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JP5216678B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載され、ステアリングシャフトをロックするステアリングロック装置に関する。
この種の従来のステアリングロック装置としては、特許文献1及び特許文献2に開示されたものがある。例えば、図11に示す従来のステアリングロック装置100(特許文献1)は、ステアリングコラム101に取付けられるハウジング102と、このハウジング102に収容されるシリンダ錠103と、このシリンダ錠103に回動可能に挿入され、キー104により回動操作されるロータ105と、ハウジング102に回動自在に支承され、ロータ105に同軸に連結されるジョイント106と、このジョイント106のカム溝107に係合する係合腕部108を有し、先端がステアリングシャフト109外周の係合孔110に係合可能なロッド部材111と、このロッド部材111をステアリングシャフト109の方向に付勢するバネ部材112と、ハウジング102の側面に取付けられ、ロータ105の回動位置を検出するロータリ式のスイッチ手段113とを備えている。ハウジング102の一端に装着されるカバー114には、キー104の操作位置であるLOCK位置、ACC位置、ON位置およびSTART位置が表示されている。
上記構成において、乗員がキー104をシリンダ錠103に挿入してLOCK位置以外の位置、例えばACC位置に回動操作すると、ロータ105に連動してジョイント106がロック解除方向に回動するとともに、係合腕部108がジョイント106のカム溝107上を摺動することにより、ロッド部材111がバネ部材112の付勢力に抗して押圧されるので、ロッド部材111がステアリングシャフト109から離れる方向へ移動して係合孔110から離脱する状態に保たれる。これにより、ステアリングシャフト109がロックされた状態が解除されるので、車両が操縦可能な状態となる。また、当該車両を停止して駐車する際に、乗員がキー104をLOCK位置に回動操作してシリンダ錠103から抜き取ったとき、ロータ105に連動してジョイント106がロック方向に回動するとともに、係合腕部108がジョイント106のカム溝107上を摺動することにより、バネ部材112の付勢力でロッド部材111がステアリングシャフト109の方向へ摺動して係合孔110に係合するので、ステアリングシャフト109がロックされる。これにより、駐車中の車両が操縦不能な状態に保たれるので、車両盗難を抑制することができる。
また、図12及び図13に示す従来の他のステアリングロック装置120(特許文献2)は、ステアリングコラム121に取付けられるハウジング122と、このハウジング122に収容され、キー123により回動操作されるシリンダ錠124と、シリンダ錠124の出力軸125に連結されるカム部材126を介して駆動されるハンガー部材127と、このハンガー部材127に連結され、先端がステアリングシャフト128外周のカラー129の係合溝130に係合可能なロッド部材131と、ハンガー部材127をロッド部材131の方向へ付勢するバネ部材132と、カム部材126の軸部133を介して出力軸125に連結され、車両の電気系統をオンオフするスイッチ134とを備えている。また、ハンガー部材127には、長手方向に延びる長孔135と、この長孔135の一端から直交する方向に延びる孔136とが連続して形成されるとともに、ハンガー部材127の短手方向の一方の側には、ハウジング122に設けられる係止部材137が係合する係合溝138が形成されている。
上記構成において、乗員がキー123をシリンダ錠124に挿入してLOCK位置以外の位置、例えばACC位置に回動操作すると、出力軸125に連動してカム部材126がロック解除方向に回動するとともに、ハンガー部材127を介してロッド部材131がバネ部材132の付勢力に抗して押圧されるので、ロッド部材131がステアリングシャフト128から離れる方向へ移動して係合溝130から離脱する状態に保たれ、ステアリングシャフト128のロック状態が解除される。このとき、ハウジング122に設けられる係止部材137がハンガー部材127の係合溝138に係合することにより、ロッド部材131が上記ロック解除位置にて保持される。これにより、車両が操縦可能な状態となる。また、当該車両を停止して駐車する際に、乗員がキー123をLOCK位置に回動操作してシリンダ錠124から抜き取ったとき、係止部材137が係合溝138から後退して、係合が解除され、バネ部材132の付勢力でハンガー部材127及びロッド部材131がステアリングシャフト128の方向へ移動して係合溝130に係合するので、ステアリングシャフト128がロックされる。これにより、駐車中の車両が操縦不能な状態に保たれるので、車両盗難を抑制することができる。
