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JP5468355B2 - 携帯電子機器及び携帯電子機器の制御方法 - Google Patents

携帯電子機器及び携帯電子機器の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、文書データを表示する表示部を備えた携帯電子機器及び携帯電子機器の制御方法に関する。
昨今の携帯電話機等の携帯電子機器は、ページサイズの大きなパソコン用の文書データを表示部に表示させることができる。このような携帯電話機は、可搬性が重要とされるために表示面積が狭く、文書データの1ページ全体を表示部に表示させると文字サイズが小さくなり、ユーザが文書を読むことができなくなる。そこで、文字サイズを携帯電話機にとって最適な大きさに変更し、変更後の文字サイズを用いて文書データを表示部に表示する携帯電話機がある(特許文献1参照)。
特開2008−210116号公報
しかしながら、携帯電話機では、文書データの一部を表示部に拡大表示する場合、常に、文書データにおける特定箇所(例えば、ユーザが読みたい箇所)を中心にして拡大表示されるとは限らない。
また、携帯電話機では、文書データ全体を表示部に表示させている状態から文書データを拡大表示する場合、特定箇所が文書データ中の何処に記載されているかわからないため、まず、文書を読むことができる大きさになるまで文書データを拡大し、次に、文書データを上下左右に移動させて特定箇所を表示部に表示することになる。
したがって、従来の携帯電話機では、文書データにおける特定箇所を迅速に特定する困難であった。
本発明は、文書データにおけるユーザ所望の箇所を迅速に特定することが可能な携帯電子機器及び携帯電子機器の制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯電子機器は、表示部と、それぞれ数字が割り当てられたテンキーと、所定のアプリケーションが起動され、当該所定のアプリケーションに基づいて文書データが前記表示部に表示された状態において、前記テンキーのうちの第1キーが操作され、当該第1キーの操作に続いて前記テンキーのいずれかが操作されることなく所定時間経過した場合には、前記第1キーについて対応付けられた前記所定のアプリケーションに関する第1の処理を実行し、前記第1キーの操作から前記所定時間内に前記テンキーのいずれかである第2キーが操作された場合には、前記文書データ中の前記第1キーと第2キーとに割り当てられる数字に対応する箇所を特定して表示する第2の処理を実行する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、前記制御部は、前記文書データを前記所定のアプリケーションにより表示している状態下で前記テンキーが操作されると、操作された前記テンキーに割り当てられる数字を前記文書データと共に前記表示部に表示させるよう制御することが好ましい。
また、前記制御部は、前記文書データを前記所定のアプリケーションにより表示している状態下で前記テンキーが操作された際、1回目の入力である前記第1キーの操作時には数字の表示を行わず、さらに前記所定時間内に前記第2キーの操作が行われたときに前記第1キー及び第2キーに割り当てられる数字を前記表示部に表示させるよう制御することが好ましい。
また、本発明に係る携帯電子機器は、表示部と、それぞれ数字が割り当てられたテンキーを含むキー操作部と、所定のアプリケーションが起動され、前記所定のアプリケーションに基づいて文書データが前記表示部に表示された状態において前記キー操作部により所定の操作を行うと、前記文書データにおける行方向及び/又は列方向の目印となる数字を含むルーラを前記文書データと共に前記表示部に表示させ、前記所定の操作から所定時間内に前記テンキーが操作された場合には、操作された前記テンキーに割り当てられた数字に一致する前記ルーラ上の数字により特定される行及び/又は列を指定した状態で前記文書データを前記表示部に表示させ、前記所定の操作から所定時間経過後に前記テンキーが操作された場合には、操作された前記テンキーについて対応付けられた前記所定のアプリケーションに関する処理を実行する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、前記テンキーは、テンキーにそれぞれ文字がさらに割り当てられており、前記制御部は、前記ルーラ上の数字により前記文書データの行及び/又は列を指定した状態でさらに前記テンキーが操作されると、操作された前記テンキーに割り当てられる文字を、前記ルーラ上の数字により指定される箇所に挿入することが好ましい。
また、前記制御部は、前記ルーラ上の数字により前記文書データの行及び/又は列を指定した状態でさらに前記テンキーが操作された際、操作された前記テンキーに割り当てられる文字及び数字を双方ともに前記表示部に表示させることが好ましい。
また、前記携帯電子機器は、無線通信部をさらに備え、前記テンキーは、前記無線通信部により発呼を行うための電話番号を入力可能なキーであることが好ましい。
