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JP5618527B2 - 遊技機 - Google Patents

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JP5618527B2 JP2009272234A JP2009272234A JP5618527B2 JP 5618527 B2 JP5618527 B2 JP 5618527B2 JP 2009272234 A JP2009272234 A JP 2009272234A JP 2009272234 A JP2009272234 A JP 2009272234A JP 5618527 B2 JP5618527 B2 JP 5618527B2
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Description

本発明は従来液晶画面でしか表現できなかった変化に富んだ映像と同等な演出をシンプル、且つ占有スペースをとらないコンパクトな構造にて実現することを可能とした電飾盤面部品を備えた遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞口、風車、図柄表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図っている。そして、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の図柄表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、遊技の進行中における入賞、その他の状況変化を契機として可動盤面部品を種々の方向に動作させたり、変形させることにより演出効果を高めている(特許文献1、2)。また、遊技盤上における遊技状態の変化等の状況変化を視覚的に表現、報知したり、遊技進行上での電飾効果を図る等の目的から、遊技盤、可動盤面部品、その他任意の部位にLEDランプやフィラメント式ランプ等の発光装置を配置している(特許文献3、4)。
しかし、例えば、可動盤面部品に光源を組み込むことにより、可動盤面部品の形状変化や動作に電飾効果を付加したとしても、そのことから得られる演出効果の向上には限界があった。特に、液晶表示装置に表示される映像による多様な演出効果には遙かに及ばなかった。
即ち、液晶表示装置によれば、画面に表示される映像を用いた多様な演出が可能となるが、電飾効果を備えた可動盤面部品を用いて液晶表示装置による映像演出に匹敵する演出効果を発揮し得るものはこれまで提案されていない。
特開2004−195084公報 特開平06−007509号公報 特開2009−000303公報 特開2009−066221公報
発明は上記に鑑みてなされたものであり、光源から得られる光像を種々変化させて、視認される映像を拡大縮小させて演出効果を高めることができる電飾盤面部品を備えた遊技機に関するものである。
特に、従来液晶画面でしか表現できなかった映像を電飾盤面部品によって実現することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る遊技機は、透光性部材を一体的に有し、前後方向へ進退する可動盤面部品と、該可動盤面部品に一体的に搭載されて発光することにより前記透光性部材の前面全体から前方へ向かって光を透過させる光源と、該可動盤面部品を駆動する駆動機構と、該可動盤面部品の前方に配置されて該可動盤面部品像を拡大、縮小する凸レンズと、を備え、前記可動盤面部品の前後方向への進退時には、前記凸レンズに対する前記透光性部材及び前記光源の距離が変化することを特徴とする。
シンプル、且つ占有スペースをとらないコンパクトな構造でありながら、光源を搭載した可動盤面部品を前後動させることにより、光源から得られる光像を拡大縮小させてドキドキ感をもたらすなどの演出効果を高めることができる。特に、従来液晶画面でしか表現できなかった映像を電飾盤面部品によって実現することができる。
請求項2の発明に係る遊技機は、可動盤面部品は、回転しながら前後方向へ進退するように構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明に係る遊技機は、前記凸レンズと前記可動盤面部品との間に、ハーフミラーを配置したことを特徴とする。
本発明によれば、光源から得られる光像を種々変化させて、視認される映像を拡大縮小させて演出効果を高めることができる。

