記操縦灯から構成され、車両の左側に設けられる左操縦灯と、右操縦灯および左操縦灯の照射範囲変更手段を制御する電子制御装置と、を備えている。操縦灯は、車体に取り付け可能なケースと、ケース内に設けられ、ケースが車体に取り付けられたとき車両側方の路面を照らす光源と、光源による路面の照射範囲を車両前後方向へ変更可能な照射範囲変更手段とを備えている車両側方の路面を車両前後方向において3つの領域に分けたとき、各領域を車両前方側から順に前方領域、中央領域および後方領域とすると、照射範囲変更手段は、光源による路面の照射範囲を、前方領域、中央領域および後方領域のうち少なくとも2箇所に変更可能である。
本発明の第1態様では、電子制御装置は、車両の変速機の操作装置が前進の位置にあるとき、右操縦灯および左操縦灯による路面の照射位置を中央領域に位置させ、車両の変速機の操作装置が後退の位置にあるとき、右操縦灯および左操縦灯による路面の照射位置を後方領域に位置させる。
本発明の第2態様では、電子制御装置は、車両の変速機の操作装置が前進の位置にあり且つ右操舵時の操舵角が所定値を超えるとき、右操縦灯による路面の照射位置を中央領域に位置させるとともに、左操縦灯による路面の照射位置を前方領域に位置させる。また、電子制御装置は、車両の変速機の操作装置が前進の位置にあり且つ左操舵時の操舵角が所定値を超えるとき、右操縦灯による路面の照射位置を前方領域に位置させるとともに、左操縦灯による路面の照射位置を中央領域に位置させる。
本発明の第3態様では、電子制御装置は、車両の変速機の操作装置が後退の位置にあり且つ右操舵時の操舵角が所定値を超えるとき、右操縦灯による路面の照射位置を中央領域に位置させるとともに、左操縦灯による路面の照射位置を後方領域に位置させる。また、電子制御装置は、車両の変速機の操作装置が後退の位置にあり且つ左操舵時の操舵角が所定値を超えるとき、右操縦灯による路面の照射位置を後方領域に位置させるとともに、左操縦灯による路面の照射位置を中央領域に位置させる。
本発明の操縦支援装置によれば、車両の走行状態に応じて照射範囲変更手段により路面の照射範囲を変更することができる。例えば、車両の変速機の操作装置が後退の位置にあるとき、路面の後輪付近を照らすことにより、運転者に脱輪や接触などに注意を向けさせることができる。また、車両の変速機の操作装置が前進の位置にあるとき、路面のうち前輪と後輪との間を照らすことにより、運転者に巻き込みや路肩乗り上げなどに注意を向けさせることができる。そのため、車両の走行状態に適した視認性を得ることができ、操縦支援性能が向上する。また、他の車両の運転者および歩行者は、路面の照射範囲を確認することにより、操縦灯を備える車両の行動予測を容易に行うことができる。
本明細書において「路面の照射範囲を変更する」とは、照射範囲の位置を変更すること、および、照射範囲の大きさを変更することを含む。
本発明の第1実施形態による操縦灯が適用された車両の正面図である。 図1の右ドアミラーの拡大図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3の右操縦灯がアクチュエータにより回転させられた状態を示す断面図である。 図1の車両を矢印V方向に見た図である。 図1の操縦支援装置の制御系統を説明するブロック線図である。 図6の電子制御装置の制御作動を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態による右操縦灯の断面図であって、一方のLEDが点灯している状態を説明する図である。 図8の右操縦灯の断面図であって、他方のLEDが点灯している状態を説明する図である。 本発明の第3実施形態による右操縦灯の断面図であって、一方のLEDが発する光を遮光板が遮っている状態を説明する図である。 図10の右操縦灯の断面図であって、他方のLEDが発する光を遮光板が遮っている状態を説明する図である。 本発明の第4実施形態による操縦支援装置の制御系統を説明するブロック線図である。 図12の電子制御装置の制御作動を説明するフローチャートである。 図13の前進時の操縦支援処理を説明するフローチャートである。 図13の後退時の操縦支援処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による操縦灯は、図1に示す車両のドアミラーに適用されている。車両10の車体18に取り付けられた右ドアミラー11には右操縦灯13が設けられており、車体18に取り付けられた左ドアミラー14には左操縦灯15が設けられている。各操縦灯13、15は、電子制御装置16により制御される。右操縦灯13、左操縦灯15および電子制御装置16は、操縦支援装置17を構成している。
先ず、右操縦灯13の構成について図1〜図5に基づき説明する。左操縦灯15の構成は、右操縦灯13の構成と同様であるため、説明を省略する。
右操縦灯13は、アクチュエータ20、ケース23、アウターレンズ25、LED26およびLED27を備えている。アクチュエータ20は、特許請求の範囲に記載の「第1アクチュエータ」に相当する。また、LED26およびLED27は、特許請求の範囲に記載の「光源」を構成しており、「発光体」に相当する。