また、本発明に係る携帯電子機器は、表示部と、数字が割り当てられると共に、所定のアプリケーションの起動に伴って所定機能が割り当てられるキーを含むキー操作部と、前記所定のアプリケーションが起動されて前記表示部に情報が表示された状態において、前記所定のアプリケーションによる所定の表示処理が行われ、その後前記キーの操作が行われた場合に、前記所定の表示処理から前記キーの操作までが所定時間経過した場合には、前記所定機能を実行し、前記所定の表示処理から前記キーの操作までが所定時間内の場合には、操作された前記キーに割り当てられる数字に対応する処理を実行させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明は、それぞれ数字が割り当てられたテンキーを有する携帯電子機器の制御方法であって、所定のアプリケーションを起動する工程と、前記所定のアプリケーションに基づいて文書データを表示する工程と、前記テンキーのうちの第1キーが操作され、前記第1キーの操作に続いて前記テンキーのいずれかが操作されることなく所定時間経過した場合には、前記第1キーについて対応付けられた前記所定のアプリケーションに関する第1の処理を実行し、前記第1キーの操作から前記所定時間内に前記テンキーのいずれかである第2キーが操作された場合には、前記文書データ中の前記第1キーと第2キーとに割り当てられる数字に対応する箇所を特定して表示する第2の処理を実行する工程と、を行うことを特徴とする。
本発明によれば、文書データにおけるユーザ所望の箇所を迅速に特定することができる。
本発明の携帯電子機器の第1実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。 携帯電話機の機能を示す機能ブロック図である。 キーアサインについての説明に供する図である。 携帯電話機が機能を発揮するための構成を示す機能ブロック図である。 キーアサインテーブルの一例を示す表である。 文書データを表示部に表示させた状態から、第1の処理を実行する場合と、第2の処理を実行する場合との一例について説明するための図である。 携帯電話機の制御方法について説明するためのフローチャートである。 文書データを表示部に表示させた状態から、文書データを拡大表示させる場合と、行及び列を指定した状態で文書データを表示部に表示させる場合とを説明するための図である。 携帯電話機の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1は、本発明の携帯電子機器の第1実施形態に係る携帯電話機1の外観斜視図である。なお、図1は、いわゆる折り畳み型の携帯電話機の形態を示しているが、本発明に係る携帯電話機の形態としては特にこれに限られない。例えば、携帯電話機は、両筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)や、操作部と表示部とが1つの筐体に配置され、連結部を有さない形式(ストレートタイプ、フリップタイプ)でもよい。
携帯電話機1は、操作部側筐体部2と、表示部側筐体部3とを備える。操作部側筐体部2は、表面部10に、操作部11(キー操作部)と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声を入力するマイク12とを備える。操作部11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作キー15とから構成されている。なお、これらのキーは、表示部21と一体に形成されたタッチパネル上に配置するようにしてもよい。
また、表示部側筐体部3は、表面部20に、各種情報を表示する表示部21と、通話の相手側の音声を出力するスピーカ22とを備える。
また、操作部側筐体部2の上端部と表示部側筐体部3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話機1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にしたりできる。
また、図2は、携帯電話機1の機能を示す機能ブロック図である。携帯電話機1は、図2に示すように、操作部11と、マイク12と、メインアンテナ40と、RF回路部41と、画像処理部42と、音声処理部43と、メモリ44と、制御部45とを操作部側筐体部2に備える。また、携帯電話機1は、図2に示すように、表示部21と、スピーカ22と、ドライバIC23とを表示部側筐体部3に備える。
メインアンテナ40は、所定の使用周波数帯(例えば、800MHz)で基地局等の外部装置と通信を行う構成である。なお、本実施形態では、所定の使用周波数帯として、800MHzとしたが、これ以外の周波数帯であってもよい。
RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部45に供給する。そして、RF回路部41は、制御部45から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置に送信する。また、その一方で、RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信している信号の強度を制御部45に通知する。
画像処理部42は、制御部45の制御にしたがって、所定の画像処理を行い、処理後の画像データをドライバIC23に出力する。ドライバIC23は、画像処理部42から供給された画像データをフレームメモリに蓄え、所定のタイミングで表示部21に出力する。
音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、RF回路部41から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号をスピーカ22に出力する。スピーカ22は、音声処理部43から供給された信号を外部に出力する。
