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JP5201795B2 - 掻痒抑制剤 - Google Patents

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JP5201795B2
JP5201795B2 JP2006004630A JP2006004630A JP5201795B2 JP 5201795 B2 JP5201795 B2 JP 5201795B2 JP 2006004630 A JP2006004630 A JP 2006004630A JP 2006004630 A JP2006004630 A JP 2006004630A JP 5201795 B2 JP5201795 B2 JP 5201795B2
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Description

本発明は、アレルギーによって引き起こされる眼の痒みを緩和又は軽減する鎮痒効果を有する、掻痒抑制剤に関する。
代表的なアレルギー 発症のメカニズムは、次のようなステップで起こることが知られている。すなわち、まず生体にとって、異物である抗原が生体内に侵入する。この抗原に暴露されると、生体はその抗原に対してIgE抗体を産生する。産生されたIgEは肥満細胞の表面に付着し、IgE結合肥満細胞となる。IgE結合肥満細胞ができた生体内に、再び抗原が侵入すると、IgE結合肥満細胞表面で抗原抗体反応が起こり、その結果IgE結合肥満細胞の脱顆粒により、ヒスタミン 、ロイコトリエンといった種々の化学伝達物質が遊離する。そして、この化学伝達物質の作用によって、アレルギー反応が生じる。
ところで痒みは、粘膜や皮膚に存在する痒みの受容体が、痒み惹起物質により刺激されて生じる。痒み惹起物質としては、上記したアレルギー反応の結果遊離するヒスタミンが代表的である。そのため、アレルギー性の痒みには、マレイン酸クロルフェニラミンなどの抗ヒスタミン薬や、肥満細胞の脱顆粒を抑制するクロモグリク酸ナトリウムなどの抗アレルギー薬が汎用されている。
アレルギーを引き起こす原因としては、花粉、ほこり、ダニ、カビ、動物の毛やフケ、コンタクトレンズの汚れ、化粧品や薬品などがある。アレルギー性の痒みは、例えば、アレルギー 性結膜炎、花粉症、アトピー性角結膜炎、感染性角結膜炎などの疾患にともなう痒みとして発現することもある。アレルギー反応によって一度、目やその近縁に生じた痒みは、その強烈な痒みのために過剰に掻破してしまうことから、傷つきやすい眼粘膜の炎症や浮腫が悪化することも多い。
このような痒みに対する鎮痒効果を有して過度の掻痒を抑制するために、抗アレルギー薬及び抗ヒスタミン薬を共に配合する点眼剤、抗アレルギー薬及び抗ヒスタミン薬とメントールとを含有する点眼剤が知られている(特許文献1:WO98/13040号公報)。
そこで本発明は、アレルギー反応に起因して生じる眼の痒みに対して強い鎮痒効果を有する掻痒抑制剤を提供することを課題とする。
課題解決のために鋭意検討の結果、アルギン酸またはその塩に、鎮痒効果、掻痒抑制効果が見出された。また、a)アルギン酸またはその塩、及びb)抗ヒスタミン薬又は抗アレルギー薬から選択される少なくとも1種を含有する製剤が、優れた鎮痒効果、掻痒抑制効果を有することを見出して、本発明を完成するに至った。
本発明はかかる知見に基づいて開発されたものである。
すなわち本発明は、下記(1)〜(12)に掲げる発明である:
(1)a)アルギン酸またはその塩、及びb)抗ヒスタミン薬又は抗アレルギー薬から選択される少なくとも1種を含有する掻痒抑制剤、
(2)アルギン酸またはその塩を0.001〜5.0w/v%で含有する(1)に記載の掻痒抑制剤、
(3)抗ヒスタミン薬又は抗アレルギー薬から選択される少なくとも1種を0.001〜5.0w/v%で含有する(1)に記載の掻痒抑制剤、
(4)さらに、メントール、カンフル又はボルネオールから選ばれる1種又は2種以上の化合物を含有する(1)乃至(3)のいずれかに記載の掻痒抑制剤、
(5)メントール、カンフル又はボルネオールから選ばれる1種又は2種以上の化合物を、これらの総量として0.0001〜5w/v%で含有する(4)に記載の掻痒抑制剤、
(6)さらに、ビタミン類、アミノ酸類、糖類から選択される少なくとも一種を含有する(1)乃至(5)に記載の掻痒抑制剤、
