JP5359131B2 - 二次電池用正極 - Google Patents
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Description
本発明は、集電体上に正極活物質層を形成してなる二次電池用正極であって、前記正極活物質層は、リチウム含有鉄化合物を含む正極活物質、結着剤、および前記化学式(1)で表される繰り返し単位を含むフッ素系ポリマーを含む、二次電池用正極である。
集電体11は、活物質層と外部とを電気的に接合するための部材であって、アルミニウム箔、銅箔、ステンレス(SUS)箔など、導電性の材料から構成される。正極に用いられる場合には、集電体11は、好ましくはアルミニウムから構成される。集電体11の一般的な厚さは、1〜30μmである。ただし、この範囲を外れる厚さの集電体を用いても、勿論よい。
<鉄化合物>
正極活物質層13は活物質である鉄化合物を含む。鉄化合物は、リチウムイオンの吸蔵・放出によって電池反応の主体として機能する物質である。鉄化合物の具体的な種類は特に制限されず、従来公知の知見が適宜参照されうる。具体的な例としては、例えば、LiFeO2、オリビン型リン酸鉄リチウム(LiFePO4)、Li3Fe2(PO4)3、LiFexMn1−xO2、Fe2O3、β−FeOOHなどが挙げられる。場合によっては、2種以上の化合物が併用されてもよい。これらの中でも、オリビン型リン酸鉄リチウム(LiFePO4)が特に好ましい。
また、前記正極活物質層には、結着剤が含まれる。前記結着剤は、活物質と導電助剤とを結着させる役割を果たす添加剤である。結着剤は、活物質と導電助剤とを結着できるものであれば特に制限されない。
本発明の二次電池用正極において、正極活物質層13は前記化学式(1)で表される繰り返し単位を含むフッ素系ポリマーを含む。前記フッ素系ポリマーは、前記化学式(1)で表される繰り返し単位を含むことから、分子内に電子吸引性基であるフッ素原子を多く有している。これにより、高温条件下において、正極活物質である鉄化合物から溶出する鉄イオンを前記フッ素系ポリマーが正極活物質層内で捕捉することができる。正極活物質層内にフッ素系ポリマーを存在させて鉄イオンを捕捉させておけば、正極と負極との間にはセパレータが存在するために、鉄イオンが負極表面に到達する可能性がほとんどなくなる。よって、鉄イオンが負極上に析出することを防止することができ、二次電池の高温耐久性が向上しうる。
本発明の二次電池用正極の製造方法は特に制限されず、二次電池用正極の製造分野において従来公知の知見を適宜参照することにより製造されうる。以下、本発明の二次電池用正極がリチウムイオン二次電池用正極である場合を例に挙げて、その製造方法を簡単に説明する。なお、本発明の技術的範囲は特許請求の範囲の記載に基づいて定められるべきであり、以下の形態のみに制限されない。
本発明の二次電池用正極は、二次電池を構成するために用いられる。すなわち、本発明の他の形態によれば、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に介在する電解質層とを有する電池が提供される。この際、前記正極は、上述した本発明の二次電池用正極である。
本発明の非水電解質二次電池に用いられる負極の構成は、従来公知の構成を採用することができる。
電解質層を構成する電解質に特に制限はなく、液体電解質、ならびに高分子ゲル電解質および高分子固体電解質などのポリマー電解質を適宜用いることができる。
電池外部に電流を取り出す目的で、各集電体に電気的に接続されたタブ(正極タブ25および負極タブ27)が電池外装材であるラミネートフィルム29の外部に取り出される。
正極端子リードおよび負極端子リードに関しても、必要に応じて使用する。例えば、各集電体から出力電極端子となる正極タブおよび負極タブを直接取り出す場合には、正極端子リードおよび負極端子リードは用いなくてもよい。
電池外装材としては、従来公知の金属缶ケースを用いることができほか、発電要素(発電要素)を覆うことができる、アルミニウムを含むラミネートフィルムを用いた袋状のケースが用いられうる。該ラミネートフィルムには、例えば、ポリプロピレン、アルミニウム、ナイロンをこの順に積層してなる3層構造のラミネートフィルムなどを用いることができるが、これらに何ら制限されるものではない。本発明では、高出力化や冷却性能に優れ、EV、HEV用などの大型機器用電池に好適に利用することができるラミネートフィルムが望ましい。
また、本発明の電池がリチウムイオン二次電池である場合に、当該電池は双極型電池であってもよい。
双極型電池10’においては、通常、各単電池層19の周囲に絶縁層31が設けられる。この絶縁層31は、電池内で隣り合う集電体14どうしが接触したり、発電要素21における単電池層19の端部の僅かな不揃いなどに起因する短絡が起こったりするのを防止する目的で設けられる。かような絶縁層31の設置により、長期間の信頼性および安全性が確保され、高品質の双極型電池10’が提供されうる。
本発明の電池は、複数電気的に接続されて組電池とされてもよい。
本発明の電池は、例えば上述した組電池の形態で、車両に搭載されうる。車両に搭載された電池は、例えば、車両のモータを駆動する電源として用いられうる。
1.正極の作製
