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JP4226186B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングコラムに固定されるハウジングと、該ハウジングに挿入、固定されるシリンダ体と、差込まれたキーによる回動操作を可能としてシリンダ体に挿入されるロータと、該ロータの回動位置を検出するようにしてハウジングの側面に取付けられるスイッチ手段とを備えるステアリングロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる装置は、たとえば特公平4−25179号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のステアリングロック装置では、ロータの側面に設けられたカムに、スイッチ手段が備える爪が係合されており、スイッチ手段はロータの回動に応じて爪がロータの回動軸線に沿う位置を変化させるのに伴ってロータの回動位置を検出するようにしている。
【0004】
一方、ロータの回動位置を検出するのにロータリ式のスイッチ手段を用いることがある。そのようなロータリ式のスイッチ手段をハウジングの側面に取付ける場合には、該スイッチ手段が備える検出軸にロータの回動を歯車機構を介して伝達するようにすればよいが、歯車機構のハウジングへの組付が煩雑となること、ならびに構造が複雑になることは避けたい。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、組付作業を容易とした簡単な構造で、ハウジングの側面に取付けられるロータリ式のスイッチ手段でロータの回動位置を検出し得るようにしたステアリングロック装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ステアリングコラムに固定されるハウジングと、該ハウジングに挿入、固定されるシリンダ体と、差込まれたキーによる回動操作を可能としてシリンダ体に挿入されるロータと、該ロータの回動位置を検出するようにしてハウジングの側面に取付けられるスイッチ手段とを備えるステアリングロック装置において、前記シリンダ体およびロータと、該ロータに同軸に連結される第1傘歯車と、第1傘歯車に噛合する第2傘歯車と、第2傘歯車に同軸に固定されて前記シリンダ体に回転自在に支承される検出軸とが、前記ハウジングへの挿脱を可能としたシリンダ錠ユニットとしてユニット化され、ハウジングに挿入されたシリンダ錠ユニットの前記検出軸に、ロータリ式の前記スイッチ手段が連結されることを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、ロータリ式のスイッチ手段にロータの回動を伝達する一対の傘歯車が、シリンダ体およびロータととともにシリンダ錠ユニットとしてユニット化され、そのシリンダ錠ユニットは、ハウジングへの挿脱を可能に構成されるので、ハウジングとは別に組付けられたシリンダ錠ユニットをハウジングに挿入し、該シリンダ錠ユニットが備える検出軸にスイッチ手段を連結すればよいので、組付作業が容易となり、しかもステアリングロック装置全体の構造も複雑化することはない。
【0008】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記ハウジングおよびシリンダ錠ユニット間には、前記ロータに差込まれたキーがACC位置となるときだけ前記シリンダ錠ユニットのハウジングへの挿脱を許容する挿脱規制部が設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、ロータをLOCK位置としてキーを抜き取った状態では、シリンダ錠ユニットをハウジングから離脱せしめることは困難であり、防盗性を向上することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0010】
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1はロック状態でのステアリングロック装置の縦断面図、図2は図1の2矢視図、図3は図1の3−3線断面図、図4はアンロック状態でのステアリングロック装置の縦断面図、図5はジョイントの斜視図、図6はジョイントの側面図、図7は図6の7−7線断面図、図8はステアリングロック装置の組付前の縦断側面図、図9はシリンダ錠ユニットのハウジングへの挿入過程を図8の9−9線矢視方向から見て順次示す図である。
