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JP5601921B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は太陽電池モジュールに関する。
太陽電池モジュールは、受光面ガラスと、裏面ガラスと、受光面ガラスと裏面ガラスとの間に位置する太陽電池素子群(パネル)と、太陽電池素子群の発電電力を取り出す出力導体と、該出力導体と電気的に接続し外部へ導出される出力ケーブルとを有する。出力導体と出力ケーブルとは、太陽電池素子の裏面側に配置された端子ボックス内で、電気的に接続している。
端子ボックスは、受光面側からの外観を良くするために、裏面ガラス上に設けられる場合があった。この場合、出力導体を前記裏面ガラス側に引き出す為の貫通穴が、裏面ガラスに設けられる。
また、前記端子ボックスは、前記貫通穴による前記裏面ガラスの強度低下を低減するために、前記裏面ガラスの側方であって受光面ガラス上に設けられる場合もあった(特許文献1参照)。
特開2001−339088号公報
端子ボックスが、裏面ガラスの側方に設けられた場合、太陽電池素子群から引き出された出力導体の全長のうち、端子ボックスに引き込まれるまでの一部分が、外部に露出される。そのため、該部分に対して、有機樹脂等による防水処理が必要であった。また、その防水処理においては、有機樹脂等と出力導体の熱膨張係数の差によって、出力ケーブルにせん断応力がかかるため、出力ケーブルが断線する可能性があった。
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールは、受光面および該受光面の裏側に位置する非受光面を有する太陽電池パネルと、該太陽電池パネルの第1端部に電気的に接続された、前記太陽電池パネルから得られる電流を外部へ導出する出力導体と、前記受光面を覆うように配置された第1基板と、前記非受光面を覆う第1面および該第1面の裏面に相当する第2面を有する第2基板と、前記太陽電池パネルの前記第1端部において、前記出力導体を覆うように、前記太陽電池パネルの前記第1端部側に位置する前記第1基板の第1端部から前記太陽電池パネルの前記第1端部側に位置する前記第2基板の第1端部に渡って設けられている端子ボックスと、前記出力導体に前記端子ボックス内で電気的に接続されており、前記第2基板の前記第2面側に配置されたターミナルとを備え、前記出力導体は、前記第2基板の前記第1端部の外側を通って、前記第2基板の前記第2面側に引き回されて前記ターミナルに接続されている。
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールによれば、第2基板の強度低下を低減するとともに、前記出力導体の腐食や断線を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る太陽電池モジュールの斜視図である。 (a)は、図1のII−II線を通る、断面図であり、(b)は、図1の太陽電池モジュールの一部上面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る太陽電池モジュールの断面図であり、(b)は、図3(a)の太陽電池モジュールの一部上面図である。 本発明の第3の実施形態に係る太陽電池モジュールの断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る太陽電池モジュールの一部断面図である。 本発明の参考例に係る太陽電池モジュールの断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールについて、図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る太陽電池モジュール20の構造を説明する斜視図、図2(a)は、図1のII-II線の断面図、図2(b)は、図1の太陽電池モジュールの一部上面図であり、後述する端子ボックスの配置を説明する図面である。
太陽電池モジュール20は、透光性部材(第1基板)1と、裏面部材(第2基板)2と、太陽電池素子群(太陽電池パネル)3と、端子ボックス4と、出力導体5と、出力ケーブル(不図示)と、第1充填材7と、第2充填材8とを有する。
