Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP5781517B2 - 2,5−フランジカルボン酸及びそのエステルを調製する方法 - Google Patents

2,5−フランジカルボン酸及びそのエステルを調製する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5781517B2
JP5781517B2 JP2012533103A JP2012533103A JP5781517B2 JP 5781517 B2 JP5781517 B2 JP 5781517B2 JP 2012533103 A JP2012533103 A JP 2012533103A JP 2012533103 A JP2012533103 A JP 2012533103A JP 5781517 B2 JP5781517 B2 JP 5781517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fdca
acid
ester
alkyl
feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012533103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013507358A (ja
Inventor
デ ディエゴ,セサル ムニョス
デ ディエゴ,セサル ムニョス
ポール スキャンメル,ウェイン
ポール スキャンメル,ウェイン
ダム,マテウス アドリアヌス
アドリアヌス ダム,マテウス
ヨハネス マリア フリューテル,ゲラルドゥス
ヨハネス マリア フリューテル,ゲラルドゥス
Original Assignee
フラニックス テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ
フラニックス テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=42138660&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5781517(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by フラニックス テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ, フラニックス テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ filed Critical フラニックス テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ
Publication of JP2013507358A publication Critical patent/JP2013507358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5781517B2 publication Critical patent/JP5781517B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D307/34Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D307/38Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D307/40Radicals substituted by oxygen atoms
    • C07D307/42Singly bound oxygen atoms
    • C07D307/44Furfuryl alcohol
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/70Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper
    • B01J23/74Iron group metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D307/34Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D307/38Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D307/40Radicals substituted by oxygen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D307/34Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D307/38Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D307/40Radicals substituted by oxygen atoms
    • C07D307/46Doubly bound oxygen atoms, or two oxygen atoms singly bound to the same carbon atom

