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JP5493287B2 - 検出装置および位置情報管理システム - Google Patents

検出装置および位置情報管理システム Download PDF

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JP5493287B2
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Description

本発明は、携帯型情報端末、検出装置、位置情報管理システム、位置情報管理方法に関するものであり、携帯型情報端末により通信装置に位置情報を通知する技術に関するものである。
従来、物体の識別に用いる無線ICチップであるICタグを用いて、ICタグから発信する無線信号を検知することにより、人や物体の位置情報を管理するシステムが知られている。昨今では、UHF帯域の電波によりデータ通信が可能な電子タグが、通信領域内に配設されたアンテナを介して通信装置とデータ通信を行うことにより、物体の検知を実現するシステムが提供されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の技術によれば、アンテナは、回転軸の周囲に回転可能に支持され、通信可能領域である空間内の複数個所に設置されている。従って、通信領域内でアンテナを走査させることにより、UHF領域内に存在する全ての電子タグと通信装置とのデータ通信が可能になり、リアルタイムに位置検出を行うことが可能である。
特開2005−192030号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、電子タグを、UHF帯域の電波によりデータ通信する構成としている。そのため、設置エリアに回転機構からなるアンテナ(受信装置)を配設し、アンテナで通信領域内を走査し、通信領域内に存在するタグを検出するとともに、アンテナから通信装置に検出結果を通知する構成としている。しかしながら、アンテナを回転機構とすると、支持部材に十分な強度を確保するため、補強部品を付設したり板厚を大きくしたりする必要が生じ、受信装置全体の構成が複雑化する虞れがある。また、アンテナから外部装置に検出結果を通知する構成によれば、アンテナを設置管理する上で煩雑となる虞れがあり、好ましいものとはいえない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、検出装置全体の構成を容易にするとともに、設置及び管理を煩雑化することなく位置検出を確実に行うことが可能な携帯型情報端末、検出装置、位置情報管理システム、位置情報管理方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、携帯型情報端末を検出する検出装置であって、集光手段と、前記集光手段により集光された光を受光する受光領域とを備え、前記携帯型情報端末の固有の識別情報である端末識別情報を含む光信号を受信する受信手段と、前記受光領域内で光が受光された位置であるスポット位置を特定し、前記スポット位置に基づいて前記光信号が発信された位置の方向である発信位置方向を判定し、前記発信位置方向に基づいて、前記検出装置の検出領域における前記携帯型情報端末の相対位置である相対位置情報を算出する位置情報算出手段と、前記相対位置情報と、前記端末識別情報と、前記検出装置の固有の識別情報である検出装置識別情報とを前記携帯型情報端末に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、携帯型情報端末と、前記携帯型情報端末を検出する検出装置と、前記携帯型情報端末の位置情報を管理する位置情報管理装置と、を備えた位置情報管理システムであって、前記携帯型情報端末は、前記携帯型情報端末の固有の識別情報である端末識別情報を含む信号を発信する発信手段と、前記端末識別情報と、前記検出装置の固有の識別情報である検出装置識別情報と、前記検出装置により算出される、前記検出装置の検出領域における前記携帯型情報端末の相対位置である相対位置情報とを受信する受信手段と、受信した前記端末識別情報と前記検出装置識別情報と前記相対位置情報とを、前記位置情報管理装置に送信する送信手段と、を備え、前記検出装置は、集光手段と、前記集光手段により集光された光を受光する受光領域とを備え、前記端末識別情報を含む光信号を受信する受信手段と、前記受光領域内で光が受光された位置であるスポット位置を特定し、前記スポット位置に基づいて前記光信号が発信された位置の方向である発信位置方向を判定し、前記発信位置方向に基づいて、前記検出装置の検出領域における前記携帯型情報端末の相対位置である相対位置情報を算出する位置情報算出手段と、前記相対位置情報と、前記端末識別情報と、前記検出装置識別情報とを前記携帯型情報端末に送信する送信手段と、を備え、前記位置情報管理装置は、前記検出装置識別情報と、検出装置が設置される場所とを対応付けた位置情報データベースを記憶する記憶手段と、前記相対位置情報と、前記端末識別情報と、前記検出装置識別情報と、前記位置情報データベースとに基づいて前記携帯型情報端末の絶対位置を特定する解析手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、携帯型情報端末は、UHF帯域の電波によらずに固有の識別情報を含む信号を搬送媒体を介して検出装置に発信する。従って、検出装置を回転機構と構成する必要がなく、装置全体の構成を容易にすることができる。また、本発明によれば、携帯型情報端末の固有の識別情報と、検出装置の固有の識別情報と、検出装置により算出される携帯型情報端末の相対する位置である相対位置情報とを検出装置から受信し、位置情報管理装置に送信する。このように、携帯型情報端末から、位置情報管理装置に対して、検出装置から受信した情報を直接送信することから、検出装置の設置及び管理を煩雑化することなく位置検出を確実に行うことが可能となるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる携帯型情報端末、検出装置、位置情報管理システム、位置情報管理方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる実施の形態1にかかる位置情報管理システムの全体構成を示す図である。