Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP5629245B2 - ステップフロアを有する車両 - Google Patents

ステップフロアを有する車両 Download PDF

Info

Publication number
JP5629245B2
JP5629245B2 JP2011167897A JP2011167897A JP5629245B2 JP 5629245 B2 JP5629245 B2 JP 5629245B2 JP 2011167897 A JP2011167897 A JP 2011167897A JP 2011167897 A JP2011167897 A JP 2011167897A JP 5629245 B2 JP5629245 B2 JP 5629245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reserve tank
vehicle
floor
step floor
radiator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011167897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013032050A (ja
Inventor
順一 坂本
順一 坂本
堪大 山本
堪大 山本
達也 皆川
達也 皆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011167897A priority Critical patent/JP5629245B2/ja
Priority to IT000563A priority patent/ITTO20120563A1/it
Priority to FR1256886A priority patent/FR2978418B1/fr
Priority to CN201210260862.9A priority patent/CN102910233B/zh
Publication of JP2013032050A publication Critical patent/JP2013032050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5629245B2 publication Critical patent/JP5629245B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

この発明は、ステップフロアを有する車両に係り、特に、ラジエーターに接続するリザーブタンクをステップフロアの下方へ配置したものに関する。
スクーターのようなステップフロア車両において、水冷式エンジンを搭載するものはラジエーターを備えており、このラジエーターに接続するリザーブタンクをステップフロアの下方に配置するものもある(特許文献1参照)。
特開2005−112310号公報
通常、リザーブタンクの給水口は、リザーブタンクの上部に車両の上方へ向いて設けられている。このため、ステップフロアの下にリザーブタンクを配置するには、給水口にアクセスするためのリッドをステップフロアへ別途設けなければならない。しかし、新たにリッドを設けると、ステップフロアを新たに設計しなければならない上に、足荷重に対する剛性や、外観性が損なわれる可能性がある。そこで、ステップフロアを新たに設計し直すことなく、外観性を維持しながらリザーブタンクの給水口にアクセスが可能な構造が求められている。
上記課題を解決するため請求項1に記載した発明は、ステップフロア(3)を有し、ラジエーター(20)に接続するリザーブタンク(21)を前記ステップフロア(3)の下方に配置したステップフロアを有する車両において、
前記リザーブタンク(21)は、その上部に設けられた給水口(45)と、このリザーブタンク(21)を車幅方向へ回動自在にして車体側へ取付けるための回動軸(40)とを備えるとともに、
前記リザーブタンク(21)の側方を覆うカバー部材(10)が前記ステップフロア(3)と別体に着脱自在に形成され、このカバー部材(10)を外し、前記リザーブタンク(21)を車幅方向へ回動させることにより前記給水口(45)へアクセスが可能にしたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、上記請求項1において、前記リザーブタンク(21)は、前記ラジエーター(20)と連結するためのリザーブチューブ(26)を接続するラジエーター連結部(42)と、ドレインチューブ(27)を接続するドレイン連結部(44)とを備え、
前記ラジエーター連結部(42)と、前記ドレイン連結部(44)とをそれぞれ前記回動軸(40)へ指向させたことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、上記請求項1または2において、前記ラジエーター(20)は前記リザーブタンク(21)の後方に配置され、前記給水口(45)、前記ラジエタ連結部(42)又は前記ドレイン連結部(44)、前記回動軸(40)が、車両前方からこの順に配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、上記請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記ステップフロア(3)の側縁部(56)に切り欠き部(57)を設け、前記リザーブタンク(21)の回動時に少なくとも一部が前記切り欠き部(57)へ進入することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記リザーブタンク(21)は、下方へ向かうにしたがって車幅方向中央側へ入り込むように傾斜する傾斜面(47)を備え、前記ステップフロア(3)の右又は左側下部に配置され、