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

本発明は、2,5−フランジカルボン酸及びそのエステル、特に5−(アルコキシメチル)−2−フルアルデヒドとしても既知である5−ヒドロキシメチルフルフラール(「HMF」)のアルキルエーテルからの、2,5−ビス(アルコキシメチル)フランからの若しくはその混合物からの、2,5−フランジカルボン酸(「FDCA」)及び/又はFDCAのアルキルエステルを調製する方法に関する。これらの出発材料の1つ又は複数とHMFとの混合物も使用することができる。
2,5−フランジカルボン酸は、フラン誘導体である。この有機化合物は、1876年にFittig及びHeinzelmannによって最初に得られた。Henry Hillによって最初の総括が1901年に公開された(非特許文献1)。FDCAは、125年以上経ってから、未来の「環境に優しい」(“green”)化学産業を確立するための12個の優先化学物質の1つとして、米国エネルギー省によって同定された。しかしながら、今日でも、その生産に関する商業的プロセスは存在しない。研究室規模では、FDCAは多くの場合、HMFから合成され、HMFは順次、グルコース、フルクトース、スクロース及びデンプンのような炭水化物含有供給源から得ることができる。HMFは、フルクトース及びグルコースから3モルの水の酸性下での排除によって得られる。
HMFの誘導体は、潜在的で万能な燃料成分及びプラスチックの生産のための前駆物質として同定される。2,5−フランジカルボン酸ジメチルエステル及びエチレングリコールからのポリエステルが、1946年に最初に報告された(特許文献1)。
特許文献2は、HMFのFDCAへの酸化について記載している。報告される最大FDCA収率は59%であり、105℃で得られる。Pt属由来の触媒を使用した水媒体中での酸素によるHMFの酸化が特許文献3に記載されている。Taarning他は、金ベースの触媒上でのHMFの酸化について説明している(非特許文献2)。
Partenheimer他は、非特許文献3において金属/臭化物触媒Co/Mn/Brを用いた5−ヒドロキシメチルフルフラールの触媒的空気酸化によるフラン−2,5−ジカルボン酸の合成について説明している。
特許文献4では、バイオマス供給源からの5−メトキシメチルフルフラール(MMF)及び5−エトキシメチルフルフラール(EMF)のようなHMFのエーテルの合成について記載されている。HMFよりも高い安定性、それによる生成経路の改善を考慮すると、またこれらのエーテルの環境に優しい性質を考慮すると、HMFのエーテルは、例えばPET又はFDCAベースのポリアミド(ナイロン)の代替物として、フランジカルボン酸ベースのポリエステルの生成に使用することができるフランベースのモノマーの調製における興味深い出発点であると本発明者等はみなした。最も重要な従来のオイルベースのポリエステルモノマーの1つは、精製テレフタル酸(PTA)及びそれらのアルキルエステル(例えば、テレフタル酸ジメチル(DMT))である。PTAとジオールとの反応で遊離されるより高沸点の水に代わって、DMTとジオールとの反応における縮合生成物としてメタノールが遊離されるため、ジエステルは、重合プロセスにおいて興味深い。より低沸点のメタノールは、重縮合工程中での所要の除去が容易であり、高分子量ポリマーの形成を促進させる。
HMFエーテルの酸化はいまだ報告されていない。上述の触媒系のような従来技術を使用する場合、所望のFDCAは、中程度の収率で得ることができる。驚くべきことに、特定の反応条件下で、臭化物含有コバルト及びマンガンベースの触媒を使用する場合に、FDCAが得られただけでなく、相当量のエステルもまた、HMFエーテルのエーテル官能性の直接的な酸化により得ることができることが見出された。FDCA+FDCAエステルの複合収率は、70%〜85%と非常に高い。プロセスの観点から、これは非常に興味深い。したがって、5−(メトキシメチル)フルフラール、すなわちMMFに関して、FDCAのモノメチルエステルの形成が観察された。
英国特許第621,971号明細書 国際公開第01/72732号パンフレット 米国特許第4977283号明細書 国際公開第2007/104514号パンフレット 国際公開第2009/030509号パンフレット 米国特許第2628249号明細書 米国特許第3173933号明細書
Am. Chem. Journ. 25, 439 ChemSusChem, 1, (2008), 75-784 Adv. Synth. Catal. 2001, 343, pp 102-11 W. Partenheimer, Catalysis Today 23 (2), 69-158 (1995)
発明が解決しようとする課題及び課題を解決するための手段
結論として、本発明者等は今回、HMFアルキルエーテル又は2,5−ビス(アルコキシメチル)フランを、FDCA及びそのアルキルエステルへ酸化させることができることを見出した。したがって、第1の態様では、本発明は、2,5−フランジカルボン酸又は2,5−フランジカルボン酸のアルキルエステルを調製する方法であって、5−アルコキシメチルフルフラール、2,5−ビス(アルコキシメチル)フラン及びそれらの混合物から選択される出発材料を含む供給物(feed)を、酸化触媒の存在下で酸化剤と接触させる工程を含む、2,5−フランジカルボン酸又は2,5−フランジカルボン酸のアルキルエステルを調製する方法を提供する。任意に、上記供給物は、更なる出発材料としてHMFも含み得る。例えば、酸化触媒は好ましくは、コバルト及びマンガンから選択される少なくとも1つの金属、より好ましくはその両方を含み、適切には臭素の供給源、好ましくは臭化物を更に含む。
5−アルコキシメチルフルフラールは、特許文献4に記載されるようにバイオマス供給源から得ることができる。プロセス条件に応じて、この参照文献のプロセスに従って得られる生成物は、HFMも含有し得る。2,5−ビス(アルコキシメチル)フランは、特許文献5で記載されるように、HMFから及び5−アルコキシメチルフルフラールから生成することができる。
5−(アルコキシメチル)フルフラールとの本発明の反応の生成物は、プロセス条件並びに触媒の選択及び濃度に依存して、FDCA、又はFDCA及びFDCAのモノアルキルエステル(ヘミエステル)の混合物であり有る。例えば、Co/Mn/Brベースの触媒を使用する場合、触媒のCo/Mn/Br化学量論及び濃度が、重要な影響を与える。同様に、供給物が2,5−ビス(アルコキシメチル)フランを含む場合、反応の生成物は、同様にプロセス条件並びに触媒の選択及び濃度に依存して、FDCA、FDCA及びFDCAのモノアルキルエステル(ヘミエステル)の混合物、又はFDCA、FDCAのモノアルキルエステル(ヘミエステル)及びFDCAのジアルキルエステルの混合物であり得る。
5−(アルコキシメチル)フルフラール中又は2,5−ビス(アルコキシメチル)フラン中のアルキル基は、適切にはC〜Cアルキル、すなわちメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、ネオペンチル又は3−ペンチルであり得る。これ以降で説明されるように、メチルが優先され、程度はそれよりも低いが、エチルも優先される。HMF、5−(メトキシメチル)フルフラール及び5−(エトキシメチル)フルフラールに関して、その生成物は、それぞれ、FDCA(R=H)、FDCA及びFDCAのモノメチルエステル(ヘミエステル)(R=Me)又はFDCA及びFDCAのモノエチルエステル(ヘミエステル)(R=Et)を含有する。
Figure 0005781517
反応の生成物は、適切なジオールとのそれらの反応により、ポリエステルの調製で使用することができる。かかるポリエステル調製は好ましくは、エステル交換反応によって実施され、それにより、FDCAのジメチルエステル又はジエチルエステルが使用され、ここでメチル基又はエチル基は、ジオールとのエステル交換反応中に揮発性アルコールの形態で交換される。したがって、アルキル基としてメチルが優先され、程度はそれよりも低いが、エチルも優先される。
臭素含有触媒が使用される場合、臭素供給源は、反応混合物中で臭化物イオンを生成する任意の化合物であり得る。これらの化合物としては、臭化水素、臭化ナトリウム、臭素元素、臭化ベンジル、テトラブロモエタンが挙げられる。同様に、臭化アルカリ金属若しくは臭化アルカリ土類金属のような他の臭素塩又はZnBrのような別の臭化金属を使用することができる。臭化水素酸又は臭化ナトリウムが優先される。本明細書で言及される臭素の量は、コバルトに対するBrとして測定される量に関する。酸化触媒は、上述するように、好ましくはCo及びMnからなる群から選択される少なくとも1つの金属、好ましくはその両方を含む。
コバルト、マンガン及び臭化物触媒を利用する本発明によるプロセスでは、コバルト化合物及びマンガン化合物及び臭素含有化合物が使用される。これらの化合物は好ましくは、反応混合物に可溶性である。
同様にCo及びMnを含有する臭化物触媒は、任意に1つ又は複数の更なる金属、特にZr及び/又はCeを含有することができる。代替的かつ適切な触媒は、非特許文献4の特に89頁〜99頁(参照により本明細書に援用される)に記載されている。
金属成分はそれぞれ、それらの既知のイオン形態のいずれかで提供され得る。好ましくは、金属(単数又は複数)は、反応溶媒中で可溶性である形態で存在する。コバルト及びマンガンに関する適切な対イオンの例としては、炭酸イオン、酢酸イオン、酢酸四水和物(acetate tetrahydrate)イオン及びハロゲン化物イオンが挙げられるが、これらに限定されず、臭化物イオンが好ましいハロゲン化物イオンである。