位置情報管理システム1は、光IDタグ(携帯型情報端末)100、リーダー(検出装置)200、位置情報管理サーバ300(位置情報管理装置)とを主に備えている。光IDタグ「Ir-ID」(Infrared-Identification Date)(携帯型情報端末)100は、物体毎に備えられている。ここで、物体とは物のみならず人物を含むこととする。これにより、例えば光IDタグ100を利用者が保持し、利用者が保持する物に備え付け、搬入対象となる荷物に備え付ける等の態様によりタグを検出し、後述する処理を行うことが可能になる。実施の形態1においては、光IDタグ100は、受光素子(光電池)、LED(Light Emitting Diode)、マイクロコンピュータを一体化した光通信モジュールであって、赤外光を信号搬送媒体として用いた赤外線通信が可能である。リーダー200は、設置エリア10において天井部に配設され、光IDタグ100から送信された信号を検出する。位置情報管理サーバ300は、リーダー200の設置エリア10とは離れた場所において、光IDタグ100とネットワーク70を介して通信可能に設置されている。
実施の形態1における位置情報システムにおいては、リーダー200は設置エリア10において光IDタグ100により出力された信号を受信するとともに、受信した信号に基づいて光IDタグ100の相対位置座標を算出し、光IDタグ100に送信する。そして、光IDタグ100は受信した情報に時間情報を付与して、ネットワーク70を介して位置情報管理サーバ300にネットワーク70を通じて送信する。そして、位置情報管理サーバ300は、光IDタグ100から受信した位置情報等に基づいて光IDタグ100の絶対位置を特定するものである。
図2は、実施の形態1にかかる光IDタグの主な機能構成を示すブロック図である。光IDタグ100は、受信部110(受信手段)と、送信部120(送信手段)と、タイマー130と、記憶部140(記憶手段)と、光送信部150(発信手段)と、を主に備えている。
記憶部140はメモリ等の記憶媒体である。記憶部140には、光IDタグ100の固有の識別情報であるタグIDが予め記憶されている。また、リーダー200から、光IDタグ100の設置エリア10(検知エリア)における相対位置座標とタグIDとリーダーIDを受信すると、相対位置座標とタグIDとリーダーIDとが対応付けて記憶部140に記憶される。
光発信部150は、タグIDを含む光信号としてのビーコン信号を、信号搬送媒体に赤外光を用いることにより、所定の間隔でリーダー200に発信する光発信手段である。光発信部150は、例えば、LED発光を利用したLEDモジュール等により構成される。光発信部150から発信する、タグIDを含む光信号の構成について説明する。
図3は、実施の形態1にかかる光信号としてのビーコン信号の信号構成を示す説明図である。光信号は、例えば同期用の信号のプリアンブル、タグID、データ信号及び通信の終わりを示すCRの信号からなり、ASKやPPM(パルス位置変調方式)等の赤外線通信方式を用いた方法により変調送信される。
図2に戻り、受信部110は、Bluetooth規格やZigbee規格等の短距離無線通信によってリーダー200から送信された、相対位座標とタグIDとリーダーIDとを受信する受信手段である。タイマー130は、現在時刻を計時する計時手段である。
送信部120は、リーダー200から受信したタグID100の相対位置座標とタグIDとリーダーIDと、時間情報とを対応付けて、ネットワーク70を介して位置情報管理サーバ300に送信する通信手段である。
図4は、実施の形態1にかかるリーダーの主な機能構成を示すブロック図である。リーダー200は、受光部210(受信手段)と、送信部220(送信手段)と、制御部230と、位置情報算出部240(位置情報算出手段)と、記憶部250と、復調部260とを主に備えている。
制御部230はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶部を有し、相対位置座標の算出処理に係る諸機能を制御する。記憶部250はメモリ、ハードディスクドライブ装置(HDD)等の記憶媒体である。実施の形態1において、記憶部250には、リーダー200の固有の識別情報であるリーダーIDが記憶されている。復調部260は、受光したビーコン信号を増幅し、復調することにより、ビーコン信号に含まれるタグID等の情報を取得する手段である。
位置情報算出部240は、レンズ60を透過して受光領域30に入射したビーコン信号の位置である入射スポット位置を特定するとともに、後述するように、検出エリアにおける入射スポット位置に基づいて、光IDタグ100の相対位置座標を算出する。
送信部220は、位置情報算出部240において算出した、検出エリア50における光IDタグ100の相対位置座標と、リーダーIDとをタグIDとを対応付けて、Bluetooth規格やZigbee規格等の短距離無線通信により、ブロードキャストモードで光IDタグ100に送信する送信手段である。
受光部210は、所定の受光領域を有しており、受光領域において光IDタグが発信した光信号としてのビーコン信号を受光する受光手段である。受光部210の詳細については後述する。
図5は、実施の形態1にかかるリーダー200のハードウェア構成を示す説明図である。図5に示すように、受光部210は、リーダー200の設置エリア10である居室内部の天井部に設置される受光領域30と、天井部から焦点距離に配設される集光手段であるレンズ60とから構成されている。受光領域30の周囲4辺には電極を設け、受光領域には、位置検出機能を有する半導体であって、均一な抵抗からなる位置検出素子20(フォトダーオード(Photodiode))を配設している。レンズ60は、天井部を起点とする焦点距離に不図示のフレーム等に支持されることにより配設されている。赤外光であるビーコン信号について、レンズ60に透過させることにより、ビーコン信号が発信された位置の方向である入射方向を特定することが可能となる。