特開2001−260818号公報 実開昭62−22169号公報 欧州公開特許公報 第1084915号
しかしながら、特許文献1に開示された従来のステアリングロック装置100では、車両駐車時にロッド部材111によりステアリングシャフト109がロックされた状態で、不正解錠する者がハウジング102に打撃を加えた際に、ロッド部材111が衝撃の反動でロック解除方向へ移動してしまい、ロックが解除されるおそれがあった。
また、特許文献2に開示された従来のステアリングロック装置120では、車両駐車時にロッド部材131によりステアリングシャフト128がロックされる状態で、不正解錠する者がハウジング122に打撃を加えた際に、カム部材126に突設されたピン139が孔136の係合縁136aに係合し、ロッド部材131がロック解除方向への移動が防止され、ロック状態が保持される。しかしながら、ピン139は、その先端がハウジング122上に、またはハンガー部材127上に常に付勢されているため、乗員がキー123を回動操作した際に、常に摺動抵抗が生じるため、操作感が悪化するという問題があった。
さらに、特許文献3に開示された従来のステアリングロック装置では、構成が複雑になり、製造コストが増大するという問題があった。
そこで、本発明は、簡単な構成で操作時の摺動抵抗を低減しつつ、車両駐車時に不正な解錠操作により車両が操縦可能になるという不具合を防止したステアリングロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、略筒形状を有するハウジングと、該ハウジングの先端側に配設され、該ハウジングの中心軸の周方向に回動可能に、且つ軸方向にスライド可能に配設され、挿脱可能なキーで回動操作されるシリンダ錠を具備する操作部と、該操作部に連係され、該操作部の回動操作によって、回動するローテータと、該ローテータの内部で、径方向外側に付勢されつつ、突没可能に配設されたロックスライダと、該ローテータに連係され、該ローテータの回動によって、該ハウジングの基端側から先端が突出するロック位置と、該ハウジング内に収容されるロック解除位置との間をスライド可能に配設されたロック部材と、該ロック部材をロック位置側へ付勢保持するロック付勢手段と、前記シリンダ錠及び前記ロック部材の間に揺動可能に設けられるレバー部材と、該レバー部材のシリンダ錠側端部にキーの挿入によりハウジングの中心軸から径方向外側へ押動されるキー連係部と、該レバー部材のロック部材側端部にロック係合部と、該ロック部材にロック位置へスライドする方向に対して、該ロック係合部と係合可能に形成された解除保持部とを備え、該ロックスライダのロック解除位置側側面を先端側がロック位置側に向かって傾斜する傾斜面とし、該ロック部材がロック位置に位置した状態で、該ロックスライダは突出しつつ、ロック部材に形成した移動規制突起のロック解除位置側側面と係合し、該キーを該シリンダ錠に挿入した状態で、該ロック部材がロック解除位置に移動した際には、該解除保持部と該ロック係合部とが係合して、該ロック部材がロック解除位置に保持され、該キーを該シリンダ錠から引抜いた際には、該キー連係部がハウジング中心軸方向に移動して、該ロック係合部と該解除保持部との係合が解除され、ロック解除位置に保持されていた該ロック部材が、ロック付勢手段により移動し、移動規制突起がロックスライダの傾斜面に当接して、ロックスライダがローテータ内に没して、ロック位置へ移動することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、車両駐車時に不正解錠する者がロック部材及びハンガー部材をロック解除方向へスライドさせるようにハウジングに対して衝撃を加えた場合であっても、ロックスライダがロック部材のロック解除位置側側面と係合することで、ロック部材のロック解除位置への移動が規制されているので、ロック部材でステアリングシャフトのロック状態を保つことができる。したがって、不正な解錠操作で車両が操縦可能になるという不具合を防止でき、車両の防盗性を向上させることができる。
また、ロックスライダを突没可能に配設し、且つロックスライダのロック解除位置側側面を先端側がロック位置側に向かって傾斜する傾斜面としたことで、ロック部材がロック解除位置からロック位置へ移動する際に、ロックスライダがローテータ内に没するため、ロック部材のロック位置への移動を妨げずに、ロック位置への移動が完了したロック部材のロック解除位置への移動を規制することができる。