Partenheimer(非特許文献4)、86頁〜88頁で記載されるように、上述される本発明のプロセスにおける使用に適した溶媒は、好ましくはモノカルボン酸官能基を含有する少なくとも1つの成分を有する。溶媒はまた、試薬の1つとしても機能し得る。プロセスは、酸性基を含有しない溶媒又は溶媒混合物中で実行することができる。その場合、好ましくは試薬の1つが、モノカルボン酸官能基を含有する。適切な溶媒はまた、安息香酸及びその誘導体のような芳香族酸であり得る。好ましい溶媒は、脂肪族C〜Cモノカルボン酸であり、例えば酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イソ酪酸、n−吉草酸、トリメチル酢酸及びカプロン酸並びにそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。上記混合物は、ベンゼン、アセトニトリル、ヘプタン、酢酸無水物、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン及び水も含み得る。酢酸(「AcOH」)が溶媒として最も好ましい。
本発明のプロセスにおける酸化剤は好ましくは、酸素含有ガス又はガス混合物であり、例えば空気及び酸素に富んだ空気が挙げられるが、これらに限定されない。酸素自体もまた、好ましい酸化剤である。
上述の本発明のプロセスは、バッチ方式、半連続方式又は連続方式で実行することができる。特にFDCAの製造に関しては、特定の時間で温度を増加させること、特定の時間で圧力を増加させること、反応の開始時の触媒濃度の変動及び反応中の触媒組成の変動を伴うバッチ方式での操作が望ましい。例えば、反応中の触媒組成の変動は、指定時間でのコバルト及び/又はマンガン及び/又はジルコニウム及び/又はセシウム及び/又は臭化物の添加により遂行され得る。
商業的プロセスにおける温度及び圧力は、広範囲から選択することができる。反応が溶媒の存在下で実行される場合、反応温度及び圧力は独立していない。圧力は、或る特定温度での溶媒(例えば、酢酸)圧力によって決定される。反応混合物の圧力は好ましくは、溶媒が主に液相で存在するように選択される。実際に、このことは、所望の生成物(二酸又は(ヘミ)エステル)に応じて、5バール〜100バール(0.5〜10MPa)の圧力を使用することができ、10バール〜80バール(1.0〜8.0MPa)の圧力が優先されることを意味する。酸化剤が酸素含有ガス(例えば、空気)である場合、ガスを連続的に反応器へ供給し、反応器から除去することができ、又はガスを反応の開始時にすべて供給することができる。後者の場合では、系の圧力は、ヘッドスペースの容量及び出発材料を変換するのに要されるガスの量に依存する。後者の場合、系の圧力は、酸素含有ガスが連続的に供給及び除去される場合よりも相当高い場合がある。
反応混合物の温度は、適切には60℃〜220℃、好ましくは100℃〜210℃、より好ましくは150℃〜200℃、最も好ましくは160℃〜190℃である。180℃よりも高い温度は、脱炭酸化生成物及び他の分解生成物をもたらす傾向にある。良好な結果(FDCA及びFDCAエステル)は、約180℃の温度で達成された。
好ましい酸化触媒では、コバルト対マンガンのモル比(Co/Mn)は、通常1/1000〜100/1、好ましくは1/100〜10/1、より好ましくは1/10〜4/1である。
同様に、好ましい酸化触媒では、臭素対金属のモル比(例えば、Br/(Co+Mn))は、通常0.001〜5.00、好ましくは0.01〜2.00、より好ましくは0.1〜0.9である。
触媒濃度(金属、例えばCo+Mnに関して算出される)は好ましくは、出発材料に対して0.1モル%〜10モル%であり、2モル%〜6モル%の充填が優先される。良好な結果は、概しておよそ4モル%の触媒充填を用いた場合に得られた。
別の態様では、本発明のモノエステル又はFDCA並びにFDCAのモノエステル及び/又はジエステルの混合物は、出発材料(複数可)を適切な条件下で関連アルコールと接触させることによって、ジエステルへの一般的なエステル交換反応を使用して変換することができる。したがって、一態様では、本発明は、2,5−フランジカルボン酸のモノメチルエステル若しくはFDCA及びFDCAのモノエステル並びに/又はジエステルの混合物と、C〜Cアルキルアルコール、好ましくは2,5−フランジカルボン酸の対称アルキルエステル(すなわち、アルキル基がともに同一である)を調製するのに要されるアルコールとの反応による2,5−ジカルボン酸のジアルキルエステルの調製における2,5−フランジカルボン酸若しくはFDCA及びFDCAのモノエステル並びに/又はジエステルの混合物の使用、より好ましくはFDCAのジメチルエステルの調製における2,5−フランジカルボン酸のモノメチルエステル若しくはFDCA及びFDCAのモノエステル並びに/又はジメチルエステルの混合物の使用にも関する。
Figure 0005781517
したがって、本発明はまた、2,5−フランジカルボン酸のジアルキルエステルを調製する方法であって、上述するような方法で2,5−フランジカルボン酸又は2,5−フランジカルボン酸のアルキルエステルを調製することであって、それにより反応生成物を得る、調製すること、及び該反応生成物をC〜Cアルキルアルコールと反応させることであって、それにより2,5−フランジカルボン酸のジアルキルエステルを得る、反応させることを含む、2,5−フランジカルボン酸のジアルキルエステルを調製する方法を提供する。後者のC〜Cアルキルアルコール中のアルキル基は好ましくは、出発材料中のアルキル基と同じであり、その結果2,5−フランジカルボン酸の対称ジアルキルエステルが得られる。アルキル基は好ましくはメチル基である。反応は、特許文献6に記載されるように、硫酸又はスルホン酸の存在下で実施することができる。任意に、活性炭が更に存在する。
本発明の更なる態様では、本発明のエステル、特にジメチルエステルを、ジオールとの反応によるポリエステルポリマーの調製に使用することができる。ジメチルエステルをジオールと反応させることにより、迅速に揮発するメタノールが形成される。1946年に、特許文献1において、エチレングリコールとのFDCAジメチルエステルの重合が、かかる重合の最初の例として記載された。
FDCAの生成のための出発材料は、上述するように炭水化物供給源に由来し得る。かかる開示の例は、特許文献4及び特許文献5である。したがって、本発明は、2,5−フランジカルボン酸及び2,5−フランジカルボン酸のアルキルエステルを調製する方法であって、炭水化物供給源が、5−アルコキシメチルフルフラール及び任意に5−ヒドロキシメチルフルフラールを含む生成物に変換されて、そこから5−アルコキシメチルフルフラール及び任意に5−ヒドロキシメチルフルフラールを含む供給物が単離され、この方法が、適切な反応条件下で、酸化触媒、特にコバルト及びマンガン、並びに臭化物含有触媒の存在下で上記供給物を酸化剤と接触させる次の工程を更に含む、2,5−フランジカルボン酸及び2,5−フランジカルボン酸のアルキルエステルを調製する方法も提供する。次の工程は好ましくは、上述するような方法で実行する。
実際に、ポリエステルは一般的に、ジオール(例えば、エチレングリコール(EG))のモノマー単位と、ジカルボン酸との間の複合エステル交換/縮重合反応により作製される。触媒及び安定剤のような添加剤を、プロセスを促進し、かつ分解に対してポリエステルを安定化するために添加することができる。
実験は、並列した12ml容の磁器攪拌ステンレス鋼バッチ反応器で実行した。反応器は、12個のバッチ反応器を含有するブロックに分類される。すべての反応器に関する標準的な手順は以下の通りであった:供給用の酢酸ストック溶液(1.56M)0.5mlを、テフロン(登録商標)インサート(insert)で裏打ちされた反応器へ添加した。続いて、触媒用の酢酸ストック溶液1mlを反応器へ添加した。典型的な実験(1/x/yの相対比を有する触媒組成Co/Mn/Br)では、Co(OAc) 4HOの濃度は、0.78mg/ml(0.31mmol/ml)であった。Mn供給源として、Mn(OAc) 4HOを使用し、臭素供給源として、NaBrを使用した。反応器は、ゴム隔膜で封をして、その後、反応器を密封して、所望の空気圧(20バール〜60バール(2.0〜6.0MPa)の範囲)に加圧した。加圧後、12個の反応器を有するブロックを、所望の温度(100℃〜220℃の範囲)で予熱した試験ユニットに配置させた。所望の反応時間(0.5時間〜24時間の範囲)後に、ブロックを氷浴中に20分間入れる。ブロックを冷却させてから、それを減圧させた。開封後、HPLCサンプルを調製した。まず、サッカリンのDMSO溶液(11.04mg/ml)5mlを各反応器へ添加して、混合物を5分間攪拌した。次に、この混合物10μlを、HPLCバイアル中で水を用いて1000μlへ希釈した。サンプルを、HPLCを使用して分析した。
実施例1
実施例1は、0.78モル%のCo触媒(供給物に対して)、0.52Mの供給物濃度及び1/5/5、1/5/20及び1/3/20のCo/Mn/Br比を180℃で1時間、60バール(6.0MPa)の空気を用いた場合のそれぞれEMF、MMF、HMF+EMFの1:1混合物及びHMF+MMFの1:1混合物の酸化におけるFDCA+FDCAモノアルキルエステルの複合収率(「y」)を示す。酸素対供給物の比は、供給物1モル当たり8.07molのOであった。これらの条件下では、より高いBr量がより高い収率をもたらすが、Br/(Co+Mn)>1の場合、腐食が商業規模で問題となり得る。驚くべきことに、MMFは、EMFよりもわずかに高い収率をもたらす。