本発明の電飾盤面部品を搭載した遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の正面図である。 本発明の一実施形態に係る電飾盤面部品の外観構成を示す斜視図である。 電飾盤面部品の一部断面斜視図である。 電飾盤面部品の分解斜視図である。 電飾盤面部品の更なる分解斜視図である。 中空ケーシング及びギミック等の構成を示す分解斜視図である。 中空ケーシング及びギミック等の構成を示す縦断面図である。 (a)(b)及び(c)は駆動機構の動作説明図である。 (a)(b)は制御装置に対するLEDと可変抵抗器の結線状態を示す底面図である。 (a)(b)及び(c)は本発明の電飾盤面部品による演出を説明するための正面図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1に示すパチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。またガラス枠の下部には、遊技球を貯留する受け皿部4と、この受け皿部4内の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。
受け皿部4の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン6が設けられている。また、図示しないが受け皿部4の上面には、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部4内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤3面には、電飾盤面部品A、液晶表示器としての画像表示装置11が配置され、更に主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が装着されている。遊技盤3における遊技領域3aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、発射レバー5を操作したときに発射装置から発射された遊技球を遊技領域3aの上部に案内したり、アウト口18に案内する。
画像表示装置11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた装飾図柄、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等の画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等も表示される。
画像表示装置11の下方には、可変入賞装置12が配置されている。可変入賞装置12は、上始動口13と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)14とを備えて構成される。上始動口13の内部には、特別図柄表示器21の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第1始動口スイッチ(SW)が設けられている。また電チュー14の内部には、特別図柄表示器22の特別図柄を変動表示する権利を発生させる第2始動口スイッチ(SW)が設けられている。なお、本実施形態では、上始動口13と電チュー14とにそれぞれ別々の始動口スイッチを設けるようにしているが、これはあくまでも一例であり始動口スイッチは共有してもよい。
また画像表示装置11の左側には、後述する普通図柄表示器23を作動させるためのゲート15が設けられている。ゲート15は、その内部にゲートスイッチ(SW)が設けられており、遊技球がゲートSWを通過したときに、普通図柄表示器23の普通図柄が所定時間作動して停止するようになっている。普通図柄表示器23の普通図柄が所定態様で停止した場合は、電チュー14が所定時間、開成動作するように構成されている。
可変入賞装置12の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が設けられている。
さらに遊技盤3の遊技領域3aには、普通入賞口17が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤3の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示器21、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示器22、及び普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器23が設けられている。第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより当たりに当選したか否か表示する。
第1特別図柄保留ランプ24は、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する。第2特別図柄保留ランプ25は、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する。なお、本実施形態では、第1特別図柄の保留球と、第2特別図柄の保留球が保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化する場合を例に挙げて説明するが、保留球の入賞順に消化するように構成してもよい。
普通図柄保留ランプ26は、普通図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利(最大4個)の保留個数を表示する。なお、本実施形態では、第1、第2特別図柄表示器21、22、普通図柄表示器23、第1、第2特別図柄保留ランプ24、25、及び普通図柄保留ランプ26を、遊技盤3の遊技領域外に配置するようにしているが、これはあくまでも一例であり、これらの表示器を遊技盤3の遊技領域3a内に配置することも勿論可能である。
次に、図2は本発明の一実施形態に係る電飾盤面部品の外観構成を示す斜視図であり、図3はこの電飾盤面部品の一部断面斜視図であり、図4は電飾盤面部品の分解斜視図であり、図5は電飾盤面部品の更なる分解斜視図であり、図6は中空ケーシング及びギミック等の構成を示す分解斜視図であり、図7は中空ケーシング及びギミック等の構成を示す縦断面図であり、図8(a)(b)及び(c)は駆動機構の動作説明図であり、図9(a)(b)は制御装置に対するLEDと可変抵抗器の結線状態を示す底面図であり、図10(a)(b)及び(c)は本発明の電飾盤面部品による演出を説明するための正面図である。
本発明に係る電飾盤面部品Aは、前後方向へ進退するハートを象ったギミック(可動盤面部品)30と、ギミック30に搭載されて前方へ向かって発光するLED(光源)35と、ギミック30及びLED35を内部に収容する中空ケーシング40と、ギミック30及び光源35を駆動して前後方向へ進退させる駆動機構50と、中空ケーシング40の前面開口に配置されて前方から見た場合のギミック像を拡大、縮小させる凸レンズ60と、を概略備えている(図2乃至図5)。
本実施形態に係るギミック30は、前面に正面形状がハート型の透光性部材31を支持した中空体32を備えており、中空体32の背面側開口にはLED35を搭載したプリント基板36が固定されている。ギミック30は、正面形状がハート型で前後面が開口した中空ケーシング40の内部に配置されており、中空ケーシング40の前面開口に固定された凸レンズ60を通して正面から内部のギミック30を視認できるように構成されている。
