JP5834773B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、排気に液状の還元剤を供給する供給通路と、前記供給通路から還元剤を回収する回収手段とを有する還元剤供給機構を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、前記供給通路には、排気通路内に還元剤を噴射する添加弁が設けられており、機関が停止されたときには予め定められた量の還元剤を前記添加弁から噴射し、機関停止後の排気温度が所定温度以下となったときに前記回収手段による還元剤の回収を行うことをその要旨とする。
また、上記添加弁からの還元剤の噴射量は、請求項3に記載の発明によるように、機関が停止されたときの排気温度が高いほど多くすることにより、冷却用の還元剤の噴射量を好適に設定することができる。
以下、この発明にかかる内燃機関の排気浄化装置を具体化した第1実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
エンジン1には複数の気筒#1〜#4が設けられている。シリンダヘッド2には複数の燃料噴射弁4a〜4dが取り付けられている。これら燃料噴射弁4a〜4dは各気筒#1〜#4の燃焼室に燃料を噴射する。また、シリンダヘッド2には新気を気筒内に導入するための吸気ポートと、燃焼ガスを気筒外へ排出するための排気ポート6a〜6dとが各気筒#1〜#4に対応して設けられている。
排気通路26の途中には、排気圧を利用して気筒に導入される吸入空気を過給するターボチャージャ11が設けられている。同ターボチャージャ11の吸気側コンプレッサと吸気絞り弁16との間の吸気通路3にはインタークーラ18が設けられている。このインタークーラ18によって、ターボチャージャ11の過給により温度上昇した吸入空気の冷却が図られる。
本実施形態における尿素水の回収処理では、機関停止後直ちに尿素水の回収を行うのではなく、機関停止後の第2排気温度TH2が許可温度A以下になってから、尿素水の回収を行うようにしている。従って、機関停止後における尿素水の回収に際して、高温の排気が尿素水供給機構に吸入されることを抑えることができ、これにより尿素水供給機構の熱損傷を抑えることができるようになる。
(1)機関停止後の第2排気温度TH2が許可温度A以下になってから、尿素水の回収を行うようにしている。従って、尿素水供給機構の熱損傷を抑えることができるようになる。
(第2実施形態)
次に、本発明にかかる内燃機関の排気浄化装置を具体化した第2実施形態について、図3及び図4を参照して説明する。
本処理が開始されるとまず、車速SPDが「0」であり、かつイグニッションスイッチがオフ操作されたか否か、すなわちエンジン1を搭載した車両が停止しており、かつエンジン1の停止操作が行われた直後であるか否かが判定される(S200)。そして、車速SPDが「0」でない、またはイグニッションスイッチがオフ操作されていないときには(S200:NO)、本処理は終了される。
本実施形態における尿素水の回収処理では、上記ディレイ時間DLYを設定することにより、機関が停止してから尿素添加弁230の周辺の排気温度が上記許可温度Aに低下するまでの時間を推定するようにしている。そして、機関停止後の停止時間STがディレイ時間DLY以上となったときに尿素水の回収を行うようにしている。従って、機関停止後における尿素水の回収に際して、高温の排気が尿素水供給機構に吸入されることを抑えることができ、これにより尿素水供給機構の熱損傷を抑えることができるようになる。
(1)機関が停止してから尿素添加弁230の周辺の排気温度が上記許可温度Aに低下するまでの時間をディレイ時間DLYとして設定するようにしており、機関停止後の停止時間STがディレイ時間DLY以上となったときに尿素水の回収を行うようにしている。従って、尿素水の回収タイミングを適切に設定することができ、尿素水供給機構の熱損傷を抑えることができるようになる。
(第3実施形態)
次に、本発明にかかる内燃機関の排気浄化装置を具体化した第3実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。
本処理が開始されるとまず、車速SPDが「0」であり、かつイグニッションスイッチがオフ操作されたか否か、すなわちエンジン1を搭載した車両が停止しており、かつエンジン1の停止操作が行われた直後であるか否かが判定される(S300)。そして、車速SPDが「0」でない、またはイグニッションスイッチがオフ操作されていないときには(S300:NO)、本処理は終了される。
次に、ステップS330での尿素水添加が完了したときの第2排気温度TH2及び外気温THoutに基づいてディレイ時間DLYが設定される(S340)。ここでのディレイ時間DLYは、冷却用の尿素水添加が完了してから尿素添加弁230の周辺の排気温度が上記許可温度Aに低下するまでに要する低下時間として設定される。ここでのディレイ時間DLYも、先の図4に示したように、ステップS330での尿素水添加が完了したときの第2排気温度TH2が高いときほど長い時間が設定される。また、実線L1や二点鎖線L2に示すように、同じ第2排気温度TH2であっても、ステップS330での尿素水添加が完了したときの外気温THoutが高いほど、ディレイ時間DLYは長い時間に設定される。