実施例1はさらに、EMF酸化及びMMF酸化に関するFDCA及びFDCAのモノアルキルエステル(FDCA1/2R)に対する選択性(「s」)を示す。これらの条件下では、MMFはEMFよりも高いエステル選択性を示し、より低い臭素量はより高いエステル選択性を示す。これらの実験のデータは以下の表1に付与される。
EMF及びMMFの酸化はまた1時間後に完了し、フランジカルボキシル化合物に対してHMFとほぼ同じ収率をもたらすことは驚くべきことである。このことは、エーテルの酸化では相当低い量の生成物が予測され得ることを示す従来技術の教示とは対照的である。特許文献7では、コバルト及び臭素含有触媒上でのアルコール及びエーテルの酸化について記載されている。カルボン酸及び相当するエステルのような酸化生成物の収率は、エーテルの酸化と比較してアルコールが酸化される場合に相当高いようであった。
実施例2
実施例2は、0.1モル%、0.78モル%、1.56モル%及び1.85モル%のCo触媒(供給物に対して)、3.7wt/wt%供給物濃度及び1/5/5、1/3/20及び1/5/20のCo/Mn/Br比を180℃で1時間、60バール(6.0MPa)の空気を用いた場合のMMFの酸化におけるFDCA+FDCAモノメチルエステルの複合収率に対する絶対触媒量の影響を示す。酸素対供給物の比は、供給物1モル当たり8.07molのOであった。これらの条件下では、最低触媒濃度(0.1モル%のCo)量が、収率25%〜45%のFDCA+FDCAメチルエステルをもたらす。0.78モル%のCoでは、低い臭素触媒系(1/5/5)は収率60%のFDCA+FDCAメチルエステルをもたらす一方で、より高いBr触媒(1/3/20及び1/5/20)は、収率70%〜80%のFDCA+FDCAメチルエステルをもたらす。より高い触媒濃度(1.56モル%及び1.95モル%)は、Mn量及びBr量(試験した範囲内で)とは無関係に、収率70%〜80%のFDCA+FDCAメチルエステルをもたらす。
実施例2はさらに、MMF酸化に関するFDCAのモノメチルエステル(FDCA1/2R)に対する選択性を示す。これらの条件下では、低いBr触媒(1/5/5)は、より高いBr触媒(1/3/20及び1/5/20)よりも高いエステル選択性を示した。Co/Mn比 1/5及び1/3は同一の結果をもたらす。0.78モル%のCo触媒系は、最高のエステル収率をもたらす。これらの実験のデータは、以下の表2に付与される。
実施例3
実施例3は、0.78モル%及び0.10モル%のCo触媒(供給物に対して)並びに1/5/5、1/3/20及び1/5/20のCo/Mn/Br比を用いた場合のMMFの酸化におけるFDCA+FDCAモノメチルエステルの複合収率に対する空気圧(室温での反応器のヘッドスペースにおける20バール(2.0MPa)、40バール(4.0MPa)及び60バール(6.0MPa)の空気圧、酸素対供給物のモル比に換算される)の影響を示す。すべての実験における供給物濃度は3.7wt/wt%であり、温度は180℃であり、実験は1時間続けた。20バール(2.0MPa)の空気の圧力は、2.69モル/モルの酸素対供給物比に相当し、40バール(4.0MPa)の圧力は、5.68モル/モルのO/供給物比に相当し、60バール(6.0MPa)の圧力は、8.07モル/モルのO/供給物比に相当した。これらの条件下で、最低空気圧(20バール(2.0MPa))は、収率73%〜82%のFDCA+FDCAメチルエステルをもたらす。より高い圧力は、より低い収率を示す。1/5/20触媒は、最高の複合FDCA+FDCAメチルエステル収率を示す。最低複合収率は、低いBr触媒(1/5/5)で観察された。この低いBr触媒はまた、圧力の影響を最も受ける。これらの実験のデータは、以下の表3に付与される。
表3はさらに、MMF酸化に関するFDCAモノメチルエステル(FDCA1/2R)に対する選択性を示す。これらの条件下では、より高い圧力が、より高いFDCAメチルエステル収率(したがって、より低いFDCA収率)をもたらし、より低いBr触媒(1/5/5)は、より高いメチルエステル収率を示す。
表3はまた、低触媒充填(0.10モル%のCo)を用いた場合の実験の結果を示す。FDCA+FDCAメチルエステル収率に対する圧力の影響は、表3におけるより高い触媒濃度で観察されたものと異なる。
実施例4
実施例4は、0.78モル%のCo触媒(供給物に対して)、3.7wt/wt%の供給物濃度を180℃及び60バール(6.0MPa)の空気で用いた場合のMMFの酸化におけるFDCA+FDCAモノメチルエステルの複合収率に対する反応時間(0.5時間、0.75時間及び1時間)の影響を示す。空気圧は、8.07モル/モルのO/供給物比に相当した。1/5/5、1/3/20及び1/5/20のCo/Mn/Br比を有する触媒組成を変えた。これらの条件下で、反応時間は、複合FDCA+FDCAメチルエステル収率に対してほとんど影響がないことが見出された。これらの実験のデータは、以下の表4に付与される。
実施例5
実施例5は、0.78モル%のCo触媒(供給物に対して)、3.7wt/wt%の供給物濃度を1時間、20バール(2.0MPa)及び60バール(6.0MPa)で1/5/5、1/3/20及び1/5/20のCo/Mn/Br比を用いた場合のMMFの酸化におけるFDCA+FDCAモノメチルエステルの複合収率に対する温度(160℃、180℃、200℃及び220℃)の影響を示す。これらの条件下で、FDCA+FDCAメチルエステルの最高複合収率は、180℃で観察される。これらの実験のデータは、以下の表5に付与される。
実施例6
実施例6は、0.78モル%のCo触媒(供給物に対して)を180℃及び20バール(2.0MPa)で1時間用いた場合のMMFの酸化におけるFDCA+FDCAモノメチルエステルの複合収率に対する供給物濃度(3.7wt%、7.4wt%及び11.1wt%)の影響を示す。1/5/5、1/3/20及び1/5/20のCo/Mn/Br比を有する触媒組成を変えた。これらの条件下で、FDCA+FDCAメチルエステルの収率は、供給物濃度を増加されるにつれ、わずかに減少する。これらの実験のデータは、以下の表6に付与される。
実施例7
実施例7は、0.78モル%のCo触媒(供給物に対して)を180℃及び20バール(2.0MPa)で1時間用いた場合のMMFの酸化における中間体5−ホルミルフランカルボン酸(FFCA)の収率に対する供給物濃度(3.7wt%、7.4wt%及び11.1wt%)の影響を示す。1/5/5、1/3/20及び1/5/20のCo/Mn/Br比を有する触媒組成を変えた。これらの条件下で、FFCAの収率は、3.7wt%の供給物濃度ではごくわずかであるが、供給物濃度を増加されるにつれ、わずかに増加する。FFCAは、それが重縮合反応における鎖ストッパーとして作用するため望ましくない。これらの実験のデータは、以下の表7に付与される。
実施例8
実施例8は、4モル%のCo+Mn触媒(供給物に対して)及び固定Br/(Co+Mn)比 0.7を用いた場合のMMFの酸化におけるFDCA+FDCAモノメチルエステルの複合収率に対するCo/Mn比(0/1(Mnのみ)、1/60、1/40、1/20、1/15、1/10、1/8、1/6、1/4、3/2、2/3及び4/1)の影響を示す。すべての実験において、供給物濃度は3.7wt/wt%であり、温度は180℃であり、空気圧は20バール(2.0MPa)であり、実験は1時間続けた。空気圧は、2.69モル/モルのO/供給物比に相当した。これらの条件下で、Coは、関連FDCA+FDCAメチルエステル収率を得るのに要されるが、更に極少量のCo(Co/Mn 0.0167)により望ましい生成物形成がもたらされることが明らかである。これらの実験のデータは、以下の表8に付与される。
実施例9
実施例9は、4モル%のCo+Mn触媒(供給物に対して)及び固定Br/(Co+Mn)比 0.7を用いた場合のMMFの酸化におけるFDCA+FDCAモノメチルエステルの複合収率に対するMn/Co比(0/1(Coのみ)、1/80、1/60、1/40、1/20、1/10、1/4、2/3、3/2及び4/1)の影響を示す。すべての実験において、供給物濃度は3.7wt/wt%であり、温度は180℃であり、空気圧は20バール(2.0MPa)であり、実験は1時間続けた。空気圧は、2.69モル/モルのO/供給物比に相当した。これらの条件下で、Mnは、関連FDCA+FDCAメチルエステル収率を得るのに要されるが、この場合、最低量のMn(Co/Mn<20/1)では、ほんの少量の望ましい生成物しか観察されなかったことが明らかである。最高のFDCA+FDCAメチルエステル収率は、Mn/Co≧1/4で観察された。これらの実験のデータは、以下の表9に付与される。
実施例10
実施例10は、4モル%のCo+Mn触媒(供給物に対して)を用いた場合のMMFの酸化におけるFDCA+FDCAモノメチルエステルの複合収率に対するBr量(Br/(Co+Mn)=0.1、0.25、0.4、0.5、0.7及び0.9)の影響を示す。すべての実験において、供給物濃度は3.7wt/wt%であり、温度は180℃であり、空気圧は20バール(2.0MPa)であり、実験は1時間続けた。空気圧は、2.69モル/モルのO/供給物比に相当した。これらの条件下で、FDCA+FDCAメチルエステルの収率は、最低量のBr(Br/Co+Mn)=0.1)での57%〜63%から、最高量のBr(Br/(Co+Mn)=0.9)での71%〜77%に増加することは明らかである。これらの実験のデータは、以下の表10に付与される。
Figure 0005781517
Figure 0005781517
Figure 0005781517

