JP5762020B2 - 切削インサートおよび切削工具ならびにそれを用いた被削材の切削方法 - Google Patents
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Description
弧状切刃とを有しており、第1円弧状切刃は、側面視において、下面から離れる側に湾曲している。このため、丸駒チップのような1つの曲率半径を有する円弧状切刃に比べて、第1円弧状切刃の曲率半径をより大きく設定することができて、切削方向を3次元的に拡張することができるため、より加工精度の高い加工面を得ることができる。その結果、設計されたカッタパスと実際の切刃の加工径路との誤差が小さくなって、寸法誤差が小さくて加工精度の高い加工面を得ることができる。
以下、図1〜図4を用いて、本発明の実施形態の例である切削インサート1(以下、単にインサート1と略す)について説明する。
大きく確保することができるため、切削抵抗を低減することができる。
度を第1すくい面21aの傾斜角度よりも大きくすることによって、生成された切屑が第2すくい面21bを擦過しにくくなって、生成された切屑とすくい面21との接触面積を減少させて、切屑の排出方向をより良好に制御することができる。
本発明の実施形態の一例である切削工具30は、図5に示すように、切削インサート1と、切削インサート1が装着される、回転中心軸を有している円柱状のホルダ20とを備えている。
図6を用いて、本発明の実施形態の一例である被削材の切削方法について、切削工具10を用いた場合を例示して説明する。本例の被削材の切削方法は、以下の(i)〜(iii)の工程を含む。
(i)図6(a)に示すように、切削工具30をホルダ20の回転中心軸Sを中心に矢印X方向に回転させる工程、および矢印Y1方向に動かし、被削材100に切削工具30の切刃5を近づける工程。
(ii)図6(b)に示すように、インサート1の切刃5を被削材100の表面に接触させ、回転している切削工具30を、例えば矢印Z方向に動かし、被削材100の表面を切削する工程。
(iii)図6(c)に示すように、回転している切削工具30を矢印Y2方向に動かし、被削材100から切削工具30を離間させる工程。
2 上面
21 すくい面
21a 第1すくい面
21b 第2すくい面
21c 第3すくい面
3 下面
4 側面
41(41a,41b,41c) 拘束部
5 切刃
51 第1円弧状切刃
511 中央部
512 端部
52 第2円弧状切刃
6 ランド
7 貫通孔
8 ネジ頭当接部
20 ホルダ
21 インサートポケット
30 切削工具
100 被削材
Claims (10)
- 上面と、下面と、前記上面および前記下面に接続されている側面と、前記上面と前記側面との交差部に位置する切刃とを有している本体部を備え、
前記切刃は、前記本体部の外方側に凸の複数の第1円弧状切刃と、前記本体部の外方側に凸で、かつ前記第1円弧状切刃の曲率半径よりも小さい曲率半径の複数の第2円弧状切刃とを有しており、
前記複数の第1円弧状切刃と前記複数の第2円弧状切刃とは交互に配置されており、
前記第1円弧状切刃は、側面視において、端部から中央部に向かうにつれて前記下面から離れる側に湾曲しており、
前記上面は、前記第1円弧状切刃に連続して、前記第1円弧状切刃から前記本体部の内方側に向かうにつれて前記下面に近づくように傾斜しているすくい面を有しており、
該すくい面の前記第1円弧状切刃に近い側の端部における傾斜角度は、前記第1円弧状切刃の前記端部から前記中央部に向かうにつれて大きくなっていることを特徴とする切削インサート。 - 前記第1円弧状切刃の法線方向の断面視において、前記上面と前記側面との成す角度は鋭角であることを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
- 上面視において、前記第1円弧状切刃の長さは、前記第2円弧状切刃の長さよりも長いことを特徴とする請求項1または2に記載の切削インサート。
- 側面視において、前記第1円弧状切刃は、前記第1円弧状切刃の前記中央部を通り前記下面に垂直な線を対称軸として、左右対称であることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の切削インサート。
- 前記すくい面は、前記第1円弧状切刃に連続している第1すくい面と、該第1すくい面よりも内側に位置して前記第1すくい面に連続している第2すくい面とを有し、
前記第1すくい面の傾斜角度よりも前記第2すくい面の傾斜角度が大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の切削インサート。 - 前記第2すくい面は、前記第1円弧状切刃の前記端部の内側に位置する部分での傾斜角度と、前記第1円弧状切刃の前記中央部の内側に位置する部分での傾斜角度とが同じであることを特徴とする請求項5に記載の切削インサート。
- 側面視において、前記第2円弧状切刃は、前記下面に近づく側に湾曲していることを特徴とする請求項1から6のいずれかの項に記載の切削インサート。
- 請求項1から7のいずれかの項に記載の切削インサートと、上記切削インサートが装着される、回転中心軸を有している円柱状のホルダとを備えていることを特徴とする切削工具。
- 上記切削インサートは、前記ホルダの前記回転中心軸に対して、前記第1円弧状切刃が正のアキシャルレーキを有するように前記ホルダの外周部に装着されていることを特徴とする請求項8に記載の切削工具。
- 請求項8または9に記載の切削工具を回転させる工程と、
回転している前記切削工具の前記切刃を被削材に接触させて前記被削材を切削する工程と、
回転している前記切削工具の前記切刃を前記被削材から離間させる工程とを含むことを特徴とする被削材の切削方法。
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