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JP5582497B2 - 斜面安定工法及び地すべり鋼管抑止杭 - Google Patents

斜面安定工法及び地すべり鋼管抑止杭 Download PDF

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Description

本発明は、斜面安定工法及び地すべり鋼管抑止杭に関するものである。
従来から、計画道路を整備するために、山地の斜面を大規模に掘削、造成するケースが多く見受けられる。この掘削作業は、山地を上部側から下部側へ向けて段階的に掘削する手法が採られ、その過程で、図6に示されるように山地100の切土法面102には、斜面104と小段106とが交互に形成されることとなる。このように人工的に造成された比較的規模の大きい切土法面102には、適宜、崩壊防止対策が施されており、例えば、ケーシングを用いて地盤に削孔した後、ケーシング内にアンカー108を挿入して、前記ケーシングを引抜き、しかる後に孔内に硬化材グラウトを注入してアンカー108を地盤に定着させるグランドアンカー工法が用いられている。
又、鋼管を打設してこれを抑止杭120とする抑止杭工法も、広く採用されている。抑止杭120は、直径400mm〜600mm程度の鋼管の内部にモルタルを充填して構成されるものであり、所定の安全率を確保することができるように、抑止杭120の抑止力(断面性能:鋼管径×肉厚、鋼管長さ、打設間隔等)が設定され、切土法面102のすべり面122よりも深い位置まで到達するように打設される。そして、抑止杭120の打設工法の1つとして、マイクロパイル工法が従来から採用されている。マイクロパイルについては追って詳述するが、直径300mm以下の場所打ち杭や埋込み杭の総称であり、セメント系グラウト材を加圧注入して、付着性能の改善された鋼管と合成させるものである(例えば、特許文献1)。
特許第3769637号公報
しかしながら、地すべり抑止対策の検討段階で推定した地すべり深さや、地盤条件、湧水条件等は、時間の経過とともに大きく変動を生じる場合がある。特に、近年の集中豪雨(時間強度の大きい雨)が多発する状況において、地盤の風化劣化や降雨による地中の間隔水圧の急激な上昇が生じ、想定したよりも大規模な地すべりが発生することも懸念される。例えば、当初想定したすべり面122よりも更に深い位置にすべり面123が生じた場合には、既設の抑止杭120による地すべり抑止対策は万全ではなく、これを強化する手法が必要となる。又、想定よりも広範囲で地すべりが発生した場合には、抑止杭120の抑止力不足から、抑止杭120の頭部(杭頭)が大きく変位して、抑止杭120を打設した小段106よりも下方の斜面104(104L)を崩壊させ、結果として所定の抑止効果を確保できなくなってしまう。又、抑止杭120を打設した小段106よりも下方の地盤が風化劣化した場合にも、抑止杭120の頭部付近の地盤変形が増大し、同様の問題を生じることとなる。
従って、既存の切土法面102に対する地すべり抑止対策を強化することが必要となるが、切土法面102に既設の抑止杭120と同等かそれ以上の抑止杭を施工することが可能な、大型の施工機械を乗り入れることは困難であり、施工時と異なる手法によって既存の斜面の更なる安定化を行う技術が望まれていたところである。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、既存の斜面に対する地すべり抑止対策の強化を行うことにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)切土法面の途中の小段に対して斜面安定工として鉛直に施工されている既設鋼管抑止杭の内部にマイクロパイルを前記既設鋼管抑止杭頭部から突出するようにして打設することにより、既設鋼管抑止杭とマイクロパイルとが一体化した、強化鋼管抑止杭を構成する斜面安定工法。
