JP5531638B2 - エンコーダ装置 - Google Patents
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Description
具体的には、電源投入時、第1パターン発生部32は、第1信号読み込み部31から検出信号に応じた符号が入力され、入力された検出信号に応じた符号をシフトレジスタにセットする。そして、第1パターン発生部32は、受け取った論理信号に基づく第1パターンを生成し、生成した第1パターン情報を絶対位置デコード部33に出力する。例えば、図4(e)において、第1パターン発生部32は、第1アブソリュート検出素子群22の各検出素子の検出信号を二値化した検出素子111の出力=1、検出素子113の出力=0、検出素子115の出力=1、検出素子117の出力=1、検出素子119の出力=0、検出素子121の出力=0が入力され、入力された検出信号に応じた符号をシフトレジスタの所定の位置にそれぞれセットしてパターン信号「101100」を生成する。
エンコード時、第1パターン発生部32は、回転方向判定部24から回転方向情報とカウント値が入力される。次に、第1パターン発生部32は、回転方向が正方向であればカウント値をシフトレジスタにセットしたパターンに対して左へシフトする処理(又は加算する処理)を行い、回転方向が逆方向であればカウント値をシフトレジスタにセットしたパターンに対して右へシフトする処理(又は減算する処理)を行うことでレジスタにセットされているパターンを更新する。
以上で、初期設定手順を終了する。
次に、回転方向判定部24は、インクリメンタル検出素子群21からA相信号とB相信号とが入力される。次に、回転方向判定部24は、入力されたA相信号とB相信号とを用いて、インクリメンタル検出素子群21に対する回転方向とカウント値とを検出し(ステップS102)、検出した回転方向情報とカウント値とをカウンター部25と、第1パターン発生部32と、第2パターン発生部42とに出力する。
次に、A/D変換部26は、インクリメンタル検出素子群21からA相信号とB相信号とが入力され、入力されたA相信号とB相信号とをデジタル信号に変換し、デジタル信号に変換したA相信号とB相信号とを内挿部27に出力する。次に、内挿部27は、A/D変換部26からデジタル信号に変換したA相信号とB相信号とが入力され、デジタル信号に変換したA相信号とB相信号とを用いて高分解能の相対位置情報を生成し(ステップS104)、生成した高分解能の相対位置情報を位置検出部28に出力する。
次に、位置情報出力部29は、位置検出部28から位置情報が入力され、入力された位置情報に基づいた位置情報を、エンコーダ装置20に接続されている装置、例えばロボット制御装置に出力する。
次に、異常検出部44は、回転判定部30から判定結果が入力され、入力された判定結果が低速回転の場合、判定結果に応じて、第1符号と第1パターン情報とが一致しているか否か、さらに、第2符号と第2パターン情報とが一致しているか否かを判定することで誤動作検出を行う(ステップS110)。
入力された判定結果が高速回転の場合、異常検出部44は、判定結果に応じて、第2符号と第2パターン情報とが一致しているか否かを判定することで誤動作検出を行う(ステップS111)。
一方、ステップS112で誤動作が検出されていないと判定された場合(ステップS112;No)、異常検出部44はエラー信号を生成しない。
以上の手順を、エンコード動作中、繰り返して行う。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD−ROM等の可搬媒体、USB(Universal Serial Bus) I/F(インタフェース)を介して接続されるUSBメモリー、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
20・・・エンコーダ装置
21・・・インクリメンタル検出素子群
22・・・第1アブソリュート検出素子群
23・・・第2アブソリュート検出素子群
24・・・回転方向判定部
25・・・カウンター部
26・・・A/D変換部
27・・・内挿部
28・・・位置検出部
29・・・位置情報出力部
30・・・回転判定部
31・・・第1信号読み込み部
32・・・第1パターン発生部
33・・・絶対位置デコード部
41・・・絶対位置エンコード部
42・・・第2パターン発生部
43・・・第2信号読み込み部
44・・・異常検出部
45・・・エラー出力部
Claims (4)
- 最小識別幅λ1(λ1は自然数)の第1アブソリュートパターン及び前記最小識別幅λ1よりも幅の広い最小識別幅λ2(λ2は自然数)の第2アブソリュートパターンを有する符号板と、
それぞれが前記λ1の1/2で形成される複数の検出素子を有し、前記第1アブソリュートパターンに沿って配置された前記第1アブソリュートパターンの符号を当該複数の検出素子が交互に検出する第1アブソリュートパターン検出部と、
それぞれが前記λ2の1/2で形成される複数の検出素子を有し、前記第2アブソリュートパターンに沿って配置された前記第2アブソリュートパターンの符号を当該複数の検出素子が交互に検出する第2アブソリュートパターン検出部と、
前記第1アブソリュートパターン検出部が検出した前記第1アブソリュートパターンの符号に基づき現在位置を算出する絶対位置デコード部と、
電源を投入したとき、前記絶対位置デコード部が算出した現在位置に基づき、前記第2アブソリュートパターンの現在位置を算出する絶対位置エンコード部と、
前記絶対位置エンコード部が算出した現在位置に基づき、前記第2アブソリュートパターンの現在位置を更新し、更新された前記前記第2アブソリュートパターンの現在位置に応じた符号パターンを生成するパターン生成部と、
前記符号板の回転数が所定のしきい値以上のときに、前記第2アブソリュートパターン検出部が検出した前記第2アブソリュートパターンの符号と前記パターン生成部が生成した前記符号パターンとを比較して異常検出を行う異常検出部と
を備え、
前記第1アブソリュートバターン検出部の複数の検出素子が交互に検出を行うための切り替え、および前記第2アブソリュートバターン検出部の複数の検出素子が交互に検出を行うための切り替えが、前記符号板が有するいずれかのパターンの検出結果を用いて行われることを特徴とするエンコーダ装置。 - 前記符号板の回転数が所定のしきい値以上の場合、高速に回転していると判別する回転判定部を備えることを特徴とする請求項1に記載のエンコーダ装置。
- 前記第1アブソリュートパターンの最小識別幅λ1以下のピッチで前記符号板に形成されたインクリメンタルパターンの符号を検出するインクリメンタルパターン検出部を備え、
前記第1アブソリュートパターン検出部は、前記インクリメンタルパターン検出部が検出した信号を用いて、前記第1アブソリュートパターン検出部の複数の前記検出素子を切り替えて前記第1アブソリュートパターンの符号を検出する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンコーダ装置。 - 前記λ2は、前記λ1の2 n (nは自然数)である
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエンコーダ装置。
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