Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP5615520B2 - ゴム押出機用ダイプレート - Google Patents

ゴム押出機用ダイプレート Download PDF

Info

Publication number
JP5615520B2
JP5615520B2 JP2009170045A JP2009170045A JP5615520B2 JP 5615520 B2 JP5615520 B2 JP 5615520B2 JP 2009170045 A JP2009170045 A JP 2009170045A JP 2009170045 A JP2009170045 A JP 2009170045A JP 5615520 B2 JP5615520 B2 JP 5615520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
die plate
extruder
rubber extruder
lower die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009170045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011025408A (ja
Inventor
慶 大西
慶 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2009170045A priority Critical patent/JP5615520B2/ja
Publication of JP2011025408A publication Critical patent/JP2011025408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5615520B2 publication Critical patent/JP5615520B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、インスレーションゴム等、タイヤ部材の作製に用いられるゴム押出機用ダイプレートに関する。
従来、生タイヤの製造工程においては、ゴム組成物を押出加工して作製される部材が多く用いられており、ゴム押出機において、押出ゴムの断面形状を決定する部材として、ダイプレートが用いられている。
このダイプレートに関しては、種々の技術が開発されており、例えば、以下のような特許文献が開示されている。
特許文献1には、ダイローラの外周部との間で実質的な最終断面形状のゴムシート体を形成するダイプレートを有するゴム押出手段が開示されている。
また、特許文献2には、押出ゴムを吐出するダイプレートとして、小高さ部と大高さ部とを有し、高さが幅方向に変化する扁平形状の開口部を有するダイプレートが開示されている。
このようなダイプレートを用いて押出加工された部材の具体的な一例として、インスレーションゴムがあり、その作製方法を図6を用いて説明する。なお、図6は、2種類のゴム組成物を押出した後、貼り合わせてインスレーションゴムを作製する工程を模式的に示している。
図6に示される通り、2種類のゴム組成物が、それぞれ、第1のゴム押出機60aおよび第2のゴム押出機60bから押し出された後、第1のインスレーションカレンダー61aおよび第2のインスレーションカレンダー61bにより厚さが調整されて、第1のゴムシート69aおよび第2のゴムシート69bが形成される。その後、第1のゴムシート69aおよび第2のゴムシート69bは、貼り合わせ部62において貼り合わされ、さらに、クーリング部7およびワインダ部8へと送られインスレーションゴムが作製される。
第1のゴム押出機60aおよび第2のゴム押出機60bの押出ヘッド部には、開口部が形成されたインスレーションカレンダー用ダイプレートが装着されており、開口部の形状に合わせて所定形状のゴム組成物が押し出される。
これらのゴム押出機は、品質確保のために、定期的にダイプレートを押出ヘッド部から取り外して押出ヘッド部を開放し、ゴム押出機内に残存したゴム組成物を除去する必要がある。ゴム押出機内にゴム組成物が残存していると、ゴム押出機内の熱によりゴム組成物が熱劣化したり加硫したりして、いわゆる「ゴムのヤケ」が生じる。「ヤケ」が生じたゴムは、次工程などに悪影響を与える。このため、製品変更に伴うゴム組成物の変更や押出作業に長時間の停止がある場合には、事前にゴム押出機内に残存したゴム組成物を除去する必要がある。
その際、押出ヘッド部の開放を容易にすることを目的として、従来より、図7に示すように、インスレーションカレンダー用ダイプレート70は、上部ダイプレート72および下部ダイプレート73に2分割して構成され、押出ヘッド部74に装着されている。そして、インスレーションカレンダー用ダイプレート70には、押出ゴムの断面形状を決める開口部71が、上部ダイプレート72、下部ダイプレート73のいずれかに設けられており、図7においては、上部ダイプレート72に設けられている。
このようにインスレーションカレンダー用ダイプレート70が2分割構成とされているため、上下いずれかのダイプレートを取り外すことにより押出ヘッド部74を開放でき、押出ヘッド部74の開放作業は容易となる。しかし、上下のダイプレート72、73の合致面75がゴム組成物Aの押出方向と平行に設けられているため、押出作業時に、押出ゴムBの形成と共に、ゴム組成物Aの内圧により合致面75からゴムがはみ出すという問題があった。
はみ出しゴムCが発生すると、手作業で取り除かなくてはならず、作業効率が低下してしまう。
この問題に対する対策として、図8に示すように、上下一体式のインスレーションカレンダー用ダイプレート80を押出ヘッド部74に装着することが考えられる。しかし、この方法を採用した場合、ゴムのはみ出しは皆無になるものの、ヘッドを開放する際には、ダイプレートの取り付けボルトを全て取り外す必要があり、ヘッドの開放作業に時間が掛かるという問題が発生する。
このような問題は、インスレーションカレンダー用ダイプレートに限られず、トレッドゴム、サイドウォールゴム等のタイヤ部材の作製に用いられるゴム押出機用ダイプレート全般に共通する問題となっている。
特開平10−329234号公報 特開2002−160281号公報
本発明は、上記した問題に鑑み、ヘッドの開放作業を容易に行うことができると共に、押出作業時において、ゴムのはみ出しが発生することがないゴム押出機用ダイプレートを提供することを課題とする。
