JP5830237B2 - 銀粒子含有組成物、分散液ならびにペーストの製造方法 - Google Patents
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Description
ここで、置換前の第一の脂肪酸(a)のピーク面積をS1、置換後の第二の脂肪酸(b)のピーク面積をS2とした。
溶媒に対する分散性が変化したことについては、次のような手法により評価した。初めにまず、テトラデカンと水とを準備する。なお、予備試験により、金属ナノ粒子は、テトラデカンに分散し易く、水には分散しないことを確認している。テトラデカンと水とをバイアル瓶にいれ、置換前後の銀粒子含有組成物を加え、5分程度振とう攪拌した。ここで、テトラデカン層または水層に対して、どちらの層に分散性を示すかにより、表面性が変化したか否かを確認した。置換前においては、上層に位置するテトラデカン層に、銀粒子含有組成物が分散しており、下層に位置する水層には、銀粒子含有組成物が分散していなかった。置換後においては、上層に位置するテトラデカン層に、銀粒子含有組成物が分散しておらず、下層に位置する水層に、銀粒子含有組成物が分散していた。このようにして、疎水性の銀粒子含有組成物や親水性の銀粒子含有組成物を、要求に応じて脂肪酸を置換して製造することができる。
ナノ銀粒子100部とミクロン銀粒子100部を希釈溶媒20部と分散剤2部と添加剤0.1部とを混合し、三本ロール(株式会社永瀬スクリーン印刷研究所製EXAKT M−80S)にてペースト化処理を行い、銀粒子含有組成物ペーストとした。
示差熱熱重量同時測定装置(SII株式会社製TG/DTA6300)を用い、大気中で置換前と置換後の銀粒子を昇温速度10℃/分にて、40℃から120℃まで昇温して、120℃で180分間保持してTG曲線を作成した。
1L(リットル)のビーカーにイソプロピルアルコール500gを入れた後、ソルビン酸(a)で被覆された銀粒子(ソルビン酸被覆量:0.5重量%)100gと、ブタン酸(b)50gを添加し、攪拌機を用いた25℃で5時間攪拌した。銀粒子については、SEMによる平均一次粒子径が100nm(ナノメートル)のものを用いた。攪拌した後のスラリーを、メンブレンフィルターを用いて濾過した。濾過した後の銀粒子を、イソプロピルアルコール0.5Lで洗浄した。洗浄後、25℃で2時間真空乾燥した。このようにして、実施例1に係る銀粒子を得た。
第二の脂肪酸(b)をオクタン酸に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例2に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャート図を、図9に示す。このチャート13a、13bを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がオクタン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からオクタン酸に置換されていることが確認された。なお、置換前後の炭素数については、ソルビン酸の炭素数<オクタン酸の炭素数の関係を有する。したがって、長鎖酸についても、この方法によれば置換できることが把握できる。
第二の脂肪酸(b)をヘキサン酸に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例3に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャート図を、図10に示す。このチャート14a、14bを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がヘキサン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からヘキサン酸に置換されていることが確認された。なお、置換前後の炭素原子数については、ソルビン酸の炭素原子数=ヘキサン酸の炭素原子数の関係を有する。したがって、同一炭素原子数の脂肪酸についても、この方法によれば置換できることが把握できる。
第二の脂肪酸(b)をマロン酸に変更し、マロン酸の添加量を20gに変更した以外は実施例1と同様にして、実施例4に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャート図を、図11に示す。なお、GC−MS測定においては、試料を350℃に加熱し、発生した気体をMS装置で解析することとしている。ここで、マロン酸は、140℃で酢酸に分解する。このチャート15a、15bを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がマロン酸の分解物と考えられる酢酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からマロン酸に置換されていることが確認された。
第二の脂肪酸(b)としてのブタン酸の添加量を50gから5gに変更した以外は実施例1と同様にして、実施例5に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャート図を、図12に示す。このチャート16a、16bを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がブタン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からブタン酸に置換されていることが確認された。なお、ブタン酸について、図8におけるピークの強度と図12におけるピークの強度とが異なるのは、添加量の変更に起因した被覆状態の相違に基づくものと考えられる。
