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JP5582453B2 - 画像管理装置、画像管理方法およびプログラム - Google Patents

画像管理装置、画像管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像管理装置、画像管理方法およびプログラムに関し、詳細には、デジタルカメラ等で撮影された画像をユーザ間で共有することができる画像管理装置、画像管理方法およびプログラムに関する。
被写体画像(以下、写真ともいう)を電子データ(画像ファイル)として記録保存できるデジタルカメラ等の撮像装置は、大量の写真を撮影できる、撮影済みの写真をその場で再生して確認できるなどの利点を有するほか、とりわけ、電子データであるが故のメリット、たとえば、画像ファイルをメールに添付して所望の相手に送信できるという利点を有している。
しかし、このようなメール送信は、送信者の意図的行為(“この写真をAさんに見せたい”などという意図)に基づくものであるので、相手(この場合“Aさん”)にしてみれば、いつその写真が届くのか不明である。
そこで、画像共有サービス、つまり、デジタルカメラ等で撮影した写真をネットワーク上のサーバにアップロードして蓄積するとともに、各ユーザ端末からの要求に応じてその写真を閲覧できるようにしたサービスが行われている。
たとえば、下記の特許文献1には、そのような画像共有サービスの一例が示されているが、この文献には、画像の検索について特段の記載がないため、たとえば、サーバに蓄積された大量の写真の中から所望の写真を見つけ出せないという欠点がある。
この点において、たとえば、下記の特許文献2には、写真と一緒に、それらの写真の「撮影位置」や「撮影日時」および「撮影方向」といった撮影情報をサーバに蓄積し、その撮影情報のいずれかをキーワードにして写真の検索を行うようにした技術が示されている。
特開2009−116500号公報 特開平11−259502号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術にあっては、いちいちキーワードを入力しなければならず、手間が掛かって使い勝手が悪いという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、キーワード入力を必要とせずに画像の検索を行うことができる画像管理装置、画像管理方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る画像管理装置は、複数のユーザの複数の画像を蓄積する画像蓄積手段と、前記蓄積された各画像に対応付けて、少なくとも当該画像の撮影場所情報と当該画像のユーザを示すユーザ情報を記憶する撮影情報記憶手段と、複数の撮影場所情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した複数の前記撮影場所情報の変化を示す第1の変化線を生成する変化線生成手段と、前記複数のユーザのうちの一人が蓄積した複数の画像を指定する指定手段と、前記画像蓄積手段に蓄積されている複数の画像のうち、前記指定手段により指定された複数の画像の中から、前記変化線生成手段により生成された前記第1の変化線と前記撮影情報記憶手段に記憶されている前記撮影場所情報とに基づく画像をサーチするサーチ手段とを備える。
本発明の第2の観点に係る画像管理方法は、複数のユーザの複数の画像を蓄積する画像蓄積工程と、蓄積された各画像に対応付けて、少なくとも当該画像の撮影場所情報と当該画像のユーザを示すユーザ情報を記憶する撮影情報記憶工程と、複数の撮影場所情報を取得する取得工程と、前記取得工程により取得した複数の前記撮影場所情報の変化を示す変化線を生成する変化線生成工程と、前記複数のユーザのうちの一人が蓄積した複数の画像を指定する指定工程と、蓄積されている複数の画像のうち、前記指定工程により指定された複数の画像の中から、前記変化線生成工程により生成された前記変化線と記憶されている前記撮影場所情報とに基づく画像をサーチするサーチ工程とを含む。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、ネットワーク上のサーバのコンピュータに、複数のユーザの複数の画像を蓄積する画像蓄積手段、前記蓄積された各画像に対応付けて、少なくとも当該画像の撮影場所情報と当該画像のユーザを示すユーザ情報を記憶する撮影情報記憶手段、複数の撮影場所情報を取得する取得手段、前記取得手段により取得した複数の前記撮影場所情報の変化を示す変化線を生成する変化線生成手段、前記複数のユーザのうちの一人が蓄積した複数の画像を指定する指定手段、前記画像蓄積手段に蓄積されている複数の画像のうち、前記指定手段により指定された複数の画像の中から、前記変化線生成手段により生成された前記変化線と前記撮影情報記憶手段に記憶されている前記撮影場所情報とに基づく画像をサーチするサーチ手段としての機能を実現させる。
本発明によれば、キーワード入力を必要とせずに画像の検索を行うことができる画像管理装置、画像管理方法およびプログラムを提供することができる。
実施形態の全体的な構成図である。 サーバ2と端末3〜5の構成図である。 グルーピング情報の概念図である。 箱30の内部を上面から俯瞰した図である。 画像のファイル構造図である。 付加情報テーブルの構造図である。 撮像装置6〜8の構成図である。 端末3〜5の動作フロー図である。 グルーピング用基準画像の指定画面を示す図である。 サーバ2の動作フロー図である。 画像受信処理の動作フローを示す図である。 キーワード検索処理の動作フローを示す図である。 グルーピング検索処理の動作フローを示す図である。 グルーピング検索の説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施形態の全体的な構成図である。この図において、インターネット等のネットワーク1にはサーバ2と各ユーザ9〜11の端末3〜5が接続されている。なお、ここでは、3台の端末3〜5しか示していないが、これは説明の便宜である。実際には多数台であり、少なくとも2台以上であればよい。