復調部260は、加算部260aと、BPF(Band-Pass Filter)260bと、変調部260cとを有している。加算部260aは、受光領域30において受光したビーコン信号に基づいて、受光電力出力値の和を算出する。BPF(Band-Pass Filter)260bは、所定の周波数の信号を通過させるノイズ除去手段である。変調部260cは、ノイズを除去後、信号を変調し、タグIDを取得する変調手段である。
位置情報算出部240は、増幅器240a〜240dと、BPF(Band-Pass Filter)240e〜240hと、演算回路240iとを備えている。増幅器240a〜240dは、受光電力出力値を増幅させる増幅手段である。BPF(Band-Pass Filter)240e〜240hは、受光電力出力値について、所定の周波数の信号を通過させるノイズ除去手段である。演算回路240iは、入射方向に対応したビーコン信号の入射スポット位置を演算する回路である。
続いて、上述の構成を有するリーダー200におけるICタグの検知エリアにおける相対位置座標の算出処理について説明する。相対位置座標は、入射スポット位置aを求め、この入射スポット位置aから入射方向ベクトルvを算出して、入射方向ベクトルvから求める。
光IDタグ100から送信されたビーコン信号は、レンズ60を透過して受光領域30で受光される。赤外光であるビーコン信号について、レンズ60に透過させて受光領域30に集光することにより、ビーコン信号が発信された位置の方向である入射方向を特定することが可能となる。図5に示すように、受光領域30における受光面中心を原点とする座標系を考えた場合、受光領域30内の位置検出素子20によって検出されたビーコン信号の各光出力電流値は、増幅手段240a〜240dによる増幅処理を経て、BPF240e〜240hによりノイズ除去処理を経た後、アナログ演算回路240iにより入射スポット位置aが算出される。正確には受光領域30における中心を原点とする表面座標(x、y)に比例した電圧出力をAD変換して、受光領域30における入射スポット位置aを算出している。そして、算出した入射スポット位置aと、受光領域30とレンズ60との間の距離であって、受光領域30の中心から焦点までの距離である焦点距離fとに基づいて、入射スポット位置aと焦点距離fとを各要素値に持つベクトルである、入射方向ベクトルvを算出する。
受光領域におけるスポット位置aの座標を(xp,yp)とし、焦点距離をfとすると、入射方向ベクトルvは次式(1)のように求めることができる。
v=(xp,yp,−f)…(1)
次に、光IDタグ100の相対位置座標の算出方法について説明する。
図6は、実施の形態1にかかるリーダーにおける相対位置座標算出の過程を示す説明図である。ここで、相対位置座標とは、受光領域30に対して平行な仮想面である検出エリア50における、検出エリア50の中心を原点とした仮想直交位置座標系における位置座標を意味する。位置情報算出部240は、算出した入射方向ベクトルvに基づいて、光IDタグ100の高さ寸法とほぼ等しい位置に存在する天井部cに平行な仮想面である検出エリア50における光IDタグ100の相対位置座標を算出する。位置情報算出部240は、入射方向ベクトルvと、天井部cから検出エリア50までの鉛直方向の距離情報d1とを用いて、検出エリア50と入射方向ベクトルvとの交点より、検出エリア50における光IDタグ100の相対位置座標を算出する。
リーダー200から仮想面50までの鉛直方向の距離d1は、予め記憶部250に距離情報を記憶させて用いることができる。例えば、光IDタグ100を人物に装着する場合には、平均身長データと、通常の建築物における天井部Cと床部Fとの間の距離hと、の平均距離の差を距離情報として記憶しておく方法や、距離センサをリーダー200に設けて、計測値を取得する方法や、リーダー200に距離選択手段を設けておき、設置時に所定の距離を適宜選択して設定しておく方法等を用いてもよい。また、天井部Cと受光領域30との間の距離をhとし、床面と光IDタグ100との間の距離をd2とし、hからd1を差し引くことによりd1を求めることとしてもよい。リーダー200の高さ寸法は、床面から天井までの高さに比べ短いことから、床面と天井との間の距離を距離hとしてそのまま用いてもよい。
図7は、実施の形態1にかかる位置情報管理サーバの主な機能構成を示すブロック図である。位置情報管理サーバ300は、位置情報データベース310、解析部320、通信部330とを主に備えている。通信部330は、ネットワークを介して光IDタグ100から情報を受信する。通信部330は、光IDタグ100からネットワークを通じて送信された携帯型情報端末の相対位置座標と、タグIDと、リーダーIDとを受信する。
解析部320は、光IDタグ100から情報を受信すると、位置情報データベース310を参照し、受信したリーダーIDに対応するリーダーIDに対応付けられる設置エリアを取得する。そして、タグIDと相対位置座標と、設置エリアとに基づいて、光IDタグの絶対位置を特定する。ここで、絶対位置とは、設置エリアとその設置エリアにおける光IDタグの相対位置座標で示される。なお、これに限定されるものではなく、絶対位置を設置エリアにかかわらず一意な位置座標として算出するように構成してもよい。
位置情報データベース310は、リーダー200のリーダーIDと設置エリアとを蓄積するデータベースである。
図8は、実施の形態1にかかる位置情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。実施の形態1において、位置情報データベースは、リーダー200の固有の識別情報であるリーダーIDと、リーダー200の設置されている設置エリアとを対応付けて記憶している。
次に、以上の構成を有する位置情報管理システムにおいて、リーダー200におけるビーコン信号の受信から光IDタグに相対位置座標を送信するまでの処理手順について説明する。図9は、実施の形態1にかかるリーダーにおける相対位置座標算出の処理手順を示すフローチャートである。
