Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP5450869B1 - 蓄熱式バーナの蓄熱部構造 - Google Patents

蓄熱式バーナの蓄熱部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5450869B1
JP5450869B1 JP2013138002A JP2013138002A JP5450869B1 JP 5450869 B1 JP5450869 B1 JP 5450869B1 JP 2013138002 A JP2013138002 A JP 2013138002A JP 2013138002 A JP2013138002 A JP 2013138002A JP 5450869 B1 JP5450869 B1 JP 5450869B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat storage
casing
exhaust gas
combustion air
storage material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013138002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015010801A (ja
Inventor
祐作 河本
智樹 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Ro Co Ltd filed Critical Chugai Ro Co Ltd
Priority to JP2013138002A priority Critical patent/JP5450869B1/ja
Priority to TW102140059A priority patent/TWI453362B/zh
Priority to CN201310705395.0A priority patent/CN104279565B/zh
Priority to KR1020130161556A priority patent/KR101415482B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP5450869B1 publication Critical patent/JP5450869B1/ja
Publication of JP2015010801A publication Critical patent/JP2015010801A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/46Details, e.g. noise reduction means
    • F23D14/66Preheating the combustion air or gas
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Supply (AREA)
  • Gas Burners (AREA)

Abstract

【課題】施工が容易であって、短時間でかつ安価に製作することが可能であり、またコンパクトな形態であって省スペースで設置することが可能な蓄熱式バーナの蓄熱部構造を提供する。
【解決手段】燃焼用空気と排ガスが交互に流通するバーナ用ガス通路1に、排ガスから熱を回収し、回収した熱で燃焼用空気を加熱する球状蓄熱材3を収容したケーシング4を設けた蓄熱式バーナの蓄熱部構造において、ケーシングに、蓄熱材に燃焼用空気や排ガスが流通する中央領域CAを形成するとともに、中央領域の周囲を取り囲む配置で、ケーシングの内面9a側付近の蓄熱材に燃焼用空気や排ガスが流通するのを妨げる外周領域OAを形成する突出壁14を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼用空気と排ガスが交互に流通するバーナ用ガス通路に、排ガスから熱を回収し、回収した熱で燃焼用空気を加熱する蓄熱材を備えた蓄熱式バーナの蓄熱部構造に関する。
たとえば、特許文献1の「リジェネレイティブバーナにおける燃料の予熱機構」は、リジェネレイティブバーナにおいて、燃料供給源から燃料噴出部に至る燃料経路を、蓄熱体による蓄熱部に構成した熱交換部を経由させる構成とし、燃料供給源からの燃料を、蓄熱部の熱交換部により予熱した後、燃料噴出部から噴出させる構成としている。
また、特許文献2の「蓄熱装置及び蓄熱式バーナ」は、加熱炉の熱変換効率を改善するために用いられる蓄熱装置であり、蓄熱体が収納された蓄熱体収容容器の排ガス入り側空間に障壁ブロックを備え、且つ、排ガス出側空間に空気供給ノズルを備えており、障壁プロックにより燃焼排ガスを分散して蓄熱体に供給するとともに、空気供給ノズルによって部分的に集中して燃焼用空気を蓄熱体に供給するようにしている。
特開2000−97427号公報 特開平9−178162号公報
蓄熱式バーナの燃焼火炎で加熱される炉内は約1300度もの高温になる。蓄熱部は、炉内からの高温の排ガスを吸引する。このため、蓄熱部は、炉内と同様に耐火性を備えるべく、蓄熱部内に収容した蓄熱材の外側を、排ガスの温度に耐え得る十分な厚みの耐火物で覆う必要がある。