加えて、ロックスライダがローテータの径方向に沿って移動することにより、ロックスライダを配置するために要するスペースがローテータの径方向に沿って設けられるため、装置全体のローテータの軸方向寸法を増大させることなく、簡単で耐久性のある構造により、車両の防盗性を向上することができる。
本発明の一実施形態を示し、ステアリングロック装置のロック状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図1のII−II線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態を示し、ロック時におけるローテータ及びハンガー部材の位置関係を示す図である。 本発明の一実施形態を示し、ステアリングロック装置のロック解除状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図4のV−V線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態を示し、ロック解除時におけるローテータ及びハンガー部材の位置関係を示す図である。 本発明の一実施形態を示し、ステアリングロック装置のシリンダ錠からキーを抜く前の状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態を示し、シリンダ錠からキーを抜く前のローテータ及びハンガー部材の位置関係を示す図である。 本発明の一実施形態を示し、ローテータの斜視図である。 従来のステアリングロック装置を示す断面図である。 従来の他のステアリングロック装置を示す断面図である。 図12の従来例の要部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図10は本発明の一実施形態を示している。
図1〜図10に示すように、ステアリングロック装置1は、ハウジング2を有し、このハウジング2内には、キー3で操作されるシリンダ錠4と、このシリンダ錠4の操作に応じて作動し、ロック部材6を構成するロック本体5と、このロック本体5をシリンダ錠4の軸方向へスライド可能に支持する支持部材2aと、シリンダ錠4に連結され、シリンダ錠4と一体に回動するローテータ7と、ロック本体5に係合し、ローテータ7によりロック本体5のロック解除方向へ駆動され、、ロック部材6を構成するハンガー部材8と、ロック時にハンガー部材8をロック位置にて保持するロック保持手段9と、ロック解除時にハンガー部材8をロック解除位置にて保持するロック解除保持手段10とが設けられている。
なお、本実施形態では、ロック本体5とハンガー部材8とで、ロック部材6は構成されているが、強度や成形、加工性などの条件が整った場合には、ロック本体5とハンガー部材8とを一体に形成しても良い。
シリンダ錠4は、ハウジング2の一端側に収容されるとともに、キー3の操作によりLOCK位置、ACC位置、ON位置、及びSTART位置に回動操作可能なシリンダインナ40と、このシリンダインナ40の一端よりローテータ7の方向に突出する突出部41とを備えている。シリンダインナ40には、軸方向へ延びてキー3が挿入される鍵穴42と、この鍵穴42から径方向に延び、外周面に貫通するキースライダ収容孔43とを有し、このキースライダ収容孔43に、キースライダ44がスライド可能に挿入されている。ハウジング2内周とシリンダ錠4外周との間には、レバー部材45が天秤のように揺動可能に設けられ、バネ部材(レバー付勢手段)46でシリンダ錠4の方向へ回動するように付勢されている。
レバー部材45を揺動可能に軸支する揺動軸45cは、シリンダ錠4の径方向に沿ってハウジング2に形成されたU字溝2b内を径方向に移動可能に配設され、レバー部材45がシリンダ錠4の径方向に沿って移動できるように構成されている。レバー部材45のシリンダ錠側端部に形成されるスライダ連係部45aは、シリンダ錠4に挿入されたキー3に対してロック位置にてキースライダ44を介して当接可能であり、レバー部材45のロック部材側端部に形成されるロック係合部45bは、ハンガー部材8に係止可能である。
ロック本体5は、ハウジング2の他端側に収容されるとともに、巻バネ(ロック付勢手段)50によりステアリングシャフト(図示せず)の方向に付勢されてステアリングシャフト外周のロック溝(図示せず)に係合可能であり、かつハンガー部材8の後述する連結係合部81が係合する係合溝51を有している。
ハンガー部材8は、ハウジング2の内周上を摺動する基部80と、この基部80の長手方向の一端よりハウジング2の中心に向かって突設され、ロック本体5の係合溝51に係合する連結係合部81と、基部80の長手方向の中間部よりハウジング2の中心に向かって突設される移動規制突部82と、基部80の他端よりハウジング2の周方向に沿って突設され、レバー部材45のロック係合部45bが係止可能な解除保持部83とから構成されている。
