JP5834906B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
こうした排気浄化装置では、機関運転中、還元剤供給機構から排気通路に向けて還元剤としての尿素水が噴射される。噴射された尿素水は、排気の熱によって加水分解されてアンモニアとなる。そしてこのアンモニアがNOxの還元剤としてNOx浄化触媒に供給される。
図1に、本実施形態にかかる排気浄化装置が適用されたディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」という)、並びにそれらの周辺構成を示す概略構成図を示す。
排気通路26の途中には、排気圧を利用して気筒に導入される吸入空気を過給するターボチャージャ11が設けられている。同ターボチャージャ11の吸気側コンプレッサと吸気絞り弁16との間の吸気通路3にはインタークーラ18が設けられている。このインタークーラ18によって、ターボチャージャ11の過給により温度上昇した吸入空気の冷却が図られる。
制御装置80は、そうした排気浄化制御の一つとして、上記尿素添加弁230による尿素水の添加制御を行う。この添加制御では、まず、SCR触媒41の推定床温STが所定の許可温度を超えているか否かが判定される。そして、推定床温STが許可温度を超えているときには、SCR触媒41の温度がNOx還元に適した温度になっており、尿素水を添加してもよい状態であると判断される。こうして尿素水の添加が許可されると、エンジン1から排出されるNOxを還元処理するために必要な尿素添加量QEが機関運転状態等に基づいて算出される。そして、この算出された尿素添加量QEが尿素添加弁230から噴射されるように、同尿素添加弁230の開弁状態が制御される。
そこで、本実施形態では、SCR触媒41に流入する前の排気温度である第2排気温度TH2に基づいてSCR触媒41の床温を推定するようにしているが、その推定に際しては図2に示す推定処理を行うことにより、推定床温STの推定精度を高めるようにしている。なお、この推定処理は、制御装置80によって所定周期毎に繰り返し実行される。
ST=STp+(((TH2−HT−KT+RTS)−STp)/K) …(1)
ST:今回の推定床温(更新後の推定床温)
STp:前回の推定床温(更新前の推定床温)
TH2:第2排気温度
HT:放熱温度
KT:乖離温度
RTS:センサ冷却温度
K:なまし係数
こうして推定床温STが算出されると、本処理は一旦終了される。なお、ステップS100からステップS130までの各処理は、それらの実行順序を適宜変更してもよい。
第2排気温度センサ120は尿素添加弁230よりも下流に設けられているため、同第2排気温度センサ120には尿素水が付着しやすい。ここで一般に、尿素添加弁230から添加される尿素水の温度は排気温度よりも低い。従って、第2排気温度センサ120に尿素水が付着すると、尿素水によって第2排気温度センサ120が冷却されるため、同センサ120のセンサ検出値である第2排気温度TH2は、実際の排気温度よりも低くなる。そのため、尿素水が添加されているときには、第2排気温度センサ120で検出される第2排気温度TH2に基づき算出されるSCR触媒41の推定床温STが実際の推定床温STよりも低くなりやすい。
(1)第2排気温度センサ120の検出値に基づいてSCR触媒41の床温を推定するようにしている。そして、尿素水の温度に応じてSCR触媒41の推定床温STが変更されるようにしている。より具体的には、尿素水が添加されているときには、添加されていないときに比して推定床温STが高くなるようにしている。従って、尿素水添加による第2排気温度センサ120のセンサ検出値の低下分を加味してSCR触媒41の推定床温STを算出することが可能となり、SCR触媒41の温度をより精度よく推定することができるようになる。
・センサ冷却温度RTSを算出するためのパラメータとして、尿素添加量QE、第2排気温度TH2、排気流量EA、及び尿素水温度THNという4つのパラメータを用いるようにしたが、尿素添加量QEを省略したり、第2排気温度TH2を省略したり、排気流量EAを省略したりしてもよい。また、尿素添加量QE及び第2排気温度TH2を省略したり、第2排気温度TH2及び排気流量EAを省略したり、尿素添加量QE及び排気流量EAを省略したりしてもよい。
・第2排気温度センサはSCR触媒41の外筒に設けられていた。その他、尿素添加弁230と外筒との間の排気通路26であれば、同第2排気温度センサ120の配設位置は任意に変更することができる。
・上記実施形態における排気系の構成を一例であり、還元剤の添加によりNOxを浄化するNOx浄化触媒と、還元剤を添加する添加弁と、この添加弁よりも下流に設けられた排気温度センサとを備えており、この排気温度センサの検出値に基づいてNOx浄化触媒の温度を推定する排気浄化装置であれば、本発明は同様に適用することができる。
Claims (4)
- 還元剤の添加によりNOxを浄化するNOx浄化触媒と、同NOx浄化触媒よりも上流に設けられた前記還元剤を添加する添加弁と、同NOx浄化触媒よりも上流であって同添加弁よりも下流に設けられた排気温度センサとを備え、同排気温度センサにて検出される排気温度に基づいて前記NOx浄化触媒の温度を推定する内燃機関の排気浄化装置において、
還元剤が添加されているときには、添加されていないときに比して前記NOx浄化触媒の推定温度が高くされるとともに、同推定温度を高くするときの当該推定温度の上昇量は前記還元剤の温度が低いときほど大きくされる
ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記還元剤の添加量が多いときほど、前記上昇量は大きくされる
請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記排気温度が高いときほど、前記上昇量は少なくされる
請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 排気通路内の排気流量が多いときほど、前記上昇量は少なくされる
請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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