【0011】
先ず図1において、このステアリングロック装置は、ステアリングコラム11に取付けられるハウジング12と、該ハウジング12に挿入、固定されるシリンダ体13と、差し込まれたキー14による回動操作を可能としてシリンダ体13に挿入されるロータ15と、該ロータ15に相対回動不能にかつ同軸に連結されるとともにハウジング12に回動自在に支承されるジョイント16と、ステアリングコラム11内に挿入されているステアリングシャフト17の回動を阻止するロック状態ならびにステアリングシャフト17の回動を可能としたアンロック状態を前記ロータ15およびジョイント16の回動に応じて切換えることを可能としてハウジング12に支承されるロックピン18と、前記ロータ15の回動位置を検出するようにしてハウジング12の側面に取付けられるロータリ式のスイッチ手段19とを備える。
【0012】
図2および図3を併せて参照して、シリンダ体13は、非円形の横断面形状を有するように形成されており、ハウジング12には、シリンダ体13の外面形状に対応した内面形状を有する収納孔20がシリンダ体13を挿入可能として設けられるとともに、収納孔20の外端側に臨む段部23を収納孔20の内端との間に形成する横断面円形の支持孔21が設けられており、この支持孔21にジョイント16が回動可能に挿入される。
【0013】
シリンダ体13には、前記収納孔20および支持孔21間の段部23に当接可能なストッパ板13aが一体に設けられており、ストッパ板13aを段部23に当接させるまで収納孔20に挿入されたシリンダ体13の前端は、ハウジング12の前端よりもわずかに突出する。而して該シリンダ体13の前端外周部を覆うカバー24がハウジング12の前端に取付けられ、該カバー24がハウジング12の前端に取付けられている限りシリンダ体13がハウジング12から抜け出ることはなく、シリンダ体13はハウジング12に挿入、固定される。
【0014】
キー挿入孔25を有するロータ15はシリンダ体13に回動可能に挿入されており、ロータ15の周方向に間隔をあけた位置で前記カバー24には、キー挿入孔25に挿入したキー14の操作位置を示すために、LOCK位置、ACC位置、ON位置およびSTART位置が表示される。
【0015】
ハウジング12には、前記支持孔21の軸線すなわちロータ15およびジョイント16の回動軸線と斜めに交差する方向に延びて支持孔21を横切るスリット状の摺動孔22が設けられており、平板状に形成されたロックピン18が該摺動孔22にスライド可能に嵌合される。
【0016】
このロックピン18の外端はステアリングシャフト17に設けられた係合孔26に係脱可能であり、ロックピン18は、摺動孔22の外端から突出してステアリングシャフト17の係合孔26に係合するロック位置(図1で示す位置)と、図4で示すように前記ロック位置よりも摺動孔22の内方側にスライドして前記係合孔26から離脱してステアリングシャフト17との係合を解除するアンロック位置との間でのスライドを可能として摺動孔22に嵌合される。
【0017】
しかも摺動孔22は、前記ロックピン18がアンロック位置よりも摺動孔22のさらに内方側にスライドすることを可能として形成されており、ロックピン18は、アンロック位置よりもさらに内方に設定される組付位置までスライドすることが可能である。
【0018】
ロックピン18には、摺動孔22の長手方向に延びる矩形状の開口部27が設けられており、この開口部27には、ロックピン18の両側面からはみ出すようにしてコイルばね28が収容される。一方、ロックピン18の両側面にそれぞれ対向する摺動孔22の内側面には、前記コイルばね28の両側部を収容し得る横断面半円状の収容溝29,29が内端を閉じるととともに外端を開放するようにしてそれぞれ設けられる。
【0019】
而して図4で示すようにロックピン18がアンロック位置に在る状態では、前記コイルばね28の内端は開口部27から離れて収容溝29,29の内端に当接しており、またコイルばね28の外端は開口部27の外端に当接しているので、コイルばね28は、ロックピン18をアンロック位置からロック位置側に付勢するばね力、すなわちステアリングシャフト17の係合孔26に係合する方向に付勢するばね力を発揮している。
【0020】
