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JP5535734B2 - モータ装置 - Google Patents

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JP5535734B2 JP2010088059A JP2010088059A JP5535734B2 JP 5535734 B2 JP5535734 B2 JP 5535734B2 JP 2010088059 A JP2010088059 A JP 2010088059A JP 2010088059 A JP2010088059 A JP 2010088059A JP 5535734 B2 JP5535734 B2 JP 5535734B2
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Description

本発明は、モータ装置に係り、特にアウタロータ式のブラシレスモータの回転子に複数の羽根が一体に設けられて構成されたモータ装置に関する。
従来、この種のモータ装置としては、例えば、次のものがある(例えば、特許文献1参照)。すなわち、特許文献1に記載の例では、ブラシレスモータの回転子が、回転可能なプラスチックからなる回転部と、この回転部の内側壁に設置された磁気リングと、回転部に形成された複数の回転翼とを有して構成されている。
特開2007−16780号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の例において、回転部の内側壁に磁気リングを接着で固定する場合、接着工程の追加に伴いコストアップとなる。また、回転部の内側壁に磁気リングを圧入で固定する場合、回転部の内径及び磁気リングの外径に高い寸法精度が要求されることに伴いコストアップとなる。一方、回転部の内径及び磁気リングの外径の寸法精度を犠牲にしてコストダウンを図る場合には、回転部と磁気リングとの固定強度を確保できなくなる虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、羽根車とリングマグネットとの固定強度の確保と、コストダウンとを両立できるモータ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のモータ装置は、モータシャフトと、前記モータシャフトの周囲に環状に形成された固定子鉄心と、前記固定子鉄心と同軸状に設けられた本体部と、前記本体部に放射状に設けられた複数の羽根とを有して構成されて、前記モータシャフトに支持されると共に、前記固定子鉄心に対して回転可能とされた羽根車と、前記本体部の軸方向一方側に配置されると共に、前記固定子鉄心の径方向外側に前記固定子鉄心と対向して設けられ、且つ、極異方性を有して構成されたリングマグネットと、前記本体部の軸方向一方側に形成され、前記リングマグネットを軸方向他方側から支持するストッパ部と、前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを径方向外側から位置規制する規制部と、前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを軸方向一方側に移動不能に保持する保持部と、を備え、前記規制部は、前記リングマグネットの周方向に互いに間隔を空けて複数形成されると共に、それぞれ前記リングマグネットの外周面に沿う断面円弧状に形成され、前記保持部は、それぞれ前記リングマグネットの周方向に隣り合う一対の前記規制部の間に位置されるように複数形成されると共に、それぞれ前記リングマグネットの接線方向に延びる断面四角形状に形成され、前記保持部の先端側には、前記リングマグネット側へ向けて突出された係合凸部が形成され、前記リングマグネットには、前記リングマグネットの周方向及び軸方向一方側に相対変位不能に前記係合凸部と係合された係合凹部が形成され、前記リングマグネットの周方向における前記保持部と前記規制部との間には、前記リングマグネットの軸方向に延びるスリットが形成されている
このモータ装置によれば、リングマグネットは、ストッパ部によって軸方向他方側から支持されると共に、規制部によって径方向外側から位置規制された状態で、保持部によって軸方向一方側に移動不能に保持されている。従って、これにより、リングマグネットを本体部に対して軸方向及び径方向に相対移動不能に固定することができるので、羽根車とリングマグネットとの固定強度を確保することができる。
しかも、ストッパ部、規制部、及び保持部によってリングマグネットの本体部に対する固定強度を確保することができるので、リングマグネットを本体部に接着したり圧入したりする必要が無い。これにより、コストダウンすることができる。