図2(a)に示すように、太陽電池素子群3は、透光性部材1と裏面部材2との間に位置し、受光面31と該受光面31の裏面に位置する非受光面32とを有している。受光面31は、透光性部材1と対向し、非受光面32は、裏面部材2と対向している。透光性部材1は受光面31を覆うように配置され、裏面部材2は非受光面32を覆うように配置されている。
また、太陽電池素子群3は、図1および図2に示すように、内部配線と、該内部配線によって接続された複数の太陽電池素子33(33a、33b、33c)と、を有する。太陽電池素子群3は、複数の太陽電池素子33を、直列・並列に組み合わせることによって任意の電圧・電流値を得ることができる。図1に示すように、太陽電池素子群3は、太陽電池素子33が配置された複数の素子領域38と該複数の素子領域38間に位置する接続領域39とを有している。
太陽電池素子33としては、単結晶シリコン基板、多結晶シリコン基板、アモルファスシリコンからなる薄膜太陽電池基板、その他、CIGS太陽電池素子、CdTe太陽電池素子などが用いられる。例えば、単結晶シリコン基板、多結晶シリコン基板の場合、太陽電池素子33の厚みは、0.1〜0.3mm程度で、大きさは125〜160mm角程度である。太陽電池素子33の受光面31及び/又は非受光面(裏面)32には、発生した電気出力を取り出すための電極がそれぞれ設けられる。これらの電極に内部配線がハンダ付けなどで取り付けられる。なお、太陽電池素子群3は、使用する太陽電池素子33の種類に応じて、当業者の通常用いる配線方法によって構成することができる。
出力導体5は、太陽電池素子群3から得られる電流を外部へ導出する導体であり、太陽電池素子群3の第1端部34と電気的に接続する。出力導体5としては、幅1〜8mm程度、厚み0.1〜0.8mm程度のリボン状の銅箔を半田メッキや半田コートしたものが用いられる。
透光性部材1は、透光性を有した部材である。透光性部材1としては、ガラス基板、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂からなる基板などが用いられる。ガラス基板としては、白板ガラス、強化ガラス、倍強化ガラス、熱線反射ガラスなどが用いられる。より具体的には、透明性部材1として、厚さ3mm〜5mm程度の白板強化ガラスを用いることができる。他方、透明性部材1として、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂からなる基板
を用いた場合、その厚みは5mm程度とすることができる。
裏面部材2は、耐候・耐水・耐電圧性を有する部材である。裏面部材2としては、水分を透過しないようにアルミ箔を挟持した耐候性を有するフッ素系樹脂シートを用いることができる。また、裏面部材2としては、アルミナまたはシリカを蒸着したポリエチレンテレフタレ−ト(PET)シートなども用いることができる。なお、採光用の太陽電池モジュール20では、裏面部材2も、前述した透光性部材1に用いられる基板とすることができる。
第1充填材7は、透光性部材1と太陽電池素子群3との間に配置され、第2充填材8は、裏面部材2と太陽電池素子群3との間に配置される。第1充填材7および第2充填部材8は、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す)、ポリビニルブチラール(以下PVBと略す)などからなるシートを用いることができる。該シートは、EVAやPVBをTダイと押し出し機により厚さ0.4〜1mm程度のシート状に成形することで得られる。第1充填材7および第2充填材8は、ラミネーターにより減圧下にて加熱加圧を行うことで、軟化、融着する。
なお、第2充填材8は、太陽電池モジュール20の設置環境に合わせて酸化チタンや顔料等を含有させて白色などに着色させたシートを用いてもよい。この場合、再反射の効果により発電性能が向上する。
このような太陽電池モジュール20は、次のように製造することができる。
まず、上述した透光性部材1上に第1充填材(受光面側)7、出力導体5を接続した太陽電池素子群3、第2充填材8(非受光面側)、および裏面部材2を順次積層してラミネーターにセットする。そして、該積層体を減圧下にて加圧しながら100〜200℃にて、例えば15分〜1時間加熱するラミネート工程を施す。これにより、太陽電池モジュール20の本体(太陽電池積層体)が製造される。この際、後述するように、第2充填材8および裏面部材2の形状は、透光性部材1よりも一方の辺の長さが短い形状か、もしくは透光性部材1と同一の形状の一部を切り欠いたものを用いることが出来る。すなわち、第2充填剤8および裏面部材2は、ラミネート工程後に、透光性部材1の一部が非受光面側に露出するような形状を有すればよい。このようにして得られた太陽電池モジュール20の本体に、後述する端子ボックス4を配置し、該端子ボックス4内で出力導体5と出力ケーブル(不図示)とを接続する。これにより、太陽電池モジュール20が製造される。
