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JP5407651B2 - 画像処理装置、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
近年、静止画像の撮影においては、撮像素子から出力される画像信号をカメラ内で画像処理等を施すことなくそのまま(未現像状態のまま)記録する、所謂、Raw画像記録が行えるデジタルカメラが一般化してきている。
撮影画像をRaw画像として記録すれば、画質の劣化を最小限に抑えることができると共に、撮影後に、撮影画像の色調やコントラスト、シャープネスなどをユーザー自身が思うように調整できる。これにより、撮影時に、ホワイトバランスや露出などの設定を気にする必要がなくなるので、ユーザーは被写体に集中して撮影を行うことができるようになる。このように、Raw画像記録のメリットは大きい。
このようなメリットから、例えば特許文献1などにも記載されるように、動画像の撮影においてもRaw画像記録を利用することが望まれている。
特開2009−55335号公報
しかしながら、静止画像と異なり、動画像は多数のフレームから構成されるのでデータ量が非常に多くなる。そのため、動画像の場合には画像の圧縮が必要となるのであるが、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)などの既存の圧縮符号化処理/方式を適用しても、動画像のフレームがRaw状態(未現像状態)のままでは圧縮が難しく、MPEG本来の圧縮効率を得ることはできない。これは、Raw画像が、撮像素子の色配列(ベイヤー(Bayer)配列など)に依存した画素構造となっており、個々のフレームにおける隣接する画素間の相関が低く、フレーム間の相関も当然低くなるからである。
また、このようなRaw状態の動画像を効率的に圧縮し、その圧縮後のデータをRaw状態の動画像に復号する手法は、未だ提案されていない。
本発明の目的は、Raw状態の動画像を効率的に圧縮し、圧縮後のデータをRaw状態の動画像に復号することができる画像処理装置および画像処理プログラムを提供することである。
第1の発明の画像処理装置は、連続的な一連の撮影により取得された複数枚のRaw画像を圧縮符号化/復号する画像処理装置であって、前記Raw画像から分離された色成分毎のデータを、それぞれ個別に圧縮符号化/復号する圧縮符号化/復号手段と、圧縮符号化を非可逆圧縮で行うときに、圧縮符号化されたデータについて前記Raw画像への復号が確保されるように、前記分離の前処理として、前記Raw画像の色成分毎に、圧縮符号化の処理/方式の特性から推定される色合いの変化度合いに基づいて決定したゲインを用いてゲイン調整を行う画像処理手段とを備える。
第2の発明は、第1の発明において、画像処理手段は、圧縮符号化を行うときに、前記分離の前処理として、前記Raw画像に階調変換処理を施
の発明は、第1又は第2の発明において、圧縮符号化/復号手段は、既存の処理/方式を用いて圧縮符号化/復号を行う。
の発明は、第1ないし第の発明の何れか一の発明において、前記Raw画像の各色成分は、撮像素子の色配列に基づいて区分される。
の発明の画像処理プログラムは、連続的な一連の撮影により取得された複数枚のRaw画像を圧縮符号化/復号する画像処理プログラムであって、第1ないし第の発明の何れか一の発明圧縮符号化/復号手段及び画像処理手段が行う処理をコンピュータに実行させる。
本発明を利用すれば、Raw状態の動画像を効率的に圧縮し、圧縮後のデータをRaw状態の動画像に復号することができる。
本発明を適用したデジタルカメラの構成の一例を示すブロック図。 デジタルカメラが行うRaw動画像記録に係る動作を示すフローチャート。 色成分毎のフレームデータの作成について説明する図。
以下、本発明の実施形態を説明する。本実施形態は、デジタルカメラの実施形態である。
図1は、本実施形態のデジタルカメラのブロック図である。
デジタルカメラは、撮像レンズ11およびレンズ駆動部12と、撮像素子13と、アナログ信号処理部14と、タイミングジェネレータ(TG)15と、バッファメモリ16と、画像処理部17と、表示制御部18と、表示部19と、制御部20と、圧縮/復号部21と、記録インターフェース(記録I/F)22と、記録媒体23と、操作部24と、バス25とを有している。ここで、バッファメモリ16、画像処理部17、表示制御部18、制御部20、圧縮/復号部21、記録I/F22は、バス25を介して接続されている。また、レンズ駆動部12、アナログ信号処理部14、TG15、操作部24は、それぞれ制御部20に接続されている。
