JP5471535B2 - 伝送装置、通信制御方法、集線装置及び伝送システム - Google Patents
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Description
上記通信規格の一例として、例えば、シリアル信号列を伝送する並列伝送チャネルを複数束ねることにより、合計100Gbpsのリンク速度を実現するMulti Lane Distribution(MLD)方式が検討されている。
そこで、本発明は、伝送装置の消費電力を低減することを目的の一つとする。
(6)また、第6の案として、上記(1)に記載の複数の伝送装置に複数の並列伝送チャネルをそれぞれ介して接続される複数の入力ポートと、前記複数の入力ポートに選択的に接続され、前記複数の入力ポートよりも少ない複数の出力ポートとを有する光スイッチと、前記出力ポートにそれぞれ接続され、前記複数の伝送装置から送信されるデータを処理する複数の光モジュールと、前記処理によりデータからそれぞれ抽出される、前記の各伝送装置による並列伝送チャネルの使用に関する制御情報に基づいて、前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、前記伝送装置により使用される並列伝送チャネルが前記光モジュールに接続されるように前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する、集線装置を用いることができる。
〔1〕一実施形態
図1は、MLD方式の伝送システムの構成の一例を示す図である。
図1に示す伝送システム400は、例示的に、40km離れた伝送装置100−1,100−2間で、25Gbpsの並列伝送チャネル(以下、単にレーンということがある)を4本用いることにより、合計で100Gbpsのリンク速度を実現する。なお、伝送装置100−1,100−2間の並列伝送チャネルの数は4本に限定されず、例えば、10Gbpsの並列伝送チャネルを10本用いて合計100Gbpsのリンク速度を実現するようにしてもよい。また、伝送装置100−1,100−2間のリンク速度は100Gbps以上であってもよい。
L1/L2フレーム生成・受信部200−1(200−2)は、伝送装置100−2(100−1)宛に伝送するフレームを生成する一方、他の伝送装置100−2(100−1)から伝送されるフレームを受信する。
MAC処理部201は、他の伝送装置100−2(100−1)に送信するデータを有するシリアル信号列を生成し、物理層符号化部202に送出する。ここで、MAC処理部201は、例えば、前記シリアル信号列において、データがない区間にはアイドル信号や制御バイトなどを挿入する。シリアル信号列中、データが含まれない区間にアイドル信号などが挿入されることにより、例えば、伝送装置100−1,100−2は、データの実効帯域に関わらず、100Gbpsの帯域を使用することができる。これにより、シリアルリンク伝送方式においては、伝送装置100−1,100−2間で連続信号を送受信することができ、CDR(Clock Data Recovery)を容易に行なうことが可能となる。また、並列リンク伝送方式においては、伝送装置100−1,100−2間で最低限のリンクを保持すれば、アイドル信号の削除前後でも同等のデータ伝送が可能となる。なお、本例では、MAC処理部201と物理層符号化部202との間の伝送帯域は100Gbpsである。
ここで、図2に上記伝送路符号化処理の一例を示す。
この図2に示すように、例えば、シリアル信号列の一部が、各8B(バイト)の8個のデータバイト(D0〜D7)である場合〔データブロックフォーマット(Data Block Format)参照〕、物理層符号化部202は、64Bの部分シリアル信号列の先頭に同期バイト(Sync)として「01」を付加する。
図1に示す例では、Virtual Lane処理部203により、前記ブロックは、例えば、各伝送帯域が約5Gbpsの20本のバーチャルレーンに分配され、Mux204へ送出される。なお、シリアル信号列には、アイドル信号などが挿入され、信号が連続しているので、Virtual Lane処理部203は、データの実効帯域を意識することなく、上記ブロックを複数のバーチャルレーンに分配することが可能になる。本例では、Virtual Lane処理部203により、例えば、図2に示すデータブロック(D0〜D7)及びコントロールブロック(C0〜C7,O0,O4,S0,S4,T0〜T7)が、図2の紙面左側から順に、バーチャルレーン1,2,3,4,1,2,3,4へと分配される。
一方、受信側の伝送装置100−2(100−1)では、複数の送受信部300−5〜300−8(300−1〜300−4)により、複数の並列伝送チャネルを介して上記伝送フレームを受信する。
上述したように、図1に例示する伝送システムは、複数の並列伝送チャネルを1本のリンクとして束ねて用いることにより、大容量の伝送帯域(リンク速度)を実現する。
しかしながら、上記伝送装置100−1,100−2では、シリアル信号列に含まれるデータ量(データバイト量)に関わらず、送受信部300−1〜300−8を動作させるため、消費電力が増大する場合がある。
この場合、物理層符号化部202が、上記シリアル信号列を伝送路符号化し、図3(B)に例示する伝送フレームを得る。この伝送フレームには、例えば、制御バイトとしてのアイドル信号〔C(idle)〕及びフレーム開始/終端信号〔C(s/t)〕と、データ信号(data)とが含まれる。
図4は、上記の点に留意した、一実施形態に係る伝送システムの構成の一例を示す図である。
この図4に示す光伝送システム30は、例示的に、伝送装置1Aと、前記伝送装置1Aと伝送路を介して接続された伝送装置1Bとをそなえる。なお、伝送装置1A,1Bを区別しない場合は、単に伝送装置1と称する。
ここで、図5に伝送装置1の構成の一例を示す。
この図5に示す伝送装置1は、例示的に、送信制御部2と、フレーム生成部7と、伝送路符号化部8と、多重部9と、光送信部10と、光受信部11と、分離部12と、伝送路復号化部13と、フレーム終端部14と、受信制御部15とをそなえる。
送信制御部2は、システム側で生成されたデータ及びアイドル信号の配置を制御してシリアル信号列を生成する。また、送信制御部2は、伝送フレームの開始位置を示すフレーム開始信号s,伝送フレームの終端位置を示すフレーム終端信号t,使用する並列伝送チャネルに関する制御情報cなどを、前記シリアル信号列の所定の位置に配置することもできる。送信制御部2により生成されたシリアル信号列は、フレーム生成部7へ送出される。
このため、送信制御部2は、例示的に、メモリ監視部3と、リンク制御部4と、メモリ部5と、IF(インタフェース)部6とをそなえる。
さらに、IF部6は、後述するリンク制御部4からの制御に基づき、メモリ部5から読み出したデータとアイドル信号とを並べ替えて、シリアル信号列を生成する。また、IF部6は、生成したシリアル信号列に含まれるデータを分割してフレーム生成部7に分配する。なお、前記分配方法としては、例えば、ラウンドロビン方式を用いることができる。
メモリ監視部3は、システム側から入力されたデータ量を監視し、その監視結果に基づき、データ送信に使用する並列伝送チャネルを決定する。本例のメモリ監視部3は、例えば、メモリ部5にバッファされた分割データ量(またはバッファ使用率など)を監視するようにしてもよく、メモリ監視部3は、上記分割データ量に応じて、使用する並列伝送チャネルの数(または増減)を決定してもよい。
この図6(A)に例示するように、上記制御情報は、IF部6で生成されるシリアル信号列において、フレーム開始信号sの前やフレーム終端信号tの後などのフレーム間ギャップに配置することができる。
また、図6(B)に例示するように、制御情報は、例えば、8ビットで構成することができる。この図6(B)に例示する制御情報では、例示的に、光送信部10−1〜10−nの追加または削減に関する情報「Req」を1ビット目に配置し、光受信部11−1〜11−nの追加または削減に関する情報「Ack」を1ビット目に配置する。また、追加または削減する並列伝送チャネルの識別番号(レーン番号)を、制御情報の3ビット目〜8ビット目に格納してもよい。