前記傾斜面(47)と、このリザーブタンク(21)の外側方を覆う車体カバー(10)の前記リザーブタンク(21)に対面する部分とが、前面視において略平行に配置されることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、上記請求項2〜5のいずれかにおいて、
前記ドレインチューブ(27)は、車体フレーム(30)に設けられたドレインチューブ挿入孔(36a)内に挿入され、
このドレインチューブ挿入孔(36a)は、車体フレーム(30)の一部をなしてシート(13)の前端部下方に設けられたクロスメンバ(35)の上端部と略同等の高さに位置することを特徴とする。

請求項1に記載した発明によれば、リザーブタンクを車幅方向へ回動自在にしたので、リザーブタンクカバーをなす着脱自在にの車体カバーを外すことにより、収納するときはステップフロア下へ回動させ、給水するときは、ステップフロアから外方へ出るように回動させれば、給水口をステップフロアの外へ出して給水することができる。
したがって、給水口をリザーブタンクの上部へ設けても、ステップフロアへ給水口のための新たなリッドを設ける必要がない。このため、従来からあるステップフロア等の外観性部品を設計しなおすことなく、良好な外観性を保ちながらリザーブタンクの給水口にアクセスが可能となる。
請求項2に記載した発明によれば、リザーブタンクのラジエーター連結部とドレイン連結部を共に回動軸へ指向させて設けたので、回動軸を中心にしてリザーブタンクを回動するとき、ラジエーター連結部及びドレイン連結部に接続されたリザーブチューブ及びドレインチューブがそれぞれ回動軸の近傍にて曲がり、あまり周囲へ広がらないようになる。このためリザーブタンクを回動自在にしても、リザーブチューブやドレインチューブ等のチューブに対する取り回しの影響を受けにくくなり、リザーブタンクの回動が容易になる。
請求項3に記載した発明によれば、ラジエーターがリザーブタンク後方に配置され、回動軸も給水口より後方に位置するので、給水口の周辺にリザーブチューブやドレインチューブが位置しなくなる。このため、リザーブタンクを回動軸を中心に回動しても、各チューブの取り回しによる影響を受けにくい。
そのうえ、回動軸を給水口より後方に配置したことにより、リザーブタンクと連結するリザーブチューブやドレインチューブ等の長さを可及的に短くすることができ、コストを抑えることができる。
請求項4に記載した発明によれば、リザーブタンクの回動時に少なくとも一部がステップフロアの側縁部に設けた切り欠き部へ進入するので、切り欠き部へ入る分だけリザーブタンクをステップフロアへ近接させることができる。
その結果、リザーブタンクをステップフロアに近接させて配置することにより、リザーブタンクの底部を上方へ配置できるから、ステップフロア下方の車体底部における地上高を十分に確保でき、ドライバビリティが向上する。
請求項5に記載した発明によれば、前面視でリザーブタンクの外側壁を、下方へ向かうにしたがって車幅方向中央側へ入り込むように傾斜する傾斜面にするとともに、リザーブタンクの側方を覆う車体カバーであるリザーブタンクカバーも略平行に傾斜配置させたので、バンク角を大きく確保できる。
請求項6に記載した発明によれば、ドレインチューブを車体フレームに設けられたドレインチューブ挿入孔内に挿入するとともに、このドレインチューブ挿入孔を、シート前端部下方に設けられている車体フレームのクロスメンバ上端部とほぼ同等の高さに位置させたので、比較的深い水溜りでも走行可能になる。

実施形態に係るスクータ型車両の右側面図 図1の内側要部を示す図 車体前部の下方部分に関する正面視図 ステップフロア近傍の車両要部の平面視図 ステップフロア部分の車体底面図 図4の6−6線断面図 リザーブタンクの平面視及び側面視を示す図 収納状態のリザーブタンクを示す車体の要部右側面図 収納状態のリザーブタンクを示す車体の要部斜視図 リザーブタンクを収納する部分を示す車体の要部斜視図 図4における11−11線断面図 リザーブタンクの回動を示す説明図 ステップフロア回りの各車体カバー側面視形状を一括して示す図 上記各車体カバーの平面視形状を一括して示す図
以下、この発明をステップフロアを有する車両の一例であるスクータ型自動2輪車に適用した一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また、以下の説明に用いる図中適所に、車両前方を矢印Fr、車両右方向を矢印RH、車両上方を矢印Upとして示す。なお、車幅方向は車両の左右方向と同義である。また、内側とは対象部位が基準となる部位より車両の中心側に位置することを意味し、外側とはその反対を意味する。
図1は本実施形態に係るスクータ型自動2輪車の外観右側面図、図2は図1についてシート及び車体カバー類を仮想線にして車体フレーム30等の内部構造を示した図である。
これらの図において、前輪1と後輪2の間に低床式のステップフロア3を有する。前輪1の左右を支持するフロントフォーク4の上部は樹脂製の前部車体カバー5で覆われる。
6はハンドルであり、フロントフォーク4を回動して前輪1を操舵する。
前部車体カバー5は、前方側のフロントカバー7と後方側のレッグシールド8を備え、これらフロントカバー7とレッグシールド8はヘッドパイプ及びメインフレーム(後述)等を挟んで前後から向かい合わせにして一体化されている。
フロントカバー7は側面視で略くの字状をなして上下方向中間部がフロントフェンダ1aの上方を前方へ突出し、下端部7aは前輪1の後方まで延びて、フロアサイドカバー10の前端部へ係合して接続している。
レッグシールド8はステップフロア3上に足を置いた乗員の脚部前方を覆う部材である。レッグシールド8の下端部はステップフロア3の前部へ係合して接続している。
ステップフロア3のフロア下空間9(図2)は左右からフロアサイドカバー10で覆われ、
その前端部はフロントカバー7の下端部7aと接続する。
フロアサイドカバー10の後部側面には別体のリヤサイドカバー11が着脱自在に取付けられている。フロアサイドカバー10及びリヤサイドカバー11も樹脂製である。
なお、ステップフロア3のフロア下空間9は下方から後述するアンダーカバー12(図10参照)で覆われる。