図5〜図7を併せて参照して、ジョイント16は、支持孔21の内面で回動可能に支持される円盤部16aと、該円盤部16aの中心部に同軸に連なる円柱状の軸部16bと、前記円盤部16aと間隔をあけた位置で軸部16bから半径方向外方に張出す鍔部16cとを一体に有するものであり、円盤部16aの周方向1箇所には、ロックピン18の幅に対応した溝30が軸方向に延びるようにして設けられる。一方、ロックピン18の内端部には、前記溝30に一部を収容せしめる略J字形の係合部31が一体に設けられる。
【0021】
支持孔21にジョイント16を挿入する際には、ロックピン18を組付位置まで押し込んだ状態で、前記係合部31に対応する位置に溝30を配置したジョイント16を支持孔21に挿入すればよく、そうすれば溝30を係合部31が通過するようにして、係合部31と干渉することなくジョイント16を支持孔21に挿入することができる。
【0022】
ジョイント16の円盤部16aには、前記係合部31を当接、係合せしめるカム面32が形成されており、このカム面32は、前記収納孔20の外端側に臨んで前記溝30内に形成された低位面32aと、前記円盤部16aの軸部16bとの間の段差面である高位面32bとが、傾斜面32cを介して連設されて成るものであり、前記係合部31は、摺動孔22の内端側から前記カム面32に当接、係合される。
【0023】
係合部31がカム面32の低位面32aに当接、係合している状態ではロックピン18はコイルばね28のばね力によりロック位置に在り、また係合部31がカム面32の低位面32aから傾斜面32cを経て高位面32bに当接、係合するようにジョイント16が回動すると、ロックピン18はコイルばね28のばね力に抗してロック位置からアンロック位置へと強制的にスライド駆動される。
【0024】
シリンダ体13に回動可能に挿入されているロータ15は、シリンダ体13から突出してジョイント16側に延びる軸部15aを一体に有するものであり、この軸部15aを相対回動可能に連結するための有底の連結穴33がジョイント16の軸部16bに設けられる。しかも軸部15bの横断面形状ならびに連結穴33の横断面形状は、軸部15aの連結穴33への差込みにより、相対回動不能な連結を可能とするために非円形に形成される。また軸部15bおよび連結穴33は、ロックピン18の係合部31に溝30を対応させた位置にジョイント16が回動している状態で、キー14によりACC位置にロータ15を回動した状態にあるときの前記軸部15aが連結穴33に対して軸方向に挿脱し得るように形成される。
【0025】
ロータリ式のスイッチ手段19が備えるスイッチハウジング34は、収納孔20の一側でハウジング12に設けられた収容凹部35に一部を収容するようにしてハウジング12の側面に締結される。
【0026】
ロータ15の軸部15aには第1傘歯車36が固定されており、この第1傘歯車36に噛合する第2傘歯車37はシリンダ体13のストッパ板13aで回転自在に支承される検出軸38に固定され、該検出軸38がスイッチ手段19内に突入される。而してスイッチ手段19は、そのスイッチハウジング34の一部を収容凹部35に収容しつつハウジング12に固定される際に、前記検出軸38に相対回動不能に連結されることになり、ロータ15の回動に応じた検出軸38の回動位置がスイッチ手段19で検出される。
【0027】
図8および図9を併せて参照して、ステアリングロック装置の組立時には、シリンダ体13と、ロータ14と、第1傘歯車36と、第2傘歯車37と、第2傘歯車37に同軸に固定されてシリンダ体13のストッパ板13aに回転自在に支承される検出軸38とが、シリンダ錠ユニット39としてユニット化される。
【0028】
シリンダ錠ユニット39の組付時には、ロータ15を挿入していない状態でのシリンダ体13のストッパ板13aに、第2傘歯車37を固定した検出軸38を挿通し、次いで第1傘歯車36を第2傘歯車37に噛合せしめた状態で、第1傘歯車36に軸部15aを相対回動不能に挿入するようにしてロータ15をシリンダ体13に挿入し、さらに第1傘歯車36の軸方向移動を阻止するピン45を軸部15aに挿通することでシリンダ錠ユニット39の組付が完了する。
【0029】
ハウジング12には、ストッパ板13aからの検出軸38の突出部を挿入すべく収納孔20の側面に開口する挿入溝40が、ハウジング12の前面および収容凹部35間にわたって設けられ、収容凹部35の閉塞端には、検出軸38を該収容凹部35の中心部にもたらすための挿入スリット41が前記挿入溝40に連なるようにして設けられる。
【0030】