撮像レンズ11は、フォーカスレンズやズームレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。なお、簡単のため、図1では撮像レンズ11を1枚のレンズとして図示している。
レンズ駆動部12は、制御部20の指示に応じてレンズ駆動信号を発生し、撮像レンズ11を光軸方向に移動させてフォーカス調整やズーム調整を行うと共に、撮像レンズ11を通過した光束による被写体像を撮像素子13の受光面に形成する。
撮像素子13は、動画像の撮影が可能な撮像素子であり、例えば、CCD型撮像素子、あるいはCMOS型撮像素子などによって構成される。なお、撮像素子13は、勿論、1フレーム毎の静止画の撮影も可能である。
撮像素子13は、撮像レンズ11の像空間側に配置され、その受光面に形成された被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成する。この撮像素子13の出力はアナログ信号処理部14に接続されている。
アナログ信号処理部14は、制御部20の指示に応じて、撮像素子13から出力されたアナログ画像信号に対し、CDS(相関二重サンプリング)、ゲイン調整、A/D変換などのアナログ信号処理を施すと共に、その処理後の画像信号を出力する。なお、アナログ信号処理部14の出力はバッファメモリ16に接続されている。
また、アナログ信号処理部14は、制御部20の指示に基づいてゲイン調整の調整量を設定し、それによってISO感度に相当する撮影感度の調整を行う。
TG15は、制御部20の指示に基づき撮像素子13およびアナログ信号処理部14に対してタイミングパルスを供給する。撮像素子13およびアナログ信号処理部14の駆動タイミングはそのタイミングパルスによって制御される。
バッファメモリ16は、アナログ信号処理部14から出力される画像信号を画像データとして一時的に記憶する。また、バッファメモリ16は、制御部20により記録媒体23から読み出された画像データや、制御部20による処理の過程で作成された画像データを一時的に記憶する。
画像処理部17は、制御部20の指示に応じて、バッファメモリ16の画像データに対し、ホワイトバランス調整、補間、輪郭強調、ガンマ補正、階調変換などの画像処理を施す。なお、画像処理部17は、ASICなどとして構成される。
表示制御部18は、制御部20の指示に応じて、画像処理後の画像データに所定の信号処理(例えば、NTSC方式の複合映像信号に変換するための信号処理)を施して表示部19へ出力する。この出力により、画像データが表示部19に表示される。なお、表示部19は、デジタルカメラ筐体の背面などに設けられたLCDモニタや、接眼部を備えた電子ファインダなどである。
圧縮/復号部21は、制御部20の指示に応じて、バッファメモリ16の画像データに圧縮処理又は復号処理を施す。なお、圧縮処理及び復号処理は、静止画撮影時には、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式などによって行われ、動画撮影時には、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)形式などによって行われる。
なお、本実施形態のデジタルカメラでは、動画撮影時には、MPEG形式などの動画像データを作成するだけでなく、撮影された各フレームの画像データを未現像状態のRaw形式のまま圧縮した動画像データ(以下、Raw動画像データと呼ぶ。)を作成することもできるが、この点については後述する。
記録I/F22には、記録媒体23を接続するためのコネクタが形成されている。記録I/F22は、そのコネクタに接続された記録媒体23にアクセスして、各種データの書き込みや読み出しを行う。制御部20は、撮影時には、この記録I/F22を介して、バッファメモリ16の圧縮処理後の画像データを記録媒体23へ記録する。なお、記録媒体23は、半導体メモリを内蔵したメモリカードや、小型のハードディスクなどである。
操作部24は、モード設定ボタン、レリーズボタン、動画撮影ボタン等の各種の操作部材を含み、ユーザーによる部材操作の内容に応じた操作信号を制御部20に送る。
制御部20は、ユーザーによる操作部材の操作内容に応じてデジタルカメラの各部を統括制御する。
