JP5760645B2 - 車両の後部荷室構造 - Google Patents
車両の後部荷室構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5760645B2 JP5760645B2 JP2011098034A JP2011098034A JP5760645B2 JP 5760645 B2 JP5760645 B2 JP 5760645B2 JP 2011098034 A JP2011098034 A JP 2011098034A JP 2011098034 A JP2011098034 A JP 2011098034A JP 5760645 B2 JP5760645 B2 JP 5760645B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- partition board
- vehicle
- cargo compartment
- luggage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
特許文献1の車両の後部荷室構造は、トノボードが、ヒンジ部回りに回動自在な前側ボードと、この前側ボードの後端部にヒンジ部を介して連結され回動自在な後側ボードと、前側ボードの前側に設置された開閉蓋体とから形成され、前側ボードを荷室床面に対して起立可能に構成し、前側ボードと後側ボードとが荷室中段部において水平状態のとき、前側ボードと後側ボードとが荷室を上下に分割し、前側ボードが起立状態のとき、前側ボードが荷室を前側荷室と後側荷室とに分割するように構成されている。この後部荷室構造では、リフトゲートを開放操作したとき、後側荷室を視認することができ、前側荷室には前側ボードと開閉蓋体とが協働して車両後方からの視認を防止できる遮蔽空間を形成している。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記前側ボードの後端部分に前記後側ボードを前側ボードに対して側面視にて略直線状になるよう保持する保持手段を設けたことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記前側ボードの前端部分に前側ボードを前記前端回動軸回りに上方へ回動するよう付勢する付勢手段を設けたことを特徴としている。
請求項3の発明によれば、後側ボードの開放動作に連動して前側ボードを開放動作することができ、前側荷室の荷室開口を早期に拡大することができる。
請求項4の発明によれば、仕切ボードの倒伏動作に同期して前側ボードを前端回動軸回り上方へ自動的に回動でき、前側荷室を早期に開放状態にすることができる。
尚、以下の実施例において、車両の進行方向に対して前後方向を前後方向とし、車両の左右方向を左右方向として説明する。
図1,図2に示すように、このステーションワゴン型の車両Vは、車体後部のリフトゲート1により開閉可能に覆われた後部開口部2と、この後部開口部2の前下側に設けられた荷室3と、この荷室3を前後に仕切ると共に上方を覆うことにより上側荷室3aと前側荷室3bと後側荷室3cとを形成するトノボード4等を備えている。
図1〜図3に示すように、トノボード4は、合成樹脂により形成され、前側ボード20と、後側ボード30と、仕切ボード40等を備えている。このトノボード4は、図1に示すように、荷室3を上側荷室3aと下側の荷室3b,3cとの2つの荷室空間に仕切る第1積載モードと、図13に示すように、荷室3を上側荷室3aと前側荷室3bと後側荷室3cとの3つの荷室空間に仕切る第2積載モードとに切換え可能に形成されている。第1積載モードでは、前側ボード20と後側ボード30とが水平状態に配置されると共に仕切ボード40が倒伏状態に配置され、第2積載モードでは、前側ボード20と後側ボード30とが水平状態に配置されると共に仕切ボード40が起立状態に配置されている。
前側ボード20を車体から分離するときは、左右1対の前端回動軸21を軸受部13aから後側上方へ引き抜き、平蝶番22aの他側を車体側固定部から取り外すことにより前側ボード20を荷室3から取り外すことができる。
図1に示すように、第1積載モードのとき、荷室3は上側荷室3aと下側の荷室3b,3cとの上下2つの荷室空間に仕切られている。荷物は、前側ボード20と後側ボード30との上に載置することができ、下側の荷室3b,3cの全域に亙り積載することができる。図12に示すように、第1積載モードにおいてリフトゲート1が開放操作されたとき、連結手段17を介してリフトゲート1と後側ボード30とが連結されているため、リフトゲート1の開放動作に同期して前側ボード20と後側ボード30とが開状態にされ、下側の荷室3b,3cが全開放される。この時、保持手段32が側面視にて後側ボード30を前側ボード20に対して自動的に略直線状になるように付勢している。これにより、後側ボード30後方の荷室開口を拡大し、下側の荷室3b,3cに対する荷物の出し入れ性や積載効率を確保している。
この時、仕切ボード40はロック機構42によりサイドパネル10に位置決め固定され且つ仕切ボード40の係合部43が前側ボード20の被係合部23に係合しているため、前側ボード20は、後側ボード30の開動作にも拘わらず、前端回動軸21回りの回動が規制されて水平状態を維持し、前側荷室3bを外部から仕切られた遮蔽空間にしている。それ故、リフトゲート1を開放操作した場合でも、前側荷室3bに格納した荷物が車両後方から視認されることを防止できる。
前側荷室3bに荷物を積載した後、前側荷室3bを遮蔽する場合、仕切ボード40を下側回転軸41回りに前方へ回動させて倒伏状態から起立状態に姿勢変更し、ロック機構42のロッド55をピン穴16に挿通して仕切ボード40を位置決め固定する。仕切ボード40の位置決め固定後、リフトゲート1を閉操作する。この時、前側ボード20の後端に後側ボード30の重量が作用しているため、前側ボード20は前端回動軸21回り下方へ回動し、係合部43が被係合部23に係合する。(図13参照)