本項に記載の斜面安定工法は、比較的小型の機械で、狭隘個所や傾斜地にも施工可能なマイクロパイルを、既設鋼管抑止杭の内部に打設することにより、既設鋼管抑止杭とマイクロパイルとが一体化し、強化鋼管抑止杭を構成するものである。又、既設鋼管抑止杭の内部にマイクロパイルを構成する鋼管が配置された多重管構造となり、耐力が大幅に向上することとなる。
(2)上記(1)項において、前記強化鋼管抑止杭に隣接して、前記切土法面の途中の小段に斜杭状のマイクロパイルを打設し、前記強化鋼管抑止杭頭部から突出する前記マイクロパイルの杭頭と、前記斜杭状のマイクロパイルの杭頭とを、基礎梁により剛結し、地すべり力に対するトラス構造を構成する斜面安定工法(請求項)。
本項に記載の斜面安定工法は、切土法面の途中の小段に斜杭状マイクロパイルを打設して、強化鋼管抑止杭頭部から突出する前記マイクロパイルの杭頭と、斜杭状のマイクロパイルの杭頭とを、基礎梁により剛結することで、地すべり力(ほぼ水平な力)に対するトラス構造を構成するものである。この際、斜杭状のマイクロパイルについても、すべり面よりも更に深層に到達するように打設する。かかるトラス構造において、強化鋼管抑止杭には、主として曲げと押し込み力(杭軸抵抗)が作用し、斜杭状のマイクロパイルには、主として曲げと引抜き力(杭抵抗力)が作用し、地すべり力(水平力)に対して、曲げ抵抗、せん断抵抗及び新たに付加された杭軸抵抗を発揮させ、当初(既設鋼管抑止杭)よりも大きな抑止効果を確保するものである。従って、地盤条件の劣化、降雨等の影響により、当初の想定以上の規模の地すべりが発生する懸念が生じるような場合にも、地すべり抑止対策を強化することとなる。
(3)上記(2)項において、前記既設鋼管抑止杭の内部に、前記既設鋼管抑止杭よりも長く深層へと突出するように、前記マイクロパイルを打設する斜面安定工法(請求項2)。
本項に記載の斜面安定工法は、地盤の風化・劣化等により、すべり面が深くなった場合でも、そのすべり面よりも更に深層に到達するように、既設鋼管抑止杭よりも長くマイクロパイルを打設することで、必要な抑止効果を発揮するものとなる。又、既設鋼管抑止杭の支持層(不動層)への根入れ不足(支持力不足)対策としても、既設鋼管抑止杭よりも長く深層へと突出するマイクロパイルが、比較的大きな周面摩擦力を確保することにより、必要な支持力を確保するものとなる。
)上記(2)、(3)項において、前記強化鋼管抑止杭に隣接して、前記小段の直上部分の斜面に対して斜杭状にマイクロパイルを二本以上打設し、前記強化鋼管抑止杭頭部から突出する前記マイクロパイルの杭頭と、前記斜杭状のマイクロパイル頭部とを、基礎梁により剛結する斜面安定工法。
本項に記載の斜面安定工法は、マイクロパイルの上記機能をより大きく発揮させるものである。
)上記(2)から(4)項において、前記斜杭状のマイクロパイルの杭頭を、隣接する強化鋼管抑止杭の杭頭を結ぶ線上に配置する斜面安定工法(請求項3)。
本項に記載の斜面安定工法は、斜杭状のマイクロパイルの杭頭を、隣接する強化鋼管抑止杭の杭頭を結ぶ線上に配置することで、既存の切土法面の施工スペース・傾斜地形等の制約を受けることなく、マイクロパイルを打設するものである。又、地中の既設構造物等との干渉を回避する上でも、強化鋼管抑止杭の杭頭を結ぶ線上に配置することが望ましい。更に、強化鋼管抑止杭と斜杭状のマイクロパイルとの荷重分担の相違に起因して、杭頭部の基礎梁に生ずるねじりモーメントの影響を、上記配置によって軽減すると共に、杭頭部を剛結する基礎梁の構造の単純化、軽量化を図るものでもある。
)上記()項において、前記斜杭状のマイクロパイルと前記強化鋼管抑止杭との設置間隔を、前記斜杭状のマイクロパイルの外径の2.5倍〜8倍確保する斜面安定工法。