一般的な不定形耐火物で蓄熱材を覆う場合には、型組み、耐火物の流し込み、乾燥など、複数の工程が必要であると共に作業が煩雑であり、従って、施工時間がかかると同時に、作業費用も嵩むという課題がある。また、耐火物は、排ガスの温度に耐え得る十分な厚みが必要であるため、蓄熱部のサイズが大きくなり、広い設置スペースが必要になるという課題がある。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、施工が容易であって、短時間でかつ安価に製作することが可能であり、またコンパクトな形態であって省スペースで設置することが可能な蓄熱式バーナの蓄熱部構造を提供することを目的とする。
本発明にかかる蓄熱式バーナの蓄熱部構造は、燃焼用空気と排ガスが交互に流通するバーナ用ガス通路に、排ガスから熱を回収し、回収した熱で燃焼用空気を加熱する蓄熱材を収容したケーシングを設けた蓄熱式バーナの蓄熱部構造において、上記ケーシングに、上記蓄熱材に燃焼用空気や排ガスが流通する中央領域を形成するとともに、該中央領域の周囲を取り囲む配置で、該ケーシングの内面側付近の該蓄熱材に燃焼用空気や排ガスが流通するのを妨げる外周領域を形成する閉塞部材を設け、前記蓄熱材は、前記ケーシング内部に充填される多数の球体であり、前記閉塞部材は、上記ケーシングの内面から該ケーシングの内方へ突出される複数の環状形態の突出壁であって、該ケーシングの両端部の該突出壁が前記バーナ用ガス通路に連通する開口部を形成し、該ケーシング両端部の上記開口部の間で該突出壁が上記球体の移動を規制して上記外周領域に保持するために該球体の外形寸法よりも広い間隔で互いに隔てられることを特徴とする。
本発明にかかる蓄熱式バーナの蓄熱部構造にあっては、施工が容易であって、短時間でかつ安価に製作することができると共に、コンパクトな形態であって省スペースで設置することができる。具体的には、燃焼用空気及び排ガスは、突出壁で形成される開口部と突出壁で形成される開口部とを両端とする中央領域を流通する。中央領域の周囲を取り囲む配置で形成される外周領域では、互いに隣り合う突出壁間に一旦燃焼用空気や排ガスが入り込むと圧力が安定するので、その後は、外周領域における燃焼用空気や排ガスの流通が妨げられる。このため、外周領域では、突出壁によって各突出壁間に保持された蓄熱材、すなわち、ケーシングの内面側付近の蓄熱材間には燃焼用空気や排ガスが回り込まない。このように、ケーシング内に設けた突出壁により、外周領域に燃焼用空気及び排ガスが流通しないので、突出壁間に充填された蓄熱材を断熱材として機能させることができる。特に、ケーシングの内面からケーシングの内方へ突出させて複数の突出壁を設けたので、球状蓄熱材の移動を規制できると共に、外周領域における燃焼用空気及び排ガスの流通を阻止することができ、ケーシングの内面側付近の温度上昇を抑えることができる。
本発明に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造の好適な一実施形態を示す縦断面図である。 図1に示した蓄熱式バーナの蓄熱部構造における蓄熱部に球状蓄熱材が充填された様子を示す一部拡大斜視図である。 本発明に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造の変形例を示す縦断面図である。 図3に示した蓄熱式バーナの蓄熱部構造における蓄熱部にハニカム状のブロック体で構成した蓄熱材を設けた様子を示す一部拡大斜視図である。 本発明に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造の他の変形例を示す縦断面図である。 本発明に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造のさらに他の変形例を示す縦断面図である。 本発明に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造のさらに他の変形例を示す縦断面図である。 本発明に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造のさらに他の変形例を示す縦断面図である。
以下に、本発明にかかる蓄熱式バーナの蓄熱部構造の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造の縦断面図である。本実施形態に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造は、蓄熱式バーナBに設けられて炉内と炉外とを連通するバーナ用ガス通路1に設備され、燃料と混合されて炉内で燃焼火炎を生成する燃焼用空気と、炉内から排出される排ガスとが交互に流通する蓄熱部2に備えられる。蓄熱部2は、炉内から排出される排ガスから熱を回収し、回収した熱で燃焼用空気を加熱する球体状をなす蓄熱材(以下、球状蓄熱材という)3がケーシング4内に収容されて構成される。
蓄熱部2は、図1に示すように、炉に接続される蓄熱式バーナBのバーナ用ガス通路1の一部を形成する連結管部5に接合されるケーシング4と、ケーシング4内に充填された多数の球状蓄熱材3と、多数の孔が形成され、ガスの流通を確保しつつ多数の球状蓄熱材3をケーシング4内部に保持する耐熱性のグレーチング6とを備える。グレーチング6が有する多数の孔は、各々球状蓄熱材3の外形寸法より小さい。
連結管部5は、炉と同様の不定形耐火物を用いてバーナ用ガス通路1を形成している。連結管部5には、外部からバーナ用ガス通路1に燃料を供給するための燃料供給口7が設けられる。連結管部5の、不定形耐火物にて形成された通路形成部8は、炉から排出される高温の排ガスの温度に耐え得るように十分に厚く形成され、その端部は、下方に向かって開放されている。燃料供給口7の位置は一例であって、燃料供給口7をその他の位置に設けても良いことはもちろんである。