アクチュエータ20は、ハウジング21内に収められたモータおよび減速機を有する回転式アクチュエータであり、出力軸22を軸心まわりに回転させることができる。アクチュエータ20のハウジング21は、右ドアミラー11のボディ12に固定されている。
ケース23は、箱状に形成され、アクチュエータ20の出力軸22に固定されている。ケース23は、出力軸22と共に当該出力軸22の軸心まわりに回転することができる。ケース23の開口部24は、車両10側方の路面19に向けて開口している。
アウターレンズ25は、ケース23の開口部24を塞ぐように設けられており、光を透過可能である。
LED26、27は、ケース23内で基板28に取り付けられており、基板28を介してケース23に一体に固定されている。LED26、27が発する光は、アウターレンズ25を透過して車両10側方に放出され、路面19を照らす。
アクチュエータ20は、ケース23をLED26、27と共に車体18に対し相対移動させて、LED26、27による路面19の照射範囲を車両10前後方向へ変更可能な「照射範囲変更手段」である。具体的には、図5に示すように路面19を車両10前後方向において3つの領域に分けたとき、各領域を車両前方側から順に前方領域A1、中央領域A2および後方領域A3とすると、アクチュエータ20は、路面19の照射範囲を前方領域A1、中央領域A2および後方領域A3に変更可能である。前方領域A1は、路面19のうち車両10の前輪付近である。中央領域A2は、路面19のうち車両10のBピラー付近である。後方領域A3は、路面19のうち車両10の後輪付近である。
次に、操縦支援装置17の構成について図6に基づき説明する。
操縦支援装置17は、右操縦灯13、左操縦灯15および電子制御装置16を備えている。電子制御装置16は、CPU、ROMおよびRAMなどを備えたマイクロコンピュータから構成されている。電子制御装置16には、前照灯スイッチ31、イグニッションスイッチ32、シフトポジションセンサ33および車速センサ34が電気的に接続している。電子制御装置16は、各スイッチおよび各センサから入力される信号に基づきプログラム処理を実行し、右操縦灯13のLED26、27およびアクチュエータ20と、左操縦灯15のLED26、27およびアクチュエータ20とを制御する。
次に、電子制御装置16の制御作動について図7に基づき説明する。図7に示す一連のルーチンは、車両10のメインスイッチが入ってから切れるまで所定時間毎に繰り返し実行される。また、以下の処理で用いられる各種パラメータは、例えばRAM等の記憶装置に随時記憶され、必要に応じて随時更新される。
図7のルーチンが開始すると、先ずステップS100では、前照灯スイッチ31から入力される信号に基づき前照灯が点灯しているか否かが判断される。ステップS100の判断が肯定された場合(S100:Yes)、処理はステップS110に移行する。一方、ステップS100の判定が否定された場合(S100:No)、処理は図7に示す一連のルーチンを抜ける。
ステップS110では、イグニッションスイッチ32から入力される信号に基づきエンジンが作動しているか否かが判断される。ステップS110の判断が肯定された場合(S110:Yes)、処理はステップS120に移行する。一方、ステップS110の判定が否定された場合(S110:No)、処理は図7に示す一連のルーチンを抜ける。
ステップS120では、シフトポジションセンサ33から入力される信号に基づきシフトポジションが前進に対応する位置か否かが判断される。ステップS120の判断が肯定された場合(S120:Yes)、処理はステップS130に移行する。一方、ステップS120の判定が否定された場合(S120:No)、処理はステップS150に移行する。
ステップS130では、車速センサ34から入力される信号に基づき車速が10[km/h]以下か否かが判断される。ステップS130の判断が肯定された場合(S130:Yes)、処理はステップS140に移行する。一方、ステップS130の判定が否定された場合(S130:No)、処理は図7に示す一連のルーチンを抜ける。
ステップS140では、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27による路面19の照射範囲が中央領域A2となるように右操縦灯13および左操縦灯15のアクチュエータ20が駆動させられるとともに、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27が点灯させられる。ステップS140の後、処理は図7に示す一連のルーチンを抜ける。
ステップS150では、シフトポジションセンサ33から入力される信号に基づきシフトポジションが後退に対応する位置か否かが判断される。ステップS150の判断が肯定された場合(S150:Yes)、処理はステップS160に移行する。一方、ステップS150の判定が否定された場合(S150:No)、処理は図7に示す一連のルーチンを抜ける。
