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JP5228635B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に関し、詳しくは、運転席と、助手席と、これらの後方に運転席側後部席および助手席側後部席を備えた車両に関する。
この種の車両として、例えば、特許文献1に示す技術が既に知られている。この技術では、車両は、運転席と、助手席と、これらの後方に運転席側後部席および助手席側後部席との計4個の席を備えている。これら4個の席のうち、助手席と助手席側後部席は車両の前後方向にそれぞれ独立してスライド可能となっている。そして、助手席のシートバックをシートクッションに重ね合わせるように折り畳んだ状態で助手席をダッシュボードのフットスペースにスライドさせると、助手席側後部席を前方に大きくスライドさせることができる。これにより、助手席側後部席の後方にスペースを確保することができるため、例えば、車両が小型車であっても、大きな荷物を載せることができる。
特開2000−238560号公報
しかしながら、上述した車両では、助手席をアレンジして使用したい場合、例えば、助手席を収納して使用したい場合、助手席をテーブルとして使用したい場合、または助手席をフットレストとして使用したい場合、助手席としてのサイズや機能等の制約を受けるため、そのアレンジの自由度が小さいといった問題が発生していた。また、助手席をアレンジして使用した場合、同乗者(運転手以外の乗員)は助手席に座ることができなくなるため、助手席より座り心地の悪い運転席側後部席または助手席側後部席に座らなければいけなかった。そのため、同乗者の座り心地を悪化させるといった問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、助手席をアレンジして使用する場合であっても、同乗者の座り心地を低下させることがない車両を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、運転席と、助手席と、これらの後方に運転席側後部席および助手席側後部席を備えており、助手席は、運転席に対して略並列状態の通常使用位置と、その前方のインストルメントパネルに収納状態のアレンジ使用位置との間で移動可能となっており、助手席側後部席は、助手席をアレンジ使用位置へと移動させると、運転席側後部席に対して略並列状態の通常使用位置と、運転席に対して略並列状態のアレンジ使用位置との間でスライド可能となっている車両であって、助手席および運転席側後部席は、それらのサイズおよび/または機能が運転席および助手席側後部席より簡易的に構成されており、助手席側後部席のスライドの方向は、車両の前後方向に対してアウタ側に向けて所定の角度のズレが生じるように設定されており、助手席側後部席の座上センタの方向は、車両の前後方向に対してアウタ側に向けて所定の角度の半分の角度のズレが生じるように設定されていることを特徴とする車両。
この構成によれば、例えば、車両が小型車であっても、助手席側後部席に運転席と同様の大きなサイズのシートを配置することができる。したがって、助手席をアレンジして使用する場合であっても、同乗者を助手席側後部席に座らせると、同乗者の座り心地を低下させることがない。また、助手席側後部席をリアタイヤハウスに干渉させることなく、運転席側後部席に対して略並列状態の通常使用位置と、運転席に対して略並列状態のアレンジ使用位置との間でスライドさせることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜8を用いて説明する。図1は、本発明の実施例に係る車両の平面図であり、助手席および助手席側後部席が移動する前の状態を示した平面図である。図2は、図1の側面図である。図3は、図1の助手席および助手席側後部席を移動させた後の状態を示した平面図である。図4は、図3の側面図である。図5は、本発明の実施例に係る助手席側後部席の移動を詳述する平面図である。
図6は、第1の比較例に係る助手席側後部席の移動を詳述する平面図である。図7は、第2の比較例に係る助手席側後部席の移動を詳述する平面図である。図8は、第3の比較例に係る助手席側後部席の移動を詳述する平面図である。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