(7)掻痒が眼掻痒である(1)乃至(6)に記載の掻痒抑制剤、
(8)掻痒が、アレルギー反応に起因した掻痒である(1)乃至(7)のいずれかに記載の掻痒抑制剤、
(9)さらに、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類またはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類から選択される1種又は2種以上の非イオン性界面活性剤を0.0001〜5w/v%で含有する請求項1乃至8のいずれかに記載の掻痒抑制剤、
(10)点眼剤、洗眼剤、コンタクトレンズ装着液である(1)乃至(9)(11)コンタクトレンズ用点眼薬、コンタクトレンズ装着液、コンタクトレンズ用洗眼薬である(1)乃至(10)のいずれかに記載の掻痒抑制剤、
(12)a)アルギン酸またはその塩、及び
b)抗ヒスタミン薬又は抗アレルギー薬から選択される少なくとも1種を含有するアレルギー性の痒みのための掻痒抑制剤。
なお、本明細書中、特に言及しない限り、%はw/v%を意味するものとする。また、本明細書中でコンタクトレンズとは、ハード、酸素透過性ハード、ソフト、カラー等のあらゆるタイプのコンタクトレンズを包含する意味とする。
本発明の掻痒抑制剤は、アレルギー反応に起因して生じる痒みに対して鎮痒効果を有しており、顕著な掻痒抑制効果を奏する。特に、アレルギー反応により眼に生じる痒みに対して掻痒抑制効果が高い。そのため、本発明の掻痒抑制剤は、眼に適用する点眼剤、洗眼剤、点鼻剤などに用いることが好適であり、コンタクトレンズ装用者における眼の痒みに対しても優れた効果を発揮できることから、コンタクトレンズ用点眼剤、コンタクトレンズ用洗眼剤などに用いることも好適である。
また本発明において、アルギン酸またはその塩に、アレルギー性の痒みに対する鎮痒効果、掻痒抑制効果が見出された。したがって、本発明は、アルギン酸またはその塩を含有する鎮痒抑制剤をも包含する。
本発明の掻痒抑制剤は、発明の効果を利用するものであればその使用用途は特定されず、医薬品、医薬部外品、雑品等の各種分野において、抗アレルギー用剤、鎮痒剤、アレルギー性結膜炎や花粉症、アトピー性角結膜炎などの改善剤などとして利用することができる。例えば、点眼薬(剤)(コンタクトレンズを装用中にも使用することができる点眼剤を含む、また、点眼剤ともいう。)、洗眼薬(剤)(コンタクトレンズを装用中にも使用することができる洗眼剤を含む、また、洗眼剤ともいう。)、眼軟膏剤、コンタクトレンズ装着液などとして用いることが好適である。アルギン酸又はその塩は粘膜に対して薬物を滞留させる効果が高く、また、アルギン酸またはその塩は非常に安全性が高いことから眼粘膜への適用に対して副作用の懸念がないという利点がある。
また、コンタクトレンズはアレルギー反応を増長させる傾向にあることから、コンタクトレンズ装用の眼は痒みを生じやすい。特にソフトコンタクトレンズにおいてこの傾向が顕著である。鎮痒効果の高い本発明の掻痒抑制剤は、コンタクトレンズ装用中に用いることができるコンタクトレンズ用点眼薬(人工涙液型点眼薬)、コンタクトレンズ装着液、コンタクトレンズ装用中に用いることができる洗眼薬に有用である。なお、アルギン酸またはその塩はコンタクトレンズに対して悪影響がないという利点がある。
本発明におけるアルギン酸は、天然物、合成品のいずれを使用してもよい。代表的な天然物としては、アメリカ西海岸のマクロシスティス、南米チリのレッソニア、北欧のアスコフィラム等があるが、原料の海藻の種類、産地はいずれでもよい。また、抽出方法については、アルカリ抽出法等があるが、特に規定されない。また、アルギン酸のマンヌロン酸/グルロン酸比(M/G比)は特に規定されず、MリッチなものからGリッチなものまで広範なアルギン酸を使用することができるが、4.0以下であることが好ましく、より好ましくは3.0以下、さらに好ましくは2.5以下、特に好ましくは2.0以下である。アルギン酸は市販品も使用することができ、株式会社紀文フードケミファ、株式会社キミカ、富士化学工業株式会社などより市販されている。
