JP5348405B2 - 半導体イメージセンサの製造方法 - Google Patents
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Description
前記半導体イメージセンサを構成する半導体基板の第1主面に、少なくとも、複数の感光素子を形成する工程と、
前記感光素子に集光用のマイクロレンズを配置して形成する工程と、
第1の剥離層と樹脂層と第2の剥離層とから成る3層構造体を、前記第1の剥離層側が前記マイクロレンズの表面側に対向するように前記第1主面側に形成する3層構造体形成工程と、
前記3層構造体の前記第2の剥離層の表面に保護板を積層する工程と、
前記半導体基板を、前記半導体基板の第1主面とは反対側に位置する第2主面側から研磨して、前記半導体基板を薄板化する工程と、
前記薄板化された前記半導体基板の前記第2の主面側に補強板を積層する工程と、
前記保護板を前記第2の剥離層から剥離除去する工程と、
前記樹脂層と前記第1の剥離層を前記マイクロレンズの表面側から剥離除去する工程と、
前記半導体基板の第1主面側にカバーガラスを積層する工程と、
前記補強板を除去する工程と、
前記薄板化された半導体基板の第2主面側から、前記半導体イメージセンサを外部の電気回路へ接続する手段を形成する工程と
で半導体イメージセンサを製造する。
前記半導体イメージセンサを構成する半導体基板の第1主面に、少なくとも、複数の感光素子を形成する工程と、
前記感光素子に集光用のマイクロレンズを配置して形成する工程と、
第1の剥離層と樹脂層と第2の剥離層とから成る3層構造体を、前記第1の剥離層側が前記マイクロレンズの表面側に対向するように前記第1主面側に形成する3層構造体形成工程と、
前記3層構造体の前記第2の剥離層の表面に保護板を積層する工程と、
前記半導体基板を、前記半導体基板の第1主面とは反対側に位置する第2主面側から研磨して、前記半導体基板を薄板化する工程と、
前記薄膜化された半導体基板の第2主面側から、前記第1主面側に設けられているパッド領域に向って深穴開口を形成する工程と、
前記深穴開口の内部に前記パッド領域に到達する導電層を形成する工程と、
前記第2主面の表面に前記導電層と電気接続された金属層を形成する工程と、
前記薄板化された前記半導体基板の前記第2の主面側に補強板を積層する工程と、
前記保護板を前記第2の剥離層から剥離除去する工程と、
前記樹脂層と前記第1の剥離層を前記マイクロレンズの表面側から剥離除去する工程と、
前記半導体基板の第1主面側にカバーガラスを積層する工程と、
前記補強板を除去する工程と、
前記第2主面の表面に設けられた前記金属層にボールグリッド状の接続端子を形成することにより、前記薄板化された半導体基板の第2主面側から、前記半導体イメージセンサを外部の電気回路へ接続する手段を形成する工程と
で半導体イメージセンサを製造する。
半導体イメージセンサの製造において、
前記半導体イメージセンサを構成する半導体基板の第1主面に、少なくとも、複数の感光素子を形成する工程と、
前記感光素子に集光用のマイクロレンズを配置して形成する工程と、
第1の剥離層と樹脂層と第2の剥離層とから成る3層構造体を、前記第1の剥離層側が前記マイクロレンズの表面側に対向するように前記第1主面側に形成する3層構造体形成工程と、
前記3層構造体の前記第2の剥離層の表面に保護板を積層する工程と、
前記半導体基板を、前記半導体基板の第1主面とは反対側に位置する第2主面側から研磨して、前記半導体基板を薄板化する工程と、
前記薄板化された半導体基板の第2主面側から、前記半導体イメージセンサを外部の電気回路へ接続する手段を形成する工程と、
前記保護板を前記第2の剥離層から剥離除去する工程と、
前記樹脂層と前記第1の剥離層を前記マイクロレンズの表面側から剥離除去する工程と、
前記半導体基板の第1主面側にカバーガラスを積層する工程と
で半導体イメージセンサを製造することが挙げられる。
前記マイクロレンズの表面側に第1の剥離層を積層する工程と、
前記第1の剥離層の表面に樹脂層を積層する工程と、
前記樹脂層の表面に第2の剥離層を積層する工程とを含ませる。