光送信部10は、光送信部10−1〜10−nをそなえる。光送信部10−1〜10−nは、多重部9からの伝送フレームに所定の光送信処理を施し、各並列伝送チャネル(レーン#1〜レーン#n)へ送出する。図5に示す例では、複数の光伝送路が1リンクを構成する。また、後述するように、光送信部10は、光送信部10−1〜10−nを制御する光モジュール制御部28をそなえていてもよい。
次に、伝送装置1の受信側の構成について説明する。
光受信部11は、光受信部11−1〜11−nをそなえる。光受信部11−1〜11−nは、他の伝送装置1Bから複数の並列伝送チャネル(レーン#1〜レーン#n)を介して分割データを受信する。光受信部11−1〜11−nにより受信された分割データは、分離部12へ送出される。また、光受信部11−1〜11−nは、リンク制御部16からの電源供給に応じて、オンオフ制御される。
伝送路復号化部13は、伝送路復号化部13−1〜13−mをそなえる。伝送路復号化部13−1〜13−mは、分離部12からのm個の伝送フレームについて、それぞれ所定の伝送路復号化処理を施す。伝送路復号化部13−1〜13−mにより伝送路復号化処理を施された伝送フレームは、フレーム終端部14−1〜14−mへ送出される。また、伝送路復号化部13−1〜13−mは、リンク制御部16からの電源供給に応じて、オンオフ制御される。
このため、受信制御部15は、例示的に、リンク制御部16と、IF部17とをそなえる。
リンク制御部16は、IF部17で抽出した制御情報に基づいて、使用する並列伝送チャネルを決定し、当該並列伝送チャネルに対応するフレーム終端部14−1〜14−m,伝送路符号化部13−1〜13−m,分離部12及び光受信部11−1〜11−nへの電源供給を制御する。例えば、リンク制御部16は、制御情報に基づいて使用を決定した並列伝送チャネルに対応するフレーム終端部14−1〜14−m,伝送路符号化部13−1〜13−m,分離部12及び光受信部11−1〜11−nに電源を供給することができる。一方、リンク制御部16は、前記使用を決定した並列伝送チャネルに対応しない並列伝送チャネルに対応するフレーム終端部14−1〜14−m,伝送路符号化部13−1〜13−m,分離部12及び光受信部11−1〜11−nへ電源を供給しない(または、電源供給を停止する)ことができる。
(1.3)光送信部10の構成例
次に、図7を用いて光送信部10の構成の一例について説明する。
ここで、光モジュール制御部28は、光送信部10−1〜10−nを制御する。例えば、光モジュール制御部28は、送信制御部2からの制御に従って、光送信部10−1〜10−nの波長や、デバイス温度などを制御することができる。
波長モニタ部31は、光送信部10−1〜10−nから送信される信号光の波長をモニタする。当該モニタ結果は、温調制御部29へ通知される。
温調制御部29は、光送信部10−1〜10−nのデバイス温度を制御する。例えば、温調制御部29は、送信制御部2により使用すると決定された並列伝送チャネルに対応する光送信部10−1〜10−nのデバイス温度を動作温度に変化させ、さらにデバイス温度を安定化させる。このとき、温調制御部29は、例えば、波長モニタ部31でのモニタ結果に基づいて、温度制御を行なうようにしてもよい。これにより、光送信部10−1〜10−nが有するレーザなどの発光手段からの発光波長を一定にすることが可能となる。
次に、図8を用いて送信制御部2の構成の一例を説明する。
この図8に示すように、送信制御部2は、例示的に、IF部6と、メモリ部5と、リンク制御部4と、メモリ監視部3とをそなえ、IF部6は、例示的に、アイドル信号除去部25と、メモリIF部26と、トラフィック分配部27とをそなえる。また、メモリ部5は、例示的に、メモリ制御部24と、メモリ23a〜23dとをそなえる。なお、メモリ23a〜23dを区別しない場合は、単にメモリ23と称し、メモリ23の数は、図8に示す例に限定されない。さらに、メモリ監視部3は、例示的に、データ蓄積量監視部19と、チャネル増減決定部18とをそなえる。また、リンク制御部4は、例示的に、チャネル増減制御部20と、電源制御部21と、チャネル分配制御部22とをそなえる。
トラフィック分配部27は、アイドル信号(I0〜I5)を生成するとともに、チャネル分配制御部22からの制御に基づき、生成したアイドル信号(I0〜I5)と、メモリIF部26から受信した分割データ(D0,D1)とを並べ替えて、シリアル信号列を生成する。このとき、トラフィック分配部27は、例えば、チャネル増減決定部18により使用すると決定された並列伝送チャネルに対応するフレーム生成部7(例えば、フレーム生成部7−1)に分割データ(D0,D1)が分配されるように、分割データ(D0,D1)の配置を制御する。配置制御後のシリアル信号列は、トラフィック分配部27により、例えば、ラウンドロビン方式でフレーム生成部7−1〜7−mへ分配される。
メモリ制御部24は、メモリ23の書き込み及び読み出しを制御する。例えば、メモリ制御部24は、メモリIF26から受信したデータ(D0,D1)をメモリ23aに書込む一方、メモリIF26からの読み出し要求に応じて、メモリ23aからデータ(D0,D1)を読み出し、メモリIF部26へ送出する。また、メモリ制御部24は、例えば、各メモリ23におけるデータ量(またはデータについてのバッファ使用率)を検出する。
チャネル増減決定部18は、データ蓄積量監視部19での監視結果に基づいて、使用する並列伝送チャネルを決定する。例えば、チャネル増減決定部18は、メモリ23におけるデータ量(バッファ使用率)と所定の閾値を比較し、その大小関係に応じて、使用する並列伝送チャネルを決定することができる。
チャネル増減決定部18での前記決定は、チャネル増減制御部20へ送出される。なお、チャネル増減決定部18により、使用する(動作させる)並列伝送チャネルの増減(または数)を決定するようにしてもよい。
まず、データ使用量がXi(i=1〜n)以上となった場合、チャネル増減決定部18は、n個の光送信部10−1〜10−nのうち、i個の光送信部10−1〜10−iに電源を供給する。なお、このとき、電源の供給先は、光送信部10−1〜10−iに限定されず、合計i個であれば他の組み合わせでもよい。
また、上記光デバイス閾値Xiが上記レーン閾値Yiよりも小さくなるように設定すれば、チャネル増減決定部18によるレーン使用の決定に先んじて、各光デバイス(フレーム生成部7,伝送路符号化部8,多重部9及び光送信部10)への電源供給を行なうことができる。これにより、伝送装置1は、並列伝送チャネルを用いたデータ伝送を確実に行なうことが可能となる。
そこで、本例では、電源が供給される送信構成に分割データ(D0,D1)が分配され、電源が供給されない送信構成にアイドル信号(I0〜I5)が分配されるように、トラフィック分配部27により、その配置を並び替えている。
(1.5)送信制御部2の動作例
次に、上記送信制御部2の動作について、図9を用いて説明する。
この図9に例示するように、まず、データ蓄積量監視部19が、メモリ23に格納されるデータ量(メモリ使用量またはバッファ使用率)を監視する(ステップS1)。
そして、チャネル増減制御部20が、動作中(電源を供給中)の光デバイス数と、ステップS2において算出した光デバイス数とが等しいかどうかを判定する(ステップS3)。
ここで、チャネル増減制御部20により、ステップS2において算出した光デバイス数よりも、動作中の光デバイス数の方が小さいと判定された場合(ステップS5のYesルート)、電源制御部21が、ステップS2において算出した光デバイス数に等しくなるまで、光デバイスをON制御(つまり、新たな光デバイスに電源を供給)する(ステップS6)。
そして、チャネル増減制御部20が、使用中のレーン数と、ステップS8において算出したレーン数とが等しいかどうかを判定する(ステップS9)。