Figure 0005781517
Figure 0005781517

Figure 0005781517

Figure 0005781517
Figure 0005781517

Figure 0005781517
Figure 0005781517

Claims (11)

  1. 2,5−フランジカルボン酸及び/又は2,5−フランジカルボン酸の 〜C アルキルエステルを調製する方法であって、5−アルコキシメチルフルフラールを含む供給物を、Co/Mn/Br基酸化触媒の存在下で酸化剤と接触させる工程を含み、アルコキシ基のアルキルが、C 〜C アルキル基であることを特徴とする2,5−フランジカルボン酸及び/又は2,5−フランジカルボン酸の 〜C アルキルエステルを調製する方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記供給物が、更なる出発材料として5−ヒドロキシメチルフルフラールを含むことを特徴とする方法。
  3. 請求項に記載の方法において、前記酸化触媒が、少なくとも1つの更なる金属を含むことを特徴とする方法。
  4. 請求項に記載の方法において、前記更なる金属が、Zr及び/又はCeであることを特徴とする方法。
  5. 請求項に記載の方法において、前記酸化剤が、酸素、空気又は他の酸素含有ガスから選択されることを特徴とする方法。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の方法において、前記供給物及び前記酸化剤を150℃〜200℃温度で接触させることを特徴とする方法。
  7. 請求項に記載の方法において、更に、モノカルボン酸官能基を含有する溶媒存在することを特徴とする方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、前記溶媒は酢酸若しくは酢酸及び水の混合物を含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項に記載の方法において、前記出発材料アルコキシ基のアルキルがメチルまたはエチルであることを特徴とする方法。
  10. 2,5−フランジカルボン酸の 〜C ジアルキルエステルを調製する方法であって、請求項に記載の方法において2,5−フランジカルボン酸又は2,5−フランジカルボン酸の 〜C アルキルエステルを調製し、反応生成物を得る調製する工程と、
    前記反応生成物をC〜Cアルキルアルコールと反応させて、2,5−フランジカルボン酸の前記ジアルキルエステルを得る、反応工程とを含むことを特徴とする2,5−フランジカルボン酸のジアルキルエステルを調製する方法。
  11. 請求項10に記載の方法において、前記C〜Cアルキルアルコールがメタノールであり、前記ジアルキルエステルが2,5−フランジカルボン酸のジメチルエステルであることを特徴とする方法。
JP2012533103A 2009-10-07 2010-10-06 2,5−フランジカルボン酸及びそのエステルを調製する方法 Active JP5781517B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US24940009P 2009-10-07 2009-10-07
NL2003607 2009-10-07
US61/249,400 2009-10-07
NL2003607 2009-10-07
PCT/NL2010/050653 WO2011043660A2 (en) 2009-10-07 2010-10-06 Method for the preparation of 2,5-furandicarboxylic acid and esters thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013507358A JP2013507358A (ja) 2013-03-04
JP5781517B2 true JP5781517B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=42138660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012533103A Active JP5781517B2 (ja) 2009-10-07 2010-10-06 2,5−フランジカルボン酸及びそのエステルを調製する方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US8519167B2 (ja)
EP (1) EP2486027B2 (ja)
JP (1) JP5781517B2 (ja)
KR (1) KR101769503B1 (ja)
CN (1) CN102648191B (ja)
BR (1) BR112012008164B1 (ja)
CA (1) CA2773640C (ja)
MX (1) MX2012004146A (ja)
MY (1) MY159836A (ja)
SG (1) SG179041A1 (ja)
WO (1) WO2011043660A2 (ja)
ZA (1) ZA201201791B (ja)