ステップS160では、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27による路面19の照射範囲が後方領域A3となるように右操縦灯13および左操縦灯15のアクチュエータ20が駆動させられるとともに、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27が点灯させられる。ステップS160の後、処理は図7に示す一連のルーチンを抜ける。
以上説明したように、第1実施形態による右操縦灯13および左操縦灯15は、LED26、27による路面19の照射範囲を車両10前後方向へ変更可能なアクチュエータ20を備えている。アクチュエータ20は、ケース23をLED26、27と共に車体18に対し相対移動させて、路面19の照射範囲を前方領域A1、中央領域A2および後方領域A3に変更可能である。
したがって、右操縦灯13および左操縦灯15によれば、車両10の走行状態に応じて路面19の照射範囲を変更することができる。例えば、シフトポジションが後退に対応する位置にあるとき路面19の後方領域A3を照らすことにより、運転者に脱輪や接触などに注意を向けさせることができる。また、シフトポジションが前進に対応する位置にあるとき路面19の中央領域A1を照らすことにより、運転者に巻き込みや路肩乗り上げなどに注意を向けさせることができる。そのため、車両10の走行状態に適した視認性を得ることができ、操縦支援性能が向上する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による右操縦灯を図8および図9に基づき説明する。なお、左操縦灯の構成は、右操縦灯の構成と同じであるため、説明を省略する。
右操縦灯40は、アウターレンズ41および点灯切替手段44を備えている。アウターレンズ41は、図8に示すようにLED26が発する光を路面19の中央領域A2に導くためのレンズカットが施された第1レンズ部42と、図9に示すようにLED27が発する光を路面19の後方領域A3に導くためのレンズカットが施された第2レンズ部43とを形成している。
図8および図9に示す点灯切替手段44は、LED26、27の点灯と消灯とを切り替えることにより、路面19の照射範囲を中央領域A2および後方領域A3に変更可能な「照射範囲変更手段」である。具体的には、点灯切替手段44は、LED26を点灯させると共にLED27を消灯させることにより、路面19の照射範囲を中央領域A2に設定することができる。また、点灯切替手段44は、LED26を消灯させると共にLED27を点灯させることにより、路面19の照射範囲を後方領域A3に設定することができる。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、車両10の走行状態に応じて路面19の照射範囲を変更することができる。そのため、車両10の走行状態に適した視認性を得ることができ、操縦支援性能が向上する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による右操縦灯を図10および図11に基づき説明する。なお、左操縦灯の構成は、右操縦灯の構成と同じであるため、説明を省略する。
右操縦灯50は、遮光板51およびソレノイド52を備えている。遮光板51は、ケース23内でLED26、27に対し相対移動可能に設けられた「遮光部材」である。遮光板51は、図10に示す第1作動位置に位置しているときLED27が発する光を遮り、図11に示す第2作動位置に位置しているときLED26が発する光を遮る。
ソレノイド52は、遮光板51をLED26、27に対し相対移動させることにより、路面19の照射範囲を中央領域A2および後方領域A3に変更可能な「照射範囲変更手段」である。具体的には、ソレノイド52は、遮光板51を図10に示す第1作動位置に移動させることにより、路面19の照射範囲を中央領域A2に設定することができる。また、ソレノイド52は、遮光板51を図11に示す第2作動位置に移動させることにより、路面19の照射範囲を後方領域A3に設定することができる。ソレノイド52は、特許請求の範囲に記載の「第2アクチュエータ」に相当する。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、車両10の走行状態に応じて路面19の照射範囲を変更することができる。そのため、車両10の走行状態に適した視認性を得ることができ、操縦支援性能が向上する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による操縦支援装置を図12〜図15に基づき説明する。
図12に示すように、操縦支援装置60の電子制御装置61には、操舵角センサ62が電気的に接続している。電子制御装置61は、各スイッチおよび各センサから入力される信号に基づきプログラム処理を実行し、右操縦灯13のLED26、27およびアクチュエータ20と、左操縦灯15のLED26、27およびアクチュエータ20とを制御する。
