JP5868764B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
そして、操舵補助部は、少なくともピニオン軸を保持するハウジングと、ピニオン軸を回転可能に保持する軸受部と、ピニオン軸に取り付けられて軸受部をハウジングに固定することで、ハウジングにピニオン軸を保持させる固定部材と、をさらに備え、回転許容部は、固定部材による固定が解除された際に、ピニオン軸の端部とカバー部材との間でピニオン軸の回転を許容することを特徴とすることができる。
〔パワーステアリング装置の全体構成〕
図1は、本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置1の全体構成図である。図2は、本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置1の伝達機構部Aを説明する構成図であり、図1に示すII−II断面である。図3は、本実施形態が適用される電動パワーステアリング装置1のアシスト部Bを説明する構成図であり、図1に示すIII−III断面である。図4は、図1に示す矢印IV側からみたアシスト部Bの上面図である。
ハンドル側ギヤハウジング10Aは、入力軸21と、出力軸であるハンドル側ピニオン軸23(図2参照)とを回転可能に支持している。入力軸21は、ステアリングホイール(不図示)に連結されたアッパーシャフト(不図示)と連結している。
図2に示すように、伝達部の一例としての伝達機構部Aのハンドル側ギヤハウジング10Aは、第1ハウジング11と第2ハウジング12とに分割され、これらが組み付けられてハウジングを形成している。そして、組み付けられる第1ハウジング11と第2ハウジング12とを固定する固定部材として、ハウジング固定ボルト13を有している。ハウジング固定ボルト13は、後述するように、例えば、軸方向に直交する方向の2点に、一直線上または一定の角度を有して設けられ、軸方向(図2では上から下のS方向)に向けて、第1ハウジング11と第2ハウジング12との締め付けを行っている。図2では、2点のうちの1点のハウジング固定ボルト13を示している。
さらに、ハンドル側ピニオン軸23はピニオン23Aを有しており、このピニオン23Aをラック軸24のハンドル側ラック24Aに噛み合わせている。これにより、ラック軸24は、ステアリングホイールに加えた操舵トルクに従って直線運動が可能となり、図1に示すギヤハウジング10の左右方向に移動する。
入力軸21はハンドル側ギヤハウジング10Aの第2ハウジング12に設けられた軸受21Jにより保持され、ハンドル側ピニオン軸23はハンドル側ギヤハウジング10Aの第1ハウジング11に設けられた軸受23J、23Kにより保持される。
操舵補助部の一例としてのアシスト部Bは、図3に示すように、アシスト側ギヤハウジング10Bと、アシスト側ピニオン軸33と、アシスト側ピニオン軸33に接続するウォームホイール34と、アシスト側ピニオン軸33とラック軸24との接続を案内するラックガイド38と、アシスト側ピニオン軸33が軸方向の移動した場合においてアシスト側ピニオン軸33の回転を許容する回転許容部50とを有している。さらに、アシスト部Bは、図4に示すように、ウォームホイール34を回転駆動する駆動部30を備えている。
また、カバー部材19は、第1ハウジング17の嵌合い部17Jとは反対側の端部に形成される開口を覆うように設けられる。カバー部材19は、図3に示すように、固定ボルト20によって第2ハウジング18に固定される。
アシスト側ピニオン軸33は、図3に示すように、ピニオン33Pを有している。そして、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pがラック軸24のアシスト側ラック24Bに接続する。なお、本実施形態のアシスト部Bでは、アシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pとラック軸24のアシスト側ラック24Bの双方又は少なくとも一方を、それらの歯すじがそれらの中心軸に斜交する斜歯歯車としている。なお、本実施形態のアシスト側ピニオン軸33は金属製である。
