JP5407210B2 - シロキサン樹脂組成物およびそれを用いた硬化膜 - Google Patents
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大原 昇ら著、「プラスチック基材を中心としたハードコート膜における材料設計・塗工技術と硬度の向上」、技術情報協会、2005年4月28日、301ページ
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを108.96g(0.80mol)、フェニルトリメトキシシランを39.66g(0.20mol)、ジアセトンアルコール(DAA)を127.88g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水54.0gにリン酸0.297g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。40℃で1時間攪拌した後、オイルバス温度を70℃に設定して1時間攪拌し、さらにオイルバスを30分かけて115℃まで昇温した。昇温開始1時間後に溶液の内温が100℃に到達し、そこから2時間加熱攪拌した(内温は100〜110℃)。反応中に副生成物であるメタノール、水が合計110g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(i)を得た。Si原子に対するフェニル基含有率をポリシロキサンの29Si−核磁気共鳴スペクトル(NMR)により測定したところ20モル%であった。なお、得られたポリマーの重量平均分子量(Mw)をGPCにより測定したところ8000(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを81.72g(0.60mol)、フェニルトリメトキシシランを79.32g(0.40mol)、DAAを138.57g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水54.0gにリン酸0.322g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計110g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(ii)を得た。Si原子に対するフェニル基含有率をポリシロキサンの29Si−NMRにより測定したところ40モル%であった。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ6000(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを54.48g(0.40mol)、フェニルトリメトキシシランを118.98g(0.60mol)、DAAを149.26g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水54.0gにリン酸0.347g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計110g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(iii)を得た。Si原子に対するフェニル基含有率をポリシロキサンの29Si−NMRにより測定したところ60モル%であった。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ5500(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを54.48g(0.40mol)、フェニルトリメトキシシランを79.32g(0.40mol)、ビニルトリメトキシシランを29.61g(0.20mol)、DAAを140.61g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水54.0gにリン酸0.327g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計110g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(iv)を得た。Si原子に対するフェニル基含有率をポリシロキサンの29Si−NMRにより測定したところ40モル%であった。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ7500(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを54.48g(0.40mol)、フェニルトリメトキシシランを79.32g(0.40mol)、γ−アクリロイルプロピルトリメトキシシランを46.88g(0.20mol)、DAAを155.47g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水54.0gにリン酸0.3617g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計110g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(v)を得た。Si原子に対するフェニル基含有率をポリシロキサンの29Si−NMRにより測定したところ40モル%であった。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ7500(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを54.48g(0.40mol)、フェニルトリメトキシシランを79.32g(0.40mol)、Mシリケート51(多摩化学工業株式会社製)を23.50g(Si原子換算で0.20mol)、DAAを135.50g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水52.2gにリン酸0.315g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計100g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(vi)を得た。Si原子に対するフェニル基含有率をポリシロキサンの29Si−NMRにより測定したところ40モル%であった。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ8000(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを54.48g(0.40mol)、フェニルトリメトキシシランを79.32g(0.40mol)、シリカ粒子PL−2L−DAA(固形分濃度21.9重量%、扶桑化学工業(株)製)を54.87g(Si原子換算で0.20mol)、DAAを92.42g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水43.20gにリン酸0.292g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計95g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(vii)を得た。Si原子に対するフェニル基含有率をポリシロキサンの29Si−NMRにより測定したところ40モル%であった。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ6000(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを27.24g(0.20mol)、フェニルトリメトキシシランを79.32g(0.40mol)、ビニルトリメトキシシラン29.61g(0.2mol)、シリカ粒子PL−2L−DAA(固形分濃度21.9重量%、扶桑化学工業(株)製)を54.87g(Si原子換算で0.20mol)、DAAを94.06g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水43.20gにリン酸0.296g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで、合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計95g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(viii)を得た。Si原子に対するフェニル基含有率をポリシロキサンの29Si−NMRにより測定したところ40モル%であった。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ6000(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを54.48g(0.40mol)、フェニルトリメトキシシランを79.32g(0.40mol)、トリフルオロプロピルトリメトキシシランを43.64g(0.20mol)、DAAを152.68g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水54.0gにリン酸0.327g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計110g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(ix)を得た。