ケーシング4は、鋼板で形成される。ケーシング4は、連結管部5の下方に向かって開放された端部に接合される。ケーシング4は、周壁部9とその下端を閉塞する閉止壁部(図示では、底部)10とを有する。
ケーシング4内は、水平面を形成するように周壁部9に固定されたグレーチング6により上下に仕切られている。グレーチング6の上側には、蓄熱材3が収容される蓄熱材収容部11が形成され、グレーチング6の下側には、空洞のチャンバー12が形成される。グレーチング6は、閉止壁部(底部)10から燃焼用空気及び排ガスの流通に適した空間を隔てた高さ位置に配置されている。チャンバー12を形成する周壁部9には、水平方向に突出させて、チャンバー12内とケーシング4の外とを接続して、バーナ用ガス通路1を構成する吸排気管部13が設けられる。
ケーシング4の、蓄熱材収容部11を構成する部位には、周壁部9の内面9aからケーシング4の内方へ突出され、上下方向に互いに間隔を隔てて配置された複数の突出壁14が設けられる。
図2は、蓄熱部2に球状蓄熱材3が充填された様子を示す一部拡大斜視図である。本実施形態においては、4枚の突出壁14が形成されている。図2では、そのうちの2枚の突出壁14が示されている。各突出壁14は、図2に示すように、周壁部9の内方における中央領域CAを取り囲むように環状形態の棚状に形成されている。
4枚の突出壁14のうち、最も下に位置する突出壁14には、下方からグレーチング6が当接される。最も上に位置する突出壁14は、周壁部9の上縁に設けられる。最上の突出壁14と最下の突出壁14との間に、2枚の突出壁14がほぼ等しい間隔で配置される。各突出壁14同士の間の間隔は、球状蓄熱材3の外形寸法より広く設定される。
突出壁14の枚数は、最上の突出壁14と最下の突出壁14を含んだ枚数である。突出壁14の形状は、板状のものに限られず、同様の役割を果たすものであれば、どのような形態であってもよい。
蓄熱部2は、連結管部5の通路形成部8の下方に向かって開放された端部に、外周フランジ19を介して、ケーシング4の最上の突出壁14が当接した状態で連結される。連結管部5に連結されたケーシング4の蓄熱材収容部11には、上方からグレーチング6上に多数の球状蓄熱材3が充填されて収容される。蓄熱材3は、突出壁14間の空間から中央領域CAまでの全体に万遍なく充填される。充填された球状蓄熱材3は、4枚の突出壁14により移動が規制されるので、上下に位置する突出壁14間に球状蓄熱材3がより確実に保持される。
連結管部5と吸排気管部13との間を流通する燃焼用空気及び排ガスは、最下の突出壁14で形成される下部開口15と、最上の突出壁14で形成される上部開口16とを両端とする蓄熱材収容部11内の中央領域CAを流通する(図中、ガス流通方向で示す)。一方、中央領域CAの外側に、中央領域CAの周囲を取り囲む配置で形成される外周領域OAでは、互いに隣り合う突出壁14間に一旦燃焼用空気や排ガスが入り込むと圧力が安定するので、その後は、外周領域OAにおける燃焼用空気や排ガスの流通が妨げられる。このため、外周領域OAでは、突出壁14によって各突出壁14間に保持された蓄熱材3、すなわち、ケーシング4の内面9a側付近の蓄熱材3間には燃焼用空気や排ガスが回り込まない。このため、外周領域OAの蓄熱材3及びケーシング4は高温に加熱されることがない。外周領域OAへの燃焼用空気や排ガスの流通を妨げる突出壁14が閉塞部材に相当する。
本実施形態にかかる蓄熱式バーナの蓄熱部構造によれば、ケーシング4内に設けた突出壁14により、外周領域OAに燃焼用空気及び排ガスが流通しないので、突出壁14間に充填された蓄熱材3を断熱材として機能させることができる。特に、周壁部9の内面9a側に複数の突出壁14を設けたので、球状蓄熱材3の移動を規制できると共に、外周領域OAにおける燃焼用空気及び排ガスの流通を阻止することができ、ケーシング4の内面9a側付近の温度上昇を抑えることができる。
外周領域OA及びケーシング4が高温にならないので、不定形耐火物を用いることなく、不定形耐火物と比較して軽量でコンパクトな鋼製のケーシング4を用いて蓄熱部2を形成することができる。すなわち、不定形耐火物を用いる場合には、型組み、耐火物の流し込み、乾燥など、多くの工程が必要であるとともに作業が煩雑であり、施工時間がかかり作業費用が嵩むが、本実施形態の蓄熱式バーナの蓄熱部構造によれば、耐火物を用いないので、施工が容易であって、短時間でかつ安価に製作することができると共に、コンパクトな形態であって省スペースで設置することができる。
中央領域CAの周囲を取り囲む配置で、ケーシング4の内面9a側付近の球状蓄熱材3に燃焼用空気や排ガスが流通するのを妨げる外周領域OAを形成する突出壁14(閉塞部材)を備えるようにした本実施形態の構成は、上記特許文献1及び2には何らの開示も示唆も全くなく、本実施形態は、これら特許文献1及び2のいずれによっても得ることのできない有利な作用効果を奏する。
また、燃焼用空気及び排ガスが流通する中央領域CAと同じ球状蓄熱材3を、燃焼用空気及び排ガスが流通しない外周領域OAに充填して、ケーシング4の周壁部9近傍を断熱したので、より施工及び部材管理が容易であり、コストも抑えることができる。