また、音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、マイク12から入力された信号を処理し、処理後の信号をRF回路部41に出力する。RF回路部41は、音声処理部43から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をメインアンテナ40に出力する。
メモリ44は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部45による演算処理に利用される。また、メモリ44には、複数のアプリケーションや当該アプリケーションが必要とする各種のテーブル等が記憶されている。また、メモリ44は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
制御部45は、携帯電話機1の全体を制御しており、中央処理装置(CPU)等を用いて構成される。ここで、操作部11によるキー操作に応じた制御部45の制御動作について説明する。制御部45は、原則的に現在アクティブに起動されているアプリケーションに応じて、操作部11を構成する各キー(機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15)に割り当てる文字・数字・記号や機能を変化させる。
具体的には、操作部11は、いずれかのキーが押下されたときに、当該キーの位置情報(例えば、図3(a)に示すように、入力操作キー14の第2行左列のキー(「1」と「あ」が表面に印刷されているキー)が押下された場合には、(X2、Y1)なる位置情報)を制御部45に送信する。制御部45は、メモリ44にアクセスして、現在アクティブになっているアプリケーションに対応するキーアサインテーブルを参照し、操作部11から送信されてきた位置情報から割り当てられている記号や機能の処理を実行する。例えば、メモリ44には、図3(b)〜図3(d)に示すように、複数のキーアサインテーブルが格納されている。なお、図3(b)は、電話発信を行う際に利用されるテーブルであり、図3(c)は、メモ帳アプリケーションやメールアプリケーションにおいて利用されるテーブルであり、図3(d)は、テレビアプリケーションにおいてチャンネルを変更する際に利用されるテーブルである。
なお、記号の処理の実行とは、例えば、現在アクティブになっているアプリケーションがメモ帳の場合には、「1」や「あ」を表示部21に表示することを意味している。また、機能の処理の実行とは、例えば、現在アクティブになっているアプリケーションがテレビの場合には、表示チャンネルを1chに設定することを意味している。
また、メモリ44には、複数のキーアサインテーブルが格納されており、制御部45は、アプリケーションに応じて、参照するキーアサインテーブルを切り替え、操作部11から送信されてくるキーの位置情報に基づいて所定のキーアサインテーブルを参照して、所定の処理を実行する。
このように構成される携帯電話機1は、文書データにおける特定箇所を迅速に特定する機能を有する。
以下に、携帯電話機1に係る上記機能を発揮するための構成と動作について詳述する。まず、本実施形態に係る携帯電話機1の上記機能を発揮するための構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、携帯電話機1が上記機能を発揮するための構成を示す機能ブロック図である。図5は、キーアサインテーブルの一例を示す表である。
[第1構成例]
携帯電話機1は、表示部21(図2参照)と、入力操作キー14(図1参照)と、制御部45とを備える。
操作部11は、入力操作キー14を含む。入力操作キー14(テンキー)には、それぞれ数字が割り当てられる。また、入力操作キー14には、それぞれ文字が割り当てられる。
制御部45は、所定のアプリケーションが起動され、当該所定のアプリケーションに基づいて文書データが表示部21に表示された状態において、入力操作キー14のうちの第1キーが操作され、当該第1キーの操作に続いて入力操作キー14のいずれかが操作されることなく所定時間経過した場合には、第1キーについて対応付けられた所定のアプリケーションに関する第1の処理を実行し、第1キーの操作から所定時間内に入力操作キー14のいずれかである第2キーが操作された場合には、第1キーと第2キーとに割り当てられる数字に対応する第2の処理を実行する。
所定のアプリケーションは、例えば、表示画面の大きいパソコン用の文書データを表示部21に表示させることができるドキュメントビューワやブラウザ等である。所定のアプリケーションは、メモリのアプリケーション格納部441に格納される。文書データは、文字及び数字から構成される文書や、文字、数字及び画像から構成される文書等である。
制御部45は、アプリケーション選択部451と、アプリケーション起動部452とを備える。アプリケーション選択部451は、アプリケーション格納部441に格納されるアプリケーションの中から、起動要求が有ったアプリケーションを選択する。アプリケーション起動部452は、アプリケーション選択部451により選択されたアプリケーションを起動する。
所定のアプリケーションとして、例えば、ドキュメントビューアを起動する場合、まず、アプリケーション選択部451は、制御部45内で生成される起動要求に応じて、アプリケーション格納部441に格納されているドキュメントビューアを選択する。続いて、アプリケーション起動部452は、アプリケーション選択部451により選択されたドキュメントビューアを起動する。