まず、受光部210において、光IDタグ100より発光された、タグIDを含むビーコン信号を受光する(ステップS900)。そして、位置情報算出部240は、受光領域30内の位置検出素子20によって検出されたビーコン信号の各光出力電流値より、受光領域30における入射スポット位置aを算出する(ステップS902)。復調部260は、電極の受光電力出力値の和を出力し、光信号(ビーコン信号)を復調し(ステップS904)、タグID等の情報を取得する(ステップS906)。位置情報算出部240は、入射スポット位置aと、焦点距離fとから入射方向ベクトルvを(1)式により算出する(ステップS908)。そして、算出した入射方向ベクトルvと距離情報とに基づいて検出エリア50における光IDタグ100の相対位置座標を算出する(ステップS910)。送信部220は、算出した相対位置座標にタグIDとリーダーIDとを対応付けて光IDタグ100に送信する(ステップS912)。
続いて、光IDタグ100において、相対位置座標とタグIDとリーダーIDとを受信してから、受信情報を位置情報管理サーバ300に送信するまでの処理について説明する。図10は、実施の形態1にかかる光IDタグにおける、相対位置座標とリーダーIDとタグIDとを送信する処理手順を示すフローチャートである。
受信部110は、リーダー200から送信された、相対位置座標とタグIDとリーダーIDとを受信する(ステップS1000)。受信部110は、受信情報に含まれるタグIDを参照し(ステップS1002)、記憶部140に記憶されている自己のタグIDと一致するか否かを判断する(ステップS1004)。受信したタグIDと、記憶されているタグIDとが一致した場合には(ステップS1004;Yes)、受信した相対位置座標とリーダーIDとタグIDとを対応付けて記憶部140に記憶する(ステップS1006)。そして、送信部120は、タイマー130を参照し、受信時刻である現在時刻を取得する。そして、送信部120は、相対位置座標とリーダーIDとタグIDと現在時刻とを対応付けて、ネットワーク70を通じて位置情報管理サーバ300に送信する(ステップS1008)。一方、受信したタグIDと、記憶されているタグIDとが一致しない場合には(ステップS1004;No)、ステップS1000に戻る。
次に、位置情報管理サーバ300において、相対位置座標とリーダーIDとタグIDとを受信してから光IDタグ100の絶対位置を特定するまでの処理について説明する。図11は、実施の形態1における位置情報管理サーバにおける光IDタグの絶対位置特定の処理手順を示すフローチャートである。
位置情報管理サーバ300は、通信部330において、光IDタグからネットワークを通じて、相対位置座標とリーダーIDとタグIDと現在時刻とを受信する(ステップS1100)。解析部320は、位置情報データベース310を参照し、受信したリーダーIDに対応するリーダー200の設置エリアを取得する(ステップS1102)。そして、リーダー200の設置エリアと、検出エリア50における光IDタグ100の相対位置座標を光IDタグ100の絶対位置として特定する(ステップS1104)。
以上述べたように、実施の形態1においては、リーダー200は検出エリア50における光IDタグ100の相対位置座標と、タグIDと、リーダーIDとを光IDタグ100に送信し、光IDタグから位置情報管理装置300に、相対位置座標と、タグIDと、リーダーIDとを対応付けて送信する。これにより、リーダー200から位置情報管理サーバ300に位置情報を送信する必要がなくなる。従って、リーダー200の構造を容易化するとともに、設置及び管理を容易化することができる。
また、実施の形態1においては、光IDタグを携帯型情報端末として用い、発光素子による発光を搬送媒体として、リーダに識別情報を含む信号を送信することが可能となる。これにより、従来のRFIDタグを用いた構成のごとく、電波とアンテナとを用いて、設置エリア内でアンテナを回転させてタグを走査させる必要がなくなる。従って、検出装置の構造を容易化するとともに、設置及び管理を容易化することができる。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1では、光IDタグ100の高さ寸法とほぼ等しい位置に存在する天井部に平行な仮想面を検出エリアとして、検出エリアにおける光IDタグ100の相対位置座標を算出していた。しかし、検出エリアの一部のエリアに光IDタグ100が位置することを検出できれば十分な場合がある。そこで、実施の形態2では、受光領域内においてビーコン信号を受光した範囲である受光エリアに基づいて、受光エリアに対応する検出エリアにおける光IDタグの位置範囲を相対位置情報として算出する場合について説明する。
図12は、実施の形態2にかかる光IDタグの主な機能構成を示すブロック図である。実施の形態2における光IDタグ1100は、受信部1110、送信部1120、タイマー130、記憶部140、光発信部150とを主に備えている。実施の形態2における光IDタグ1100は、受信部1110が受信する情報と送信部1120が送信する情報が実施の形態1と異なっている。以下の説明では、上述した実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
受信部1110は、リーダー1200から、検出エリア1350における光IDタグ1100の位置範囲である相対位置情報と、タグIDと、リーダーIDとを受信する受信手段である。
送信部1120は、リーダー1200から受信した、タグIDの相対位置情報と、タグIDと、リーダーIDと、時間情報とを対応付けて、ネットワーク70を介して位置情報管理サーバ1300に送信する送信手段である。
図13は、実施の形態2にかかるリーダーの設置エリアの一例を示す説明図である。実施の形態2では、居室1をリーダー1200の設置エリア10とし、設置エリア10にリーダーIDを1〜5とする複数のリーダー1200を設置する。実施の形態2における設置エリア10は、床部を検出エリア1350とする。受光エリアは、ビーコンを受光する領域である。そして、受光エリアに対応する検出エリア1350における光IDタグ1100の位置範囲を相対位置領域として算出するために、受光エリアを複数のエリアに分割するとともに、この分割されたエリアに対応させて検出エリア1350を複数の検出エリアA〜Eに分割する。そして、各検出エリアにリーダー1200を設置する。具体的には、検出エリアA〜Eは、受光領域530における受光エリアa〜dに対応するように、複数の相対位置領域a〜dに分割してある。
