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JP5209332B2 - 眼内レンズ挿入器具 - Google Patents

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JP5209332B2
JP5209332B2 JP2008024463A JP2008024463A JP5209332B2 JP 5209332 B2 JP5209332 B2 JP 5209332B2 JP 2008024463 A JP2008024463 A JP 2008024463A JP 2008024463 A JP2008024463 A JP 2008024463A JP 5209332 B2 JP5209332 B2 JP 5209332B2
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Description

本発明は、眼内レンズを眼内に挿入するための眼内レンズ挿入器具に関する。
従来、白内障の手術方法の一つとして水晶体を摘出した後、水晶体の代わりとして折り曲げ可能な軟性の眼内レンズを挿入する手法が一般的に用いられている。折り曲げ可能な眼内レンズを挿入するには、インジェクターと呼ばれる眼内レンズ挿入器具を使用することにより、眼内レンズを折り曲げた状態で眼内に挿入させることによって、患者眼に設ける切開創をできるだけ小径となるようにしている。このようなインジェクターはプランジャーと呼ばれる押出棒にて内部に設置された眼内レンズをインジェクターの先端に向けて押しながら内壁形状に合わせて眼内レンズを小さく折り曲げつつ先端から外に出すものが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−046497号公報
このようなインジェクターにおいては、押し出し動作において眼内レンズが小さく丸め込まれた状態ではプランジャーの作動圧(押し出し荷重)は高くなっているが、インジェクターの先端から眼内レンズが出始めるとレンズとインジェクターの内壁との摩擦力が低下するため作動圧が急激に変化しやすく扱いにくいという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、眼内レンズを押し出す際の作動圧の急激な変化を抑制し、取り扱い易い眼内レンズ挿入器具を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 光学部とループ状の支持部を持つ眼内レンズを載置する載置部と,該載置部の前方に設けられ前記眼内レンズを眼球に設けられた切開創から前記眼内レンズを挿入するための挿入部であって前記載置部に置かれた前記眼内レンズを小さく丸めこむ内形状を有する挿入部とを備えるレンズ保持部と、前記レンズ保持部を先端に置く筒構造の挿入器具本体と、前記挿入部から前記眼内レンズを押し出すために前記挿入器具本体から挿入部先端まで繋がる通路で軸方向に進退移動可能に設けられ前記眼内レンズを押し出すための押出手段であって,軸基部と,該軸基部の先端に設けられ軸基部の径よりも細い軸棒からなる押出棒と該押出棒の先端に設けられ前記眼内レンズと当接するヘッド部とを有する押出手段と、を備える眼内レンズ挿入器具において、
前記ヘッド部は前記挿入部先端の開口径よりも小さな径とされ、
前記通路には前記押出手段と接触して摩擦力を増大させることにより前記押出手段の作動圧を高めるための干渉手段であって,前記通路内の内壁上部に凸状に設けられた部材からなる干渉手段が設けられ、
前記押出手段には前記眼内レンズが前記挿入部先端から出始めてから少なくとも押し出される間の範囲において前記干渉手段と接触するための当接部であって,前記ヘッド部よりも後方に位置する前記押出棒上に形成され,前記範囲において前記干渉手段と接触して前記摩擦力を増大させるための処理または形状を備える当接部が形成されており、