本発明に係るゴム押出機用ダイプレートは、
タイヤ部材製造用のゴム押出機の押出しヘッド部に取り付けられるゴム押出機用ダイプレートであって、
上部ダイプレートと下部ダイプレートに2分割して構成されており、
前記上部ダイプレートと前記下部ダイプレートとの合致面が、ゴム押出し方向に対して傾斜している
ことを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドの開放作業を容易に行うことができると共に、押出作業時において、ゴムのはみ出しが発生することがないゴム押出機用ダイプレートを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るゴム押出機用ダイプレートの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るゴム押出機用ダイプレートの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るゴム押出機用ダイプレートをゴム押出機のヘッド部に取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るゴム押出機用ダイプレートの上部ダイプレートをゴム押出機のヘッド部から取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るゴム押出機用ダイプレートにゴム内圧が作用する状態を示す断面図である。 インスレーションゴムを作製する工程を模式的に示す図である。 従来のゴム押出機用ダイプレートにゴム内圧が作用する状態を示す断面図である。 他の従来のゴム押出機用ダイプレートにゴム内圧が作用する状態を示す断面図である。
以下、本発明をその実施の形態に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、以下の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
図1に、本実施の形態におけるダイプレート(インスレーションカレンダー用ダイプレート)の斜視図を示し、図2に、前記ダイプレートの分解斜視図を示す。図1、図2に示すように、ダイプレート1は、上部ダイプレート3と下部ダイプレート4に2分割して構成されている。そして、押出ゴムの形状を規定する開口部2が、上部ダイプレート3に設けられている(開口部2は、下部ダイプレート4に設けられていても良い)。
そして、上部ダイプレート3と下部ダイプレート4との合致面31、41は、ゴム押出し方向に対して傾斜している。なお、図1、図2においては、合致面31、41の傾斜は、ゴム押出し方向に対して斜め下方に向けられているが、斜め上方に向けて傾斜させることもできる。
また、9は、上下のダイプレート3、4を押出ヘッド部にボルトを用いて固定するために設けられた貫通孔である。
このように構成されたダイプレートが押出ヘッド部に取り付けられた状態を、図3に斜視図により示す。また、上部ダイプレートを取り外したときの状態を図4に斜視図により示す。図3、図4に示すように、押出ヘッド部51には、上下のダイプレート3、4に設けられた貫通孔9(図1)に対応するボルト穴10が設けられており、取付けボルト11を用いて上下のダイプレート3、4がそれぞれ独立して押出ヘッド部51に装着できるように構成されている。上下のダイプレート3、4の双方が装着された場合、合致面31、41は傾斜しているため、上下のダイプレート3、4は充分に密着する。
このとき、上下のダイプレート3、4に多少のズレがあっても、ボルト締めを行うに伴い、合致面31、41に設けられた傾斜に沿ってスムーズに移動してズレを解消させることができるため、押出ヘッド部へ容易にかつ確実に装着することができる。
押出ヘッド部にダイプレートが装着されたゴム押出機によるゴム組成物の押出加工につき、図5を用いて説明する。図5は、ダイプレートにゴム内圧が作用する状態を示す断面図である。
図5に示すように、押出ヘッド部51には、ダイプレート1、即ち、上下のダイプレート3、4が装着されている。そして、上下のダイプレート3、4は、合致面31、41において密着されている。ゴム押出機本体は、図示しないモータ駆動するスクリューを内蔵したシリンダーが備えられており、スクリューの回転により、ゴム組成物Aを混練しながら開口部2から押出ゴムBを所定の形状に押し出すようになっている。
このとき、上下のダイプレート3、4には、矢印で示すように、ゴム組成物Aが送られてくることによる内圧が掛かる。しかし、本実施の形態においては、合致面31、41を傾斜させて設けているため、内圧により合致面31、41はさらに密着させられ、合致面31、41からのゴムのはみ出しが完全に防がれる。
このように、本実施の形態によれば、ダイプレートを2分割しているため、開放作業が容易であると共に、押出作業時の上下のダイプレートの合致面からのゴムのはみ出しを完全に防ぐことができる。
さらに、本実施の形態におけるダイプレートは、合致面を単純な傾斜面で形成させているため、ダイプレートの作製に際して、複雑な加工を必要としない。
(実施例)
本実施例においては、幅260mm、高さ41mm、厚さ10mmのS45C材(炭素鋼)よりなる上部ダイプレートおよび下部ダイプレートを用いた。そして、上下2つのダイプレートの合致面は、ゴム押出機に対して外面側から内面側に向けて10mm下方に傾斜して設けられており、各ダイプレートを押出ヘッド部に固定するボルト穴はそれぞれ9個設けられている。
また、上部ダイプレートの下部中央部には、両側の高さが17mmで中央部の高さが14.5mmとなるように湾曲した開口部が、150mm幅で設けられている。
以上のような上部ダイプレートおよび下部ダイプレートを、押出ヘッド部に装着して、24時間連続してゴムの押出を行ったところ、ゴムのはみ出しは観測されなかった。
また、ヘッドの開放作業に要する時間は、0.3時間で充分であり、従来の1.5時間に比べて、大幅に短縮することができた。
A ゴム組成物
B 押出ゴム
C はみ出しゴム
1 ダイプレート
2、71 開口部
3、72 上部ダイプレート
4、73 下部ダイプレート
7 クーリング部
8 ワインダ部
9 貫通孔
10 ボルト穴
11 取付けボルト
31、41、75 合致面
51、74 押出ヘッド部
60a、60b ゴム押出機
61a、61b インスレーションカレンダー
62 貼り合わせ部
69a、69b ゴムシート
70、80 インスレーションカレンダー用ダイプレート