上記実施形態においては、蓄熱材として、球体状をなす蓄熱材3を用いる例について説明したが、これに限るものではない。図3及び図4には、変形例が示されている。図3は、ハニカム状のブロック体でなる蓄熱材を用いた蓄熱部を示す縦断面図である。図3に示すように、蓄熱材としては、燃焼用空気や排ガスが流通する方向に沿い断面がハニカム状をなす多数の通孔17aを有するハニカム状のブロック体でなる蓄熱材(以下、ハニカム蓄熱材という)17を用いても良い。
ハニカム蓄熱材17を用いる場合には、グレーチング6を用いることなく、最上・最下の2枚の突出壁14間にハニカム蓄熱材17を配置すればよい。図4は、蓄熱部2にハニカム蓄熱材17を備えた状態を示す図である。この場合には、ハニカム蓄熱材17の、燃焼用空気や排ガスが流通する方向(ガス流通方向で示す)における両端部で、図4に示すように外周領域OAに位置する通孔17aが上下2枚の突出壁14により閉塞されるので、外周領域OAに燃焼用空気や排ガスは流通しない。このため、ハニカム蓄熱材17が有する、ケーシング4の内面9a側付近にて閉塞された通孔17aが空気断熱層を形成するので、外周領域OAのハニカム蓄熱材17及びケーシング4が高温に加熱されることを防止できる。
図5及び図6は、さらに他の変形例を示している。図5は、球状蓄熱材を用い、燃焼用空気等が水平方向に流通する蓄熱部を示す縦断面図である。図6は、ハニカム蓄熱材を用い、燃焼用空気等が水平方向に流通する蓄熱部を示す縦断面図である。
上記実施形態においては、燃焼用空気及び排ガスが上下方向に流通する場合について説明したが、図5及び図6に示すように、バーナ用ガス通路1から吸排気管部13にわたって水平方向に燃焼用空気及び排ガスが流通するように、蓄熱部2を水平配置しても良い。このとき、蓄熱材として球状蓄熱材3を用いる場合には、炉側(図中、右側)の開口にもグレーチング18を備えることが望ましい。
炉側の開口に設置するこのグレーチング18も、耐熱性を有し、球状蓄熱材3の外径寸法より小さい孔が多数形成されている。
また、球状蓄熱材3を用いる場合には、上下縦向きにしたケーシング4内に球状蓄熱材3を充填した後に、水平横向きに向けて取り付けることが望ましい。しかしながら、これに限らず、ケーシング4を水平横向きに置いたときに上向きに開口する充填用開口を形成しておき、この充填用開口から球状蓄熱材3をケーシング4内に落とし込んで充填するようにしてもよい。このケーシング4を鉛直縦向きに設置できることは、上記実施形態(図1参照)で説明した通りである。
図7には、さらに他の変形例が示されている。図7は、この変形例に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造の縦断面図である。この変形例は、ケーシング4に、最上の突出壁14と最下の突出壁14だけを設けた場合である。このような変形例であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。
図8には、さらに他の変形例が示されている。図8は、この変形例に係る蓄熱式バーナの蓄熱部構造の縦断面図である。この変形例では、ケーシング4に、閉鎖部材としての突出壁14を設けていない。
ケーシング4には、上記実施形態と同様に、当該ケーシング4内へ燃焼用空気や排ガスを流入させる上部開口16及び下部開口15が設けられている。この変形例では、ケーシング4のこれら上部開口16及び下部開口15の周辺部位に、これら開口15,16の口径を狭める封鎖部が設けられる。
図示例では、上部開口16の封鎖部は、バーナ用ガス通路1を形成する、厚さを有する通路形成部8を、ケーシング4の上部開口16の周辺部位に接合することで形成される。具体的には、厚さを有する通路形成部8の端部8aが、ケーシング4の上部開口16の口縁部分を周方向に沿って塞いで、上部開口16の口径を狭める。他方、下部開口15の封鎖部は、ケーシング4の下方に位置するグレーチング6の上端位置で、ケーシング4の下部開口15の口縁部分を周方向に沿って塞いで、下部開口15の口径を狭める環状の蓋20で形成される。
これら封鎖部は、上記実施形態の突出壁と同様の役割を果たす。すなわち、封鎖部としての通路形成部8及び蓋20は、ケーシング4内に、球状蓄熱材3に燃焼用空気や排ガスが流通する中央領域CAを形成するとともに、中央領域CAの周囲を取り囲む配置で、ケーシング4の内面側付近の球状蓄熱材3に燃焼用空気や排ガスが流通するのを妨げる外周領域OAを形成する。
このような変形例であっても、外周領域OAに燃焼用空気及び排ガスが流通しないので、通路形成部8の端部8aと環状の蓋20との間に充填された蓄熱材3を断熱材として機能させることができ、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。この変形例では、ケーシング4に突出壁を設ける必要がないので、上記実施形態よりもさらに、施工が容易であって、短時間でかつ安価に製作することができると共に、コンパクトな形態であって省スペースで設置することができる。
これら図7及び図8に示した変形例を、ハニカム蓄熱材17に適用し得ることはもちろんである。
1 バーナ用ガス通路
2 蓄熱部
3 球状蓄熱材
4 ケーシング
5 連結管部
6 グレーチング
7 燃料供給口
8 通路形成部
8a 通路形成部の端部(封鎖部)
9 周壁部
9a 周壁部内面
10 閉止壁部(底部)
11 蓄熱材収容部
12 チャンバー
13 吸排気管部
14 突出壁(閉塞部材)
15 下部開口
16 上部開口
17 ハニカム状のブロック体でなる蓄熱材
17a 通孔
18 グレーチング
19 外周フランジ
20 蓋(封鎖部)
B 蓄熱式バーナ
CA 中央領域
OA 外周領域

