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JP5347055B1 - 爪装飾用シール - Google Patents

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JP5347055B1 JP2012193577A JP2012193577A JP5347055B1 JP 5347055 B1 JP5347055 B1 JP 5347055B1 JP 2012193577 A JP2012193577 A JP 2012193577A JP 2012193577 A JP2012193577 A JP 2012193577A JP 5347055 B1 JP5347055 B1 JP 5347055B1
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Abstract

【課題】本発明は、安価なコストにて外観の意匠性を高めることができる爪装飾用シールを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る爪装飾用シール1は、略方形状に形成されたシール基台10と、該シール基台10の下面に塗布される粘着層20と、該粘着層20の下面に貼り付けられる剥離シート30とを備えている。また、この爪装飾用シール1において、シール基台10は、周縁部に配置されており、シール基台10を化粧するための化粧用絵柄11aが上面に印刷された化粧用シール部11と、該化粧用シール部11の内側に配置されており、爪Nを装飾するための爪装飾用絵柄12aが上面に印刷された複数の爪用シール部12とを有しており、爪用シール部12が個別に剥離シート30から剥離可能となる態様で型抜きされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、人の手や足の指の爪に貼り付けられて装飾する爪装飾用シールに関するものである。
従来、人の足や手の指の爪に、各種絵柄からなる装飾を施すことが広く行われており、最近では爪に直接貼り付けることが可能な爪装飾用シールも知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
このような爪装飾用シールは、店頭等で販売される際、図4に示すように、一方側の紙片部201に表示窓201aが形成された2つ折りの台紙200に、該表示窓201aから上面を覗かせる態様で挟み込まれ、図示略の透明なプラスチック製の袋体等に包装されるのが一般的である。そして、爪装飾用シール100は、上面に絵柄が印刷された複数の爪用シール部101が中央部付近に配置され、これら爪用シール部101を剥がして爪に貼り付けて装飾することができる。
ここで用いられる台紙200は、表示窓201aの周囲(紙片部201の周縁部)に化粧用装飾部201bが形成されており、この化粧用装飾部201bで爪装飾用シール100の上面側の見栄えを良くするように化粧することによって、爪装飾用シール100の販売時の外観の意匠性を高めるというものである。
特許第4044575号
しかしながら、上述したような装飾された2つ折の台紙は確かに販売時における外観の意匠性を高めることができるが、爪装飾用シールとは別にコストがかかるため、爪装飾用シールの販売価格が高くなるという問題があった。また、消費者にとっては、台紙は購入後の利用価値がほとんどなく、捨てられてしまう場合が大半である。このため、爪装飾用シールの販売に際して、台紙を用いることはコストパフォーマンスが良いと言えるものではなかった。
なお、上記の問題は、2つ折りの台紙に限られるものではなく、爪装飾用シールの上面側を化粧する他の台紙についても同様であり、さらに台紙のような紙素材からなるものに限られず、その他の素材からなるものであっても同様のことが言える。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、安価なコストにて外観の意匠性を高めることができる爪装飾用シールを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、人の手や足の指の爪に貼り付けて装飾する爪装飾用シールに関するものであって、所定形状に形成されたシール基台と、シール基台の下面に設けられる粘着層と、粘着層の下面に貼り付けられる剥離シートとを備えている。本発明に係る爪装飾用シールは、シール基台は、周縁部に配置され、シール基台を化粧するための絵柄が上面に印刷された化粧用シール部と、該化粧用シール部の内側に配置され、爪を装飾するための絵柄が上面に印刷された複数の爪用シール部とを有し、爪用シール部が型抜きされていることを特徴とする。