次に、図1および図2を用いて、端子ボックス4について、詳細に説明する。図2(a)はラミネート工程後の太陽電池モジュール20の、端子ボックス4の部分を拡大した断面図であり、図1のII−II線に沿う断面図である。
端子ボックス4は、一方向に開口部を有する箱形状を有する。該開口部は、透光性部材1および裏面部材2と当接することにより閉じられる。端子ボックス4は、端子ボックス4内で出力導体5と出力ケーブルを電気的に接続するためのターミナル9を有する。
端子ボックス4は、電気絶縁性の高い樹脂、例えば、変性ポリフェニレンエーテル樹脂(変性PPE樹脂)などが用いられる。これにより、太陽電池モジュール20の長期間にわたる屋外での使用により漏電などが発生することを低減することができる。
さらに、端子ボックス4の内壁面は、紫外線から保護する観点から、黒色に着色されてもよい。樹脂を着色する方法としては、例えば、樹脂に顔料などを混合するあるいは塗布することなどが挙げられる。このような樹脂製の端子ボックス4は、例えば射出成型などにより成形することができる。
次に、端子ボックス4の構造について、詳細に説明する。図1および図2に示すように、端子ボックス4は、透光性部材1の第1端部11から裏面部材2の第1端部21に渡って設けられている。そして、図2(a)に示すように、端子ボックス4は、出力導体5を覆うように配置されている。
より具体的には、図2(a)に示すように、端子ボックス4は、第1当接部41と、第2当接部42と、第1当接部41と第2当接部42とを接続する底面部43と、を有する。第1当接部41は透光性部材1の非受光面側の表面(第1面)18と当接し、第2当接部42は裏面部材2の非受光面側、すなわち太陽電池素子群3と反対側の表面22と当接する。そして、端子ボックス4の第1当接部41は、透光性部材1の第1面18のうち、後述する露出部12にシリコン樹脂等の接着材で接着されている。また、第2当接部42は裏面部材2の非受光面側の表面22に前記接着材で接着されている。
このような構成により、端子ボックス4内で、太陽電池素子群3から得られる電流を外部に導出する出力導体5は、太陽電池素子群3の第1端部34と接続され、裏面部材2や第2充填材8を通らず、太陽電池積層体の外側へ引き出される。そのため、第2充填材8や裏面部材2に貫通穴を設けることによる各部材の強度低下を低減することができる。
また、出力導体5は、その全長がボックス4内に配置されるので、出力導体5の腐食を低減することができる。そのため、出力導体5に防湿樹脂等の防水処理を行わなくてもよい。その結果、熱膨張率の違い等に起因するせん断応力の影響を低減でき、出力導体5の断線も生じにくい。また、コストの低減、製造の簡略化が図れる。
このように本実施形態においては、第2充填材8および裏面部材2の強度低下を低減するとともに、出力導体5の腐食や断線を低減することができる。
また、上述したように、出力導体5の動きを妨げる樹脂等を用いた防水処理を行わなくてもよいので出力導体5の引き回しが容易で、曲げ角度の自由度も高い。したがって、太陽電池モジュール20の設計の自由度が高まる。
また、本実施形態においては、図2(a)に示すように、第1当接部41の高さ方向における寸法H1は、第2当接部42の高さ方向における寸法H2よりも大きい。第1当接部41の高さH1と第2当接部42の高さH2との差は、およそ太陽電池素子群3と第1充填材7と第2充填材8と裏面部材2のそれぞれの厚みの合計に等しい。
端子ボックス4は、上述したように、底面部43を有している。該底面部43は端子ボックス4の蓋部としての機能を有するようにしていても良い。