Claims (1)

  1. 燃焼用空気と排ガスが交互に流通するバーナ用ガス通路に、排ガスから熱を回収し、回収した熱で燃焼用空気を加熱する蓄熱材を収容したケーシングを設けた蓄熱式バーナの蓄熱部構造において、
    上記ケーシングに、上記蓄熱材に燃焼用空気や排ガスが流通する中央領域を形成するとともに、該中央領域の周囲を取り囲む配置で、該ケーシングの内面側付近の該蓄熱材に燃焼用空気や排ガスが流通するのを妨げる外周領域を形成する閉塞部材を設け、
    前記蓄熱材は、前記ケーシング内部に充填される多数の球体であり、
    前記閉塞部材は、上記ケーシングの内面から該ケーシングの内方へ突出される複数の環状形態の突出壁であって、該ケーシングの両端部の該突出壁が前記バーナ用ガス通路に連通する開口部を形成し、該ケーシング両端部の上記開口部の間で該突出壁が上記球体の移動を規制して上記外周領域に保持するために該球体の外形寸法よりも広い間隔で互いに隔てられることを特徴とする蓄熱式バーナの蓄熱部構造。
JP2013138002A 2013-07-01 2013-07-01 蓄熱式バーナの蓄熱部構造 Active JP5450869B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138002A JP5450869B1 (ja) 2013-07-01 2013-07-01 蓄熱式バーナの蓄熱部構造
TW102140059A TWI453362B (zh) 2013-07-01 2013-11-05 蓄熱式燃燒器之蓄熱部構造
CN201310705395.0A CN104279565B (zh) 2013-07-01 2013-12-19 用于再生燃烧器的蓄热部件结构
KR1020130161556A KR101415482B1 (ko) 2013-07-01 2013-12-23 축열식 버너의 축열부 구조

