JP5677023B2 - データ処理装置、及び、消費電力量管理方法 - Google Patents
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Description
<画像形成装置-全体構成>
図1は、本発明の消費電力量を算出又は計測することのできるデータ処理装置の一例としての画像形成装置100の構成の一例を示す図である。
図1を用いてコントローラ部1200の内部について詳細に説明する。
コントローラ部1200は、LAN3000を介してLAN上のクライアントコンピュータ(クライアントPC)110から受信した印刷ジョブに含まれるPDLコードをビットマップイメージに展開するラスタイメージプロセッサ(RIP)1250を有する。
また、コントローラ部1200は、印刷やコピージョブを解析し、ユーザ名や印刷部数、カラー印刷等の出力属性情報などを取得し、ジョブ情報として管理するジョブ管理部1209を備える。なお、ジョブ情報は、操作部10から発行されたジョブ(例えば、コピージョブ)であれば操作部I/F1206から、クライアントPC100や他の端末から発行されたジョブ(例えば印刷ジョブ)であればネットワーク部1210から取得される。
図2において、ジョブ履歴ID601は、ジョブ履歴を一意に識別するIDである。ユーザ名602は、ジョブの実行を指示したユーザ名を示す。ジョブタイプ603は、実行されたジョブの種別を示し、クライアントPC110からの印刷ジョブやコピー、スキャン等が挙げられる。
カラーページ数606は、該当ジョブによりプリンタ部30でカラー印刷/コピーされたページ数を示す。白黒ページ数607は、該当ジョブによりプリンタ部30で白黒印刷/コピーされたページ数を示す。スキャンページ数608は、該当ジョブによりスキャナ部20でスキャンされたページ数を示し、カラースキャンページ数、白黒スキャンページ数等を区別して記録することも可能である。
図3は、画像形成装置100内の電源供給構成及び電力計測部50内の構成例を示した図である。
電力計測部50内部には、電圧検出部51と電流検出部52があり、それぞれ電圧と電流の2つの値を読み取る。また、電圧の具体的な検出は、一般的な商用電源のL(ライン)とN(ニュートラル)を全波整流し、それをトランスなどで低圧化して、その数値をA/D変換部53で読み取る方法でも良い。電流の具体的な検出は、L(ライン)に流れる電流値を磁束に変換し、それを電圧に変換して、A/D変換部54で読み取ってもよいし、電流値検出抵抗を挿入して読み取っても良い。また、流れる電流により温度が変化する素子を挿入して、読み取る方法でも良い。上記した方法で検出され、A/D変換された電圧レベルと電流レベルは、本実施例ではプリンタ部30に入力される。
図4は、操作部10の構成例を示す図である。
図4において、液晶操作パネル11は、液晶とタッチパネルを組み合わせたものであり、操作画面を表示するとともに、表示キーがユーザにより押されるとその情報をコントローラ部1200に送る。
図5は、クライアントPC110のハードウェア構成図の一例を示す図である。
図5において、クライアントPC110は、それぞれシステムバス1308で相互に接続されているCPU1301、RAM1302、ROM1303、HDD1304、ネットワーク部1307、IO部1305、操作部1306を有するように構成される。
図6は、画像形成装置100が実行する消費電力量管理プログラム1290の一例を示すソフトウェア構成図である。本プログラムは、印刷やコピーなどのジョブを実行するジョブ制御プログラムなどとともにHDD1204内に格納されている。これらプログラムは、CPU1201がブートプログラムを実行することにより、HDD1204からRAM1202へ読み出される。そしてCPU1201がRAM1202上に読み出したプログラムを実行することで処理されることとなる。
次に、本実施例における画像形成装置の印刷ジョブ実行と消費電力量情報の更新フローについて述べる。