前記眼内レンズが前記挿入部先端から出始めることによって生じる前記押出手段の作動圧の変化を前記干渉手段と前記当接部との接触によって生じる摩擦力により抑制することを特徴とする。
本発明によれば、眼内レンズを押し出す際の作動圧の急激な変化を抑制して取り扱い易くできる。
以下に本発明の実施の形態を図面に示しながら説明する。図1は本実施の形態で使用する眼内レンズ挿入器具1の外観を示した概略外観図である。図1(a)は眼内レンズ挿入器具1を上方から、図1(b)は側方から見た状態を示している。
眼内レンズ挿入器具1は、眼球に挿入する側から順に、眼球に形成される切開創から眼内レンズを挿入する挿入部を備え、眼内レンズ40(図2参照)を設置するための載置部が設けられ眼内レンズを保持するレンズ保持部10(以下、カートリッジという)と、先端にカートリッジ10を装着する(先端に置く)筒部(挿入器具本体、ハンドピース)20と、カートリッジ10及び筒部20の内部を挿通し、筒部20に装着されたカートリッジ10先端から眼内レンズ40を外部に押し出すための押出手段(プランジャー)30、とを有する。
図2は眼内レンズ40の構成を示した図である。眼内レンズ40は所定の屈折力を有する光学部41と光学部41を眼内で支持するためのループと呼ばれる一対の支持部42からなる。本実施形態で用いる眼内レンズ40の光学部41は、HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)等の単体や、アクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの複合材料等の、従来、折り曲げ可能な軟性の眼内レンズに用いられている材料から形成されている。また、支持部42もPMMA(ポリメチルメタクリレート)等の従来、眼内レンズの支持部として用いられている材料から形成されている。本実施形態で用いる眼内レンズ40は、上述した眼内レンズ材料を使用して光学部41と細いループ形状(C字状、J字状)からなる支持部41とを別々に作成しておき、その後、一体化させて得られる3ピース型の眼内レンズを用いるものとしている。
図3、図4はカートリッジ10の構成を示した図である。図示するように、カートリッジ10は先端に向かうにしたがって、その径が徐々に小さく(細く)なるテーパ形状を有する挿入部(挿入筒)11と、眼内レンズ40を設置する載置部12とが一体的に形成されている。なお、カートリッジ10は、その全体が合成樹脂にて形成されており、一度の使用で廃棄する使い捨てタイプとなっている。このため、カートリッジ10は、樹脂等による成型にて作製されることが好ましい。
載置部12は、2つの半割部材12a,12bから形成されており、図3(a)に示すように半割部材12a及び12bの下縁同士がヒンジ部13によって連結され、開閉可能となっている。眼内レンズ40を載せる載置台14a及び14bは、半割部材12a,12bに各々設けられている。眼内レンズ40を載せる載置面の形状(壁面形状)は、眼内レンズ40を折り曲げる方向に沿った曲面を有している。載置部12の基端に設けられる挿入部11は中空の筒形状となっており、折り畳まれた(折り曲げられた)眼内レンズ40がこの中空部分を通して挿入部11の先端から外部に送り出されるようになっている。
また、半割部材12a及び12bを閉じ合わせると、載置台14a、14bの壁面形状(載置面形状)が変形し、挿入部11の基端側開口形状(半円形状)と略一致するようになっている(図4参照)。また、半割部材12a,12bが閉じ合ったときの載置部12の外形は、後述する筒部20の内壁形状と略一致するようになっている。また、図3(b)に示すように、載置台14a(14b)は眼内レンズ40の光学部41(点線で示す)を載置したとき、後方に位置する支持部42(挿入部11側ではない方)が載置台14a(14b)から後方に若干飛び出るような大きさにて形成されている。