前記第1の剥離層と、前記第1の剥離層の表面に積層された樹脂層と、前記樹脂層の表面に積層された第2の剥離層から成る3層のシート状構造体を、前記第1主面側に形成する。
前記保護板と前記第2の剥離層との間の接着力は、
前記樹脂層と前記第1の剥離層との間の接着力よりも弱く、かつ、前記第1の剥離層と前記マイクロレンズ間の接着力よりも弱くする。
図1は、貫通電極を用い、カラーイメージセンサとして構成された半導体イメージセンサの構造を示している。同図において、10は周知の半導体工程で製造されたセンサ部分で、Siなどからなる半導体基板12、この半導体基板の第1主面(表面)近傍に設けられた感光素子である複数のフォトダイオード13、色分離のためのカラーフィルタ14や集光効果を高めるマイクロレンズ15などから構成されている。16は表面保護機能を有するカバーガラスであり、接着層17により10と結合されている。フォトダイオードからの信号読出しのための配線層には外部回路への接続用としてのパッド領域18が含まれている。パッド領域18への電気的接続は、半導体基板12の第2主面(裏面)側から深穴開口が形成され、当該深穴開口内部に形成された前記パッド領域に到達する導電層19(いわゆる貫通電極)で実現されている。さらに、当該第2主面には当該導電層19と電気接続された金属層20が形成され、ボールグリッドアレイ状の接続端子21が形成されている。前記半導体イメージセンサを外部の電気回路へ接続する手段が、19、20と21の構成要素で構成されている。BGA(Ball Grid Array)構造とも呼ばれているこのような構造を採用することにより、従来多用されてきたボンディングワイヤによる半導体基板2の第1主面側からの接続手段と比較して、イメージセンサ面積と大略等しい面積で実装可能であり、高さも低くできる利点がある。かかる利点はイメージセンサの応用機器である携帯電話やカメラなどの小型化、薄型化に大きく寄与できる。
図2は前記した薄板化プロセスを説明するための図である。図2では、図1の構造体が一列に4個並んだ状態が示されており、一点鎖線41がそれぞれの構造体の境界である。なお、図1と同一番号は同一構成要素を示している。図2(a)において、半導体基板42の当初の厚さは半導体プロセスで使用するウェーハ直径に依存するが、大略数100マイクロメータである。同図(b)では、基板42は薄板化され、厚さが薄い基板43へと加工される。この薄膜化工程では、42の第2主面(裏面)から力を印加すると同時に機械的、化学的に裏面表面が除去されていく。この技術においては、樹脂などからなる平板でカバーガラス16の表面を保護すると同時にウェーハ全体の強度を保持することが行われるが、同図では省略されている。この薄板化工程で、数10マイクロメータ以上あるいは大略100〜200マイクロメータ程度の厚さまで基板42が加工される。しかしながら、基板の厚さが薄くなるにつれ、マイクロレンズやカラーフィルタなどが配列されているイメージセンサの主要領域が、カバーガラス側へ押し込まれる現象が発生し、基板の厚さが数10マイクロメータ程度になると顕著となる。この現象は、カバーガラス16とマイクロレンズ15との間に空間が存在することに起因している。薄板化工程が終了すると、43へ印加されていた力が除去されるので、イメージセンサの主要領域とカバーガラス間の距離は裏面研磨工程以前の距離まで復帰する。この結果、同図(b)に示すように、43の第2主面側は平坦ではなく、その主要領域が凸状態になる。すなわち、43の第2主面側には凹凸が発生し、本来平坦であるべき状態が維持されなくなり、以後の組立工程で不都合が多々発生する。かかる不都合の一例としては、薄板加工中、あるいは加工完了後に当該半導体基板に亀裂が発生し、イメージセンサが破損されることがある。かかる破損は基板の厚さが50マイクロメータ程度以下になると顕著となり、製造上の重大な課題となっていた。また、イメージセンサが破損されないとしても、前記した深穴開口および導電層19などの表面が平面でないため、外部回路との接続手段を構成する接続端子21の表面が平面とならず、接続不良の発生や接続信頼性の低下なども挙げられていた。