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138002A JP5450869B1 (ja) 2013-07-01 2013-07-01 蓄熱式バーナの蓄熱部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5450869B1 true JP5450869B1 (ja) 2014-03-26
JP2015010801A JP2015010801A (ja) 2015-01-19

Family

ID=50614488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013138002A Active JP5450869B1 (ja) 2013-07-01 2013-07-01 蓄熱式バーナの蓄熱部構造

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5450869B1 (ja)
KR (1) KR101415482B1 (ja)
CN (1) CN104279565B (ja)
TW (1) TWI453362B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9611178B1 (en) * 2015-09-21 2017-04-04 O'brien Asset Management Regenerative burners having enhanced surface area media

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62142644U (ja) * 1986-02-26 1987-09-09
JPH06221526A (ja) * 1993-01-29 1994-08-09 Osaka Gas Co Ltd 交番燃焼蓄熱式燃焼装置
JPH072739U (ja) * 1993-05-20 1995-01-17 大阪瓦斯株式会社 蓄熱式交番燃焼装置
JPH0894064A (ja) * 1994-09-26 1996-04-12 Sumitomo Metal Ind Ltd 蓄熱燃焼方法
JPH08285239A (ja) * 1995-04-17 1996-11-01 Tokyo Gas Co Ltd 燃料炉内直接噴射方式バーナ
JPH10141611A (ja) * 1996-11-08 1998-05-29 Nkk Corp 蓄熱式ラジアントボックス燃焼バーナ
JPH11325420A (ja) * 1998-05-08 1999-11-26 Osaka Gas Co Ltd 蓄熱式バーナ
JP2000337615A (ja) * 1999-05-28 2000-12-08 Tokyo Yogyo Co Ltd 難燃焼物バーナー
JP2002257333A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Tokyo Gas Co Ltd 蓄熱体支持構造
JP2010096404A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Ngk Insulators Ltd 蓄熱式バーナ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1527111A (en) * 1976-02-03 1978-10-04 British Steel Corp Regenerative heat exchangers
JP3298777B2 (ja) * 1995-12-26 2002-07-08 日本鋼管株式会社 蓄熱装置及び蓄熱式バーナ
JP2000097427A (ja) 1998-09-21 2000-04-04 Tokyo Gas Co Ltd リジェネレイティブバーナにおける燃料の予熱機構
FR2791416B1 (fr) * 1999-03-25 2001-06-15 Sunkiss Aeronautique Dispositif de combustion catalytique emettant un rayonnement infra-rouge
TWM347223U (en) * 2008-07-18 2008-12-21 Cherng Jye Air Cond Co Ltd High heat dissipation type solvent recycling apparatus
CN201652411U (zh) * 2010-05-14 2010-11-24 杭州美宝炉窑工程有限公司 插入件式空气预热器