なお、本実施形態の眼内レンズ挿入器具1では、カートリッジ10に眼内レンズ40を載置する際に、眼内レンズ40の後方に位置する支持部42が眼内レンズ40の進行方向に向って左側に位置するように載置するものとしている。また、半割部材12aの全長を半割部材12bの全長より長くし、カートリッジ10の基端側において半割部材12aの方が長くなるように形成している。このように半割部材12a、12bの全長を各々変えることにより、カートリッジ10の装着時に後方に位置する支持部42を後述する押出棒(押出軸)31の軸上から外すための空間を設けることができる。
カバー15a及び15bは半割部材12a,12bの各々の上部に設けられており、半割部材12aと半割部材12bとが閉じ合ったときに、載置台14a及び載置台14bの上方を覆うように形成されている。また、カバー15bの端部には、載置台14a、14bの上方から載置台14a、14bに向かって延びるように形成され、軸方向に沿って所定の長さだけ延びる凸状の部材である凸部16が設けられる。凸部16はカートリッジ10にセットされた眼内レンズ40を折り曲げる際に、その折り曲げ(折り畳み)方向を常に載置台14a、14bの内壁面(載置面)に沿うようにガイドする役目を果たしている。また、凸部16は、光学部41の幅を超えるような軸方向の長さとされ載置台14に置かれる眼内レンズ40の少なくとも後方まで形成されている。このようにして、凸部16は後述する押出棒31が通る通路の内壁上部に形成されることとなる。なお、凸部16は眼内レンズ40の押し出しの際に進行する押出棒31の一部と接触し摩擦力を発生させ、眼内レンズ40を押し出すのに必要とされる押出手段30の作動圧(押し出し荷重)を増加させる干渉部、干渉手段の役割を兼ねる。
傾斜部17a及び17bは、カートリッジ10の基端側から載置台14a及び載置台14b上に眼内レンズ40を差し入れやすくするために設けられている。また、使用者がカートリッジ10を持つ際に把持する平板状の把持部18は半割部材12aの側面に設けられる。
このような構成を備えるカートリッジ10は、図4(a)に示すように、載置部12が開いた状態(2つの半割部材が離れている状態)のときに、眼内レンズ40を載置台14a及び載置台14b上にセットし、その後、カートリッジ10を筒部20に装着することによって、図4(b)に示すように判割部材12aと半割部材12bとが閉じ合うことにより、載置された眼内レンズ40に応力を掛け、折り曲げることができる。従って、カートリッジ10は、眼内レンズ40を折り曲げる内部構造を備えることとなる。また、挿入部11の内部通路は、先に行くに従って細くなる形状を持つ。したがって、載置部12で折り曲げられた眼内レンズ40は、挿入部11の内部通路を通過する際にさらに小さい径とされ(折り畳まれ、丸められ)、挿入部11の先端より送出される。
図5は筒部20の外観構成を模式的に示した斜視図である。なお、筒部20の内部構成は、図6にて詳細を説明する。図示するように、筒部20の先端には、カートリッジ10を着脱するための装着部21が設けられている。装着部21は筒部20の先端を略半割した形状であり、その先端には凸部22が、基端には凹部23が筒部20の中心を挿通する押出棒31に対して左右対称に各々形成されている。また、凸部22は筒部20の中心軸よりも若干上方に位置しており、左右に設けられた凸部22間の距離は、筒部20の内径よりも若干狭く(短く)なっている。このような凸部22の形状は、カートリッジ10を装着部21に装着する際に開かれている半割部材12a,12bを閉じ合わせる方向に規制し、その幅を制限するガイドの役目を果たすとともに、装着されたカートリッジ10を係止し、容易に筒部20から外れないようにするスナップイン構造を有している。なお、装着部21の左右の縁部もまた凸部22と同様に半割部材を閉じ合わせる方向に規制するガイドの役目を果たしている。また、押出棒31の先端には、眼内レンズ40の光学部41に当接するヘッド部50が設けられている(詳細は後述する)。
次に、カートリッジ10と筒部20を組合せて構成した眼内レンズ挿入器具1の内部構成ついて説明する。図6は、眼内レンズ挿入器具1の模式的断面図である。図では、装着部21にカートリッジ10が装着されることにより眼内レンズ40が折り曲げられた状態とされる。なお、説明の簡便のため支持部42は図示を略した。