サーバ2は、各端末3〜5から任意にアップロードされた画像ファイル(以下、単に画像ということもある)を蓄積し、また、各端末3〜5からの要求に応答して蓄積されている画像の閲覧を許容するいわゆる画像蓄積サーバである。なお、“閲覧”とは、一般的に端末3〜5の画面上に画像を表示してその画像を鑑賞する行為のことをいうが、実施形態では、このような狭義の解釈に限定しない。要求元の端末3〜5にダウンロードして“利用”する行為すべてを指すものとする。すなわち、閲覧は“利用”の一形態に過ぎず、たとえば、印刷したり、他に転送したりする行為も含むものとする。
各端末3〜5には、デジタルカメラ等の撮像装置6〜8を適宜に接続できるようになっている。たとえば、ユーザ9が端末3と撮像装置6を所有し、ユーザ10が端末4と撮像装置7を所有し、ユーザ11が端末5と撮像装置8を所有している場合、ユーザ9は、必要に応じて端末3と撮像装置6を接続してその撮像装置6に保存されている画像を端末3に取り込むことができる。同様に、ユーザ10は、必要に応じて端末4と撮像装置7を接続してその撮像装置7に保存されている画像を端末4に取り込むことができ、ユーザ11は、必要に応じて端末5と撮像装置8を接続してその撮像装置8に保存されている画像を端末5に取り込むことができる。
なお、端末3〜5と撮像装置6〜8との間の“接続”は、ケーブル接続またはワイヤレス接続のいずれであってもよい。要は、撮像装置8に保存されている画像を端末5に取り込むことができればよい。あるいは、たとえば、撮像装置6〜8の記憶媒体(フラッシュメモリ等の記憶媒体)が着脱式の場合は、撮像装置6〜8から記憶媒体を取り外し、その記憶媒体を端末3〜5(のメディアスロット等)にセットするような行為も上記の“接続”の解釈に含めてもよい。
ユーザ9〜11は、必要に応じて、端末3〜5に取り込んだ画像をサーバ2にアップロードすることができる。これにより、サーバ2を外部の画像保管場所として利用することができ、端末3〜5のトラブル(取り込んだ画像の消失)に備えることができるうえ、さらに、ネットワーク1上の他のユーザに画像を公開することもできる。
なお、端末3〜5は必ずしもユーザ9〜11自身の所有物である必要はない。他のユーザの所有物であってもよく、あるいは、コンビニエンスストアやネットカフェなどに備えられているネットワーク端末などであってもよい。
または、撮像装置6〜8に通信機能を付加できる場合、たとえば、通信カードなどを装着し、その通信カードを介してネットワークにアクセスできる場合は、ユーザ9〜11は、端末3〜5を介さずに、撮像装置6〜8から直接サーバ2に画像を送信することも可能である。
いずれの場合も、要は、サーバ2で画像を受信した際に、どのユーザから送信された画像かを特定できるようになっていればよい。
それには、たとえば、各画像にユーザを識別する情報を付加して送信するようにしてもよいし、サーバ2と端末3〜5または撮像装置6〜8との間で複数画像の送信を開始する前後で1回だけユーザを識別する情報を送信するようにしてもよい。
また、ユーザを識別する情報は、画像送信元のネットワークアドレスや、機器の識別情報であってもよい。
また、1人のユーザが複数のカメラ(撮像装置6〜8)を所有している場合には、たとえば、各々のカメラ(撮像装置6〜8)で撮影された画像を同一ユーザが撮影した画像であるとして判断させてもよいし、別ユーザが撮影した画像であるとして判断させてもよい。
前記のように、利便性の高いサーバ2であるが、利用者(ユーザ)の増加に伴って画像の蓄積量が膨大なものになるため、画像の検索に工夫が必要になる。一般的な「画像蓄積サーバ」では、冒頭の特許文献2にも記載されているように、キーワード検索を行うことができる。このキーワード検索は、画像の付加情報を検索の対象とするものであり、たとえば、冒頭の特許文献2では、画像の「撮影位置」や「撮影日時」または「撮影方向」といた撮影情報をキーワードにしている。また、通常は画像の登録者情報も付加情報として記録するため、この登録者情報もキーワードにすることができる。
したがって、膨大な蓄積情報の中から所望の画像を探し出す際は、上記のキーワード(登録者情報や撮影情報)を適宜に使用して検索をかけることにより、たとえば、特定の登録者の画像で、且つ、特定期間に撮影された画像であって、しかも、特定地域で撮影された画像、といった条件検索を行うことができる。この検索条件は、[ユーザID]AND[2010/2/1〜2010/2/31]AND[関東]という文字列式で書き表すことができる。ここで、[ユーザID]は登録者を指定するためのユニークな情報を示し、[2010/2/1〜2010/2/31]は特定期間を示し、[関東]は特定地域を示している。また、“AND”は“および”に相当する条件論理記号である。
このような検索条件式は、データベースの分野で多用されているものであり、当該分野の知識を有する者にとっては理解しやすいものであるが、そうでない者にとっては馴染みがなく、簡単とはいえない。また、いずれの者にとっても、そのような検索条件式をいちいちキーボードで手入力するのは煩わしく、しかも文字数が多い場合は誤入力も否めない。
そこで、この実施形態では、キーワード検索の欠点(難解で操作が煩わしい上、誤入力も否めない)に鑑み、このような欠点がない簡単で使い勝手のよい検索技術を提案する。
図2は、サーバ2と端末3〜5の構成図である。まず、(a)に示すように、サーバ2は、ネットワーク1を介して端末3〜5との間でデータをやりとりする通信部20と、コンピュータで構成された制御部21と、その制御部21の動作をソフトウェア的に記述したプログラムを記憶するプログラム記憶部22と、キーボードやマウス等の操作部23と、液晶ディスプレイ等の表示部24と、端末3〜5からアップロードされた画像を蓄積する画像記憶部25と、蓄積された画像の付加情報(詳細は後述)を記憶する付加情報記憶部26と、所定のグルーピング情報を記憶するグルーピング情報記憶部27とを有する。なお、この図では、画像記憶部25、付加情報記憶部26およびグルーピング情報記憶部27を各々独立した記憶要素として描いているが、これに限らない。たとえば、ハードディスク等の記憶部に領域を作って各領域を画像記憶部25、付加情報記憶部26およびグルーピング情報記憶部27として使用してもよい。