この後部荷室構造は、遮蔽空間である前側荷室3bへの荷物の出し入れ状況を仕切ボード40の姿勢に連動でき、この仕切ボードの姿勢に基づいて前側ボード20の前端回動軸21回りの回動を制限している。つまり、前側荷室3bへの荷物の出し入れを行わない場合、所謂仕切ボード40が起立状態のとき、リフトゲート1を開放操作しても、前側ボード20は遮蔽空間の状態を維持できる。一方、前側荷室3bへの荷物の出し入れを行う場合、所謂仕切ボード40が倒伏状態のとき、前側ボード20は前端回動軸21回り上方へ回動して前側荷室3bを荷室開口が拡大された開放状態にすることができる。それ故、リフトゲート1を開放操作したときの荷室3内の外観美を維持しつつ荷物の出し入れ性と荷室3の積載効率を高めることができる。
前側ボード20の後端部分に後側ボード30を前側ボード20に対して側面視にて略直線状になるよう保持する保持手段32を設けているため、後側ボード30の開放動作に連動して前側ボード20を開放動作することができ、前側荷室3bの荷室開口を早期に拡大することができる。
実施例1と同様の主要な構成要素には同じ参照符号を付けて図示し、それらについての説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。
図18に示すように、ロック機構42Bは、ラッチ19と、ストライカ61とから形成されている。ラッチ19は、サイドパネル10に設置され、上側爪部19aと、下側爪部19bと、両爪部19a,19bの先端部を近接方向に付勢する付勢部材19cにより形成されている。ラッチ19は、両爪部19a,19bの先端部が後方へ向くように配置されている。ストライカ61は、仕切ボード40Bの前側上部に設置され、仕切ボード40Bが起立状態のとき、両爪部19a,19bと係合可能に形成されている。
図19に示すように、前側ボード20Aと仕切ボード40Cとの係合機構は、板ばね部材24と、ピン部62とから形成されている。図20に示すように、板ばね部材24は、弾性を備えた金属板材により形成され、取付部24aと、本体部24bと、誘導部24cとにより一体形成されている。取付部24aは、前側ボード20Aの後端の車幅方向中央下部に固着されている。本体部24bは、取付部24aの端部から下側へ屈曲され、前側ボード20Aが水平状態において、鉛直下方に延びるよう形成されている。本体部24bの中央部分には、前後方向に貫通可能な円状の係合穴24dが形成されている。誘導部24cは、前側ボード20Aが水平状態のとき、本体部24bの下端から前側程下方に移行するように形成されている。ピン部62は、仕切ボード40Cが起立状態のとき、仕切ボード40Cの上端の車幅方向中央部に前方へ延びるように固着されている。
このとき、仕切ボード40Cの姿勢変更に同期して、ピン部62が板ばね部材24の係合穴24dから退行し、前側ボード20Aと仕切ボード40Cとの係合が解除される。この結果、下側の荷室3b,3cを全開放状態にすることができる。
前側荷室3bに荷物を積載した後、前側荷室3bを遮蔽する場合、仕切ボード40Cを下側回転軸41回りに前方へ回動させて倒伏状態から起立状態に姿勢変更する。
このとき、仕切ボード40Cの姿勢変更に同期して、ピン部62の先端が誘導部24cの後面を摺動しながら係合穴24dに接近し、ピン部62の先端が係合穴24dに対向したとき、ピン部62が係合穴24dに挿通し、前側ボード20Aと仕切ボード40Cが係合される。
1〕前記実施例においては、荷室空間を前側ボードと後側ボードとの2つのボードで上下に仕切る例を説明したが、荷室空間を3つ以上のボードで上下に仕切るように構成しても良い。
5〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
2 後部開口部
3 荷室
3a 上側荷室
3b 前側荷室
3c 後側荷室
4 トノボード
10 サイドパネル
20,20A 前側ボード
21 前端回動軸
22 付勢手段
23 被係合部
30 後側ボード
31 ヒンジ部
32 保持手段
40,40A,40B 仕切ボード
41 下側回動軸
42,42A,42B ロック機構
43 係合部
V 車両
Claims (4)
- リフトゲートにより開閉可能に覆われる後部開口部と、この後部開口部の前下側に設けられた荷室と、この荷室を前後に仕切ると共に上方を覆うトノボードとを備えた車両の後部荷室構造において、
前記トノボードは、前端部分に前記荷室の側壁中段部に枢支された車幅方向に平行な前端回動軸を備えた前側ボードと、前側ボードの後端部にヒンジ部を介して上方に回動自在に連結された後側ボードと、前記荷室下部の車両前後方向途中部に枢支される車幅方向に平行な下側回動軸を介して起立状態と倒伏状態とに切換え可能な仕切ボードとを有し、
前記仕切ボードが起立状態のとき、前記仕切ボードと前側ボードとが協働して仕切ボードの前側に遮蔽空間を形成するよう前記前側ボードの前端回動軸回りの回動が規制されると共に、前記仕切ボードが倒伏状態のとき、前記前側ボードの前端回動軸回りの回動規制が解除されるよう構成されたことを特徴とする車両の後部荷室構造。 - 前記仕切ボードは、前記仕切ボードが起立状態のとき、前記前側ボードと係合可能な係合部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両の後部荷室構造。
- 前記前側ボードの後端部分に前記後側ボードを前側ボードに対して側面視にて略直線状になるよう保持する保持手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の後部荷室構造。
- 前記前側ボードの前端部分に前側ボードを前記前端回動軸回りに上方へ回動するよう付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両の後部荷室構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011098034A JP5760645B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 車両の後部荷室構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011098034A JP5760645B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 車両の後部荷室構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012228935A JP2012228935A (ja) | 2012-11-22 |