さらに、本実施形態においては、図2(a)に示すように、第1充填材7と第2充填材8と裏面部材2の形状は、透光性部材1の形状に対して一方向における長さが短い。すなわち、図2(b)に示すように、非受光面32側から平面透視したときに、透光性部材1の第1端部11側の辺Sが、第1充填材7の第1端部71側の辺および第2充填材8の第1端部81側の辺および裏面部材2の第1端部21側の辺よりも外側に位置している。したがって、第1充填材7の第1端部71および第2充填材8の第1端部81および裏面部材の第1端部21は、透光性部材1の第1端部11よりも、太陽電池モジュール20の中央側に位置している。これにより、太陽電池積層体(透光性部材1と第1充填材7と太陽電池素子群3と第2充填材8と裏面部材2を積層した状態)としたときに、透光性部材1の一部が非受光面側に対して露出している。すなわち、図2(b)に示すように、透光性部材1は、非受光面32側から平面透視したとき、第1端部11側において第1および第
2充填材7、8および裏面部材2によって覆われない露出部12(透光性部材1の太陽電池パネル側に位置する第1面)を有している。
本実施形態においては、端子ボックス4は、透光性部材1の露出部12から裏面部材2の第1端部21に渡って設けられている。すなわち、第1当接部41は、露出部12と当接し、第2当接部42は、裏面部材2の表面22と当接している。
さらに、図2(a)に示すように、本実施形態においては、第2当接部42は、裏面部材2のうち太陽電池素子群3の第1端部34よりも内側に位置する中央領域23に位置している。すなわち、太陽電池素子群3の第1端部34は、第1当接部41と第2当接部42との間に位置する。これにより、裏面部材2のうち、太陽電池素子群3の第1端部34から裏面部材2の第1端部21までの領域であって比較的強度が小さい外周領域に押圧力がかかるのを低減することができる。その結果、太陽電池素子群3の第1端部34からターミナル9に至る出力導体5における曲げ応力を緩和するとともに、セル割れやクラックの発生を低減することができる。なお、ここでいう“内側”とは、太陽電池素子群3の中央側をいう。
さらには、本実施形態においては、図2(a)に示すように、第2当接部42は、裏面部材2の中央領域23うち、外周に配置される太陽電池素子33aの素子領域38aに対応する素子対応領域231に当接している。このような構成により、太陽電池積層体のうち、より強度の大きい領域に第2当接部42が当接することとなる。その結果、太陽電池素子33の割れやクラックの発生を低減する効果が高まる。
また、本実施形態においては、図2(b)に示すように、露出部12は、透光性部材1の第1端部側の辺Sの全体に沿って設けられている。このような構成は、上記製造方法にて述べたように、第2充填材8および裏面部材2の形状を、透光性部材1よりも一方の辺の長さが短い形状とすることで可能である。これにより、加工コストの低減が図れ、製造工程が容易である。
また、特に図示しないが、第1当接部42と第2当接部42の各部材との当接部分にもシリコン樹脂等の接着材を用いて封止を行う。これにより、端子ボックス4内への水の浸入を低減することができる。
なお、端子ボックス4内の湿気などにより出力導体やハンダ付け部が腐食しないよう端子ボックス4内をエポキシ樹脂やウレタン樹脂等の封止材でモールドしてもよい。
次に、ターミナル9について、説明する。上述したように、端子ボックス4は、ターミナル9を有している。該ターミナル9は、例えば、厚さ1〜4mm程度の銅などの良導電性の金属板を所定の形状に打ち抜き加工することによって得られる。出力導体5は、端子ボックス4内のターミナル9にハンダ付け等で電気的に接続する。そして、ターミナル9は、出力導体5を接続する端子以外にも、出力ケーブルを接続する螺子等の端子を有する。このように、ターミナル9を介して、出力導体5と出力ケーブルとが接続することにより、太陽電池モジュール20の発電電力は外部に取り出される。
このようなターミナル9は、端子ボックス4内のどこに配置してもよい。たとえば、ターミナル9は、透光性部材1の露出部12に配置されてもよい。本実施形態においては、図2(a)に示すように、裏面部材2の鉛直上に重なるように配置される。すなわち、ターミナル9は、端子ボックス4のうち、裏面部材2側に位置する第2領域49に位置する。この場合、透光性部材1の露出部12の面積を小さくすることができるため、太陽電池モジュール20の透光性部材1の面積に対する発電面積(太陽電池素子群3の設置面積)
の比率を大きくすることができる。その結果、太陽電池モジュール20の小型化が図れる。
<第2の実施形態2>