Families Citing this family (105)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102459214B (zh) 2009-05-14 2015-01-21 阿彻丹尼尔斯米德兰德公司 糠醛化合物的氧化
DE102011004676A1 (de) * 2011-02-24 2012-08-30 Evonik Oxeno Gmbh Pentylester der Furandicarbonsäure
US8791277B2 (en) * 2011-05-24 2014-07-29 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce a crude and/or purified carboxylic acid product
US8846960B2 (en) 2011-05-24 2014-09-30 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce a crude and/or purified carboxylic acid product
US20120302773A1 (en) 2011-05-24 2012-11-29 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce a crude and/or purified carboxylic acid product
US9199958B2 (en) 2011-05-24 2015-12-01 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce a crude and/or purified carboxylic acid product
US8791278B2 (en) 2011-05-24 2014-07-29 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce a crude and/or purified carboxylic acid product
US20120302768A1 (en) 2011-05-24 2012-11-29 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce a crude and/or purified carboxylic acid product
BR112014004592A2 (pt) * 2011-08-31 2017-03-28 Univ Kansas processo para efetuar uma oxidação em um suprimento
WO2013033058A1 (en) * 2011-08-31 2013-03-07 Archer Daniels Midland Company Spray oxidation process for producing 2,5-furandicarboxylic acid from hydroxymethylfurfural
CA2853244C (en) 2011-10-24 2019-12-31 Furanix Technologies B.V. A process for preparing a polymer product having a 2,5-furandicarboxylate moiety within the polymer backbone to be used in bottle, film or fibre applications
WO2013188589A2 (en) * 2012-06-12 2013-12-19 Kandalam Ramanujachary SPINEL CATALYST OF LixMn2O4 (0<x<0.2) FOR OXIDATION REACTIONS
US8859788B2 (en) 2012-06-22 2014-10-14 Eastman Chemical Company Esterification of furan-2,5-dicarboxylic acid to a dialkyl-furan-2,5-dicarboxylate vapor with rectification
US8658810B2 (en) 2012-06-22 2014-02-25 Eastman Chemical Company Method for producing purified dialkyl-furan-2,5-dicarboxylate vapor
US8969404B2 (en) 2012-06-22 2015-03-03 Eastman Chemical Company Purifying crude furan 2,5-dicarboxylic acid by hydrogenation
US8748479B2 (en) 2012-06-22 2014-06-10 Eastman Chemical Company Process for purifying crude furan 2,5-dicarboxylic acid using hydrogenation
US8912349B2 (en) 2012-06-22 2014-12-16 Eastman Chemical Company Method for producing purified dialkyl-furan-2,5-dicarboxylate separation and solid liquid separation
US8809556B2 (en) 2012-07-20 2014-08-19 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce a purified carboxylic acid product via solvent displacement and post oxidation
US9029580B2 (en) 2012-07-20 2015-05-12 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce a purified carboxylic acid product via solvent displacement and post oxidation
US8772513B2 (en) 2012-08-30 2014-07-08 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce a crude dry carboxylic acid product
EP2890544B2 (en) 2012-08-31 2023-11-15 Société Anonyme des Eaux Minérales d'Evian et en Abrégé "S.A.E.M.E" Bottle, method of making the same and use of fdca and diol monomers in such bottle
US10737426B2 (en) * 2012-08-31 2020-08-11 SOCIETE ANONYME DES EAUX MINERALES D'EVIAN et en abrege, “S.A.E.M.E” Method of making a bottle made of FDCA and diol monomers and apparatus for implementing such method
CN103724303B (zh) * 2012-10-15 2016-02-10 中国科学院大连化学物理研究所 一种催化氧化制备2,5-呋喃二甲酸的方法
US9156805B2 (en) 2012-11-20 2015-10-13 Eastman Chemical Company Oxidative purification method for producing purified dry furan-2,5-dicarboxylic acid
US8916719B2 (en) 2012-11-20 2014-12-23 Eastman Chemical Company Process for producing dry purified furan-2,5-dicarboxylic acid with oxidation off-gas treatment
US8916720B2 (en) 2012-11-20 2014-12-23 Eastman Chemical Company Process for producing dry purified furan-2,5-dicarboxylic acid with oxidation off-gas treatment
WO2014099438A2 (en) * 2012-12-20 2014-06-26 Archer Daniels Midland Company Esterification of 2,5-furan-dicarboxylic acid
FR3001970B1 (fr) 2013-02-11 2015-02-27 Centre Nat Rech Scient Procede de preparation d'acide 2,5-furane dicarboxylique
NL2010572C2 (en) * 2013-04-05 2014-10-07 Furanix Technologies Bv Process for the preaparation of 2,5-furan-dicarboxylic acid.
US9108979B2 (en) 2013-06-06 2015-08-18 California Institute Of Technology Diels-Alder reactions catalyzed by Lewis acid containing solids: renewable production of bio-plastics
JP6507156B2 (ja) 2013-06-20 2019-04-24 フラニックス・テクノロジーズ・ベーフェー 繊維の製造方法、ならびにその繊維から製造される繊維およびヤーン
DE102013012622A1 (de) * 2013-07-30 2015-02-05 Clariant lnternational Ltd Neue sterisch gehinderte cyclische Amine
ES2669428T3 (es) 2013-08-30 2018-05-25 Synvina C.V. Procedimiento destinado a purificar un compuesto ácido que comprende ácido 2-formilfuran-5-carboxílico y ácido 2,5-furandicarboxílico
WO2015060718A1 (en) 2013-10-21 2015-04-30 Furanix Technologies B.V. Process for preparing a furan-based polyamide, a furan-based oligomer and compositions and articles comprising the furan-based polyamide
DE102013223496A1 (de) 2013-11-18 2015-05-21 Tesa Se Neuartiges Polyester geeignet zur Herstellung von Trägermaterialien für Klebebändern
GB201402585D0 (en) 2014-02-14 2014-04-02 Croda Int Plc Polyurethane dispersions
GB201402580D0 (en) 2014-02-14 2014-04-02 Croda Int Plc Polyurethane elastomers
GB201403599D0 (en) 2014-02-28 2014-04-16 Croda Int Plc Micronutrient compositions
WO2015137807A1 (en) 2014-03-11 2015-09-17 Furanix Technologies B.V. Polyester and method for preparing such a polyester
US9908968B2 (en) 2014-03-11 2018-03-06 Synvina C.V. Polyester and method for preparing such a polyester
ES2682949T3 (es) 2014-03-11 2018-09-24 Synvina C.V. Procedimiento destinado a la preparación de un poliéster bajo unas condiciones de esterificación específicas
WO2015137806A1 (en) 2014-03-11 2015-09-17 Furanix Technologies B.V. Process for enhancing the molecular weight of a polyester
WO2015155784A1 (en) * 2014-04-09 2015-10-15 Natco Pharma Limited Process for the preparation of 2,5-furandicarboxylic acid and its ester derivative
US9604202B2 (en) 2014-05-08 2017-03-28 Eastman Chemical Company Furan-2,5-dicarboxylic acid purge process
US9943834B2 (en) 2014-05-08 2018-04-17 Eastman Chemical Company Furan-2,5-dicarboxylic acid purge process
KR20170045305A (ko) 2014-08-25 2017-04-26 신비나 씨.브이. 폴리(에틸렌-2,5-푸란디카르복실레이트)을 포함하는 배향된 필름 제조를 위한 공정
WO2016076711A1 (en) 2014-11-10 2016-05-19 Furanix Technologies B.V. Preparation of dialkyl esters of 2,5-furandicarboxylic acid
JP6442055B2 (ja) 2014-11-10 2018-12-19 センヴィナ・セー・フェー 2,5−フランジカルボン酸のジアルキルエステルの未精製組成物を精製する方法
WO2016076710A1 (en) 2014-11-10 2016-05-19 Furanix Technologies B.V. Preparation of dialkyl esters of 2,5-furandicarboxylic acid
CN105688988B (zh) 2014-12-16 2018-11-27 财团法人工业技术研究院 糠醛化合物的氧化反应催化剂及糠醛化合物的氧化方法
DE102015000124A1 (de) * 2015-01-07 2016-07-07 Clariant International Ltd. Verfahren zur Stabilisierung von Polyamiden
WO2016168233A1 (en) * 2015-04-14 2016-10-20 E I Du Pont De Nemours Processes for producing 2,5-furandicarboxylic acid and derivatives thereof and polymers made therefrom
KR101715169B1 (ko) * 2015-05-21 2017-03-10 한국생산기술연구원 2,5-푸란디카르복실산의 제조 방법
US10787748B2 (en) 2015-05-21 2020-09-29 Avantium Knowledge Centre B.V. Process for the preparation of an aromatic dicarboxylic acid