これによれば、化粧用シール部に印刷された絵柄によりシール基台の上面側を化粧することによって、台紙等の他の部材を用いて装飾することなく爪装飾用シール単体で見栄えが良いため、安価なコストにて外観の意匠性を高めることができる。また、化粧用シール部を爪用シール部とは別に種々の物品に貼り付けて装飾し得るため、爪の装飾に加えて物品の装飾という他の利用価値を消費者に提供することができる。
また、化粧用シール部は、シール基台の周縁部に沿って環状となる態様で型抜きされているのが好ましい。これによれば、化粧用シール部が剥離シートから剥離されると環状のシールとなされるため、その環状の化粧用シール部を写真や絵等を囲む態様で物品に貼り付けることにより当該物品をフレーム的に装飾することができる。
また、化粧用シール部は、絵柄がシール基台の周縁部に沿って連続的に印刷されているのが好ましい。これによれば、化粧用シール部の絵柄が環状となり、その環状の絵柄の内側に爪用シール部の絵柄が配置されるため、爪用シール部の絵柄を際立たせることができる。
また、爪用シール部は、絵柄がUV印刷機により立体的に印刷されているのが好ましい。これによれば、UV印刷機により立体的な絵柄を高精細に印刷することができる。
また、シール基台は、伸縮性のある合成樹脂製フィルムからなるのが好ましい。これによれば、爪用シール部が爪の3次元形状に追従するため、種々の形状の爪に貼り付けることができる。
また、シール基台は、塩化ビニル系樹脂製フィルムからなるのが好ましい。これによれば、塩化ビニル系樹脂製フィルムが本来持つ防汚性や保護性から爪の表面を保護するとともに、独特の光沢性が外観の意匠性をより高めることができる。
本発明によれば、化粧用シール部に印刷された絵柄によりシール基台の上面側を化粧することによって、台紙等の他の部材を用いて装飾することなく爪装飾用シール単体で見栄えが良いため、安価なコストにて外観の意匠性を高めることができる。
また、化粧用シール部を爪用シール部とは別に種々の物品に貼り付けて装飾し得るため、爪の装飾に加えて物品の装飾という他の利用価値を消費者に提供することができる。
本発明に係る爪装飾用シールを示す平面図である。 図1の爪装飾用シールを示す拡大断面図である。 図1の爪装飾用シールの使用例を示す図である。 従来の爪装飾用シールの販売時の状態を示す図である。
次に、本発明に係る爪装飾用シール(以下、本シールという)の一実施形態について図1〜図3を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る本シール1は、人の手や足の指の爪に貼り付けて装飾するものであって、図1および図2に示すように、略方形状に形成されたシール基台10と、該シール基台10の下面に塗布される粘着層20と、該粘着層20の下面に貼り付けられる剥離シート30とを備えている。
なお、図1の本シール1は、販売用の商品形態とするために、シール基台10、粘着層20および剥離シート30が積層されてなる図示略の大きなシート部材を、格子状に配置した裁断線10aに沿って裁断して得られたものである。
前記シール基台10は、図1に示すように、インクが浸透しない伸縮性のあるシート状部材から構成される。このようにシール基台10が伸縮性を有することにより、爪Nの3次元形状に追従することができる。また、シール基台10は、インクが浸透しないため、後述のUV(Ultra Violet ray)印刷機によって印刷するときにインクが不用意に浸透せずに、シール基台10の上面にて高精細で立体的な絵柄を形成することができる。
このシール基台10は、合成樹脂からなり、例えば塩化ビニル系樹脂製フィルムが好適に用いられる。このフィルムは、例えば表面にフッ素系防汚処理を施した塩化ビニル系樹脂製フィルムであって、一般には印刷表面の保護を目的とした、いわゆるオーバーラミネートと呼ばれるフィルムが使用される。また、このフィルムは、紫外線から印刷表面を保護するものであることから、表面の物理的強度は高く、爪の保護にも寄与することができる。また、長期使用においても汚れの付着を防ぎ、爪表面の美観を保持し、メンテナンス性にも優れており、また、独特の光沢性が外観の意匠性をより高めることができる。さらに一般に安価に入手可能なことから、コストを軽減することもできる。しかも、このフィルムとUV印刷とは非常に親和性が高い組み合わせである。
このシール基台10の製品特性の一例を挙げると下記のとおりである。
材質:塩化ビニル系樹脂製フィルム
フィルム10色:透明または半透明
重量:代表値97g/m
貼付温度:ラミネート環境気温15℃以上
紫外線吸収率:98%以上
なお、シール基台10は、伸縮性があるものであれば厚さは特に限定されるものではないが、爪の3次元形状への追従を考慮すると、好ましくは30ミクロン〜50ミクロンの厚さのものであり、より好ましくは約40ミクロンの厚さのものが良い。