図3−1から図3−3は本発明を適用した第1の製造工程を示す図である。同図3−1から図3−3において、図1および図2と同一番号は同一構成要素を示している。同図3−1の(a)において、50は周知の半導体工程で製造された半導体イメージセンサの主要部分であり、その表面には、カラーフィルタ14とマイクロレンズ15が積層されている。同図3−1の(b)では、マイクロレンズの表面側に第1の剥離層51が積層される。この積層については、液状の材料をスピンコートしても良く、また、シート状の材料をハンドローラなどを用いてラミネートしても良い。第1の剥離層51の厚さは数10マイクロメータである。後述するように、半導体基板42の薄板化工程後に、この剥離層51はマイクロレンズ表面側から機械的に引き剥がすことにより除去される。このため、引き剥がす際にマイクロレンズ表面が破損されないよう適宜な接着強度を有していることが望ましい。同図3−1の(c)では、第1の剥離層51の表面に樹脂層52が積層される。樹脂層の材料としては、適宜選択されるが、一例として挙げるならば、ポリエチレンテレフタレート(PET)であり、その厚さは数10マイクロメータである。この積層については、板状の樹脂材をラミネートするのが簡便である。同図3−1の(d)では、樹脂層52の表面に第2の剥離層53が積層される。53の材料は紫外線(UV)の照射で接着力が低下する特性を有しており、その厚さは数10マイクロメータである。この積層については、液状の材料をスピンコートしても良く、また、膜状の材料をラミネートしても良い。同図3−1の(d)に示すように、第1の剥離層51、樹脂層52、第2の剥離層53から成る3層構造体は54で示されている。
(1)保護板55と第2の剥離層53との接着力と、第1の剥離層51と半導体基板
との接着力は、共に、裏面研磨工程で十分な強度を有し、研磨工程で剥離する
ことがないこと、
(2)紫外線照射後、保護板55と第2の剥離層53との接着力は、第1の剥離層5
1と半導体基板との接着力よりも小さいこと、
(3)保護板55の除去後、第1の剥離層51と半導体基板との接着力は、半導体イ
メージセンサの主要部分(マイクロレンズを含む)の機械的強度よりも弱く、
積層構造54の剥離で当該主要部分が破損しないこと
が条件となる。かかる条件を満足するように、剥離層の材質は選択されることが重要である。
図4(a)に例示した積層構造体を利用したイメージセンサの製造工程について記述する。図3−1の(d)の54で示した3層構造体が、当該積層構造体に対応しており、42上部のマイクロレンズ上に貼り付けられる。この工程では、気泡が入り込まないよう注意しながら、ハンドローラを用いて積層される。次に、図3−2の(e)の55で示したガラスなどで構成された保護板が54の上に積層される。次に、前記半導体基板が裏面側より研磨されてから、図3−2の(g)に示した貫通電極57、金属層58、接続端子59などが形成される。次に、図3−3の(h)で示したように、保護板側から紫外線60が照射される。この紫外線の照射により、図4(a)の67に対応する剥離層と保護板との接着力が弱まり、当該保護板を容易に剥離することができるようになる。次に、図3−3の(h)の54で示した3層構造体を機械的に剥離することにより、図3−3の(i)に示した構造体が得られる。
図5−1と図5−2は本発明を適用した第3の製造工程を示す図である。同図5−1と図5−2において、図3−1から図3−3と同一番号は同一構成要素を示している。図5−1の(a)は図3−1の(a)と同一構造であり、周知の半導体工程で製造される。次に、図5−1の(b)に示すように、マイクロレンズ15の上部には、前記した3層構造体54が積層される。次に、図5−1の(c)において、3層構造体54の表面には、ガラスなどで構成された保護板55が積層される。図5−1の(d)では、半導体基板42は周知の手法にて裏面側から研磨され、薄板化された半導体基板56が得られる。図5−2の(e)では、保護板55の表面に紫外線60が照射される。この紫外線は保護板を通過して、54の上部に位置する剥離層と保護板との接着力を低下させる。この結果、保護板は容易に取り除くことが可能となる。保護板の除去に引き続いて、3層構造体54が前記したマイクロレンズの表面から剥離され図5−2の(f)に示したような構造が得られる。次に、図5−2の(g)において、61は半導体イメージセンサのカバーガラスであり、62の接着層を介して積層される。62の高さは、カバーガラス61の下面がマイクロレンズの最頂部と接しないように選択されるが、必ずしもこの限りではない。さらに、図5−2の(h)において、薄板化された半導体基板56には貫通電極57が形成され、56の裏面には金属層58と外部への接続端子59が形成される。最後に境界41に沿ってスクライブすることにより、半導体イメージセンサのチップが作成される。