US10435799B2 (en) 2015-05-21 2019-10-08 Avantium Knowledge Centre B.V. Process for the purification of a carboxylic acid-containing composition
CA2988392C (en) 2015-06-05 2020-04-14 Synvina C.V. Process for the preparation of a purified acid composition
US9321744B1 (en) 2015-06-26 2016-04-26 Industrial Technology Research Institute Method for preparing 2,5-furan dicarboxylic acid
CN115819383A (zh) 2015-07-24 2023-03-21 纳幕尔杜邦公司 制备2,5-呋喃二甲酸及其酯的方法
NL2015266B1 (en) 2015-08-04 2017-02-21 Furanix Technologies Bv Poly(alkylene furandicarboxylate)-comprising polyester.
NL2015264B1 (en) 2015-08-04 2017-02-21 Furanix Technologies Bv Masterbatch polyester composition.
NL2015265B1 (en) 2015-08-04 2017-02-21 Furanix Technologies Bv Polyester composition.
WO2017076947A1 (en) 2015-11-04 2017-05-11 Basf Se Process for preparing furan-2,5-dicarboxylic acid
UA127338C2 (uk) * 2015-12-10 2023-07-26 Анніккі Ґмбг Спосіб одержання 2,5-фурандикарбонової кислоти (fdca)
WO2017098296A1 (en) 2015-12-11 2017-06-15 SOCIETE ANONYME DES EAUX MINERALES D'EVIAN et en abrégé "S.A.E.M.E" Pet polymer with an anti-crystallization comonomer that can be bio-sourced
CN108779088B (zh) 2016-01-13 2021-10-08 斯道拉恩索公司 2,5-呋喃二甲酸及其中间体和衍生物的制备方法
CN105772084A (zh) * 2016-04-26 2016-07-20 张玲 一种呋喃二甲酸庚酯催化剂的生产方法
WO2018097726A1 (en) 2016-11-24 2018-05-31 Avantium Knowledge Centre B.V. Process
CN108299357A (zh) * 2017-01-12 2018-07-20 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种双取代呋喃化合物的制备方法
JP7065883B2 (ja) 2017-01-18 2022-05-12 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 色変換体としての1,6,7,12-テトラ-(2-イソプロピルフェノキシ)置換ペリレンテトラカルボン酸ジイミド
KR102117340B1 (ko) * 2017-03-21 2020-06-01 한국생산기술연구원 알칼리금속-아졸라이드계 촉매를 이용한 2,5-퓨란디카르복실산의 제조방법
CN110461990A (zh) 2017-03-24 2019-11-15 巴斯夫欧洲公司 作为颜色转换器的基质材料的聚(呋喃-2,5-二甲酸乙二醇酯)
CA3069521A1 (en) 2017-07-12 2019-01-17 Stora Enso Oyj Purified 2,5-furandicarboxylic acid pathway products
US10696645B2 (en) 2017-07-20 2020-06-30 Eastman Chemical Company Method for producing purified dialkyl-furan-2,5-dicarboxylate
CN111052634B (zh) 2017-08-24 2023-06-06 巴斯夫欧洲公司 用于传送数据和用于发射可见光谱范围内的电磁辐射的发送器和数据传输系统
US20210180095A1 (en) 2017-11-10 2021-06-17 Shell Oil Company Methods of producing 2,5-furandicarboxylic acid
TWI788483B (zh) 2017-12-19 2023-01-01 德商巴地斯顏料化工廠 經氰基芳基取代的苯并(硫代)氧雜蒽(benz(othi)oxanthene)化合物
EP3505514A1 (en) 2017-12-29 2019-07-03 Nederlandse Organisatie voor toegepast- natuurwetenschappelijk onderzoek TNO Method for purifying and removing color of 2,5-furandicarboxylic acid (fdca)
WO2019132663A1 (en) 2017-12-29 2019-07-04 Nederlandse Organisatie Voor Toegepast-Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno Method for purifying and removing color of fdca
CN111886318B (zh) 2018-03-20 2024-07-23 巴斯夫欧洲公司 黄光发射装置
EP3802490B1 (en) 2018-06-11 2024-09-18 Basf Se Optical data communication system comprising para-phenylenevinylenes and specific para-phenylenevinylenes
JP7325885B2 (ja) 2018-06-22 2023-08-15 ベーアーエスエフ・エスエー ディスプレイ及び照明用途用の緑色発光体としての光安定性シアノ置換ホウ素-ジピロメテン染料
US11440895B2 (en) 2018-06-25 2022-09-13 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce 5-(alkoxycarbonyl)furan-2-carboxylic acids (ACFC)
US11655334B2 (en) * 2018-06-25 2023-05-23 Eastman Chemical Company Oxidation process to produce 5 methyl 5-methylfuran-2-carboxylate (MMFC)
US11434037B2 (en) * 2018-08-12 2022-09-06 Amisha Patel Furan can
CN112585123A (zh) * 2018-08-31 2021-03-30 伊士曼化工公司 在改造的dmt设备中生产纯化呋喃-2,5-二甲酸二烷基酯(dafd)
WO2020053124A1 (en) 2018-09-11 2020-03-19 Basf Se Receiver comprising a luminescent collector for optical data communication
US10526301B1 (en) * 2018-10-18 2020-01-07 Eastman Chemical Company Production of purified dialkyl-furan-2,5-dicarboxylate (DAFD) in a retrofitted DMT plant
CN109574964A (zh) * 2018-12-21 2019-04-05 厦门大学 一种制备糠酸甲酯的方法
WO2020190043A1 (ko) * 2019-03-21 2020-09-24 한국화학연구원 프룩토스로부터 5-알콕시메틸퍼퓨랄 및 2,5-퓨란디카르복실산의 제조방법
US11787774B2 (en) 2019-09-05 2023-10-17 Eastman Chemical Company Efficient process for producing 5-(alkoxycarbonyl)-furan-2-carboxylic acids
CN110590721B (zh) * 2019-09-29 2021-08-31 厦门大学 一种由5-羟甲基糠醛制备2,5-呋喃二甲酸二酯类化合物的方法
US20220403157A1 (en) 2019-11-05 2022-12-22 Furanix Technologies B.V. Polyester composition
WO2021123203A1 (en) 2019-12-20 2021-06-24 Furanix Technologies B.V. Organic acid and thermal treatment of purified 2,5-furandicarboxylic acid
BR112022010519A2 (pt) 2019-12-20 2022-08-16 Furanix Technologies Bv Processo para produzir uma composição de ácido carboxílico compreendendo ácido 2,5-furanodicarboxílico
CA3162432A1 (en) 2019-12-20 2021-06-24 Jeffrey John Kolstad Water and thermal treatment of purified 2,5-furandicarboxylic acid
CN113121481A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 中国石油化工股份有限公司 一种钌基催化剂及利用其制备2,5-呋喃二羧酸的方法
KR102347177B1 (ko) * 2020-02-13 2022-01-04 한국화학연구원 5-알콕시메틸퍼퓨랄 제조방법
WO2022043501A1 (en) 2020-08-27 2022-03-03 Furanix Technologies B.V. Preparing polyester comprising 2,5-furandicarboxylate units with germanium catalyst
WO2022106560A1 (en) 2020-11-20 2022-05-27 Furanix Technologies B.V. Polyester composition with improved impact properties
WO2022136332A1 (en) 2020-12-23 2022-06-30 Furanix Technologies B.V. Process for producing a polyester comprising 2,5-furandicarboxylate units
US11708343B2 (en) 2021-07-16 2023-07-25 Kse, Inc. Method and integrated process for the carboxylation of furan derived carboxylic acids to 2,5-furandicarboxylic acid
CN113768046B (zh) * 2021-07-30 2024-07-02 彭险峰 呋喃甲酸类化合物在制备动物饲料添加剂中的应用
CN116768832A (zh) 2022-03-10 2023-09-19 江苏赛瑞克新材料科技有限公司 2,5-呋喃二甲酸类化合物的制备方法
WO2024089105A1 (en) 2022-10-26 2024-05-02 Furanix Technologies B.V. Polyester of improved colour stability
CN115785039A (zh) * 2022-11-29 2023-03-14 莆田达凯新材料有限公司 一种呋喃二甲酸二甲酯的制备方法及结晶提纯方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB621971A (en) 1946-11-12 1949-04-25 James Gordon Napier Drewitt Improvements in polymers
US2628249A (en) 1951-01-03 1953-02-10 Pittsburgh Coke & Chemical Co Esterification process
US3173933A (en) 1962-01-22 1965-03-16 Gen Electric Oxidation of alcohols and ethers to carbonyl containing compounds
DE3826073A1 (de) 1988-07-30 1990-02-01 Hoechst Ag Verfahren zur oxidation von 5-hydroxymethylfurfural
FR2669634B1 (fr) 1990-11-22 1994-06-10 Furchim Procede de fabrication d'acide 2-5-furane dicarboxylique.
JP2003528868A (ja) * 2000-03-27 2003-09-30 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 5−(ヒドロキシメチル)フルフラールの2,5−ジホルミルフランへの酸化及び続く非置換フランへの脱カルボニル化
ATE473218T1 (de) 2006-03-10 2010-07-15 Furanix Technologies Bv Verwendung organischer säureester von 5- hydroxymethylfurfural
EP1834950A1 (en) 2006-03-10 2007-09-19 Avantium International B.V. Method for the synthesis of 5-alkoxymethylfurfural ethers and their use
UA97690C2 (uk) * 2007-09-07 2012-03-12 Фураникс Технолоджиз Б.В. Спосіб одержання суміші простих 5-гідроксиметилфурфуралевих ефірів та паливо або паливна композиція, що містить їх
ATE498616T1 (de) 2007-09-07 2011-03-15 Furanix Technologies Bv In ionischen flüssigkeiten erzeugte hydroxymethylfurfuralether und -ester
CN102994172B (zh) * 2007-09-07 2014-12-10 福兰尼克斯科技公司 5-取代的2-(烷氧基甲基)呋喃
WO2009030507A2 (en) 2007-09-07 2009-03-12 Furanix Technologies B.V. Hydroxymethylfurfural ethers from sugars and higher alcohols
KR101576313B1 (ko) * 2007-12-12 2015-12-09 아처 다니엘 미드랜드 캄파니 탄수화물의 히드록시메틸퓨르퓨랄(hmf) 및 그 유도체로의 전환
CN102459214B (zh) * 2009-05-14 2015-01-21 阿彻丹尼尔斯米德兰德公司 糠醛化合物的氧化