以上のように構成した設置エリア10において、予め図13に矢示する手順により光IDタグ1100を移動させて、検出エリア1350の各位置における相対位置範囲を取得し、検出エリア1350A〜E、相対位置領域a〜d、各相対位置領域の位置範囲と対応付けて、位置情報管理サーバ1300に記憶するキャリブレーション処理を行う。このキャリブレーション処理を、位置情報管理システムの運用前に予め行うことにより、リーダー1200は相対位置座標を算出することなく、検出エリアにおける位置範囲を特定し、効率的に位置情報を取得することが可能である。
図14は、実施の形態2にかかるリーダーの主な機能構成を示すブロック図である。リーダー1200は、受光部1210、送信部1220、制御部1230、位置情報算出部1240、記憶部250、復調部260とを主に備えている。受光部1210、送信部1220、制御部1230、位置情報算出部1240以外の機能及び構成については、実施の形態1と同様である。
制御部230はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶部を有し、検出エリア1350における光IDタグ1100の相対位置領域の算出にかかる諸機能を制御する。
送信部1220は、位置情報算出部1240において算出した、検出エリア1350における光IDタグ1100の相対位置領域と、リーダーIDとをタグIDとを対応付けて、Bluetooth規格やZigbee規格等の短距離無線通信により、ブロードキャストモードで光IDタグ1100に送信する送信手段である。
受光部1210は、所定の受光領域530において光IDタグ1100が発信したビーコン信号を受光する受光手段である。実施の形態2において、受光部1210は、後述するように、検出エリア1350の相対位置領域に対応して、分割された複数の受光エリアから構成される。
位置情報算出部1240は、レンズ60を透過して受光領域530に入射したビーコン信号は、受光領域530の受光エリアa〜dのいずれの範囲内にあるかを特定する。そして、特定した受光エリアa〜dから、検出エリア1350における、光IDタグ1100の相対位置領域a〜dを特定し、相対位置情報として取得する。
図15は、実施の形態2にかかるリーダー1200のハードウェア構成を示す説明図である。受光部1210は、設置エリア10である居室1の天井部に設置される受光領域530と、天井部を起点とする焦点距離に配設される集光手段であるレンズ560とから構成されている。実施の形態2では、受光領域530は、検出エリア1350の相対位置領域a〜dに対応して、複数の受光エリアa〜dに分割されて構成される。その他の機能及び構成については、実施の形態1と同様である。
位置情報算出部1240は、増幅器1240a〜1240dと、BPF(Band-Pass Filter)1240e〜1240hと、演算回路1240iとを備えている。演算回路1240iは、受光領域530においてビーコン信号を受光した受光エリアa〜dに基づいて検出エリア1350における光IDタグ1100の位置範囲を相対位置情報として算出する。
図16は、実施の形態2にかかるリーダーにおける、検出エリア1350における光IDタグ1100の位置範囲特定の過程を示す説明図である。
光IDタグ1100の光発信部150から送信されたビーコン信号は、レンズ560を透過して受光領域530に到達する。そして、受光領域530内の位置検出素子20によってビーコン信号の各光出力電流値が検出され、増幅手段1240a〜1240dによる増幅処理を経て、BPF1240e〜1240hによりノイズ除去処理を経た後、アナログ演算回路1240iにより、受光領域530における受光エリア530cと、検出エリア1350における光IDタグ1100の相対位置領域1350cが特定される。
図17は、実施の形態2にかかる位置情報管理サーバの主な機能構成を示すブロック図である。位置情報管理サーバ1300は、位置情報データベース1310、解析部1320、通信部1330とを主に備えている。通信部1330は、ネットワーク70を通じて、光IDタグ1100から、光IDタグ1100の相対位置領域と、タグIDと、リーダーIDと、時間情報とを受信する。
位置情報データベース1310は、リーダー1200のリーダーIDと設置エリアと、検出エリアと、相対位置領域と、相対位置領域の座標とを蓄積するデータベースである。
図18は、実施の形態2にかかる位置情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。実施の形態2において、位置情報データベースは、リーダー200の固有の識別情報であるリーダーIDと、設置エリア、検出エリアと、相対位置領域と、相対位置領域の位置範囲(位置1から位置2で定められる座標の範囲)とを対応付けて記憶している。
解析部1320は、光IDタグ1100から光IDタグ1100の相対位置領域と、タグIDと、リーダーIDと、時間情報とを受信すると、位置情報データベース1310を参照し、受信したリーダーIDに対応付けられる設置エリアと、検出エリアと、相対位置領域と、各相対位置領域の相対位置座標とを取得する。そして、タグIDと相対位置情報と、設置エリアと検出エリアと相対位置領域と相対位置領域の位置範囲とに基づいて、光IDタグ1100の位置範囲を算出する。
次に、以上の構成を有する位置情報管理システムにおけるリーダー200が、ビーコン信号を受信してから相対位置領域等を光IDタグに送信するまでの処理手順について説明する。図19は、実施の形態2にかかるリーダーにおける相対位置領域算出の処理手順を示すフローチャートである。
まず、受光部1210において、タグIDを含むビーコン信号を光IDタグ1100より受光する(ステップS1900)。そして、位置情報算出部1240は、受光領域530内の位置検出素子20によって検出されたビーコン信号の各光出力電流値より、受光領域530における受光エリアを特定する(ステップS1902)。復調部260は、電極の受光電力出力値の和を出力し、光信号(ビーコン信号)を復調し(ステップS1904)、タグID等の情報を取得する(ステップS1906)。位置情報算出部1240は、受光エリアに対応する検出エリアにおける光IDタグ1100の相対位置領域を特定する(ステップS1908)。そして、相対位置領域とタグIDとリーダーIDとを光IDタグ1100に送信する(ステップS1910)。