ローテータ7は、略円板状に形成されるとともに、径方向に貫通するロックスライダ収容穴70を備え、一端側にシリンダ錠4の突出部41が嵌入される嵌入孔71を有し、他端側に支持部材2aにより回動可能に支持される軸部72を有している。ロックスライダ収容穴70には、バネ部材74と、このバネ部材74で付勢されるロックスライダ75とが収容され、このロックスライダ75の先端側がロックスライダ収容穴70より突出してハンガー部材8に当接可能である。ロックスライダ75の先端部のうち、シリンダ錠4に面するロック解除位置側端面には、先端側がロック位置側へ向かって傾斜する湾曲部75aが設けられている。また、ローテータ7は、外周側にギヤ部76及びカム部77が設けられ、ギヤ部76を介して回動体78が駆動される。カム部77は、ロック時にハンガー部材8の移動規制突部82が摺接する第1カム面77aと、ロック解除時に移動規制突部82が摺接する第2カム面77bと有し、第1カム面77aから第2カム面77bまで次第に上昇している。
支持部材2aは、ハウジング2内の他端側に固定され、一端側にローテータ7の後述する軸部72が挿入される挿入孔60を有し、この挿入孔60の反対側に巻バネ(ロック付勢手段)50を受けるバネ受部61が設けられている。
ロック保持手段9は、上述したバネ部材74及びロックスライダ75からなり、ロック時にロックスライダ75がハンガー部材8の移動規制突部82のロック解除位置側側面82aに当接することにより、ハンガー部材8をロック位置にて保持する。
ロック解除保持手段10は、上述したレバー部材45及びバネ部材46を有し、キー3をロック位置にてシリンダ錠4から引抜いた際に、バネ部材46の付勢力でレバー部材45をシリンダ錠4の方向へ回動することにより、ハンガー部材8をロック解除位置にて保持する状態が解除される。
上記構成において、ロック本体5がロック位置に位置したロック状態では、図1〜図3に示すように、ローテータ7がロック位置にあるので、ハンガー部材8の移動規制突部82が第1カム面77aに当接するまで、巻バネ50の付勢力によりロック本体5がハウジング2からステアリングシャフトの方向へ突出し、先端がステアリングシャフト外周のロック溝(図示せず)に係合することで、ステアリングシャフトがロックされる。これにより、駐車中の車両が操縦不能な状態に保たれる。また、ロックスライダ75はローテータ7から先端部分が突出して、移動規制突部82のロック解除位置側側面82aと係合することにより、ロック本体5とハンガー部材8とからなるロック部材6は、ロック解除位置への移動が規制され、ロック位置に保持される。
次いで、図4〜図6に示すように、乗員がキー3をシリンダ錠4に挿入してLOCK位置以外の位置、例えばACC位置に回動操作すると、ローテータ7がロック解除位置まで回動するので、ハンガー部材8の移動規制突部82が第2カム面77bに当接し、巻バネ50に抗してロック本体5がロックスライダ75に干渉することなく移動してハウジング2内に収容されるとともに、ハンガー部材8がロック解除位置に移動する。また、レバー部材45のスライダ連係部45aがシリンダインナ40外周に当接するとともに、レバー部材45のロック係合部45bが揺動軸45cごとシリンダ錠4の径方向外側へ移動して、ハンガー部材8の解除保持部83を乗越える。そして、解除保持部83を乗越えたロック係合部45bは、バネ部材46の付勢力によって解除保持部83に係止されることにより、ロック部材6はロック解除位置に保持される。
次いで、図7〜図9に示すように、乗員がキー3をLOCK位置に回動操作すると、ローテータ7がロック位置まで回動するが、レバー部材45のロック係合部45bが解除保持部83に係止されているため、ロック本体5がハウジング2内に収容される状態に保たれるとともにハンガー部材8がロック解除位置に位置する。この状態で、図1〜図3に示すように、乗員がキー3をシリンダ錠4から引抜くと、キースライダ44の一部が鍵穴42に入り込み、レバー部材45が図2の反時計方向へ回動するので、レバー部材45他端のロック係合部45bとハンガー部材8の解除保持部83との係合が解除される。
その結果、巻バネ50の付勢力によりロック本体5及びハンガー部材8がロック方向へ移動する。このとき、ハンガー部材8は移動しながら、移動規制突部82がロックスライダ75の湾曲部75aに摺接するため、ロックスライダ75がローテータ7内に没するので、ハンガー部材8の移動を妨げることがない。また、ハンガー部材8の移動規制突部82が第1カム面77aに当接するまで、ロック本体5がハウジング2内よりステアリングシャフトの方向へ突出し、ロック本体5とハンガー部材8のロック位置への移動が完了すると、ロックスライダ75が再び突出して、移動規制突部82のロック解除位置側側面82aと係合し、ロック本体5とハンガー部材8とからなるロック部材6は、ロック解除位置への移動が規制され、ロック位置に保持される。