例えば、撮影モードで動作中に動画撮影ボタンが押下されると、制御部20は、レンズ駆動部12、アナログ信号処理部14およびTG15を駆動して動画の撮影を開始する。このとき、撮像素子13は、所定の画素数の画像が所定のフレームレートで取得されるように駆動され、動画の各フレームに対応する画像データがアナログ信号処理部14を介してバッファメモリ16へ順次記録される。この後、制御部20は、画像処理部17を駆動して、バッファメモリ16に記録された各フレームの画像データに対し画像処理を施す。また、制御部20は、表示制御部18を駆動して、その画像処理後の画像データを表示部19に表示させる。そして、制御部20は、圧縮/復号部21を駆動して、その画像処理後の画像データに対しMPEG形式などによる圧縮処理を施すと共に、その圧縮されたデータ(動画像データ)を記録I/F22を介して記録媒体23へ記録する。
また、動画撮影中に、もう一度、動画撮影ボタンが押下されると、制御部20は、レンズ駆動部12、アナログ信号処理部14およびTG15の駆動を停止して動画の撮影を終了する。
ところで、本実施形態のデジタルカメラは、動画撮影時に、Raw動画像データを作成して、それを記録媒体23へ記録する機能(Raw動画像記録機能)を有している。
以下、この機能について、本実施形態のデジタルカメラが行う動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。図2のフローチャートの処理は、Raw動画像記録機能が有効に設定されている場合において、ユーザーが動画撮影ボタンを押下してデジタルカメラに動画の撮影を指示したときに実行されるものである。
ステップ101(S101):制御部20は、レンズ駆動部12、アナログ信号処理部14およびTG15を駆動して動画の撮影を開始する。このとき、撮像素子13は、所定の画素数の画像が所定のフレームレートで取得されるように駆動され、動画の各フレームに対応する画像データがアナログ信号処理部14を介してバッファメモリ16へ順次記録される。
ステップ102:制御部20は、Raw動画像データの記録に使用する記録用ファイルを作成する。なお、記録用ファイルは、記録I/F22を介して記録媒体23上に作成される。
ステップ103:制御部20は、バッファメモリ16に順次取得される動画の各フレームの画像データを色成分毎に分離して、色成分毎のフレームデータを作成する。
具体的には、例えば、図3の(1)に示すように、動画の各フレームの画像データがベイヤー(Bayer)配列のRawデータであるとした場合には、図3の(2)に示すように、各フレームの画像データを色成分毎に分離して、R,Gr,Gb,Bの4つのフレームデータ(サイズは元の1/4)を作成する。なお、作成された4つのフレームデータは、例えばバッファメモリ16などへ格納される。
ステップ104:制御部20は、順次作成されるR成分のフレームデータを圧縮符号化して、R成分の部分動画像データを生成する。なお、生成された部分動画像データは、例えばバッファメモリ16などへ格納される。
ところで、R成分を含め、各色成分のフレームデータは、それぞれ単体ではモノクロのフレームと考えることが可能であり、またフレーム内においては隣接する画素間の相関も高くなる。そのため、各色成分のフレームデータの圧縮符号化には、既存の動画用の圧縮符号化処理/方式である、例えば「MPEG−4 AVC/H.264」などを適用することができる。このように、本発明は、既存の動画用の圧縮符号化処理/方式をそのまま適用可能であり、汎用性が高い。
ステップ105:制御部20は、順次作成されるGr成分のフレームデータを圧縮符号化して、Gr成分の部分動画像データを生成する。なお、生成された部分動画像データは、例えばバッファメモリ16などへ格納される。
ステップ106:制御部20は、順次作成されるGb成分のフレームデータを圧縮符号化して、Gb成分の部分動画像データを生成する。なお、生成された部分動画像データは、例えばバッファメモリ16などへ格納される。
ステップ107:制御部20は、順次作成されるB成分のフレームデータを圧縮符号化して、B成分の部分動画像データを生成する。なお、生成された部分動画像データは、例えばバッファメモリ16などへ格納される。
ステップ108:制御部20は、生成された各色成分(R,Gr,Gb,B)の部分動画像データを、それぞれ記録I/F22を介して記録媒体23上の記録用ファイルへ記録する。
ステップ109:制御部20は、撮影終了が指示された否かを判定し、指示された場合にはステップ110へ移行し(Yes側)、一方、指示されていない場合にはステップ103へ移行して上記の処理を繰り返す(No側)。なお、撮影終了の指示は、既述のとおり、ユーザーによる動画撮影ボタンの再押下によって行われる。
ステップ110:制御部20は、付加情報を圧縮符号化すると共に、その処理後のデータを記録I/F22を介して記録媒体23上の記録用ファイルへ記録する。