以下、図3(a)および(b)を用いて、第2の実施形態にかかる太陽電池モジュール30を説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成については、同様の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態の太陽電池モジュール30は、図3(a)に示すように、第1の実施形態と、端子ボックス4の第2当接部42の形状において異なる。すなわち、本実施形態の第2当接部42は、裏面部材2との接触面積が第1実施形態のそれより大きい。
具体的には端子ボックス4の第2当接部42は、裏面部材2の非受光面側の表面22に沿って延びる張出部44を有する。張出部44の長さは特に規定されないが、太陽電池素子群3の太陽電池素子33間の隙間の長さよりも長くしてもよい。すなわち、張出部44は、太陽電池素子群3の第1端部34を有し最外周に位置する太陽電池素子33aだけでなく、最外周から2番目に位置する太陽電池素子33bに渡って設けられてもよい。このような構成により、第2当接部42が太陽電池素子群3の第1端部34よりも内側に配置され、第2当接部42が太陽電池素子33(33a、33b)において最も押圧力に弱い端部が局所的に押さえられることを低減することができる。その結果、太陽電池素子33の割れやクラックの発生をより低減することができる。
また、このように張出部44を有することで、太陽電池モジュール30の製造時においても、太陽電池素子群3の配置ズレと端子ボックス4の第2当接部42の位置とを管理しなくてよいので、工程が簡単になる。
さらに、本実施形態の太陽電池モジュール30は、図3(b)に示すように、非受光面側からみたときの裏面部材2の形状において、第1実施形態の太陽電池モジュール20と異なる。 具体的には、図2(b)に示すように、第1の実施形態においては、透光性部材1の露出部12が、透光性部材1の第1端部11側の一辺Sの全体に沿って設けられている。それに対して、図3(b)に示すように、本実施形態においては、透光性部材1の露出部12は、透光性部材1の第1端部11側の一辺Sの一部に沿って設けられている。すなわち、裏面部材2は、端子ボックス4が設けられる部分のみに設けられた切り欠きを有している。これにより、非受光面32側から平面透視したときに、透光性部材1のうち、端子ボックス4が設けられる領域(露出部12)のみが露出する。
このような構成により、太陽電池素子を配置できる透光性部材1の表面を広く確保することができる。すなわち、太陽電池モジュール30の透光性部材1の面積に対する発電面積の比率を大きくすることができる。
<第3の実施形態>
以下、図4を用いて、第3の実施形態にかかる太陽電池モジュール40を説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成については、同様の符号を付し、説明を省略する。
図4は、第1の実施形態の一部断面を示す図2に対応する、太陽電池モジュール40の断面図である。図4に示すように、第2充填材8と裏面部材2の一方の辺の長さが、第1充填材7のそれよりも短い。具体的には、太陽電池素子群3の第1端部34から第1充填部材7の第1端部71までの距離をL1とし、太陽電池素子群3の第1端部34から第2充填部材8の第1端部81までの距離をL2とする。このとき、L2<L1である。これにより、非受光面32側から太陽電池モジュール30を平面透視したとき、透光性部材1
の一部が露出しているとともに、第1充填部材7の一部も露出している。そして、出力導体5は、太陽電池素子群3の第1端部34から透光性部材1の露出部12の上方を通り、ターミナル9と接続される。
このような形態では、裏面部材2に重なるように配置されたターミナル9へ向けて出力導体5を曲げる際に、第2充填材8や裏面部材2に出力導体5が接触するのを低減できる。そのため、第2充填材8や裏面部材2の熱膨張で出力導体5の湾曲部が押されてハンダ付け部が引っ張られることを低減できる。その結果、接触不良や断線が生じることを低減できる。
また、第2充填材8や裏面部材2を迂回するために出力導体5を長くする必要がないため、出力導体5の部材が節約できるとともに、出力導体の導体抵抗も低減することができる。
さらに、出力導体5の湾曲開始点を、太陽電池素子群3から近い部分とすることができる。これにより、端子ボックス4の第1当接部41も太陽電池素子群3側に近づけることができるため、透光性部材1の小型化、しいては太陽電池モジュール40の小型化も図れる。