チャネル増減制御部20により、使用中のレーン数と、ステップS8において算出したレーン数とが等しいと判定された場合(ステップS9のYesルート)、送信制御部2は、相手側の伝送装置1Bに使用中の並列伝送チャネルの数(レーン数)を通知するとともに、上記光デバイスにより、使用中の並列伝送チャネルを介してデータを送信する(ステップS10)。
ここで、チャネル増減制御部20により、ステップS8において算出したレーン数よりも、使用中のレーン数の方が小さいと判定された場合(ステップS11のYesルート)、トラフィック分配部27が、ステップS8において算出したレーンにデータを再分配(新たなレーンにもデータを分配)する(ステップS12)。
そして、上記ステップS12及びS13の処理後、送信制御部2は、相手側の伝送装置1Bに使用中の並列伝送チャネルの数(レーン数)を通知するとともに、上記光デバイスにより、使用中の並列伝送チャネルを介してデータを送信する(ステップS14)。
この図10に例示するように、t0≦t<t6においてデータ量が増加し、t6≦t≦t9においてデータ量が減少する場合、伝送装置1は以下のように動作する。なお、t(t≧0)は時刻を示す変数であり、t0〜t9は、0≦t0<t1<・・・<t9を満たす定数である。
また、t2≦t<t3において、データ量が光デバイス閾値X2以上かつレーン閾値Y2未満となるので、伝送装置1は、例えば、レーン#1及びレーン#2に対応する光デバイスに電源を供給するが、レーン#2は使用せず、レーン#1を用いてデータを送信する。これにより、伝送装置1は、レーン#2を用いたデータ送信の準備のために、レーン#2に対応する光デバイスに前もって電源を供給することができる。
以上のように、データ量がレーン閾値Y1以上レーン閾値Y2未満である場合、伝送装置1は1本の並列伝送チャネル(1CH伝送帯域)でデータ送信を行なう。
そして、t4≦t<t5において、データ量が光デバイス閾値X3以上かつレーン閾値Y3未満となるので、伝送装置1は、例えば、レーン#1〜レーン#3に対応する光デバイスに電源を供給するが、レーン#3は使用せず、レーン#1及びレーン#2を用いてデータを送信する。これにより、伝送装置1は、レーン#3を用いたデータ送信の準備のために、レーン#3に対応する光デバイスに前もって電源を供給することができる。
次に、t5≦t<t7において、データ量がレーン閾値Y3以上となるので、伝送装置1は、例えば、レーン#1〜レーン#3を用いてデータを送信する。
一方、t=t6において、データ量が減少し始めると、t7≦t<t8において、データ量がレーン閾値Y3未満かつ光デバイス閾値X3以上となるので、伝送装置1は、レーン#1〜レーン#3に対応する光デバイスへの電源供給は続けるが、レーン#3へのデータ分配を停止し、レーン#1及びレーン#2を用いてデータを送信する。これにより、データ量が再び増加した場合、レーン#3を速やかに使用することが可能となる。
なお、上記光デバイスの起動に要する時間はほぼ固定時間であるため、データ量の変動が急峻な場合には、上記光デバイス閾値Xi及びレーン閾値Yiのレベル差が大きくなるように設定されてもよい。これにより、データフレーム落ちを防止して、データ送信を確実に行なうことができる。一方、データ量の変動が緩やかな場合には、上記光デバイス閾値Xi及びレーン閾値Yiのレベル差が小さくなるように設定されてもよい。これにより、光デバイスの起動完了から並列伝送チャネルを用いたデータ送信までに掛かる時間を短縮することが可能となる。
さらに、伝送装置1は、メモリ23の使用率が所定の閾値以上となった場合に、システム側にデータの生成、入力を制限するバックプレッシャを発行するようにしてもよい。
また、本例の伝送装置1は、使用しない光デバイスへの電源の供給を停止することができるので、伝送装置1の消費電力を低減させることが可能となる。
(1.6)受信制御部15の構成例
次に、図11を用いて受信制御部15の構成の一例を説明する。
ここで、IF部17は、複数の並列伝送チャネルを介して相手側の伝送装置1Bから受信した分割データから制御情報を抽出する。また、IF部17は、受信した分割データにアイドル信号を付加(挿入)することにより、シリアル信号列を生成してシステム側へ送出する。
制御情報抽出部32は、複数の並列伝送チャネルを介して相手側の伝送装置1Bから受信した伝送フレームから制御情報を抽出し、チャネル増減制御部34へ送出する。制御情報は、図6(A)を用いて前述したように、例えば、フレーム開始信号sの前やフレーム終端信号tの後などに配置されているので、制御情報抽出部32は、これらの位置をタイミング検出することにより、制御情報を抽出することが可能となる。また、制御情報抽出部32により制御情報を抽出された伝送フレームに含まれる分割データ(D0,D1)はアイドル信号付加部33へ送出される。
チャネル増減制御部34は、制御情報に基づいて、並列伝送チャネルの増減を決定する。例えば、チャネル増減制御部34は、図6(B)を用いて前述したように、制御信号に含まれるAck信号の値に応じて、使用する並列伝送チャネルの数を決定する。また、チャネル増減制御部34は、前記決定結果を電源制御部35に通知する。さらに、チャネル増減制御部34は、前記決定結果をアイドル信号付加部33へ送出する。
即ち、電源制御部35は、IF部17により受信した上記制御情報に基づいて、フレーム終端部14−1〜14−m,伝送路符号化部13−1〜13−m及び光受信部11−1〜11−nのうち、使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応するフレーム終端部14−1〜14−m,伝送路符号化部13−1〜13−m及び光受信部11−1〜11−nに電源を供給する一方、前記使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応しない他へは電源を供給しない電源制御部の一例として機能する。
以上のように、本例の伝送装置1は、相手側の伝送装置1B(または1A)から通知される制御情報に基づいて、受信側の構成の消費電力を低減させることができる。結果、伝送装置1での消費電力を大幅に低減させることが可能となる。
次に、伝送装置1における電源制御のバリエーションについて説明する。
ここで、図12はMAC処理部(フレーム生成部7,フレーム終端部14)から光送受信部10,11までの間が、レーン多重(シリアル)で接続されている場合の伝送装置1の動作の一例を示す図である。
さらに、図12に示す例では、フレーム生成部7−1が、データ及び制御信号を含む伝送フレームのみを生成し、生成した伝送フレームをレーン#1を介して相手側の伝送装置1Bへ送信する。
また、図13はPCS部(伝送路符号化部8,伝送路復号化部13)から光送受信部10,11までの間が、レーン多重(シリアル)で接続されている場合の伝送装置1の動作の一例を示す図である。このような伝送システムとしては、例えば、10GbEのXAUIなどがある。
さらに、図13に示す例では、フレーム生成部7−1が、データ及び制御信号を含む伝送フレームを生成する一方、フレーム生成部7−2〜7−mが、アイドル信号を含む伝送フレームを生成する。各フレーム生成部7−1〜7−mから送出された伝送フレームは、伝送路符号化部8−1〜8−mに入力されるが、フレーム生成部7−2〜7−mにより生成された伝送フレームには伝送路符号化処理が施されず、フレーム生成部7−1により生成された伝送フレームのみが符号化される。
そして、受信制御部15が、シリアル信号列を生成し、システム側へ送出する。
これにより、図13に例示する伝送装置1は、アイドル信号により伝送帯域をフルに使用することが可能となる。
〔2〕第1変形例
上述した例では、データ量に応じて、伝送装置1の送信構成(フレーム生成部7,伝送路符号化部8,多重部9,光送信部10)や、受信構成(光受信部11,分離部12,伝送路復号化部13及びフレーム終端部14)への電源供給を制御して、消費電力を低減する例について説明した。
図14に本例の送信制御部2´の構成の一例を示す。