Si原子に対するフェニル基含有率をポリシロキサンの29Si−NMRにより測定したところ40モル%であった。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ7500(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにフェニルトリメトキシシランを198.3g(1.0mol)、DAAを170.63g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水54.00gにリン酸0.394g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計120g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(x)を得た。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ6000(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを40.86g(0.30mol)、フェニルトリメトキシシランを79.32g(0.40mol)、Mシリケート51(多摩化学工業株式会社製)を35.25g(Si原子換算で0.30mol)、DAAを168.32g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水51.3gにリン酸0.311g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計110g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(xi)を得た。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ7000(ポリスチレン換算)であった。
500mLの三口フラスコにメチルトリメトキシシランを108.96g(0.80mol)、γ−アクリロイルプロピルトリメトキシシランを46.88g(0.20mol)、DAAを134.10g仕込み、40℃のオイルバスに漬けて攪拌しながら水54.00gにリン酸0.312g(仕込みモノマーに対して0.2重量%)を溶かしたリン酸水溶液を滴下ロートで10分かけて添加した。次いで合成例1と同条件で加熱攪拌したところ、反応中に副生成物であるメタノール、水が合計120g留出した。得られたポリシロキサンのDAA溶液に、ポリマー濃度が40重量%となるようにDAAを加えてポリシロキサン溶液(xii)を得た。なお、得られたポリマーの重量平均分子量をGPCにより測定したところ9000(ポリスチレン換算)であった。
500mlのフラスコに2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)を3g、PGMEA(プロピレングリコールメチルエーテルアセテート)を50g仕込んだ。その後、メタクリル酸を30g、ベンジルメタクリレートを35g、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−8−イルメタクリレートを35g仕込み、室温でしばらく攪拌し、フラスコ内を窒素置換した後、70℃で5時間加熱攪拌した。次に、得られた溶液にメタクリル酸グリシジルを15g、ジメチルベンジルアミンを1g、p−メトキシフェノールを0.2g、PGMEAを100g添加し、90℃で4時間加熱攪拌し、アクリル樹脂溶液(a)を得た。得られたアクリル樹脂溶液(a)に固形分濃度が40重量%になるようにPGMEAを加えた。アクリル樹脂の重量平均分子量は10000、酸価は118mgKOH/gであった。
(1)透過率の測定
5cm角のガラス基板上に作製した膜厚1.5μmの硬化膜について、紫外−可視分光光度計UV−260(島津製作所(株)製)を用いて、400nmの透過率を測定した。なお、膜厚は大日本スクリーン製造(株)製ラムダエースSTM−602を用いて屈折率1.50で測定した。以下に記載する膜厚も同様である。
(2)耐クラック性の評価
5cm角のガラス基板上に作製した膜厚1.5μmの硬化膜を、さらに空気中250℃で3時間加熱した後、光学顕微鏡で表面を観察し、クラックの有無を観察した。評価を以下の5段階で判定し、4以上を合格とした。
5:膜に全くクラックが発生していない。
4:基板四隅のうち1カ所にクラックが発生している。
3:基板四隅中のうち2カ所以上4カ所以下の範囲でクラックが発生している。
2:基板周辺部にクラックが発生している。
1:基板全面にクラックが発生している。
(3)硬度の測定
5cm角のガラス基板上に作製した膜厚1.5μmの硬化膜について、「JIS K5600−5−4(1999)」に準拠して鉛筆硬度を測定した。ただし、負荷加重を500gとした。
(4)耐擦傷性の評価
5cm×7cmのガラス基板上に作製した膜厚1.5μmの硬化膜について、#0000のスチールウールを硬化膜上で200gの荷重をかけ長辺方向に10往復させたときの傷の入り具合を観察した。評価を以下の5段階で判定し、4以上を合格とした。
5:膜に全く傷が入っていない。
4:膜に1〜10本の傷が入っている。
3:膜に11〜30本の傷が入っている。
2:膜に31〜50本の傷が入っている。
1:膜に51本以上の傷が入っている。
(5)感度
露光、現像後、30μmのラインアンドスペースパターンを1対1の幅に形成する露光量(以下、これを最適露光量という)を感度とした。露光量はI線照度計で測定した。
(6)解像度
最適露光量における現像後の最小パターン寸法を測定した。
(7)パターン加工性
シリコンウエハ上にパターン加工した後、未露光部に溶け残りが発生しているかどうかを観察した。溶け残りの無いものを「○」、溶け残りのあるものを「×」とした。
黄色灯下にて2−メチル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン(商品名「イルガキュア907」チバスペシャリティケミカル製)0.5166g、4,4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン0.0272gをDAA2.9216g、PGMEA2.4680gに溶解させ、トリペンタエリスリトールポリアクリレートおよびテトラペンタエリスリトールポリアクリレートおよびペンタペンタエリスリトールポリアクリレートの混合物(商品名「T−PE−A」、広栄化学工業製)のPGMEA50重量%溶液5.4379g、4−t−ブチルカテコールのPGMEA1重量%溶液1.4958g、ポリシロキサン溶液(i)6.7974g、シリコーン系界面活性剤であるBYK−333(ビックケミージャパン(株)製)のPGMEA1重量%溶液を0.2000g(濃度100ppmに相当)加え、撹拌した。次いで0.45μmのフィルターでろ過を行い、シロキサン樹脂組成物Aを得た。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(ii)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Bを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Bを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(iii)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Cを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Cを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
「T−PE−A」の代わりにトリペンタエリスリトールオクタアクリレートを用いる以外は実施例2と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Dを得た。得られた組成物を実施例1と同様にして評価を行った。
「T−PE−A」の代わりにテトラペンタエリスリトールデカアクリレートを用いる以外は実施例2と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Eを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Eを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(iv)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Fを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Fを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(v)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Gを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Gを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(vi)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Hを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Hを、用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(vii)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Iを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Iを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(viii)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Jを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Jを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(ix)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Kを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Kを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