前記挿入スリット41の中間部一側には、検出軸38の直径よりも当該中間部での挿入スリット41の幅を小さくするための突部42が設けられており、検出軸38におけるストッパ板13a寄りの部分の外面には、前記突部42を通過させる溝43が設けられる。而して溝43は、ロータ15に差込まれたキー14がACC位置となったときだけ前記突部42を通過させ得る位置となるようにして検出軸38の外面に設けられており、前記突部42および溝43は、ロータ15に差込まれたキー14がACC位置となったときだけシリンダ錠ユニット39のハウジング12への挿脱を許容する挿脱規制部44を構成する。
【0031】
シリンダ錠ユニット39のハウジング12への組付にあたっては、先ず図9(a)で示すようにLOCK位置でロータ15にキー14を挿入し、次いで図9(b)で示すようにキー14をACC位置に回動操作した状態のシリンダ錠ユニット39を、図9(c)で示すようにハウジング12に挿入する。この際、挿脱規制部44はキー14をACC位置に回動していることにより、シリンダ錠ユニット39のハウジング12への挿脱を許容する状態にあり、図9(d)で示すように、検出軸38を収容凹部35の中心部にもたらすまでシリンダ錠ユニット39のハウジング12に挿入することができる。この際、シリンダ錠ユニット39におけるロータ15の軸部15aは、ジョイント16の連結穴33に相対回動不能となるようにして挿入され、ロータ15およびジョイント16が連結される。
【0032】
シリンダ錠ユニット39のハウジング12への挿入、完了後には、図9(e)で示すように、キー14をACC位置からLOCK位置に操作し、キー14をロータ15から引抜けばよく、その後で、カバー24がハウジング12の前面に取付けられる。
【0033】
次にこの実施例の作用について説明すると、キー14により回動操作されるロータ15の回動軸線と斜めに交差する方向へのスライドを可能としたロックピン18が、ステアリングシャフト17の係合孔26に挿脱可能に係合するようにしてハウジング12に嵌合され、ロータ15に相対回動不能に連結されてハウジング12に回動可能に支承されるジョイント16に、ロックピン18の内端部に設けられている係合部31に当接するカム面32が形成されている。しかもカム面32は、ロータ15とともに回動するジョイント16の回動に応じてロックピン18をスライドさせるように形成されるものであり、したがってロックピン18の進退方向をロータ15の回動軸線に傾斜した方向に定めることができ、その傾斜角度を変化させることで、ステアリングロック装置のレイアウト上の自由度を広げることができる。
【0034】
またハウジング12には、ジョイント15を回動可能に挿入し得る支持孔21と、該支持孔21の軸線と斜めに交差する方向に延びて該支持孔21を横切る摺動孔22とが設けられており、該摺動孔22には、摺動孔22の外端から突出してステアリングシャフト17に係合するロック位置、該ロック位置よりも摺動孔22の内方側にスライドしてステアリングシャフト17との係合を解除するアンロック位置、ならびにアンロック位置よりも摺動孔22の内方側にさらにスライドした組付位置間でのスライドを可能としてロックピン18が嵌合され、該ロックピン18はコイルばね28によりロック位置側に向けてばね付勢されている。しかもロックピン18の内端部に設けられた係合部31は、アンロック位置およびロック位置間にロックピン18が在る状態では支持孔21に回動可能に挿入されたジョイント16のカム面32に摺動孔22の内端側から当接、係合するが、前記組付位置にロックピン18が在る状態では該係合部31との干渉を回避してジョイント16を支持孔22に挿入することを可能とするものである。
【0035】
すなわちジョイント16およびロックピン18のハウジング12への組付時には、図8で示すように、コイルばね28のばね付勢力に抗してロックピン18を組付位置まで押し込んだ状態で、係合部31に対応する位置に溝30を配置したジョイント16を支持孔21に挿入すればよく、そうすれば溝30を係合部31が通過するようにして、係合部31と干渉することなくジョイント16を支持孔21に挿入することができる。その後で、ロックピン18を組付位置まで押し込む力を解放することによりロックピン18を組付位置からアンロック位置にスライドさせると、支持孔21内のジョイント16のカム面32に係合部31が摺動孔22の内端側から当接、係合する。これによりロックピン18の摺動孔22からの脱落が阻止されることになり、ハウジング12へのロックピン18およびジョイント16の組付操作が容易となる。
【0036】