本発明におけるアルギン酸の塩としては、たとえば、アルギン酸のナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノール塩、アンモニウム塩などのアルギン酸塩などが挙げられるが、これらに限定されない。なかでも、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウムが好ましい。アルギン酸またはその塩は、天然物、合成品のいずれを使用することができる。代表的な天然物としては、アメリカ西海岸のマクロシスティス、南米チリのレッソニア、北欧のアスコフィラム等があるが、原料の海藻の種類、産地はいずれでもよい。また、抽出方法については、アルカリ抽出法等があるが、特に規定されない。また、アルギン酸のマンヌロン酸/グルロン酸比(M/G比)は特に規定されず、MリッチなものからGリッチなものまで広範なアルギン酸を使用することができるが、4.0以下であることが好ましく、より好ましくは3.0以下、さらに好ましくは2.5以下、特に好ましくは2.0以下である。アルギン酸の塩は市販品も使用することができ、株式会社紀文フードケミファ、株式会社キミカ、富士化学工業株式会社などより市販されている。
本発明の掻痒抑制剤におけるアルギン酸またはその塩の含有量は、その分子量、組成(M/G比)および製剤中に共存する他の成分に応じて適宜設定することができるが、通常0.001〜10%、さらに好ましくは0.005〜5%、より好ましくは0.005〜3%、さらに好ましくは0.005〜0.5%、よりさらに好ましくは0.01〜0.5%である。
本発明における掻痒抑制剤は抗ヒスタミン薬又は抗アレルギー薬から選択される少なくとも一種又は二種以上の薬物を組み合わせて含有する。抗ヒスタミン薬又は抗アレルギー薬のみを含有してもよく、抗ヒスタミン薬及び抗アレルギー薬を組み合わせて含有してもよい。抗ヒスタミン薬としては、例えば、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸クレマスチン、メキタジンなどが挙げられ、抗アレルギー薬としては、例えば、アシタザノラスト、アンレキサノクス、イブジラスト、トラニラスト、塩酸レボカバスチン、フマル酸ケトチフェン、クロモグリク酸ナトリウム、ペミロラストカリウムなどが挙げられる。好ましくは、塩酸ジフェンヒドラミン、フマル酸ケトチフェン、クロモグリク酸ナトリウム、マレイン酸クロルフェニラミン、又はこれらの組み合わせである。
本発明の掻痒抑制剤中における抗ヒスタミン薬又は抗アレルギー薬の含有量は、使用する薬物や適用部位などによっても異なるが、本発明の効果を奏する限り特に限定されない。通常、薬物各々の含有量として、好ましくは、0.00001〜5%より好ましくは0.00005〜3%、特に好ましくは0.00005〜1%である。より具体的に、例えば、マレイン酸クロルフェニラミンであれば、0.001〜0.1%が特に好ましく、塩酸ジフェンヒドラミンであれば、0.001〜0.2%が特に好ましく、クロモグリク酸ナトリウムであれば、0.05〜5%が特に好ましい。
本発明の掻痒抑制剤には、さらにビタミン類、アミノ酸類、糖類から選択される少なくとも一種を配合するのが好ましい。これらを組み合わせて配合してもよい。それによって鎮痒抑制効果がより顕著になる。
ビタミン類としては、例えば、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、リン酸ピリドキサール、シアノコバラミン、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、酢酸トコフェロールなどが挙げられ、なかでも特に好ましいのは塩酸ピリドキシンである。
アミノ酸類としては、例えば、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、グルタミン酸、アスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム、アスパラギン酸マグネシウム・カリウム混合物、グルタミン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウムなどが挙げられ、なかでも特に好ましいのはタウリンである。
糖類としては、例えば、グルコース、トレハロースなどが挙げられ、なかでも好ましいのはグルコースである。
掻痒抑制剤中の含有量は、各々の総量として、ビタミン類であれば、好ましくは0.0001〜1%、より好ましくは、0.0001〜0.5%、特に好ましくは、0.001〜0.3%である。アミノ酸類であれば、好ましくは0.0001〜10%、より好ましくは0.001〜3%、糖類であれば、好ましくは0.0001〜5%、より好ましくは0.001〜5%、さらに好ましくは0.01〜2%である。