図6に示すように、筒部20の内部は中空状となっており、ここに押出手段30が筒部20からカートリッジ10(挿入部11)の先端まで繋がる通路で軸方向に進退可能に挿通されている。押出手段30は、先端にヘッド部50を持ち眼内レンズ40を押出すための押出棒31、押圧部33の一端に一体的に設けられ筒部20の内壁と当接する軸基部32、術者による眼内レンズ40の押出操作の際に押圧される押圧部33から構成されている。
押出棒31は、軸基部32の径より細い軸棒からなり、軸基部32の先端に取り付けられている。押圧部33が軸方向に押され軸基部32が前方に移動されることによって、筒部20の先端に装着されたカートリッジ10から眼内レンズ40が前方に向けて押される。押出棒31(押出手段30)は、眼内レンズ40を挿入部11から外部へ送り出す役目を果たす。このため、押出棒31の径は、挿入部11及びカートリッジ10の内部通路を通過できる程度の大きさ(径)とされ、軸基部32よりも小さく形成される。また、押出棒31の先端部は、眼内レンズ40を押し出す際にカートリッジ10内にセットされた眼内レンズ40の後側に位置するループ(支持部42)が押出棒31と通路との間で絡まり(挟まり)、破損しないように、より細い径となる細身部34が所定の長さだけ形成されている。さらに細身部34の先端(最先端)には眼内レンズ40と当接し、押すためのヘッド部50が形成されている。ヘッド部50は押出棒31の径と同じか、それよりも小さくなるように設計される。なお、細身部34は眼内レンズ40を押し出す際に、後側の支持部42との干渉(支持部42が絡むこと)を抑制する役割を果たすのに必要な長さが確保されている。
また、押出棒31の一部の上部(上面)は、押出工程において、凸部16と接触する高さ位置となるように設計されているここでは、図6に示されるように、ヘッド部50から後方に向かって、当接部61、凹部62、当接部63、凹部64、当接部65が押出棒31の外壁に軸方向に沿って形成される。凹部62、64は押出棒31の進行の際に、凸部16に当接しないように押出棒31の最外径より内側に向かって形成される。また、当接部61,63,65はヘッド部50と同じ高さとされる。より具体的には、載置台14の載置面と凸部16間の距離(間隔)に対してヘッド部50及び当接部61,63,65に位置する押出棒31の径(厚さ)は、若干量(0.01mm〜0.2mm程度)大きいものとされる。なお、載置台14の載置面と凸部16との間隔に対して接触するための押出棒31の径の大きさは、挿入部11の先端付近で小さく折り畳まれた(丸められた)眼内レンズ40を押し出すのに必要な作動圧と同じ程度の作動圧が得られる嵌合状態となるように設計されていればよい。また、図では、模式的にとしているが、当接部61、63、65と凹部62、64の接する箇所は滑らかな稜線とされることが好ましい。これにより、押出工程において押出棒31と凸部16の接触が滑らかになる。
次に、眼内レンズ40の押出工程(押出棒31の移動工程)に伴う押出手段30(押出棒31)の作動圧の変化について説明する。図7はヘッド部50が光学部41に当接した状態でのカートリッジ10付近の模式的断面図、図8はヘッド部50が凸部16との当接から開放された状態でのカートリッジ10付近の模式的断面図、図9は光学部41が挿入部11の内形状により小さい径とされ始める状態でのカートリッジ10付近の模式的断面図、図10は光学部41の一部が挿入部11の先端から出て始める状態でのカートリッジ10付近の模式的断面図、図11は光学部41が挿入部11から送出された状態でのカートリッジ10付近の模式的断面図を示している。
なお、図7,8では支持部42は、説明の簡便のため、断面図上に示し、ヘッド部50や細身部34と重なる部分は点線で示す。眼内レンズ40がカートリッジ10にて折り畳まれると、前側(前方)の支持部42は、カートリッジ10内の内壁で前方に伸展される。一方、後側(後方)の支持部42は、カートリッジ10の後端(基端)から応力の掛らない状態で、下方に垂れる。