続いて、光IDタグにおいて、相対位置領域とタグIDとリーダーIDとを受信してから受信情報を位置情報管理サーバ1300に送信するまでの処理について説明する。図20は、実施の形態2にかかる光IDタグにおける、相対位置領域とリーダーIDとタグIDとを送信する処理手順を示すフローチャートである。
受信部1110は、リーダー1200から送信された、相対位置領域とタグIDとリーダーIDとを受信する(ステップS2000)。受信部1110は、受信情報に含まれるタグIDを参照し(ステップS2002)、記憶部250に記憶されているタグIDと一致するか否かを判断する(ステップS2004)。受信したタグIDと、記憶されているタグIDとが一致した場合には(ステップS2004;Yes)、受信した相対位置領域とリーダーIDとタグIDとを対応付けて記憶部250に登録する(ステップS2006)。送信部1220はタイマー130を参照し、受信時刻である現在時刻を取得する。そして、送信部1220は、相対位置領域とリーダーIDとタグIDと現在時刻とを対応付けて、ネットワーク70を通じて位置情報管理サーバ1300に送信する(ステップS2008)。一方、受信したタグIDと、記憶されているタグIDとが一致しない場合には(ステップS2004;No)、ステップS2000に戻る。
次に、位置情報管理サーバ1300において、相対位置領域とリーダーIDとタグIDと時間情報とを受信してから光IDタグ1100の絶対位置を特定するまでの処理について説明する。図21は、実施の形態2にかかる位置情報管理サーバにおける光IDタグの位置情報特定の処理手順を示すフローチャートである。
位置情報管理サーバ1300は、通信部1330において、光IDタグ1100から、相対位置領域とリーダーIDとタグIDと現在時刻とを受信する(ステップS2100)。解析部1320は、位置情報データベース1310を参照し、受信したリーダーIDに対応するリーダー1200の設置エリアと、検出エリアと、相対位置領域と、相対位置領域の位置範囲とを取得する(ステップS2102)。そして、受信した、検出エリア50における相対位置領域と、リーダーの設置エリア、検出エリア、相対位置領域と、相対位置領域の位置範囲と、光IDタグ1100の絶対位置の位置範囲として特定する(ステップS2104)。
以上述べたように、実施の形態2においては、位置情報算出部1240は、受光領域
530の各エリアに対応する、検出エリア1350における光IDタグの位置範囲を相対情報として取得するので、検出エリア1350における所望のエリア内での光IDタグ1100の有無を迅速に検出し、効率的に位置情報を特定することができる。
また、実施の形態2においては、設置エリアにおいて、予め光IDタグ1100を移動させ、検出エリア1350の各位置における位置座標を取得し、検出エリア1350A〜E、相対位置領域a〜d、各相対位置領域の位置座標と対応付けて位置情報管理サーバ1300に格納しておく。従って、リーダー1200は、検出エリア1350における位置範囲を特定すればよく、リーダー1200の構造を一層容易化し、位置情報特定の処理効率を向上させることができる。
(実施の形態3)
上述した実施の形態2では、受光領域において光IDタグ1100から発光された光信号(ビーコン信号)を受光した範囲である受光範囲に基づいて、受光領域に対応する検出エリアにおける光IDタグの相対位置領域を相対位置情報として特定していた。しかし、タグから発信される信号は、例えば電波信号や超音波、光信号(ビーコン信号)等、光信号によらない場合がある。そこで、実施の形態3では、タグは識別情報を含む信号を、超音波を搬送媒体とする超音波信号として送信する場合について説明する。実施の形態3では、リーダー2300は、所定の収音領域80にアレイ状に配設したマイクを配設し、マイクを受信素子として用いて各マイクへの超音波の到達時間の差異から伝播方向を算出し、検出エリアにおけるICタグの位置を算出する。なお、実施の形態3においては、実施の形態1で説明した手法により、ICタグの位置座標を算出することとしても、実施の形態2で説明したように収音領域80においてビーコン信号を受信した範囲である収音領域に対応する、検出エリアにおけるタグの相対位置領域を相対位置情報として算出することとしてもよい。なお、以下では、実施の形態2で説明した手法により検出エリアにおけるタグの相対位置領域を算出する場合について説明する。
図22は、実施の形態3にかかるICタグ2200の主な機能構成を示すブロック図である。実施の形態3におけるICタグ2200は、受信部2210、送信部2220、タイマー130、記憶部140、超音波発信部2250とを主に備えている。実施の形態3におけるICタグ2200は、超音波発信部2250が発する信号と、受信部2210が受信する情報と送信部2220が送信する情報とが実施の形態2と異なっている。以下の説明では、上述した実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
超音波発信部2250は、タグIDを含むビーコン信号を、信号搬送媒体に超音波を用いることにより、所定の間隔でリーダー2300に発信する。超音波発信部2250から発信する、タグIDを含む光信号(ビーコン信号)の構成については、図3と同様であるので説明を省略する。
受信部2210は、リーダー2300から、検出エリアにおけるICタグ2200の相対位置領域と、タグIDと、リーダーIDとを受信する受信手段である。
送信部2220は、リーダー2300から受信したICタグ2200の相対位置領域とタグIDとリーダーIDと時間情報とを対応付けて、ネットワーク70を介して位置情報管理サーバ1300に送信する送信手段である。
図23は、実施の形態3にかかるリーダーの主な機能構成を示すブロック図である。リーダー2300は、収音部2310、送信部2320、制御部2330、位置情報算出部2340、記憶部250、復調部260とを主に備えている。収音部2310、送信部2320、制御部2330、位置情報算出部2340以外の機能及び構成については、実施の形態2と同様である。