Also Published As

Publication number Publication date
EP2486027B1 (en) 2014-06-04
WO2011043660A3 (en) 2011-06-23
US8519167B2 (en) 2013-08-27
CA2773640C (en) 2019-09-10
MX318407B (ja) 2014-03-11
US20120283452A1 (en) 2012-11-08
JP2013507358A (ja) 2013-03-04
BR112012008164A2 (pt) 2018-06-05
BR112012008164B1 (pt) 2020-12-01
CN102648191A (zh) 2012-08-22
MX2012004146A (es) 2012-05-08
EP2486027B2 (en) 2022-01-19
SG179041A1 (en) 2012-04-27
ZA201201791B (en) 2012-11-28
CA2773640A1 (en) 2011-04-14
EP2486027A2 (en) 2012-08-15
MY159836A (en) 2017-02-15
CN102648191B (zh) 2015-08-19
WO2011043660A2 (en) 2011-04-14
KR20120101347A (ko) 2012-09-13
KR101769503B1 (ko) 2017-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5781517B2 (ja) 2,5−フランジカルボン酸及びそのエステルを調製する方法
JP5866290B2 (ja) 2,5−フランジカルボン酸を調製する方法及び2,5−フランジカルボン酸のジアルキルエステルを調製する方法
US10745369B2 (en) Processes for producing 2,5-furandicarboxylic acid and derivatives thereof and polymers made therefrom
EP2430010B1 (en) Oxidation of furfural compounds
US8524923B2 (en) Processes for preparing diacids, dialdehydes and polymers
KR101715169B1 (ko) 2,5-푸란디카르복실산의 제조 방법
US20200123123A1 (en) Process for preparing 2,5-furandicarboxylic acid
WO2017076947A1 (en) Process for preparing furan-2,5-dicarboxylic acid
BR112012008163A2 (pt) método para a preparação de ácido 2,5-furanodicarboxílico e para a preparação de éster dialquílico de ácido 2,5-furanodicarboxílico
BR112012008163B1 (pt) Método para a preparação de ácido 2,5-furanodicarboxílico e para a preparação de éster dialquílico de ácido 2,5-furanodicarboxílico

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141008

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150624

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5781517

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S321 Written request for registration of change in pledge agreement

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316321

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250