ステップフロア3を挟んでレッグシールド8の後方には2人乗車用のシート13が配置される。シート13の下方は、左右をリヤカバー14にて覆われ、前部はセンターカバー15で覆われる。また、シート13の下方には前方側に上方へ開口した収納ボックス16、その後方側に燃料タンク17が配置され、リヤカバー14及びセンターカバー15で囲われている。収納ボックス16及び燃料タンク17の上方は開閉自在のシート13で覆われ、シート13を前端部に設けられたヒンジ(図示省略)を中心に回動させて開くことにより、収納ボックス16内への物品の出入及び燃料タンク17に対する給油が可能になっている。収納ボックス16はヘルメット38を収納可能な大容量になっている。
さらに、収納ボックス16の下方にはスイング式パワーユニット18が配置されている。
スイング式パワーユニット18は水冷4サイクル式のエンジン18aと伝動部18bを一体に備える。エンジン18aは右側方へ配置されたラジエーター20により冷却される。
伝動部18bの後端部には後輪2が支持され、エンジン18aの動力を伝動部18bで減速して後輪2を駆動する。
ラジエーター20上方の車体両側にはピリオンステップ19が設けられている。ピリオンステップ19は下端部がラジエーター20と側面視で重なる高さに位置し、ここで外側方へ回動自在に車体へ支持され、外側方へ回動すると使用状態になり(図3参照)、反対側へ回動して直立させればリヤサイドカバー11の下端縁部に沿って収納された図1及び2に示す収納状態になる。
図2に示すように、車体フレーム30は、前側のメインフレーム30aと後側のリヤフレーム30bからなる。
メインフレーム30aは側面視で車体フレーム30の鞍部をなすとともにステップフロア3を支持するフロア部フレーム31を備える。
フロア部フレーム31は前後方向中間部が略水平部分をなし、その前端部は上方へ屈曲して立ち上がり、車体中心に沿って一本で上下方向へ斜めに配置されるダウンフレーム32の下部に接続する。
ダウンフレーム32の先端(上端)にはヘッドパイプ33が支持され、このヘッドパイプ33によりハンドル軸6aを回動自在に支持する。ハンドル軸6aは下端がボトムブリッジ6bを介してフロントフォーク4と接続し、上端がハンドル6と接続する。
ステップフロア3のフロア下空間9内には、リザーブタンク21が前後方向へ長く配置され、前端部をフロア部フレーム31へ着脱自在に取付けられている。後端部はフロア部フレーム31に対して回動自在に取付けられている。25は給水キャップである。
リザーブタンク21は、リザーブチューブ26を介してラジエーター20と接続し、ラジエーター20から過剰となったラジエーター液を貯留するとともに、ラジエーター20のラジエーター液が減少したときはラジエーター液を適時にラジエーター20へ補充するようになっている。
27はドレインチューブであり、ラジエーター液がリザーブタンク21においても過剰となった場合に、ドレインチューブ27を介して過剰分を車外へ排出するようになっている。
フロア部フレーム31の後部は上方へ屈曲して立ち上がるピラー部34をなし、その上端に後方側のリヤフレーム30bの前端部36が支持されている。
ピラー部34の下端部には、パワーユニット18が揺動自在に支持されている。
伝動部18bの後端部とリヤフレーム30bの後端部間にはリヤクッションユニット39が設けられている。
リヤフレーム30bの前部左右には左右のピラー部34の上端部が溶接され、リヤフレーム30bはこの溶接部よりもさらに前方へ延出する左右一対の前端部36をなす。
中央クロスメンバ35は左右の後端部が左右のピラー部34の上下方向中間部へ溶接されるとともに、側面視で前方へ向かって斜め上がりに傾斜して突出している。中央クロスメンバ35の左右部分には、左右のリヤフレーム30bの前端部36の各先端が溶接されている。前端部36は中央クロスメンバ35とピラー部34の上端部との溶接部に対して、より上方に位置し、かつ前方へ突出している。
また、左右のリヤフレーム30bは前端部36で中央クロスメンバ35へ連結されることにより、中央クロスメンバ35を含む上面視形状が略U字状をなし、左右のリヤフレーム30b間に収納ボックス16及び燃料タンク17が収容されて支持される。収納ボックス16の前側底部は中央クロスメンバ35の先端(上端又は前端)上に支持される。
図3は車体前部の下方部分を前方から示す正面視(前面視)図であり、この図に示すように、フロントカバー7の下端部7aは、下方ほど車幅方向中央側へ入り込むように湾曲した傾斜面をなし、比較的大きな車体のバンク角を確保している。この正面視において、右側のフロントカバー7の下端部7a内側にリザーブタンク21が配置されている。リザーブタンク21は下端部7aと前後方向に重なるとともに、下端部7aの外側部近傍となる車体右側へ寄った位置に配置されている。リザーブタンク21と下端部7a底面の傾斜G及びHは後述するように略平行している。
図4はステップフロア及びその近傍の車両下方部分を示す平面視図であり、ステップフロアの後方部分は、リヤフレーム、シート、収納ボックス及び燃料タンク等並びにリヤカバー及びセンターカバーを省略して要部を概略的に示す図である。図5はステップフロア部分の車体底面図であり、アンダーカバーを省略してある。図6は図4の6−6線断面図である。
図4及び図5に示すように、ステップフロア3は前後左右4カ所でフロア部フレーム31に設けられたステー31b及び31cへボルト50で取付けられている。図中の符号Cは車体中心線であり、ダウンフレーム32は車体中心線C上に重なっている。
ステップフロア3の中央部にはリッド51で開閉されるフロア収納部52が形成されていフロア収納部52は上方へ開放された容器状をなしてステップフロア3の下方へ突出して形成されている(図6及び図13参照)。
ステップフロア3の前端部下方は左右のフロア部フレーム31を連結するクロスパイプ37によって支持されている。クロスパイプ37の車幅方向中間部にはダウンフレーム32の後端部が溶接されている。フロア収納部52はこのクロスパイプ37を避けてその後方に形成されている。フロア収納部52にはバッテリ53とヒューズボックス54が収容されている。