また、(b)に示すように、端末3〜5は、ネットワーク1を介してサーバ2との間でデータをやりとりする通信部60と、コンピュータで構成された制御部61と、その制御部61の動作をソフトウェア的に記述したプログラムを記憶するプログラム記憶部62と、キーボードやマウス等の操作部63と、液晶ディスプレイ等の表示部64と、外部機器(撮像装置6〜8など)との間でデータの送受を行う外部インターフェース部66と、外部機器(撮像装置6〜8など)から任意に取り込んだ画像や通信部60を介してサーバ2から任意にダウンロードした画像などの様々なデータを記憶するデータ記憶部65とを有する。
ここで、グルーピング情報とは、画像記憶部25に蓄積されている画像を登録者(ユーザ9〜11)ごとに分類するとともに、それぞれの画像の撮影日時や撮影場所の情報に従って所定の三次元マップ上にプロットしてゆき、それらのプロット点を結んで時間と場所の変化を示す変化線を描き、登録者ごとの変化線のうち所定の類似性を示す変化線の組を一つにとりまとめた(グルーピングした)情報のことをいう。
このグルーピング情報は、端的に言えば、行動をともにする複数のユーザによって撮影された画像をとりまとめる(グルーピングする)ための情報である。これは、たとえば、ユーザ9とユーザ10がそれぞれ自分の撮像装置6、7を持って同じ行程で旅行に出かけたことを想定するとわかりやすい。ユーザ9とユーザ10は旅の間、いろいろな場所で写真を撮るが、いずれの写真も同一時期と同一経路に沿ったものであるからである。
ちなみに、旅をともにしなかった他のユーザ11の写真がアップロードされていたとしても、その写真は上記の条件(同一時期と同一経路)に当てはまらないはずであるので、グルーピングからは除外される。ただし、旅をともにしないユーザの写真が紛れ込む可能性は否定できない。偶然に「同一時期と同一経路」の行動をする恐れがあるからである。これを回避するには、グルーピングのサンプル数(プロット点)を増やせばよい。すなわち、グルーピングの際に、複数の写真の撮影日時の幅(撮影日時の範囲の広さ)または撮影場所の広がりの幅(撮影場所の範囲の広さ)が所定以上のものを判定の対象とすればよい。
図3は、グルーピング情報の概念図である。この図において、図中の箱30は、縦軸を時間軸(図面の上が過去方向、下が現在方向である。)とし、箱30の各スライス面(スライス方向は時間軸と直交する方向)を位置座標面としたものであり、且つ、位置座標面の短辺をY軸(地図上の経度に相当)、長辺をX軸(地図上の経度に相当)としたものである。したがって、この箱30は、上記の「所定の三次元マップ」を模式化して表したものである。
箱30の内部には一例として数本の線31〜35が描かれている。これらの線31〜35は、それぞれ上記の「変化線」に相当する。すなわち、線31〜35は、画像記憶部25に蓄積されている画像を登録者(ユーザ9〜11)ごとに分類するとともに、それぞれの画像の撮影日時と撮影場所の情報に従って三次元マップ上にプロットしてそれらのプロット点を結んだものである。
図4は、箱30の内部を上面から俯瞰した図である。この図において、線31〜35は、それぞれ独自の変化(位置と時間の変化)を示しているが、それらの変化を観察すると特定の線の間に類似性が認められる。上記のとおり、線31〜35のそれぞれは「画像記憶部25に蓄積されている画像を登録者(ユーザ9〜11)ごとに分類」したものであるので、説明の便宜上、線31をユーザA、線32をユーザB、線33をユーザC、線34をユーザD、線35をユーザEの分類であるとし、且つ、それらのユーザによって撮影された写真の撮影場所と時間を同記号(A〜E)を用いて図中にプロットすることにすると、特に、破線丸図形36〜41で囲ったプロット点において線が接近または交差するという類似性が認められる。
すなわち、この例では、ユーザBの線32とユーザCの線33が4つのプロット点(破線丸図形36〜39)で接近または交差しているとともに、ユーザEの線35と、ユーザD、ユーザBおよびユーザCの各線32〜34とが3つのプロット点(破線丸図形38、40、41)で接近または交差している。
したがって、これらのことから、ユーザBとユーザCは、少なくとも上記の4つのプロット点において同時刻に同位置に存在したという事実(第一の事実)を認定でき、さらに、ユーザEは、少なくとも上記の3つのプロット点において、ユーザD、B、Cと同時刻に同位置に存在したという事実(第二の事実)を認定できる。
そして、これらの事実認定より、ユーザBとユーザCは相当の可能性で行動をともにしていたということができ(第一の評価)、また、ユーザEはその行動中にユーザD、B、Cと遭遇したということができる(第二の評価)。
もちろん、これらの評価のうち第一の評価は確実なものでない。4つ程度の遭遇は日常生活でしばしば発生するからである。より確実な評価を行うためには、上記の遭遇判定ポイント(線が接近または交差している箇所)の数を増やせばよい。
前記の「グルーピング情報」は、かかる評価結果を指すものであって、詳細には、行動をともにしていた複数のユーザにより、その行動中に適宜に撮影された写真をとりまとめる(グルーピングする)ための情報のことをいう。たとえば、図4の例に従えば、上記の第一の評価より、ユーザBとユーザCが相当の可能性で行動をともにしていたということができるから、それらのユーザB、Cによって行動中に撮影された写真(図4のB、B、B‥‥‥の写真とC、C、C‥‥‥の写真)をグルーピングするための情報になる。
したがって、たとえば、ユーザBを図1のユーザ9とするとともに、ユーザCを同じくユーザ10とすると、サーバ2のグルーピング情報記憶部27には、それらのユーザ9、10によって同一の行動中に撮影されたすべての写真をグルーピングするための情報が記憶されることになる。