図6−1から図6−3は本発明を適用した第4の製造工程を示す図である。同図6−1から図6−3において、図3−1から図3−3と同一番号は同一構成要素を示している。図6−1の(a)は図3−1の(a)と同一構造であり、周知の半導体工程で製造される。次に、図6−1の(b)に示すように、マイクロレンズ15の上部には、前記した3層構造体54が積層される。次に、図6−1の(c)において、3層構造体54の表面には、保護板55が積層される。図6−1の(d)では、半導体基板42は周知の手法にて裏面側から研磨され、薄板化された半導体基板56が得られる。図6−2の(e)では、薄板化された半導体基板56の下側表面に補強板80が接着される。続いて、図6−2の(f)に示すように、ガラスなどで構成された保護板55の表面に紫外線60が照射される。この紫外線は保護板を通過して、54の上部に位置する剥離層と保護板との接着力を低下させる。この結果、保護板は容易に取り除くことが可能となる。保護板の除去に引き続いて、3層構造体54が前記したマイクロレンズの表面から剥離され図6−2の(g)に示したような構造が得られる。次に、図6−3の(h)において、61は半導体イメージセンサのカバーガラスであり、62の接着層を介して積層される。62の高さは、カバーガラス61の下面がマイクロレンズの最頂部と接しないように選択されるが、必ずしもこの限りではない。次に、補強板80が除去される。引き続いて、図6−3の(i)に示すように、薄板化された半導体基板56には貫通電極57が形成され、56裏面には金属層58と外部への接続端子59が形成される。最後に境界41に沿ってスクライブすることにより、半導体イメージセンサのチップが作成される。
本段落では、前記した第4のイメージセンサ製造工程(図6−1から図6−3)の変形を説明する。図6−1の(d)に示したように半導体基板が裏面側より研磨されてから、当該基板56の下側(第2主面側)より深穴開口が形成される。当該開口は、半導体基板の第1主面側に配置されたパッド領域に向かって形成され、当該開口の底部は当該パッド面に到達するように衆知のエッチング手法にて加工される。次に、当該開口内部には前記パッド領域まで到達する導電層が形成され、貫通電極(57)が構成される。次に、当該基板56の第2主面表面に、前記導電層と電気接続された金属層(58)が形成される。引き続いて、図6−2の(e)で示したような補強板(80)が積層される。次に、前記した保護板と積層構造体が除去されて、さらに、カバーガラス(61)が積層される。次に、前記補強板が除去されてから、前記第2主面の表面に設けられた前記金属層にボールグリッド状の接続端子を形成することにより、前記薄板化された半導体基板の第2主面側から、前記半導体イメージセンサを外部の電気回路へ接続する手段を形成する。
12、42、43、56 半導体基板
13 フォトダイオード
14 カラーフィルタ
15 マイクロレンズ
16、61 カバーガラス
17、62 接着層
18 パッド領域
19 貫通電極
20、58 金属層
21、59 接続端子
41 境界
50 半導体イメージセンサの主要部分
51 第1の剥離層
52 樹脂層
53 第2の剥離層
54 3層構造体
55 保護板
57 貫通電極
60 紫外線
65 樹脂層(52に対応)
66 剥離層(51に対応)
67 剥離層(53に対応)
68 半導体イメージセンサ
80 補強板
Claims (6)
- 半導体イメージセンサの製造において、
前記半導体イメージセンサを構成する半導体基板の第1主面に、少なくとも、複数の感光素子を形成する工程と、
前記感光素子に集光用のマイクロレンズを配置して形成する工程と、