また、アシスト側ピニオン軸33には、ウォームホイール34が設けられる。そして、アシスト側ピニオン軸33は、ウォームホイール34を介して駆動部30から回転駆動力を受けて回転する。
第2軸受33Kの内輪は、アシスト側ピニオン軸33のハブ33Hとロックナット36とに挟まれるようにして、アシスト側ピニオン軸33の外周に取り付けられる。また、第2軸受33Kの外輪は、第2ハウジング18に形成される保持部18HとサークリップCとの間に挟まれるようにして第2ハウジング18に固定される。
一方、第1軸受33Jの外輪は第1ハウジング17に圧入され、アシスト側ピニオン軸33の一端部は第1軸受33Jの内輪に隙間嵌めされている。
また、アシスト側ピニオン軸33は、埋込ネジ形式によりアシスト側ピニオン軸33に固定されるロックナット36によって、第2軸受33Kを挟んで第2ハウジング18の保持部18Hに突き当てられる。これによって、アシスト側ピニオン軸33は、第2ハウジング18側に向けた方向の移動が制限される。
以上のようにして、アシスト側ピニオン軸33は、アシスト側ギヤハウジング10Bにおいて、回転可能に保持されるとともに、軸方向には移動しないように取り付けられる。
そして、ラックガイド38は、ラック軸24のアシスト側ラック24Bをアシスト側ピニオン軸33のピニオン33Pに押付けるとともに、ラック軸24を摺動自在に支持する。
また、図4に示すように、円柱形状の軸受保持部55の中心は、アシスト側ピニオン軸33の軸心と同軸上に形成している。これによって、軸受保持部55に保持されるスラスト軸受51の回転軸と、アシスト側ピニオン軸33の軸心に対して同軸上に位置するように設けられる。
アシスト部Bにおいて、例えばロックナット36の破損などによって、アシスト側ピニオン軸33の保持が解除される可能性がある。この場合、本実施形態では、図5に示すように、ロックナット36による第2ハウジング18に対するアシスト側ピニオン軸33の固定が解除される。そして、アシスト側ピニオン軸33は、アシスト側ギヤハウジング10Bにおいて移動可能な状態になる。このようにロックナット36が外れた状態にて、例えばラック軸24を介してアシスト側ピニオン軸33に大きな力がかかることで、アシスト側ピニオン軸33が移動しようする。
さらに、スラスト軸受51は、アシスト側ピニオン軸33に形成される軸受保持部55に第1回転輪521が保持され、カバー部材19に第2回転輪522が接触した状態となる。そして、スラスト軸受51は、コロ53によって軸方向に力を受けた状態で回転可能であるため、アシスト側ピニオン軸33が回転可能な状態が維持される。
続いて、変形例1の回転許容部50について説明する。なお、以下の説明において、上述した実施形態と同様の部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6は、変形例1の回転許容部50について説明するための図である。
図6に示すように、変形例1の回転許容部50は、スラスト軸受51と、軸受保持部56とを有する。変形例1の回転許容部50では、スラスト軸受51を保持する軸受保持部56がカバー部材19に設けられる。
軸受保持部56は、カバー部材19からアシスト側ピニオン軸33に向けて突出する円柱形状の突起である。そして、円柱形状を有する軸受保持部56の外径は、スラスト軸受51の第1回転輪521のよりも大きい。そして、軸受保持部56は、第1回転輪521が圧入されてスラスト軸受51を保持する。
さらに、スラスト軸受51は、カバー部材19に形成される軸受保持部56に第1回転輪521が保持され、アシスト側ピニオン軸33に第2回転輪522が接触した状態となる。そして、スラスト軸受51は、コロ53によって軸方向に力を受けた状態で回転可能であるため、アシスト側ピニオン軸33が回転可能な状態が維持される。
図7は、変形例2の回転許容部50について説明するための図である。
変形例2の回転許容部50は、すべり軸受けであるすべり軸受61と、すべり軸受61を保持する軸受保持部65とを有している。