JP5760645B2 true JP5760645B2 (ja) | 2015-08-12 |
Family
ID=47430884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011098034A Expired - Fee Related JP5760645B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 車両の後部荷室構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5760645B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5760777B2 (ja) * | 2011-07-12 | 2015-08-12 | マツダ株式会社 | 車両の後部荷室構造 |
JP6508002B2 (ja) * | 2015-11-05 | 2019-05-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の後部構造 |
JP2017206189A (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-24 | 株式会社タケヒロ | 自動車用パッケージトレイ |
CN106427797A (zh) * | 2016-08-23 | 2017-02-22 | 苏州科技大学 | 一种多层储物汽车后备箱 |
JP6940372B2 (ja) * | 2017-10-25 | 2021-09-29 | トヨタ紡織株式会社 | 車両荷室構造 |
JPWO2022244453A1 (ja) * | 2021-05-17 | 2022-11-24 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5954338U (ja) * | 1982-10-04 | 1984-04-10 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用パツケ−ジトレイトリム装置 |
JP2006062618A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Kasai Kogyo Co Ltd | 自動車用トノボード装置 |
JP2006069325A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Kasai Kogyo Co Ltd | 自動車用ラゲージルーム構造 |
JP2006142948A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Kasai Kogyo Co Ltd | 自動車のトノボード装置 |
JP4293208B2 (ja) * | 2006-07-31 | 2009-07-08 | マツダ株式会社 | 自動車後部の荷室構造 |
-
2011
- 2011-04-26 JP JP2011098034A patent/JP5760645B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012228935A (ja) | 2012-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5760645B2 (ja) | 車両の後部荷室構造 | |
US20110057467A1 (en) | Parcel shelf structure | |
JPWO2010079576A1 (ja) | 巻取り式トノカバー・アセンブリを収納するための荷室構造 | |
JP5993136B2 (ja) | 車両用収納装置 | |
US20160185271A1 (en) | Utility vehicle | |
JP4284660B2 (ja) | 車両用ルーフコンソールボックス | |
CN105539099A (zh) | 带尾门的车身结构 | |
JP2009126297A (ja) | カーゴネットの係止構造 | |
JP4193482B2 (ja) | 車両の後部荷室構造 | |
JP5760777B2 (ja) | 車両の後部荷室構造 | |
JP5391180B2 (ja) | トラック用収納構造 | |
JP2008230288A (ja) | 車両の車室内構造 | |
JP2009269546A (ja) | 自動車 | |
JP4626402B2 (ja) | 車両用後部荷室構造 | |
JP4853040B2 (ja) | 車両用後部荷室構造 | |
JP2005186848A (ja) | デッキフロア構造 | |
JP2006142948A (ja) | 自動車のトノボード装置 | |
KR100821848B1 (ko) | 커버링 셀프 조립체 | |
JP2007216697A (ja) | 車両用後部荷室構造 | |
JP5126664B2 (ja) | 車両の荷台後部構造 | |
JP4202341B2 (ja) | タイヤリッド構造 | |
JP5342994B2 (ja) | 車両の後部荷室構造 | |
JP2008230286A (ja) | 車両の車室内構造 | |
JP2015020490A (ja) | 自動車のインストルメントパネル | |
JP5625784B2 (ja) | 車両のオープンルーフ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140312 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5760645 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |