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JP5517753B2 - 干渉計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、干渉測長器や干渉型エンコーダ等の干渉計測装置に関する。
従来の回折干渉型ロータリーエンコーダは、ヘッド部とディスク部との間隔、半径方向の位置ずらし、ヘッドの傾き等の複数の調整機構を備えた機械部材に搭載して、干渉縞の状態を画像で確認し、所謂「ワンカラー状態」に追い込む調整を必要とする。以下、本明細書中において、「ワンカラー状態」とは、干渉光の受光部において、明暗の位相が全面一様な状態と定義する。例えば理想的な平面波同士の干渉は、2光束の主光線の角度差が0°の場合に相当し、球面波同士の干渉は、2光束の仮想点光源が空間上で一致する場合に相当し、何らかの歪を有した波面同士の干渉は、2光束の波面が完全に重なる状態に相当する。また、「ワンカラー度」とは、受光面上の干渉縞の(小数点以下を含む)本数で定義し、完全なワンカラー状態では0本と定義する。また、受光部に対して光束のサイズが小さい場合は、その光束のサイズに対してワンカラー度を適用することにする。またワンカラー度を受光面における2つの座標軸V、Hに対してそれぞれ定義することにする。例えば「V軸方位のワンカラー度」、「H軸方位のワンカラー度」と呼ぶことにする。
ヘッドとディスクが分離されたモジュール型エンコーダをユーザが装置に組み込むときはエンコーダ内部の情報である干渉縞画像を取得することはできない。そのため一般的には、エンコーダヘッドから出力される周期信号の振幅のみを手がかりに振幅が最大になるように取り付け姿勢を調整することが行われている。このことは回折干渉型エンコーダに限らず一般的な幾何光学式モジュール型エンコーダでも同じである。例えば、特許文献1に、周期信号の振幅により組み込み状態の良否の情報を出すことで、ユーザがより好ましい状態を探せるようにする技術が開示されている。
特開平5−133732号公報
しかし、従来技術では、干渉計測装置の調整手法は定型化されておらず最良の状態に調整するには組み込み者の勘や経験を必要としていた。例えばどの調整箇所をどの程度調整するかは不明なので、実際にやってみて信号の増減を判定し、より望ましい信号の状態になる位置を探し続けるようなものである。特に干渉測長装置や高精度な回折干渉型エンコーダの場合に、理想的なワンカラー状態まで調整する必要があるものの、その調整は、組み込み者のスキルに頼っていた。そこで、本発明は、調整の容易な干渉計測装置を提供することを目的とする。
本発明は、光源から射出された光束を分割し、分割された光束を被検物を介して重ね合わせることによって生成された干渉光計測する干渉計測装置であって、複数の部分領域を有する受光領域を備え、前記複数の部分領域のそれぞれで前記干渉光を受光する受光部と、前記複数の部分領域のそれぞれでの受光結果に基づいて、前記受光領域における前記干渉光の位相分布の均一性を示す指標を求める処理部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、調整の容易な干渉計測装置を提供することができる。
第1実施形態におけるワンカラー度表示機能を有したエンコーダのヘッド部の構成を示した図である。 第1実施形態におけるエンコーダの受光素子上の干渉縞を示した図である。 第1実施形態におけるエンコーダの受光素子上の干渉縞の明暗分布がディスクの回転に伴って変化する様子を示した図である。 第1実施形態におけるエンコーダのワンカラー度の演算・表示機能の信号処理フローを示した図である。 第1実施形態におけるエンコーダの4分割受光素子からの出力波形を示した図である。 第2実施形態におけるエンコーダのワンカラー度の演算・表示機能の信号処理フローを示した図である。 第2実施形態におけるエンコーダの4分割受光素子からのリサージュ波形を示した図である。 第3実施形態におけるエンコーダのワンカラー度の演算・表示機能の信号処理フローを示した図である。
以下に、本発明の第1〜第3実施形態の干渉計測装置を添付の図面に基づいて詳細に説明する。第1〜第3実施形態に示される干渉計測装置は、角度変化を計測する回折干渉型のロータリーエンコーダである。しかし、本発明の干渉計測装置は、光源から射出された光を2つの光束に分割し該2つの光束を重ね合わせることによって生成された干渉光の強度の変動を観測することによって被検物の変位を計測するものであれば、他のタイプのものでもよい。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態の回折干渉型ロータリーエンコーダのヘッド部およびディスク部の構成図である。図1に示すように、レーザ光源LDから光ファイバーFBRを経由して光束を発散光として射出する。射出された光束は、コリメータレンズCOLにて平行光にされてから回折格子GT1にて±1次回折光の2つの光束に分割される。偏光素子POLP,POLSは、+1次光をP偏光、−1次光をS偏光に変換する。P偏光およびS偏光は、平行ミラーM1、M2をそれぞれ経由して、相対回転ディスクDSK上の放射状回折格子GT2に斜めに照明される。回折格子GT1と放射状回折格子GT2のピッチが等しくなる位置に照明することで、回折格子GT2から射出する±1次回折光は、その光路を同軸に重ね合わせられて、垂直に射出される。これら2光束は、互いに偏光面を直交させる直線偏光と成っているので、1/4波長板QWPを透過し、さらに回折格子GT3により0次、+1次、−1次の3光束に分割される。分割された3光束は、更に0度、+60度、−60度方位に偏光透過軸を有する3チャンネル偏光板アレイPOLAを透過させることで、干渉位相が互いに120°ずつずれた3相信号光が3つの受光部(受光素子)に照射される。この光学系自体は、格子干渉計として公知であるが、この光学系で扱われる受光部へ入射される干渉光は所謂ワンカラー状態を前提にしている。すなわち受光部の受光面上で光束を観測したとき、回折格子GT2が移動するに従って、全面一様に干渉位相(明暗)がずれることを想定している。しかし、実際にこうしたエンコーダ光学系を構成すると、平行ミラーM1の角度ずれや、回折格子GT1と回折格子GT2のピッチの不一致、平行光束のコリメート性の誤差等の影響で図2のように明暗分布が生じることがある。この明暗分布は、これら誤差が大きければ明瞭な干渉縞として観測できるが、誤差が少ないとき、明暗のタイミングに分布を生じるようになる。その様子を図3に示す。エンコーダのディスクが回転し明暗が1周期分変化したときの明暗分布が生じる様子を表している。よってワンカラー状態に近い干渉縞は、明暗の位相が変化していないと元々有している光量ムラと分離することができない。
こうした干渉縞が生じていたり明暗の変化の分布(位相のずれ)が生じたりしているとき、図1の光学系においては、ヘッド部HEADをディスク部DSKに対して相対的に角度Δθを付与すると、横縞の干渉縞の程度が調整できる。また、ディスクの径方向にヘッド位置のずれΔRを付与すると、縦縞の干渉縞の程度が調整できる。よって、3つの光束のうちいずれかの光束を受光部で観察し、その観察結果からこれら2つの調整(Δθ、ΔR)を組合せることで、干渉光をワンカラー状態に収束させ、ヘッド位置を固定することができる。しかし、画像情報のままだと強度ムラや様々なパターンが重なっているため、人の感性的な調整になってしまう。また本来の信号検知用の受光部とは別に干渉縞の明暗の変化の位相ずれを別途検出するための受光部を用いるのは不合理である。そこで本実施形態では、3つの光束を、それぞれ4分割されたセンサPD(A)、PD(B)、PD(C)でそれぞれ受光し、それらの出力を後述の信号処理部にて合成する。それによって、本来のエンコーダの3相信号を出力するとともに、干渉縞に関する情報(縞の向き、縞の混み具合)を出力する。なお、3つの4分割センサの出力は、いずれか1つについて干渉縞に関する情報を計算すればよい。
以下、信号処理部に関して以下に説明する。図4は第1実施形態の信号処理部のブロック図で、特に4分割センサPD(C)の演算処理について説明したものである。他の4分割センサPD(A)、PD(B)は各受光素子の総和としてA相信号、B相信号を出力している。第1実施形態において、4分割センサPD(C)は、複数の部分領域PD(C1)〜PD(C4)を有する受光領域を備え、かつ、複数の部分領域PD(C1)〜PD(C4)のそれぞれで干渉光を受光する受光部を構成している。ヘッド部HEADに内蔵されている4分割センサPD(C)の4つの受光セル出力は、ケーブルで伝送され、エンコーダ信号受信ユニットRVRに入力される。エンコーダ信号受信ユニットRVRは、複数の部分領域のそれぞれでの受光結果に基づいて受光領域における干渉光の位相分布の均一性を示す指標を求める処理部を構成している。4つの受光セルからエンコーダ信号受信ユニットRVRに入力された信号の例を図5に示す。4つの信号は、ワンカラー状態からずれているため明暗のタイミングがずれ、正弦波状の波形に位相ズレが生じることがわかる。入力された4つの信号は、上側2つの和の信号および下側2つの和の信号、また、右側2つの和の信号および左側2つの和の信号に変換される。前者では、4つの部分領域PD(C1)〜PD(C4)が、PD(C1),PD(C2)の上側に位置する第1グループとPD(C3),PD(C4)の下側に位置する第2グループとの2つにグループ分けされる。後者では、4つの部分領域PD(C1)〜PD(C4)が、PD(C1),PD(C3)の左側に位置する第1グループとPD(C2),PD(C4)の右側に位置する第2グループとの別の2つにグループ分けされる。その後、4つの部分領域の受光結果の総和信号CをC相信号として生成、出力するとともに、上下の差信号DF(V)と左右の差信号DEF(H)の2つの信号を生成し、必要があればモニタ用に出力しておく。
ディスクを何らかの操作で回転させると(実際は調整時のわずかな振動で回転させると)、干渉光の明暗位相が変動するため、周期信号が得られる。干渉縞がワンカラー状態であれば、差信号の振幅が最小値になり、総和信号Cの振幅が最大値になる。仮に受光素子PD(C)への入射光束を撮像素子CCDで撮像すれば干渉縞が形成されている場合は、その縞が揺れるように見えるはずである。また横縞(H軸方位)が形成されている場合は、差信号DEF(H)の振幅が零になっていないし、また縦縞(V軸方位)が形成されている場合は、差信号DEF(V)の振幅が零になっていない。しかし、干渉縞を理想的なワンカラー状態に調整できれば、総和信号Cが最大でかつ差信号DEF(H)、DEF(V)が零になる。よって、これら3つの信号を出力端子から出力し、図5のようにオシロスコープで波形としてモニタすることで、縞の方位と量が判定できるので、調整を効果的に収束させることができる。しかし作業簡便性を向上させるため、本実施形態ではワンカラー度判定回路CULC(H)、CULC(V)とLED表示器LEDA(H)、LEDA(V)をエンコーダ信号受信ユニットRVRに具備する。そうすることで作業者はその情報を手がかりにエンコーダの姿勢調整をすることができる。
演算部CULC(V)は、上下の差信号DEF(V)、全素子総和信号Cを用いて、干渉光のV軸方位の位相分布の均一性を示す指標であるワンカラー度OC(V)を式1のように演算する。
OC(V)=DEF(V)/C・・・(1)
演算部CULC(V)は、V軸方位のワンカラー度OC(V)の値に応じて発光ダイオードアレイ表示部LEDA(V)の点灯状態を変化させる。ワンカラー度OC(V)は0の場合が「ワンカラー状態」なので、例えばワンカラー度が0.2以下になれば5個が点灯し、0.4〜0.2ならば4個が点灯し、その値が1に近い場合は全灯が消灯するように設定されている。
また、演算部CULC(H)にて左右の差信号DEF(H)、全素子総和信号Cを用いて、H軸方位のワンカラー度OC(H)を式2のように演算する。
OC(H)=DEF(H)/C・・・(2)
演算部CULC(H)は、H軸方位のワンカラー度OC(H)の値に応じて発光ダイオードアレイ表示部LEDA(H)の点灯状態を変化させている。ワンカラー度OC(H)は0の場合が「ワンカラー状態」なので、例えばワンカラー度が0.2以下になれば5個が点灯し、0.4〜0.2ならば4個が点灯し、その値が1に近い場合は全灯が消灯するように設定されている。
よって、ヘッドの角度Δθを調整しながら、発光ダイオードアレイ表示部LEDA(H)が全灯点灯するようにする。また、ヘッドの位置ΔRを調整をしながら、発光ダイオードアレイ表示部LEDA(V)が全灯点灯するようにすれば、干渉縞をワンカラー状態に追い込むことが可能である。なお、ワンカラー度の情報表示は、発光ダイオードの点灯数ではなく、赤、橙、黄、緑、青等に色を変えたり、発光ダイオードの点滅状態の変化で表示したりしても良い。また干渉計測装置の仕様により必要なワンカラー度が異なる場合はその閾値を適宜変更することも可能である。
〔第2実施形態〕
つぎに、図6に基づいて第2実施形態のワンカラー度の判定方法について説明する。ワンカラー調整を厳密に零近傍に追い込む必要がある場合は、実際には光束断面内で光量ムラがあるため、第1実施形態の差信号の振幅のみを手がかりにする方法では不完全となる。その場合は、光束断面内における位相差を検出し、それが上下左右で零になる状態がより正しい意味のワンカラー状態となる。実際、例えば光束の右半分と左半分で光量比が1:2の場合、ワンカラー状態になっても左右の差信号は零にならない。ディスクを何らかの操作で回転させ(実際は調整時のわずかな振動で回転させたとき)、明暗位相が変動されて、周期信号を発生させる。そうすると、受光素子PD(C)の4つの受光素子の上側2つの和信号(C1+C2)の時間変化と下側2つの和信号(C3+C4)の時間変化とのリサージュ波形が得られる。また、右側2つの和信号(C2+C3)の時間変化と左側2つの和信号(C4+C1)の時間変化とのリサージュ波形とが得られる。2つのリサージュ波形が楕円ではなく直線になるように調整を追い込めばワンカラー状態が達成できる。なお、これら4つの信号を図7のようにオシロスコープで2種類のリサージュ波形としてモニタしてもよい。しかし、本実施形態ではワンカラー度判定回路CULC(H)、CULC(V)と発光ダイオード表示部LEDA(H)、LEDA(V)をエンコーダ信号受信ユニットRVRに具備し、その情報を手がかりに作業者はエンコーダの姿勢調整をすることができる。
演算部CULC(V)の内部では、2つの和信号(C1+C2)、(C3+C4)の値の組をレジスタに保管し、ディスクを相対回転させて、複数組の和信号の情報を順次レジスタに保管する。それらの保管情報よりリサージュ波形を算出することでリサージュの楕円率(直線度)が求められ、最終的にV軸方位のワンカラー度が算出される。H軸方位のワンカラー度も同様に、2つの和信号(C2+C3)、(C1+C4)の値の組をレジスタに保管し、ディスクを相対回転させて、複数組の和信号の情報を順次レジスタに保管する。それらの保管情報よりリサージュ波形を算出することでリサージュの楕円率(直線度)が求められ、最終的にH軸方位のワンカラー度が算出される。第2実施形態におけるリサージュの楕円率は、受光領域における干渉光の位相分布の均一性を示す指標である。これらのワンカラー度の情報は第1実施形態と同様に発光ダイオードの点灯数で表現される。よって、ヘッドの角度Δθを調整しながら、発光ダイオードアレイ表示部LEDA(H)が全灯点灯するように、ヘッドの位置ΔRを調整しながら、発光ダイオードアレイ表示部LEDA(V)が全灯点灯するようにすれば、ワンカラーに追い込むことが可能である。なお、ワンカラー度の情報表示は、第1実施形態と同様に方式を変更することが可能である。
〔第3実施形態〕
つぎに、図8に基づいて第3実施形態のワンカラー度の判定方法について説明する。本実施形態では、各相用の受光素子を4分割受光素子ではなく、CCD等の撮像素子を用いたものである。CCD等の撮像素子からの信号は、二次元に配列された光電変換素子(受光セル)の信号がクロック信号に基づいて周期的にシリアル信号として出力される。したがって、例えば4分割受光素子を仮想して、選択した領域部分をフィルタFTR1、FTR2、FTR3、FTR4を利用して抜き出すこができる。フィルタFTR1は、受光素子PD(C1)の領域、フィルタFTR2は、受光素子PD(C2)の領域、フィルタFTR3は、受光素子PD(C3)の領域、フィルタFTR4は、受光素子PD(C4)の領域に相当する受光セルの情報を透過させる。この4つの信号は、第1実施形態または第2実施形態の信号処理と同様の処理によりワンカラー度を演算、表示させ、それを手がかりにエンコーダの姿勢調整をすることが可能である。
以上、第1〜第3実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、適用対象の干渉計測装置は、実施例の回折干渉型ロータリーエンコーダに限らず、各種光路によるロータリーエンコーダ、リニアエンコーダ、干渉測長装置のワンカラー調整に広く適用できる。ワンカラー度の判定は、差信号振幅で行う方法とリサージュ波形で行う方法を組合せることも可能である。また、3つの位相差信号受光用の4分割センサは、2つまたは4つにしても良い。その場合は、エンコーダ、干渉計の位相差信号が2相または4相として出力される。また、ワンカラー度の判定は、そのうちのどれを用いても良い。

Claims (11)

  1. 光源から射出された光束を分割し、分割された光束を被検物を介して重ね合わせることによって生成された干渉光計測する干渉計測装置であって、
    複数の部分領域を有する受光領域を備え、前記複数の部分領域のそれぞれで前記干渉光を受光する受光部と、
    前記複数の部分領域のそれぞれでの受光結果に基づいて、前記受光領域における前記干渉光の位相分布の均一性を示す指標を求める処理部と、
    を備える、ことを特徴とする干渉計測装置。
  2. 前記処理部は、前記複数の部分領域のそれぞれで受光した前記干渉光の強度の信号を用いて前記指標を求める、ことを特徴とする請求項1に記載の干渉計測装置。
  3. 該求められた指標の情報を表示する表示部を有する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の干渉計測装置。
  4. 前記被検物に対して前記干渉計測装置の計測ヘッドの位置及び角度のうち少なくとも一方を変更することによって、前記指標の値が変化する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の干渉計測装置。
  5. 前記複数の部分領域第1グループ及び第2グループを有し
    前記処理部は、前記第1グループに属する前記部分領域で受光した干渉光の強度の和と前記第2グループに属する前記部分領域で受光した干渉光の強度の和との差を前記複数の部分領域のそれぞれで受光した干渉光の強度の総和で割った値を前記指標として求める、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の干渉計測装置。
  6. 前記複数の部分領域第1グループ及び第2グループを有し
    前記処理部は、前記第1グループに属する前記部分領域で受光した干渉光の強度の和の時間変化と前記第2グループに属する前記部分領域で受光した干渉光の強度の和の時間変化とのリサージュ波形の直線度を前記指標として求める、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の干渉計測装置。
  7. 前記受光部は、4つの部分領域を有し、
    前記処理部は、上側2つの部分領域を前記第1グループとして、下側2つの部分領域を前記第2グループとして前記指標である第1指標を求め、
    前記処理部は、左側2つの部分領域を前記第1グループとして、右側2つの部分領域を前記第2グループとして前記指標である第2指標を求める、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の干渉計測装置。
  8. 前記受光部は、複数の光電変換素子が二次元に配列された撮像素子であり、前記各部分領域は、少なくとも1つの前記光電変換素子を含む、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の干渉計測装置。
  9. 前記干渉計測装置は回折干渉型エンコーダであって、計測ヘッドと、回折格子が形成された前記被検物とを有する、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の干渉計測装置。
  10. 前記回折干渉型エンコーダはロータリーエンコーダである、ことを特徴とする請求項9に記載の干渉計測装置。
  11. 干渉光を用いて計測を行う干渉計測装置であって、
    複数の部分領域を有する受光領域を備え、前記複数の部分領域のそれぞれで前記干渉光を受光する受光部と、
    前記複数の部分領域のそれぞれでの受光結果に基づいて、前記受光領域における前記干渉光の位相分布の均一性を示す指標を求める処理部と、
    を備える、ことを特徴とする干渉計測装置。
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