次に、電子制御装置61の制御作動について図13〜図15に基づき説明する。
図13のS200では、前進時の操縦支援処理が行われる。図14は、前進時の操縦支援処理を示すサブルーチンである。図14のサブルーチンが開始すると、先ずS210では、操舵角センサ62から入力される信号に基づき、右折中であり且つ操舵角が所定値を超えるか否かが判断される。上記所定値は予め設定される値である。ステップS210の判断が肯定された場合(S210:Yes)、処理はステップS220に移行する。一方、ステップS210の判定が否定された場合(S210:No)、処理はステップS230に移行する。
ステップS220では、右操縦灯13のLED26、27による路面19の照射範囲が中央領域A2となるように右操縦灯13のアクチュエータ20が駆動させられ、左操縦灯15のLED26、27による路面19の照射範囲が前方領域A1となるように左操縦灯15のアクチュエータ20が駆動させられた後、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27が点灯させられる。ステップS220の後、処理は図14に示す一連のルーチンを抜け、図13に示すルーチンに戻る。
S230では、操舵角センサ62から入力される信号に基づき、左折中であり且つ操舵角が所定値を超えるか否かが判断される。ステップS230の判断が肯定された場合(S230:Yes)、処理はステップS240に移行する。一方、ステップS230の判定が否定された場合(S230:No)、処理はステップS250に移行する。
ステップS240では、右操縦灯13のLED26、27による路面19の照射範囲が前方領域A1となるように右操縦灯13のアクチュエータ20が駆動させられ、左操縦灯15のLED26、27による路面19の照射範囲が中央領域A2となるように左操縦灯15のアクチュエータ20が駆動させられた後、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27が点灯させられる。ステップS240の後、処理は図14に示す一連のルーチンを抜け、図13に示すルーチンに戻る。
ステップS250では、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27による路面19の照射範囲が中央領域A2となるように右操縦灯13および左操縦灯15のアクチュエータ20が駆動させられた後、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27が点灯させられる。ステップS250の後、処理は図14に示す一連のルーチンを抜け、図13に示すルーチンに戻る。
図13のS300では、後退時の操縦支援処理が行われる。図15は、後退時の操縦支援処理を示すサブルーチンである。図15のサブルーチンが開始すると、先ずS310では、操舵角センサ62から入力される信号に基づき、ハンドルが右に切られており且つ操舵角が所定値を超えるか否かが判断される。ステップS310の判断が肯定された場合(S310:Yes)、処理はステップS320に移行する。一方、ステップS310の判定が否定された場合(S310:No)、処理はステップS330に移行する。
ステップS320では、右操縦灯13のLED26、27による路面19の照射範囲が中央領域A2となるように右操縦灯13のアクチュエータ20が駆動させられ、左操縦灯15のLED26、27による路面19の照射範囲が後方領域A3となるように左操縦灯15のアクチュエータ20が駆動させられた後、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27が点灯させられる。ステップS320の後、処理は図15に示す一連のルーチンを抜け、図13に示すルーチンに戻る。
S330では、操舵角センサ62から入力される信号に基づき、ハンドルが左に切られており且つ操舵角が所定値を超えるか否かが判断される。ステップS330の判断が肯定された場合(S330:Yes)、処理はステップS340に移行する。一方、ステップS330の判定が否定された場合(S330:No)、処理はステップS350に移行する。
ステップS340では、右操縦灯13のLED26、27による路面19の照射範囲が後方領域A3となるように右操縦灯13のアクチュエータ20が駆動させられ、左操縦灯15のLED26、27による路面19の照射範囲が中央領域A2となるように左操縦灯15のアクチュエータ20が駆動させられた後、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27が点灯させられる。ステップS340の後、処理は図15に示す一連のルーチンを抜け、図13に示すルーチンに戻る。
ステップS350では、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27による路面19の照射範囲が後方領域A3となるように右操縦灯13および左操縦灯15のアクチュエータ20が駆動させられた後、右操縦灯13および左操縦灯15のLED26、27が点灯させられる。ステップS350の後、処理は図15に示す一連のルーチンを抜け、図13に示すルーチンに戻る。