正極活物質としてオリビン型リン酸鉄リチウムに対して2質量%の炭素を含有するオリビン型リン酸鉄リチウム(LiFePO4)(平均粒子径:D50=1.9μm)(正極活物質層の総質量に対して87.75質量%)、導電助剤としてアセチレンブラック(正極活物質層の総質量に対して4.25質量%)、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)(正極活物質層の総質量に対して1.6質量%)、およびフッ素系ポリマーとしてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)(正極活物質層の総質量に対して6.4質量%)(質量比 PVdF:PTFE=20:80)からなる固形分に対し、スラリー粘度調整溶媒としてのNMPを適量添加して、粘度が20000mPa・sである正極活物質スラリーを調製した。
負極活物質としてメソカーボンマイクロビーズ(MCMB)(負極活物質層の総量に対して90質量%)、および結着剤としてPVdF(負極活物質層の総量に対して10質量%)を混合し、次いでスラリー粘度調製溶媒であるNMPに分散して、粘度が5000mPa・sである負極活物質スラリーを調製した。
上記の通り作製した正極および負極を、セパレータとしてポリエチレン(PE)製微多孔膜(厚さ:25μm、大きさ:7.8cm×7.8cm)を介して対向させるように積層して評価用セルを作製した。なお、各電極にはニッケル製タブリードおよびアルミニウム製タブリードを超音波溶接にて接続させた。次いで、前記の評価用電池要素を1対のラミネート外装の内部に設置し、電解液を1ml注入後真空封止して評価用セルを作製した。なお、電解液は、1M LiPF6を、エチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=1:1(体積比)の溶媒に溶解させたものを使用した。
正極側の結着剤であるPVdFの量を3.2質量%とし、フッ素系ポリマーであるPTFEの量を4.8質量%としたこと以外は(質量比 PVdF:PTFE=40:60)、実施例1と同様にして評価用セルを作製した。
正極側の結着剤であるPVdFの量を4.8質量%とし、フッ素系ポリマーであるPTFEの量を3.2質量%としたこと以外は(質量比 PVdF:PTFE=60:40)、実施例1と同様にして評価用セルを作製した。
正極側の結着剤であるPVdFの量を6.4質量%とし、フッ素系ポリマーであるPTFEの量を1.6質量%としたこと以外は(質量比 PVdF:PTFE=80:20)、実施例1と同様にして評価用セルを作製した。
正極側の結着剤であるPVdFの量を8.0質量%とし、フッ素系ポリマーであるPTFEを用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして評価用セルを作製した。
フッ素系ポリマーであるPTFEの量を8.0質量%とし、正極側の結着剤であるPVdFを用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして評価用セルを作製した。
セパレータとしてポリエチレン製微多孔膜の代わりに、ポリテトラフルオロエチレン製微多孔膜(厚さ:50μm、大きさ:7.8cm×7.8cm)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして評価用セルを作製した。
上記で作製した実施例1〜4および比較例1〜3の評価用セルに対して、高温条件下(60℃)にて300サイクルの充放電サイクル試験を行った。サイクル条件は、55mAで4.0Vまでの定電流定電圧充電(8時間実施)→55mAで2.0Vまでの定電流放電を1サイクルとした。25℃で1サイクル時の放電容量に対して、60℃で300サイクル後の25℃の放電容量の百分率を算出し、容量維持率(%)とした。充放電サイクル試験の結果を下記表1および図6に示す。
10’ 双極型電池、
11 正極集電体、
12 負極集電体、
13 正極活物質層、
14 集電体、
15 負極活物質層、
17 電解質層、
19 単電池層、
21 発電要素、
25 正極タブ、
27 負極タブ、
29 ラミネートフィルム、
31 絶縁層、
40 組電池、
42、43 電極ターミナル、
50 自動車。
Claims (6)
- 前記結着剤が、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリアクリルアミド、またはスチレン・ブタジエンゴムである、請求項1に記載の二次電池用正極。
- 前記フッ素系ポリマーが、ポリトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、またはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体である、請求項1または2に記載の二次電池用正極。
- 前記結着剤がポリフッ化ビニリデンであり、前記フッ素系ポリマーがポリテトラフルオロエチレンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池用正極。
- 前記鉄化合物がオリビン型リン酸鉄リチウムである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の二次電池用正極。
- 正極、電解質層、および負極がこの順に積層されてなる少なくとも1つの単電池層を含む非水電解質二次電池であって、
前記正極が、請求項1〜5のいずれか1項に記載の二次電池用正極である、非水電解質二次電池。
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