制御部45は、ドキュメントビューアが起動された場合、ドキュメントビューアに関する機能を入力操作キー14に割り当てる。例えば、図3(a)及び図5に示すように、入力操作キー14のうちの「7」及び「ま」が印刷されたキー(X4、Y1)には、拡大表示機能が割り当てられる。また、「9」及び「ら」が印刷されたキー(X4、Y3)には、縮小表示機能が割り当てられる。さらに、「5」及び「な」が印刷されたキー(X3、Y2)には、ルーラ表示機能が割り当てられる。なお、図5に例示するキーアサインテーブルは、メモリに記憶される。なお、所定のアプリケーションに関する機能は、ドキュメントビューアならば、例えば、「*」が印刷されるキー(X5、Y1)又は「#」が印刷されるキー(X5、Y3)に割り当てられてもよい。
制御部45は、文書データが表示部21に表示された状態(ドキュメントビューアが起動されてアクティブとなっている状態)において、ドキュメントビューアに関する機能(例えば、拡大表示機能、縮小表示機能、ルーラ表示機能等)が割り当てられたキー(第1キー)が操作され、その後の所定時間内に入力操作キー14を構成するいずれかのキーが操作されなかった場合には、所定のアプリケーションにおいて第1キーに割り当てられた機能を第1の処理として実行する。
一方、制御部45は、文書データが表示部21に表示された状態(ドキュメントビューアが起動されてアクティブとなっている状態)において、第1キーが操作され、その後の所定時間内に入力操作キー14を構成するいずれかのキー(第2キー)が操作された場合には、第1キー及び第2キーのキーアサインを数字及び文字を入力するためのものに変更する。一例として、第1キーとして拡大表示機能が割り当てられたキー(「7」及び「ま」が印刷されたキー)の後に、第2キーとして「4」及び「た」が印刷されたキーが所定時間内に操作された場合、制御部45は、第1キーと第2キーとのキーアサインをそれぞれ「7」及び「ま」と、「4」及び「た」とへ変更する(図3及び図5参照)。制御部45は、第1キー及び第2キーのキーアサインを変更すると、第1キー及び第2キーのそれぞれに割り当てられる数字を表示部21に表示させる。さらに、制御部45は、表示部21に表示された数字に基づいて、文書データの特定箇所を特定する処理(第2の処理)を実行する。
したがって、携帯電話機1は、第1キー操作から所定時間内に入力操作キー14を構成するいずれかのキーが操作された場合、第1キーと第2キーとにそれぞれ割り当てられた数字に基づいて第2の処理を実行するので、文書データにおける所望の箇所を迅速に特定することができ、その一方で、第1キーの操作から所定時間内にキー操作がなければ第1キーに割り当てられた第1の処理を実行するので、所定のアプリケーションに対する作業性も極力低下させることがない。
[第2構成例]
また、制御部45は、文書データを所定のアプリケーションにより表示している状態下で入力操作キー14が操作されると、操作された入力操作キー14に割り当てられる数字を文書データと共に表示部21に表示させるよう制御する。
したがって、携帯電話機1は、入力操作キー14の操作に基づいて入力された数字をユーザに確認させることができる。
[第3構成例]
また、制御部45は、文書データを所定のアプリケーションにより表示している状態下で入力操作キー14が操作された際、1回目の入力である第1キーの操作時には数字の表示を行わず、さらに所定時間内に第2キーの操作が行われたときに第1キー及び第2キーに割り当てられる数字を表示部21に表示させるよう制御する。
したがって、携帯電話機1は、所定時間内に第2キーが操作されることにより第1キー及び第2キーのキーアサインを変更するので、変更されたキーアサインに基づいて第1キー及び第2キーにそれぞれ割り当てられる数字を表示部21に表示させるよう制御することができる。逆に、所定時間内に操作が生じない、すなわち、キーアサインの変更がない場合には、余計な表示を行うことがないので、文書データの表示に悪影響を与えることもない。
[第4構成例]
また、携帯電話機1は、無線通信部46をさらに備える。無線通信部46は、メインアンテナ40及びRF回路部41から構成される。この場合、入力操作キー14は、無線通信部46により発呼を行うための電話番号を入力可能なキーである。
したがって、携帯電子機器のうち特に、電話番号を入力するための入力操作キー14を備える携帯電話機において、別段の入力操作キーを設けずとも本発明を実施することができるため特に有効である。
次に、第1実施形態に係る携帯電話機1の動作について説明する。図6は、文書データを表示部21に表示させた状態から、第1の処理を実行する場合と、第2の処理を実行する場合との一例について説明するための図である。
まず、表示部21には、起動された所定のアプリケーションに基づいて文書データが表示される(図6(A)参照)。図6に示す場合では、表示部21の画面サイズが小さいことに対して文書データのページサイズが大きいために、ページ全体を表示部21に表示させると文字サイズが小さくなり、ユーザが文書データを読むことができない状態になっている。
続いて、文書データを拡大表示させる機能が割り当てられた第1キーが操作され、その後の所定時間内(例えば、1秒)に入力操作キー14を構成するいずれかのキーが操作されなかった場合、表示部21には、文書データが拡大表示される(図6(B)参照)。
一方、図6(A)に示す状態において、所定のアプリケーションに処理を実行させるための機能(拡大表示機能等)が割り当てられた第1キーが操作され、その後の所定時間内に入力操作キー14を構成するいずれかのキー(第2キー)が操作された場合、表示部21には、第1キー及び第2キーにそれぞれ割り当てられた数字が表示される(図6(C)参照)。なお、図6(C)に示す場合、表示部21には、第1キー及び第2キーにそれぞれ割り当てられた文字をも表示される。