制御部2330はCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶部を有し、検出エリア2350におけるICタグ2200の相対位置領域算出の諸機能を制御する。
送信部2320は、ICタグ2200の相対位置領域と、リーダーIDと、タグIDとを対応付けて、Bluetooth規格やZigbee規格等の短距離無線通信によりICタグ2200に送信する送信手段である。
収音部2310は、所定の収音領域80においてICタグ2200が発信したビーコン信号を受信する受信手段である。収音部2310の構成についての詳細は後述する。
位置情報算出部2340は、収音領域80におけるビーコン信号の収音領域が80a〜dのいずれであるかを特定する。そして、特定した収音領域80a〜dに対応する、検出エリア2350における相対位置領域2350a〜dを、ICタグ2200の相対位置情報として特定する。
図24は、実施の形態3にかかるリーダー2300のハードウェア構成を示す説明図である。収音部2310は、設置エリア10である居室1の天井部に、アレイ状に配設されたマイク2310a〜2310dにより構成されている。実施の形態3では、実施の形態2と同様に、収音領域80におけるビーコン信号を収音した収音範囲を特定するために、収音領域80は、検出エリア2350に対応させて4つのエリアa〜dに分割されている。収音領域80における収音エリア80a〜80dは、マイク2310a〜2310dにそれぞれ対応するものとする。その他の機能及び構成については、実施の形態2と同様である。
位置情報算出部2340は、増幅器2340a〜2340dと、BPF(Band-Pass Filter)2340e〜2340hと、演算回路2340iとを備えている。演算回路2340iは、収音領域80内においてビーコン信号を受光した範囲を示す収音エリア80a〜80dに基づいて検出エリア2350におけるICタグ2200の相対位置領域を相対位置情報として算出する。
図25は、実施の形態3にかかるリーダー2300における、検出エリア2350におけるICタグ2200の相対位置領域特定の過程を示す説明図である。
ICタグ2200の超音波発信部2250から発信されたビーコン信号は、収音領域80に到達し、収音領域80における収音エリア80a〜80dに設置されているマイク2310a〜2310dにより検出される。収音エリア80a〜80dと、マイク2310a〜2310dとは対応付けられている。収音領域80内の位置検出素子20は、信号を受信したマイク2310に対応する収音領域80を特定する。具体的には、位置検出素子20によって、ビーコン信号の各光出力電流値が検出され、増幅手段2340a〜2340dによる増幅処理を経て、BPF2340e〜2340hによりノイズ除去処理を経た後、アナログ演算回路2340iにより、収音領域80における収音エリア80cと、検出エリア2350におけるICタグ2200の相対位置領域2350cが、相対位置情報として特定される。
尚、位置情報管理サーバの機能及び構成、ICタグの位置範囲特定手法、リーダーの設置エリアについては実施の形態2と同様である。
以上述べたように、実施の形態3においては、位置情報算出部2340は、所定の収音領域80にアレイ状に配設したマイクを受信素子として用いて各マイクへの超音波の到達時間の差異から伝播方向を算出し、検出エリア2350におけるICタグ2200の位置を算出する。従って、超音波信号によっても、検出エリア2350における所望のエリア内でのICタグ2200の有無を迅速に検出し、効率的に位置情報を算出することができる。
上述した実施の形態にかかる位置情報管理サーバ300、1300の機能を実現するためのプログラムを実行したPCのハードウェア構成について説明する。本実施形態の位置情報管理サーバ300、1300は、CPU(Central Processing Unit)などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の位置情報管理サーバ300、1300で実行される位置情報管理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の位置情報管理サーバ300、1300で実行される位置情報管理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の位置情報管理サーバ300、1300で実行される位置情報管理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、本実施形態の位置情報管理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態の位置情報管理サーバ300、1300で実行される位置情報管理プログラムは、上述した各部(解析部、通信部、位置情報データベース)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から位置情報管理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、解析部、通信部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかる携帯型情報端末、検出装置、位置情報管理システム、位置情報管理方法は、受信したタグの位置情報等を管理する技術に有用であり、特に、携帯型情報端末から位置情報管理サーバに位置情報を通知する技術に適している。