上述したシール基台10は、図1および図2に示すように、周縁部に配置される化粧用シール部11と、該化粧用シール部11の内側に配置される複数の爪用シール部12とを有しており、この化粧用シール部11と爪用シール部12は後述する型抜き線11b,12bによって型抜きされている。
前記化粧用シール部11は、絵柄(以下、化粧用絵柄という)11aが上面に印刷されており、この化粧用絵柄11aによりシール基台10の上面側を見栄え良く化粧することができる。ここでの化粧用絵柄11aは、「女の子」「猫」「コーヒーカップ」などの各絵柄がシール基台10の周縁部に沿って連続的に印刷されており、このため化粧用絵柄11aは全体として環状となされている。
前記爪用シール部12は、絵柄(以下、爪装飾用絵柄という)12aが上面に印刷されており、この爪装飾用絵柄12aにより後述するように爪Nを装飾することができる。この爪用シール部12は、化粧用シール部11の内側に点在する態様で配置されているため、環状となされた化粧用絵柄11aの内側に各爪装飾用絵柄12aが配置され、このことにより爪装飾用絵柄12aを際立てることができる。また、この爪装飾用絵柄12aに対して、化粧用絵柄11aが関連性を有した統一感のある内容の絵柄であることによって、シール基台10の見栄えをより良く化粧することができる。
また、上述の爪用シール部12については、爪装飾用絵柄12aが例えば図示略のUV印刷機により立体的に印刷されている。UV印刷機は、インクジェットノズルから微細なインクを吐出し、爪装飾用絵柄12aをシート基台10に描き出す印刷機である。一般的な水性あるいは溶剤系のインクを利用するインクジェット方式では、インク成分内の水分や溶剤成分の気化によってインクがメディアに定着する。これに対して、UV印刷機では、紫外線硬化型のインクを採用し、UVランプの照射によってインクを定着させる。このようにUV印刷機を使用すれば、ラミネートフィルムを初めとする各種のシート基台10にも印刷が可能であり、しかも絵柄を高精細に印刷し得るため、写真等のような微細な表現が必要な絵柄を爪用シール部12に印刷することができる。また、シリコン素材のシールのように製造に型などが必要なく、小ロットでも容易に製造することができる。
UVインクの硬化光源としては一般的にはハロゲンUVランプが採用されることが多い。このハロゲンUVランプはまさに白熱ランプであり、発光と同時に些か大きい発熱を生じことがある。このためUVインクの硬化光源としてはLED(Light−Emitting Diode)−UVランプを使用したものが好適に用いられる。このLED−UVランプのメリットとしては、低商品電力、ランプの長寿命化が挙げられるが、なにより光源が熱を大量に発生しないのが大きなメリットである。これによれば数ミクロン、数十ミクロンといった極薄のシート基台10にも安定した印刷が可能となる。
上述のシール基台10に関し、従来では、爪装飾用シール100に本実施形態でいう爪用シール部12のみが形成されている(図4参照)のに対し、本シール1では、爪用シール部12に加えて化粧用シール部11がシール基台10の周縁部に設けられている(図1参照)。このことより、化粧用シール部11に印刷された化粧用絵柄11aによりシール基台10の上面側を化粧することによって、爪装飾用シール1単体で見栄えが良いため、安価なコストにて外観の意匠性を高めることができる。
また、上述のシール基台10において、図2および図3に示すように、爪用シール部12は、上面に印刷された爪装飾用絵柄12aの輪郭(外縁)に沿って型抜き線12bが設けられており、これにより爪用シール部12が個別に剥離シート30から剥離可能となされている。
一方、化粧用シール部11は、図2および図3に示すように、シール基台10の周縁部に沿って環状となる態様で型抜きされている。具体的には、化粧用シール部11は、上面に印刷された化粧用絵柄11aの輪郭(内縁)に沿って型抜き線11bが設けられており、この型抜き線11bとシート基台10の裁断線10aとによって化粧用シール部11が環状となされ、個別に剥離シート30から剥離可能となされている。
前記粘着層20は、図2に示すように、シール基台10の下面においてシール基台10と一体化している。この粘着層20は、特に限定されるものではないが、水や熱に強く、入浴等をしても剥離せず、また、剥離したいときには粘着層20の一部が爪Nに残ること等のない材質を用いることが望ましく、例えば透明感圧型のアクリル系の粘着層20が挙げられる。
前記剥離シート30は、図1および図2に示すように、シール基台10と同一形状となされた紙製のシート状部材であり、粘着層20の粘着力によってシール基台10の下面に貼り付いている。一方で、この剥離シート30は、粘着層20に貼り付いている側の面において、粘着層20から剥離し易くなる加工が施されている。このため、粘着層20と剥離シート30が離間する方向あるいは横ずれする方向に力が加わえられることによって、剥離シート30を粘着層20から容易に剥離することができる。