このようなグルーピングのための処理を「複数の撮影画像に基づく行動軌跡の一致判定処理」ということができる。この処理は、たとえば、以下の流れで行うことができる。
(1)まず、同じ撮像装置で撮影された複数の画像について、撮影日時に対する撮影位置の変化を示すグラフとしてプロットする。
(2)次に、この離散的にプロットされた複数の点(図4の符号A〜E参照)を通る連続した近似曲線(図4の線31〜35参照)を求める。
(3)この近似曲線は、たとえば、スプライン関数などによる近似により求めることができる。
(4)次に、各撮像装置毎に、上記(1)〜(3)と同様に近似曲線を求める。
(5)次に、各近似曲線間の類似度を求める。
(6)この類似度判定は、たとえば、以下のようにして行う。
(6−1)所定時間毎(たとえば、1時間毎)に、2つの近似曲線間の差分値を求め、求められた複数の差分値の二乗平均を算出し、この二乗平均の値を2つの近似曲線間の類似度とする。
(6−2)2つの近似曲線の全ての組み合わせについて、上記の処理(6−1)により類似度を算出する。
(6−3)類似度が所定以上である2つの近似曲線を特定し、各近似曲線に対応する撮像装置の所有者(ユーザ)は行動を共にしたと判断する。
なお、上記の処理は、撮影位置を経度と緯度のベクトルとして考えて計算してもよいが、撮影位置を経度だけに着目した場合と、緯度だけに着目した場合とで別々に近似曲線および類似度を算出し、経度に基づく類似度と緯度に基づく類似度の両方が所定以上の類似度である場合に、各近似曲線に対応するカメラの所有者は行動を共にしたと判断するようにしてもよい。
図5は、画像のファイル構造図である。この図において、画像42は、端末3〜5のいずれかからサーバ2にアップロードされ、そのサーバ2の画像記憶部25に蓄積保存されたものであり、そのファイルは、撮影情報部43と画像データ部44の二つの構造部からなっている。画像データ部44は画像の内容をデジタルデータ化して格納する部分であり、撮影情報部43は、その画像の名前(ファイル名等)や撮影情報などを格納する部分である。ここで、撮影情報には、その画像を撮影した撮像装置の機器名(または機種コード、製造会社コード等)、その画像の撮影日時、および、その画像の撮影場所などの情報が含まれる。なお、それ以外にも画像サイズや符号化方式等の情報を含んでいてもよい。
図6は、付加情報テーブルの構造図である。この図において、付加情報テーブル45は、行列構造のデータベーステーブルであり、各行を複数のフィールド、この例では、画像IDフィールド46、登録ユーザIDフィールド47、登録日フィールド48、撮影情報フィールド49、画像格納場所フィールド49、グルーピング情報フィールド50‥‥‥などで構成するとともに、さらに、撮影情報フィールド49を、ファイル名フィールド52、撮影機器名フィールド53、撮影日時フィールド54、撮影場所フィールド55‥‥‥などのサブフィールドで構成している。
ここで、画像IDフィールド46には画像記憶部25に蓄積されている画像を一意に識別するためのユニークな情報(以下、画像ID)が格納され、登録ユーザIDフィールド47には、その画像を登録したユーザを一意に識別するためのユニークな情報(以下、登録ユーザID)が格納される。
また、登録日フィールド48には、その画像の登録日時(その画像のアップロード日時)が格納され、撮影情報フィールド49(撮影機器名フィールド53、撮影日時フィールド54、撮影場所フィールド55)には、その画像の撮影情報(図4の撮影情報部43の各情報)が格納される。
また、画像格納場所フィールド49には、その画像の格納場所(記憶部25内の位置)を示すリンク情報が格納され、グルーピング情報フィールド50には、その画像に関するグルーピング情報(グルーピング情報記憶部27に格納されている情報)へのリンク情報が格納される。
図7は、撮像装置6〜8の構成図である。この図に示すように、撮像装置6〜8は、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の半導体イメージセンサからなる撮像部70と、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)衛星等からの情報に基づいて撮影位置を検出する位置検出部71と、シャッタボタンや各種機能キー等からなる操作部72と、コンピュータで構成された制御部73と、その制御部73の動作をソフトウェア的に記述したプログラムを記憶するプログラム記憶部74と、液晶ディスプレイ等の表示部75と、撮影済み画像などを記憶保存する画像記憶部76と、外部機器(端末3〜5など)との間でデータの送受を行う外部インターフェース部77と、バッテリを含む電源部78とを有する。
撮像装置6〜8は、たとえば、デジタルカメラであるが、これに限定されない。少なくとも、これらの各部を備えたものであればよく、たとえば、カメラ付携帯電話機などであってもよい。
次に、作用を説明する。
図8は、端末3〜5の動作フロー図である。この動作フローは、端末3〜5のプログラム記憶部62に記憶されているプログラムの要部を示すものであり、この動作フローは、たとえば、端末3〜5のキーボード上の所定キー操作または表示部64上の所定アイコンの選択操作などが行われたときに開始される。
動作フローを開始すると、まず、表示部64に所定のメニューを表示する(ステップS11)。このメニューには「1.ユーザ登録」、「2.画像アップロード」、「3.画像検索」および「4.終了」という4つのメニュー項目が設けられており、キーボードの“1”〜“4”の数字キーを選択的に操作することにより、その数字キーに対応したメニュー項目が選択されるようになっている。「4.終了」が選択された場合は、動作フローを終了する。
一方、「1.ユーザ登録」が選択された場合は、ユーザ登録処理、すなわち、サーバ2に対してその端末の使用者を登録する処理を実行した後(ステップS12)、再び、メニュー選択画面に戻る。このユーザ登録処理は、たとえば、不図示のユーザ登録画面を表示して所要のユーザ情報(ユーザ名や連絡先等の情報および必要であればパスワード等のセキュリティ情報)の入力を促し、必要な情報の入力完了後に、それらの情報をサーバ2に送信するようにしてもよい。この場合、サーバ2は、その情報に従って新規ユーザの登録処理を行えばよい。