実施の形態1にかかる位置情報管理システムの全体構成を示す図である。 実施の形態1にかかる光IDタグの主な機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる光信号(ビーコン信号)の構成を示す説明図である。 実施の形態1にかかるリーダーの主な機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるリーダーのハードウェア構成を示す説明図である。 実施の形態1にかかるリーダーにおける相対位置座標算出の過程を示す説明図である。 実施の形態1にかかる位置情報管理サーバの主な機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる位置情報データベースのデータ構成の一例を示す図である。 実施の形態1にかかるリーダーにおける相対位置座標算出の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる光IDタグにおける、相対位置座標とリーダーIDとタグIDとを送信する処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態1における位置情報管理サーバにおける光IDタグの絶対位置特定の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる光IDタグの主な機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかるリーダーの設置エリアの一例を示す説明図である。 実施の形態2にかかるリーダーの主な機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかるリーダーのハードウェア構成を示す説明図である。 実施の形態2にかかるリーダーにおける、検出エリア1350における光IDタグ1100の位置範囲特定の過程を示す説明図である。 実施の形態2にかかる位置情報管理サーバの主な機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる位置情報データベースのデータ構成を示す図である。 実施の形態2にかかるリーダーにおける相対位置情報算出の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる光IDタグにおける、相対位置情報とリーダーIDとタグIDとを送信する処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2における位置情報管理サーバにおける光IDタグの位置情報特定の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態3にかかるICタグの主な機能構成を示すブロック図である。 実施の形態3にかかるリーダーの主な機能構成を示すブロック図である。 実施の形態3にかかるリーダーのハードウェア構成を示す説明図である。 実施の形態3において、検出エリア2350における光IDタグ2200の相対位置領域特定の過程を示す説明図である。
符号の説明
1 位置情報管理システム
10 設置エリア
20 フォトダイオード
30、530 受光領域
40 相対位置エリア
50、1350、2350 検出エリア(仮想面)
60、560 レンズ
70 ネットワーク
80 収音領域
100、1100 光IDタグ
110、1110、2210 受信部
120、1120、2220 送信部
130 タイマー
140 記憶部
150 光発信部
200、1200、2300 リーダー
210、1210 受光部
220、1220、2320 送信部
230、1230、2330 制御部
240、1240、2340 位置情報算出部
250 記憶部
260 復調部
300、1300 位置情報管理サーバ
310、1310 位置情報データベース
320、1320 解析部
330 通信部
2200 ICタグ
2250 超音波発信部
2310 収音部
a 入射スポット位置
v 入射方向ベクトル
C 天井
F 床

Claims (2)

  1. 携帯型情報端末を検出する検出装置であって、
    集光手段と、前記集光手段により集光された光を受光する受光領域とを備え、前記携帯型情報端末の固有の識別情報である端末識別情報を含む光信号を受信する受信手段と、
    前記受光領域内で光が受光された位置であるスポット位置を特定し、前記スポット位置に基づいて前記光信号が発信された位置の方向である発信位置方向を判定し、前記発信位置方向に基づいて、前記検出装置の検出領域における前記携帯型情報端末の相対位置である相対位置情報を算出する位置情報算出手段と、
    前記相対位置情報と、前記端末識別情報と、前記検出装置の固有の識別情報である検出装置識別情報とを前記携帯型情報端末に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする検出装置。
  2. 携帯型情報端末と、前記携帯型情報端末を検出する検出装置と、前記携帯型情報端末の位置情報を管理する位置情報管理装置と、を備えた位置情報管理システムであって、
    前記携帯型情報端末は、
    前記携帯型情報端末の固有の識別情報である端末識別情報を含む信号を発信する発信手段と、
    前記端末識別情報と、前記検出装置の固有の識別情報である検出装置識別情報と、前記検出装置により算出される、前記検出装置の検出領域における前記携帯型情報端末の相対位置である相対位置情報とを受信する受信手段と、
    受信した前記端末識別情報と前記検出装置識別情報と前記相対位置情報とを、前記位置情報管理装置に送信する送信手段と、を備え、
    前記検出装置は、
    集光手段と、前記集光手段により集光された光を受光する受光領域とを備え、前記端末識別情報を含む光信号を受信する受信手段と、
    前記受光領域内で光が受光された位置であるスポット位置を特定し、前記スポット位置に基づいて前記光信号が発信された位置の方向である発信位置方向を判定し、前記発信位置方向に基づいて、前記検出装置の検出領域における前記携帯型情報端末の相対位置である相対位置情報を算出する位置情報算出手段と、
    前記相対位置情報と、前記端末識別情報と、前記検出装置識別情報とを前記携帯型情報端末に送信する送信手段と、を備え、
    前記位置情報管理装置は、
    前記検出装置識別情報と、検出装置が設置される場所とを対応付けた位置情報データベースを記憶する記憶手段と、
    前記相対位置情報と、前記端末識別情報と、前記検出装置識別情報と、前記位置情報データベースとに基づいて前記携帯型情報端末の絶対位置を特定する解析手段と、
    を備えたことを特徴とする位置情報管理システム。
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