本発明の掻痒抑制剤には、さらにメントール、カンフル又はボルネオールから選択される少なくとも一種を配合するのが好ましい。二種以上組み合わせて配合するのが特に好ましい。それによって掻痒抑制効果がより顕著になる。これらはd体、l体又はdl体のいずれでもよい。これらの化合物はすべて公知化合物であり、市販のものを用いることができる。また、メントール、カンフル又はボルネオールを含有する精油(例えば、ペパーミント油、ユーカリ油など)を用いることもできる。
本発明において掻痒抑制剤中のメントール、カンフル又はボルネオールから選択される少なくとも一種の含有量は、これらの化合物の総量として、通常、0.0001〜5%、好ましくは0.001〜3%、より好ましくは0.005〜2%、特に好ましくは0.01〜1%程度である。
本発明における掻痒抑制剤は、非イオン性界面活性剤を含有することによって掻痒抑制効果がより増強される。かかる非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(以下、POEともいう。)−ポリオキシプロピレン(以下、POPともいう。)ブロックコポリマー (例えば、ポロクサマー407 、ポロクサマー235 、ポロクサマー188 など) ;ポロキサミンなどのエチレンジアミンのPOE-POPブロックコポリマー付加物;モノラウリル酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート20) ,モノオレイン酸POE(20)ソルビタン (ポリソルベート80) ,POEソルビタンモノステアレート(ポリソルベート60),POEソルビタントリステアレート(ポリソルベート65) などのPOEソルビタン脂肪酸エステル類;POE硬化ヒマシ油5 ,POE硬化ヒマシ油10 ,POE硬化ヒマシ油20 ,POE硬化ヒマシ油40 ,POE硬化ヒマシ油50、POE硬化ヒマシ油60 ,POE硬化ヒマシ油100などのPOE硬化ヒマシ油類;POE(9) ラウリルエーテルなどのPOEアルキルエーテル類;POE(20)POP(4) セチルエーテルなどのPOE・POPアルキルエーテル類;POE(10)ノニルフェニルエーテルなどのPOEアルキルフェニルエーテル類などが挙げられる。なお、括弧内の数字は付加モル数を示す。
なかでも好ましくは、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、POEソルビタン脂肪酸エステル類又はPOE硬化ヒマシ油類から選ばれる非イオン性界面活性剤であり、特に好ましくは、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリソルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60である。
非イオン性界面活性剤の掻痒抑制剤中における含有量は、界面活性剤の種類などによって異なるので一概に規定できないが、通常、0.0001〜5%、好ましくは0.001〜1%、より好ましくは0.001〜0.8%、特に好ましくは0.005〜0.5%程度で用いられる。
本発明の掻痒抑制剤の粘度を設定する場合において、20℃における粘度が1.2mPa・s以上に保持して設計することが好ましく、通常1.2〜1000mPa・s、好ましくは、1.2〜500mPa・s、特に好ましくは1.5〜100mPa・s、更に好ましくは1.5〜80mPa・s程度に設計する。製剤の粘度は、掻痒抑制効果に影響を与えることから、かかる範囲内の粘度に調整するのが好ましい。
本発明の掻痒抑制剤のpHは掻痒抑制効果に影響を与えることから、好ましくはpH4.0〜10.0、より好ましくは4.5〜9.5、特に好ましくは5.0〜9.0に調整するのが望ましい。かかるpHの調整は、緩衝剤、後述のpH調節剤などを用いて行うことができる。