この図14に示すように、送信制御部2´は、例示的に、IF部6と、メモリ部5´と、リンク制御部4と、メモリ監視部3とをそなえ、メモリ部5´は、例示的に、メモリ制御部24と、分割データを保持(格納)するメモリ23a〜23dと、メモリ電源制御部36とをそなえる。なお、メモリ23a〜23dの数は、図14に示す例に限定されない。また、図8と同様の符号を付した構成については、前述の構成と同様の機能を有する。
メモリ電源制御部36は、メモリ制御部24からの制御に基づいて、メモリ23a〜23dへの電源供給を制御する。
例えば、メモリ制御部24により、データ量と個別メモリ閾値Zb,Zc,Zd(0<Zb<Zc<Zd)とを比較し、その比較結果に基づいて、使用する少なくとも1つのメモリ23a〜23dを決定する。例えば、メモリ制御部24は、データ量がZb未満であれば、メモリ23aのみを使用することを決定し、データ量がZb以上かつZc未満であれば、メモリ23a及び23bのみを使用することを決定する。また、チャネル増減制御部20は、例えば、データ量がZc以上かつZd未満であれば、メモリ23a〜23cのみを供給することを決定し、データ量がZd以上であれば、メモリ23a〜23dを供給することを決定する。なお、上記制御はあくまで一例であり、例えば、データ量に応じた数のメモリ23に電源を供給していればよい。
ここで、図15にデータ量(またはバッファ使用率)の時間変化の一例を示す。なお、t10〜t12は、0≦t10<t11<t12を満たす定数である。
次に、t11≦t<t12において、データ量が個別メモリ閾値Zc以上かつ個別メモリ閾値Zd未満であるので、メモリ電源制御部36は、メモリ23a〜23cに電源を供給し、メモリ23dに電源を供給しない。
以上のように、本例の伝送装置1は、入力されたデータ量に応じて、複数のメモリ23a〜23dへの電源の供給を制御することができるので、消費電力を更に低減させることが可能となる。
次に、複数の伝送装置1を集線してデータの伝送を行なう伝送システムについて説明する。
例えば、25Gbpsの並列伝送チャネルを4本用いることにより100Gbpsのリンク速度を実現する伝送装置1を20個集線し、1Tbps級の伝送路へ接続する伝送システムが考えられる。
なお、伝送装置1が用いる並列伝送チャネルの数は4本に限定されない。例えば、各伝送装置1が、10Gbpsの並列伝送チャネルを10本用いることにより100Gbpsのリンク速度を実現するようにしてもよい。ただし、このような伝送装置1を集線する伝送システムにおいては、集線装置は、少なくとも200(=10×20)個の光モジュールを有する。
この図16に示す伝送システム40は、例示的に、20個の伝送装置1−1〜1−20と、集線装置41とをそなえる。なお、以下では、伝送装置1−1〜1−20を区別しない場合、単に伝送装置1と表記することがある。また、伝送装置1の数は、図16に例示する数に限定されないことはいうまでもない。
即ち、伝送装置1は、データ量に応じて複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルを決定し、前記決定した並列伝送チャネルを用いて分割データを送信する送信部に電源を供給する一方、分割データを送信しない送信部には電源を供給しない機能を有する。
このため、集線装置41は、例示的に、光受信部42−1〜42−80と、スキュー補償部43−1〜43−80と、信号再生部44−1〜44−80と、メモリ45と、UL信号生成部46と、光送信部47とをそなえる。なお、以下では、光受信部42−1〜42−80を区別しない場合、単に光受信部42と表記することがあり、スキュー補償部43−1〜43−80を区別しない場合、単にスキュー補償部43と表記することがあり、信号再生部44−1〜44−80を区別しない場合、単に信号再生部44と表記することがある。また、光受信部42,スキュー補償部43及び信号再生部44の数は、それぞれ、図16に例示する数に限定されないことはいうまでもない。
スキュー補償部43は、光受信部42からのデータについて、スキュー補償を行なう。スキューは、例えば、伝送装置1−1〜1−20と集線装置1との間の伝送路長の差や、各伝送装置1が用いる信号光の波長の差など様々な要因によって発生する。スキュー補償部43は、例えば、上記要因に関する情報などに基づいて、各伝送装置1から受信したデータ間のずれを補償する。スキュー補償部43によりスキュー補償処理を施されたデータは、信号再生部44へ送出される。
メモリ45は、信号再生部44からのデータを伝送装置1毎に並べ替えてUL信号生成部46へ送出する。
以上のように、伝送システム40は、複数の伝送装置1をUL側へ集線することができる。
ただ、上記伝送システム40では、合計4×20本の並列伝送チャネルに対応して、光モジュール42−1〜42−80,43−1〜43−80,44−1〜44−80を動作させるので、低トラフィック時やシステム待機時などに消費電力が増大する場合がある。
そこで、以下では、上記に鑑み、複数の伝送装置1を集線する伝送システムにおける消費電力の削減方法について検討する。
図17に伝送システム90の構成の一例を示す。
この図17に示す伝送システム90は、例示的に、複数の伝送装置1−1〜1−N(Nは2以上の整数)と、集線装置48とをそなえる。なお、以下では、伝送装置1−1〜1−Nを区別しない場合、単に伝送装置1と表記することがある。
また、伝送装置1は、例えば、n個の光送信部10をそれぞれ有する。つまり、各伝送装置1は、n本の並列伝送チャネルをそれぞれ介して集線装置48に接続される。
なお、制御情報の配置例については図6を用いて説明したとおりである。
ここで、集線装置48は、例示的に、光スイッチ(光SW)51と、光受信部52−1〜52−q(qは2以上の整数)と、レーン識別部53−1〜53−qと、メモリ54と、調停部55と、UL信号生成部49と、光送信部50とをそなえる。なお、以下では、光受信部52−1〜52−qを区別しない場合、単に光受信部52と表記することがあり、レーン識別部53−1〜53−qを区別しない場合、単にレーン識別部53と表記することがある。
本例の光SW51は、N個の伝送装置1にn本の並列伝送チャネルをそれぞれ介して接続されるN×n個の入力ポートと、当該N×n個の入力ポートに選択的に接続され、N×n個の入力ポートよりも少ない複数の出力ポートとを有する。
例えば、上記複数の出力ポートは、N個の伝送装置のそれぞれにN×n個の入力ポートのうちいずれかN個の入力ポートを介して接続されるN個の第1出力ポートと、前記N個の入力ポート以外の(N−1)×n個の入力ポートに選択的に接続されうるp{pはp<N×(n−1)を満たす自然数)個の第2出力ポートとを有していてもよい。
さらに、各伝送装置1は、例えば、主レーン以外に少なくとも1つの可変並列伝送チャネル(可変レーン)を有し、各可変レーンが、主レーンに接続された上記N個の入力ポート以外の(N−1)×n個の入力ポートを介して、p個の第2出力ポートに接続されうる。
これにより、伝送装置1は、例えば、送信データ量に応じて、使用する並列伝送チャネルの数を決定するとともに、使用する並列伝送チャネルに関する制御情報を主レーンにより集線装置48に送信することができる。なお、伝送装置1からの制御情報は、例えば、UL側へ通知されるようにしてもよい。これにより、UL側の伝送システムなどは、当該制御情報に基づいて、UL側において使用する並列伝送チャネル数を追加または削減することができる。
レーン識別部53は、光受信部52により受信される伝送装置1からのデータについて、当該データに含まれるリンク番号及びレーン番号を抽出する。そして、抽出したリンク番号及びレーン番号に基づき、当該データがどの伝送装置1のどの並列伝送チャネルを介して送信されたかを識別する。
また、レーン識別部53は、伝送装置1から送信されるデータに含まれる上記制御情報を抽出し、伝送装置1からの並列伝送チャネルの追加または削減要求を検出する。
リンク/レーン識別部56は、光受信部52により受信される伝送装置1からのデータについて、当該データに含まれるリンク番号及びレーン番号に基づき、当該データがどの伝送装置1のどの並列伝送チャネルを介して送信されたかを識別する。当該識別結果は、リンク/レーン識別部56により、メモリ54へ通知される。