またハウジング12の側面にはロータ15の回動位置すなわちキー14の操作位置を検出するロータリ式のスイッチ手段19が取付けられるのであるが、ロータ15に同軸に連結される第1傘歯車36と、第1傘歯車36に噛合する第2傘歯車37と、第2傘歯車37に同軸に固定されてシリンダ体13のストッパ板13aに回転自在に支承される検出軸38とが、ハウジング12への挿脱を可能としたシリンダ錠ユニット39としてユニット化されており、ハウジング12に挿入されたシリンダ錠ユニット39の検出軸38に、前記スイッチ手段19が連結される。
【0037】
したがってハウジング12とは別に組付けられたシリンダ錠ユニット39をハウジング12に挿入し、該シリンダ錠ユニット39が備える検出軸38にスイッチ手段19を連結すればよいので、ロータリ式のスイッチ手段19の組付作業が容易となり、しかもステアリングロック装置全体の構造も複雑化することはない。
【0038】
またハウジング12およびシリンダ錠ユニット39間には、ロータ15に差込まれたキー14がACC位置となるときだけシリンダ錠ユニット39のハウジング12への挿脱を許容する挿脱規制部44が設けられており、ロータ15をLOCK位置としてキー14を抜き取った状態では、シリンダ錠ユニット39をハウジング12から離脱せしめることは困難であり、防盗性を向上することができる。
【0039】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、ハウジングとは別に組付けられたシリンダ錠ユニットをハウジングに挿入し、該シリンダ錠ユニットの検出軸にロータリ式のスイッチ手段を連結すればよいので、組付作業が容易となり、しかもステアリングロック装置全体の構造も複雑化することはない。
【0041】
また請求項2記載の発明によれば、ロータをLOCK位置としてキーを抜き取った状態ではシリンダ錠ユニットをハウジングから離脱せしめることを困難とし、防盗性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロック状態でのステアリングロック装置の縦断面図である。
【図2】図1の2矢視図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】アンロック状態でのステアリングロック装置の縦断面図である。
【図5】ジョイントの斜視図である。
【図6】ジョイントの側面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】ステアリングロック装置の組付前の縦断側面図である。
【図9】シリンダ錠ユニットのハウジングへの挿入過程を図8の9−9線矢視方向から見て順次示す図である。
【符号の説明】
11・・・ステアリングコラム
12・・・ハウジング
13・・・シリンダ体
14・・・キー
15・・・ロータ
19・・・スイッチ手段
36・・・第1傘歯車
37・・・第2傘歯車
38・・・検出軸
39・・・シリンダ錠ユニット
44・・・挿脱規制部

Claims (2)

  1. ステアリングコラム(11)に固定されるハウジング(12)と、該ハウジング(12)に挿入、固定されるシリンダ体(13)と、差込まれたキー(14)による回動操作を可能としてシリンダ体(13)に挿入されるロータ(15)と、該ロータ(15)の回動位置を検出するようにしてハウジング(12)の側面に取付けられるスイッチ手段(19)とを備えるステアリングロック装置において、前記シリンダ体(12)およびロータ(15)と、該ロータ(15)に同軸に連結される第1傘歯車(36)と、第1傘歯車(36)に噛合する第2傘歯車(37)と、第2傘歯車(37)に同軸に固定されて前記シリンダ体(13)に回転自在に支承される検出軸(38)とが、前記ハウジング(12)への挿脱を可能としたシリンダ錠ユニット(39)としてユニット化され、ハウジング(12)に挿入されたシリンダ錠ユニット(39)の前記検出軸(38)に、ロータリ式の前記スイッチ手段(19)が連結されることを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 前記ハウジング(12)およびシリンダ錠ユニット(39)間には、前記ロータ(15)に差込まれたキー(14)がACC位置となるときだけ前記シリンダ錠ユニット(39)のハウジング(12)への挿脱を許容する挿脱規制部(44)が設けられることを特徴とする請求項1記載のステアリングロック装置。
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