ここで、緩衝剤を用いる場合、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤などが挙げられる。好ましい緩衝剤は、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤及びクエン酸緩衝剤である。特に好ましい緩衝剤は、ホウ酸緩衝剤またはリン酸緩衝剤である。ホウ酸緩衝剤としては、ホウ酸、ホウ酸アルカリ金属塩、ホウ酸アルカリ土類金属塩などのホウ酸塩、ホウ酸とホウ酸塩との組み合わせが挙げられる。リン酸緩衝剤としては、リン酸、リン酸アルカリ金属塩、リン酸アルカリ土類金属塩などのリン酸塩、リン酸とリン酸塩との組み合わせが挙げられる。また、ホウ酸緩衝剤又はリン酸緩衝剤として、ホウ酸塩又はリン酸塩の水和物を用いてもよい。より具体的には、ホウ酸又はその塩 (ホウ酸ナトリウム、テトラホウ酸カリウム、メタホウ酸カリウムなど) 、リン酸又はその塩 (リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムなど)、炭酸又はその塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムなど)、クエン酸又はその塩(クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウムなど)が挙げられる。緩衝剤として、ホウ酸緩衝剤又はリン酸緩衝剤を用いる場合、本発明の掻痒抑制剤中におけるこれらの緩衝剤の濃度は、例えば、好ましくは0.0001〜10.0%、より好ましくは0.001〜5%、さらに好ましくは0.005〜5%、特に好ましくは0.005〜3%である。
また、本発明の掻痒抑制剤の浸透圧は掻痒抑制効果に影響を与えるので、製剤の浸透圧を、好ましくは100〜800mOsm、より好ましくは200〜600mOsm、さらに好ましくは250〜550mOsm、特に好ましくは250〜500mOsm程度に調整するのが好ましい。
本発明における掻痒抑制剤は、さらに、セルロース誘導体を含有するのが好ましい。掻痒抑制剤に用いることができるセルロース誘導体が利用でき、たとえば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロースまたはこれらの薬理学的に許容される塩などを挙げることができる。なかでも好ましくは、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースまたはこれらの塩から選ばれる少なくとも1種である。ここで、薬理学的に許容される塩としては、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属、アルミニウムなどの金属との塩などが例示できる。
セルロース誘導体の掻痒抑制剤に対する含有量は、分子量や種類などによって異なるので一概に規定できないが、通常、セルロース誘導体の製剤中の濃度として、0.001〜10%、好ましくは0.005〜5%、さらに好ましくは0.01〜2%、特に好ましくは0.1〜2%程度で用いることができる。
本発明の掻痒抑制剤には、本発明の効果を妨げない限り、種々の成分(薬理活性成分や生理活性成分を含む)を組み合わせて含有してもよい。このような成分の種類は特に制限されず、例えば、充血除去成分、眼調節薬成分、抗炎症薬成分または収斂薬成分、抗菌薬成分、殺菌薬成分、多糖類またはその誘導体、前述以外の水溶性高分子、局所麻酔薬成分、ステロイド成分などが例示できる。本発明において好適な成分としては、例えば、次のような成分が挙げられる。
充血除去成分:例えば、塩酸ナファゾリン、塩酸テトラヒドロゾリン、硝酸ナファゾリン、エピネフリン、塩酸エピネフリン、塩酸エフェドリン、塩酸オキシメタゾリン、塩酸フェニレフリン、塩酸メチルエフェドリン、酒石酸水素エピネフリンなど。これらはd体、l体又はdl体のいずれでもよい。
眼筋調節薬成分:例えば、アセチルコリンと類似した活性中心を有するコリンエステラーゼ阻害剤、具体的にはメチル硫酸ネオスチグミン、トロピカミド、ヘレニエン硫酸アトロピンなど。
抗炎症薬成分または収斂薬成分:例えば、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛、アラントイン、イプシロン−アミノカプロン酸、インドメタシン、塩化リゾチーム、硝酸銀、プラノプロフェン、アズレンスルホン酸ナトリウム、グリチルリチン酸二カリウム、ジクロフェナクナトリウム、ブロムフェナクナトリウム、塩化ベルベリン、硫酸ベルベリンなど。
抗菌薬成分または殺菌薬成分:例えば、、アルキルポリアミノエチルグリシン、、スルファメトキサゾール、スルフイソキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム、スルフイソミジンナトリウム、、硫酸ベルベリン、塩化ベルベリン、ホウ酸、など。