第4実施形態によれば、操舵角を含む車両10の走行状態に応じて路面19の照射範囲を変更することができる。そのため、車両10の走行状態に一層適した視認性を得ることができ、操縦支援性能がより向上する。
(他の実施形態)
第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態および第4実施形態では、LED26、27による路面の照射範囲は、電子制御装置16、61により設定されていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、LEDによる路面の照射範囲は、運転者が操作可能なスイッチによって設定されてもよい。
第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態および第4実施形態では、LED26、27による路面の照射範囲は、前方領域A1、中央領域A2および後方領域A3の3箇所に段階的に変更可能であった。これに対し、本発明の他の実施形態では、LEDによる路面の照射範囲は、2箇所、または4箇所以上に段階的に変更可能であってもよいし、車両前後方向に連続的に変更可能であってもよい。
第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態および第4実施形態では、LED26、27による路面の照射範囲は、車両10前後方向に変更可能であった。これに対し、本発明の他の実施形態では、LEDによる路面の照射範囲は、車幅方向に変更可能であってもよいし、車両前後方向および車幅方向の両方に変更可能であってもよい。
第1実施形態では、発光体は2個設けられていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、発光体は、1個、または3個以上であってもよい。
第1実施形態では、アクチュエータ20は、ケース23をLED26、27と共に車体18に対し相対移動させることにより、LED26、27による路面19の照射範囲を変更していた。これに対し、本発明の他の実施形態では、アクチュエータは、LED、またはLEDが固定された基板等の部材をケースに対し相対移動させることにより、LEDによる路面の照射範囲を変更してもよい。
第1実施形態では、ケース23は、回転式アクチュエータにより移動させられていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、ケースは、ソレノイド等の他のアクチュエータにより移動させられてもよい。
本発明の他の実施形態では、ケース内で移動可能なインナーレンズまたはリフレクタが設けられ、アクチュエータは、インナーレンズまたはリフレクタをLEDに対し相対移動させることにより、LEDによる路面の照射範囲を変更してもよい。この場合、上記インナーレンズまたはリフレクタは、特許請求の範囲に記載の「導光部材」に相当する。また、上記アクチュエータは、特許請求の範囲に記載の「第3アクチュエータ」に相当する。
第2実施形態では、発光体は2個設けられていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、発光体は、3個以上であってもよい。
第2実施形態では、点灯切替手段44は、ケース23の基板28に設けられていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、点灯切替手段は、例えば、電子制御装置に内蔵されてもよいし、ケース23外に単独で設けられてもよい。
第3実施形態では、発光体は2個設けられていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、発光体は、1個、または3個以上であってもよい。
第3実施形態では、遮光板は、ソレノイドにより移動させられていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、遮光板は、モータ等の他のアクチュエータにより移動させられてもよい。
第2実施形態および第3実施形態では、LED26が発する光は、アウターレンズ41の第1レンズ部42により路面19の中央領域A2に導かれ、またLED27が発する光は、アウターレンズ41の第2レンズ部43により路面19の後方領域A3に導かれていた。これに対し、本発明の他の実施形態では、アウターレンズにはレンズカットが施されず、一方のLEDが中央領域に直接向けられ、他方のLEDが後方領域に直接向けられてもよい。
第2実施形態および第3実施形態には、LED26により路面を照らすモードと、LED27により路面を照らすモードとがあった。これに対し、本発明の他の実施形態には、両方のLEDにより路面を照らすモードがあってもよい。このモードによれば、路面のより広い範囲を照らすことができる。