すべり軸受61は、多数の孔を有する焼結金属などを母材とし、その母材に潤滑油を含ませたものである。本実施形態のすべり軸受61は円筒形状を有している。そして、すべり軸受61は、内周面621と、円環状の端部面622とを備えて構成される。
また、軸受保持部65は、軸方向においてすべり軸受61よりも短くなるように形成されている。そして、軸受保持部65は、すべり軸受61を保持した状態にて、すべり軸受61から突出しないよう構成されている。
さらに、すべり軸受61は、カバー部材19に端部面622が接触した状態となる。そして、すべり軸受61は、軸方向に力を受けた状態で回転可能であるため、アシスト側ピニオン軸33が回転可能な状態が維持される。
図8は、変形例3の回転許容部50について説明するための図である。
図8に示すように、変形例3の回転許容部50は、すべり軸受61と、軸受保持部66とを有する。変形例3の回転許容部50では、すべり軸受61を保持する軸受保持部66がカバー部材19に設けられる。
軸受保持部66は、カバー部材19からアシスト側ピニオン軸33に向けて突出する円柱状の突起である。そして、円柱状の軸受保持部66の外径は、すべり軸受61の内周面621よりも若干大きく形成される。そして、軸受保持部56は、内周面621が圧入されてすべり軸受61を保持する。
また、軸受保持部66は、軸方向においてすべり軸受61よりも短くなるように形成されている。そして、軸受保持部66は、すべり軸受61を保持した状態にて、すべり軸受61から突出しないよう構成されている。
さらに、すべり軸受61は、アシスト側ピニオン軸33の端部に端部面622が接触した状態となる。そして、すべり軸受61は、軸方向に力を受けた状態で回転可能であるため、アシスト側ピニオン軸33が回転可能な状態が維持される。
Claims (3)
- 被操舵部に連結するラック軸に操舵部からの操舵力を伝達する伝達部と、当該操舵部における操舵に基づいて当該ラック軸に操舵補助力を付与する操舵補助部とを備えたパワーステアリング装置であって、
前記操舵補助部は、
前記ラック軸のラックに接続するピニオンを有するピニオン軸と、
ウォームギヤを回転駆動させる駆動部と、
前記ピニオン軸に設けられ、前記駆動部の前記ウォームギヤに接続して当該駆動部の駆動力を受けて当該ピニオン軸を回転させるウォームホイールと、
少なくとも前記ピニオン軸の端部側を覆うように設けられるカバー部材と、
前記ピニオン軸と前記カバー部材との対向部に設けられ、当該ピニオン軸が当該カバー部材に向けて移動した際に当該ピニオン軸の端部と当該カバー部材との間に挟まれた状態で当該ピニオン軸の回転を許容する回転許容部と、を備え、
前記回転許容部は、前記ピニオン軸の端部に設けられて前記カバー部材との間に隙間を形成し当該ピニオン軸が移動した際に当該ピニオン軸の回転を許容する回転許容部材、または、当該カバー部材に設けられて当該ピニオン軸の端部との間に隙間を形成し当該ピニオン軸が移動した際に当該ピニオン軸の回転を許容する回転許容部材を有していることを特徴とするパワーステアリング装置。 - 前記回転許容部材は、前記ピニオン軸の端部または前記カバー部材との間に、前記ウォームホイールと前記ウォームギヤとが回転可能に噛み合う許容範囲内で設定された距離の前記隙間を形成することを特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
- 前記操舵補助部は、
少なくとも前記ピニオン軸を保持するハウジングと、
前記ピニオン軸を回転可能に保持する軸受部と、
前記ピニオン軸に取り付けられて前記軸受部を当該ハウジングに固定することで、当該ハウジングに前記ピニオン軸を保持させる固定部材と、をさらに備え、
前記回転許容部は、前記固定部材による固定が解除された際に、前記ピニオン軸の端部と前記カバー部材との間で当該ピニオン軸の回転を許容することを特徴とする請求項1または2に記載のパワーステアリング装置。
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