はじめに、図1、2を参照して、本発明の実施例に係る車両1を説明する。この車両1には、運転席10と、助手席20と、これらの後方に運転席側後部席60および助手席側後部席70との計4個の席が備えられている。以下に、これらの各席10、20、60、70を個別に説明していく。
はじめに、運転席10から説明する。運転席10は、シートクッション12とシートバック14とから構成されている汎用のシートである。この運転席10は、そのシートクッション12が車両フロアFに対して直接的に、もしくは公知のスライド機構(図示しない)を介して組み付けられている。
次に、助手席20を説明する。助手席20は、シートクッション30とシートバック50とから構成されているシートである。これらの構成部材30、50を個別に説明する。まず、シートクッション30を説明する。シートクッション30は、乗員の着座部位となる座部32と、この座部32の前側を支承する左右一対の前脚34と、この座部32の後側を支承する左右一対の後脚36とから構成されている。
この両前脚34は、その基端が座部32の幅方向(左右方向)を軸方向とする軸回りに回動可能に座部32に枢着されている。また、この両前脚34には、座部32と干渉するストッパ34aがそれぞれ形成されている。これにより、後述するロック機構38によってシートクッション30を車両フロアFに対してロック状態にすると、両前脚34がシートバック50と共に前倒れしていくことを防止することができる。そのため、乗員が着座できる状態にシートクッション30を車両フロアFに対してロックさせることができる。一方、この両後脚36は、その基端が座部32と一体的になるように形成されている。
次に、シートバック50を説明する。シートバック50は、シートクッション30(座部32)に着座した乗員の背凭れ部位となっており、簡易リクライニング機構40を介してシートクッション30に対して組み付けられている。この簡易リクライニング機構40によってシートバック50を起立状態に保持(ロック)させることができると共に、その保持の解除を行うとシートバック50をシートクッション30に対して後倒れ方向に回動させることができる。
このように簡易リクライニング機構40は、シートバック50を起立状態に保持させる、またはシートバック50をシートクッション30に対して後倒れ方向に回動させることしかできない構造となっている。そのため、簡易リクライニング機構40は、一般的なリクライニング機構(シートバックをシートクッションに対して任意の傾き状態で保持させることができる)より機能が簡易的に構成されている。このことが、特許請求の範囲に記載の「助手席および運転席側後部席は、それらのサイズおよび/または機能が運転席および助手席側後部席より簡易的に構成されている」に相当する。
このシートバック50には、その左右の下方に切欠52がそれぞれ形成されている。これにより、シートバック50をシートクッション30に対して後倒れ方向に回動させたとき、シートクッション30の両後脚36をシートバック50の左右の切欠52に嵌め込ませることができる。また、このシートバック50には、その左右の上方に突起54がそれぞれ形成されている。この両突起54には、その表面に対して進退可能なピン54aがそれぞれ組み付けられている。このとき、両ピン54aは、進出方向に向けて付勢状態でそれぞれ組み付けられている。
また、このシートバック50には、その左側面に乗員が操作可能なレバー56が組み付けられている。このレバー56について詳述すると、レバー56は2段階の操作を行うことができる構造となっている。この2段階の操作のうち、1段階目の操作を行うと、両ピン54aが付勢力に抗して両突起54の内部に退行すると共に、後述するロック機構38のロック解除が行われる構造となっている。また、2段階目の操作を行うと、簡易リクライニング機構40のロック解除が行われる構造となっている。このようにして助手席20は構成されている。
続いて、上述したシートクッション30とシートバック50とから構成される助手席20を車両フロアFに組み付ける構造を説明する。シートクッション30の両前脚34は、その先端が座部32の幅方向を軸方向とする軸回りに回動可能に車両フロアFの段差部F1に形成された取付ブラケットF2に枢着されている。また、シートクッション30の両後脚36は、その先端がロック機構38を介して車両フロアFに組み付けられている。
なお、上述したシートクッション30およびシートバック50は、その材質が剛性を有する合成樹脂によってそれぞれ一体成型されている。また、上述したシートクッション30およびシートバック50は、運転席10のシートクッション12およびシートバック14に対してコンパクトに形成されている。すなわち、運転席10は大きなサイズのシートから構成されており、助手席20は小さなサイズのシートから構成されている。
このロック機構38について詳述すると、ロック機構38は、車両フロアF側(例えば、車両フロアFの凹部F3)に形成されたストライカ38aと、後脚36側に形成されたフック38bとから構成されている。そして、ストライカ38aにフック38bが係合すると、乗員が着座できる状態にシートクッション30(座部32)を車両フロアFに対してロックさせることができる。そして、このロック解除を行うと、シートクッション30と共にシートバック50を車両の前方に向けて回動させることができる。なお、ロック機構38によってロックさせると、助手席20は運転席10に対して略並列状態の通常使用位置に配置される格好となっている。このようにして助手席20はロック機構38を介して車両フロアFに組み付けられている。
次に、運転席側後部席60を説明する。運転席側後部席60は、シートクッション62とシートバック64とから構成されている汎用のシートである。この運転席側後部席60は、そのシートクッション62が車両フロアFに対して直接的に、もしくは公知のスライド機構(図示しない)を介して組み付けられている。また、この運転席側後部席60のシートクッション62およびシートバック64は、助手席20のシートクッション30およびシートバック50に対して同等のサイズに形成されている。
最後に、助手席側後部席70を説明する。助手席側後部席70は、シートクッション72とシートバック74とから構成されている。この助手席側後部席70は、そのシートクッション72が車両フロアFに対してスライド機構80を介して組み付けられている。また、この助手席側後部席70のシートクッション72およびシートバック74は、運転席10のシートクッション12およびシートバック14に対して同等のサイズに形成されている。
ここで、スライド機構80について詳述すると、スライド機構80は、車両フロアF側に組み付けられた左右一対のロアレール82と、この両ロアレール82に対してスライド可能にシートクッション72側に組み付けられた左右一対のアッパレール84とから構成されている。このスライド機構80のスライドの方向は、車両1の前後方向に対してアウタ側に向けて所定の角度(図5において、左側に向けて「θ」)のズレが生じるように(所謂、斜めスライドとなるように)設定されている。
また、このスライド機構80のスライド範囲は、助手席20を後述するアレンジ使用位置へと移動させたとき、助手席側後部席70を運転席側後部席60に対して略並列状態の通常使用位置から運転席10に対して略並列状態のアレンジ使用位置(図3、4参照)へとスライド可能に設定されている。このとき、スライド機構80のスライド範囲の両端のうち、通常使用位置側の端部は、助手席側後部席70を通常使用位置に配置させたとき、その一部が車両1の幅方向の中央を跨ぐ格好となるまで設定されている。また、助手席側後部席70の座上センタの方向は、車両1の前後方向に対してアウタ側に向けて所定の角度の半分の角度(図5において、左側に向けて「θ/2」)のズレが生じるように設定されている。
なお、所定の角度とは、例えば、車両1が小型車であっても、助手席側後部席70をリアタイヤハウス3に干渉させることなく、運転席側後部席60に対して略並列状態の通常使用位置と、運転席10に対して略並列状態のアレンジ使用位置との間でスライドさせることができる角度のことである。そのため、この所定の角度は、車種や助手席側後部席70のサイズ等によって決定される設計的な事項である。
また、この車両1のインパネ90のうち、センターコンソール92の左側面と助手席ドア94側の内面には、助手席20をインパネ90に収納した後述するアレンジ使用位置へと移動させるとき、シートバック50の左右の突起54がガイドされる格好で摺動するガイド溝96がそれぞれ形成されている。そして、これら両ガイド溝96には、助手席20がアレンジ使用位置へ到達すると、左右の突起54の両ピン54aが嵌まり込むピンキャッチ96aがそれぞれ形成されている。
なお、上述したように運転席10と助手席側後部席70はそれぞれ大きなサイズのシートから構成されており、助手席20と運転席側後部席60はそれぞれ小さなサイズのシートから構成されている。そのため、これらの記載が、特許請求の範囲に記載の「助手席および運転席側後部席は、それらのサイズおよび/または機能が運転席および助手席側後部席より簡易的に構成されている」に相当する。
また、上述したように運転席10と、助手席20と、これらの後方に運転席側後部席60および助手席側後部席70との計4個の席を配置すると、大きなサイズのシートと小さなサイズのシートが対角線上に配置される格好となっている。そして、このように運転席10と、助手席20と、運転席側後部席60および助手席側後部席70との計4個の席を備えて車両1は構成されている。
続いて、上述した構成から成る車両の作用を説明する。はじめに、助手席20を通常使用位置(図1、2参照)からアレンジ使用位置へと移動させる場合を説明する。まず、乗員は助手席20のレバー56を2段階目まで操作する。すると、ロック機構38のロック解除と簡易リクライニング機構40のロック解除が行われるため、乗員は両前脚34の先端の枢着軸を中心にシートクッション30と共にシートバック50を前倒れさせる操作を行っていく。このとき、シートバック50の両突起54がインパネ90に形成された両ガイド溝96にガイドされるようにシートクッション30と共にシートバック50を前倒れさせる操作を行っていく。
このガイドが始まると、両突起54のピン54aは付勢力に抗して進出状態から退行状態へ移行する。そして、シートバック50がインパネ90に沿う格好となるようにシートクッション30をフットスペース98まで前倒れさせると、両突起54のピン54aは付勢力によって退行状態から進出状態に戻されるため両ガイド溝96のピンキャッチ96aに嵌まり込む。これにより、助手席20をインパネ90に収納させることができ、この収納状態で保持させることができる。このようにして、助手席20を通常使用位置からアレンジ使用位置へと移動させることができる(図3、4参照)。
次に、助手席20をアレンジ使用位置(図3、4参照)から通常使用位置へと戻す場合を説明する。まず、乗員は両突起54のピン54aがピンキャッチ96aに嵌まり込んだ状態が解消するまでレバー56の1段階目の操作を保持しながら、両前脚34の先端の枢着軸を中心にシートクッション30と共にシートバック50を後倒れさせる操作を行っていく。
そして、シートクッション30の両後脚36が車両フロアFに到達すると、ロック機構38によってシートクッション30は車両フロアFにロックされた状態に戻される。このとき、シートバック50も起立状態に戻されるため、簡易リクライニング機構40によってシートバック50もシートクッション30に対してロック状態に戻される。このようにして、助手席20をアレンジ使用位置から通常使用位置へと戻すことができる(図1、2参照)。なお、このように助手席20を戻すとき、予め、助手席側後部席70をアレンジ使用位置から通常使用位置へと戻しておくことは言うまでもない。
本発明の実施例に係る車両1は、上述したように構成されている。この構成によれば、助手席20および運転席側後部席60は、それらのサイズおよび/または機能が運転席10および助手席側後部席70より簡易的に構成されている。また、助手席側後部席70のスライドの方向は、車両1の前後方向に対してアウタ側に向けて所定の角度(図5において、「θ」)のズレが生じるように設定されている。そのため、例えば、車両1が小型車であっても、助手席側後部席70に運転席10と同様の大きなサイズのシートを配置することができる。したがって、助手席20をアレンジして使用する場合であっても、同乗者を助手席側後部席70に座らせると、同乗者の座り心地を低下させることがない。また、助手席側後部席70をリアタイヤハウス3に干渉させることなく、運転席側後部席60に対して略並列状態の通常使用位置と、運転席10に対して略並列状態のアレンジ使用位置との間でスライドさせることができる。
また、この構成によれば、助手席側後部席70の座上センタの方向は、車両1の前後方向に対してアウタ側に向けて所定の角度の半分の角度(図5において、「θ/2」)のズレが生じるように設定されている。そのため、上述したように助手席側後部席70をリアタイヤハウス3に干渉させることなく、運転席側後部席60に対して略並列状態の通常使用位置と、運転席10に対して略並列状態のアレンジ使用位置との間でスライドさせる場合であっても、助手席側後部席70のシートクッション72の着座面を大きく確保することができる。
このことを説明すると、助手席側後部席70をリアタイヤハウス3に干渉させることなく、運転席側後部席60に対して略並列状態の通常使用位置と、運転席10に対して略並列状態のアレンジ使用位置との間でスライドさせる場合、下記の(1)〜(3)の形態が考えられる。
(1)の形態は、図6に示す形態である。この(1)の形態では、助手席側後部席70は、そのシートクッション72が車両フロアFに対して前後スライド機構と左右スライド機構とを介して組み付けられている。このように組み付けると、助手席側後部席70のシートクッション72の着座面を大きく確保することができる。しかし、スライド機構が2つ必要になるといった問題が生じている。
また、(2)の形態は、図7に示す形態である。この(2)の形態では、助手席側後部席70は、そのシートクッション72が車両フロアFに対して上述した実施例と同様のスライド機構(図示しない)を介して組み付けられている。このように組み付けると、スライド時に助手席側後部席70がリアタイヤハウス3に干渉するため、助手席側後部席70のシートクッション72の着座面を大きく確保することができないといった問題が生じている。
また、(3)の形態は、図8に示す形態である。この(3)の形態では、上記(2)の形態において、スライド時に助手席側後部席70がリアタイヤハウス3に干渉しない範囲で、助手席側後部席70のシートクッション72の着座面を大きく(図8において、斜線部)確保している。しかし、着座面を大きく確保しても乗員の着座にあたってデッドスペースに相当するため、乗員にとって座り易いといった効果を得ることができない。
そこで、図5に示す本実施例のように、助手席側後部席70の座上センタの方向を車両1の前後方向に対してアウタ側に向けて所定の角度の半分の角度(図5において、「θ/2」)のズレが生じるように設定すると、着座面を大きく確保しても乗員の着座にとってデッドスペースに相当することがなく、乗員にとって座り易いといった効果を得ることができる。
また、この構成によれば、助手席側後部席70のスライド範囲の両端のうち、通常使用位置側の端部は、助手席側後部席70を通常使用位置に配置させたとき、その一部が車両の幅方向の中央を跨ぐ格好となるまで設定されている。そのため、助手席側後部席70を通常使用位置に配置させると、車両1の内部のできるだけ後方へと配置させることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、車両1には、運転席10と、助手席20と、これらの後方に運転席側後部席60および助手席側後部席70との計4個の席が備えられている場合を例に説明した。すなわち、1列目のシートと2列目のシートを移動させる場合を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、これと同様に、例えば、2列目のシートと3列目のシートを移動させる場合に適用しても構わない。
図1は、本発明の実施例に係る車両の平面図であり、助手席および助手席側後部席が移動する前の状態を示した平面図である。 図2は、図1の側面図である。 図3は、図1の助手席および助手席側後部席を移動させた後の状態を示した平面図である。 図4は、図3の側面図である。 図5は、本発明の実施例に係る助手席側後部席の移動を詳述する平面図である。 図6は、第1の比較例に係る助手席側後部席の移動を詳述する平面図である。 図7は、第2の比較例に係る助手席側後部席の移動を詳述する平面図である。 図8は、第3の比較例に係る助手席側後部席の移動を詳述する平面図である。
符号の説明
1 車両
10 運転席
20 助手席
60 運転席側後部席
90 インパネ
70 助手席側後部席

Claims (1)

  1. 運転席と、助手席と、これらの後方に運転席側後部席および助手席側後部席を備えており、助手席は、運転席に対して略並列状態の通常使用位置と、その前方のインストルメントパネルに収納状態のアレンジ使用位置との間で移動可能となっており、助手席側後部席は、助手席をアレンジ使用位置へと移動させると、運転席側後部席に対して略並列状態の通常使用位置と、運転席に対して略並列状態のアレンジ使用位置との間でスライド可能となっている車両であって、
    助手席および運転席側後部席は、それらのサイズおよび/または機能が運転席および助手席側後部席より簡易的に構成されており、
    助手席側後部席のスライドの方向は、車両の前後方向に対してアウタ側に向けて所定の角度のズレが生じるように設定されており、
    助手席側後部席の座上センタの方向は、車両の前後方向に対してアウタ側に向けて所定の角度の半分の角度のズレが生じるように設定されていることを特徴とする車両。
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