また、調停部(制御部)55は、レーン識別部53により抽出される上記制御情報に基づいて、光SW51における入力ポートと出力ポートとの接続を制御する。例えば、調停部55は、伝送装置1からの並列伝送チャネルの追加または削減要求に基づいて、伝送装置1が使用する並列伝送チャネルが光受信部52に接続されるように光SW51における入力ポートと出力ポートとの接続を制御する。
レーン接続調停部61は、レーン識別部53によりデータから抽出される制御情報に基づいて、どの伝送装置1が並列伝送チャネルの追加または削減を要求しているかを把握し、当該要求に基づく処理が可能かどうか、即ち、レーンの追加または削減が可能かどうかを判断する。当該判断は、例えば、テーブル63に格納される情報に基づいて行なわれる。
また、テーブル63は、各伝送装置1が使用している並列伝送チャネルの数を格納する。
ここで、図20に光SW51における接続の一例を示す。
この図20に示すSW51では、一例として、入力ポートに、25Gbpsの並列伝送チャネルを4本用いることにより100Gbpsのリンク速度を実現する伝送装置1が20個接続されている。即ち、図20に示す例では、n=4であり、N=20である。
さらに、光SW51におけるポート番号#1〜#20の出力ポートが各主レーンに接続される第1出力ポートとして割り当てられており、ポート番号#21〜#40の出力ポートが各可変レーンに接続されうる第2出力ポートとして割り当てられている。
このとき、テーブル63には、図21及び図22に示すような情報を保持する。
この図21に示す例では、光SW51におけるポート番号#1の出力ポートから出力されるデータが伝送装置1−1(リンク番号#1)の主レーン(レーン番号#1)を介して伝送され、ポート番号#2の出力ポートから出力されるデータが伝送装置1−2(リンク番号#2)の主レーン(レーン番号#1)を介して伝送されることを示している。また、光SW51におけるポート番号#20の出力ポートから出力されるデータが伝送装置1−20(リンク番号#20)の主レーン(レーン番号#1)を介して伝送され、ポート番号#21〜23の出力ポートから出力される各データが伝送装置1−2(リンク番号#2)の各可変レーン(レーン番号#2〜#4)を介して伝送されることを示している。さらに、光SW51におけるポート番号#40の出力ポートから出力されるデータが伝送装置1−20(リンク番号#20)の可変レーン(レーン番号#2)を介して伝送されたことを示している。
この図22に示す例では、伝送装置1−1(リンク番号#1)が使用する並列伝送チャネルの使用数が1、伝送装置1−2(リンク番号#2)が使用する並列伝送チャネルの使用数が4、伝送装置1−20(リンク番号#20)が使用する並列伝送チャネルの使用数が2であることをそれぞれ示している。
そして、空きポートがあれば、当該伝送装置1に対してレーンの追加を許可する一方、空きポートがなければ、レーンの追加を許可しない。
そして、伝送装置1によるレーン削減要求の対象であるレーンによりデータが送信中であると判断すれば、当該伝送装置1に対してレーンの削減を許可しない一方、当該レーンによりデータが送信中でなければレーンの削減を許可する。
光SW制御部62は、レーン接続調停部61での判断結果に基づいて、光SW51における入力ポートと出力ポートとの接続を切り替え制御する。
以上のようにして、調停部55は、本例のレーン接続調停部61は、伝送装置1からのレーン追加または削減要求に基づいて、光SW51における入力ポートと出力ポートとの接続を調停することができる。
なお、調停部55によりレーンの追加が可能であると判断された場合は、主レーンを介して、伝送装置1へ追加許可に関する情報が送信される。追加許可に関する情報を受信した伝送装置1は、可変レーンを追加し、当該レーンを用いてデータの送信を行なう。
ここで、図23にレーン追加処理の一例を示す。
次に、集線装置48のレーン識別部53は、光SW51及び光受信部52を介して受信したデータからレーン追加要求を抽出し、抽出したレーン追加要求を調停部55へ送出する(ステップS21)。
調停部55によりレーン追加が可能であると判断されると、テーブル63の内容を更新するとともに(ステップS22)、光SW制御部62にレーンの追加を指示する(ステップS26)。
光SW制御部62は、調停部55からのレーン追加の指示に基づいて、光SW51における入力ポートと出力ポートとの接続を制御する(ステップS27)。例えば、光SW制御部62は、調停部55により追加を許可された、伝送装置1により使用される可変レーンが、光SW51の第2出力ポートのいずれかに接続されるよう、光SW51における入力ポートと出力ポートとの接続を制御する。
そして、レーン識別部53は、主レーンを介してレーン追加の許可に関する情報を伝送装置1へ通知する(ステップS24)。
集線装置48からレーン追加の許可に関する情報を通知された伝送装置1は、調停部55により追加を許可された可変レーンを用いてデータの送信を開始する(ステップS25)。
この図24に例示するように、まず、伝送装置1が、主レーンを介してレーン削減要求を集線装置48へ送信する(ステップS30)。レーン削減要求は、例えば、伝送装置1から主レーンを介して送信されるデータ中の制御情報に含まれるようにしてもよい。
次に、集線装置48のレーン識別部53は、光SW51及び光受信部52を介して受信したデータからレーン削減要求を抽出し、抽出したレーン削減要求を調停部55へ送出する(ステップS31)。
調停部55によりレーンの削減が可能であると判断されると、テーブル63の内容を更新するとともに(ステップS32)、光SW制御部62にレーンの削減を指示する(ステップS36)。
光SW制御部62は、調停部55からのレーン削減の指示に基づいて、光SW51における入力ポートと出力ポートとの接続を制御する(ステップS37)。例えば、光SW制御部62は、レーンの削除により伝送装置1が使用しなくなる可変レーンが光SW51の出力ポートのいずれにも接続されないよう、光SW51における入力ポートと出力ポートとの接続を制御する。
そして、レーン識別部53は、主レーンを介してレーン削減の許可に関する情報を伝送装置1へ通知する(ステップS34)。
集線装置48からレーン削減の許可に関する情報を通知された伝送装置1は、調停部55により削減を許可された可変レーンを用いたデータの送信を停止(終了)する(ステップS35)。
その結果、伝送システム90における消費電力を大幅に削減することが可能となる。
ここで、図17に戻り、メモリ(出力部)54について説明する。
このため、メモリ54は、図25に例示するように、複数のレーン識別部インタフェース(レーン識別部IF)58−1〜58−qと、記憶部59と、メモリ制御部60とをそなえる。なお、以下では、レーン識別部IF58−1〜58−qを区別しない場合、単にレーン識別部IF58と表記することがある。
また、レーン識別部IF58は、レーン識別部53により抽出されたリンク番号及びレーン番号をメモリ制御部60へ通知する。
記憶部59は、レーン識別部IF58からのリンク番号及びレーン番号除去後のデータを格納するとともに、メモリ制御部60からの制御を受けて、当該データの順序を並べ替えて、並べ替え後のデータをUL信号生成部49へ送出する。
集線装置48と各伝送装置1との間で使用されるレーンは任意であるため、集線装置48側では、レーン識別部53で認識されるリンク番号及びレーン番号に基づき、メモリ54からの読出し順序の制御を行なう。
そのため、集線装置48では、各伝送装置1のレーン番号に対応した順序でデータの並べ替えが行なわれ、UL側へ送出される。
図26に示す例では、レーン識別部53−1により受信されるデータが、伝送装置1−1(リンク番号#1)が使用する主レーン(レーン番号#1)により送信されるデータであり、レーン識別部53−21により受信されるデータが、伝送装置1−1(リンク番号#1)が使用する可変レーン(レーン番号#2)により送信されるデータであることを示している。また、レーン識別部53−27により受信されるデータが、伝送装置1−1(リンク番号#1)が使用する可変レーン(レーン番号#4)により送信されるデータであり、レーン識別部53−35により受信されるデータが、伝送装置1−1(リンク番号#1)が使用する可変レーン(レーン番号#3)により送信されるデータであることを示している。