なお、ユーザ登録処理が完了するまでは、「1.ユーザ登録」と「4.終了」以外の他のメニュー項目(「2.画像アップロード」と「3.画像検索」)を使用不可(選択できない状態)にしておくことが望ましい。
次に、「2.画像アップロード」が選択された場合は、画像の取り込み(ステップS13)と画像のアップロード(ステップS14)とを実行した後、再び、メニュー選択画面に戻る。なお、画像の取り込みとは、典型的には撮像装置6〜8に保存されている画像を端末3〜5に取り込むことをいうが、これに限定されない。“取り込み”の対象となる画像は、あくまでもサーバ2にアップロードするためのものであるので、たとえば、すでにデータ記憶部65に記憶済みの画像であってもかまわない。また、その取り込み先も撮像装置6〜8やデータ記憶部65以外のもの(たとえば、カメラ付携帯電話機等その他の撮像装置あるいはネットワーク1上の任意のサーバなど)であってもよい。
次に、「3.画像検索」が選択された場合は、表示部64に検索モード選択メニューを表示する(ステップS15)。このメニューには「1.キーワード検索」、「2.グルーピング検索」および「3.戻る」という3つのメニュー項目が設けられており、キーボードの“1”〜“3”の数字キーを選択的に操作することにより、その数字キーに対応したメニュー項目が選択されるようになっている。「3.戻る」が選択された場合は、再び、ステップS11のメニュー選択画面に戻るが、「1.キーワード検索」や「2.グルーピング検索」が選択された場合は、それらに応じた処理を実行する。
<キーワード検索>
この検索では、まず、ユーザに対してキーワードの入力を促し(ステップS16)、入力されたキーワードをサーバ2に送信する(ステップS17)。そして、サーバ2からの応答(キーワード検索ヒットの有無)を待ち(ステップS18)、ヒットありでなれば、その旨を示す警告メッセージ(たとえば、“該当する画像が見つかりませんでした”等)を表示し(ステップS19)、再び、ステップS15の検索モード選択メニュー画面に戻る。
一方、ヒットありの場合は、該当する画像(キーワード検索された画像)をサーバ2からダウンロードし(ステップS20)、表示部64に表示(ステップS21)した後、再び、ステップS15の検索モード選択メニュー画面に戻る。
キーワードには、画像の付加情報(登録者、撮影日時、撮影場所などの情報)を使用することができる。たとえば、登録者をキーワードにすると、その登録者の全画像をダウンロードすることができる。または、撮影日時や撮影場所などの情報をキーワードにすると、それらの撮影日時や撮影場所などに該当した撮影情報を持つ画像のみをダウンロードすることができる。あるいは、冒頭の従来技術のように撮影方向をキーワードにしてもよい。また、以上のキーワードを組み合わせて使用してもよい。たとえば、複数のキーワードをAND結合で組み合わせると、それらのキーワードをすべて満たす画像をダウンロードすることができ、または、OR結合で組み合わせると、それらのキーワードのいずれかを満たす画像をダウンロードすることができる。
<グルーピング検索>
この検索では、まず、グルーピング用基準画像の指定を行う(ステップS22)。“グルーピング用基準画像”とは、画像のグルーピングを行うための基準となる複数の画像のことをいう。サーバ2は、この基準画像に基づいて、大量に蓄積されている画像の中から所要の画像をグルーピングし、検索を行った端末に送信する。
図9は、グルーピング用基準画像の指定画面を示す図である。この図において、グルーピング用基準画像の指定画面80には、適当な画面説明(図では“グルーピングの基準となる写真を指定して下さい。”)が表示されているとともに、その画面説明の下に、二つのコマンドボタン(以下、第1のコマンドボタン81、第2のコマンドボタン82という)が設けられている。
第1のコマンドボタン81のタイトルは“基準となる写真をアップロードする”というものであり、第2のコマンドボタン82のタイトルは“アップロード済みの写真を指定する”というものである。
“基準となる写真をアップロードする”とは、撮像装置6〜8に保存済みの画像またはデータ記憶部65に取り込み済みの画像をグルーピング用基準画像としてサーバ2にアップロードすることをいい、一方、“アップロード済みの写真を指定する”とは、すでにサーバ2にアップロード済みの画像をグルーピング用基準画像として指定することをいう。
このため、第1のコマンドボタン81が選択されたときには、画像の取り込み(ステップS25)と画像のアップロード(ステップS26)とを実行し、また、第2のコマンドボタン82が選択されたときには、サーバ2に対してアップロードの日付を送信する(ステップS27)ようになっている。
なお、ステップS27における「アップロードの日付」はユーザによって入力される任意の日付であるが、この日付の入力は省略可能である。日付の入力が省略されたときは、当該ユーザによってもっとも最近に画像をアップロードした日付を上記の「アップロードの日付」としてみなす。
このように、グルーピング検索においては、グルーピング用基準画像として、「基準となる写真をアップロードする」のか、または「アップロード済みの写真を指定する」のかをボタン操作(第1のコマンドボタン81、第2のコマンドボタン82)によって任意に選択できるようになっており、たとえば、まだアップロードしていない画像を基準にしてグルーピング検索を行いたければ、第1のコマンドボタン81を押せばよく、または、すでにサーバ2に登録済みの画像を基準にしてグルーピング検索を行いたければ、第2のコマンドボタン82を押せばよい。
このため、撮影完了後に速やかにグルーピング検索を行うことができ、また、過去のアップロード画像に基づくグルーピング検索も好きなときに行うことができる。