次に、本実施形態に係る携帯電話機1の制御方法について説明する。図7は、携帯電話機1の制御方法について説明するためのフローチャートである。
携帯電話機1は、起動工程と、表示工程と、処理実行工程とを行う。
起動工程S1において、アプリケーション起動部452は、アプリケーション選択部451により選択された所定のアプリケーション(ここでは、ドキュメントビューア)を起動する。
表示工程S2において、ドキュメントビューアは、文書データを表示する。
処理実行工程S3において、制御部45は、入力操作キー14のうちの第1キーが操作され、第1キーの操作に続いて入力操作キー14のいずれかが操作されることなく所定時間経過した場合には、第1キーについて対応付けられたドキュメントビューアに関する第1の処理を実行し、第1キーの操作から所定時間内に入力操作キー14のいずれかである第2キーが操作された場合には、第1キーと第2キーとに割り当てられる数字に対応する第2の処理を実行する。なお、第2の処理は、数字に対応する文書データの特定箇所を特定する処理である。
したがって、携帯電話機1は、第1キー操作から所定時間内に入力操作キー14を構成するいずれかのキー(第2キー)が操作された場合、第1キーと第2キーとにそれぞれ割り当てられた数字に基づいて第2の処理を実行するので、文書データにおける特定箇所を迅速に特定することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る携帯電話機1の外観及び概略構成は、図1乃至図3を用いて説明した第1実施形態に係る携帯電話機1と同じである。このため、本実施形態では、第1実施形態の携帯電話機1と同じ概略構成部分には同符号を付し、外観及び概略構成についての説明を省略する。
本実施形態の携帯電話機1は、文書データにおける特定箇所を迅速に特定する機能を有する。本実施形態に係る携帯電話機1の上記機能を発揮するための詳細構成について、図4を参照しながら説明する。
携帯電話機1は、表示部21(図2参照)と、操作部11と、制御部45とを備える。
操作部11は、それぞれ数字が割り当てられた入力操作キー14を含む。
制御部45は、ドキュメントビューアが起動され、ドキュメントビューアに基づいて文書データが表示部21に表示された状態において操作部11により所定の操作を行うと、文書データにおける行方向及び/又は列方向の目印(目盛)となる数字を含むルーラ100(図8(C)参照)を文書データと共に表示部21に表示させる。さらに、所定の操作から所定時間(例えば、1秒)内に入力操作キー14が操作された場合には、操作された入力操作キー14に割り当てられた数字に一致するルーラ100上の数字により特定される行及び/又は列を指定した状態で文書データを表示部21に表示させる。一方、所定の操作から所定時間経過後に入力操作キー14が操作された場合には、操作された入力操作キー14について対応付けられたドキュメントビューアに関する処理を実行する。
操作部11による所定の操作とは、ルーラ表示機能が割り当てられたキーが操作されることである。この所定の操作により、表示部21には、文書データと共にルーラ100が表示される。
ドキュメントビューアが起動された場合、制御部45は、ドキュメントビューアに対応する機能(例えば、拡大表示機能、縮小表示機能、ルーラ表示機能等)を各キーに割り当てる。ルーラ表示機能が割り当てられたキーが操作されてから所定時間内にさらに入力操作キー14を構成するいずれかのキー(第1キー)が操作された場合、制御部45は、各キーのキーアサインを数字に変更する。すなわち、制御部45は、第1キー及び引き続き入力される第2キーにそれぞれ数字を割り当てる。
さらに、制御部45は、第1キー及び引き続き入力される第2キーの操作に基づいて入力された数字に一致するルーラ100上の数字を特定する。具体的な一例としては、数字「0704」が入力された場合、制御部45は、数字「0704」をルーラ100上の数字「7行4列」(特定箇所)と特定する。同様に、数字「0810」が入力された場合、制御部45は、数字「0810」をルーラ100上の数字「8行10列」(特定箇所)と特定する。つまり、特定箇所にカーソルを移動させるなどの処理を行う。制御部45は、入力された数字に基づいてルーラ100上の数字を特定した場合、特定されたルーラ100上の数字を他の数字と異なる色にする等して指定した状態で文書データを表示部21に表示させる。
なお、制御部45は、入力操作キー14の操作に基づいて、数字の間に数字以外の記号(例えば、アスタリスク「*」、シャープ「#」等)が入力される場合、記号の前後の数字によって、ルーラ100上の数字に基づいて文書データの範囲が指定されたと判断し、この範囲が指定された状態で文書データを表示部21に表示させればよい。例えば、入力操作キー14の操作に基づいて「0704*0810」が入力された場合、制御部45は、文書データにおける「7行4列〜8行10列」(特定箇所)が指定されたと判断する。さらに、制御部45は、「7行4列〜8行10列」が指定された状態で文書データを表示部21に表示させる。そして、制御部45は、この指定範囲の文書データ内の文字列をエディタアプリケーション(文字入力・編集アプリケーション:図8(F)参照)に転送する。これにより、文書データ内の指定範囲についてのコピー、編集を行うことができる。コピーした文字列は、他のアプリケーションに転用してもよい。