Claims (1)

  1. タイヤ部材製造用のゴム押出機の押出しヘッド部に取り付けられるゴム押出機用ダイプレートであって、
    上部ダイプレートと下部ダイプレートに2分割して構成されており、
    前記上部ダイプレートと前記下部ダイプレートとの合致面が、ゴム押出し方向に対して傾斜している
    ことを特徴とするゴム押出機用ダイプレート。
JP2009170045A 2009-07-21 2009-07-21 ゴム押出機用ダイプレート Active JP5615520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009170045A JP5615520B2 (ja) 2009-07-21 2009-07-21 ゴム押出機用ダイプレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009170045A JP5615520B2 (ja) 2009-07-21 2009-07-21 ゴム押出機用ダイプレート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011025408A JP2011025408A (ja) 2011-02-10
JP5615520B2 true JP5615520B2 (ja) 2014-10-29

Family

ID=43634747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009170045A Active JP5615520B2 (ja) 2009-07-21 2009-07-21 ゴム押出機用ダイプレート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5615520B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101347709B1 (ko) 2012-12-12 2014-01-24 한국타이어 주식회사 타이어 정전기 방지용 침니고무의 위치변경을 위한 가변 압출다이
JP6147613B2 (ja) * 2013-09-02 2017-06-14 東洋ゴム工業株式会社 ゴム成形装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168540A (ja) * 1982-03-31 1983-10-04 Matsushita Electric Works Ltd 押出成形金型
JP3151649B2 (ja) * 1994-12-13 2001-04-03 横浜ゴム株式会社 押出成形用金型及びその金型を用いた押出成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011025408A (ja) 2011-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BRPI0515420A (pt) ferramenta de moldagem sob pressão e processo para a produção de uma peça por meio de moldagem sob pressão
JP5615520B2 (ja) ゴム押出機用ダイプレート
US20030193108A1 (en) Apparatus and method for manufacturing resin molded product
JP5864501B2 (ja) タイヤ用モールド
JP2011116020A (ja) タイヤ用モールド
KR20100113305A (ko) 플랜지 성형방법
JP2009148992A (ja) タイヤ用モールドの製造方法
JP5175772B2 (ja) タイヤ成形金型
US20070141197A1 (en) Wear plate locking system for casting and molding processes
JP5362263B2 (ja) タイヤ加硫装置
JP2010155410A (ja) タイヤ加硫用金型
WO2022062433A1 (zh) 一种组合刀模
JP2004042338A (ja) 積層モールド
CN112605131B (zh) 一种辊式楔横轧机整体更换模具装置
JP6147613B2 (ja) ゴム成形装置
JP2013173305A (ja) タイヤ加硫用金型
EP3338980A1 (fr) Moule de compression à système de chauffe réduit
KR100622984B1 (ko) 승용차용 타이어 가류용 금형의 토우링 결합구조
JP2011075000A (ja) 合成樹脂製プーリ
JPWO2012056820A1 (ja) タイヤ構成部材の成型装置、成型方法
JP2004337919A (ja) 積層金型
JP5657272B2 (ja) 押出ヘッド構造
JP2005001310A (ja) タイヤ成形用金型
KR200309081Y1 (ko) T믹서 롤러다이롤
JP4749032B2 (ja) タイヤ加硫用金型

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5615520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250