多糖類又はその誘導体:例えば、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウムなど。
前述以外の水溶性高分子:ポリビニルアルコール(完全又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリドンなど。
局所麻酔薬成分:例えば、塩酸オキシブプロカイン、塩酸コカイン、塩酸コルネカイン、塩酸ジブカイン、塩酸テトラカイン、塩酸パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル、塩酸ピペロカイン、塩酸プロカイン、塩酸プロパラカイン、塩酸ヘキソチオカイン、塩酸リドカインなど。
ステロイド成分:例えば、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、フルオロメトロン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、ヒドロキシメステロン(hydroxymesterone)、カプロン酸ヒドロコルチゾン、カプロン酸プレドニゾロン、酢酸コルチゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酢酸プレドニゾロン、デキサメタゾンメタスルホベンゾエートナトリウム、デキサメタゾン硫酸ナトリウム、デキサメタゾンリン酸ナトリウム、トリアムシノロンアセトニド、ベタメタゾンリン酸ナトリウム、メタスルホ安息香酸デキサメタゾンナトリウム、メチルプレドニゾロンなど。
掻痒抑制剤中のこれらの成分の配合量は製剤の種類、活性成分の種類などに応じて適宜選択され、各種成分の配合量は当該技術分野で既知である。例えば、製剤全体に対して0.0001〜30%、好ましくは、0.001〜10%程度の範囲から選択できる。より具体的には、各成分の含有量は、例えば眼科用組成物について以下の通りである。
充血除去成分(血管収縮薬又は交感神経興奮薬):例えば、0.0001〜0.5%、好ましくは、0.0005〜0.3%、さらに好ましくは0.001〜0.1%。
眼筋調節薬成分:例えば、0.0001〜0.5%、好ましくは、0.0005〜0.1%、さらに好ましくは0.0005〜0.01%。
抗炎症薬成分または収斂薬成分:例えば、0.0001〜10%、好ましくは0.0001〜5%。
多糖類又はその誘導体:例えば、0.0001〜2%、好ましくは0.01〜2%、さらに好ましくは0.01〜1%。
前述以外の水溶性高分子:例えば、0.001〜10%、好ましくは0.001〜5%、さらに好ましくは0.01〜3%。
抗菌薬成分または殺菌薬成分:例えば、0.00001〜10%、好ましくは、0.0001〜10%。
局所麻酔薬成分:例えば、0.001〜1%、好ましくは0.01〜1%。
ステロイド成分:例えば、0.001〜1%、好ましくは0.01〜1%。
また、本発明の掻痒抑制剤には、発明の効果を損なわない範囲であれば、その用途や形態に応じて、常法に従い、様々な成分や添加物を適宜選択し、一種またはそれ以上を併用して含有させてもよい。それらの成分または添加物として、例えば、半固形剤や液剤などの調製に一般的に使用される担体(水、水性溶媒、水性または油性基剤など)、増粘剤、糖類、界面活性剤、防腐剤、殺菌剤又は抗菌剤、pH調節剤、等張化剤、香料または清涼化剤などの各種添加剤を挙げることができる。
以下に本発明の掻痒抑制剤に使用される代表的な成分を例示するが、これらに限定されない。
増粘剤:例えば、デキストラン、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸又はその塩、ポリビニルアルコール(完全、又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、コンドロイチン硫酸ナトリウムなど。
糖類:例えば、グルコース、シクロデキストリンなど。
糖アルコール類:例えば、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなど。
これらはd体、l体又はdl体のいずれでもよい。
界面活性剤:例えば、アルキルジアミノエチルグリシンなどのグリシン型両性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩(具体的には、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどの陽イオン界面活性剤など。なお、括弧内の数字は付加モル数を示す。