次いで、レーン識別部IF58が、上記の各データについて、スキュー補償処理を行なうとともに、当該各データからリンク番号及びレーン番号を除去して、リンク番号及びレーン番号を除去後のデータを記憶部59へ書き込む〔図26の(2)〕。
これにより、本例の集線装置48は、伝送装置1により使用される並列伝送チャネルと各光モジュール52,53との対応関係が任意であっても、伝送装置1からのデータをリンク番号及びレーン番号に応じた順序で並べ替えて出力することができる。
UL信号生成部49は、メモリ54からのデータを基にUL信号を生成する。例えば、UL信号生成部49は、伝送装置1からのデータを集約し、UL側の伝送路あるいはUL側の伝送システムで用いられる伝送フォーマットに応じたフォーマット変換処理などを施す。UL信号生成部49により生成されたUL信号は、光送信部50へ送出される。
以上のように、伝送システム90では、伝送装置1が有する合計N×n本の並列伝送チャネルの数よりも少ない数の光モジュール52,53を用いて、伝送装置1を集線することができるので、システムの消費電力を大幅に削減することが可能となる。
上述した伝送システム90では、集線装置48が、複数の伝送装置1をUL側へ集線する例について説明したが、本例のように、集線装置が、UL方向とは逆のダウンリンク(DL)方向から受信したDL信号を複数の伝送装置1へ分配するようにしてもよい。
ここで、図27に伝送システム91の構成の一例を示す。
集線装置64は、N個の伝送装置1をUL側の伝送路あるいはUL側の伝送システムへ集線する一方、UL側から送信されるDL信号を複数の伝送装置1へ分配する。
また、調停部73は、既述の調停部55の機能を少なくとも有する。
ここで、光受信部67は、UL側の伝送路あるいはUL側の伝送システムから送信されるDL信号に所定の光受信処理を施して、DL信号終端部68へ受信した光信号を送出する。
メモリ74は、DL信号終端部68からのデータを、伝送装置1の使用する各並列伝送チャネルに分配する。
ここで、記憶部79は、DL信号終端部68からのDL信号を格納する。
このため、レーン情報付加部75は、図29に例示するように、リンク/レーン番号付加部81と、レーン増減要求処理部82とをそなえる。
リンク/レーン番号付加部81は、レーン情報付加部IF80からのデータに、当該データに対応するリンク番号及びレーン番号を付加する。なお、当該リンク番号及びレーン番号は、例えば、レーン情報付加部IF80により通知されてもよいし、調停部73により通知されてもよい。
例えば、図30に示すように、まず、メモリ74が、DL信号終端部68からDL信号を受信し格納する〔図30の(1)〕。
図30に示す例では、DL信号は、例えば、伝送装置1−1(リンク番号#1)の各並列伝送チャネル(レーン番号#1〜#4)宛のデータを少なくとも含む。
次いで、メモリ制御部78が、各データをレーン情報付加部75へ分配する〔図30の(2)〕。
また、図29に示すリンク/レーン番号付加部81は、レーン情報付加部IF80からのデータに含まれるUL側からのレーン追加要求またはレーン削減要求を抽出してレーン増減要求処理部82へ通知する。
レーン情報付加部75からのデータは、光送信部76により光SW77へ送出され、光SW77により、伝送装置1へ中継される。
そして、調停部73は、DL信号に含まれるデータの宛先である並列伝送チャネルに、光送信部76が接続されるよう、光SW77における入力ポートと出力ポートとの接続を制御する。
〔5〕その他
なお、上述した伝送装置1及び集線装置41,48,64の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択してもよいし、適宜組み合わせてもよい。
また、伝送システム40,90及び91に用いられる伝送装置1は、例えば、データ量に応じて複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルを決定し、当該並列伝送チャネルを用いてデータを送信する機能を少なくともそなえていればよい。
〔6〕付記
(付記1)
入力されたデータを分割し、複数の並列伝送チャネルを用いて前記分割データを送信する伝送装置であって、
前記複数の並列伝送チャネルを用いて前記分割データを送信しうる複数の送信部と、
前記データ量に応じて前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルを決定するチャネル決定部と、
前記複数の送信部のうち、前記チャネル決定部により決定される前記並列伝送チャネルを用いて前記分割データを送信する送信部に電源を供給する一方、前記複数の送信部のうち、前記分割データを送信しない送信部には電源を供給しない電源制御部と、をそなえた、
ことを特徴とする、伝送装置。
前記データは、1つの入力チャネルを介して前記伝送装置に入力され、前記分割データは、前記入力チャネルに対応する前記複数の並列伝送チャネルを介して出力される、
ことを特徴とする、付記1記載の伝送装置。
(付記3)
前記分割データを、前記電源制御部により前記電源を供給される、前記送信部に分配する分配部をさらにそなえた、
ことを特徴とする、付記1または2に記載の伝送装置。
前記送信部が、
前記チャネル決定部により決定された前記並列伝送チャネルに関する制御情報を送信する、
ことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載の伝送装置。
前記制御情報は、前記分割データを送信する伝送フレームのヘッダ部分に含まれる、
ことを特徴とする、付記4記載の伝送装置。
(付記6)
前記電源の供給は、前記チャネル決定部による前記決定に先んじて行なわれる、
ことを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の伝送装置。
前記分割データを保持する複数のメモリ部と、
前記データ量に応じて前記複数のメモリ部のうち使用する少なくとも1つのメモリ部を決定するメモリ制御部と、
前記複数のメモリ部のうち、前記メモリ制御部により決定された前記メモリ部に電源を供給する一方、前記複数のメモリ部のうち、前記メモリ制御部により決定されなかったメモリ部には電源を供給しないメモリ電源制御部と、をさらにそなえた、
ことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の伝送装置。
前記制御情報は、前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する並列伝送チャネルの増減に関する情報を含む、
ことを特徴とする、付記4〜7のいずれか1項に記載の伝送装置。
(付記9)
前記制御情報は、前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する並列伝送チャネルまたは使用しない並列伝送チャネルに関する情報を含む、
ことを特徴とする、付記4〜7のいずれか1項に記載の伝送装置。
複数の並列伝送チャネルを用いて分割データを受信する伝送装置であって、
前記複数の並列伝送チャネルを用いて、前記分割データと、前記データ量に応じて付記1〜9のいずれか1項に記載の伝送装置により決定された、前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに関する制御情報とを受信しうる複数の受信部と、
前記受信部により受信した前記制御情報に基づいて、前記複数の受信部のうち、前記使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応する受信部に電源を供給する一方、前記複数の受信部のうち、前記使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応しない受信部には電源を供給しない電源制御部と、をそなえた、