バッテリ53にはメインハーネス60の一部をなすバッテリ接続線60aの一端が接続されている。メインハーネス60は、電源ライン等の複数の電線をまとめたものであり、前部側が右側のフロア部フレーム31に沿って、その下方(図5参照)及び側方(図8参照)を後方へ延び、リザーブタンク21の後方で上方へ曲がり、中央クロスメンバ35を超えてエンジン18aの上へ向かって延びている。
ステップフロア3における右側の側部3aの下方には、フロア部フレーム31と側部3aのフランジ55の間となる車体右側へ寄った位置にリザーブタンク21が収容されている。リザーブタンク21はフロア部フレーム31の外側へ沿って前後方向へ長く配置されている。このリザーブタンク21がリザーブチューブ26を介して接続するラジエーター20は、エンジン18aの側方に図4の平面視で前後方向へ長く配置され、ラジエーターホース20aにてエンジン18aとの間に冷却水を循環している。なお、図5では戻り側のラジエーターホース20aのみが見えている。
ラジエーター20の上部に設けられた給水キャップ20bの近傍にはリザーブチューブ26の後端が接続されている。
図6に示すように、フロアサイドカバー10はフロントカバー7の下端部7aと同様に、下方へ向かうにしたがって車幅方向中央側へ入り込むように傾斜し、左側のフロアサイドカバー10(図では見えていない)との車幅方向の間隔が短くなるように傾斜する湾曲面をなす。別言すれば、上方へ向かって外開き状をなすように傾斜している。
フロアサイドカバー10の下端部はフロア収納部52の近傍にてアンダーカバー12の側縁部と重なり、ステップフロア3、フロアサイドカバー10及びアンダーカバー12にてフロア下空間9を囲んでいる。
このフロア下空間9の内側にリザーブタンク21が収納されている。また、フロア部フレーム31の下方かつリザーブタンク21の底部近傍内側並びにフロア収納部52の右側側部に囲まれた空間にメインハーネス60が配置されている。
これらリザーブタンク21及びメインハーネス60は、フロア部フレーム31、リザーブタンク21、フロアサイドカバー10及びフロア収納部52に囲まれたフロア下空間9内へスペース効率よく配置されている。
フロア下空間9の内側に配置されたリザーブタンク21の外壁は、フロアサイドカバー10の傾斜に合わせて傾斜する傾斜面47をなす。傾斜面47は正面視(すなわち図6の状態と同じ)で上方が外開き状をなすように傾斜し、下方へ向かうにしたがって車幅方向中央側へ入り込むように傾斜している。傾斜面47の平均的な傾斜を示す線Gとフロアサイドカバー10の傾斜面47に対面する部分10aの平均的な傾斜を示す線Hは略平行になっている。
リザーブタンク21の内壁48も全体として傾斜面47と同様に傾斜しているが、フロア部フレーム31を逃げる湾曲面になっている。このようにすると、リザーブタンク21を車体内方のフロア部フレーム31へ接近させ、リザーブタンク21の一部とフロア部フレーム31が車幅方向及び上下方向にて重なるように配置できるので、リザーブタンク21の大容量化に貢献する。
また、ステップフロア3下方の車体底部(すなわちアンダーカバー12の最低部)における地上高を十分に確保して車体の大きなバンク角を形成しつつ、リザーブタンク21を可及的に大容量化できる。
なお、ステップフロア3の下面には格子状のリブ56aが下方へ突出して一体に形成されており、ステップフロア3の剛性を高くしている。このリブ56aのうち、最も外側に位置するものを特に外側リブ56とする。この外側リブ56は他のリブ56a及びステップフロア3の側縁部をなすフランジ55のよりも長く下方へ延出し、ここに設けられた係合穴58にフロアサイドカバー10の上端縁部に設けられた係止爪71(図14)が側方から差し込まれて係合している。また、後述する切り欠き部57(図10)も設けられている。
リッド51の下面にもリブ51aが形成され、リッド51の剛性を高くしている。
図7はリザーブタンク21の詳細を示す図であり、Aに平面視形状、Bに右側面視形状をそれぞれを示す。リザーブタンク21は樹脂製の中空部材であり、後端上部から回動軸40が後方へ一体に突出している。回動軸40は略水平に前後方向へ延びる腕部40aと上下方向に延びる軸部40bを備え、軸部40bの先端は矢形をなす係止部40cをなす。また、腕部40a及び軸部40bに囲まれた部分にはリザーブタンク21の後部壁と一体のリブ40dが一体に形成されている。
リザーブタンク21の中央下部には下方へ突出する膨出部41が形成され、ここから後方へラジエーター連結部42が突出している。ラジエーター連結部42はジョイントパイプをなし、ここにリザーブチューブ26の一端部が接続される。
リザーブタンク21の中央上部には上方へ突出する膨出部43が形成され、ここから後方へドレイン連結部44が突出している。ドレイン連結部44はジョイントパイプをなし、ここにドレインチューブ27の一端部が接続される。
なお、ラジエーター連結部42とドレイン連結部44はBの側面視にてそれぞれ回動軸40方向を指向して突出している。しかし、Aの平面視に示すように、回動軸40の形成されている車幅方向中央部を挟んで、ラジエーター連結部42が内側、ドレイン連結部44が外側に設けられ、ラジエーター連結部42が内側を指向して斜め後方へ突出し、ドレイン連結部44が外側を指向して斜め後方へ外開き状に突出している。
このように、リザーブタンク21のラジエーター連結部42とドレイン連結部44を共に回動軸40の前方へ回動軸40を指向させて設けたので、回動軸40の軸部40bを中心にしてリザーブタンク21を回動するとき、ラジエーター連結部42及びドレイン連結部44に接続されたリザーブチューブ26及びドレインチューブ27がそれぞれ回動軸40の近傍にて曲がり、あまり周囲へ広がらないようになる。このためリザーブタンク21を回動自在にしても、リザーブチューブ26やドレインチューブ27等のチューブに対する取り回しの影響を受けにくくなり、リザーブタンク21の回動が容易になる。