なお、付加情報は、本発明の手法によって圧縮符号化されたRaw動画像データを復号する際などに必要となる情報であり、例えば、撮像素子の色配列(上記ベイヤー配列など)を示す情報や、圧縮符号化処理/方式(上記MPEG−4 AVC/H.264など)を示す情報などである。撮像素子の色配列を示す情報は、どのような色成分の部分動画像データが生成されたかを知るために、また圧縮符号化処理/方式を示す情報は、どのような手法を用いて圧縮符号化が行われたかを知るために使用することができる。
また、付加情報の圧縮符号化には、例えば、ハフマン符号化などの周知の圧縮符号化処理/方式を適用することができる。
ステップ111:制御部20は、記録I/F22を介して記録媒体23上の記録用ファイルをクローズし、また、レンズ駆動部12、アナログ信号処理部14およびTG15の駆動を停止して、動画の撮影を終了する。
(実施形態の補足事項)
なお、上記では、各色成分のフレームデータを圧縮符号化する処理(上記ステップ104〜107)を縦続的に実行するように説明した。しかし、その処理は、並列に実行してもよい。
また、上記ステップ110では、付加情報を圧縮符号化するように説明した。しかし、付加情報は暗号化するようにしてもよい。なお、その場合の暗号化には、例えば、AES(Advanced Encryption Standard)などの周知の暗号化処理/方式を適用することができる。なお、上記の説明から容易に理解されることだが、付加情報については、圧縮符号化、暗号化のいずれを行う場合にも、それに用いた処理/方式が復号時において既知である必要がある。
また、上記のフローチャートの処理では特に説明しなかったが、撮影によって取得される動画の各フレームの画像データを順次デジタルカメラのLCDモニタなどに表示するようにしてもよい。なお、その場合、表示用の画像データには、画像処理部17によって画像処理を施すようにする。
また、上記では、制御部20が、Raw動画像データの作成に係る処理(上記ステップ103〜107及びステップ110)を行うようにした。しかし、その処理は、圧縮/復号部21、或いは、専用に設けた別の回路が、制御部20の指示に応じて行うようにしてもよい。
また、上記では、動画の各フレームの画像データがベイヤー配列のRawデータであるとした場合に、各フレームの画像データを色成分毎に分離して、R,Gr,Gb,Bの4つのフレームデータを作成するように説明した。しかし、GrとGbの色成分については、それら2つの平均をとって1つの色成分のGとするようにしてもよい。つまり、その場合、R,G,Bの3つのフレームデータを作成するようにする。また、その場合には、その1つの色成分のGとしたことを示す情報を付加情報として持たせるようにするとよい。
また、上記では、動画の各フレームの画像データは、R,G(Gr及びGb),Bのベイヤー配列のRawデータであるとしたが、もちろん、ベイヤー以外のカラー配列のRawデータであってもよい。さらに、画像データのカラーは、RGBカラーだけでなく、CMYカラーであってもよい。
また、上記ステップ103の前処理として、階調変換処理を、動画の各フレームの画像データに対して施すようにするとよい。そうすることで、例えば、画像データの元の階調が12ビットであった場合に10ビットに階調変換すれば、変換しない場合と比べて、圧縮後に作成されるRaw動画像データのデータ量を減らす(少なくする)ことができ、また、既存の動画像圧縮符号化処理/方式に対応したビット数に変換可能となる。
また、上記ステップ104〜107での圧縮符号化に非可逆の圧縮符号化処理/方式を用いる場合には、上記ステップ103の前処理として、ホワイトバランス調整などの画像の色成分に対するゲイン調整処理を、動画の各フレームの画像データに対して施すようにするとよい。これは、非可逆圧縮の場合、その圧縮符号化処理によって動画像の色合いが圧縮後に変化(画質劣化)してしまう可能性があるためである。従って、圧縮前に、予め、各フレームの画像データの色成分毎(例えば、R,G,B毎)にそれぞれ異なるゲインを使用してゲイン調整を行うことで、その画質劣化を低減させることができる。なお、調整に使用するゲインは、圧縮符号化処理/方式の特性から推定される色合いの変化(画質劣化)度合いに基づいてその値を決定するようにする。
また、これら階調変換処理とゲイン調整処理との両方を、上記ステップ103の前処理として、動画の各フレームの画像データに対して施すようにしてもよい。