黄色灯下にて「イルガキュア907」0.4737g、4,4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン0.0249gをDAA3.2606g、PGMEA2.8283gに溶解させ、「T−PE−A」のPGMEA50重量%溶液4.9859g、4−t−ブチルカテコールのPGMEA1重量%溶液1.3810g、ビニルトリエトキシシラン0.4986g、ポリシロキサン溶液(ii)6.2323g、シリコーン系界面活性剤であるBYK−333(ビックケミージャパン(株)製)のPGMEA1重量%溶液を0.2000g(濃度100ppmに相当)加え、撹拌した。次いで0.45μmのフィルターでろ過を行い、シロキサン樹脂組成物Lを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Lを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
黄色灯下にて「イルガキュア907」0.4373g、4,4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン0.0230gをDAA0.2644g、PGMEA3.1332gに溶解させ、「T−PE−A」のPGMEA50重量%溶液4.6032g、4−t−ブチルカテコールのPGMEA1重量%溶液1.3810g、シリカ粒子PL−2L−DAA(固形分濃度21.9重量%、扶桑化学工業(株)製)を4.2039g、ポリシロキサン溶液(ii)5.7540g、シリコーン系界面活性剤であるBYK−333(ビックケミージャパン(株)製)のPGMEA1重量%溶液を0.2000g(濃度100ppmに相当)加え、撹拌した。次いで0.45μmのフィルターでろ過を行い、シロキサン樹脂組成物Mを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Mを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(x)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Nを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Nを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(ii)の代わりにポリシロキサン溶液(iv)を用い、ビニルトリエトキシシランの代わりにγ−メタクリロイルプロピルトリメトキシシランを用いる以外は実施例12と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Oを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Oを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(ii)の代わりにポリシロキサン溶液(iv)を用いる以外は実施例13と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Pを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Pを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(xi)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Qを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Qを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにポリシロキサン溶液(xii)を用いる以外は実施例1と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Rを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Rを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
DAA2.5150g、PGMEA2.0259g、「T−PE−A」のPGMEA50重量%溶液5.9801g、4−t−ブチルカテコールのPGMEA1重量%溶液1.7940g、ポリシロキサン溶液(ii)7.4751g、シリコーン系界面活性剤であるBYK−333(ビックケミージャパン(株)製)のPGMEA1重量%溶液を0.2000g(濃度100ppmに相当)加え、撹拌した。次いで0.45μmのフィルターでろ過を行い、シロキサン樹脂組成物Sを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Sを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
「T−PE−A」の代わりにジメチロールトリシクロデカンジアクリレートを用いる以外は実施例2と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Tを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Tを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
「T−PE−A」の代わりにジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(商品名「DPHA」、日本化薬製)を用いる以外は実施例2と同様に行い、シロキサン樹脂組成物Uを得た。得られたシロキサン樹脂組成物Uを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
ポリシロキサン溶液(i)の代わりにアクリル樹脂溶液(a)を用い、DAAの代わりにPGMEAを用いる(トータルでPGMEAが5.3896g)以外は実施例1と同様に行い、アクリル樹脂組成物Xを得た。得られたアクリル樹脂組成物Xを用いて、実施例1と同様にして評価を行った。
Claims (9)
- (A)Si原子1モルに対して0.1〜0.8モルのフェニル基及びSi原子1モルに対して0.01〜0.6モルのラジカル性重合基を有する、アルカリ溶解性のポリシロキサン、(B)光ラジカル重合開始剤および(C)トリペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレート、テトラペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレートおよびペンタペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1種のラジカル重合性モノマーを含有することを特徴とするシロキサン樹脂組成物。
- さらに(D)ラジカル重合性基を有するオルガノシラン化合物を含有することを特徴とする請求項1記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記ラジカル重合性基が、(メタ)アクリロイル基であることを特徴とする請求項1または2記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記(A)ポリシロキサンが、フェニル基を有するオルガノシラン化合物を含むオルガノシラン化合物を金属化合物粒子存在下で加水分解し、該加水分解物を縮合して得られるポリシロキサンであることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のシロキサン樹脂組成物。
- さらに(E)金属化合物粒子を含有することを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のシロキサン樹脂組成物。
- 前記(A)ポリシロキサンがフッ素を有することを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のシロキサン樹脂組成物。
- 請求項1〜7いずれか記載のシロキサン樹脂組成物を硬化して得られる硬化膜。
- 請求項1〜7いずれか記載のシロキサン樹脂組成物を120〜280℃で熱硬化して硬化膜を得る、熱硬化工程を備える、硬化膜の製造方法。
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