リザーブタンク21の前端における車体右側寄りの上部壁には給水口45が上方へ突出して一体に形成されている。すなわち、リザーブタンク21の車体取付状態において最も車体右外側方寄りに位置し、給水キャップ25を容易に着脱可能になっている。
給水口45及び回動軸40は前方から後方へ向かってこの順に設けられ、これら給水口45と回動軸40の中間となる前後方向中間部にラジエーター連結部42並びにドレイン連結部44が設けられている。
リザーブタンク21の前端部からは板状の取付腕46が一体に前方へ突出形成され、先端部に通し穴46aが設けられている。この通し穴46aへ通したボルト22により車体側へ固定される。
次に、リザーブタンク21の収納構造について詳細に説明する。図8は収納状態のリザーブタンク21を示すため、ステップフロア3近傍を拡大するとともに、フロアサイドカバー10、リヤサイドカバー11、リヤカバー14及びセンターカバー15を除いた状態で示す要部右側面図、図9はステップフロア下部分について、フロアサイドカバー10を外した状態で、フロア下空間9に収納されているリザーブタンク21を示す斜視図、図10はステップフロア下部分について、フロアサイドカバー10を外すとともにリザーブタンク21を取付ける前の状態を示す側面図、図11は図4における11−11線断面である。
ステップフロア3のフロア下空間9内には、リザーブタンク21が前後方向へ長い状態で収容され、前端部をボルト22でフロア部フレーム31の外側面に設けられているステー23へ着脱自在に取付けられている。後端部はフロア部フレーム31へ設けられているステー24に対して回動軸40で回動自在に取付けられている。
リザーブタンク21の上面に設けられている給水キャップ25及び膨出部43はステップフロア3へ近接している。
リザーブチューブ26はリザーブタンク21の中央下部と後方のラジエーター20とを連結し、ラジエーター液をリザーブタンク21とラジエーター20の間で移動可能にしている。
ドレインチューブ27はリザーブタンク21の中央上部から後方へ延出し、ピラー部34に略沿ってその後方で曲がってさらに上方へ延び、図8の拡大部に示すように先端がリヤフレーム30bの前端部36に設けられたドレインチューブ挿入孔36a内へ差し込まれ、ドレインチューブ挿入孔36aへ挿入されたドレインチューブ27の先端から前端部内へ過剰なラジエーター液を排出するようになっている。ドレインチューブ挿入孔36aは中央クロスメンバ35の最も高い位置である上端部(前端部)と同等の高さに位置している。
中央クロスメンバ35は本願発明におけるドレインチューブ27が接続されるクロスメンバに相当する部材であり、上端部(前端部)とは、リヤフレーム30bの前端部36との溶接部よりも上方側(前方側)の部分を指称するものとする。
このようにすると、ドレインチューブ27の先端を、中央クロスメンバ35の最も高い部位に相当する車体の比較的高い位置へ配置できるので、比較的深い水溜り(例えば、水深が300mm程度)でも走行可能になる。このため、比較的水深の深い場所でも走行可能にする仕様を規定した法令がある仕向地に対して有効な仕様となる。
図8及び図10中の符号7bはフロントカバー7の下端部7aのうち、フロア下空間9に臨む部分に設けられたフロア下空間9内へ突出する取付部であり、ここにフロアサイドカバー10の前端部がビス7cで締結される。フロアサイドカバー10はフロア下空間9の左右を着脱自在に覆う部材である。特に車体右側のフロアサイドカバー10は、リザーブタンク21の側方を覆うものであるため、リザーブタンクカバーとして機能している。
図8中の符号12はアンダーカバーであり、前端部に形成されたボス12aをフロア部フレーム31のステー(図示省略)へ締結し、後端部左右に形成された左右一対の突部12bを、左右のピラー部34の下端部近傍に溶接されたブラケット34aへボルト12eで締結することにより、ステップフロア3と間隔を設けてフロア下空間9を下方から覆っている。
図10に示すように、ステップフロア3の側縁部は下方へ折り返されたフランジ55をなし、さらにその内側に設けられている外側リブ56がフランジ55よりも長く下方へ突出している。外側リブ56には複数の切り欠き部57と複数の係合穴58が設けられている。
外側リブ56の係合穴58にはフロアサイドカバー10の上端縁部に設けられた係止爪71が係合する(図6参照)。
切り欠き部57はリザーブタンク21の収納時に、給水キャップ25や膨出部43などのリザーブタンク21の上部における上方突出部の一部と干渉しないように逃げるためのものである。図10の拡大部Fに、給水キャップ25を切り欠き部57からステップフロア3の下方へ収納した状態を拡大して示すように、切り欠き部57を設けると、収納時にリザーブタンク21を回動させると、給水キャップ25が切り欠き部57へ入り、切り欠き部57の分だけリザーブタンク21をステップフロア3へ近接させることができる。
したがって、給水キャップ25や膨出部43などのリザーブタンク21の上部における上方突出部の一部を干渉せずに出入できるようになる。
その結果、リザーブタンク21をステップフロア3に近接させて配置することにより、リザーブタンク21の底部を可及的に上方へ配置できるから、ステップフロア下方の車体底部であるアンダーカバー12における地上高を十分に確保でき、ドライバビリティが向上する。
図9及び10に示すように、リヤサイドカバー11の前縁部80には立ちフランジ80aが設けられ、複数の係止穴80bが設けられている。係止穴80bにはフロアサイドカバー10の後縁部に設けられた係止爪74(図14)が係合する。
図11に示すように、回動軸40の係止部40cはフロア部フレーム31の側面へ溶接されているステー24に嵌合されたゴム製のグロメット28の中心穴28aへ差し込むことで、防振的に係止される。また、軸部40bの中心線である回動中心線Lを中心にリザーブタンク21が回動自在に取付けられる。
このため、ボルト22を外すと、リザーブタンク21は後端部で軸部40bを中心にして回動中心線Lと直交する水平面内で前端部側を外側方へ外開きするように車幅方向へ回動させることができる。