サーバ2は、グルーピング用基準画像に基づいて画像記憶部25に蓄積されている画像の中から所定の条件を満たす画像をグルーピングして取り出し、それらの画像を検索端末(端末3〜5のいずれか)に送信する。検索端末は、サーバ2からの応答(グルーピング検索ヒットの有無)を待ち(ステップS23)、ヒットありでなれば、その旨を示す警告メッセージ(たとえば、“該当する画像が見つかりませんでした”等)を表示し(ステップS24)、再び、ステップS15の検索モード選択メニュー画面に戻る。
一方、ヒットありの場合は、該当する画像(クールーピング検索された画像)をサーバ2からダウンロードし(ステップS20)、表示部64に表示(ステップS21)した後、再び、ステップS15の検索モード選択メニュー画面に戻る。
図10は、サーバ2の動作フロー図である。この動作フローは、サーバ2のプログラム記憶部22に記憶されているプログラムの要部を示すものであり、この動作フローは、サーバ2の電源がオンになっている間、端末3〜5からのユーザ登録ありか否か(ステップS31)、端末3〜5からの画像アップロードありか否か(ステップS33)、端末3〜5からのキーワード検索要求ありか否か(ステップS35)、端末3〜5からのグルービング検索要求ありか否か(ステップS37)という4つの判定を繰り返し継続して実行し、いずれかの判定結果がYESになったときに、その判定に対応した処理を実行する。
すなわち、ユーザ登録ありを判定した場合(ステップS31のYES)は、ユーザ登録処理を実行し(ステップS32)、画像受信ありを判定した場合(ステップS33のYES)は、画像受信処理を実行し(ステップS34)、キーワード検索ありを判定した場合(ステップS35のYES)は、キーワード検索処理を実行し(ステップS36)、グルーピング検索ありを判定した場合(ステップS37のYES)は、グルーピング検索処理を実行する(ステップS38)。
ステップS32のユーザ登録処理は、不図示のユーザデータベースにそのユーザに関する必要事項(ユーザ名や連絡先等の情報および必要であればパスワード等のセキュリティ情報)を登録する処理である。
図11は、画像受信処理の動作フローを示す図である。この図に示すように、まず、端末3〜5からアップロードされた画像を受信し(ステップS41)、全画像を受信したか否かを判定する(ステップS42)。そして、全画像の受信を完了していなければ、再びステップS41に戻り、全画像の受信を完了した場合は、受信画像を画像記憶部25に格納(ステップS43)するとともに、付加情報記憶部26の情報を更新(ステップS44)した後、図10の動作フローに戻る。
ここで、付加情報記憶部26の情報更新とは、図6の付加情報テーブル45に受信画像の数に対応した新たなレコードを追加し、それらの各レコードに所要の情報を格納することをいう。具体的には、画像IDフィールド46に画像IDを格納し、登録ユーザIDフィールド47に登録ユーザIDを格納し、登録日時フィールド48に画像のアップロード日時を格納し、撮影情報フィールド49に撮影機器名や撮影日時および撮影場所などの撮影情報を格納するとともに、画像格納場所フィールド49に各画像の登録先(画像記憶部25の位置)を格納し、さらに、グルーピング情報フィールド50にそれらの受信画像のグルーピング情報へのリンク情報を格納することをいう。
図12は、キーワード検索処理の動作フローを示す図である。この図に示すように、まず、端末3〜5からのキーワードを受信し(ステップS51)、次いで、そのキーワードに基づいて付加情報記憶部26の付加情報テーブル45を検索する(ステップS52)。そして、そのキーワードに対応した情報がヒットしたか否かを判定し(ステップS53)、ヒットしなかった場合は、その旨を端末に通知(ステップS54)する一方、ヒットした場合は、該当する画像を画像記憶部25から読み出して端末に送信(ステップS55)した後、図10の動作フローに戻る。
たとえば、特定のユーザの登録画像を検索する場合は、そのユーザを示す情報(ユーザ名等)をキーワードにして検索をかければよい。サーバ2は、そのユーザを示す情報(ユーザ名等)を受信すると、その情報からユーザIDを割り出し、そのユーザIDを用いて付加情報記憶部26の付加情報テーブル45を検索する。これにより、付加情報テーブル45の登録ユーザIDフィールド47に該当するユーザIDが格納されているレコードが抽出され、そのレコードの画像IDフィールド46と画像格納場所フィールド49とを手掛かりにして、画像記憶部25から該当する画像の読み出しが行われ、その画像が端末に送信される。このようなキーワード検索は、当然ながらユーザを示す情報(ユーザ名等)以外でも可能であり、たとえば、撮影機器名や撮影日時または撮影場所などの情報でも行うことができ、あるいは、それらの情報を適宜に組み合わせて行うこともできる。
図13は、グルーピング検索処理の動作フローを示す図である。この図に示すように、まず、端末3〜5からのグルーピングの基準画像を示す情報を受信し(ステップS61)、次いで、その情報に基づいてグルーピング記憶部27の情報を検索する(ステップS62)。そして、その該当する情報がヒットしたか否かを判定し(ステップS63)、ヒットしなかった場合は、その旨を端末に通知(ステップS64)する一方、ヒットした場合は、グルーピングされた画像を画像記憶部25から読み出して端末に送信(ステップS65)した後、図10の動作フローに戻る。
ここで、ステップS61における“グルーピングの基準画像を示す情報”とは、前出の図9において指定された「基準となる写真をアップロードする」に対応した画像であるのか、または、「アップロード済みの写真を指定する」に対応した画像であるのかを示す情報のことをいう。前者の場合(「基準となる写真をアップロードする」を選択した場合)は、直前に基準画像がサーバ2にアブロード(図9のステップS26参照)され、その画像がサーバ2の画像記憶部25に登録されているから、その画像(直前にアップロードされた画像)をグルーピングの基準画像とする。また、後者の場合(「アップロード済みの写真を指定する」を選択した場合)は、サーバ2の画像記憶部25に登録済みの画像のうち、ユーザによって指定された登録日(図9のステップS27参照)の画像をグルーピングの基準画像とする。