本発明の他の実施形態では、操縦灯は、ミラーに限らず、例えばフロントフェンダー、ドア、ピラーまたはリアフェンダーなどに取り付けられてもよい。要するに、車両の外装部品であればどこに取り付けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、LEDに代えて、例えば白熱電球などの光源が設けられてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
13、40、50・・・右操縦灯(操縦灯)
15・・・左操縦灯(操縦灯)
19・・・路面
20・・・アクチュエータ(照射範囲変更手段)
23・・・ケース
26、27・・・LED(光源、発光体)
44・・・点灯切替手段(照射範囲変更手段)
52・・・ソレノイド(照射範囲変更手段)

Claims (3)

  1. 車両側方の路面を照らして車両の操縦を支援する操縦灯であって、車体に取り付け可能なケースと、前記ケース内に設けられ、前記ケースが車体に取り付けられたとき車両側方の路面を照らす光源と、前記光源による路面の照射範囲を車両前後方向へ変更可能な照射範囲変更手段と、を備える操縦灯から構成され、車両の右側に設けられる右操縦灯と、
    前記操縦灯から構成され、車両の左側に設けられる左操縦灯と、
    前記右操縦灯の前記照射範囲変更手段、および、前記左操縦灯の前記照射範囲変更手段を制御する電子制御装置と、
    を備え、
    車両側方の路面を車両前後方向において3つの領域に分けたとき、各領域を車両前方側から順に前方領域、中央領域および後方領域とすると、前記照射範囲変更手段は、前記光源による路面の照射範囲を、前記前方領域、前記中央領域および前記後方領域のうち少なくとも2箇所に変更可能であり、
    前記電子制御装置は、車両の変速機の操作装置が前進の位置にあるとき、前記右操縦灯および前記左操縦灯による路面の照射位置を前記中央領域に位置させ、車両の変速機の操作装置が後退の位置にあるとき、前記右操縦灯および前記左操縦灯による路面の照射位置を前記後方領域に位置させることを特徴とする操縦支援装置。
  2. 車両側方の路面を照らして車両の操縦を支援する操縦灯であって、車体に取り付け可能なケースと、前記ケース内に設けられ、前記ケースが車体に取り付けられたとき車両側方の路面を照らす光源と、前記光源による路面の照射範囲を車両前後方向へ変更可能な照射範囲変更手段と、を備える操縦灯から構成され、車両の右側に設けられる右操縦灯と、
    前記操縦灯から構成され、車両の左側に設けられる左操縦灯と、
    前記右操縦灯の前記照射範囲変更手段、および、前記左操縦灯の前記照射範囲変更手段を制御する電子制御装置と、
    を備え、
    車両側方の路面を車両前後方向において3つの領域に分けたとき、各領域を車両前方側から順に前方領域、中央領域および後方領域とすると、前記照射範囲変更手段は、前記光源による路面の照射範囲を、前記前方領域、前記中央領域および前記後方領域のうち少なくとも2箇所に変更可能であり、
    前記電子制御装置は、
    車両の変速機の操作装置が前進の位置にあり且つ右操舵時の操舵角が所定値を超えるとき、前記右操縦灯による路面の照射位置を前記中央領域に位置させるとともに、前記左操縦灯による路面の照射位置を前記前方領域に位置させ、
    車両の変速機の操作装置が前進の位置にあり且つ左操舵時の操舵角が所定値を超えるとき、前記右操縦灯による路面の照射位置を前記前方領域に位置させるとともに、前記左操縦灯による路面の照射位置を前記中央領域に位置させることを特徴とする操縦支援装置。
  3. 車両側方の路面を照らして車両の操縦を支援する操縦灯であって、車体に取り付け可能なケースと、前記ケース内に設けられ、前記ケースが車体に取り付けられたとき車両側方の路面を照らす光源と、前記光源による路面の照射範囲を車両前後方向へ変更可能な照射範囲変更手段と、を備える操縦灯から構成され、車両の右側に設けられる右操縦灯と、
    前記操縦灯から構成され、車両の左側に設けられる左操縦灯と、
    前記右操縦灯の前記照射範囲変更手段、および、前記左操縦灯の前記照射範囲変更手段を制御する電子制御装置と、
    を備え、
    車両側方の路面を車両前後方向において3つの領域に分けたとき、各領域を車両前方側から順に前方領域、中央領域および後方領域とすると、前記照射範囲変更手段は、前記光源による路面の照射範囲を、前記前方領域、前記中央領域および前記後方領域のうち少なくとも2箇所に変更可能であり、
    前記電子制御装置は、
    車両の変速機の操作装置が後退の位置にあり且つ右操舵時の操舵角が所定値を超えるとき、前記右操縦灯による路面の照射位置を前記中央領域に位置させるとともに、前記左操縦灯による路面の照射位置を前記後方領域に位置させ、
    車両の変速機の操作装置が後退の位置にあり且つ左操舵時の操舵角が所定値を超えるとき、前記右操縦灯による路面の照射位置を前記後方領域に位置させるとともに、前記左操縦灯による路面の照射位置を前記中央領域に位置させることを特徴とする操縦支援装置。
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