画像形成装置100(図1)は、LAN3000に接続されたクライアントPC110から送信された印刷ジョブに基づいて以下のように印刷処理を実行する。CPU1201は、印刷ジョブを受信すると内部通信I/F1208を介してプリンタ部30にジョブ開始を通知する。
図8に示される消費電力量1-1は、上記S104においてプリンタ部30からコントローラ部1200に通知された消費電力量1-1である。
以下、フローチャートの説明に戻る。
コントローラ部1200のCPU1201は、消費電力量1-1を示す情報をジョブとジョブの間に画像形成装置が消費した消費電力量(ジョブ間消費電力量610)として、ジョブ履歴管理部1212のジョブ履歴情報テーブルの該当するジョブ履歴に保持する(S105)。
コントローラ部1200のCPU1201は、消費電力量1-2を示す情報を当該ジョブにて画像形成装置100が消費した消費電力量(ジョブ消費電力量609)として、ジョブ履歴管理部1212のジョブ履歴情報テーブルの該当するジョブ履歴に保持する(S111)。
図8において、t0は、直前に電力を計測した時刻である。t1は、図7のフローチャートにおけるS102の実行時刻である。t2は、図7のフローチャートにおけるS108の実行時刻である。
なお、図7の処理の後、操作部10等を介したユーザからの指示に応じて又は所定の周期等で、ジョブ履歴収集部1291が、ジョブ履歴管理部1212で管理されているジョブ履歴情報テーブル(図2)を取得し、保持する。さらに、累計消費電力量保持部1292が、ジョブ履歴収集部1291に保持されたジョブ履歴情報テーブルからジョブ消費電力量609とジョブ間消費電力量610を読み出し、これらから総消費電力量(累計消費電力量)を算出し保持する。そして、操作部10等を介したユーザからの指示に応じて、インタフェース部1293が、累計消費電力量保持部1292で保持している総消費電力量を読み出し、操作部10の液晶操作パネル11等に表示する。
<画像形成装置の消費電力量の表示・出力>
図9は、実施例1における画像形成装置100の消費電力量の表示例を示す図である。
図9の表示は、ユーザが操作部10を操作することによって液晶操作パネル11に表示された消費電力量の情報を示している。
81は表示内容のタイトルであり、本表示例の場合は、1日分の消費電力量の情報をグラフ化表示していることから、消費電力量(日)と表示している。また、80では、表示している区間におけるトータル消費電力量を示している。
図10の表示も、ユーザが操作部10を操作して、ジョブ毎の消費電力量の表示を指示することによって液晶操作パネル11に表示される。
図10において、83は表示内容のタイトルであり、本表示例の場合は、ユーザAの1ヶ月分の消費電力量の情報をグラフ化表示していることから、ユーザAの消費電力量(月)と表示している。また、84では、表示している区間におけるトータル消費電力量を示している。
実施例2では、実施例1で画像形成装置にて実現していた消費電力量管理の機能を、画像形成装置外の消費電力算出管理サーバにて実現する例を示す。このような構成をとることで、複数台の画像形成装置の消費電力量に関わる情報を消費電力算出管理サーバで一元管理することが可能となる。
図11は、実施例2における各画像形成装置の消費電力に関わる情報を管理するネットワークシステム構成図である。
<画像形成装置-全体構成>
本実施例における画像形成装置100、101、102の構成は、実施例1に示した画像形成装置の構成とほぼ同様である。ただし、実施例1との差分として、本実施例では画像形成装置100、101、102において、消費電力量管理プログラム1290は実行されない。なお、画像形成装置100、101、102はそれぞれ、図7に示した処理を実行し、各ジョブ履歴管理部1212内のジョブ履歴テーブルに、ジョブ消費電力量とジョブ間消費電力量を格納するものとする。
消費電力算出管理サーバ200のハードウェア構成は、実施例1に示したクライアントPCの構成とほぼ同様である。消費電力算出管理サーバ200のCPU1301において、後述する消費電力量管理プログラム1290を実行する。
消費電力算出管理サーバ200が実行する消費電力量管理プログラム1290は、図6と同一である。
図12は、本実施例における消費電力算出管理サーバの消費電力量情報の取得フローを示した図である。
消費電力算出管理サーバ200からの指示をネットワーク部1210を経由して指示を受け取った画像形成装置100は、S202の処理を実行する。S202では、画像形成装置100は、CPU1201によりジョブ履歴管理部1212に保持されているジョブ履歴情報テーブル(図2)を、ネットワーク部1210を経由して消費電力算出管理サーバ200に送付する。なお、ジョブ履歴情報テーブルに存在するジョブ消費電力量とジョブ間消費電力量の取得方法は、図7、図8を用いて実施例1で述べたものと同一である。また、画像形成装置100のCPU1201は、送信済みのジョブ履歴情報テーブルを、送信済みジョブ履歴情報テーブルとしてジョブ履歴管理部1212に新たに保持してもよい。
実施例1、実施例2では、ジョブ開始時とジョブ終了時に、電力計測部から電力値を取得し、消費電力量を計算することで画像形成装置の稼働率を低減する例について述べた。実施例3では、電力計測部若しくは電力計測部を制御する部分(プリンタ部30)にて、一定間隔で電力値の取得と消費電力量の計算を行い、この消費電力量をジョブ開始時とジョブ終了時に電力管理を行う部分(コントローラ部1200)が取得する例を示す。
消費電力量を取得する頻度を減らすことで、コントローラ部1200のCPU1201の稼働率低減が可能となる。実施例1を元に、差分について詳細に説明する。
本実施例における画像形成装置のハードウェア構成は実施例1と同一である。ただし、本実施例においては、プリンタ部30において、一定間隔で電力計測部50からの電力測定値の取得及び消費電力量の計算を行い、プリンタ部30内の不図示の記憶装置に保持する。また、プリンタ部30のCPU3001は、コントローラ部1200のCPU1201からの送付指示が無い限り、電力測定値の取得及び消費電力量の更新を続ける。なお、電力測定値の取得及び消費電力量の計算は、図7のS102及びS103の処理と同様の処理とする。一方、コントローラ部1200のCPU1201は、内部通信I/F1208を経由して、プリンタ部30が保持する消費電力量の送付を指示する。さらに、コントローラ部1200のジョブ履歴管理部1212は、プリンタ部30から送付された消費電力量を用いてジョブ履歴情報テーブルを作成し、保持する。
次に、本実施例における画像形成装置の印刷ジョブ実行と消費電力量情報の更新フローについて述べる。
図13は、実施例3における印刷ジョブ実行と消費電力量取得のタイミングを示すフローチャートである。なお、図中のコントローラ部1200側の処理は、コントローラ部1200のCPU1201が、HDD1204にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラムを読み出して実行することにより実現されるものである。また、プリンタ部30側の処理は、プリンタ部30のCPU3001が、不図示のROM等にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラムを読み出して実行することにより実現されるものである。
図14に示される消費電力量3-1は、上記S302においてプリンタ部30からコントローラ部1200に通知された消費電力量3-1である。
以下、フローチャートの説明に戻る。
コントローラ部1200のCPU1201は、消費電力量3-1をジョブとジョブの間に画像形成装置が消費した消費電力量(ジョブ間消費電力量610)として、ジョブ履歴管理部1212のジョブ履歴情報テーブルの該当するジョブ履歴に保持する(S303)。
次に、コントローラ部1200のCPU1201は、消費電力量3-2を、当該ジョブにおいて画像形成装置100が消費した消費電力量(ジョブ消費電力量609)として、ジョブ履歴管理部1212のジョブ履歴情報テーブルの該当するジョブ履歴に保持する(S307)。
図14において、t0は、直前に電力を計測した時刻つまり直前のジョブが終了した時刻である。t1は、図13のフローチャートにおけるS302の実行時刻である。t2は、図13のフローチャートにおけるS304の時刻である。本実施例では、プリンタ部30が、ジョブ中も一定間隔で電力計測と消費電力量の算出を行うため、消費電力量3-2は、実際に画像形成装置100がジョブ処理により消費した電力量と極めて近い値となる。
実施例4では、印刷ジョブとスキャンジョブといった複数の並行動作可能なジョブを実行した際のそれぞれのジョブの消費電力量を取得する方法について述べる。実施例1を元に、差分について詳細に説明する。
本実施例における画像形成装置の印刷ジョブとスキャンジョブという並行動作の実行と消費電力量情報の更新フローについて述べる。
画像形成装置100は、操作部10からのスキャンジョブの指示に基づいて以下のようにスキャン処理を実行する。コントローラ部1200のCPU1201は、スキャンジョブを受信すると内部通信I/F1208を介してスキャナ部20にジョブ開始を通知する。スキャナ部20のCPU2001は、ジョブ開始の通知に従い、スキャナ部20を読み取り可能な状態にするための制御を行う。その後、スキャナ部20による読み取りが開始し、読み取られた画像データをRAM1202に記憶させる。
図16に示される消費電力値4-1と経過時間4-1は、上記S403においてプリンタ部30からコントローラ部1200に通知された消費電力値4-1と経過時間4-1である。
コントローラ部1200のCPU1201は、電力(消費電力値4-1)と時間(経過時間4-1)を乗算することにより(電力×時間)、消費電力量を計算する。さらに、コントローラ部1200のCPU1201は、上記計算した消費電力量を、ジョブとジョブの間に画像形成装置が消費した消費電力量(ジョブ間消費電力量610)として、ジョブ履歴管理部1212のジョブ履歴情報テーブルの該当するジョブ履歴に保持する(S404)。
印刷ジョブの消費電力量=(消費電力値4-2)×(経過時間4-2+経過時間4-3)+(消費電力量4-4)×(経過時間4-4)
スキャンジョブの消費電力量=(消費電力値4-3−消費電力値4-2)×(経過時間4-3)
後続のジョブの消費電力量を、(後続のジョブの終了時に計測した消費電力値から、後続のジョブの開始時に計測した消費電力を減算した値)と(後続のジョブの開始時の計測時刻から後続のジョブの終了時の計測時刻までの経過時間)とを乗算することで計算する。
このような式で、並行に実行され、先行するジョブの処理終了前に後続のジョブが処理終了するような複数のジョブの消費電力量をそれぞれ算出する。
図16において、t0は、直前に電力を計測した時刻である。t1は、図15のフローチャートにおけるS402の実行時刻である。t2は、図15のフローチャートにおけるS407の実行時刻である。以下、同様にt3、t4は、図15のフローチャートにおけるS411、S415の実行時刻である。
しかし、先行するジョブ(印刷ジョブ)の終了後に後続のジョブ(スキャンジョブ)が終了する場合も考えられる。以下、この場合の消費電力算出方法について説明する。
図17は、先行するジョブの終了後に後続のジョブが終了する場合における、ジョブ開始から終了までの画像形成装置の消費電力と経過時間の関係を示した概略図である。
図17において、t0は、直前に電力を計測した時刻である。t1は、先行するジョブ(ここでは印刷ジョブとする)の開始時の電力測定時刻である。t2は、後続のジョブ(ここではスキャンジョブとする)の開始時の電力測定時刻である。t3は、先行するジョブの終了時の電力測定時刻である。t4は、後続のジョブの終了時の電力測定時刻である。
スキャンジョブの消費電力量=(消費電力値6-3−消費電力値6-2)×(経過時間6-3)+(消費電力量6-4)×(経過時間6-4)
後続のジョブの消費電力量を、〔(先行するジョブの終了時に計測した消費電力値から、後続のジョブの開始時に計測した消費電力を減算した値)と(後続のジョブの開始時の計測時刻から先行するジョブの終了時の計測時刻までの経過時間)とを乗算した値〕と、〔(後続のジョブの終了時に計測した消費電力値)と(先行するジョブの終了時の計測時刻から後続のジョブの終了時の計測時刻までの経過時間)とを乗算した値〕とを合算して計算する。
このような式で、並行に実行され、先行するジョブの処理終了後に後続のジョブが処理終了するような複数のジョブの消費電力量をそれぞれ算出する。
実施例5では、ジョブ処理中に並行動作不可能なジョブが割り込んだ際(例えば、印刷ジョブの実行中にコピージョブが割り込んだ際)のそれぞれのジョブの消費電力量を取得する方法について述べる。実施例1を元に、差分について詳細に説明する。
本実施例における画像形成装置が印刷ジョブ処理中にコピージョブが割り込んで処理を行うという動作と消費電力量情報の更新フローについて述べる。
画像形成装置100は、操作部10からのコピージョブの指示に基づいて以下のようにスキャン処理を実行する。コントローラ部1200のCPU1201は、コピージョブを受信すると内部通信I/F1208を介してスキャナ部20及びプリンタ部30にコピージョブ開始を通知する。スキャナ部20のCPU2001は、ジョブ開始の通知に従い、スキャナ部20を読み取り可能な状態にするための制御を行う。その後、スキャナ部20による読み取りが開始し、読み取られた画像データをRAM1202に記憶させる。
まず、コントローラ部1200のCPU1201は、印刷ジョブを受信すると印刷ジョブを開始し、内部通信I/F1208を介してプリンタ部30にジョブ開始を通知すると同時に、電力計測をプリンタ部30に指示する(S501)。なお、受信されたジョブは、ジョブ履歴管理部1212にて管理され、該ジョブのジョブ情報がジョブ履歴情報テーブル(図2)に保持される。
図19に示される消費電力値5-1と経過時間5-1は、上記S503においてプリンタ部30からコントローラ部1200に通知された消費電力値5-1と経過時間5-1である。
コントローラ部1200のCPU1201は、電力(消費電力値5-1)と時間(経過時間5-1)を乗算することにより(電力×時間)、消費電力量を計算する。さらに、コントローラ部1200のCPU1201は、上記計算した消費電力量を、ジョブとジョブの間に画像形成装置が消費した消費電力量(ジョブ間消費電力量610)として、ジョブ履歴管理部1212のジョブ履歴情報テーブルの該当するジョブ履歴に保持する(S504)。
印刷ジョブの消費電力量=(消費電力値5-2)×(経過時間5-2)+(消費電力量5-4)×(経過時間5-4)
これらの数式で計算されたコピージョブの消費電力量、印刷ジョブの消費電力量を、コピージョブ、印刷ジョブにおいて画像形成装置100が消費したそれぞれの消費電力量(ジョブ消費電力量609)として、ジョブ履歴管理部1212のジョブ履歴情報テーブルの該当するジョブ履歴に保持する(S517)。なお、先行するジョブである印刷ジョブ処理中に開始したコピージョブのジョブ間消費電力量610は「0」として、ジョブ履歴情報テーブルに格納する。
図19において、t0は直前に電力を計測した時刻である。t1は、図18のフローチャートにおけるS502の実行時刻である。t2は、図18のフローチャートにおけるS507の実行時刻である。以下、同様にt3、t4は、図18のフローチャートにおけるS511、S515の実行時刻である。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以上示したように、画像形成装置の稼働率を抑えながらジョブ毎の消費電力量を高精度に算出および計測することができる。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
1200 コントローラ
1209 ジョブ管理部
1212 ジョブ履歴管理部
30 プリンタ部
50 電力計測部
Claims (3)
- データ処理装置であって、
前記データ処理装置が実行すべきジョブを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された前記ジョブを処理する処理手段と、
前記データ処理装置の消費電力を計測する電力計測手段と、
前記電力計測手段による消費電力の計測時刻を記憶する記憶手段と、
前記処理手段による前記ジョブの処理開始時に前記電力計測手段により計測された消費電力と、直前に処理された処理済みのジョブの処理終了時の計測時刻から前記ジョブの処理開始時の計測時刻までの経過時間とを用いて前記処理手段による処理が実行されない間の消費電力量を示す第1の消費電力情報を算出し、前記ジョブの処理終了時に前記電力計測手段により計測された消費電力と、前記ジョブの処理開始時の計測時刻から前記ジョブの処理終了時の計測時刻までの経過時間とを用いて前記ジョブの処理中の消費電力量を示す第2の消費電力情報を算出するように制御する制御手段と、
前記制御手段で算出された前記第1の消費電力情報と前記第2の消費電力情報を管理するジョブ履歴管理手段と、を有し、
前記制御手段は、
ジョブの処理中に他のジョブが割り込んで実行された際には、割り込まれたジョブの処理開始時に前記電力計測手段により計測された消費電力と、前記割り込まれたジョブの処理開始時の直前に処理された処理済みのジョブの処理終了時の計測時刻から前記割り込まれたジョブの処理開始時の計測時刻までの経過時間とを用いて前記第1の消費電力情報を算出し、
割り込んだジョブの処理開始時に前記電力計測手段により計測された消費電力と、それぞれのジョブの処理終了時に前記電力計測手段により計測された消費電力と、それぞれの計測時刻間の経過時間とを用いてそれぞれの前記第2の消費電力情報を算出することを特徴とするデータ処理装置。 - 前記制御手段は、
前記割り込まれたジョブの前記第2の消費電力情報を、前記割り込んだジョブの処理開始時に前記電力計測手段により計測された消費電力に、前記割り込まれたジョブの処理開始時の計測時刻から前記割り込んだジョブの処理開始時の計測時刻までの経過時間を乗算した値と、前記割り込まれたジョブの処理終了時に前記電力計測手段により計測された消費電力値に、前記割り込んだジョブの処理終了時の計測時刻から前記割り込まれたジョブの処理終了時の計測時刻までの経過時間を乗算した値とを合算することで算出し、
また、前記割り込んだジョブの前記第2の消費電力情報を、前記割り込んだジョブの処理終了時に前記電力計測手段により計測された消費電力に、前記割り込んだジョブの処理開始時の計測時刻から前記割り込んだジョブの終了時の計測時刻までの経過時間を乗算することで算出することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - データ処理装置における消費電力量管理方法であって、
入力手段が、前記データ処理装置が実行すべきジョブを入力する入力ステップと、
処理手段が、前記入力ステップにて入力された前記ジョブを処理する処理ステップと、
算出手段が、前記ジョブの処理開始時に計測された消費電力と、直前に処理された処理済みのジョブの処理終了時の計測時刻から前記ジョブの処理開始時の計測時刻までの経過時間とを用いて前記処理ステップによる処理が実行されない間の消費電力量を示す第1の消費電力情報を算出するステップと、
算出手段が、前記ジョブの処理終了時に計測された消費電力と、前記ジョブの処理開始時の計測時刻から前記ジョブの処理終了時の計測時刻までの経過時間とを用いて前記ジョブの処理中の消費電力量を示す第2の消費電力情報を算出するステップと、
ジョブ履歴管理手段が、前記第1の消費電力情報と前記第2の消費電力情報を管理するステップと、
を有し、
前記第1の消費電力情報を算出するステップは、前記算出手段が、ジョブの処理中に他のジョブが割り込んで実行された際には、割り込まれたジョブの処理開始時に前記電力計測手段により計測された消費電力と、前記割り込まれたジョブの処理開始時の直前に処理された処理済みのジョブの処理終了時の計測時刻から前記割り込まれたジョブの処理開始時の計測時刻までの経過時間とを用いて第1の消費電力情報を算出し、
前記第2の消費電力情報を算出するステップは、前記算出手段が、割り込んだジョブの処理開始時に前記電力計測手段により計測された消費電力と、それぞれのジョブの処理終了時に前記電力計測手段により計測された消費電力と、それぞれの計測時刻間の経過時間とを用いてそれぞれの前記第2の消費電力情報を算出することを特徴とする消費電力量管理方法。
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