本実施形態における尿素水の回収処理では、ステップS320及びステップS330の処理を行うことにより、機関停止直後に一旦尿素水を噴射するようにしている。そして、この噴射された尿素水が気化することで、尿素添加弁230周辺の排気温度の低下が促進される。従って、機関停止後の排気温度が許可温度A以下になるまでの時間は短くなり、本実施形態においては、ステップS340で設定されるディレイ時間DLYは、尿素水添加を行わない場合と比較して短くなる。従って、より早期に尿水の回収を行うことができるようになる、つまり尿素水の回収タイミングを早めることができる。
(1)機関停止後に冷却用の尿素水添加を行い、その尿素水添加が完了してから尿素添加弁230の周辺の排気温度が上記許可温度Aに低下するまでの時間をディレイ時間DLYとして設定するようにしている。そして、尿素水添加が完了してからの経過時間PTがディレイ時間DLY以上となったときに尿素水の回収を行うようにしている。従って、尿素水の回収タイミングを適切に設定することができ、尿素水供給機構の熱損傷を抑えることができるようになる。
(5)上記尿素添加弁230からの尿素水の噴射量(冷却用添加量CT)は、機関が停止されたときの第2排気温度TH2が高いほど多くするようにしているため、冷却用の尿素水の噴射量を好適に設定することができる。
・第1実施形態では、第2排気温度センサ120の検出値である第2排気温度TH2と許可温度Aとを比較するようにした。この他、第2実施形態で説明したように、第2排気温度TH2と尿素添加弁230周辺の排気温度とが異なっている場合には、同第2排気温度TH2に基づいて尿素添加弁230周辺の排気温度を推定し、この推定した排気温度と許可温度Aとを比較するようにしてもよい。なお、尿素添加弁230周辺の排気温度は、機関停止中における第2排気温度TH2及び外気温THoutに基づいて推定可能である。また、尿素添加弁230周辺の排気温度は、機関停止直後の第2排気温度TH2及び外気温THout及び機関停止後の経過時間に基づいて推定することもできる。
・供給通路240から尿素水を回収するときには、ポンプ220を逆回転させるようにしたがこの他の態様で回収を行ってもよい。例えば、供給通路240内での尿素水の流れ方向を変更する切替弁等を供給通路240に設けてもよい。
Claims (5)
- 排気に液状の還元剤を供給する供給通路と、前記供給通路から還元剤を回収する回収手段とを有する還元剤供給機構を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、
前記供給通路には、排気通路内に還元剤を噴射する添加弁が設けられており、機関が停止されたときには予め定められた量の還元剤を前記添加弁から噴射し、
機関停止後の排気温度が所定温度以下となったときに前記回収手段による還元剤の回収を行う
ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記添加弁からの還元剤の噴射は、機関が停止されたときの排気温度が所定温度よりも高いときに行われる
請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記添加弁からの還元剤の噴射量は、機関が停止されたときの排気温度が高いほど多くされる
請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記添加弁からの還元剤の噴射が完了してから排気温度が前記所定温度になるまでの低下時間を推定し、前記還元剤の噴射完了後に前記低下時間以上経過したときに前記還元剤の回収を行い、
前記低下時間は、還元剤の噴射が完了したときの排気温度が高いときほど長く推定されるとともに、還元剤の噴射が完了したときの外気温度が高いときほど長く推定される
請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 排気に液状の還元剤を供給する供給通路と、前記供給通路から還元剤を回収する回収手段とを有する還元剤供給機構を備えた内燃機関の排気浄化装置であって、
機関が停止してから排気温度が所定温度になるまでの低下時間を推定し、機関停止後に前記低下時間以上経過したときに前記回収手段による前記還元剤の回収を行い、
前記低下時間は、機関が停止したときの排気温度が高いときほど長く推定されるとともに、機関が停止したときの外気温度が高いときほど長く推定される
ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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