図7に示すように、当接部61がヘッド部50の上方にあるため、当接部61が凸部16とが接触した状態(凸部16と載置面14とによって形成される通路にヘッド部50が嵌合した状態)でヘッド部50が光学部41に当接することとなる。これにより、押出棒31の上方への移動が抑制され、下方(載置台14)に押さえつけられることとなり、ヘッド部50が光学部41に乗り上げることなく、光学部41に当接できる。また、当接部61と凸部16との当接により摩擦力が発生し、押出工程での作動圧が上昇することとなる。
図7の状態から押出棒31が軸方向に押されると、図8に示すように光学部41が押出され、凸部16よりも前方に移動される。ここでは、当接部61と凸部16との接触が開放(解放)されるが、開放と同時、又は、当接部61の開放前に次の当接部63が凸部16と接触する構成とされているため、所定の作動圧を維持した状態とされる。このとき、押出棒31が通路に嵌合した状態であるため、ヘッド部50は光学部41に乗り上げることなく、光学部41を挿入部11へと押出すことができる。
このとき、光学部41の前進に伴って、支持部42が伸展される。前方の支持部42は、載置台14、挿入部11に沿って伸展され、後方の支持部42は細身部34、凹部62によって形成された空間内で伸展される。従って、細身部34、凹部62は、光学部41の移動に伴って伸展される後方の支持部42を逃げさせるための空間を形成することとなり、凹部62及び細身部34の長さ(凸部16、載置台14と接触しない領域の軸方向の長さを言う)は、伸展される支持部42が移動中の押出棒31に当接(干渉)しないように、先端部の周囲に形成された空間に、押出し動作に伴って伸展される支持部42を収める程度の長さとする。凹部62及び細身部34の長さは、支持部42を逃がす程度であればよい。凹部62及び細身部34の長さが長すぎると、押出棒31が撓(たわ)み易くなり、押出棒31が軸ずれする可能性がある。このため、凹部62及び細身部34の長さは支持部42を逃がす程度の長さでできるだけ短い方が好ましい。
このような構成とすることで、後方の支持部42が損傷されにくくなると共にヘッド部50が光学部41に乗り上げ難くなり、好適に眼内レンズ40が押出される。なお、ヘッド部50の乗り上げ抑制のために、凸部16は光学部41の上方に渡って配置されることが好ましい。
図8の状態からさらに押出棒31が前方へ押されると、図9に示すように光学部41が挿入部11の内形状によりさらに小さい径へと丸められ、眼内レンズ40(光学部41)と通路内壁との密着が高まり始める。このとき、当接部63は凸部16の前方へと移動して凸部16との接触から開放され、凸部16の下方には凹部64が位置する構成とされている。一方、挿入部11の内壁と光学部41との間で発生する摩擦力は高まるが、他方で凸部16と押出棒31とが接触していないため、全体として押出棒31の作動圧の変化は抑制されることとなる。なお、眼内レンズ40が載置台14から押し進められていき、挿入部11の内形状により光学部41が徐々に丸め込まれることによって発生する摩擦力の増加を相殺させるために、押出棒31と凸部16との接触を徐々に緩やかにするように押出棒31または凸部16の形状を決定することにより、眼内レンズ40の押し出し開始から、眼内レンズ40の開放直前(従来、作動圧が急激に低下し始める地点)までの作動圧を略一定に近づけることが可能である。
このような構成により、眼内レンズ40の押し出し開始から開放直前までの作動圧の変化を抑制することができるため仮に、眼内レンズ40が挿入部11内で詰まる等の異常が発生しても作動圧の感覚(例えば、作動圧が急激に高くなる等)から異常に気付き易くなる。
図9の状態からさらに押出棒31が前方へ押されると、図10に示すように光学部41の一部が挿入部11の先端から出て開放し始める。ここで、図9の状態から図10の状態への押出工程では、光学部41が挿入部11内で丸められていくため、押出工程の作動圧は高い状態となる。その後、挿入部11の先端から光学部41の一部が出て開放され始めると、挿入部11の内壁と光学部41との摩擦力が低下に向かう。