また、制御部45は、ドキュメントビューアに関する機能が割り当てられたキー(第1キー)が、ルーラ100の表示を要求するキーが操作されてから所定時間経過後に操作された場合、第1キーに割り当てられている機能(例えば、拡大操作)を実行する。
したがって、携帯電話機1は、ルーラ100を表示してから所定時間内に入力操作キー14が連続して操作された場合、入力操作キー14を構成するキーのキーアサインを変更して数字を入力させ、当該数字によって文書データの位置を特定するので、文書データにおける所望の箇所を迅速に特定することができる。さらに、アスタリスク等の記号を併用する場合には、文書データの範囲指定を可能とし、指定範囲を編集したり、他のアプリケーションでの使用のためにコピーを行うことができる。
また、入力操作キー14は、入力操作キー14にそれぞれ文字がさらに割り当てられている。先に述べた記号入力による範囲指定を行わない場合には、制御部45は、ルーラ100上の数字により文書データの行及び/又は列を指定してカーソルが当てられた状態でさらに入力操作キー14が操作されると、操作された入力操作キー14に割り当てられる文字を、ルーラ100上の数字により指定され、カーソルの当てられる箇所に挿入する。
例えば、入力操作キー14の操作に基づいて数字「0704」が入力され、この数字「0704」に対応する文書データの位置「7行4列」(特定箇所)が特定されてカーソルが当てられる。その後に入力操作キー14の操作に基づいて文字「よこはま」及び数字「8882222267」が入力された場合、制御部45は、文書データの7行4列の位置(特定箇所)に文字「よこはま」を挿入する。
したがって、携帯電話機1は、文書データの所望の箇所が特定された後に入力された文字をその特定箇所に挿入するので、文書データを迅速に編集することができる。
また、制御部45は、ルーラ100上の数字により文書データの行及び/又は列を指定した状態でさらに入力操作キー14が操作された際、操作された入力操作キー14に割り当てられる文字及び数字を双方ともに表示部21に表示させる。
すなわち、表示部21には、文字表示領域101及び数字表示領域102が共に表示される(図8(E)参照)。文字表示領域101には、操作された入力操作キー14に割り当てられる文字が入力される。数字表示領域102には、操作された入力操作キー14に割り当てられる数字が入力される。
したがって、携帯電話機1は、入力された文字及び数字を双方ともに表示部21に表示させるので、入力された文字及び数字の確認を行うことができる。
また、携帯電話機1は、無線通信部46をさらに備える。無線通信部46は、メインアンテナ40及びRF回路部41から構成される。この場合、入力操作キー14は、無線通信部46により発呼を行うための電話番号を入力可能なキーである。
したがって、携帯電子機器のうち特に、電話番号を入力するための入力操作キー14を備える携帯電話機において、別段の入力操作キーを設けずとも本発明を実施することができるため特に有効である。
また、携帯電話機1は、表示部21(図2参照)と、操作部11と、制御部45とを備える。
操作部11は、数字が割り当てられると共に、所定のアプリケーションの起動に伴って所定機能が割り当てられるキーを含む。すなわち、メモリ44には、キーに数字を割り当てるためのキーアサインテーブルと、キーに所定のアプリケーションに関する機能(所定機能)を割り当てるためのキーアサインテーブルとが格納されている。制御部45は、起動された所定のアプリケーションがアクティブ状態になっているか否かに応じて、上記の各キーアサインテーブルを切り替える。
制御部45は、所定のアプリケーションが起動されて表示部21に文書情報が表示された状態において、所定のアプリケーションによる所定の表示処理が行われ、その後キーの操作が行われた場合に、所定の表示処理からキーの操作までが所定時間経過した場合には、所定機能を実行し、所定の表示処理からキーの操作までが所定時間内の場合には、操作されたキーに割り当てられる数字に対応する処理を実行させる。
文書情報とは、文字及び数字の少なくとも一方が含まれるデータのことである。所定の表示処理とは、所定のアプリケーションによって行われる表示に関する処理であり、例えば、ルーラ100を表示部21に表示する処理である。所定機能とは、表示部21に表示されている情報を拡大する機能や、表示部21に表示されている情報を縮小する機能のことである。操作されたキーに割り当てられる数字に対応する処理とは、数字に基づいて情報の特定箇所を特定する処理である。
したがって、携帯電話機1は、所定の表示処理が行われてから所定時間内にキーが操作された場合、当該キーに割り当てられた数字に対応する処理を実行するので、情報における特定箇所を迅速に特定することができる。
次に、第2実施形態に係る携帯電話機1の動作について説明する。図8は、文書データを表示部21に表示させた状態から、文書データを拡大表示させる場合と、行及び列を指定した状態で文書データを表示部21に表示させる場合とを説明するための図である。
まず、表示部21には、起動された所定のアプリケーションに基づいて文書データが表示される(図8(A)参照)。図8に示す場合では、文書データのページサイズが大きいために、ページ全体を表示部21に表示させると文字サイズが小さくなり、ユーザが文書データを読むことができない状態になっている。
続いて、文書データの拡大表示機能が割り当てられたキーが操作された場合、表示部21には、文書データが拡大表示される(図8(B)参照)。