なお、グロメット28の上面にはリブ40dの下端が当接している。このリブ40dのグロメット28に対する当接はリザーブタンク21の回動中、グロメット28の上面をリブ40dが摺動することにより維持される。したがって、前端側のボルト22を外してもリブ40dがグロメット28に当接することでリザーブタンク21の傾きを防ぐことができる。
図12は、リザーブタンク21の回動を示す図である。予めフロアサイドカバー10を外した状態にて、リザーブタンク21の収納時には、
回動軸40の軸部40bを中心に、反時計回り(D矢示方向)へ回動し、ステップフロア3の下へ収納される。このとき、リザーブタンク21はステップフロア3の側部3aに対して車幅方向内方に位置する。
一方、ボルト22を外して、回動軸40の軸部40bを中心に、時計回り(E矢示方向)へ回動させると、給水キャップ25がステップフロア3の側部3aの外縁部から外側方へ出る。その結果、給水キャップ25を外して給水口45へ給水できる。
このように、リザーブタンク21を車幅方向へ回動自在にしたので、リザーブタンク21を収納するときはステップフロア3の下へ回動させ、給水するときはステップフロア3から外方へ出るように車幅方向へ回動させれば、給水キャップ25がステップフロア3の外へ出るので、給水キャップ25を外して給水口45からリザーブタンク21へ給水することができる。
したがって、給水口45をリザーブタンク21の上部へ設けても、給水口45をステップフロア3の外へ出して給水できるため、ステップフロア3へ給水用に新たなリッドを設ける必要がない。このため、従来からあるステップフロア3等の外観性部品を設計しなおすことなく、良好な外観性を保ちながらリザーブタンク21の給水口45にアクセスが可能となる。また、給水用の新たなリッドを設けないので、ステップフロア3における足荷重に対する剛性を必要以上に高くする必要もない。なお、本実施形態ではステップフロア3にフロア収納部52のためのリッド51が設けられているが、このような場合でも、さらに給水用のリッドを設けることが不要になるから、ステップフロア3上面の外観性部分を変更せず、かつさらなる剛性の確保を不要とする上記効果が得られることに変わりがない。
また、ラジエーター20がリザーブタンク後方に配置され、回動軸40も給水キャップ25(給水口45)より後方に位置するので、給水キャップ25の周辺にリザーブチューブ26やドレインチューブ27が位置しなくなる。このため、リザーブタンク21を回動軸40を中心に回動しても、各チューブの取り回しによる影響を受けにくい。
そのうえ、回動軸40を給水キャップ25より後方に配置したことにより、リザーブタンク21と連結するリザーブチューブ26やドレインチューブ27等のチューブを可及的に最短の長さにすることができ、コストを抑えることができる。
次に、ステップフロア3回りの車体カバー構造について詳細に説明する。図13は各カバーの側面図を配列したもの、図14はその平面図を配列したものである。
これらの図において、ステップフロア3は平面視形状が略蝶型をなし、略矩形状をなす中央のフロア収納部52に対して、左右の側部3aが蝶の羽のように広がり、その外縁部には前記フランジ55が設けられてフランジ55が側部3aの側縁部における輪郭をなす。前縁部3bには係止爪3cが前方へ突出している。
後縁部3dは段差状をなし、そのフロア収納部52近傍に締結部3eが設けられている。
フロア収納部52の前縁部52aには左右に締結部52bが設けられている。
側部3aの前縁部3b及びフロア収納部52の前縁部52aはレッグシールド8の下部と接し、係止爪3cはレッグシールド8の下部側方に形成された係止穴(図示省略)へ差し込み係合される。
フロア収納部52の後縁部52cの車幅方向中央部に差し込み穴52dが設けられている。
側部3aの後縁部3d及びフロア収納部52の後縁部52cはセンターカバー15の下部と接し、後縁部52cにセンターカバー15の下部で車幅方向中央部に下方へ突出形成された係止爪(図示省略)を差し込んで位置決めし、左右の締結部3eにセンターカバー15の下部左右に形成された締結突部(図示省略)が重ねられて締結される。
係止爪3cはレッグシールド8の下部側方に形成された係止穴(図示省略)へ差し込み係合される。
左右の側部3aにはそれぞれの前後に通し穴3fが設けられ、ボルト50にてフロア部フレーム31へ締結される(図4参照)。
フロアサイドカバー10及びリヤサイドカバー11は、左右で形状が異なるので、左側については特にLを付けて区別する。
右側のフロアサイドカバー10は、上端縁部70に内方へ突出する複数の係止爪71が設けられ、ステップフロア3の外縁部の一部をなす外側リブ56に形成された係合穴58へ係合する。
側面前部にはボス72が設けられ、ここでフロントカバー7の下端部7aに設けられた取付部7bへビス7c(図8及び図10参照)で締結される。後縁部73には後方へ突出する複数の係止爪74が設けられ、リヤサイドカバー11の上縁部80に設けられているフランジ80aに形成された係止穴80bへ係合する。
フロアサイドカバー10の側面後部で後縁部73近傍には覗き穴75が設けられ、リザーブタンク21の水位を外部から確認できる。
底部76は内方へ延出し、その前部に形成された内方へ突出するボス77がアンダーカバー12の前部に形成されたボス12cへ重ねられてビス(図示省略)で締結される。ボス12cはアンダーカバー12の前部左右に設けられている。
したがって、フロアサイドカバー10は、ビス7c及びボス77及び12cと締結するビスを外せば、取り外すことができ、フロアサイドカバー10のみを比較的簡単に取り外せるようにして着脱自在にすることでリザーブタンク21のメンテナンスを容易にしている。
リヤサイドカバー11は、上縁部80が斜面状をなし、その下部側に設けられたフランジ80aに係止穴80bが設けられている。上縁部80の前後方向中間部近傍には取付腕82が上方かつ前方へ突出形成され、その先端部に形成された取付穴82aにて、フロア部フレーム31の側面に設けられたステー29aへボルト29で締結されている(図9)。