そして、さらに押出棒31により眼内レンズ40が押されると、挿入部11先端からの光学部41の送出度合いに応じて挿入部11内壁(通路)と光学部41との密着により発生していた摩擦力が低下し、作動圧が大きく変化(低下)することとなる。
このため、挿入部11の先端から光学部41の一部が送出し始める状態に合わせて、押出棒31と凸部16との摩擦力を再度増加させ、作動圧に急激な変化が生じないようにする。本実施形態では、光学部41の一部が挿入部11先端から送出し始める状態に合わせて、当接部65が凸部16と接触するように構成されている。これにより、当接部65と凸部16との間において所定の摩擦力がを発生されて、作動圧の急激な変化を抑制される。
さらに、押出棒31が前進されると、図11に示されるように挿入部11の先端から光学部41の全体が送出される。このとき、光学部41と挿入部11の内壁との摩擦は無くなり、押出工程の作動圧は凸部16と当接部65の接触に伴う摩擦力が主となる。
以上のようにして、図7〜11に示される押出工程において、押出工程の作動圧の変化が抑制れる。なお、押出工程の作動圧が略一定とされることが好ましい。また、押出手段30(ここでは、押出棒31)とカートリッジ10(ここでは、凸部16)の摩擦力を押出工程で変更させることによって、簡単な構成で眼内レンズの押出工程の作動圧を略一定とでき、眼内レンズを好適に押出すことができる。
以上のような構成を備える眼内レンズ挿入器具1において、その動作を説明する。術者(使用者)は、カートリッジ10の把持部18を一方の手で掴んでカートリッジ10を持ち、もう一方の手で鑷子を用いて眼内レンズ40を摘み上げる。摘み上げた眼内レンズ40をカートリッジ10の基端側から中に差し入れ、載置台14a,14b上に置く。カートリッジ10に応力が何も掛かっていない状態のときは、図4(a)に示すように半割部材12a,12bは開かれた状態にあり、載置台14a,14b上に置かれた眼内レンズ40も折り曲げられていない状態(応力が掛けられていない状態)で保持される。
カートリッジ10を筒部20に装着する場合には、押出棒31を筒部20の基端側へ引き出しておき、装着部21に設けられた凹部23にカートリッジ10の把持部18(基端側)を嵌合させつつ、載置部12(半割部材12a,12b)の底面を凸部22(または装着部21の左右の縁部)に押し付けるようにする。載置部12の底面(下部)を凸部22(または装着部21の左右の縁部)に押し付けることにより、凸部22が半割部材12aと半割部材12bとを閉じ合わせるようにガイドすることとなる。さらに載置部12を装着部21内に押し込んでいくと、図4(b)に示すように、半割部材12aと半割部材12bとが閉じ合った状態で装着部21に装着されることとなる。
このように半割部材12aと半割部材12bとが閉じ合った状態では、載置台14aと載置台14bとの幅(間隔)が狭くなっているため、載置台14a、14bの壁面にて眼内レンズ40を左右方向から押すこととなる。その結果、眼内レンズ40に応力が掛けられた状態となり、眼内レンズ40は載置台14a,14bの壁面(載置面)に沿って折り曲げられることとなる。
装着部21にカートリッジ10を装着後、予め水晶体が取り除かれた患者眼内に挿入部11を差し入れた状態で押圧部33を押して、軸基部32、押出棒31を前方に移動させていく。当接部61が凸部16と当接した後、ヘッド部50が光学部41に当接する。さらに、押圧部33が押し込まれると、眼内レンズ40が挿入部11内に入り、挿入部11の開口径が狭くなってくると、眼内レンズ40は挿入部11内部の壁面に沿って折り曲げられていく(丸め込まれていく)。このとき、支持部42が伸展される。また、押出棒31と凸部16との摩擦力が低下する。さらに、押圧部33が押し進められると、挿入部11の先端から眼内レンズ40が押し出され始め、それに応じて、当接部65と凸部16が当接し、押出棒31と凸部16との摩擦力が上昇する。この状態から押圧部33が押し込まれると、眼内レンズ40の全体が挿入部11の先端から押出(送出)される。