このように、このモータ装置によれば、羽根車とリングマグネットとの固定強度の確保と、コストダウンとを両立できる。
また、このモータ装置によれば、複数の規制部は、それぞれリングマグネットの外周面に沿う断面円弧状に形成されている。従って、この複数の規制部がリングマグネットの外周面に密着するので、リングマグネットの径方向のがたつきを抑制することができる。
また、リングマグネットの外周部に形成された係合凹部は、保持部の先端側に形成された係合凸部とリングマグネットの周方向及び軸方向一方側に相対変位不能に係合されているので、リングマグネットを軸方向一方側に移動不能に保持することができると共に、リングマグネットが羽根車に対して相対回転されることも抑制することができる。
ところで、仮に、各保持部がリングマグネットの周方向に延びる断面円弧状に形成された場合、リングマグネットを軸方向一方側から羽根車に組み付ける際に、保持部をリングマグネットの径方向外側に弾性変形させることが困難となり、リングマグネットの羽根車への組付性を確保できない虞がある。
これに対し、このモータ装置によれば、各保持部は、リングマグネットの接線方向に延びる断面四角形状に形成されており、しかも、リングマグネットの周方向における保持部と規制部との間には、リングマグネットの軸方向に延びるスリットが形成されている。従って、リングマグネットを軸方向一方側から羽根車に組み付ける際に、保持部をリングマグネットの径方向外側に容易に弾性変形させることができるので、リングマグネットの羽根車への組付性を確保することができる。
請求項2に記載のモータ装置は、請求項1に記載のモータ装置において、前記リングマグネットに、周方向に交互に異なる磁極が形成され、前記係合凹部が、前記リングマグネットにおける磁極切換部から周方向に外れた位置に形成された構成とされている。
このモータ装置によれば、係合凹部は、リングマグネットにおける磁極切換部から周方向に外れた位置に形成されているので、各磁極における磁界の乱れを抑制することができる。
請求項3に記載のモータ装置は、モータシャフトと、前記モータシャフトの周囲に環状に形成された固定子鉄心と、前記固定子鉄心と同軸状に設けられた本体部と、前記本体部に放射状に設けられた複数の羽根とを有して構成されて、前記モータシャフトに支持されると共に、前記固定子鉄心に対して回転可能とされた羽根車と、前記本体部の軸方向一方側に配置されると共に、前記固定子鉄心の径方向外側に前記固定子鉄心と対向して設けられ、且つ、極異方性を有して構成されたリングマグネットと、前記本体部の軸方向一方側に形成され、前記リングマグネットを軸方向他方側から支持するストッパ部と、前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを径方向外側から位置規制する規制部と、前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを軸方向一方側に移動不能に保持する保持部と、を備え、前記ストッパ部及び前記保持部は、互いに前記リングマグネットの周方向にずれて形成されている
このモータ装置によれば、ストッパ部及び保持部は、互いにリングマグネットの周方向にずれて形成されているので、このストッパ部及び保持部を含む羽根車全体を樹脂成形する際には、この羽根車全体を金型から容易に型抜きすることができる。
請求項4に記載のモータ装置は、モータシャフトと、前記モータシャフトの周囲に環状に形成された固定子鉄心と、前記固定子鉄心と同軸状に設けられた本体部と、前記本体部に放射状に設けられた複数の羽根とを有して構成されて、前記モータシャフトに支持されると共に、前記固定子鉄心に対して回転可能とされた羽根車と、前記本体部の軸方向一方側に配置されると共に、前記固定子鉄心の径方向外側に前記固定子鉄心と対向して設けられ、且つ、極異方性を有して構成されたリングマグネットと、前記本体部の軸方向一方側に形成され、前記リングマグネットを軸方向他方側から支持するストッパ部と、前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを径方向外側から位置規制する規制部と、前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを軸方向一方側に移動不能に保持する保持部と、を備え、前記ストッパ部の先端部は、前記複数の羽根よりも前記リングマグネットの軸方向一方側に位置されている
このモータ装置によれば、ストッパ部の先端部は、複数の羽根よりもリングマグネットの軸方向一方側に位置されているので、リングマグネットが羽根車に組み付けられた時には、リングマグネットが複数の羽根から軸方向に外れた位置に配置される。従って、例えば、リングマグネットが羽根車に組み付けられた時に、リングマグネットから押圧されることにより規制部や保持部に歪等が生じても、この歪等の影響が複数の羽根に及ぶことを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るブロワモータの側面断面図である。 図1に示される回転子の斜視図である。 図2に示される回転子を分解した状態を示す図である。 図3の要部拡大図である。 図4に示されるリングマグネットの平面図である。
以下、図面に基づき、本発明のモータ装置をブロワモータに適用した例について説明する。
図1に示されるように、本発明の一実施形態に係るブロワモータ10は、モータハウジング12と、ケース14と、モータシャフト16と、センターピース18と、固定子20と、回転子22とを主要な構成として備えている。
モータハウジング12及びケース14は、それぞれ容器状に形成されており、互いの開口部24,26が組み合わされた状態で、互いに結合されている。このモータハウジング12及びケース14の内側には、後述するモータシャフト16と、センターピース18と、固定子20と、回転子22が収容されている。
センターピース18は、モータシャフト16の径方向に沿って延びる支持部28と、モータシャフト16の軸方向に沿って延びる筒状部30とを有して構成されている。支持部28は、ケース14に一体に固定されており、筒状部30は、支持部28の中央部に形成されている。筒状部30の内側には、一対の軸受32,34が設けられており、モータシャフト16は、この一対の軸受32,34によって回転可能に支持されている。
固定子20は、固定子鉄心36と、複数の巻線38と、インシュレータ40とを有して構成されている。固定子鉄心36は、モータシャフト16の周囲に環状に形成されており、その内側に筒状部30が嵌合されることにより、筒状部30に支持されている。この固定子鉄心36には、インシュレータ40が装着されており、この固定子鉄心36に形成された各ティース部42には、インシュレータ40を介して各巻線38が巻装されている。
回転子22は、所謂、シロッコファンとされた樹脂製の羽根車44と、リングマグネット46とを有して構成されている。羽根車44は、傘状の本体部48と、この本体部48に放射状に設けられた複数の羽根50とを有して構成されている。本体部48は、固定子鉄心36よりもモータシャフト16の先端側(矢印A2側)に配置されると共に、固定子鉄心36と同軸状に設けられている。
この本体部48の中央部には、軸方向に貫通する孔部52が形成されている。そして、この孔部52にモータシャフト16の先端側が圧入されることにより、羽根車44は、モータシャフト16に一体回転可能に固定されている。
リングマグネット46は、極異方性を有して構成されており、固定子鉄心36の径方向外側に固定子鉄心36と対向して設けられている。このリングマグネット46は、図1,図2に示されるように、本体部48の軸方向一方側(矢印A1側)に配置されており、次の構造により、羽根車44に組み付けられている。
すなわち、図3,図4に示されるように、本体部48の軸方向一方側の端面48Aには、リングマグネット46の周方向(矢印R方向)に互いに間隔を空けて複数のストッパ部54が形成されている。この複数のストッパ部54は、それぞれリングマグネット46の軸方向一方側へ向けて延出する柱状に形成されている。
また、上述の端面48Aは、図1に示されるように、軸方向一方側に向かうに従って径方向外側に向かうようにテーパ状に形成されており、ストッパ部54の先端部54Aは、複数の羽根50よりもリングマグネット46の軸方向一方側に位置されている。
また、図3,図4に示されるように、端面48Aにおけるストッパ部54の径方向外側には、リングマグネット46の周方向(矢印R方向)に互いに間隔を空けて複数の壁状の規制部56が形成されている。この複数の規制部56は、それぞれリングマグネット46の軸方向一方側へ向けて延出されると共に、リングマグネット46の外周面に沿う断面円弧状に形成されている。また、この複数の規制部56の先端部は、複数のストッパ部54の先端部よりもリングマグネット46の軸方向一方側に位置されている。
さらに、端面48Aには、複数の舌片状の保持部58が形成されている。この複数の保持部58は、それぞれリングマグネット46の周方向に隣り合う一対の規制部56の間に形成されると共に、複数の規制部56と交互に配列されている。この複数の保持部58は、それぞれリングマグネット46の軸方向一方側へ向けて延出されると共に、リングマグネット46の接線方向に延びる断面四角形状に形成されている。
また、この複数の保持部58は、それぞれ複数の規制部56よりも端面48Aからの延出高さが高く設定されており、各保持部58の先端側には、リングマグネット46側へ向けて突出された係合凸部60が形成されている。この係合凸部60は、リングマグネット46の軸方向他方側(矢印A2側)に向かうに従って幅狭になるようにテーパ状に形成されている。
また、この複数の保持部58は、各ストッパ部54と互いにリングマグネット46の周方向にずれて形成されており、また、リングマグネット46の周方向における保持部58と規制部56との間には、リングマグネット46の軸方向に延びるスリット62がそれぞれ形成されている。
一方、図4,図5に示されるように、リングマグネット46の軸方向一方側の外周縁部46Aには、周方向に間隔を空けて複数の係合凹部64が形成されている。各係合凹部64は、リングマグネット46の径方向外側及び軸方向一方側に開口されている。なお、各係合凹部64の軸方向他方側は、終端されている。この係合凹部64も、上述の係合凸部60と同様に、リングマグネット46の軸方向他方側(矢印A2側)に向かうに従って幅狭になるようにテーパ状に形成されており、係合凸部60と係合可能な構成とされている。
さらに、このリングマグネット46には、図5に示されるように、周方向に交互に異なる磁極66,68が形成されており、各係合凹部64は、リングマグネット46における磁極切換部70から周方向に外れた位置に形成されている。そして、リングマグネット46は、次の要領で羽根車44(図1参照)に組み付けられている。
すなわち、図3,図4に示されるように、リングマグネット46は、軸方向一方側(矢印A1側)から羽根車44に近づけられる。そして、複数の保持部58がリングマグネット46の径方向外側に弾性変形された状態で、リングマグネット46は、複数のストッパ部54に突き当たるまで複数の保持部58及び複数の規制部56の内側に挿入される。
また、リングマグネット46が複数のストッパ部54に突き当たると、複数の保持部58が弾性変形された状態から復元され、複数の係合凹部64がリングマグネット46の周方向及び軸方向一方側に相対変位不能に複数の係合凸部60とそれぞれ係合される。
そして、この状態では、リングマグネット46が、ストッパ部54によって軸方向他方側から支持されると共に、規制部56によって径方向外側から位置規制され、且つ、保持部58によって軸方向一方側に移動不能に保持される。すなわち、リングマグネット46が羽根車44に軸方向に移動不能に固定される。
また、上述のように、複数の係合凸部60が複数の係合凹部64と係合されることにより、リングマグネット46は、羽根車44に周方向に回転不能に固定される。
次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。
このブロワモータ10によれば、リングマグネット46は、上述のように、複数のストッパ部54によって軸方向他方側から支持されると共に、複数の規制部56によって径方向外側から位置規制された状態で、複数の保持部58によって軸方向一方側に移動不能に保持されている。従って、これにより、リングマグネット46を本体部48に対して軸方向及び径方向に相対移動不能に固定することができるので、羽根車44とリングマグネット46との固定強度を確保することができる。
しかも、複数のストッパ部54、規制部56、及び保持部58によってリングマグネット46の本体部48に対する固定強度を確保することができるので、リングマグネット46を本体部48に接着したり圧入したりする必要が無い。これにより、コストダウンすることができる。
また、極異方性を有するリングマグネット46を用いることによりリングマグネット46の磁束密度を確保すると共に、モータヨークを省いた構成とされているので、より一層コストダウンすることができる。
このように、このモータ装置によれば、羽根車44とリングマグネット46との固定強度の確保と、コストダウンとを両立できる。
また、複数の規制部56は、それぞれリングマグネット46の外周面に沿う断面円弧状に形成されている。従って、この複数の規制部56がリングマグネット46の外周面に密着するので、リングマグネット46の径方向のがたつきを抑制することができる。
また、リングマグネット46の外周部に形成された複数の係合凹部64と、各保持部58の先端側に形成された係合凸部60とがリングマグネット46の周方向に相対変位不能に係合されているので、リングマグネット46が羽根車44に対して相対回転されることも抑制することができる。
ところで、仮に、各保持部58がリングマグネット46の周方向に延びる断面円弧状に形成された場合、リングマグネット46を軸方向一方側から羽根車44に組み付ける際に、保持部58をリングマグネット46の径方向外側に弾性変形させることが困難となり、リングマグネット46の羽根車44への組付性を確保できない虞がある。
これに対し、このブロワモータ10によれば、各保持部58は、リングマグネット46の接線方向に延びる断面四角形状に形成されており、しかも、リングマグネット46の周方向における保持部58と規制部56との間には、リングマグネット46の軸方向に延びるスリット62が形成されている。従って、上述のように、リングマグネット46を軸方向一方側から羽根車44に組み付ける際には、保持部58をリングマグネット46の径方向外側に容易に弾性変形させることができるので、リングマグネット46の羽根車44への組付性を確保することができる。
また、係合凹部64は、図5に示されるように、リングマグネット46における磁極切換部70から周方向に外れた位置に形成されているので、各磁極66,68における磁界の乱れを抑制することができる。
また、図3,図4に示されるように、ストッパ部54及び保持部58は、互いにリングマグネット46の周方向にずれて形成されているので、このストッパ部54及び保持部58を含む羽根車44全体を樹脂成形する際には、この羽根車44全体を金型から容易に型抜きすることができる。
また、図1に示されるように、ストッパ部54の先端部54Aは、複数の羽根50よりもリングマグネット46の軸方向一方側に位置されているので、上述の如く、リングマグネット46が羽根車44に組み付けられた時には、リングマグネット46が複数の羽根50から軸方向に外れた位置に配置される。従って、例えば、リングマグネット46が羽根車44に組み付けられた時に、リングマグネット46から押圧されることにより規制部56や保持部58に歪等が生じても、この歪等の影響が複数の羽根50に及ぶことを抑制することができる。
また、図4に示されるように、係合凸部60及び係合凹部64は、いずれもリングマグネット46の軸方向他方側(矢印A2側)に向かうに従って幅狭になるようにテーパ状に形成されており、互いに係合されたときには、隙間無く嵌合された状態となる。従って、リングマグネット46を羽根車44にガタツキ等を抑制した状態でより強固に固定することができる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、本体部48に複数のストッパ部54が形成されていたが、一つのストッパ部がリングマグネット46の周方向に沿って環状に形成されていても良い。
また、上記実施形態では、規制部56と保持部58とがリングマグネット46の周方向に交互に形成されていたが、このうちどちらかが間引かれて形成されていても良い(交互に形成されていなくても良い)。
また、上記実施形態において、複数のストッパ部54、規制部56、保持部58は、上述の各機能を果たすのであれば、その他の形状とされていても良い。
また、上記実施形態において、規制部56は、保持部58よりも端面48Aからの延出高さが低く設定され、リングマグネット46の軸方向他方側の一部を径方向外側から位置規制する構成とされていたが、保持部58と端面48Aからの延出高さが等しく設定され、リングマグネット46を軸方向に亘って径方向外側から位置規制する構成とされていても良い。
また、上記実施形態において、本発明のモータ装置は、ブロワモータ10に適用されていたが、その他にも、例えば、ポンプ装置に適用されていても良い。
また、上記実施形態では、羽根車44がモータシャフト16と一体回転可能とされていたが、モータシャフト16が固定子20に回転不能に固定され、羽根車44がモータシャフト16に回転可能に支持されていても良い。
以上、本発明の一実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
次に、特許請求の範囲に記載された発明以外に、上記実施形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
つまり、前記係合凸部及び前記係合凹部は、いずれもリングマグネットの軸方向他方側に向かうに従って幅狭になるようにテーパ状に形成されている。
このように構成されていると、係合凸部及び係合凹部が互いに係合されたときには、隙間無く嵌合された状態となるので、リングマグネットを羽根車にガタツキ等を抑制した状態でより強固に固定することができる。
10・・・ブロワモータ、12・・・モータハウジング、14・・・ケース、16・・・モータシャフト、18・・・センターピース、20・・・固定子、22・・・回転子、24,26・・・開口部、28・・・支持部、30・・・筒状部、32,34・・・軸受、36・・・固定子鉄心、38・・・巻線、40・・・インシュレータ、42・・・ティース部、44・・・羽根車、46・・・リングマグネット、48・・・本体部、50・・・羽根、52・・・孔部、54・・・ストッパ部、56・・・規制部、58・・・保持部、60・・・係合凸部、62・・・スリット、64・・・係合凹部、66,68・・・磁極、70・・・磁極切換部

Claims (4)

  1. モータシャフトと、
    前記モータシャフトの周囲に環状に形成された固定子鉄心と、
    前記固定子鉄心と同軸状に設けられた本体部と、前記本体部に放射状に設けられた複数の羽根とを有して構成されて、前記モータシャフトに支持されると共に、前記固定子鉄心に対して回転可能とされた羽根車と、
    前記本体部の軸方向一方側に配置されると共に、前記固定子鉄心の径方向外側に前記固定子鉄心と対向して設けられ、且つ、極異方性を有して構成されたリングマグネットと、
    前記本体部の軸方向一方側に形成され、前記リングマグネットを軸方向他方側から支持するストッパ部と、
    前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを径方向外側から位置規制する規制部と、
    前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを軸方向一方側に移動不能に保持する保持部と、
    を備え
    前記規制部は、前記リングマグネットの周方向に互いに間隔を空けて複数形成されると共に、それぞれ前記リングマグネットの外周面に沿う断面円弧状に形成され、
    前記保持部は、それぞれ前記リングマグネットの周方向に隣り合う一対の前記規制部の間に位置されるように複数形成されると共に、それぞれ前記リングマグネットの接線方向に延びる断面四角形状に形成され、
    前記保持部の先端側には、前記リングマグネット側へ向けて突出された係合凸部が形成され、
    前記リングマグネットには、前記リングマグネットの周方向及び軸方向一方側に相対変位不能に前記係合凸部と係合された係合凹部が形成され、
    前記リングマグネットの周方向における前記保持部と前記規制部との間には、前記リングマグネットの軸方向に延びるスリットが形成されている、
    モータ装置。
  2. 前記リングマグネットには、周方向に交互に異なる磁極が形成され、
    前記係合凹部は、前記リングマグネットにおける磁極切換部から周方向に外れた位置に形成されている、
    請求項1に記載のモータ装置。
  3. モータシャフトと、
    前記モータシャフトの周囲に環状に形成された固定子鉄心と、
    前記固定子鉄心と同軸状に設けられた本体部と、前記本体部に放射状に設けられた複数の羽根とを有して構成されて、前記モータシャフトに支持されると共に、前記固定子鉄心に対して回転可能とされた羽根車と、
    前記本体部の軸方向一方側に配置されると共に、前記固定子鉄心の径方向外側に前記固定子鉄心と対向して設けられ、且つ、極異方性を有して構成されたリングマグネットと、
    前記本体部の軸方向一方側に形成され、前記リングマグネットを軸方向他方側から支持するストッパ部と、
    前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを径方向外側から位置規制する規制部と、
    前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを軸方向一方側に移動不能に保持する保持部と、
    を備え、
    前記ストッパ部及び前記保持部は、互いに前記リングマグネットの周方向にずれて形成されている、
    モータ装置。
  4. モータシャフトと、
    前記モータシャフトの周囲に環状に形成された固定子鉄心と、
    前記固定子鉄心と同軸状に設けられた本体部と、前記本体部に放射状に設けられた複数の羽根とを有して構成されて、前記モータシャフトに支持されると共に、前記固定子鉄心に対して回転可能とされた羽根車と、
    前記本体部の軸方向一方側に配置されると共に、前記固定子鉄心の径方向外側に前記固定子鉄心と対向して設けられ、且つ、極異方性を有して構成されたリングマグネットと、
    前記本体部の軸方向一方側に形成され、前記リングマグネットを軸方向他方側から支持するストッパ部と、
    前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを径方向外側から位置規制する規制部と、
    前記本体部から前記リングマグネットの軸方向一方側へ向けて延出され、前記リングマグネットを軸方向一方側に移動不能に保持する保持部と、
    を備え、
    前記ストッパ部の先端部は、前記複数の羽根よりも前記リングマグネットの軸方向一方側に位置されている、
    モータ装置。
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