さらに、本実施形態においては、上述した第2の実施形態と同様に、第2当接部42は、張出部44を有している。本実施形態における張出部44は、第2の実施形態と異なり、裏面部材2のうち、外周に隣接して配置される太陽電池素子33a、33bの素子領域38a、38bに各々対応する素子太陽領域231a、231bの両方に渡って設けられている。このような構成により、押圧力が局所的に印加されることを低減でき、太陽電池素子33aの割れやクラックの発生を低減する効果が高まる。なお、このような構成により、外周側で隣接する2つの太陽電池素子33a、33bの間の隙間を広くした太陽電池パネル3を用いても、好適にセル割れやクラックの発生を低減することが出来る。
<第4の実施形態>
以下、図5を用いて、第4の実施形態にかかる太陽電池モジュール50を説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成については、同様の符号を付し、説明を省略する。
図5は、第1の実施形態の図2(a)に対応する、第4の実施形態の太陽モジュール50の一部断面図である。太陽電池モジュール50は、太陽電池積層体の外周に配置された枠体10を有する。本実施形態において、枠体10の一部が端子ボックス4として機能する。すなわち、端子ボックス4が、枠体10と一体化されて設けられている。
具体的には、本実施形態においては、端子ボックス4は、透光性部材1の非受光面側の表面(第1面)18に固定される第1当接部41の延長上に、透光性部材1の受光面側の表面(第2面)19に固定される第3当接部45を有する。そして、透光性部材1は、第1当接部41と第3当接部45との間に配置され、接着材などで固定される。
このように端子ボックス4と枠体10とを一体とすることで、太陽電池モジュール50の外周に端子ボックス4を配置するとともに、枠体10の組み付けが容易となる。その結果、出力導体5の腐食や断線を低減するとともに、太陽電池モジュール50の加重耐性も高めることができる。
なお、本実施形態において、第1当接部41は、出力導体5を覆うのに十分な長さを有するのに対し、第3当接部45は、太陽電池モジュール50の外周の全体に渡って設けられている(不図示)。このような構成とすることで、端子ボックス4と枠体10とが一体
化されている。
このような構成としては、一般的なアルミからなる枠体10の一部に端子ボックス4を組み込むものであってもよいし、端子ボックス4を枠体状にした樹脂フレームであってもよい。
<参考例>
以下、図6を用いて、本発明の参考例にかかる太陽電池モジュール60を説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成については、同様の符号を付し、説明を省略する。
図6は、第1の実施形態の図2(a)に対応する、本発明の参考例の太陽電池モジュール60の断面図である。本参考例においては、端子ボックス4の第2当接部42は、裏面部材2の非受光面側の表面22ではなく、裏面部材2の側面と当接している。該構成においては、端子ボックス4の底面部43は、裏面部材2の非受光面側の表面22と略同一面上に位置している。このような構成により、受光面31側から押圧力が印加された場合に、端子ボックス4が破損することを低減することができる。
なお、本参考例においては、図6に示すように、端子ボックス4中において、樹脂等の第3充填材15が、出力導体5およびターミナル9を覆うように充填されている。このような構成により、ショートを低減することができる。
また、本参考例においては、透光性部材1および裏面部材2および端子ボックス4により出力導体5の全長が囲まれているとともに、第3充填材15と第1充填材7と第2充填材8により出力導体5が隙間無く充填される。そのため、出力導体5が外気へ露出せず、防水性能を高めることができる。
さらに、本参考例においては、ターミナル9は、透光性部材1の太陽電池パネル3側の表面(第1面)18上に配置されている。すなわち、ターミナル9は、端子ボックス4のうち透光性部材1側に位置する第1領域48に位置している。このような構成により、太陽電池モジュール60の非受光面側の表面を同一面とすることが出来る。
1:透光性部材(第1基板)
11:透光性部材1の第1端部
12:露出部
15:第3充填材
18:透光性部材1の非受光面側の表面(第1面)
19:透光性部材1の受光面側の表面(第2面)
2:裏面部材(第2基板)
21:裏面部材2の第1端部
22:裏面部材2の非受光面側の表面
23:中央領域
231:素子対応領域
3:太陽電池素子群(太陽電池パネル)
31:受光面
32:非受光面
33:太陽電池素子
