JP5218172B2 - 有機el発光素子およびその製造方法 - Google Patents
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Description
次に、パターン露光、現像して隔壁パターンを形成する工程では、従来公知の露光、現像方法により隔壁部のパターンを形成できる。特にポジ型レジストは焼成工程を経てない露光・現像後で得られたパターンは硬化していない。このため、現像工程でのエッチング処理により未露光部分も若干エッチングされることになるが、この時材料中にエッチングされやすい成分(ポジ型レジスト)とエッチングされにくい成分(フィラー類)が入っていることで、エッチングの進行が部分的に異なり、その結果として表面粗さの大きなパターンが得られることとなる。
また、図2に示すように、この様なエッチング中において隔壁3aパターンの境界部、すなわちテーパー部では、膜厚が薄くなると共にレジスト中に埋もれていたフィラーが露出する部分が増えてくることになる。ここで、フィラー表面のうち、レジスト樹脂に埋もれている面積がおおむね全表面積の1/3以下となると多くのフィラーが隔壁より剥がれ落ちることになり、結果として隔壁3aのテーパー部の特に開口部側にはフィラーがほとんど存在しなくなる。
すなわち、画素と隣接する隔壁3aのテーパー部の表面粗さはフィラーが無いため比較的平滑な表面となり、つまり撥水性が高く無いため、ハジキなどの問題が発生しにくくなる効果も同時に得られる。ここで、画素と隣接する隔壁のどの程度の領域のフィラーが抜け落ちるかに関しては、フィラーの平均粒子径でおおよそ予測できる。つまりレジスト樹脂の厚さがフィラーの粒径のおおよそ1/3になる厚さ以下ではほとんどのフィラーが抜け落ちることになる。ここで有機発光層の乾燥後の厚さは一般に0.05μm以上であることから、フィラーの平均粒子径が0.15μm以上であれば乾燥後の有機発光層の接触している部分にはフィラーがほぼ存在しないことになり、本発明で述べる隔壁の構成であっても、ハジキなどの発生を非常に小さくすることができる。ただし、実際のフィラーの粒子径はある程度の分布を持つため、通常平均粒子径と言った値を用いる。ここで、上記のことからさらに好ましいフィラーの平均粒子径としては0.2μm以上とした。また、同様の理由で隔壁の厚さを考えた場合、一般に隔壁厚さは1μm〜3μm程度となる事が多い為、テーパー部以外の隔壁内の粒子が現像工程中に抜け落ちるのを防ぐためにさらに好ましいフィラーの粒子径としては2μm以下とした。
ここで、平均粒子径が0.05μm未満のフィラーを用いると、通常の隔壁表面ではレジスト樹脂に埋もれて表面粗さを粗くする効果が得られないだけでなく、隔壁端部において現像後もフィラーが十分存在することになり、端部で特に表面粗さが大きくなる。すなわち、平均粒子径が0.05μm未満のフィラーは、隔壁中心では混色防止効果がえられないだけでなく、隔壁端部では表面粗さが大きくなりハジキを発生しやすくなるため、非常に好ましくない。
正孔輸送層の形成方法としては低分子材料については真空蒸着法などの既知の方法を用いることができる。また高分子材料についてもスピンコート法、スリットコート法等公知の成膜方法を使用することができる。
体格1.8インチサイズのガラス基板の上にスパッタ法を用いてITO(インジウム-錫酸化物)薄膜を形成し、フォトリソ法と酸溶液によるエッチングでITO膜をパターニングして、画素電極を形成した。画素電極のラインパターンは、線幅50μm、スペース10μmでラインが約32mm角の中に約540ライン形成されるパターンとした。
その後、隔壁を250℃30分でオーブンにて焼成を行った。このときの隔壁の幅は15μm、高さは2.4μmであった。また、この隔壁の焼成後の表面粗さは0.8μmとなった。
ベースとなる隔壁材料にはポジ型感光性レジスト(東レ製フォトニース DL1000 )100重量部に対して、東新化成株式会社製高純度合成シリカフィラー SO-E2(平均粒子径0.4μm)30重量部を添加して、よく混練した。それ以外は、実施例1と同様に作製を行った。また、この隔壁の焼成後の表面粗さは0.2μmとなった。
隔壁材料にフィラーを混入しないこと以外は実施例1と同じ隔壁高さとなるように、有機EL発光素子を作製した。また、この隔壁の焼成後の表面粗さは0.01μmとなった。
ベースとなる隔壁材料にはポジ型感光性レジスト(東レ製フォトニース DL1000 )100重量部に対して、安達新産業株式会社製 真球状酸化アルミニウム (平均粒子径0.033μm)30重量部を添加して、よく混練した。それ以外は、実施例1と同様に作製を行った。また、この隔壁の焼成後の表面粗さは0.03μmとなった。
2・・・画素電極
3、3a・・・隔壁
4・・・正孔輸送層
5・・・有機発光層
6・・・陰極層
7・・・ガラスキャップ
8・・・接着剤
Claims (3)
- 少なくとも画素電極と陰極と隔壁と有機発光層を含む有機発光媒体層と、を有し、両電極から有機発光層に電流を流すことにより前記有機発光層を発光させるフルカラー有機EL発光素子において、前記隔壁が電気絶縁性フィラーを含んでなり、前記フィラーの平均粒子径が0.05μm以上かつ5.0μm以下であり、前記フィラーが、金属酸化物、金属酸化物エアロゲル、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂またはマイカであり、かつ前記有機発光媒体層を塗布形成する際の前記隔壁の表面粗さRaが、前記フィラーの存在によって0.05μm以上1.0μm以下となっていることを特徴とする有機EL発光素子。
- 少なくとも画素電極と陰極と隔壁と有機発光層を含む有機発光媒体層と、を有し、両電極から有機発光層に電流を流すことにより前記有機発光層を発光させるフルカラー有機EL発光素子の製造方法において、前記隔壁が電気絶縁性フィラーを含んでなり、前記フィラーの平均粒子径が0.05μm以上かつ5.0μm以下であり、前記フィラーが、金属酸化物、金属酸化物エアロゲル、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂またはマイカであり、前記隔壁の表面粗さRaを、前記フィラーの存在によって0.05μm以上1.0μm以下とし、前記隔壁の開口部に前記有機発光媒体層を塗布形成することを特徴とする有機EL発光素子の製造方法。
- 前記有機発光媒体層の塗布形成が、印刷法により行なわれることを特徴とする請求項2に記載の有機EL発光素子の製造方法。
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