以上の一連の眼内レンズ40の押出工程において、押出手段30の作動圧の変化が抑制される(好ましくは、作動圧が略一定とされる)。具体的には、眼内レンズ40にヘッド部50が当接する前のステップ(ヘッド部50と凸部16とが接触する)における作動圧、折り曲げられた眼内レンズ40が挿入部11の内形状によりさらに小さい径とされるステップにおける作動圧、眼内レンズ40の一部が挿入部11の先端から送出され始めるステップ(眼内レンズ40と挿入部11の摩擦力が減少し始める)における作動圧、の全ステップにおいて、作動圧の変化が抑制されることである。これにより、眼内レンズ40の押出工程において眼内レンズ挿入器具1が扱い易くなる。また、眼内レンズ40の押出工程において正常な動作中の作動圧の変化が抑制されるため、眼内レンズ40の詰まり等が発生した場合に判断し易く、正常動作中なのか否かを把握し易くできる。
なお、以上説明した本実施形態では、押出棒31の外壁の形状を軸方向に沿って変え、押出棒31とカートリッジ10の通路の内壁に設けた凸部16の接触度合を変えることで、凸部16と押出棒31の摩擦力を変え、押出手段30の作動圧を略一定とする構成としたが、これに限るものではない。押出棒の通路内に干渉部を設け、押出工程において押出手段30と干渉部との摩擦力が変化し、押出手段30(押出棒31)の作動圧が略一定とされる構成であればよい。例えば、押出棒を細棒が軸方向に同径で延びたものとし、押出工程において、この押出棒31と凸部16とが常に接触する構成とする。押出棒の軸方向に沿ったある領域の表面を磨く又は粗くする等の表面処理し、押出工程において凸部16と押出棒との接触面での摩擦力が変化する構成としてもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、押出棒31とカートリッジ10内に設けた凸部16とが当接して、摩擦力が発生する構成としたが、これに限るものではない。前進する押出手段30の作動圧が略一定とされればよく、押出棒が通る通路内に干渉部を設け軸基部32(押出手段における押出棒に含まれる)とカートリッジ10又は筒部20内に設けられた部材とが当接し、摩擦力が発生する構成であればよい。具体的には、軸基部32の外壁に凹部を設け、筒部20の内壁に干渉部となる凸部を設けることが挙げられる。
なお、以上説明した本実施形態では、眼内レンズ40が挿入部11から送出され始めるる際に、押出棒31と凸部16を接触させて、眼内レンズ40の送出時の押出手段30の作動圧の変化を抑制する構成としたが、これに限るものではない。眼内レンズ40が挿入部11の先端からの送出される際に、押出手段30の作動圧の変化を抑制するために、押出手段30とカートリッジ10、筒部20とで摩擦力が発生する構成とされていればよい。例えば、ヘッド部50の外壁から水平方向に凸状に対となる2つの突起を形成する(ヘッド部50の両側面に突起を形成する)。この対となる突起が、ヘッド部50の前進に伴い挿入部11の内壁と接触する。この対となる突起が、眼内レンズ40が挿入部11の先端から送出され始めて眼内レンズ40と挿入部11との摩擦力が減少し始める際に、押出棒31と挿入部11との摩擦力を増大させる役割を持つ。これにより、眼内レンズが挿入部11から送出される際に、押出手段30の作動圧の変化が抑制される。なお、この対となる突起は、ヘッド部50に対して水平方向に突出して形成されている構成に限らない。2つの突起が対となるようにヘッド部50から突出し、挿入部11の内壁と接触する構成であればよい。例えば、垂直方向に設けられていてもよい。なお、対となる突起は押出棒31に設けられてもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、押出棒31の軸方向に沿った上部に凸部16と接触する形状、又は、凸部16と接触しないような形状の外壁を形成する構成としたが、この構成に加えて、干渉部と押出棒との接触度合を変えて摩擦力を減少させる形状としてもよい。例えば、凸部16と接触する押出棒31の外壁の幅(進退方向に直交する方向を言う)を変えて、凸部16と押出棒31で発生する摩擦力を段階的に変える構成としてもよい。また、押出棒が通る通路となる凸部16と載置台14との間隔を軸方向で変える構成としてもよい。これにより、押出手段30の作動圧を微調整できる。