続いて、拡大表示機能が割り当てられたキーが操作されてから(文書データが拡大表示されてから)所定時間経過後に、さらにルーラ表示機能が割り当てられたキーが操作された場合、表示部21には、文書データと共にルーラ100が表示される(図8(C)参照)。
続いて、ルーラ表示機能が割り当てられたキーが操作されてから(ルーラ100が表示部21に表示されてから)所定時間経過後に、さらに拡大表示機能が割り当てられたキーが操作された場合、表示部21には、さらに拡大された文書データが表示される(図8(D)参照)。
また、ルーラ表示機能が割り当てられたキーが操作されてから(ルーラ100が表示部21に表示されてから)所定時間内に、入力操作キー14を構成するいずれかのキーがさらに操作された場合、表示部21には、さらに操作されたキーに対応する数字及び文字が表示される(図8(E)参照)。数字は、数字表示領域102に表示される。文字は、文字表示領域101に表示される。なお、図8(E)に示す場合、表示部21には、数字として「0704*0810」が表示され、文字として「わまわだわやあわ」が表示される。
続いて、制御部45は、表示部21に表示される数字「0704*0810」に基づいて文書データにおける「7行4列から8行10列まで」(特定箇所)を指定する。この特定箇所の指定が行われたことに基づいて、アプリケーション選択部451は、アプリケーション格納部441に格納されるエディタアプリケーションを選択する。さらに、アプリケーション起動部452は、アプリケーション選択部451により選択されたエディタアプリケーションを起動する。そして、制御部45は、文書データにおける「7行4列から8行10列まで」(特定箇所)を抜き出して(コピーして)、エディタアプリケーションに入力させる(貼り付ける)。この結果、表示部21には、文書データにおける7行4列から8行10列までの特定箇所「〜記〜 場所:大会議室」が表示される(図8(F)参照)。
次に、図9を参照して、携帯電話機1の動作について説明する。図9は、携帯電話機1の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS100において、アプリケーション起動部452は、アプリケーション選択部451により選択された所定のアプリケーション(ドキュメントビューアやブラウザ)を起動する。
ステップS101において、制御部45は、所定のアプリケーションに関する機能を入力操作キー14に割り当てる。すなわち、制御部45は、キーアサインテーブルを切り替える。
ステップS102において、制御部45は、入力操作キー14の操作に基づく表示文書の拡大操作等を検知する。すなわち、制御部45は、操作されたキーの位置情報に基づいて所定のキーアサインテーブル(例えば、図5参照)を参照し、操作されたキーに割り当てられる機能を検知する。
ステップS103において、制御部45は、ルーラ表示機能が割り当てられている入力操作キー14が操作されたか否かを判断する。すなわち、制御部45は、ステップS102の処理の後にさらに操作された入力操作キー14にルーラ表示機能が割り当てられているか否かを判断する。ルーラ表示機能が割り当てられている入力操作キー14が操作された場合(Yes)には、ステップS104に進む。ルーラ表示機能が割り当てられている入力操作キー14が操作されていない場合(No)には、ステップS102に進む。
ステップS104において、制御部45は、ルーラ100を表示部21に表示させる。
ステップS105において入力操作キー14が操作されると、ステップS106において、制御部45は、入力操作キー14がルーラ100を表示した後の所定時間内に操作されたか否かを判断する。所定時間内に入力操作キー14が操作されている場合(Yes)には、ステップS107に進む。所定時間経過後に入力操作キー14が操作されている場合(No)には、ステップS102に進み、操作されたキーに対応する拡大などの機能を実行する。
ステップS107において、制御部45は、入力操作キー14に割り当てられた所定のアプリケーションに関する機能を解除する。すなわち、制御部45は、ステップS101の処理により変更したキーアサインテーブルを元に戻す(入力操作キー14に数字を割り当てる)。
ステップS108において、制御部45は、ルーラ表示後の入力操作キー14の操作に基づき入力された数字及び文字を表示部21に表示させる。そして、引き続き入力される入力操作キー14が操作されるごとに数字及び文字を表示部21に表示させる。
ステップS109において、制御部45は、表示部21に表示される文字について仮名変換又は漢字変換等の変換処理が行われ、変換処理後の文字について確定処理が行われたか否かを判断する。文字の変換処理、確定処理が行われていない場合(No)には、ステップS110に進む。文字の変換処理、確定処理が行われている場合(Yes)には、ステップS111に進む。
ステップS110において、制御部45は、特に、アスタリスク等の記号を含む場合には、記号の前後の数字を抽出すると共に、これらの数字により特定される表示部21に表示された数字に対応する文書データの範囲をエディタアプリケーションに入力させる。すなわち、制御部45は、表示部21に表示される数字に基づいて文書データにおける行及び/又は列の位置(特定箇所)を特定し、特定箇所の文書データをエディタアプリケーションにコピーする。一方、記号を含まない場合には、入力された数字により特定されるルーラ100に対応する数字により指定される座標にカーソルを当てる。そして、引き続き入力される文字列を、文書データの指定箇所に挿入する。
