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JP5512340B2 - 大型ペリクル - Google Patents

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JP5512340B2 JP2010061304A JP2010061304A JP5512340B2 JP 5512340 B2 JP5512340 B2 JP 5512340B2 JP 2010061304 A JP2010061304 A JP 2010061304A JP 2010061304 A JP2010061304 A JP 2010061304A JP 5512340 B2 JP5512340 B2 JP 5512340B2
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Description

本発明は、IC(IntegratedCircuit:集積回路)、LSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)、TFT型LCD(Thin Film Transistor,LiquidCrystal Display:薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)等の半導体装置を製造する際のリソグラフィー工程で使用されるフォトマクスやレティクルに異物が付着することを防止するために用いる大型ペリクルに関する。
従来、半導体回路パターン等の製造においては、フォトマスクやレティクルの両面側にペリクルと称する防塵手段を配置して、フォトマスクやレティクルへの異物の付着を防止することが行われている。
ペリクルの一般的な構造としては、金属、セラミックス、またはポリマー製の枠体の片側に、ポリマーまたはガラス等の透明な薄膜を貼り付け、その反対側に、マスクに貼り付けるための貼着剤層(粘着材)を設けたものが挙げられる。例えば、ペリクルは、フォトマスクやレティクルの形状に合わせた形状を有する厚さ数ミリ程度の枠体の一方の縁面に、厚さ10μm以下のニトロセルロースまたはセルロース誘導体等の透明な高分子膜から成るペリクル膜を展張して接着し、且つ枠体の他方の縁面に粘着材を介してフォトマスクやレティクルの表面に貼着している。
フォトマスクやレティクルの表面に異物が付着した場合、その異物が半導体ウエハ上に形成されたフォトレジスト上に結像して回路パターン欠陥の原因となるが、フォトマスクやレティクルの少なくともパターン面にペリクルを配置した場合、ペリクルの表面に付着した異物はフォーカス位置がずれるため、半導体ウエハ上に形成されたフォトレジスト上に結像することがなく、回路パターンに欠陥を生じさせることがない。
また、近年では、各種のマルチメディアの普及により、高画質、高精細表示が可能な大型のカラーTFTLCDのフォトリソグラフィ工程で使用される大型のフォトマスクに適用できる大型ペリクルが要望されている。例えば、下記のような文献によって、大型のフォトマスクに適用できる大型ペリクルが提案されている。
特許文献1や特許文献2には、ペリクル膜が貼着される前の一対の長辺の枠体が外側に向かって突出した形状を有し、ペリクル膜が貼着される膜の張力により略直線状に遷移する枠体を用いた大型ペリクルが提案されている。
また、特許文献3には、ペリクル膜が貼着される前の枠体が仮想直線より外側に向かって突出した形状を有し、ペリクル膜が貼着される膜の張力により仮想直線より内側に突出した形状に遷移する枠体を用いた大型ペリクルが提案されている。
更に、特許文献4には、ペリクル膜を貼着した後に、ペリクル膜の張力により枠体の各辺が直線状になるように、貼着前の枠体の辺の円弧形状部及び直線形状部の大きさを規定した大型ペリクルが提案されている。
特開2001−109135号公報 特開2001−042507号公報 特開2005−128512号公報 特開2006−056544号公報
ところで、上述のペリクルは、フォトマスク等に装着する前に不具合がないか検査される。そして検査の際は、人体由来の異物がペリクルに付着してしまうことを防ぐため、通常は治具を用いてペリクルを操作する。治具は、通常、ペリクル枠体の各辺が直線であると仮定して設計されており、クリーンで剛性の高いSUS等の素材で作製される。ペリクルへの治具の装着は、その装着のし易さから、ペリクル膜を地面と平行にした状態でペリクルを台上に静置して、地面と平行な方向から行われることが多く、ペリクルに治具を装着させる際は、ペリクルと治具がこすれて粉塵が出ないように装着させることが好ましい。
ところが、上記特許文献1、特許文献2及び特許文献4においては、少なくとも一辺が1400mm以上のペリクル枠体となると、ペリクル膜を貼付けた後の枠体がほぼ直線になるが、少し凸形状を有している場合もあり、治具を装着させる際にペリクル枠体の凸形状部分と治具がこすれて粉塵が出るおそれある。また特許文献3においても、少なくとも一辺が1400mm以上のペリクル枠体となると、中央の撓み量が規定値を満たしても枠体の端部の凸形状が大きくなる傾向があり、そのため、治具を装着させる際にペリクル枠体の凸形状部分と治具がこすれて粉塵が出るおそれがある。このように、少なくとも一辺が1400mm以上のペリクル枠体になると、辺の長さが長いので、ペリクルと治具とのこすれを避けながらペリクルを治具に挿入するのはかなり大変な作業となる。
また、このような作業が行われるクリーンルームでは、ペリクルに異物が付着することを防止するために、クリーンな空気が上方から吹き出しダウンフロー状態となっている。このような環境においては、ペリクルが大きくなるほどダウンフローの影響を受け易くなり、ペリクル膜が受ける風圧が大きくなる。そのため、大型ペリクルにあっては、検査の際に異物が付着しないように用いる治具からダウンフローによってペリクル枠体が外れ、落下するといった問題が生じるおそれがある。
本発明は、上記課題解決のためになされたものであり、治具に装着させる際のこすれが少なく、且つ、ハンドリング時の落下の可能性が少ない大型ペリクルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る大型ペリクルは、開口部を有するペリクル枠体と、ペリクル枠体の開口部を覆うように展張されたペリクル膜とを備え、ペリクル枠体の少なくとも一辺が、1400mm以上の長さで且つ当該一辺の内側への撓み量と長さとの比が0%よりも大きく0.3%未満であることを特徴としている。
この大型ペリクルでは、ペリクル枠体の一辺における撓み量と長さとの比が0%よりも大きく0.3%未満となっている。このように、辺が予めペリクル枠体の内側に撓んでいるため、治具を大型ペリクルに装着させる際に、一人で作業しても治具とペリクルのこすれが少なく、また治具を装着させてハンドリングした際にも落下の可能性が少ない大型ペリクルを提供できる。
この大型ペリクルにおいて、撓み量と長さとの比、つまり(撓み量)/(長さ)はその定義方法から明らかな通り、特定の辺が、ペリクル角部からどのような角度でペリクル内側方向へ進入するか、という角度のパラメータである。本発明は、後述するハンドリング治具を用いてペリクルをハンドリングする際、上記角度が、ハンドリング時の安定性に寄与し、装着時にこすれを抑制し得ることを見出した。つまり、この大型ペリクルにおいては、撓み量と長さの比を一定範囲に設定することにより、治具からペリクル枠体が外れることを抑制し、治具に装着させた際のこすれを少なくすることができる。
特に、大型ペリクルにおいては、治具装着時のこすれによる異物の発生、及びペリクル枠体が治具から外れるという課題が顕著になるが、撓み量と長さとの比を一定範囲に設定することで、一辺が1400mm以上という大型ペリクルにおいても、ハンドリング時の操作性の向上を図ると共に、こすれによる異物発生を抑制することができる。
ところで、ペリクルをフォトマスクに貼付する際には、貼付装置が用いられる。そして、ペリクルの貼付の際は、ペリクル枠体の各辺は貼付装置によって各辺の角部の頂部同士をつないだ直線に沿ってペリクル枠体の幅分だけ加圧される。そのため、ペリクル枠体の撓みが大きすぎると未加圧部分が発生し、マスクへの均一な貼り付けができないために貼り付け不良が生じるといった問題や膜面への加圧により膜が傷つくといった問題が生じ得る。
上記の課題を解決するため、ペリクル枠体の内側への撓み量と辺の幅との比を0%よりも大きく30%未満とすることが好ましい。ペリクル枠体の内側への撓み量と辺の幅との比、つまり(撓み量)/(幅)はその定義方法から明らかな通り、幅に対する撓み量、つまり未加圧となり得る部分の割合を示すパラメータである。一辺の長さが1400mm以上となる大型ペリクルにおいて、撓み量と幅との比を一定範囲に設定することにより、マスクへの均一な貼り付けと、加圧時の膜の傷つきを抑制し得る。
また、上記一対の辺の側面には、長手方向に沿った溝部が設けられており、溝部の深さは、ペリクル枠体の辺の幅に対して0.05倍以上0.7倍以下であることが好ましい。溝部には、異物が混入することがある。そのため、溝部の深さを枠体の幅に対して0.7倍以下とすることは、異物を容易に発見し得るという観点から好適である。一方、溝部の深さを枠体の幅に対して0.05倍以上とすることは、ペリクル枠体が治具から外れ難くなるようにする観点から好適である。なお、ここで言う溝部の深さとは、辺側面の表面から溝の最深部までの距離を意味し、通常は、辺の長さ方向に沿ってほぼ一定である。
また、ペリクル枠体は、対向する一対の長辺と、対向する一対の短辺とから構成されており、短辺の平面視における幅は、長辺の幅よりも広いことが好ましい。このような構成により、短辺におけるペリクル枠体の内側への撓み量と短辺の長さと比を、0%よりも大きく0.3%未満に好適に設定することができる。
本発明によれば、治具をペリクルに装着させる際の治具とペリクルのこすれを抑制し、治具からペリクルが落下することを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る大型ペリクルを示す斜視図である。 図1の大型ペリクルを上から見た図である。 ペリクル枠体へのペリクル膜の展張を説明する図である。 ペリクル枠体における辺の撓み量を説明する図である。 大型ペリクルをハンドリング治具に装着した状態を示す図である。 図5におけるA−A,B−B線断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る大型ペリクルを示す斜視図であり、図2は、図1に示す大型ペリクルを上から見た図である。各図に示すように、大型ペリクル1は、ペリクル枠体2と、ペリクル枠体2の上縁面2eに接着されたペリクル膜3とを備えている。なお、図示しないが、大型ペリクル1は、ペリクル枠体2の下縁面に塗布された貼着剤層と、貼着剤層に粘着され、この貼着剤層を保護する保護フィルムとを更に備えている。
ペリクル枠体2は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金(5000系、6000系、7000系等)、鉄及び鉄系合金、セラミックス(SiC、AlN、Al等)、セラミックスと金属との複合材料(Al−SiC、Al−AlN、Al−Al等)、炭素鋼、工具鋼、ステンレスシリーズ等からなり、略矩形状を呈している。このペリクル枠体2は、一対の長辺2a,2bと、この長辺2a,2bよりも短い一対の短辺2c,2dとから構成されており、矩形状の開口部4を有している。この開口部4の開口面積は、好ましくは18000cm以上、より好ましくは23000cm以上、35000cm以下である。
一対の長辺2a,2bは、幅が例えば16.5mmの柱部材からなり、その長さは、例えば1750mmである。一対の短辺2c,2dは、幅が例えば18.5mmの柱部材からなり、その長さは、例えば1550mmである。つまり、短辺2c,2dの平面視(上面視)における幅は、長辺2a,2bの幅よりも広くなっている。ペリクル枠体2の角部5の曲率は、R=20mmとなっている。また、ペリクル枠体2の側面6には、溝部7が長手方向(辺方向)に沿って設けられている。この溝部7の詳細については後述する。
ペリクル膜3は、例えばニトロセルロースやセルロース誘導体、フッ素系ポリマー、またはシクロオレフィン系ポリマー等の透明な高分子膜からなり、その厚さは、例えば10μm以下0.1μm以上が好ましく、より好ましくは8μm以下2μm以上、特に好ましくは6μm以下4μm以下である。
このペリクル膜3は、ペリクル枠体2の開口部4を覆うように上縁面2eに展張され、ペリクル枠体2に貼着支持されている。
ペリクル膜3をペリクル枠体2の上縁面2eに接着する接着剤は、例えば、アクリル樹脂接着剤、エポキシ樹脂接着剤、シリコーン樹脂接着剤、または含フッ素シリコーン接着剤等のフッ素系ポリマーを用いることができる。
また、貼着支持する粘着材としては、スチレンエチレンブチレンスチレン、スチレンエチレンプロピレンスチレン、もしくはオレフィン系等のホットメルト粘着材、シリコーン系粘着材、アクリル系粘着材、または発泡体を基材とした粘着テープを用いることができる。粘着材層の厚さはペリクル枠体2の厚さと粘着材厚さの合計が、規定されたペリクル膜3とフォトマスクの距離を越えない範囲で設定するものであり、例えば、8mm以下0.01mm以上が好ましい。また、粘着材層の厚さとペリクル枠体の厚さとの合計は、6mm以上10mm以下が好ましく、より好ましくは、7mm以上8.5mm以下が好ましく、更に好ましくは、7.5mm以上8.3mm以下が好ましい。
また、ペリクル膜3をフォトマスクに貼り付けた際に貼着剤層の内側に空間が存在すると、該空間に異物が滞留する可能性がある。そのため、ペリクル枠体2の下縁面に粘着剤を塗布する際には、大型ペリクル1をフォトマスクに貼り付ける際の加圧で粘着剤層が潰れて広がることを考慮した上で、加圧時に開口部4に粘着剤がはみ出さない程度にペリクル枠体2の開口部4内側寄りに塗布することが好ましい。具体的には、貼着剤層内側の空間が粘着剤層の塗布幅の0.35倍以内となるように塗布することが好ましい。粘着剤層の塗布幅はペリクル枠体2の各辺2a〜2dの幅に対し0.3〜0.7倍であることが好ましく、より好ましくは0.3〜0.6倍であり、ペリクル枠体2各辺2a〜2dに沿って塗布することが好ましい。
粘着材を保護する保護フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、またはポリエチレン樹脂からなるフィルムを用いることができる。また、粘着材の粘着力に応じて、離型剤、例えばシリコーン系離型剤、またはフッ素系離型剤を、保護フィルムの表面に塗布しても良い。保護フィルムの厚さは、例えば、1mm以下0.01mm以上が好ましい。
続いて、ペリクル枠体2へのペリクル膜3の展張について、図3を参照しながら説明する。
図3(a)に示すように、ペリクル枠体2は、ペリクル膜3が展張される前の状態において、各辺2a〜2dが所定の曲率を有して外側に湾曲して突出している。具体的には、ペリクル膜の貼着前に外側に湾曲した形状(特開2001−42507号公報参照)や、枠体の中央部が外側凸の円弧形状部、その両側に外側凹の円弧形状部、さらにその外側に直線形状部を有する枠体(特開2006−56544号公報参照)等が挙げられる。このペリクル枠体2の上縁面2eに接着剤を塗布し、ペリクル膜3の周辺部が所定の引張応力を伴うように展張して貼着する。これにより、ペリクル膜3の張力がペリクル枠体2の内側に向かって作用する。このペリクル膜3の張力により、図3(b)に示すように、ペリクル枠体2の各辺2a〜2dは、ペリクル枠体2の内側に湾曲して突出する。より具体的には、図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、例えば短辺2cにおいては、ペリクル膜3が展張されると、仮想の基準線Sよりも内側に所定の曲率を有して湾曲する。基準線Sは、ペリクル枠体2の角部5の頂部同士をつないだ直線である。各辺2a〜2dが湾曲した湾曲部の撓み量Dは、基準線Sと各辺2a〜2dの湾曲部の中央部分との間の距離であり、所定の範囲内となるように設定されている。この所定の範囲は、各辺2a〜2dにおける基準線Sと湾曲部との間の公差(撓み量)として規定されている。なお、基準線Sは、撓み量Dが0mmの状態を示す。
一対の長辺2a,2bは、一対の短辺2c,2dよりも幅が狭く且つ長さが長いため、ペリクル膜3の張力によりペリクル枠体2の内側に撓みやすい。そのため、長辺2a,2bの公差は、例えば4mm〜0mmとなっている。一方、短辺2c,2dは、一対の長辺2a,2bよりも幅が広く且つ長さが短いため、長辺2a,2bに比べて撓み難い。そのため、短辺2c,2dの公差は、例えば2mm〜0mmとなっている。なお、この公差は、各辺2a〜2dが基準線Sよりもペリクル枠体2における外側に変位した場合には「マイナス(−)」、各辺2a〜2dが基準線Sよりもペリクル枠体2における内側に変位した場合には「プラス(+)」として示している。
そして、短辺2c,2dの撓み量Dと短辺2c,2dの長さとの比(撓み量D/長さ)は、0%よりも大きく0.3%未満となるように設定されている。具体的には、例えばペリクル枠体2の短辺2c,2dにおいては、撓み量Dが2mmの場合、撓み量Dと長さ(1550mm)との比が0.13%となっている。
また、短辺2c,2dの撓み量Dと短辺2c,2dの幅との比(撓み量D/幅)は、0%よりも大きく30%未満となるように設定されている。具体的には、例えばペリクル枠体2の短辺2c,2dにおいては、撓み量Dが2mmの場合、撓み量Dと幅(18.5mm)との比が10.8%となっている。
撓み量D/長さの値が0%より大きければ、治具をペリクルに装着させる際のこすれを抑制することができる。これは、治具は、ペリクル枠体が直線であるという仮定のもと作製され、直線方向に挿入されることが想定されているからである。撓み量D/長さの比が0%より大きいと治具との間に隙間ができてこすれにくくなる。一方、一辺の長さが1400mm以上の辺2a〜2dの場合、撓み量D/長さの値が0.3%以上になると、中央部分のハンドリング治具との接触面積が角部の接触面積よりも相対的に小さくなる傾向となる。つまり、後述するハンドリング治具10を用いてのペリクル操作時に、中央部分がハンドリング治具10から外れ、ペリクルが落下する可能性が大きくなる傾向となる。そのため、長さ1400mm以上の辺2a〜2dにおいては、撓み量D/長さの値を0%より大きく0.3%未満とする必要がある。一辺の長さが1400mm〜2400mm、より好ましくは1650mm〜2300mm、更に好ましくは1800mm〜2200mm、特に好ましくは1800mm〜2000mmであると、本願発明の効果が顕著となる。
ペリクル枠体2の各辺2a〜2dの幅は、露光面積を確保する観点からは細ければ細いほど好ましいが、細すぎるとペリクル膜3の展張時にペリクル膜3の張力でペリクル枠体2が撓んでしまうという問題が生じるおそれがある。各辺2a〜2dの長さが1400mm以上のフレームの場合、両者のバランスから、各辺2a〜2dの幅は好ましくは13mm〜30mm、より好ましくは15mm〜27mm、特に好ましくは19.5mm〜25mmとすることが好ましい。
また、ペリクル枠体2の厚みに関しても薄ければ薄いほど軽くて扱いやすい大型ペリクル1となるが、薄すぎるとペリクル膜3の展張時にペリクル膜3の張力でペリクル枠体2が撓んでしまうという問題が生じるおそれがある。各辺2a〜2dの長さが1400mm以上のペリクル枠体2の場合、両者のバランスから、ペリクル枠体2の厚みは好ましくは4.5mm〜12mm、より好ましくは6.0mm〜10mm、特に好ましくは7.2mm〜9mmとすることが好ましい。
上述の構成を有する大型ペリクル1は、フォトマスク等に装着する前に不具合がないか検査が行われる。この検査の際、図5に示すように、ペリクル膜3に異物が付着することを防止するため、大型ペリクル1を保持するハンドリング治具10を用いる。図5に示されるように、ハンドリング治具10は、作業者に把持される把手部11と、把手部11に連結され、大型ペリクル1を保持する保持部12とから構成されている。保持部12は、大型ペリクル1に対応する寸法を有している。このようなハンドリング治具10は、軽量で且つ剛性の高い材料から形成されており、特に保持部12は、摩擦係数の高い材料であることが好ましい。
ハンドリング治具10の保持部12は、大型ペリクル1が収納トレイ(図示しない)に載置された状態において、ペリクル枠体2の短辺2c,2dに形成された溝部7に挿入されることにより大型ペリクル1を保持する。つまり、ハンドリング治具10は、大型ペリクル1のペリクル枠体2における短辺2c,2dを保持する。そこで、短辺2c,2dの溝部7について説明する。
図1に示すように、溝部7は、短辺2c,2dの側面6おいて長手方向に沿って設けられている。より具体的には、図6(a)に示すように、溝部7は、断面が略矩形状を呈しており、その深さHは、ペリクル枠体2の短辺2c,2dの幅に対して0.05倍以上0.7倍以下となっており、0.05倍以上0.5倍以下が好ましく、0.1倍以上0.4倍以下がより好ましい。また、図6(b)に示すように、溝部7の幅Hは、ハンドリング治具10の保持部12の厚さと同等となっており、例えば枠体の幅に対して0.2倍である。また、溝部7の高さはペリクル枠体の厚みの0.1倍以上0.5倍以下が好ましく、より好ましくは0.2倍以上0.4倍以下である。
また、保持部12の差込長さはペリクル枠体2の短辺2c,2dの幅に対して0.05倍以上0.7倍以下となっており、0.05倍以上0.5倍以下が好ましく、0.1倍以上0.4倍以下がより好ましい。
保持部12の先端が溝部7に突き当たることを防ぐためにも、保持部12の差込長さは溝部7の幅Hの0.05倍以上0.7倍以下となっており、0.05倍以上0.5倍以下が好ましく、0.1倍以上0.4倍以下がより好ましい。
また、撓み量Dと短辺2c,2dの長さとの比を上記範囲に設定することにより、ハンドリング治具10の保持部12に短辺2c,2dが保持された際、保持部12と短辺2c,2dとの接触(引っ掛かり)を確保できるため、ハンドリング治具10からペリクル枠体2が外れることを防止できる。以上のように、1400mm以上の長さの辺2a〜2dを有する大型ペリクル1であっても、治具を装着時こすれによる異物発生を低減すると共に、ハンドリング等の操作性の向上を図ることができる。なお、上記撓み量Dは、公差の範囲内となっており、前述の治具とのこすれによる異物抑制とハンドリング治具10によるペリクル枠体2の把持の観点から、撓み量D/長さの値は0.03%以上0.2%以下が好ましい。
また、短辺2c,2dの側面6には、長手方向に沿った溝部7が設けられており、溝部7の深さは、ペリクル枠体2の短辺2c,2dの幅に対して0.05倍以上0.7倍以下となっている。溝部7には、異物が侵入することがある。この場合、溝部7の深さが深すぎると、異物を発見することが困難となる。一方、溝部7の深さが浅すぎると、大型ペリクル1がねじれた際等に、ハンドリング治具10からペリクル枠体2が容易に外れてしまう。そこで、溝部7の深さをペリクル枠体2の短辺2c,2dの幅に対して0.05倍以上0.7倍以下とすることにより、異物の侵入の発見を容易にすると共に、ハンドリング治具10から大型ペリクル1が落下することを防止できる。同様に、溝部7の高さが高すぎると異物が進入しやすくなり、低すぎるとハンドリング治具10からペリクル枠体2が容易に外れてしまう。そこで、溝部7の高さはペリクル枠体の厚みの0.1倍以上0.5倍以下とするのが好ましく、より好ましくは0.2倍以上0.4倍以下である。
取り扱いの観点から、ハンドリング治具10は、作業者に把持される把手部11と、把手部11に連結され、大型ペリクル1を保持する保持部12とから構成することが好ましく、保持部12をコ字状に構成することが好ましい。具体的には保持部12は、ペリクル枠体2の対向する一対の辺(ここでは仮に短辺2c,2dとする。)に形成された溝部7に挿入されて係合する一対の係合部と、把手部11が連結されると共に係合部に支持されていない他の一辺(ここでは仮に長辺とする。)を支持する支持部とから構成することが好ましい。係合部は、溝部7の幅と同等の厚みを有する長尺状の部材であり、係合部の長さは係合部が支持する辺の長さの0.1倍以上1.0倍以下とすることが好ましい。係合部の長さが短すぎると十分な支持ができなくなるおそれがあり、長すぎると取り扱いが不便になるおそれがあるため、係合部の長さは支持する辺の長さの0.15倍以上0.6倍以下とすることが好ましく、より好ましくは0.15倍以上0.45倍以下である。係合部の幅や材質は辺が支持できる程度の強度となるものであれば特に限定は無い。
コ字状型のハンドリング治具10をペリクルに装着させる場合、取り扱い易さの観点から、ペリクル枠体2の短辺2c,2dと係合部が平行(長辺と支持部が平行)となるようにハンドリング治具10をペリクルに装着させることが好ましく、短辺2c,2d側を治具で保持させることが好ましい。この際、短辺2c,2dの幅を長辺2a,2bの幅よりも幅広にすると、短辺2c,2dの剛性を高めることができ、コ字状型のハンドリング治具10でハンドリングする際にペリクル枠体2の撓みを少なくすることができるため好ましい。
また、撓み量Dと辺2a〜2dの幅との比が0%よりも大きく30%未満であると、貼付装置によるペリクル貼り付けの際の加圧ムラが低減され、貼り付け不良の発生を抑制し、加圧時に膜面に接触することも抑制できるため好ましい。また、前述の膜面接触の観点から、撓み量Dと幅との比は3%よりも大きく25%未満であることが好ましい。
(取り出し試験)
以下、大型ペリクルのハンドリング治具による大型ペリクルの取り出し試験について説明する。取り出し試験は、クリーンルームにおいて、ハンドリング治具を用いて大型ペリクルをペリクルケースのトレイから取り出す試験であり、比較例の大型ペリクルと本実施形態の大型ペリクルとについて実施した。
(貼付試験)
また、貼付装置による大型ペリクルの貼付試験について説明する。貼付試験は、クリーンルームにおいて、フォトマスクの替わりに青板ガラスに貼り付けた。ペリクルのフォトマスクへの貼り付けは貼付装置を用いて各辺の角部の頂部同士をつないだ直線に沿ってペリクル枠体の幅分だけ加圧した。
最初に、実施例の大型ペリクルについて説明する。本実施形態に係る大型ペリクルの材質はアルミニウム合金、厚みは6.5mmであり、長辺は、幅が16.5mm、長さが1750mmである。また、短辺は、幅が18.5mm、長さが1550mmで、短辺側全長に渡って溝が設けられており、溝の深さは5mm、溝の高さは2mmであった。
これらの各辺から構成されるペリクル枠体において、短辺の撓み量Dは4mm、長辺の撓み量Dは4.6mmとなっている。したがって、本実施形態の大型ペリクルにおいては、短辺の撓み量Dと短辺の長さとの比、長辺の撓み量Dと長辺の長さとの比は共に0.26%となっている。また、短辺の撓み量Dと短辺の幅との比は21.6%、長辺の撓み量Dと長辺の幅との比は27.9%、となっている。粘着剤はスチレンエチレンブチレンスチレン系のホットメルト粘着剤を使用し、厚み1.8mm、塗布幅6mmで且つ開口部から2mmの間隔を有するようにペリクル枠体の各辺に沿って塗布した。
この本実施形態の大型ペリクルをペリクル枠体が地面と平行になるように設置し、水平方向にハンドリング治具を装着させた。ハンドリング治具は、作業者に把持される把手部と、把手部に連結され、大型ペリクルを保持する保持部とから構成されており、保持部はコ字状を成している。この保持部は、ペリクル枠体の短辺に形成された溝部に挿入されて係合する一対の係合部と、把手部が連結されると共に長辺を支持する支持部とから構成されている。係合部は、短辺に形成された溝部の幅と同等の厚みを有する長尺状の部材であり、部材係合部の長さを700mm、係合部の幅を33mmとした。そして、一対の係合部間の間隔は1742mmとなっている。また、支持部は、ペリクル枠体の長辺と同等の厚みを有する長尺状の部材であり、支持部の長さは1752mmとなっている。装着時にこすれの有無を集光灯を当てて目視検査を行ったところ、こすれは確認されなかった。
次に、ペリクルケースのトレイからハンドリング治具を用いて取り出す作業を10回行った。その結果、本実施形態の大型ペリクルにおいては、取り出しの際にハンドリング治具から外れないといった結果が得られた。また、貼付試験を行った結果、貼着剤層全面を押圧でき、均一に貼着剤層を押圧できた。更に、そのままペリクルを貼り付けた後1ヶ月放置したが、貼り付け不良等の発生もなかった。
次に、比較例の大型ペリクルについて説明する。比較例の大型ペリクルの材質はアルミニウム合金、厚みは6.5mmであり、長辺は、幅が12mm、長さが1750mmである。また、短辺は、幅が12mm、長さが1550mmである。これらの各辺から構成されるペリクル枠体において、短辺の撓み量Dは5.2mm、長辺の撓み量Dは5.3mmとなっている。したがって、比較例の大型ペリクルにおいては、短辺の撓み量Dと短辺の長さとの比は0.34%、長辺の撓み量Dと長辺の長さとの比は0.30%となっている。また、短辺の撓み量Dと短辺の幅との比は43.3%、長辺の撓み量Dと長辺の幅との比は44.2%、となっている。粘着剤はスチレンエチレンブチレンスチレン系のホットメルト粘着剤を使用し、厚み1.8mm、塗布幅6mmで且つ開口部から2mmの間隔を有するようにペリクル枠体の各辺に沿って塗布した。
この比較例の大型ペリクルをペリクル枠体が地面と水平方向となるよう設置した後、水平方向からハンドリング治具(実施例で使用したものと同じ)を装着させた。装着時のこすれの有無を集光灯を当てて目視検査で確認したところ、こすれは確認されなかった。
次に、ペリクルケースのトレイからハンドリング治具を用いて取り出す作業を10回行った。上記ハンドリング治具を用いて取り出し試験を行った結果、10回のうち2回はハンドリング治具から大型ペリクルが外れるといった結果が得られた。また、貼付試験を行った結果、貼着剤層全面を押圧できない部分があり、均一な貼付状態ではなかった。更に、そのままペリクルを貼り付けた後1ヶ月放置した結果、貼り付け不良が発生した。
もう一つの比較例の大型ペリクルについて説明する。比較例の大型ペリクルの材質はアルミニウム合金、厚みは6.5mmであり、長辺は、幅が12mm、長さが1750mmである。また、短辺は、幅が12mm、長さが1550mmである。これらの各辺から構成されるペリクル枠体において、短辺の撓み量Dは−1.0mm、長辺の撓み量Dは5.5mmとなっている。したがって、比較例の大型ペリクルにおいては、短辺の撓み量Dと短辺の長さとの比は−0.06%、長辺の撓み量Dと長辺の長さとの比は0.31%となっている。また、短辺の撓み量Dと短辺の幅との比は−8.33%、長辺の撓み量Dと長辺の幅との比は45.8%、となっている。粘着剤はスチレンエチレンブチレンスチレン系のホットメルト粘着剤を使用し、厚み1.8mm、塗布幅6mmで且つ開口部から2mmの間隔を有するようにペリクル枠体の各辺に沿って塗布した。
この比較例の大型ペリクルをペリクル枠体が地面と水平方向となるよう設置した後、水平方向からハンドリング治具(実施例で使用したものと同じ)を装着させた。装着時のこすれの有無を集光灯を当てて目視検査で確認したところ、こすれが確認され、こすれによる異物も確認された。
次に、ペリクルケースのトレイからハンドリング治具を用いて取り出す作業を10回行った。上記ハンドリング治具を用いて取り出し試験を行った結果、ハンドリング治具から大型ペリクルが外れることはなかったが、ペリクル枠体が強く押圧され、膜しわが発生するといった結果になった。また、貼付試験を行った結果、長辺側では貼着剤層全面を押圧できない部分があり、短辺側では膜面を押圧した部分が発生した。ペリクルとしては使用できない状況であった。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、溝部7の形状を断面矩形状としているが、溝部7の形状はこれに限定されない。溝部7は、例えば、断面円形状、断面L字状、断面台形状、断面T字状等であってもよく、要は、ハンドリング治具10からペリクル枠体2が外れ難い形状であればよい。なお、溝部7の形状に対応して、ハンドリング治具10の保持部12の形状も変更される。また、溝部7の幅は、狭い方が好適である。
1…大型ペリクル、2…ペリクル枠体、2a,2b…長辺、2c,2d…短辺、3…ペリクル膜、4…開口部、6…側面、7…溝部、D…撓み量。

Claims (3)

  1. 開口部を有するペリクル枠体と、
    前記ペリクル枠体の前記開口部を覆うように展張されたペリクル膜とを備え、
    前記ペリクル枠体の少なくとも一辺が、1400mm以上の長さで且つ当該一辺の内側への撓み量と長さとの比が0%よりも大きく0.3%未満であり、
    前記ペリクル枠体は、対向する一対の長辺と、対向する一対の短辺とから構成されており、
    前記短辺の平面視における幅は、前記長辺の幅よりも広いことを特徴とする大型ペリクル。
  2. 前記一辺の内側への撓み量と辺の幅との比が0%よりも大きく30%未満であることを特徴とする請求項1に記載の大型ペリクル。
  3. 前記一辺の側面には、長手方向に沿った溝部が設けられており、
    前記溝部の深さは、辺の幅に対して0.05倍以上0.7倍以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の大型ペリクル。
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