以上、説明したように、車両駐車時に不正解錠する者がハウジング2に打撃を加えて孔を開け、この孔を介してロック本体5またはハンガー部材8をロック解除方向へ不正操作した場合、またはロック本体5及びハンガー部材8をロック解除方向へスライドさせるようにハウジング2に対して衝撃が加えられた場合、ロック時にロック保持手段9によりハンガー部材8がロック位置にて保持され、ハンガー部材8を介してロック本体5のロック解除方向への移動が規制されているので、ロック本体5でステアリングシャフトのロック状態を保つことができる。したがって、不正な解錠操作で車両が操縦可能になるという不具合を防止でき、車両の防盗性を向上させることができる。
また、ロックスライダを突没可能に配設し、且つロックスライダのロック解除位置側側面を先端側がロック位置側に向かって傾斜する傾斜面としたことで、ロック部材がロック解除位置からロック位置へ移動する際に、ロックスライダがローテータ内に没するため、ロック部材のロック位置への移動を妨げずに、ロック位置への移動が完了したロック部材のロック解除位置への移動を規制することができる。
さらに、ステアリングシャフトのロック解除状態にて車両が走行する際、ロック解除保持手段10によりハンガー部材8をロック解除位置にて保持してロック本体5のロック方向への移動を規制することができ、車両走行時の安全性を高めることもできる。
加えて、ロックスライダ75がローテータ7の径方向に沿って移動することにより、ロックスライダ75を配置するために必要となるロックスライダ収容穴70がローテータ7の径方向に沿って設けられるため、装置全体のローテータ7の軸方向寸法を増大させることなく、車両の防盗性を向上させることができる。
1…ステアリングロック装置
2…ハウジング
3…キー(操作部)
4…シリンダ錠(操作部)
6…ロック部材
7…ローテータ
43…キースライダ収容孔
44…キースライダ
45…レバー部材
45a…スライダ連係部
45b…ロック係合部
46…レバー付勢手段
50…巻バネ(ロック付勢手段)
75…ロックスライダ
75a…湾曲部(ロックスライダのロック解除位置側側面)
82a…ロック部材のロック解除位置側側面
83…解除保持部

Claims (1)

  1. 略筒形状を有するハウジングと、
    該ハウジングの先端側に配設され、該ハウジングの中心軸の周方向に回動可能に、且つ軸方向にスライド可能に配設され、挿脱可能なキーで回動操作されるシリンダ錠を具備する操作部と、
    該操作部に連係され、該操作部の回動操作によって、回動するローテータと、
    該ローテータの内部で、径方向外側に付勢されつつ、突没可能に配設されたロックスライダと、
    該ローテータに連係され、該ローテータの回動によって、該ハウジングの基端側から先端が突出するロック位置と、該ハウジング内に収容されるロック解除位置との間をスライド可能に配設されたロック部材と、
    該ロック部材をロック位置側へ付勢保持するロック付勢手段と、
    前記シリンダ錠及び前記ロック部材の間に揺動可能に設けられるレバー部材と、
    該レバー部材のシリンダ錠側端部にキーの挿入によりハウジングの中心軸から径方向外側へ押動されるキー連係部と、
    該レバー部材のロック部材側端部にロック係合部と、
    該ロック部材にロック位置へスライドする方向に対して、該ロック係合部と係合可能に形成された解除保持部とを備え、
    該ロックスライダのロック解除位置側側面を先端側がロック位置側に向かって傾斜する傾斜面とし、
    該ロック部材がロック位置に位置した状態で、該ロックスライダは突出しつつ、ロック部材に形成した移動規制突起のロック解除位置側側面と係合し、
    該キーを該シリンダ錠に挿入した状態で、該ロック部材がロック解除位置に移動した際には、該解除保持部と該ロック係合部とが係合して、該ロック部材がロック解除位置に保持され、
    該キーを該シリンダ錠から引抜いた際には、該キー連係部がハウジング中心軸方向に移動して、該ロック係合部と該解除保持部との係合が解除され、ロック解除位置に保持されていた該ロック部材が、ロック付勢手段により移動し、移動規制突起がロックスライダの傾斜面に当接して、ロックスライダがローテータ内に没して、ロック位置へ移動することを特徴とするステアリングロック装置。
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