図14は、グルーピング検索の説明図である。この図において、縦横等間隔に配列された6×5個の横長矩形状の図形は、それぞれ登録済みの写真(画像記憶部25に蓄積済みの画像)を表しており、各図形の下に記載された文字列は「撮影日時」と「撮影場所」を例示している。また、それぞれの図形内に記載したアルファベット1文字と数字1文字からなる2桁の文字列は、それらの写真を登録したユーザと登録順を示しており、たとえば、“A1”はユーザAによって1番目に登録されたもの、“A2”はユーザAによって2番目に登録されたもの‥‥‥、“B1”はユーザBによって1番目に登録されたもの、“B2”はユーザBによって2番目に登録されたもの‥‥‥、“E1”はユーザEによって1番目に登録されたもの、“E2”はユーザEによって2番目に登録されたもの‥‥‥、を示している。
いま、グルーピング用基準画像として写真B1〜B6が指定されたものとする。すなわち、ユーザBがグルーピング検索を行っているものとし、そのユーザBがアップロードした写真B1〜B6を「グルーピング用基準画像」として指定されたものとする。この図では、説明の便宜上、それらの写真B1〜B6を黒く塗りつぶしている。
さて、写真B1〜B6の撮影情報によると、これらの写真B1〜B6は“2010/3/1”から“2010/3/6”にかけて順次に撮影されたこと、および、それぞれの撮影場所が“東京”、“小田原”、“静岡”、“浜松”、“名古屋”、“京都”というように東海道を西に辿りながら移動したことがわかる。
一方、ユーザAの写真A1〜A6は北海道を“稚内”→“名寄”→“旭川”→“富良野”→“岩見沢”→“札幌”と巡りながらほぼ同時期に撮影されたもの、また、ユーザDの写真D1〜D6は“福島”→“新潟”→“富山”→“金沢”→“福井”→“舞鶴”の経路でほぼ同時期に撮影されたもの、さらに、ユーザEの写真E1〜E6は“秋田”→“酒田”→“新潟”→“長野”→“名古屋”→“伊勢”の経路でほぼ同時期に撮影されたもの、さらに、ユーザCの写真C1〜C6は“東京”→“小田原”→“静岡”→“浜松”→“名古屋”→“京都”の経路でほぼ同時期に撮影されたものであることがわかる。
なお、ここでは、撮影場所として具体的な地名(“東京”〜)を示しているが、これは説明の便宜である。実際の撮影場所は、撮像装置3〜5の位置検出部71によって検出された、たとえば、緯度経度などである。
さて、基準画像(ユーザBの写真B1〜B6)と各ユーザの写真とを対比したとき、ユーザCの写真C1〜C6は移動経路と撮影日時の点でほとんど基準画像と一致しているのに対し、他のユーザ(ユーザA、ユーザDおよびユーザE)の各写真A1〜A6、D1〜D6、E1〜E6と基準画像との間には大きな一致はみられない。
具体的には、ユーザBの写真B1とユーザCの写真C1の撮影情報はともに“2010/3/1 15:00 東京”で一致し、同写真B2と写真C2の撮影情報は“2010/3/2 15:00 小田原”で一致し、同写真B3と写真C3の撮影情報は“2010/3/3 15:00 静岡”で一致し、同写真B4と写真C4の撮影情報は“2010/3/4 15:00 浜松”で一致し、同写真B5と写真C5の撮影情報は“2010/3/5 15:00 名古屋”で一致し、同写真B6と写真C6の撮影情報は“2010/3/6 15:00 京都”で一致している。
一方、ユーザAの写真A1〜A6は、いずれも基準画像の撮影情報と一致せず、また、ユーザDの写真D1〜D6も基準画像の撮影情報と一致していない。さらに、ユーザEの写真E1〜E6は、そのうち一枚の写真E6だけが基準画像の一部の撮影情報と一致している。
以上のことから、基準画像(写真B1〜B6)を撮影したユーザBと写真C1〜C6を撮影したユーザCとは、相当の可能性で行動をともにしていたということができる。
また、ユーザAとユーザDは、ユーザBと異なる場所にいたことが明白であるから、これらのユーザA、Dは、ユーザBと行動をともにしていないということができる。
さらに、ユーザBとユーザEは、写真B5、E5の撮影情報から、特定の日時(“2010/3/5 15:00”)に特定の場所(“名古屋”)に存在していたが、他の写真B1とE1、B2とE2、B3とE3、B4とE4、B6とE6の撮影情報が一致していないことから、上記の“存在”は、単なる偶然の遭遇であったということができる。
したがって、図14の例の場合、基準画像(ユーザBの写真B1〜B6)に対して相当の類似性があるものとしてグルーピングされる写真は、ユーザBの写真B1〜B6とユーザCの写真C1〜C6とになるから、結局、グルーピング検索を行ったユーザBの端末に、ユーザBの写真B1〜B6とユーザCの写真C1〜C6が送信されることになる。
このように、実施形態のグルーピング検索にあっては、自分が撮影した写真をグルーピング用基準画像として指定するだけで、その基準画像に対して相当の類似性がある他のユーザの画像とその基準画像とを検索要求端末にまとめてダウンロードすることができる。その際、面倒なキーワード入力を行う必要がないので、操作が簡単であり、誰でも容易に使いこなすことができる。
また、サーバ2への画像登録(画像アップロード)に引き続いて上記のグルーピング検索を行ったり、または、すでに登録済みの画像をグルーピング用基準画像に指定して上記のグルーピング検索を行ったり、あるいは、通常のキーワード検索を行ったりすることができるので、その場の状況に応じた適切な検索スタイルを選択することができる。
なお、実施形態では、端末3〜5と撮像装置6〜8とを別構成としているが、これに限定されない。一体のもの(端末兼用撮像装置)とみなしてもよい。このような一体型の端末兼用撮像装置としては、たとえば、カメラ付携帯電話機やカメラ付情報処理端末(PDAやパソコンまたはゲーム端末など)がある。