34:太陽電池素子パネル3の第1端部
38:素子領域
39:接続領域
4:端子ボックス
41:第1当接部
42:第2当接部
43:底面部
44:張出部
45:第3当接部
48:第1領域
49:第2領域
5:出力導体
7:第1充填材
71:第1充填材7の第1端部
8:第2充填材
81:第2充填材8の第1端部
9:ターミナル
10:枠体
20、30、40、50、60:太陽電池モジュール

Claims (10)

  1. 受光面および該受光面の裏側に位置する非受光面を有する太陽電池パネルと、
    該太陽電池パネルの第1端部に電気的に接続された、前記太陽電池パネルから得られる電流を外部へ導出する出力導体と、
    前記受光面を覆うように配置された第1基板と、
    前記非受光面を覆う第1面および該第1面の裏面に相当する第2面を有する第2基板と、前記太陽電池パネルの前記第1端部において、前記出力導体を覆うように、前記太陽電池パネルの前記第1端部側に位置する前記第1基板の第1端部から前記太陽電池パネルの前記第1端部側に位置する前記第2基板の第1端部に渡って設けられている端子ボックスと、
    前記出力導体に前記端子ボックス内で電気的に接続されており、前記第2基板の前記第2面側に配置されたターミナルとを備え、
    前記出力導体は、前記第2基板の前記第1端部の外側を通って、前記第2基板の前記第2面側に引き回されて前記ターミナルに接続されている、太陽電池モジュール。
  2. 前記第1基板は、前記太陽電池パネルの前記非受光面側から平面透視したとき、前記第1端部において前記第2基板から露出した露出部を有しており、
    前記端子ボックスは、前記第1基板の前記露出部から前記第2基板の前記第1端部に渡って設けられている、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記端子ボックスは、前記第1基板に当接している第1当接部と前記第2基板に当接している第2当接部とを有している、請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記第2基板は、前記太陽電池パネルの前記非受光面から平面透視したときに、前記第1端部側の辺が前記太陽電池パネルの前記第1端部側の辺よりも外側に位置しており、
    前記第2当接部は、前記第2基板のうち前記太陽電池パネルの前記第1端部よりも内側に位置する中央領域に位置している、請求項3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記太陽電池パネルは、複数の太陽電子素子が配置された複数の素子領域およびこれら太陽電池素子間に位置する接続領域を有しており、
    前記第2当接部は、前記第2基板のうち前記太陽電池パネルの前記第1端部側に位置する前記素子領域に対応する素子対応領域に当接している、請求項4に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記第1基板と前記太陽電池パネルとの間に位置する第1充填材と、前記第2基板と前記太陽電池パネルとの間に位置する第2充填材とをさらに有し、
    前記太陽電池パネルの前記前記第1端部側の辺に直交して前記端子ボックスの前記第1当接部および前記第2当接部を通る断面において、前記太陽電池パネルの前記第1端部と前記第2充填材の第1端部との距離が、前記太陽電池パネルの前記第1端部と前記第1充填材の第1端部との距離より小さい、請求項3に記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記露出部は、前記第1基板の前記第1端部側の辺の一部に沿って設けられている、請
    求項2に記載の太陽電池モジュール。
  8. 前記露出部は、前記第1基板の前記第1端部側の辺の全体に沿って設けられている、請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  9. 前記第1当接部は、前記第1基板の前記太陽電池パネル側に位置する第1面に当接している、請求項に記載の太陽電池モジュール。
  10. 前記端子ボックスは、前記第1基板の前記太陽電池パネルと反対側に位置する第2面に当接する第3当接部をさらに有している、請求項2に記載の太陽電池モジュール。
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