また、ステップS111においては、制御部45は、表示部21に表示される文字に一致するものを文書データの中から検索し、検索された文字を含む文書データ内の座標にカーソルを当てる。
以上により、所定のアプリケーションに対する操作性を極力低下させることなく、ユーザ所望箇所を迅速に特定することができる。
なお、上述した実施形態では、本発明が携帯電話機1に適用される場合を例示して説明した。しかしながら、本発明は、この実施形態に限定されることはなく、例えば、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistant)やポータブルゲーム機やポータブルナビゲーションデバイス等の携帯電子機器にも適用することができる。
1 携帯電話機(携帯電子機器)
11 操作部(キー操作部)
14 入力操作キー(テンキー)
21 表示部
45 制御部
46 無線通信部
100 ルーラ

Claims (8)

  1. 表示部と、
    それぞれ数字が割り当てられたテンキーと、
    所定のアプリケーションが起動され、当該所定のアプリケーションに基づいて文書データが前記表示部に表示された状態において、前記テンキーのうちの第1キーが操作され、当該第1キーの操作に続いて前記テンキーのいずれかが操作されることなく所定時間経過した場合には、前記第1キーについて対応付けられた前記所定のアプリケーションに関する第1の処理を実行し、前記第1キーの操作から前記所定時間内に前記テンキーのいずれかである第2キーが操作された場合には、前記第1キー及び前記第2キーのキーアサインを変更し、前記文書データ中の前記第1キーと第2キーとに割り当てられる数字に対応する箇所を特定して表示する第2の処理を実行する制御部と、を備える携帯電子機器。
  2. 前記制御部は、前記文書データを前記所定のアプリケーションにより表示している状態下で前記テンキーが操作されると、操作された前記テンキーに割り当てられる数字を前記文書データと共に前記表示部に表示させるよう制御する請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記制御部は、前記文書データを前記所定のアプリケーションにより表示している状態下で前記テンキーが操作された際、1回目の入力である前記第1キーの操作時には数字の表示を行わず、さらに前記所定時間内に前記第2キーの操作が行われたときに前記第1キー及び第2キーに割り当てられる数字を前記表示部に表示させるよう制御する請求項2記載の携帯電子機器。
  4. 表示部と、
    それぞれ数字が割り当てられたテンキーを含むキー操作部と、
    所定のアプリケーションが起動され、前記所定のアプリケーションに基づいて文書データが前記表示部に表示された状態において前記キー操作部により所定の操作を行うと、前記文書データにおける行方向及び/又は列方向の目印となる数字を含むルーラを前記文書データと共に前記表示部に表示させ、前記所定の操作から所定時間内に前記テンキーが操作された場合には、操作された前記テンキーに割り当てられた数字に一致する前記ルーラ上の数字により特定される行及び/又は列を指定した状態で前記文書データを前記表示部に表示させ、前記所定の操作から所定時間経過後に前記テンキーが操作された場合には、前記テンキーのキーアサインを変更し、操作された前記テンキーについて対応付けられた前記所定のアプリケーションに関する処理を実行する制御部と、を備える携帯電子機器。
  5. 前記テンキーは、テンキーにそれぞれ文字がさらに割り当てられており、
    前記制御部は、前記ルーラ上の数字により前記文書データの行及び/又は列を指定した状態でさらに前記テンキーが操作されると、操作された前記テンキーに割り当てられる文字を、前記ルーラ上の数字により指定される箇所に挿入する請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記制御部は、前記ルーラ上の数字により前記文書データの行及び/又は列を指定した状態でさらに前記テンキーが操作された際、操作された前記テンキーに割り当てられる文字及び数字を双方ともに前記表示部に表示させる請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 無線通信部をさらに備え、
    前記テンキーは、前記無線通信部により発呼を行うための電話番号を入力可能なキーである請求項1から6のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  8. それぞれ数字が割り当てられたテンキーを有する携帯電子機器の制御方法であって、
    所定のアプリケーションを起動する工程と、
    前記所定のアプリケーションに基づいて文書データを表示する工程と、
    前記テンキーのうちの第1キーが操作され、前記第1キーの操作に続いて前記テンキーのいずれかが操作されることなく所定時間経過した場合には、前記第1キーについて対応付けられた前記所定のアプリケーションに関する第1の処理を実行し、前記第1キーの操作から前記所定時間内に前記テンキーのいずれかである第2キーが操作された場合には、前記第1キー及び前記第2キーのキーアサインを変更し、前記文書データ中の前記第1キーと第2キーとに割り当てられる数字に対応する箇所を特定して表示する第2の処理を実行する工程と、を行う携帯電子機器の制御方法。
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