ことを特徴とする、伝送装置。
入力されたデータを分割し、複数の並列伝送チャネルを用いて前記分割データを送信する複数の送信部を有する伝送装置の通信制御方法であって、
前記データ量に応じて前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルを決定し、
前記複数の送信部のうち、前記決定した前記並列伝送チャネルを用いて前記分割データを送信する送信部に電源を供給する一方、前記複数の送信部のうち、前記分割データを送信しない送信部には電源を供給しない、
ことを特徴とする、通信制御方法。
複数の並列伝送チャネルを用いて分割データを受信する複数の受信部を有する伝送装置の通信制御方法であって、
前記複数の並列伝送チャネルを用いて、前記分割データと、前記データ量に応じて付記1〜9のいずれか1項に記載の伝送装置により決定された、前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに関する制御情報とを受信し、
前記受信した前記制御情報に基づいて、前記複数の受信部のうち、前記使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応する受信部に電源を供給する一方、前記複数の受信部のうち、前記使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応しない受信部には電源を供給しない、
ことを特徴とする、通信制御方法。
付記1〜9のいずれか1項に記載の伝送装置と、付記10記載の伝送装置と、をそなえた、
ことを特徴とする、伝送システム。
(付記14)
付記1〜9のいずれか1項に記載の複数の伝送装置に複数の並列伝送チャネルをそれぞれ介して接続される複数の入力ポートと、前記複数の入力ポートに選択的に接続され、前記複数の入力ポートよりも少ない複数の出力ポートとを有する光スイッチと、
前記出力ポートにそれぞれ接続され、前記複数の伝送装置から送信されるデータを処理する複数の光モジュールと、
前記処理によりデータからそれぞれ抽出される、前記の各伝送装置による並列伝送チャネルの使用に関する制御情報に基づいて、前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する制御部とをそなえ、
前記制御部が、
前記伝送装置により使用される並列伝送チャネルが前記光モジュールに接続されるように前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する、
ことを特徴とする、集線装置。
前記の各伝送装置が、少なくとも1つの並列伝送チャネルをそれぞれ使用し、
前記制御情報が、当該並列伝送チャネルにより送信されるデータに含まれる、
ことを特徴とする、付記14記載の集線装置。
(付記16)
前記光モジュールが、
前記伝送装置により並列伝送チャネルを介して送信される複数のデータにそれぞれ含まれる、当該伝送装置の識別情報と当該並列伝送チャネルの識別情報とを抽出し、
前記抽出された伝送装置の識別情報と並列伝送チャネルの識別情報とに基づいた順序で前記複数のデータを並べ替えて出力する出力部をそなえた、
ことを特徴とする、付記14または15に記載の集線装置。
付記1〜9のいずれか1項に記載の伝送装置と、付記14〜16のいずれか1項に記載の集線装置とをそなえた、
ことを特徴とする、伝送システム。
(付記18)
複数の並列伝送チャネルを用いてデータをそれぞれ送信する複数の伝送装置であって、前記データ量に応じて前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルを決定し、前記決定した少なくとも1つの並列伝送チャネルを用いて前記データを送信する複数の伝送装置に複数の並列伝送チャネルをそれぞれ介して接続される複数の入力ポートと、前記複数の入力ポートに選択的に接続され、前記複数の入力ポートよりも少ない複数の出力ポートとを有する光スイッチと、
前記出力ポートにそれぞれ接続され、前記複数の伝送装置から送信されるデータを処理する複数の光モジュールと、
前記処理によりデータからそれぞれ抽出される、前記の各伝送装置による並列伝送チャネルの使用に関する制御情報に基づいて、前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する制御部とをそなえ、
前記制御部が、
前記伝送装置により使用される並列伝送チャネルが前記光モジュールに接続されるように前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する、
ことを特徴とする、集線装置。
複数の並列伝送チャネルを用いてデータをそれぞれ送信する複数の伝送装置であって、前記データ量に応じて前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルを決定し、前記決定した少なくとも1つの並列伝送チャネルを用いて前記データを送信する複数の伝送装置と、
前記複数の伝送装置に複数の並列伝送チャネルをそれぞれ介して接続される複数の入力ポートと、前記複数の入力ポートに選択的に接続され、前記複数の入力ポートよりも少ない複数の出力ポートとを有する光スイッチと、前記出力ポートにそれぞれ接続され、前記複数の伝送装置から送信されるデータを処理する複数の光モジュールと、前記処理によりデータからそれぞれ抽出される、前記の各伝送装置による並列伝送チャネルの使用に関する制御情報に基づいて、前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する制御部とをそなえ、前記制御部が、前記伝送装置により使用される並列伝送チャネルが前記光モジュールに接続されるように前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する集線装置とをそなえた、
ことを特徴とする、伝送システム。
2,2´ 送信制御部
3 メモリ監視部
4 リンク制御部
5,5´ メモリ部
6 IF部
7,7−1〜7−n フレーム生成部
8,8−1〜8−n 伝送路符号化部
9 多重部
10,10−1〜10−n 光送信部
11,11−1〜11−n 光受信部
12 分離部
13,13−1〜13−n 伝送路復号化部
14,14−1〜14−n フレーム終端部
15 受信制御部
16 リンク制御部
17 IF部
18 チャネル増減決定部
19 データ蓄積量監視部
20 チャネル増減制御部
21 電源制御部
22 チャネル分配制御部
23a,23b,23c,23d メモリ部
24 メモリ制御部
25 アイドル信号除去部
26 メモリIF部
27 トラフィック分配部
28 光モジュール制御部
29 温調制御部
30 光伝送システム
31 波長モニタ部
32 制御情報抽出部
33 アイドル信号付加部
34 チャネル増減制御部
35 電源制御部
36 メモリ電源制御部
40,90,91 伝送システム
41,48,64 集線装置
42−1〜42−80,52−1〜52−q,67,70−1〜70−q 光受信部
43−1〜43−80 スキュー補償部
44−1〜44−80 信号再生部
45,74 メモリ
46,49,65 UL信号生成部
47,50,66,76−1〜76−q 光送信部
51,69,77 光スイッチ(光SW)
53−1〜53−q,71−1〜71−q レーン識別部
54,72 メモリ(出力部)
55,73 調停部(制御部)
56 リンク/レーン識別部
57,82 レーン増減要求処理部
58−1〜58−q レーン識別部IF
59,79 記憶部
60,78 メモリ制御部
61 レーン接続調停部
62 光SW制御部
63 テーブル
68 DL信号終端部
75−1〜75−q レーン情報付加部
80−1〜80−q レーン情報付加部IF
81 リンク/レーン番号付加部
100−1,100−2 伝送装置
200−1,200−2 L1/L2フレーム生成・受信部