以上の本シート1によれば、化粧用シール部11に印刷された化粧用絵柄11aによりシール基台10の上面側を化粧することによって、爪装飾用シール1単体で見栄えが良いため、安価なコストにて外観の意匠性を高めることができる。
また、爪用シール部12は、爪装飾用絵柄12aで爪Nを装飾する態様で型抜きされていることより(図3の上段参照)、爪用シール部12を剥離シート30から剥離すると、爪Nを装飾するためのシールとなされる(図3の左側中段参照)。そして、このシールとなされた爪用シール部12を、粘着層20により爪Nの表面に貼り付けることによって、爪Nを簡単に装飾することができる(図3の左側下段参照)。
一方、化粧用シール部11は、シール基台10の周縁部に沿って環状となる態様で型抜きされていることより(図3の上段参照)、化粧用絵柄11aが上面に印刷された化粧用シール部11を剥離シート30から剥離すると環状のシールとなされる(図3の右側中段参照)。そして、この環状のシールとなされた化粧用シール部11を、粘着層20により携帯電話やスマートフォン等の携帯端末Mあるいは日記帳Dのような身の回りの物品に貼り付けることによって、当該物品を装飾することができる(図3の右側下段参照)。
しかも、本実施形態では、化粧用シール部11が環状のシールとなされているため、日記帳Dに付された写真Pを囲む態様で環状の化粧用シール部11を貼り付けることによって、当該写真Pをフレーム的に装飾することができる。
なお、本実施形態において、爪用シール部12が上面に印刷された爪装飾用絵柄12aの輪郭に沿って型抜きされている場合について説明したが、爪装飾用絵柄12aの輪郭に沿っていなくてもよく、例えば爪装飾用絵柄12aの輪郭よりもやや大きめに型抜きされる等、爪装飾用絵柄12aで爪Nを装飾する態様で型抜きされていればよい。
また、化粧用シール部11が環状となる態様で型抜きされている場合について説明したが、環状となる態様で型抜きされていなくてもよい。
また、化粧用絵柄11aが連続的に印刷されている場合について説明したが、例えば断続的に印刷されている等、その他の態様で印刷されていてもよい。
また、爪装飾用絵柄12aがUV印刷機により印刷される場合について説明したが、その他の印刷方式であってもよい。
また、シール基台10および剥離シート30が略方形状に形成(裁断)されている場合について説明したが、その他の形状で形成されていてもよい。
また、シール基台10が伸縮性を有する場合について説明したが、有していなくてもよい。
また、シール基台10が塩化ビニル系樹脂製フィルムからなる場合について説明したが、他の合成樹脂製フィルムであってもよく、さらにその他の素材からなるシート状部材であってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1…爪装飾用シール
10…シール基台
10a…裁断線
11…化粧用シール部
11a…化粧用絵柄
11b…型抜き線
12…爪用シール部
12a…爪装飾用絵柄
12b…型抜き線
20…粘着層
30…剥離シート

Claims (6)

  1. 人の手や足の指の爪に貼り付けて装飾する爪装飾用シールであって、
    所定形状に形成されたシール基台と、
    前記シール基台の下面に設けられる粘着層と、
    前記粘着層の下面に貼り付けられる剥離シートとを備え、
    前記シール基台は、周縁部に配置され、前記シール基台を化粧するための絵柄が上面に印刷された化粧用シール部と、該化粧用シール部の内側に配置され、爪を装飾するための絵柄が上面に印刷された複数の爪用シール部とを有し、前記爪用シール部が型抜きされていることを特徴とする爪装飾用シール。
  2. 前記化粧用シール部は、前記シール基台の周縁部に沿って環状となる態様で型抜きされている請求項1に記載の爪装飾用シール。
  3. 前記化粧用シール部は、絵柄が前記シール基台の周縁部に沿って連続的に印刷されている請求項1または請求項2に記載の爪装飾用シール。
  4. 前記爪用シール部は、絵柄がUV印刷機により立体的に印刷されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の爪装飾用シール。
  5. 前記シール基台は、伸縮性のある合成樹脂製フィルムからなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の爪装飾用シール。
  6. 前記シール基台は、塩化ビニル系樹脂製フィルムからなる請求項5に記載の爪装飾用シール。
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