なお、上記では、圧縮符号化処理について説明したが、復号処理については、上記と逆の手順で行うことで容易に実現することができる。但し、上記の説明から容易に理解されるとおり、最初に付加情報をデコードし、そして、そのデコード後の情報に基づいて各色成分の部分動画像データを復号する必要がある。
また、上記では、Raw状態の動画像を圧縮符号化する例について説明したが、本発明の手法は、連写撮影されたRaw状態の静止画像群(連写画像)についても同様に適用することができる。そのため、連写撮影されたRaw状態の静止画像を個々に圧縮符号化する場合と比べて圧縮率を高めることができる。
(実施形態の作用効果)
以上、本実施形態のデジタルカメラでは、撮影により取得された動画の各フレームの画像データ(Rawデータ)から、色成分毎のフレームデータが作成される。このように画像データ(Rawデータ)から分離された色成分毎のデータ(フレームデータ)は、それぞれ単体ではモノクロのフレームと考えることが可能であり、フレーム内における隣接画素間の相関も高いので、効率的に圧縮することが可能である。なお、圧縮には既存の動画用の圧縮符号化処理/方式をそのまま適用することが可能である。
そして、それら色成分毎のフレームデータが、それぞれ個別に圧縮符号化されて、色成分毎の部分動画像データが生成される。
また、生成された全ての色成分の部分動画像データは、記録用ファイルにRaw動画像データとして記録される。
なお、このようにして記録媒体などに記録されたRaw動画像データは、上記と逆の手順によって復号することができる。
従って、本実施形態のデジタルカメラによれば、Raw状態の動画像を効率的に圧縮し、圧縮後のデータをRaw状態の動画像に復号することができる。
(その他)
なお、上述したデジタルカメラの動作に係るプログラムのステップ102〜111(但しステップ109は除く。)の処理については、コンピュータなどの外部処理装置に実行させてもよい。その場合、必要なプログラムがCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体やインターネット等の通信網などを介して外部処理装置へインストールされる。
また、上記ではデジタルカメラの実施例を説明したが、本発明は、動画像や連写画像を撮影することが可能な他の機器、例えば、デジタルビデオカメラや携帯電話などにも適用することが可能である。
11…撮像レンズ,12…レンズ駆動部,13…撮像素子,14…アナログ信号処理部,15…タイミングジェネレータ(TG),16…バッファメモリ,17…画像処理部,18…表示制御部,19…表示部,20…制御部,21…圧縮/復号部,22…記録インターフェース(記録I/F),23…記録媒体,24…操作部,25…バス

Claims (5)

  1. 連続的な一連の撮影により取得された複数枚のRaw画像を圧縮符号化/復号する画像処理装置であって、
    前記Raw画像から分離された色成分毎のデータを、それぞれ個別に圧縮符号化/復号する圧縮符号化/復号手段と、
    前記圧縮符号化を非可逆圧縮で行うときに、圧縮符号化されたデータについて前記Raw画像への復号が確保されるように、前記分離の前処理として、前記Raw画像の色成分毎に、前記圧縮符号化の処理/方式の特性から推定される色合いの変化度合いに基づいて決定したゲインを用いてゲイン調整を行う画像処理手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記画像処理手段は、前記圧縮符号化を行うときに、前記分離の前処理として、前記Raw画像に階調変換処理を施
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記圧縮符号化/復号手段は、既存の処理/方式を用いて前記圧縮符号化/復号を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の画像処理装置において、
    前記Raw画像の各色成分は、撮像素子の色配列に基づいて区分される
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 連続的な一連の撮影により取得された複数枚のRaw画像を圧縮符号化/復号する画像処理プログラムであって、
    前記請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の前記圧縮符号化/復号手段及び前記画像処理手段が行う処理をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする画像処理プログラム
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