本項に記載の斜面安定工法は、斜杭状のマイクロパイルと前記強化鋼管抑止杭との設置間隔を、斜杭状のマイクロパイルの外径の2.5倍〜8倍確保することで、マイクロパイルの上記機能をより大きく発揮させるものである。なお、斜杭状のマイクロパイルと前記強化鋼管抑止杭との設置間隔を、斜杭状のマイクロパイルの外径の2.5倍よりも近接させて施工した場合には、既設鋼管抑止杭と追加施工したマイクロパイルが干渉して、設計外力に対する諸検討の段階で、各々独立した杭としての設計検討が出来なくなるといった不具合が生じる。一方、上記設置間隔を斜杭状のマイクロパイルの外径の8倍よりも大きく施工した場合には、既設鋼管抑止杭と追加施工のマイクロパイルの間隔が2.5m以上となり、土砂の中抜け(杭の間から土砂が押し出され、所定の抑止効果を発揮できなくなる)の恐れがある。
)上記(2)から()前記斜杭状のマイクロパイルの打設に先行して、地盤中に高圧噴射攪拌工法により改良柱を造成し、該改良柱内に前記マイクロパイルを打設する斜面安定工法(請求項4)。
本項に記載の斜面安定工法は、追って詳述するように、小型の機械で対応でき、斜杭状マイクロパイルも施工可能な高圧噴射攪拌工法により、予め大きな改良柱(600mm〜1000mm)を造成した上で、斜杭状マイクロパイルを施工することで、より大きな抑止力を確保するものである。そして、盛土砂面や自然斜面等の土砂地山において、降雨等による劣化が生じ、地盤半力の確保が困難な場合であっても、必要な抑止力を確保するものである。
)切土法面の途中の小段に対して斜面安定工として鉛直に施工されている既設鋼管抑止杭の内部に、前記既設鋼管抑止杭頭部から突出するようにしてマイクロパイルが打設され、既設鋼管抑止杭とマイクロパイルとが一体化されてなる地すべり鋼管抑止杭。
本項に記載の地すべり鋼管抑止杭は、比較的小型の機械で、狭隘個所や傾斜地にも施工可能なマイクロパイルを、既設鋼管抑止杭の内部に打設することにより、既設鋼管抑止杭とマイクロパイルとを一体化したものである。又、既設鋼管抑止杭の内部にマイクロパイルを構成する鋼管が配置された多重管構造となり、耐力が大幅に向上することとなる。
)上記()項において、前記既設鋼管抑止杭頭部から突出する前記マイクロパイルの杭頭と、前記既設鋼管抑止杭に隣接して、前記切土法面の途中の小段に斜杭状に打設されたマイクロパイルの杭頭とが、基礎梁により剛結され、地すべり力に対するトラス構造が構成されてなる地すべり鋼管抑止杭(請求項)。
本項に記載の斜面の地すべり鋼管抑止杭は、切土法面の途中の小段に斜杭状にマイクロパイルを打設して、強化鋼管抑止杭頭部から突出する前記マイクロパイルの杭頭と、斜杭状のマイクロパイルの杭頭とを、基礎梁により剛結することで、地すべり力(ほぼ水平な力)に対するトラス構造を構成するものである。この際、斜杭状のマイクロパイルについても、すべり面よりも更に深層に到達するように打設する。かかるトラス構造において、強化鋼管抑止杭には、主として曲げと押し込み力(杭軸抵抗)が作用し、斜杭状のマイクロパイルには、主として曲げと引抜き力(杭抵抗力)が作用し、地すべり力(水平力)に対して、曲げ抵抗、せん断抵抗及び新たに付加された杭軸抵抗を発揮させ、当初(既設鋼管抑止杭)よりも大きな抑止効果を確保するものである。従って、地盤条件の劣化、降雨等の影響により、当初の想定以上の規模の地すべりが発生する懸念が生じるような場合にも、地すべり抑止対策を強化することとなる。
(10)上記(9)項において、前記既設鋼管抑止杭の内部に、前記既設鋼管抑止杭よりも長く深層へと突出するように、前記マイクロパイルが打設されている地すべり鋼管抑止杭(請求項6)。
本項に記載の斜面の地すべり鋼管抑止杭は、地盤の風化・劣化等により、すべり面が深くなった場合でも、そのすべり面よりも更に深層に到達するように、既設鋼管抑止杭よりも長くマイクロパイルを打設することで、必要な抑止効果を発揮するものとなる。又、既設鋼管抑止杭の支持層(不動層)への根入れ不足(支持力不足)対策としても、既設鋼管抑止杭よりも長く深層へと突出するマイクロパイルが、比較的大きな周面摩擦力を確保することにより、必要な支持力を確保するものとなる。