なお、以上説明した本実施形態では、載置台14で予め折り曲げられた眼内レンズ40を押出手段30により押し出す構成としたが、これに限るものではない。挿入部11より折り畳まれて(丸められて)眼内レンズ40が押し出される構成であればよい。例えば、応力の掛っていない状態でカートリッジ(レンズ保持部)内の載置台に置かれる眼内レンズが、押出工程において挿入部等の内形状で折り畳まれ、挿入部の先端から送出される構成が挙げられる。
なお、以上説明した本実施形態では、ヘッド部50の近傍の後方に押出棒31より小さい径で形成される細身部34及び凹部62を設ける構成としたが、これは、眼内レンズ40がループ状の支持部42を有するためであり、必ずしも必要とはしない。ループ状でない支持部を有する眼内レンズを用いる場合は、押出工程において支持部の破損の惧れがないため、細身部34及び凹部62はなくてもよい。
本実施形態における眼内レンズ挿入器具qの外観を示した図である。 眼内レンズ40の構成を示した図である。 本実施形態におけるカートリッジ10の外観を示した図である。 カートリッジ10の変形による眼内レンズの折り曲げ方法を示した図である。 筒部20の外観構成を示した図である。 眼内レンズ挿入器具1の側面断面を示した図である。 ヘッド部50が光学部41に当接した状態を示す模式的断面図である。 光学部41が挿入部11に到った状態を示す模式的断面図である。 光学部41が挿入部11の内形状でさらに小さい径へと丸められる状態を示す模式的断面図である。 光学部41の一部が挿入部11の先端から送出された状態を示す模式的断面図である。 光学部41全体が挿入部11から送出された状態を示す模式的断面図である。
符号の説明
1 眼内レンズ挿入器具
10 カートリッジ
20 筒部
30 押出手段
31 押出棒
34 細身部
40 眼内レンズ
42 支持部
50 ヘッド部
61、63、65 当接部
62、64 凹部

Claims (1)

  1. 光学部とループ状の支持部を持つ眼内レンズを載置する載置部と,該載置部の前方に設けられ前記眼内レンズを眼球に設けられた切開創から前記眼内レンズを挿入するための挿入部であって前記載置部に置かれた前記眼内レンズを小さく丸めこむ内形状を有する挿入部とを備えるレンズ保持部と、前記レンズ保持部を先端に置く筒構造の挿入器具本体と、前記挿入部から前記眼内レンズを押し出すために前記挿入器具本体から挿入部先端まで繋がる通路で軸方向に進退移動可能に設けられ前記眼内レンズを押し出すための押出手段であって,軸基部と,該軸基部の先端に設けられ軸基部の径よりも細い軸棒からなる押出棒と該押出棒の先端に設けられ前記眼内レンズと当接するヘッド部とを有する押出手段と、を備える眼内レンズ挿入器具において、
    前記ヘッド部は前記挿入部先端の開口径よりも小さな径とされ、
    前記通路には前記押出手段と接触して摩擦力を増大させることにより前記押出手段の作動圧を高めるための干渉手段であって,前記通路内の内壁上部に凸状に設けられた部材からなる干渉手段が設けられ、
    前記押出手段には前記眼内レンズが前記挿入部先端から出始めてから少なくとも押し出される間の範囲において前記干渉手段と接触するための当接部であって,前記ヘッド部よりも後方に位置する前記押出棒上に形成され,前記範囲において前記干渉手段と接触して前記摩擦力を増大させるための処理または形状を備える当接部が形成されており、
    前記眼内レンズが前記挿入部先端から出始めることによって生じる前記押出手段の作動圧の変化を前記干渉手段と前記当接部との接触によって生じる摩擦力により抑制することを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
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