第一の脂肪酸(a)をブタン酸(ブタン酸被覆量:0.5重量%)に変更した以外は、実施例3と同様にして、実施例6に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がブタン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がヘキサン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ブタン酸からヘキサン酸に置換されていることが確認された。
第一の脂肪酸(a)をプロピオン酸(プロピオン酸被覆量:0.5重量%)に変更した以外は実施例6と同様にして、実施例7に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がプロピオン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がヘキサン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、プロピオン酸からヘキサン酸に置換されていることが確認された。
銀粒子を、第一の脂肪酸(a)としてのソルビン酸で被覆され、マイクロトラックによる平均粒子径が1μmである銀粒子(ソルビン酸被覆量:0.1重量%)に変更し、マロン酸の添加量を4gに変更した以外は実施例4と同様にして、実施例8に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャート図を、図13に示す。このチャート17a、17bを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がマロン酸の分解物と考えられる酢酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からマロン酸に置換されていることが確認された。
銀粒子を、第一の脂肪酸(a)としてのヘキサン酸で被覆され、TEMによる平均粒子径が20nmである銀粒子(ヘキサン酸被覆量:3.0重量%)に変更し、第二の脂肪酸(b)をソルビン酸に変更した以外は実施例3と同様にして、実施例9に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がヘキサン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がソルビン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ヘキサン酸からソルビン酸に置換されていることが確認された。
第二の脂肪酸(b)をマロン酸に変更し、添加量を20gに変更した以外は実施例9と同様にして、実施例10に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がヘキサン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がマロン酸の分解物と考えられる酢酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からマロン酸に置換されていることが確認された。
第二の脂肪酸(b)を乳酸に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例11に係る銀粒子を得た。置換前後の温度とTG減量の関係を図14に示す。図14は、図7に対応するものであり、温度を線18aで示し、置換前、すなわち、ソルビン酸で被覆された銀粒子を含有する銀粒子含有組成物の場合を線18bで示し、置換後、すなわち、乳酸で被覆された銀粒子を含有する銀粒子含有組成物の場合を線18cで示す。
第二の脂肪酸(b)を酢酸に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例12に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分が酢酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸から酢酸に置換されていることが確認された。
第二の脂肪酸(b)をプロピオン酸に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例13に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がプロピオン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からプロピオン酸に置換されていることが確認された。
第二の脂肪酸(b)をデカン酸に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例14に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がデカン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からデカン酸に置換されていることが確認された。
第二の脂肪酸(b)をオレイン酸に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例15に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がオレイン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からオレイン酸に置換されていることが確認された。
第二の脂肪酸(b)をリンゴ酸に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例16に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がリンゴ酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からリンゴ酸に置換されていることが確認された。