第1の剥離層と樹脂層と第2の剥離層とから成る3層構造体を、前記第1の剥離層側が前記マイクロレンズの表面側に対向するように前記第1主面側に形成する3層構造体形成工程と、
前記3層構造体の前記第2の剥離層の表面に保護板を積層する工程と、
前記半導体基板を、前記半導体基板の第1主面とは反対側に位置する第2主面側から研磨して、前記半導体基板を薄板化する工程と、
前記薄板化された前記半導体基板の前記第2の主面側に補強板を積層する工程と、
前記保護板を前記第2の剥離層から剥離除去する工程と、
前記樹脂層と前記第1の剥離層を前記マイクロレンズの表面側から剥離除去する工程と、
前記半導体基板の第1主面側にカバーガラスを積層する工程と、
前記補強板を除去する工程と、
前記薄板化された半導体基板の第2主面側から、前記半導体イメージセンサを外部の電気回路へ接続する手段を形成する工程と
が含まれることを特徴とする半導体イメージセンサの製造方法。 - 半導体イメージセンサの製造において、
前記半導体イメージセンサを構成する半導体基板の第1主面に、少なくとも、複数の感光素子を形成する工程と、
前記感光素子に集光用のマイクロレンズを配置して形成する工程と、
第1の剥離層と樹脂層と第2の剥離層とから成る3層構造体を、前記第1の剥離層側が前記マイクロレンズの表面側に対向するように前記第1主面側に形成する3層構造体形成工程と、
前記3層構造体の前記第2の剥離層の表面に保護板を積層する工程と、
前記半導体基板を、前記半導体基板の第1主面とは反対側に位置する第2主面側から研磨して、前記半導体基板を薄板化する工程と、
前記薄膜化された半導体基板の第2主面側から、前記第1主面側に設けられているパッド領域に向って深穴開口を形成する工程と、
前記深穴開口の内部に前記パッド領域に到達する導電層を形成する工程と、
前記第2主面の表面に前記導電層と電気接続された金属層を形成する工程と、
前記薄板化された前記半導体基板の前記第2の主面側に補強板を積層する工程と、
前記保護板を前記第2の剥離層から剥離除去する工程と、
前記樹脂層と前記第1の剥離層を前記マイクロレンズの表面側から剥離除去する工程と、
前記半導体基板の第1主面側にカバーガラスを積層する工程と、
前記補強板を除去する工程と、
前記第2主面の表面に設けられた前記金属層にボールグリッド状の接続端子を形成することにより、前記薄板化された半導体基板の第2主面側から、前記半導体イメージセンサを外部の電気回路へ接続する手段を形成する工程と
が含まれることを特徴とする半導体イメージセンサの製造方法。 - 前記3層構造体形成工程において、
前記マイクロレンズの表面側に第1の剥離層を積層する工程と、
前記第1の剥離層の表面に樹脂層を積層する工程と、
前記樹脂層の表面に第2の剥離層を積層する工程と
が含まれることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半導体イメージセンサの製造方法。 - 前記3層構造体形成工程において、
前記第1の剥離層と、前記第1の剥離層の表面に積層された樹脂層と、前記樹脂層の表面に積層された第2の剥離層から成る3層のシート状構造体を、前記第1主面側に配置することにより前記3層構造体を形成すること
が含まれることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半導体イメージセンサの製造方法。 - 前記第2の剥離層には、
紫外線の照射により、前記保護板との接着力が低下する材料が含まれることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体イメージセンサの製造方法。 - 前記保護板を第2の剥離層から剥離除去する工程において、
前記保護板と前記第2の剥離層との間の接着力は、
前記樹脂層と前記第1の剥離層との間の接着力よりも弱く、かつ、前記第1の剥離層と前記マイクロレンズ間の接着力よりも弱いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体イメージセンサの製造方法。
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