防腐剤、殺菌剤又は抗菌剤:例えば、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、安息香酸ナトリウム、エタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、クロロブタノール、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、硫酸オキシキノリン、フェネチルアルコール、ベンジルアルコール、ビグアニド化合物(具体的には、ポリヘキサメチレンビグアニドなど)、グローキル(ローディア社製 商品名)など。
pH調節剤:例えば、塩酸、ホウ酸、アミノエチルスルホン酸、イプシロン−アミノカプロン酸、酢酸、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ砂、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなど。
等張化剤:例えば、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、グリセリン、プロピレングリコールなど。
安定剤:ジブチルヒドロキシトルエン、トロメタモール、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート(ロンガリット)、トコフェロール、ピロ亜硫酸ナトリウム、モノエタノールアミン、モノステアリン酸アルミニウムなど。
溶解剤、基剤:オクチルドデカノール、酸化チタン、臭化カリウム、パラフィン、ヒマシ油、ゴマ油、プラスチベース、ラノリン、ワセリンなど。
増粘剤:例えば、0.0005〜50%、好ましくは、0.001〜10%
糖類:例えば、0.001〜10%、好ましくは、0.01〜5%
界面活性剤:例えば、0.0001〜10%、好ましくは、0.005〜5%
防腐剤、殺菌剤又は抗菌剤:例えば、0.00001〜5%、好ましくは、0.0001〜2%
pH調節剤:例えば、0.00001〜5%、好ましくは、0.0001〜2%
等張化剤:例えば、0.001〜10%、好ましくは、0.01〜5%
香料または清涼化剤:例えば、0.00001〜5%、好ましくは、0.0001〜2%
本発明の掻痒抑制剤は、公知の方法により製造できる。半固形剤、液剤は、基剤と各成分とを混合し、調製できる。さらに、必要により、ろ過滅菌処理工程や、容器への充填工程等を加えることができる。
以下に、試験例及び実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
試験例1 掻痒抑制試験
試験製剤の調整方法:
試験製剤1:0.015gマレイン酸クロルフェニラミン、0.01gのl−メントール、0.35gホウ砂、1.8gホウ酸、0.05gのポリソルベート80、精製水/塩酸/水酸化ナトリウムを適量加えて全量100ml(pH=7.5)の試験製剤とした。
試験製剤2:0.015gマレイン酸クロルフェニラミン、1.0gクロモグリク酸ナトリウム(商品名インタール)、0.01gのl−メントール0.35gホウ砂、1.8gホウ酸、0.05gのポリソルベート80、精製水/塩酸/水酸化ナトリウムを適量加えて全量100ml(pH=7.5)の試験製剤とした。
試験製剤3:0.1gのアルギン酸、ホウ砂、1.8gホウ酸、0.05gのポリソルベート80、精製水/塩酸/水酸化ナトリウムを適量加えて全量100ml(pH=7.5)の試験製剤とした。
試験製剤4:0.015gマレイン酸クロルフェニラミン、0.1gのアルギン酸、0.01gのl−メントール、0.1g塩化カリウム0.35gホウ砂、1.8gホウ酸、0.05gのポリソルベート80、精製水/塩酸/水酸化ナトリウムを適量加えて全量100ml(pH=7.5)の試験製剤とした。
試験製剤5:0.015gマレイン酸クロルフェニラミン、1.0gクロモグリク酸ナトリウム、0.1gのアルギン酸ナトリウム、0.1gの塩酸ピリドキシン、0.01gのl−メントール、0.1g塩化カリウム0.35gホウ砂、1.8gホウ酸、0.05gのポリソルベート80、精製水/塩酸/水酸化ナトリウムを適量加えて全量100ml(pH=7.5)の試験製剤とした。
試験方法:
被験動物として6 週齢の雄性ヘアレスマウス( H O S : H R − 1 ) を1 群5 匹ずつに分け、以下の試験を行った。各被験動物は購入後飼育室で1 週間の馴化飼育してのち試験に用いた。