また、実施形態では、あるユーザ(例:ユーザB)からのグルーピング検索要求に応答して、そのグルーピング検索によって得られた写真の閲覧をそのユーザBに対して許容しているが、これに限定されない。他の特定のユーザに対しても許容してもよい。たとえば、ユーザBからの要求に応じてグルーピング検索を行った結果、ユーザCの写真がグルーピングされた場合を考えると、この場合、ユーザBだけでなくユーザCにも閲覧を許容してもよい。ユーザBとユーザCは行動をともにしながら写真を撮影したからであり、該当者全員に閲覧を許容するのが自然だからである。該当者全員に閲覧を許容するための仕組みとしては、たとえば、グルーピング検索の結果を、図6の付加情報テーブル45に書き込むことが考えられる。すなわち、この付加情報テーブル45に新たに閲覧許可フィールドを作っておき、その閲覧許可フィールドに、閲覧を許可するユーザIDを書き込んでおいてもよい。
前記のとおり、付加情報テーブル45は、撮影情報フィールド49を有しており、その撮影情報フィールド49に「ファイル名」や「撮影機器名」および「撮影日時」並びに「撮影場所」の各情報を格納しているが、これに限定されない。少なくとも各画像の「撮影日時」や「撮影場所」および「撮影元」を含む撮影情報を格納していればよい。ここで、「撮影元」とは、その画像の出自やグルーピング検索の要求元を明らかにするための情報であって、たとえば、「画像の撮影者」、「画像の所有者」、「画像を撮影した撮像装置」、「検索を要求した利用者」、「検索を要求した端末」を示す情報のいずれかのことをいう。
1 ネットワーク
2 サーバ(画像管理装置)
3 端末
4 端末
5 端末
9 ユーザ
10 ユーザ
11 ユーザ
20 通信部(画像送信手段)
21 制御部(撮影情報検索手段、画像読み出し手段)
25 画像記憶部(画像蓄積手段)
26 付加情報記憶部(撮影情報記憶手段)

Claims (9)

  1. 複数のユーザの複数の画像を蓄積する画像蓄積手段と、
    前記蓄積された各画像に対応付けて、少なくとも当該画像の撮影場所情報と当該画像のユーザを示すユーザ情報を記憶する撮影情報記憶手段と、
    複数の撮影場所情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した複数の前記撮影場所情報の変化を示す第1の変化線を生成する変化線生成手段と、
    前記複数のユーザのうちの一人が蓄積した複数の画像を指定する指定手段と、
    前記画像蓄積手段に蓄積されている複数の画像のうち、前記指定手段により指定された複数の画像の中から、前記変化線生成手段により生成された前記第1の変化線と前記撮影情報記憶手段に記憶されている前記撮影場所情報とに基づく画像をサーチするサーチ手段と、
    を備えたことを特徴とする画像管理装置。
  2. 前記変化線生成手段は、前記画像蓄積手段に蓄積されている複数の画像を、前記撮影情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報ごとに、当該ユーザ情報に対応付けられた複数の前記撮影場所情報の変化を示す第2の変化線を生成することを特徴とする請求項に記載の画像管理装置。
  3. 前記サーチ手段は、前記変化線生成手段により生成された前記第1の変化線と類似する前記第2の変化線を検索する検索手段を含み、前記画像蓄積手段に蓄積されている複数の画像の中から、前記検索手段により検索された変化線に属する複数の画像をサーチすることを特徴とする請求項に記載の画像管理装置。
  4. 前記サーチ手段によりサーチされた画像をグルーピングするグルーピング手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像管理装置。
  5. 前記サーチ手段によりサーチされた画像を前記画像蓄積手段から読み出す読み出し手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像管理装置。
  6. 前記撮影情報記憶手段は、更に画像の撮影日時を含み、
    前記変化線生成手段は、複数の前記撮影場所情報と前記撮影日時の変化を示す変化線を描くことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像管理装置。
  7. 前記画像蓄積手段、前記撮影情報記憶手段、前記取得手段、前記変化線生成手段、および、前記サーチ手段を備えたサーバと、このサーバとネットワークを介して接続された端末とを有することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像管理装置。
  8. 複数のユーザの複数の画像を蓄積する画像蓄積工程と、
    蓄積された各画像に対応付けて、少なくとも当該画像の撮影場所情報と当該画像のユーザを示すユーザ情報を記憶する撮影情報記憶工程と、
    複数の撮影場所情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得した複数の前記撮影場所情報の変化を示す変化線を生成する変化線生成工程と、
    前記複数のユーザのうちの一人が蓄積した複数の画像を指定する指定工程と、
    蓄積されている複数の画像のうち、前記指定工程により指定された複数の画像の中から、前記変化線生成工程により生成された前記変化線と記憶されている前記撮影場所情報とに基づく画像をサーチするサーチ工程と、
    を含むことを特徴とする画像管理方法。
  9. ネットワーク上のサーバのコンピュータに、
    複数のユーザの複数の画像を蓄積する画像蓄積手段、
    前記蓄積された各画像に対応付けて、少なくとも当該画像の撮影場所情報と当該画像のユーザを示すユーザ情報を記憶する撮影情報記憶手段、
    複数の撮影場所情報を取得する取得手段、
    前記取得手段により取得した複数の前記撮影場所情報の変化を示す変化線を生成する変化線生成手段、
    前記複数のユーザのうちの一人が蓄積した複数の画像を指定する指定手段、
    前記画像蓄積手段に蓄積されている複数の画像のうち、前記指定手段により指定された複数の画像の中から、前記変化線生成手段により生成された前記変化線と前記撮影情報記憶手段に記憶されている前記撮影場所情報とに基づく画像をサーチするサーチ手段、
    としての機能を実現させるためのプログラム。
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