リヤサイドカバー11の後縁部83の上部と下部にはそれぞれ取付突部84及び85が後上方へ突出し、リヤカバー14へ締結される。
リヤサイドカバー11のうち、取付腕82より前方部分である前部86は右側のリヤサイドカバー11のみに設けられ、その底部87には内方へ突出するボス88が設けられ、これをアンダーカバー12の後部左右に形成されたボス12dのうち右側のボス12dへ重ねられてビス(図示省略)で締結される。
また、リヤサイドカバー11の中央部には導風口89が設けられている。この導風口89も右側のリヤサイドカバー11のみに設けられ、後方のラジエーター20へ外気を取り込んで送ることにより冷却効率を上げるようになっている。
左側のフロアサイドカバー10Lは、右側のフロアサイドカバー10とリヤサイドカバー11のうちの、リヤサイドカバー前部86を一体化したような比較的大きな形状をなし、底部76は右側のフロアサイドカバー10よりも後方へ長く延出し、ここにボス88に相当するボス78が設けられ、このボス78がアンダーカバー12の後部左側に形成されたボス12dへ重ねられてビス(図示省略)で締結される。
また、左側のフロアサイドカバー10Lには、右側のフロアサイドカバー10におけるような覗き穴75は設けられていない。
左側のリヤサイドカバー11Lは、右側のリヤサイドカバー11のうちの前部86を除いたような比較的小さな形状をなし、右側のリヤサイドカバー11のような導風口89は設けられていない。
なお、本願発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。
例えば、本願発明を適用する車両は、スクータ型車両に限らず、ステップフロアを有する車両であれば自動2輪車等の鞍乗り型車両であってもよい。
また、リザーブタンク21は車体の左右いずれ側へも配置できる。リザーブタンク21を車体左側へ配置した場合は、当然にリザーブタンクカバーであるフロアサイドカバーは左側に設けられ、左フロアサイドカバー10Lは右側へ設けられることになる。
3:ステップフロア、10:フロアサイドカバー(車体カバー)、20:ラジエーター、21:リザーブタンク、25:給水キャップ、26:リザーブチューブ、27:ドレインチューブ、30:車体フレーム、36a:ドレインチューブ挿入孔、35:中央クロスメンバ、40:回動軸、42;ラジエーター連結部、44:ドレイン連結部、45:給水口、47:傾斜面、55:フランジ(ステップフロアの側部)、57:切り欠き部

Claims (6)

  1. ステップフロア(3)を有し、ラジエーター(20)に接続するリザーブタンク(21)を前記ステップフロア(3)の下方に配置したステップフロアを有する車両において、
    前記リザーブタンク(21)は、その上部に設けられた給水口(45)と、このリザーブタンク(21)を車幅方向へ回動自在にして車体側へ取付けるための回動軸(40)とを備えるとともに、
    前記リザーブタンク(21)の側方を覆うカバー部材(10)が前記ステップフロア(3)と別体に着脱自在に形成され、このカバー部材(10)を外し、前記リザーブタンク(21)を車幅方向へ回動させることにより前記給水口(45)へアクセスが可能にしたことを特徴とするステップフロアを有する車両。
  2. 前記リザーブタンク(21)は、前記ラジエーター(20)と連結するためのリザーブチューブ(26)を接続するラジエーター連結部(42)と、ドレインチューブ(27)を接続するドレイン連結部(44)とを備え、
    前記ラジエーター連結部(42)と、前記ドレイン連結部(44)とをそれぞれ前記回動軸(40)へ指向させたことを特徴とする請求項1に記載したステップフロアを有する車両。
  3. 前記ラジエーター(20)は前記リザーブタンク(21)の後方に配置され、前記給水口(45)、前記ラジエタ連結部(42)又は前記ドレイン連結部(44)、前記回動軸(40)が、車両前方からこの順に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載したステップフロアを有する車両。
  4. 前記ステップフロア(3)の側部(56)に切り欠き部(57)を設け、前記リザーブタンク(21)の回動時に少なくとも一部が前記切り欠き部(57)へ進入することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載したステップフロアを有する車両。
  5. 前記リザーブタンク(21)は、下方へ向かうにしたがって車幅方向中央側へ入り込むように傾斜する傾斜面(47)を備え、前記ステップフロア(3)の右又は左側下部に配置され、
    前記傾斜面(47)と、このリザーブタンク(21)の外側方を覆う車体カバー(10)の前記リザーブタンク(21)に対面する部分とが、前面視において略平行に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載したステップフロアを有する車両。
  6. 前記ドレインチューブ(27)は、車体フレーム(30)に設けられたドレインチューブ挿入孔(36a)内に挿入され、
    このドレインチューブ挿入孔(36a)は、車体フレーム(30)の一部をなしてシート(13)の前端部下方に設けられたクロスメンバ(35)の上端部と略同等の高さに位置することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載したステップフロアを有する車両。
JP2011167897A 2011-07-31 2011-07-31 ステップフロアを有する車両 Expired - Fee Related JP5629245B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011167897A JP5629245B2 (ja) 2011-07-31 2011-07-31 ステップフロアを有する車両
IT000563A ITTO20120563A1 (it) 2011-07-31 2012-06-26 Veicolo avente una pedana poggiapiedi.