201 MAC処理部
202 物理層符号化部
203 Virtual Lane処理部
204 Mux
300−1〜300−8 送受信部
400 伝送システム
Claims (14)
- データとアイドル信号とを含むシリアル信号列が入力され、前記入力されたシリアル信号列に含まれる前記データを分割し、複数の並列伝送チャネルを用いて前記分割データを送信する伝送装置であって、
前記複数の並列伝送チャネルを用いて前記分割データを送信しうる複数の送信部と、
前記シリアル信号列に含まれる前記データ、又は、前記分割データの量であるデータ量に応じて前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルを決定するチャネル決定部と、
前記複数の送信部のうち、前記チャネル決定部により前記使用が決定された前記並列伝送チャネルを用いる送信部に前記分割データを分配するとともに、前記複数の送信部のうち、前記チャネル決定部により前記使用が決定されなかった前記並列伝送チャネルを用いる送信部に前記アイドル信号を分配するように、前記シリアル信号列における前記分割データ及び前記アイドル信号を並び替える分配部と、
前記複数の送信部のうち、前記チャネル決定部により前記使用が決定された前記並列伝送チャネルを用いる送信部に電源を供給する一方、前記複数の送信部のうち、前記チャネル決定部により前記使用が決定されなかった前記並列伝送チャネルを用いる送信部には電源を供給しない電源制御部と、をそなえた、
ことを特徴とする、伝送装置。 - 前記データは、1つの入力チャネルを介して前記伝送装置に入力され、前記分割データは、前記入力チャネルに対応する前記複数の並列伝送チャネルを介して出力される、
ことを特徴とする、請求項1記載の伝送装置。 - 前記送信部が、
前記チャネル決定部により決定された前記並列伝送チャネルに関する制御情報を送信する、
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の伝送装置。 - 前記制御情報は、前記分割データを送信する伝送フレームのヘッダ部分に含まれる、
ことを特徴とする、請求項3記載の伝送装置。 - 前記電源の供給は、前記チャネル決定部による前記決定に先んじて行なわれる、
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の伝送装置。 - 前記分割データを保持する複数のメモリ部と、
前記データ量に応じて前記複数のメモリ部のうち使用する少なくとも1つのメモリ部を決定するメモリ制御部と、
前記複数のメモリ部のうち、前記メモリ制御部により決定された前記メモリ部に電源を供給する一方、前記複数のメモリ部のうち、前記メモリ制御部により決定されなかったメモリ部には電源を供給しないメモリ電源制御部と、をさらにそなえた、
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の伝送装置。 - 複数の並列伝送チャネルを用いて分割データを受信する伝送装置であって、
前記複数の並列伝送チャネルを用いて、前記分割データと、前記データ量に応じて請求項1〜6のいずれか1項に記載の伝送装置により決定された、前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに関する制御情報とを受信しうる複数の受信部と、
前記受信部により受信した前記制御情報に基づいて、前記複数の受信部のうち、前記使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応する受信部に電源を供給する一方、前記複数の受信部のうち、前記使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応しない受信部には電源を供給しない電源制御部と、をそなえた、
ことを特徴とする、伝送装置。 - データとアイドル信号とを含むシリアル信号列が入力され、前記入力されたシリアル信号列に含まれる前記データを分割し、複数の並列伝送チャネルを用いて前記分割データを送信する複数の送信部を有する伝送装置の通信制御方法であって、
前記シリアル信号列に含まれる前記データ、又は、前記分割データの量であるデータ量に応じて前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルを決定し、
前記複数の送信部のうち、前記使用が決定された前記並列伝送チャネルを用いる送信部に前記分割データを分配するとともに、前記複数の送信部のうち、前記使用が決定されなかった前記並列伝送チャネルを用いる送信部に前記アイドル信号を分配するように、前記シリアル信号列における前記分割データ及び前記アイドル信号を並び替え、
前記複数の送信部のうち、前記使用が決定された前記並列伝送チャネルを用いる送信部に電源を供給する一方、前記複数の送信部のうち、前記使用が決定されなかった前記並列伝送チャネルを用いる送信部には電源を供給しない、
ことを特徴とする、通信制御方法。 - 複数の並列伝送チャネルを用いて分割データを受信する複数の受信部を有する伝送装置の通信制御方法であって、
前記複数の並列伝送チャネルを用いて、前記分割データと、前記データ量に応じて請求項1〜6のいずれか1項に記載の伝送装置により決定された、前記複数の並列伝送チャネルのうち使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに関する制御情報とを受信し、
前記受信した前記制御情報に基づいて、前記複数の受信部のうち、前記使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応する受信部に電源を供給する一方、前記複数の受信部のうち、前記使用する少なくとも1つの並列伝送チャネルに対応しない受信部には電源を供給しない、
ことを特徴とする、通信制御方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の伝送装置と、請求項8記載の伝送装置と、をそなえた、
ことを特徴とする、伝送システム。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の複数の伝送装置に複数の並列伝送チャネルをそれぞれ介して接続される複数の入力ポートと、前記複数の入力ポートに選択的に接続され、前記複数の入力ポートよりも少ない複数の出力ポートとを有する光スイッチと、
前記出力ポートにそれぞれ接続され、前記複数の伝送装置から送信されるデータを処理する複数の光モジュールと、
前記処理によりデータからそれぞれ抽出される、前記の各伝送装置による並列伝送チャネルの使用に関する制御情報に基づいて、前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する制御部とをそなえ、
前記制御部が、
前記伝送装置により使用される並列伝送チャネルが前記光モジュールに接続されるように前記光スイッチにおける入力ポートと出力ポートとの接続を制御する、
ことを特徴とする、集線装置。 - 前記の各伝送装置が、少なくとも1つの並列伝送チャネルをそれぞれ使用し、
前記制御情報が、当該並列伝送チャネルにより送信されるデータに含まれる、
ことを特徴とする、請求項11記載の集線装置。 - 前記光モジュールが、
前記伝送装置により並列伝送チャネルを介して送信される複数のデータにそれぞれ含まれる、当該伝送装置の識別情報と当該並列伝送チャネルの識別情報とを抽出し、
前記抽出された伝送装置の識別情報と並列伝送チャネルの識別情報とに基づいた順序で前記複数のデータを並べ替えて出力する出力部をそなえた、
ことを特徴とする、請求項11または12に記載の集線装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の伝送装置と、請求項11〜13のいずれか1項に記載の集線装置とをそなえた、
ことを特徴とする、伝送システム。
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