11)上記(9)、(10)項において、前記斜杭状のマイクロパイルの杭頭が、隣接する既設鋼管抑止杭の杭頭を結ぶ線上に配置されてなる地すべり鋼管抑止杭(請求項7)。
本項に記載の斜面の地すべり鋼管抑止杭は、斜杭状のマイクロパイルの杭頭を、隣接する強化鋼管抑止杭の杭頭を結ぶ線上に配置することで、既存の切土法面の施工スペース・傾斜地形等の制約を受けることなく、マイクロパイルを打設するものである。又、地中の既設構造物等との干渉を回避する上でも、強化鋼管抑止杭の杭頭を結ぶ線上に配置することが望ましい。更に、強化鋼管抑止杭と斜杭状のマイクロパイルとの荷重分担の相違に起因して、杭頭部の基礎梁に生ずるねじりモーメントの影響を、上記配置によって軽減すると共に、杭頭部を剛結する基礎梁の構造の単純化、軽量化を図るものでもある。
12)上記(9)から(11)項において、前記斜杭状のマイクロパイルが、その打設に先行して地盤中に高圧噴射攪拌工法により造成された改良柱内に、打設されてなる地すべり鋼管抑止杭(請求項8)。
本項に記載の斜面の地すべり鋼管抑止杭は、小型の機械で対応でき、斜杭状マイクロパイルも施工可能な高圧噴射攪拌工法により、予め大きな改良柱(600mm〜1000mm)を造成した上で、斜杭状マイクロパイルを施工することで、より大きな抑止力を確保するものである。そして、盛土砂面や自然斜面等の土砂地山において、降雨等による劣化が生じ、地盤半力の確保が困難な場合であっても、必要な抑止力を確保するものである。
本発明はこのように構成したので、既存の斜面に対する地すべり抑止対策の強化を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る、地すべり鋼管抑止杭及びそれを用いた斜面安定工法の第1工程に関する説明図である。 図1に続く第2工程に関する説明図である。 本発明の実施の形態に係る、マイクロパイル打設における削孔工程とグラウト注入工程とを示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る、斜杭状のマイクロパイルの打設工程を順を追って示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る、改良柱造成工程とマイクロパイル打設工程とを順を追って示す断面図である。 従来の崩壊防止対策工が施された、山地の切土法面の断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本発明の実施の形態に係る、斜面安定工法は次の通りである。まず、第1工程として、図1に示されるように、切土法面102の途中の小段106に対して斜面安定工として鉛直に施工されている既設鋼管抑止杭120の内部にマイクロパイル11を既設鋼管抑止杭120の頭部から突出するようにして打設することにより、既設鋼管抑止杭120とマイクロパイル11とが一体化した、強化鋼管抑止杭200を構成する。又、強化鋼管抑止杭200の挿通孔210a及び後述する斜杭状のマイクロパイルの挿通孔210bが形成されたプレキャスト杭頭結合部材を製作する。そして、このプレキャスト杭頭結合部材の挿通孔210aを強化鋼管抑止杭200の杭頭に一致させ、基礎梁210として設置する。そして、強化鋼管抑止杭200の頭部から突出するマイクロパイル11の杭頭と、基礎梁210とを剛結する。強化鋼管抑止杭200の頭部から突出するマイクロパイル11の杭頭と、基礎梁210との剛結は、貫通孔210aにコンクリートを打設することにより行うことができる。
続いて、第2工程として、図2に示されるように、挿通孔210bの傾斜角度θに合わせて、斜杭状にマイクロパイル12を打設し、強化鋼管抑止杭200の頭部から突出するマイクロパイル11の杭頭と、斜杭状のマイクロパイル12の杭頭とを、基礎梁200により剛結する。マイクロパイル12の杭頭と、基礎梁210との固定は、挿通孔210bにコンクリートを打設することにより行うことができる。なお、挿通孔210b及び斜杭状のマイクロパイル12の傾斜角度θは、小段106の直上部分の斜面104Hの傾斜角度を考慮して、15°〜45°程度の間に設定される。
なお、図示の例では、既設鋼管抑止杭120は直径500mmであり、この内部に打設されるマイクロパイル11、及び、斜杭状のマイクロパイル12は、直径216.3mm及び直径165.2mmの二重鋼管マイクロパイルが用いられる。又、強化鋼管抑止杭200(既設鋼管抑止杭120)の杭頭は一列に設置され、隣接する強化鋼管抑止杭200の設置間隔Aは3000mmである。又、隣接する強化鋼管抑止杭200の杭頭を結ぶ線上に、強化鋼管抑止杭200の両側に斜杭状のマイクロパイル12が配置され、強化鋼管抑止杭200と斜杭状のマイクロパイル12との設置間隔及び隣接する斜杭状のマイクロパイルの設置間隔Bは、1000mmとなっている。
ここで、図3、図4を参照しながら、マイクロパイル11、12を打設するための施工手順を具体的に説明する。先ず、図3(a)及び図4(a)に示すように、管壁に複数の逆止弁20を有する鋼管21を用意し、この鋼管21内に、偏心拡径ビット22とダウンザホールハンマー23とを連設してなる削孔ツール24を先端に有する削孔ロッド25を挿入する。そして、これら鋼管21と削孔ロッド25とを、図示を略す施工機械(削孔機械)に一体的に支持させ、鋼管21をケーシングとして用いて削孔ロッド25を回転させながら、小段106に対して傾斜角度θとなるように、又は小段106の既設鋼管抑止杭120の中心部をそれと平行に削孔を行い、鋼管(ケーシング)21を、地盤又は既設鋼管抑止杭120の鋼管120aの内部に充填されたモルタル120bに貫入させる。ダウンザホールハンマー23は空気圧によりハンマー部を作動させて偏心拡径ビット22に衝撃荷重を加える機能を有するもので、このダウンザホールハンマー23と偏心拡径ビット22との併用により地盤又は既設鋼管抑止杭120の鋼管120aの内部に充填されたモルタル120bには、鋼管21よりも大径の孔26が高能率に削孔されるようになる。この時、削孔により生じた掘削ずりは、偏心拡径ビット22に貫設された流通孔(図示略)からケーシング21と削孔ロッド25との間の環状通路27を経て外部へ排出される。なお、鋼管21としては、一例として外径200〜300mm程度のものが用いられる。上記削孔は、鋼管21を継足しながら予定深度まで行い、削孔終了後、上記削孔ロッド25を削孔ツール24と一緒に鋼管21から引抜き、鋼管21のみを孔26内に残す。
次に、図3(b)及び図4(b)に示すように、鋼管21内に注入機30を挿入する。この注入機30は、シングルパッカーと呼称されるもので、空気圧により膨出する1つの膨出体31と吐出ノズル32とを備えており、膨出体31には地上の圧縮空気源から延ばしたエアホース33が、吐出ノズル32には地上のグラウト供給源から延ばしたグラウト管34がそれぞれ接続されている。注入機30は、最初、鋼管21の最深位置まで挿入し、その位置でエアホース33を通じて膨出体31に圧縮空気を送ってこれを膨出させ、鋼管21に対してその位置を固定する。続いて、グラウト管34を通じて吐出ノズル32にグラウトセメントミルク、セメントモルタル等の硬化材グラウトを圧送する。すると、この硬化材グラウトは、吐出ノズル32から吐出して鋼管21の先端開口から前方の地盤内に加圧注入され、その一部は鋼管21の先端部の外側にも回り、さらに鋼管21内の、膨出体31より前方域にフィルアップする。そして、鋼管21内へのフィルアップにより内圧が高まると、逆止弁20が開いて硬化材グラウトが鋼管21の周辺へ放射状に噴出し、鋼管21の周りの地盤内に加圧注入される。吐出ノズル32からの硬化材グラウトの吐出圧力は、一例として、1〜2MPa(10〜20kgf/cm2)程度とかなりの高圧に設定されており、これにより、硬化材グラウトは地盤中に浸透し、特に、地盤が玉石混じり礫や崖錘性堆積層あるいは崩壊し易い岩盤などからなっている場合は、これらの中に十分に浸透する。又、既設鋼管抑止杭120の鋼管120aの内部に充填されたモルタル120bにも十分に密着する。
このようにして、鋼管21の前方領域及び周辺領域には、土砂を含む厚肉のグラウト層35が形成され、このグラウト層35は、注入機30を、逆止弁20の配列ピッチに相当するピッチで引上げながら、前記硬化材グラウトの吐出を繰返すことで、図4(c)に示すように次第に上方へ拡大する。そして、このグラウト層35が小段106又は斜面104の近傍まで拡大したら、注入機30からの硬化材グラウトの吐出を停止し、これと同時に膨出体31に接続するエアホース33を大気側に切換えて、膨出体31を縮径させ、鋼管21から注入機30を引抜く。グラウト層35は、所定時間経過することで硬化して、図4(d)に示すように定着層36に変質し、鋼管21と定着層36とが一体となったマイクロパイル11、12(図2)が打設される。なお、注入機30としては、上記したシングルパッカーに代えて、一対の膨出体を備えたダブルパッカーを用いてもよいことはもちろんである。ただし、この場合は、鋼管21の内部が空洞となるので、鋼管21内に鉄筋、H形鋼、小口径鋼管等の補強用心材を装入するのが望ましい。又、鋼管21の貫入深さを既設鋼管抑止杭120の長さよりも深くすることで、既設鋼管抑止杭120よりも長くマイクロパイル11を打設することも可能である。
又、図5はマイクロパイル11、12の打設に先行して、地盤中に高圧噴射攪拌工法により改良柱40を造成し、この改良柱40内に斜杭状のマイクロパイル12を打設する応用例について示している。
高圧噴射攪拌工法により改良柱40を造成するには、予め図4(a)に示したように、鋼管(ここでは逆止弁20付きでなくてもよい)21及び削孔ロッド25を用いて削孔を行った後、この削孔により形成された孔26内に、図5(a)に示すように、先端に噴射ノズル41を有する注入ロッド(単管又は二重管)42を挿入する。そして、この注入ロッド42を回転及び斜めに下降させ、その先端の噴射ノズル41が所定深さに達したら、注入ロッド42内に超高圧(30〜40MPa 程度)の水を供給し(圧縮空気を併用する場合もある)、その噴射ノズル41から水平方向へ超高圧水を噴射させる。この超高圧水の噴射により地盤が広範囲に切削攪拌(プレカッティング)され、地盤内には大径の切削攪拌層43が形成され、この切削攪拌層43は、注入ロッド42の回転及び下降に応じて下方へ拡大する。なお、この時発生する余剰スライムは注入ロッド42の周りの空隙を通して地上へ排出される。
そして、斜杭状のマイクロパイル12の打設深度よりもわずか深い位置までのプレカッティングを終えたら、超高圧水をグラウト(セメントミルク:水セメント比W/C =60〜70程度)に切替え、噴射ノズル41から超高圧(40MPa 程度)のグラウトを水平方向へ噴射させながら(圧縮空気を併用する場合もある)、図5(b)に示すように注入ロッド42を回転及び上昇させる。このグラウトの高圧噴射により、切削攪拌層43内の土砂はグラウトと攪拌混合されてグラウト混合層44に変質し、このグラウト混合層44は注入ロッド42の回転及び上昇に応じて上方へ拡大する。この時、余剰スライムは地上へ誘導排出されるが、この段階では水の噴射が停止されているので、その誘導排出の程度はわずかであり、グラウトの無駄な消費が抑えられる。このようにしてグラウト混合層44の形成が計画改良域の上限に達したら、注入ロッド42に対するグラウトの供給を停止し、注入ロッド42を地盤から引抜き、そのまま養生させる。この養生によりグラウト混合層44が硬化し、地盤内には、図5(c)に示すように前記した大径の改良柱40が造成される。
次に、図5(c)に示すように、上記のように造成された改良柱40に、例えばアースオーガー45を用いて前記斜穴46を掘削する。この斜穴46の掘削は、改良柱40の底面近傍まで行い、掘削終了後、アースオーガー45を改良柱40から引抜く。その後、図5(d)に示すように、この斜穴46内に、上記した逆止弁20を備えた鋼管21を挿入し、さらにこの鋼管21内に注入機30(図3、図4)を挿入して、図4(c)に示したように逆止弁20を通して鋼管21の周りに硬化材グラウトを加圧注入し、これにより鋼管21と定着層36とが一体となった斜杭状のマイクロパイル12が打設される。なお、上記鋼管21としては、図5(d)に示したように軸方向に多数の節47を有する節付き鋼管を用いるようにしてもよく、これによりマイクロパイル11、12の支持力はより一層向上する。
上記構成をなす、本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。
すなわち、本発明の実施の形態に係る斜面安定工法は、比較的小型の機械で、狭隘個所や傾斜地にも施工可能なマイクロパイル11を、既設鋼管抑止杭120の内部に、既設鋼管抑止杭120の頭部から突出するようにして打設することにより、既設鋼管抑止杭120とマイクロパイル11とが一体化し、強化鋼管抑止杭200を構成することが可能となる。この、強化鋼管抑止杭200は、地盤の風化・劣化等により、すべり面が深くなった場合でも、そのすべり面よりも更に深層に到達するように、既設鋼管抑止杭120よりも長くマイクロパイル11を打設することで、必要な抑止効果を発揮するものとなる。又、既設鋼管抑止杭120の鋼管120aの内部にマイクロパイル11を構成する鋼管21が配置された多重管構造となり、耐力が大幅に向上することとなる。又、既設鋼管抑止杭120の支持層(不動層)への根入れ不足(支持力不足)対策としても、既設鋼管抑止杭120よりも長く深層へと突出するマイクロパイル11が、比較的大きな周面摩擦力を確保することにより、必要な支持力を確保するものとなる。
又、本発明の実施の形態に係る斜面安定工法は、斜杭状にマイクロパイル12を打設して、強化鋼管抑止杭200の頭部から突出するマイクロパイル11の杭頭と、斜杭状のマイクロパイル12の杭頭とを、基礎梁210により剛結することで、地すべり力(ほぼ水平な力)に対するトラス構造を構成するものである。この際、斜杭状のマイクロパイル12についても、すべり面よりも更に深層に到達するように打設する。かかるトラス構造において、強化鋼管抑止杭200には、主として曲げと押し込み力(杭軸抵抗)が作用し、斜杭状のマイクロパイル12には、主として曲げと引抜き力(杭抵抗力)が作用し、地すべり力(水平力)に対して、曲げ抵抗、せん断抵抗及び新たに付加された杭軸抵抗を発揮させ、当初(既設鋼管抑止杭)よりも大きな抑止効果を確保するものである。従って、地盤条件の劣化、降雨等の影響により、当初の想定以上の規模の地すべりが発生する懸念が生じるような場合にも、地すべり抑止対策を強化することが可能となる。
しかも、図2に示されるように、小段106の直上部分の斜面104Hに対して、強化鋼管抑止杭200一本あたり斜杭状のマイクロパイル12を二本打設し、強化鋼管抑止杭200の頭部から突出するマイクロパイル11の杭頭と、斜杭状のマイクロパイル12の杭頭とを、基礎梁210により剛結することで、斜杭状のマイクロパイル12の上記機能をより大きく発揮させるものである。
又、斜杭状のマイクロパイル12の杭頭を、隣接する強化鋼管抑止杭200の杭頭を結ぶ線上に配置することで、既存の切土法面102の施工スペース・傾斜地形等の制約を受けることなく、マイクロパイル12を打設することができる。又、地中の既設構造物等との干渉を回避する上でも、強化鋼管抑止杭200の杭頭を結ぶ線上に斜杭状のマイクロパイル12の杭頭を配置することが望ましい。更に、強化鋼管抑止杭200と斜杭状のマイクロパイル12との荷重分担の相違に起因して、杭頭部の基礎梁に生ずるねじりモーメントの影響を、上記配置によって軽減すると共に、杭頭部を剛結する基礎梁210の構造の単純化、軽量化を図ることにもなる。
なお、斜杭状のマイクロパイル12と強化鋼管抑止杭200との設置間隔を、斜杭状のマイクロパイル22の外径の2.5倍〜8倍だけ確保することで、マイクロパイル12の上記機能をより大きく発揮させることができる。
更に、本発明の実施の形態では、必要に応じて高圧噴射攪拌工法により予め大きな改良柱40を造成した上で、斜杭状マイクロパイル12を施工することで、より大きな抑止力を確保するものである。そして、盛土砂面や自然斜面等の土砂地山において、降雨等による劣化が生じ、地盤半力の確保が困難な場合であっても、必要な抑止力を確保することが可能となる。
11:マイクロパイル、12:斜杭状のマイクロパイル、21:鋼管、40:改良柱、100:山地、102:切土法面、104:斜面、106:小段、120:既設鋼管抑止杭、120a:鋼管、120b:モルタル、 122、123:すべり面、200:強化鋼管抑止杭、210:基礎梁

Claims (8)

  1. 切土法面の途中の小段に対して斜面安定工として鉛直に施工されている既設鋼管抑止杭の内部にマイクロパイルを前記既設鋼管抑止杭頭部から突出するようにして打設することにより、既設鋼管抑止杭とマイクロパイルとが一体化した、強化鋼管抑止杭を構成し、
    前記強化鋼管抑止杭に隣接して、前記切土法面の途中の小段に斜杭状のマイクロパイルを打設し、前記強化鋼管抑止杭頭部から突出する前記マイクロパイルの杭頭と、前記斜杭状のマイクロパイルの杭頭とを、基礎梁により剛結し、地すべり力に対するトラス構造を構成することを特徴とする斜面安定工法。
  2. 前記既設鋼管抑止杭の内部に、前記既設鋼管抑止杭よりも長く深層へと突出するように、前記マイクロパイルを打設することを特徴とする請求項1記載の斜面安定工法。
  3. 前記斜杭状のマイクロパイルの杭頭を、隣接する強化鋼管抑止杭の杭頭を結ぶ線上に配置することを特徴とする請求項1又は2記載の斜面安定工法。
  4. 前記斜杭状のマイクロパイルの打設に先行して、地盤中に高圧噴射攪拌工法により改良柱を造成し、該改良柱内に前記マイクロパイルを打設することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の斜面安定工法。
  5. 切土法面の途中の小段に対して斜面安定工として鉛直に施工されている既設鋼管抑止杭の内部に、前記既設鋼管抑止杭頭部から突出するようにしてマイクロパイルが打設され、既設鋼管抑止杭とマイクロパイルとが一体化され、
    前記既設鋼管抑止杭頭部から突出する前記マイクロパイルの杭頭と、前記既設鋼管抑止杭に隣接して、前記切土法面の途中の小段に斜杭状に打設されたマイクロパイルの杭頭とが、基礎梁により剛結され、地すべり力に対するトラス構造が構成されてなることを特徴とする地すべり鋼管抑止杭。
  6. 前記既設鋼管抑止杭の内部に、前記既設鋼管抑止杭よりも長く深層へと突出するように、前記マイクロパイルが打設されていることを特徴とする請求項5記載の地すべり鋼管抑止杭。
  7. 前記斜杭状のマイクロパイルの杭頭が、隣接する既設鋼管抑止杭の杭頭を結ぶ線上に配置されてなることを特徴とする請求5又は6記載の地すべり鋼管抑止杭。
  8. 前記斜杭状のマイクロパイルが、その打設に先行して地盤中に高圧噴射攪拌工法により造成された改良柱内に、打設されてなることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の地すべり鋼管抑止杭。
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