FR1256886A FR2978418B1 (fr) 2011-07-31 2012-07-17 Vehicule comportant un marchepied et equipe d'un vase d'expansion pivotant
CN201210260862.9A CN102910233B (zh) 2011-07-31 2012-07-25 具有脚踏板的车辆

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011167897A JP5629245B2 (ja) 2011-07-31 2011-07-31 ステップフロアを有する車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013032050A JP2013032050A (ja) 2013-02-14
JP5629245B2 true JP5629245B2 (ja) 2014-11-19

Family

ID=46833115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011167897A Expired - Fee Related JP5629245B2 (ja) 2011-07-31 2011-07-31 ステップフロアを有する車両

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5629245B2 (ja)
CN (1) CN102910233B (ja)
FR (1) FR2978418B1 (ja)
IT (1) ITTO20120563A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6344136B2 (ja) * 2014-08-18 2018-06-20 スズキ株式会社 スクータ型自動二輪車の電装品収納構造
JP6216308B2 (ja) * 2014-11-27 2017-10-18 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のリザーブタンク構造
JP2017007646A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 川崎重工業株式会社 自動二輪車
JP7008603B2 (ja) * 2018-09-27 2022-01-25 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
US11660955B2 (en) * 2019-03-18 2023-05-30 Kubota Corporation Fuel tank of work vehicle and work vehicle
JP7177757B2 (ja) * 2019-08-27 2022-11-24 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のステップ構造
CN219115621U (zh) * 2020-03-30 2023-06-02 本田技研工业株式会社 鞍乘型车辆
JP7448577B2 (ja) * 2022-03-04 2024-03-12 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62173385A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体カバ−
JP3469027B2 (ja) * 1997-01-21 2003-11-25 本田技研工業株式会社 スクータ型車両のエンジン冷却装置
JP3831236B2 (ja) * 2001-12-03 2006-10-11 本田技研工業株式会社 荷物収納構造
JP4265135B2 (ja) * 2002-01-25 2009-05-20 スズキ株式会社 自動二輪車の車体前部構造
JP4381768B2 (ja) * 2003-10-10 2009-12-09 本田技研工業株式会社 自動二輪車の収納装置
JP2006151132A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Yamaha Motor Co Ltd 車両
JP4647507B2 (ja) * 2006-01-31 2011-03-09 本田技研工業株式会社 リザーブタンク構造
JP4991349B2 (ja) * 2007-02-28 2012-08-01 本田技研工業株式会社 スクータ型車両
JP2010030584A (ja) * 2008-06-30 2010-02-12 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
CN101508239A (zh) * 2009-03-20 2009-08-19 浙江钱江摩托股份有限公司 一种摩托车冷却组件的安装方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013032050A (ja) 2013-02-14
ITTO20120563A1 (it) 2013-02-01
FR2978418A1 (fr) 2013-02-01
FR2978418B1 (fr) 2017-12-15
CN102910233A (zh) 2013-02-06
CN102910233B (zh) 2015-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5629245B2 (ja) ステップフロアを有する車両
JP5690147B2 (ja) 鞍乗型車両
US8905419B2 (en) Rear structure of saddle-ride type vehicle
US9150101B2 (en) Fuel-cell vehicle
JP5926653B2 (ja) 鞍乗り型車両の収納部構造
US20080202836A1 (en) Scooter type vehicle
TWI725366B (zh) 跨坐型車輛
JP4190052B2 (ja) スクータ型車両のエンジン冷却構造
JP2014043190A (ja) 鞍乗り型車両のリッドロック構造
JP4986684B2 (ja) 鞍乗り型4輪車
JP6151896B2 (ja) 鞍乗り型車両の配索構造
JP7008603B2 (ja) 鞍乗型車両
EP3190035B1 (en) Straddled vehicle
JP6215540B2 (ja) 鞍乗り型車両のアクセサリーソケット配置構造
EP2213560B1 (en) A motorcycle wherein at least two liquid tanks are located, reciprocally disposed and shaped according to an improved layout
EP4112430B1 (en) Saddle-type vehicle
JP2013193638A (ja) 鞍乗り型車両の燃料タンク及びラジエータ配置構造
JP5712091B2 (ja) 自動二輪車
JP6108986B2 (ja) 鞍乗型車両の収納ボックス構造
JP7060643B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2908502B2 (ja) 自動二輪車のリヤキャリア取付構造
JP5331543B2 (ja) 自動二輪車
JP4425962B2 (ja) 自動二輪車
JP2007216921A (ja) 自動二輪車
JP4381453B2 (ja) スクータ型車両のラジエター配設構造およびスクータ型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5629245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees