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JP5223767B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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JP5223767B2 JP2009105417A JP2009105417A JP5223767B2 JP 5223767 B2 JP5223767 B2 JP 5223767B2 JP 2009105417 A JP2009105417 A JP 2009105417A JP 2009105417 A JP2009105417 A JP 2009105417A JP 5223767 B2 JP5223767 B2 JP 5223767B2
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Description

本発明は、電気コネクタに関する。
例えば、雄コネクタと、この雄コネクタの形状に合わせて形成された雌コネクタとを嵌合させて接続するようにしたコネクタがある(例えば、特許文献1等に記載)。
特開2002−295761号公報
しかし、特許文献1に記載のコネクタでは、雄雌のコネクタ同士を嵌合する時に端子と端子とが擦れながら接続されるため、両端子の接点同士が擦れてメッキ剥がれ等が発生し、コネクタとしての寿命(嵌合回数)が短くなる。
これを回避する手段としては、硬度の高いメッキを端子に形成することも考えられる。しかしながら、高硬度メッキによる手段を採用した場合は、コスト面で高価となり量産的ではない。
そこで、本発明は、接点部のめっき剥がれを抑制し、コネクタとしての長寿命化を可能とする電気コネクタを提供する。
本発明の電気コネクタは、コネクタハウジングを、コネクタ挿入方向手前から奥に向かって内径を小さくする内径変動部と、第2コネクタ電極をスライド自在に収容保持するコネクタ電極保持部と、で構成する。また、第1コネクタ電極と嵌合して電気的に接続される第2コネクタ電極を、該第1コネクタ電極を内部に挿入させる電極本体部と、この電極本体部のコネクタ挿入方向手前側に設けた端子接点部と、で構成している。
そして、この電気コネクタでは、第1コネクタ電極が電極本体部内に挿入されることにより該第1コネクタ電極に押されて前記電極本体部がコネクタ挿入方向奥へと押し込まれて移動するのに伴い、前記端子接点部がコネクタハウジングに形成された内径変動部の縮径された内壁面に沿って移動して内側へ変位することで前記第1コネクタ電極の周囲に密着するようにした。
本発明の電気コネクタによれば、第2コネクタ電極の端子接点部がコネクタハウジングに形成された内径変動部の縮径された内壁面に沿って移動し内側へ変位して第1コネクタ電極の周囲に密着するので、これら両コネクタ電極の嵌合開始時から両接点部同士が擦れながら接触して行くコネクタ構造とは異なり、両接点部が摺接することなく両コネクタ電極同士を電気的に接触させることができる。従って、本発明によれば、端子接点部のめっき剥がれを抑制することができ、コネクタの長寿命化(嵌合回数増加)を実現することができる。
図1は実施形態1の電気コネクタを示す断面図である。 図2は図1の電気コネクタの要部拡大断面図である。 図3は実施形態1の電気コネクタのコネクタ電極嵌合工程を示し、第1コネクタ電極をコネクタハウジング内に挿入する前の状態を示す図である。 図4は実施形態1の電気コネクタのコネクタ電極嵌合工程を示し、第1コネクタ電極をコネクタハウジング内に挿入し始めた状態を示す図である。 図5は実施形態1の電気コネクタのコネクタ電極嵌合工程を示し、第1コネクタ電極の先端部が第2コネクタ電極の電極本体部内に挿入された状態を示す図である。 図6は実施形態1の電気コネクタのコネクタ電極嵌合工程を示し、第1コネクタ電極の先端部が第2コネクタ電極の底部に到達した状態を示す図である。 図7は実施形態1の電気コネクタのコネクタ電極嵌合工程を示し、第1コネクタ電極により電極本体部が押し込まれて第1コネクタ電極の周囲に第2コネクタ電極の端子接点部が密着した状態を示す図である。 図8はコネクタハウジングの下方に第2コネクタ電極の底部に接する弾性部を有した外部電極を配置した実施形態2の電気コネクタを示す断面図である。 図9はコネクタハウジングの下方に第2コネクタ電極の底部に接する弾性部を有した外部電極を配置した実施形態3の電気コネクタを示す断面図である。 図10は実施形態4の電気コネクタを示し、端子接点部を第1コネクタ電極に対して点接触又は線接触とした例を示す図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「実施形態1」
先ず、実施形態1の電気コネクタの構成を、図1及び図2を参照して説明する。図1は実施形態1の電気コネクタを示す断面図、図2は図1の電気コネクタの要部拡大断面図である。
実施形態1の電気コネクタは、図1に示すように、第1コネクタ電極1をコネクタハウジング2内に設けた第2コネクタ電極3に嵌合させてこれらコネクタ電極1、3同士を電気的に接続する。
第1コネクタ電極1は、例えば丸棒形状をなす電極として形成されている。この第1コネクタ電極1の先端部1Aの外周囲には、後述する第2コネクタ電極3への挿入を容易とするためのテーパ面4が形成されている。
コネクタハウジング2は、第1コネクタ電極1の入口を構成するコネクタ電極ガイド部2Aと、コネクタ挿入方向手前から奥に向かって内径を小さくする内径変動部2Bと、この内径変動部2Bに連接して設けられ、前記第2コネクタ電極3をスライド自在に収容保持するコネクタ電極保持部2Cと、からなる。
コネクタ電極ガイド部2Aは、第1コネクタ電極1の直径(外径)よりも大とした内径を有する円筒体として形成されている。このコネクタ電極ガイド部2Aの内側には、第1コネクタ電極1の挿入を案内するガイド部材5が取り付けられている。
ガイド部材5は、コネクタ電極ガイド部2Aの内面に形成された雌ねじ6に、その外周面に形成した雄ねじ7を螺合させることにより、該コネクタ電極ガイド部2Aの内側に取り付けられている。このガイド部材5の内側には、案内傾斜面5aと、第1コネクタ電極1をガイドするガイド面5bと、が形成されている。
案内傾斜面5aは、第1コネクタ電極1を受け入れる入口から奥に向かってその内径を徐々に狭めるように形成された、いわゆるすり鉢をなす面として形成されている。ガイド面5bは、第1コネクタ電極1の外径よりも若干広い内径とされた円形孔をなす内壁面とされている。このガイド面5bは、前記案内傾斜面5aの下端位置から前記ガイド部材5の高さ方向略中央位置に至る位置に形成されている。そして、このガイド面5bの下には、当該ガイド面5bから内側に窪んで第1コネクタ電極1と非接触となる接触回避面5cが形成されている。
また、前記ガイド部材5の内側には、図2に示すように、後述する第2コネクタ電極3の端子接点部12の先端部12bに接触して該第2コネクタ電極3の前記コネクタハウジング2からの抜けを防止する抜け止め防止部8が形成されている。抜け止め防止部8は、前記接触回避面5cの下端位置から第1コネクタ電極1の挿入方向に向かってその径を縮径して形成されている。この抜け止め防止部8は、接触回避面5cから内側に向かって突出するフランジ状とされており、後述の第2コネクタ電極3の端子接点部12の先端部12bにオーバーラップして覆うように突き出ている。
内径変動部2Bは、コネクタ電極ガイド部2Aとコネクタ電極保持部2Cの間に設けられており、そのコネクタ電極ガイド部2A側からコネクタ電極保持部2C側に向かって外径を次第に小さくする円筒体として形成されている。この内径変動部2Bは、第2コネクタ電極3がコネクタ挿入方向(図1中矢印Xで示す方向)奥へと押し込まれることにより、後述する端子接点部12を内側へ変位させて前記第1コネクタ電極1の周囲に密着させる力を次第に増大させるすり鉢形状をなす内壁面9を有している。この内壁面9は、別の見方をすると、コネクタ挿入方向から奥へと向かって徐々に内側へ近づくように絞り込まれた形状とされている。
コネクタ電極保持部2Cは、前記内径変動部2Bに連接して設けられており、前記第2コネクタ電極3をその内部にスライド自在に収容保持する円筒体として形成されている。かかるコネクタ電極保持部2Cは、同じく円筒体として形成された前記コネクタ電極ガイド部2Aよりもその外径寸法を小とした円筒体とされている。そして、このコネクタ電極保持部2Cは、第2コネクタ電極3内にその先端部1Aを挿入させた第1コネクタ電極1によって押された時に、内壁面10に沿って前記第2コネクタ電極3をコネクタハウジング2の奥へとスライド移動させるようになっている。
第2コネクタ電極3は、第1コネクタ電極1を内部に挿入させる底部を有した電極本体部11と、この電極本体部11のコネクタ挿入方向手前側に設けられた端子接点部12と、を有している。
電極本体部11は、底部11aと、この底部11aの周囲を取り囲んで円筒周壁を形成する側壁部11bと、からなる。底部11aは、第1コネクタ電極1の先端面13を当接させる第1コネクタ電極1の先端受け面となっている。側壁部11bは、円筒周壁を構成し、その内部に第1コネクタ電極1の先端部1Aを挿入嵌合させる。また、この側壁部11bは、その外周面をコネクタ電極保持部2Cの内壁面10に面接触させた状態としている。この電極本体部11は、第1コネクタ電極1が挿入されて押し込まれない限りは、前記側壁部11bと前記内壁面10との摩擦力によって、前記内径変動部2Bの下端位置に配置された状態を保持し続ける。この位置を、第2コネクタ電極3の初期位置と定義する。
端子接点部12は、電極本体部11の環状端面14から第1コネクタ電極1が挿入される方向Xと反対方向に向かって延びる片持ち梁形状をなす複数本からなる。この端子接点部12は、電極本体部11と一体的に導電性金属材料により形成されており、その表面にめっきが施されている。例えば、端子接点部12は、その数を10〜20有し、電極本体部11の環状端面14に対して略等間隔に設けられている。多数の端子接点部12を電極本体部11に対して等間隔に並べることにより、これら端子接点部12を第1コネクタ電極1の周囲に外側から均一に密着させることが可能となる。また、数ある中の一部の端子接点部12に不具合が生じても残りの端子接点部12が第1コネクタ電極1の周囲に密着するため、コネクタ電極間の接触不良を無くすことができる。
前記端子接点部12は、根元となる基端部12aを電極本体部11の環状端面14に一体的に設ける一方で、先端部12bをコネクタ挿入方向Xとは反対方向へ向けた自由端としている。この端子接点部12は、基端部12aから先端部12bに向けて徐々に外側に開くように延びた細長い舌片形状として形成されている。その先端部12aは、前記ガイド部材5の下端に形成された抜け止め防止部8に近接する位置まで延びていると共にこの抜け止め防止部8に覆われるようになっている。また、これら端子接点部12は、初期位置では何れも内径変動部2Bの縮径された内壁面9で囲まれた内側に位置している。
前記した第2コネクタ電極3の初期位置では、各端子接点部12は、前記内径変動部2Bの内壁面9に対して非接触状態を保持する。電極本体部11内に第1コネクタ電極1の先端部1Aが挿入嵌合してこの第1コネクタ電極1により前記第2コネクタ電極3がコネクタ挿入方向奥へと押し込まれると、各端子接点部12は、縮径された内壁面9に沿って移動し、この内壁面9からの外力を受けながら内側へ変位して行く。端子接点部12は、前記内壁面9からの外力が開放されると元の状態に復帰する弾性機能を備えている。
また、端子接点部12は、前記内壁面9からの外力を受けて内側に変位して第1コネクタ電極1の周囲に密着するが、その接触状態は点接触又は線接触となる。接触状態が点接触又は線接触となると、端子接点部12は第1コネクタ電極1に対して充分な接圧を確保することができ、安定した電気的接触状態を保てる。これはつまり、同じ接触力の場合、接触面積が少ない程接圧を高く保てるからである。この一方、広範囲な面接触とすると、表面粗さや平面度等の影響で期待接圧を確保できずに電気抵抗の上昇等が生じる。
次に、前記構成の電気コネクタの嵌合動作を図3から図7を参照して説明する。図3は、第1コネクタ電極をコネクタハウジング内に挿入する前の状態を示す図である。第1コネクタ電極1をコネクタハウジング2内に挿入する前の状態では、端子接点部12が内径変動部2Bの内壁面9と非接触な状態である初期位置に、前記第2コネクタ電極3が位置している。
この図3の状態から図4に示すように、第1コネクタ電極1をコネクタハウジング2内へと挿入して行く。すると、第1コネクタ電極1とコネクタハウジング2との軸芯がずれていない場合は、第1コネクタ電極1の先端部1Aがそのままガイド部材5の中心に形成されたガイド面5bに案内されてコネクタハウジング奥へと挿入されて行く。第1コネクタ電極1とコネクタハウジング2との軸芯がずれている場合は、第1コネクタ電極1の先端部1Aが案内傾斜面5aと接触し、この案内傾斜面5aに沿ってその先端部1Aが前記ガイド面5bへと案内され、第1コネクタ電極1が第2コネクタ電極3に対して適切な挿入向にされる。
第1コネクタ電極1は、図5に示すように、ガイド面5bでガイドされながらコネクタハウジング2の奥へと挿入されると、その先端部1Aが第2コネクタ電極3の端子接点部12と接触することなく電極本体部11の中へと侵入される。そして、図6に示すように、第1コネクタ電極1の先端面13が電極本体部11の底部11aに達すると、第1コネクタ電極1の挿入嵌合力が電極本体部11の側壁部11bとコネクタハウジング2の内壁面10との摩擦力を越えた時点で、前記第2コネクタ電極3が第1コネクタ電極1と共にコネクタ挿入方向奥へと押し込まれて移動し始める。
この時、第2コネクタ電極3が第1コネクタ電極1と共にコネクタ挿入方向奥へと押し込まれることで、前記内径変動部2Bの内壁面9と非接触状態にあった端子接点部12は、入口から奥へと縮径するすり鉢形状をなす内壁面9と擦れて次第に内側へ変位して行く。端子接点部12は、前記内壁面9と接触しながら該内壁面9からの外力を受けてコネクタハウジング2の奥へと押し込まれて行くと、この内壁面9の形状に沿って内側へと変位する。つまり、端子接点部12は、先端部12bを外側へ向けていわば花びらのように開いた状態からその先端部12bが内側に向けて閉じた状態へと次第に変化して行く。そして、端子接点部12は、前記内壁面9によって第1コネクタ電極1の周囲に密着する力を次第に増大させて行く。
前記端子接点部12は、基端部12aから先端部12bに向けて徐々に外側に開くように延びた細長い舌片形状として形成されていることから、第1コネクタ電極1に対する押圧力の掛かり具合が嵌合方向奥程小さくなっている。そのため、第1コネクタ電極1の挿入ばらつきや外乱による瞬間的な第1コネクタ電極1の抜け方向への動きによる第2コネクタ電極3の嵌合力の低下が少なくなり、誤抜けや嵌合力低下による電気抵抗増加を防止することができる。
そして、図7に示すように、第2コネクタ電極3がさらにコネクタ挿入方向奥へと押し込まれて設計上最も奥に挿入されると、端子接点部12は第1コネクタ電極1の周囲に点接触又は線接触し、充分な接圧によって密着する。その結果、第1コネクタ電極1と第2コネクタ電極3とは、抵抗無く電流が流れる電気的接続を確立する。
この一方、第1コネクタ電極1と第2コネクタ電極3との嵌合状態を解除するには、第1コネクタ電極1をコネクタハウジング2から引き抜く。すると、この第1コネクタ電極1と共に第2コネクタ電極3がコネクタ電極保持部2Cの内壁面10をガイドとしてスライドし、第2コネクタ電極3が初期位置に達する。第2コネクタ電極3が初期位置に達すると、ガイド部材5の下端に設けられた抜け止め防止部8に第2コネクタ電極3の端子接点部12が接触する。その結果、第2コネクタ電極3のそれ以上のスライドが阻止される。一方、第1コネクタ電極1は、第2コネクタ電極3の電極本体部11から抜け出し、第2コネクタ電極3との嵌合を解除する。そして、第1コネクタ電極1は、最終的にコネクタハウジング2から取り出される。
以上のように構成された実施形態1の電気コネクタによれば、第2コネクタ電極3の端子接点部12がコネクタハウジング2に形成された内径変動部2Bの縮径された内壁面9に沿って移動し内側へ変位して第1コネクタ電極1の周囲に密着するので、これら両コネクタ電極1、3の嵌合開始時から両接点部同士が擦れながら接触して行くコネクタ構造とは異なり、両接点部が摺接することなく両コネクタ電極1、3同士を電気的に接触させることができる。従って、本実施形態1の電気コネクタによれば、端子接点部12のめっき剥がれを抑制することができ、コネクタ通電抵抗上昇による過昇温やコネクタの長寿命化(嵌合回数増加)を実現することができる。なお、この電気コネクタでは、第1コネクタ電極1と第2コネクタ電極3の嵌合時のみならず嵌合解除時も同様、一回の嵌合解除動作で解除できるため、嵌合時と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態1の電気コネクタによれば、第1コネクタ電極1が第2コネクタ電極3の電極本体部11内に挿入されることにより該第1コネクタ電極1に押されて該第2コネクタ電極3がコネクタ挿入方向奥へと押し込まれて移動して両コネクタ電極が嵌合するので、複雑な多段階作業による嵌合ではなく一回の動作で嵌合でき、コネクタ電極同士の嵌合作用を容易なものにできる。また、この電気コネクタによれば、複雑な嵌合機構が不要なため、シンプルで軽量且つ安価なコネクタとすることができる。
また、実施形態1の電気コネクタによれば、コネクタハウジング2に形成した内径変動部2Bをすり鉢形状をなす内壁面9としているので、端子接点部12を内側へ変位させて第1コネクタ電極1の周囲に密着させる力を増大させることができ、第1コネクタ電極1と第2コネクタ電極3の電気的接続状態を確実なものにできる。
また、実施形態1の電気コネクタによれば、端子接点部12を片持ち梁形状をなす複数本から形成したので、片持ち梁形状である端子接点部12が内径変動部2Bの縮径した内壁面9からの押圧力を受けて変位し易く、第1コネクタ電極1の周囲に密着し易くなる。また、端子接点部12が複数本あることで、第1コネクタ電極1に対して多接触となり、仮に一部の接点に接続不良が発生してもその影響を低減または排除することができる。
また、実施形態1の電気コネクタによれば、端子接点部12を第1コネクタ電極1に対して点接触又は線接触させるので、多数の接点で第1コネクタ電極1の周囲方向から囲むことになるから安定した接触力(接圧)を保つことができ、接続抵抗が安定する。また、この電気コネクタでは、多数の接点による点接触又は線接触によるため、第1コネクタ電極1の表面粗さの影響を低減または排除することができる。
また、実施形態1の電気コネクタによれば、コネクタハウジング2のコネクタ電極ガイド部2Aの内側に第1コネクタ電極1の挿入を案内するガイド部材5を設けているので、このガイド部材5により第1コネクタ電極1を適切な姿勢にして第2コネクタ電極3へ挿入嵌合させることができ、第2コネクタ電極3の破損防止及び第2コネクタ電極3の挿入力の安定化を図ることができる。したがって、この電気コネクタでは、第1コネクタ電極1と第2コネクタ電極3との挿入嵌合をスムーズな動作で行うことができる。
また、実施形態1の電気コネクタによれば、第2コネクタ電極3のコネクタハウジング2からの抜けを防止する抜け止め防止部8をガイド部材5に設けているので、第1コネクタ電極1の第2コネクタ電極3からの嵌合解除時に、この第2コネクタ電極3の端子接点部12の先端が抜け止め防止部8に接触して当該第1コネクタ電極1の確実な取り外しができる。また、この電気コネクタでは、万が一の不具合や誤動作時に第2コネクタ電極3がコネクタハウジング2から外れることを防止することができる。
「実施形態2」
実施形態2は、実施形態1の電気コネクタにおいて、第1コネクタ電極1に嵌合する第2コネクタ電極3から電力を取り出す外部電極を、コネクタハウジング2の下方に配置した例である。図8はその外部電極の一例を示し、図9はその外部電極の他の例を示す。
図8に示す外部電極15は、第2コネクタ電極3のスライド移動に追従して該第2コネクタ電極3の底部11aに接する弾性部15Aと、この弾性部15Aと一体化された電極取出し部15Bと、からなる。この外部電極15は、ばね性を有した導電性金属材料のバスバーであり、略U字形状をなす弾性部15Aをコネクタハウジング2の下方に配置して第2コネクタ電極3の底部11aに接触させると共に、コネクタハウジング2の外側に設けた有底円筒形状をなすアウターコネクタハウジング16の底部近傍から電極取出し部15Bの一部を該アウターコネクタハウジング16の外に突き出すようにして設けられている。
バスバーの一部として形成された弾性部15Aは、第1コネクタ電極1の第2コネクタ電極3への挿入嵌合時には第2コネクタ電極3に押されて圧縮力が掛けられるが、第2コネクタ電極3に嵌合した第1コネクタ電極1を引き抜く際には蓄積された圧縮力による弾性復元力で、前記第2コネクタ電極3を第1コネクタ電極1の挿入方向と反対方向へ付勢する。
図9に示す外部電極15は、弾性部15Aをコイルスプリングとし、電極取出し部15Bをバスバーとしている。コイルスプリングは、コネクタハウジング2内に設けられ、第2コネクタ電極3の底部11aに接して設けられている。また、コイルスプリングは、一部をアウターコネクタハウジング16の外に突き出したバスバーの該アウターコネクタハウジング16内に配置される他端部に接して取り付けられている。
コイルスプリングからなる弾性部15Aは、第1コネクタ電極1の第2コネクタ電極3への挿入嵌合時には第2コネクタ電極3に押されて圧縮されるが、第2コネクタ電極3に嵌合した第1コネクタ電極1を引き抜く際にはその圧縮されて蓄積された弾性復元力で、前記第2コネクタ電極3を第1コネクタ電極1の挿入方向と反対方向へ付勢する。
実施形態3の電気コネクタによれば、第2コネクタ電極3のスライド移動に追従して該第2コネクタ電極3の底部11aに接する弾性部15Aを有した外部電極15をコネクタハウジング2の下方に配置したので、第2コネクタ電極3がコネクタハウジング2内でスライドしてもその移動に弾性部15Aが追従し、第2コネクタ電極3から電力を外部電極15により安定して取り出すことができる。これにより、安定した電気回路が形成されるため、コネクタハウジング2内部の電気抵抗変動などによる出力の不安定及び抵抗上昇による過昇温を防止することが可能となる。
また、実施形態3の電気コネクタによれば、第2コネクタ電極3に押されて圧縮された圧縮力を蓄積した弾性部15Aの弾性復元力で、第1コネクタ電極1の引き抜き時に第2コネクタ電極3を自動的に初期位置へと押し戻すことができる。
また、実施形態3の電気コネクタによれば、外部電極15を構成するバスバーの一部として弾性部15Aを形成したので、一つの部品で外部電極15を構成することができる。また、この電気コネクタでは、アウターコネクタハウジング16の底壁と外壁間の摩擦抵抗以外の力の発生は無いため、動作時の抵抗(動作に必要な力)が安定する。
また、実施形態3の電気コネクタによれば、弾性部15Aを、外部電極15を構成するバスバーに取り付けられたコイルスプリングとしたので、そのコイルスプリングの持つ弾性力で第2コネクタ電極3を初期位置へと自動的に押し戻す動作が安定化する。
「実施形態4」
図10は実施形態4の電気コネクタを示す。実施形態4では、端子接点部12の形状を、根元となる基端部12aから先端部12bに至って湾曲形状ではなくストレート形状としている。もちろん、端子接点部12は、第2コネクタ電極3の電極本体部11内に第1コネクタ電極1の先端部1Aが挿入される時にはこの第1コネクタ電極1にその先端部12bが接触しないようにされている。
実施形態4の電気コネクタによれば、端子接点部12をストレート形状としているので、第2コネクタ電極3の製造が容易になる。
「実施形態5」
実施形態1では、ガイド部材5をコネクタハウジング2に対して雄雌のねじで取り付けたが、それ以外の手段でガイド部材5をコネクタハウジング2に取り付けることもできる。
例えば、コネクタ電極ガイド部2Aの内外に貫通する孔を形成し、その孔を通してボルトでガイド部材5を固定する。ガイド部材5には、雄ねじ7を形成する変わりに前記ボルトが取り付けられるネジ穴を形成しておく。或いは、ボルトにより取り付けるのではなく、ガイド部材5に形成した穴にコネクタ電極ガイド部2Aの内外に貫通させた孔を通してピンを挿入し、そのピンで前記ガイド部材5をコネクタ電極ガイド部2Aに取り付けるようにしてもよい。
この他、ガイド部材5を別部品とするのではなく、ガイド部材5をコネクタ電極ガイド部2Aに一体的に形成することもできる。ガイド部材5をコネクタ電極ガイド部2Aに一体化する場合は、樹脂の射出成形、鉄の鋳造、アルミニウムのダイキャスト等で形成する。
ガイド部材5をコネクタ電極ガイド部2Aに一体的に形成した場合は、第2コネクタ電極3をコネクタハウジング2内に挿入する時に内側に閉じこめられた端子接点部12がスプリングバック効果によって開く特徴を用いて適切な位置に設置することが可能である。これは、要求される機能及び性能に対してコスト、質量、組立作業等を考慮して設計可能である。
本発明は、雄雌のコネクタ電極を挿入嵌合させて両コネクタ電極を電気的に接続する電気コネクタに利用することができる。
1…第1コネクタ電極
2…コネクタハウジング
2A…コネクタ電極ガイド部(コネクタハウジング)
2B…内径変動部(コネクタハウジング)
2C…コネクタ電極保持部(コネクタハウジング)
3…第2コネクタ電極
5…ガイド部材
8…抜け止め防止部
9…内径変動部の内壁面
11…電極本体部
12…端子接点部
12a…端子接点部の基端部
12b…端子接点部の先端部
15…外部電極
15A…弾性部
15B…電極取出し部

Claims (10)

  1. 第1コネクタ電極をコネクタハウジング内に設けた第2コネクタ電極に嵌合させてこれらコネクタ電極同士を電気的に接続する電気コネクタにおいて、
    前記コネクタハウジングは、
    少なくともコネクタ挿入方向手前から奥に向かって内径を小さくする内径変動部と、
    この内径変動部に連接して設けられ、前記第2コネクタ電極をスライド自在に収容保持するコネクタ電極保持部と、からなり、
    前記第2コネクタ電極は、
    前記第1コネクタ電極を内部に挿入させる底部を有した電極本体部と、
    前記電極本体部のコネクタ挿入方向手前側に設けられた端子接点部と、を有しており、
    前記第1コネクタ電極が前記電極本体部内に挿入されることにより該第1コネクタ電極に押されて前記電極本体部がコネクタ挿入方向奥へと押し込まれて移動するのに伴い、前記端子接点部が前記内径変動部の縮径された内壁面に沿って移動して内側へ変位することで前記第1コネクタ電極の周囲に密着する
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 請求項1に記載の電気コネクタであって、
    前記内径変動部は、前記第2コネクタ電極がコネクタ挿入方向奥へと押し込まれることにより、前記端子接点部を内側へ変位させて前記第1コネクタ電極の周囲に密着させる力を次第に増大させるすり鉢形状をなす内壁面を有している
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電気コネクタであって、
    前記端子接点部は、前記電極本体部の環状端面から前記第1コネクタ電極が挿入される方向と反対方向に向かって延びる片持ち梁形状をなす複数本からなる
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  4. 少なくとも請求項1から請求項3のうち何れか1項に記載の電気コネクタであって、
    前記端子接点部は、前記第1コネクタ電極に対して点接触又は線接触する
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  5. 少なくとも請求項1から請求項4のうち何れか1項に記載の電気コネクタであって、
    前記第2コネクタ電極のスライド移動に追従して該第2コネクタ電極の底部に接する弾性部を有した外部電極を前記コネクタハウジングの下方に配置した
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  6. 請求項5に記載の電気コネクタであって、
    前記弾性部は、前記第2コネクタ電極に嵌合した前記第1コネクタ電極を引き抜く際に前記第2コネクタ電極を前記第1コネクタ電極の挿入方向と反対方向へ付勢する
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  7. 請求項6に記載の電気コネクタであって、
    前記弾性部は、前記外部電極を構成するバスバーの一部として形成された
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  8. 請求項6に記載の電気コネクタであって、
    前記弾性部は、前記外部電極を構成するバスバーに取り付けたられたコイルスプリングからなる
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  9. 少なくとも請求項1から請求項8の何れか1項に記載の電気コネクタであって、
    前記コネクタハウジングの前記内径変動部の入口前方にコネクタ電極ガイド部が形成され、そのコネクタ電極ガイド部の内側に前記第1コネクタ電極の挿入を案内するガイド部材を設けた
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  10. 請求項9に記載の電気コネクタであって、
    前記ガイド部材は、前記端子接点部の先端に接触して前記第2コネクタ電極の前記コネクタハウジングからの抜けを防止する抜け止め防止部を有している
    ことを特徴とする電気コネクタ。
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