生理食塩液又は試験製剤を各被験動物に対して片眼5 μl ずつ、両眼の眼瞼結膜嚢に点眼投与した。この点眼投与から30分経過後に、片眼の投与量が0.2mgとなるように調製したヒスタミン塩酸塩の生理食塩溶液を同様に両眼に点眼し、ヒスタミンの投与直後から30分間にわたり、被験動物が後肢によって眼部を引っ掻く回数をビデオで撮影し計測した。
なお、引っ掻き行動は掻痒惹起薬剤を投与後に被験動物が後肢で投与部位を引っ掻きはじめてから後肢を離すまでの一連の行動を引っ掻き回数1 回として計測し、各被験動物ごとに計測した引っ掻き回数を各個体の引っ掻き回数として各試験製剤群、生理食塩液群の平均値を求め、掻痒抑制率を以下の式から算出した。
掻痒抑制率( % ) = { 1 − ( 試験製剤群の引っ掻き回数の平均値÷生理食塩液群の引っ掻き回数の平均値) } × 1 0 0
各試験製剤群の被験動物の引っ掻き回数について掻痒抑制率を算出すると、試験製剤1が23.0%、試験製剤2が26.0%、試験製剤3が8.1%、試験製剤4が34.2%、試験製剤5が39.8%であった。
被験動物としてヘアレスマウスを用いた掻痒抑制試験により、アルギン酸またはその塩に、ヒスタミンにより惹起された痒みに対して掻痒抑制効果があることが示された。また、マレイン酸クロルフェニラミン又はクロモグリク酸ナトリウムとともにアルギン酸又はアルギン酸ナトリウムを含有する製剤において、引っ掻き回数が減少しており、掻痒抑制効果が認められた。
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Claims (14)

  1. アルギン酸またはその塩のみからなる、アレルギー反応に起因する眼掻痒抑制剤。
  2. アルギン酸またはその塩と、
    マレイン酸クロルフェニラミン又はクロモグリク酸ナトリウムから選択される少なくとも1種と、を含有する、アレルギー反応に起因する眼掻痒抑制剤。
  3. メントール、カンフル又はボルネオールから選ばれる1種又は2種以上の化合物を更に含有する、請求項2に記載の掻痒抑制剤。
  4. ビタミン類、アミノ酸類、糖類から選択される少なくとも一種を更に含有する、請求項2又は3に記載の掻痒抑制剤。
  5. ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類またはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類から選択される1種又は2種以上の非イオン性界面活性剤を更に含有する請求項2〜4のいずれか一項に記載の掻痒抑制剤。
  6. 等張化剤を更に含有する請求項2〜5のいずれか一項に記載の掻痒抑制剤。
  7. 等張化剤が塩化カリウムである、請求項6に記載の掻痒抑制剤。
  8. ホウ酸及びホウ砂を更に含有する請求項2〜7のいずれか一項に記載の掻痒抑制剤。
  9. アルギン酸またはその塩を0.001〜5.0w/v%で含有する、請求項2〜8のいずれか一項に記載の掻痒抑制剤。
  10. マレイン酸クロルフェニラミン又はクロモグリク酸ナトリウムから選択される少なくとも1種を0.001〜5.0w/v%で含有する、請求項2〜9のいずれか一項に記載の掻痒抑制剤。
  11. メントール、カンフル又はボルネオールから選ばれる1種又は2種以上の化合物を、これらの総量として0.0001〜5w/v%で含有する、請求項2〜10のいずれか一項に記載の掻痒抑制剤。
  12. ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類またはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類から選択される1種又は2種以上の非イオン性界面活性剤を0.0001〜5w/v%で含有する、請求項2〜11のいずれか一項に記載の掻痒抑制剤。
  13. 点眼剤、洗眼剤、コンタクトレンズ装着液、コンタクトレンズ用点眼薬、コンタクトレンズ用洗眼薬である、請求項2〜12のいずれか一項に記載の掻痒抑制剤。
  14. ヒスタミンにより惹起される痒みに対するものである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の掻痒抑制剤。
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