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62142644U (ja) * 1986-02-26 1987-09-09
JPH06221526A (ja) * 1993-01-29 1994-08-09 Osaka Gas Co Ltd 交番燃焼蓄熱式燃焼装置
JPH072739U (ja) * 1993-05-20 1995-01-17 大阪瓦斯株式会社 蓄熱式交番燃焼装置
JPH0894064A (ja) * 1994-09-26 1996-04-12 Sumitomo Metal Ind Ltd 蓄熱燃焼方法
JPH08285239A (ja) * 1995-04-17 1996-11-01 Tokyo Gas Co Ltd 燃料炉内直接噴射方式バーナ
JPH10141611A (ja) * 1996-11-08 1998-05-29 Nkk Corp 蓄熱式ラジアントボックス燃焼バーナ
JPH11325420A (ja) * 1998-05-08 1999-11-26 Osaka Gas Co Ltd 蓄熱式バーナ
JP2000337615A (ja) * 1999-05-28 2000-12-08 Tokyo Yogyo Co Ltd 難燃焼物バーナー
JP2002257333A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Tokyo Gas Co Ltd 蓄熱体支持構造
JP2010096404A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Ngk Insulators Ltd 蓄熱式バーナ

Also Published As

Publication number Publication date
CN104279565B (zh) 2015-09-30
KR101415482B1 (ko) 2014-07-04
CN104279565A (zh) 2015-01-14
TW201422992A (zh) 2014-06-16
TWI453362B (zh) 2014-09-21
JP2015010801A (ja) 2015-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4873549B2 (ja) ガスコンロ
KR20200018240A (ko) 열교환기
JP2015537182A (ja) プレート熱交換器のためのプレート熱交換器用プレート、そうしたプレートを備えるプレート熱交換器、該プレート熱交換器を備える加熱デバイス、および熱交換器のための方法
TWI363165B (ja)
JP5051828B2 (ja) 蓄熱式バーナ
JP5450869B1 (ja) 蓄熱式バーナの蓄熱部構造
JP5432698B2 (ja) コンロ用ガスバーナ
JP2009160640A (ja) 取鍋予熱装置
JP4188781B2 (ja) ガスコンロ
CN213599422U (zh) 一种二次供风采暖炉
KR101500537B1 (ko) 개선된 구조의 보일러
JP7359737B2 (ja) コンロ用バーナ並びにガスコンロ
JP5457577B1 (ja) 排熱ボイラユニット及び排熱ボイラ
KR101794572B1 (ko) 연소가스 유로가이드가 구비된 기름보일러
RU2546683C1 (ru) Отопительная печь
KR100681345B1 (ko) 상향연소식 가스보일러용 버너
JP4428669B2 (ja) コンロ用親子バーナ
JP3850823B2 (ja) 液体加熱装置
JP2009121706A (ja) コンロ用親子バーナ
JP4136843B2 (ja) 蓄熱式熱交換型バーナユニット及び調理用バーナユニット
WO2024214190A1 (ja) 多管式貫流ボイラー及び水管列
IT202100030593A1 (it) Caldaia e suo uso
KR102415579B1 (ko) 공극 형성 화목 보일러
JP2008275257A (ja) 貯湯式給湯器
CN218544535U (zh) 换热器组件和燃气灶

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5450869

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250