中空ケーシング40の後面には、ギミック30を前後方向へ進退自在に支持し、且つ駆動機構50を支持する支持ユニット70が固定されている。支持ユニット70は、中空ケーシング40の後面開口を介して中空ケーシング40の内部と連通する開口71aを有したベース板71と、ベース板から後方へ突出したモータ支持板72と、モータ支持板72の下方に順次離間して配置された支持板73、74と、を備えている。つまり、中空ケーシング40に対して、ベース板71、モータ支持板72、支持板73、74が固定されている。夫々の組付け方法は図2に示すように螺子固定等による。開口71aにより中空ケーシング内部が外部と連通するので、ギミック30は中空ケーシングの後面開口を越えて後方へ移動することができる。
駆動機構50は、ギミック30を一体的に支持すると共に支持板73、74によって前後方向へ進退自在に支持、ガイドされた下方が開放したコ字状のブラケット51と、モータ支持板72上に支持されたモータ52と、モータ52の出力軸に一端部を固定されて回動すると共に先端のピン53aをブラケット51の天井面に設けた長穴51aに遊嵌させるアーム53と、を備えている。モータ52によってアーム53が正逆回動する過程でピン53aが長穴51a内に沿って往復動する結果として、ブラケット51は前後方向へ進退することができる。
ブラケット51の前端部には、ハート形の中空体32の後面に固定されるハート形の連設板58が固定されており、連設板58に設けたハート形の開口58aの後方からギミック30の先端の一部が差し込まれて前方へ突出した状態で、中空体32が連設板58に螺子固定される。従って、ブラケット51に対してギミック30は固定されており、一体的に進退する。
駆動機構50は、更に、ブラケット51の一方の内壁に一体化されて前後方向へ延びるラックギヤ55と、下側の支持板74の上面に回転自在に軸支されてラックギヤ55と噛合するピニオンギヤ56と、ピニオンギヤ56の回転軸に組み付けられてピニオンギヤの回転角度からラックギヤ55、及びギミック30の移動量を算出するための可変抵抗器(回転量検出手段)57と、を有している。可変抵抗器57は、ピニオンギヤ56の回転角度、回転方向に基づいてラックギヤ55の前後方向への移動量、移動方向を算出するための手段である。
図9に示すように制御装置80は、プリント基板36上の配線パターンと結線されてLED35の発光を制御する。また制御装置80は、可変抵抗器57から出力されてくるギミック30の前後位置に関する情報に基づいてLEDの発光量を種々制御する。例えば、ギミックが前方に位置している時にはLEDの発光量を増量し、後退しているときには発光量を低減する等の制御を行う。
図8に示すようにモータ52が一方向へ回転すると、その出力軸に固定されたアーム53が回動し、アーム先端のピン53aがブラケット51の天井面に設けた長穴51a内を移動する際に発生する前後方向への押圧力によってブラケット51(ギミック30)は前後方向へ進退することができる。図8(a)はブラケット51が後方にある状態を示し、(b)は中間位置、(c)は前方へ突出した状態を示している。
遊技者は、中空ケーシング40の前面開口に固定された凸レンズ60を通して正面から内部のギミック30を視認できるように構成されているため、図10に示したようにLEDによって発光したハート形のギミック30が前後動する様子を前方から見ると、ハート形の発光体が極端に大きくなったり小さくなったりするため、心臓がドキドキしている状態を立体的に奥行き感をもたせて演出することが可能となる。このような立体的な演出は、従来は液晶画面を利用した映像としてしか実現できなかったが、本実施形態によれば発光するギミックと、このギミックを前後動させる機構と、凸レンズとによるシンプルな構成によってこのような演出を実現することができる。また、LEDの発光量、発光タイミングを種々組み合わせることにより演出内容に更にバリエーションをもたせることが可能となる。
なお、上記実施形態ではギミックを単純に前後動作させる構成例を示したが、ギミックを前後動する際に捻転(回転)させるようにすれば、更に演出効果を高めることができる。具体的には、例えば、モータによって回転すると共に前後方向へ進退自在に構成された螺子棒の先端部をギミックの後面中心部に固定しておき、螺子棒を回転させることによってギミックを回転させつつ前後動させるように構成すればよい。
なお、凸レンズ60とギミック30との間(或いは、凸レンズの前面)にハーフミラーを配置してもよい。このように構成することにより、LED35が消灯している時には前方から凸レンズ60を見た場合に凸レンズ面はミラー面として視認されるが、LEDを点灯した場合には発光状態にあるギミック30を視認することが可能となる。
或いは、ギミック30と凸レンズ60との間にハーフミラーを配置すると共に、凸レンズとハーフミラーとの間(中空ケーシング40の内壁)に他のLEDを配置してハーフミラー前面をLEDにより照明できるように構成してもよい。このように構成した場合には、この前部LEDによりハーフミラー面を照明した時にはハーフミラーはミラー面として視認され、前部LEDを消灯し、且つ奥側のLED35を発光させた時にギミックが視認できるようにすることができる。
このように本発明に係る電飾盤面部品によれば、シンプル、且つ占有スペースをとらないコンパクトな構造でありながら、光源を搭載した可動部品(ギミック)を前後動、或いは捻転動作させることにより、光源から得られる光像を種々変化させて、視認される映像を拡大縮小させてドキドキ感をもたらすなどの演出効果を高めることができる。
なお、本発明に係る電飾盤面部品Aは遊技盤と組み合わせることによって遊技盤ユニットを構成する。この遊技盤ユニットはパチンコ遊技機、その他の遊技機一般に適用することができる。
1…パチンコ遊技機、3…遊技盤、3a…遊技領域、4…皿部、5…発射レバー、6…演出ボタン、11…画像表示装置、12…可変入賞装置、13…上始動口、14…電チュー、15…ゲート、16…大入賞口、17…普通入賞口、18…アウト口、21…特別図柄表示器、22…特別図柄表示器、23…普通図柄表示器、24…特別図柄保留ランプ、25…特別図柄保留ランプ、26…普通図柄保留ランプ、30…ギミック(可動盤面部品)、31…透光性部材、32…中空体、35…LED、36…プリント基板、40…中空ケーシング、50…駆動機構、51…ブラケット、51a…長穴、52…モータ、53…アーム、53a…ピン、55…ラックギヤ、56…ピニオンギヤ、57…可変抵抗器(回転量検出手段)、58…連設板、58a…開口、60…凸レンズ、70…支持ユニット、71…ベース板、71a…開口、72…モータ支持板、73、74…支持板、80…制御装置

Claims (3)

  1. 透光性部材を一体的に有し、前後方向へ進退する可動盤面部品と、該可動盤面部品に一体的に搭載されて発光することにより前記透光性部材の前面全体から前方へ向かって光を透過させる光源と、該可動盤面部品を駆動する駆動機構と、該可動盤面部品の前方に配置されて該可動盤面部品像を拡大、縮小する凸レンズと、を備え、
    前記可動盤面部品の前後方向への進退時には、前記凸レンズに対する前記透光性部材、及び前記光源の距離が変化することを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動盤面部品は、回転しながら前後方向へ進退するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記凸レンズと前記可動盤面部品との間に、ハーフミラーを配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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