第二の脂肪酸(b)をアセチルサリチル酸に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例17に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャートを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がアセチルサリチル酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分が、ソルビン酸からアセチルサリチル酸に置換されていることが確認された。
第二の脂肪酸(b)をオクタン酸に変更し、その添加量を0.25gとした以外は実施例1と同様にして、実施例18に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャート図を、図19に示す。このチャート19a、19bを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がソルビン酸およびオクタン酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分について、ソルビン酸からオクタン酸への置換が完全には進行せず、一部はそのまま残存することがわかった。よって、所望の置換率を達成するためには、この添加量の比率を適度に調整することが重要であることがわかる。
第二の脂肪酸(b)をコール酸に変更した以外は実施例1と同様にして、比較例1に係る銀粒子を得た。置換前後のGC−MS測定におけるチャート図を、図20に示す。このチャート20a、20bを解析したところ、置換前のピークの成分がソルビン酸由来のものであり、置換後のピークの成分がソルビン酸およびコール酸由来のものであった。これより、銀粒子の表面を構成する有機物成分について、ソルビン酸からコール酸への置換が不十分であることが確認された。この比較例1や炭素数が18である実施例15等を考慮すると、第二の脂肪酸としては、炭素数が20程度までについて、置換が十分であることが考えられる。
Claims (9)
- 表面を脂肪酸で被覆した銀粒子含有組成物の製造方法であって、
表面を炭素原子数が6である第一の脂肪酸(a)で被覆した銀粒子、炭素原子数が2または3である第二の脂肪酸(b)、および前記第一および第二の脂肪酸をそれぞれ分散可能な溶媒を準備する工程と、
前記溶媒中に前記第一の脂肪酸(a)で被覆した銀粒子および前記第二の脂肪酸(b)を添加する工程と、
前記添加する工程の後に、前記銀粒子の表面を被覆する第一の脂肪酸(a)、および前記第二の脂肪酸(b)をそれぞれ添加した溶媒の撹拌を行うことにより、前記銀粒子の表面を被覆する第一の脂肪酸(a)を前記第二の脂肪酸(b)に置換する工程とを備える、銀粒子含有組成物の製造方法。 - 前記第一の脂肪酸(a)は、カルボン酸を含む、請求項1に記載の銀粒子含有組成物の製造方法。
- 前記溶媒がイソプロピルアルコールである、請求項1に記載の銀粒子含有組成物の製造方法。
- 表面を脂肪酸で被覆した銀粒子含有組成物が分散された銀粒子含有組成物分散液の製造方法であって、
表面を炭素原子数が6である第一の脂肪酸(a)で被覆した銀粒子、炭素原子数が2または3である第二の脂肪酸(b)、および前記第一および第二の脂肪酸をそれぞれ分散可能な溶媒を準備する工程と、
前記溶媒中に前記第一の脂肪酸(a)で被覆した銀粒子および前記第二の脂肪酸(b)を添加する工程と、
前記添加する工程の後に、前記銀粒子の表面を被覆する第一の脂肪酸(a)、および前記第二の脂肪酸(b)をそれぞれ添加した溶媒の撹拌を行うことにより、前記銀粒子の表面を被覆する第一の脂肪酸(a)を前記第二の脂肪酸(b)に置換する工程と、
前記置換する工程の後に、前記第二の脂肪酸(b)に被覆された銀粒子を前記溶媒から分離し、前記第二の脂肪酸(b)に被覆された銀粒子を分散可能な分散液に分散させる工程とを備える、銀粒子含有組成物分散液の製造方法。 - 前記溶媒がイソプロピルアルコールである、請求項4に記載の銀粒子含有組成物分散液の製造方法。
- 表面を脂肪酸で被覆した銀粒子含有組成物を有する銀粒子含有組成物ペーストの製造方法であって、
表面を炭素原子数が6である第一の脂肪酸(a)で被覆した銀粒子、炭素原子数が2または3である第二の脂肪酸(b)、および前記第一および第二の脂肪酸をそれぞれ分散可能な溶媒を準備する工程と、
前記溶媒中に前記第一の脂肪酸(a)で被覆した銀粒子および前記第二の脂肪酸(b)を添加する工程と、
前記添加する工程の後に、前記銀粒子の表面を被覆する第一の脂肪酸(a)、および前記第二の脂肪酸(b)をそれぞれ添加した溶媒の撹拌を行うことにより、前記銀粒子の表面を被覆する第一の脂肪酸(a)を前記第二の脂肪酸(b)に置換する工程と、
前記置換する工程の後に、前記第二の脂肪酸(b)に被覆された銀粒子を前記溶媒から分離し、前記第二の脂肪酸(b)に被覆された銀粒子を分散可能な分散液に分散させる工程と、
前記分散させる工程の後に、前記分散液をペースト状となるよう混練する工程とを備える、銀粒子含有組成物ペーストの製造方法。 - 前記混練する工程は、前記分散液中に樹脂を添加する工程を含む、請求項6に記載の銀粒子含有組成物ペーストの製造方法。
- 前記混練する工程は、前記分散液中に分散剤を添加する工程を含む、請求項6または7に記載の銀粒子含有組成物ペーストの製造方法。
- 前記溶媒がイソプロピルアルコールである、請求項6〜8のいずれか1項に記載の銀粒子含有組成物ペーストの製造方法。
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