JP5291026B2 - 3d映像を再生する再生装置、および配信装置 - Google Patents
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Description
グラフィクスが例えばアニメーションキャラクターを表す場合には、座標シフトによる立体視では、平面的なキャラクターが手前に見えるにすぎず、アニメーションキャラクターの顔のくぼみや鼻の出っ張り具合などを立体的に再現することができない。そのため、アミューズメントの用途では物足りないという意見がある。
しかしながら、この考えでは、グラフィクスデコーダにおけるデコードの負荷が二倍になるため、グラフィクスデコーダの動作の基準となるクロック周波数を高くせねばならず、製品の低コスト化を妨げる。
本発明は、ランダムアクセス時のグラフィクスの立体視を保証する記録媒体を提供することを目的とする。
(実施の形態1)
<全体構成>
図1は、記録媒体及び再生装置の使用行為についての形態を示す図である。図1(a)に示すように、記録媒体の一例であるBD-ROM100、及び再生装置200は、テレビ300、液晶シャッタゴーグル400、リモコン500と共にホームシアターシステムを構成し、ユーザによる使用に供される。
再生装置200は、テレビ300と接続され、BD-ROM100を再生する。
テレビ300は、映画作品の再生映像を表示したり、メニュー等を表示したりすることで、対話的な操作環境をユーザに提供する。
液晶シャッタゴーグル400は、液晶シャッタと、制御部とから構成され、ユーザの両目における視差を用いて立体視を実現する。液晶シャッタゴーグル400の液晶シャッタは、印加電圧を変えることにより、光の透過率が変化する性質を有する液晶レンズを用いたシャッタである。液晶シャッタゴーグル400の制御部は、ライトビュー用の画像とレフトビュー用の画像の出力切り替えのための同期信号を再生装置から受信し、この同期信号に従って、第1の状態と第2の状態とを切り替える。
図1(c)は、第2の状態を示す。第2の状態とは、ライトビューに対応する液晶レンズが光を透過するように印加電圧を調節し、レフトビューに対応する液晶レンズが光を透過しないように印加電圧を調節した状態である。この状態において、ライトビュー用の画像が視聴に供されることになる。
具体的には、平面表示の画像において、ライトビュー用の画像とレフトビュー用の画像には、人間の両目の視差による見え方の差に相当する程度の差があり、これらの画像を短い時間間隔で切り替えて表示することにより、あたかも立体的な表示がなされているように見えるのである。
図1(a)に戻って、リモコン500は、階層化されたGUIに対する操作をユーザから受け付ける機器であり、かかる操作受け付けのため、GUIを構成するメニューを呼び出すメニューキー、メニューを構成するGUI部品のフォーカスを移動させる矢印キー、メニューを構成するGUI部品に対して確定操作を行う決定キー、階層化されたメニューをより上位のものにもどってゆくための戻りキー、及び数値キーを備える。
<記録媒体>
続いて、再生装置200が再生の対象としている記録媒体について説明する。再生装置200により再生されるのは、BD-ROM100である。図2は、BD-ROM100の内部構成を示す図である。
"ボリューム管理領域"は、第1記録層の記録領域、第2記録層の記録領域、及び第3記録層の記録領域を、1つの連続したファイルシステム空間として扱うためのファイルシステム管理情報が記録されている領域である。
第4段目は、ファイルシステム管理領域の論理アドレス空間における領域割り当てを示す。ファイルシステム管理記録のうち、内周側には、非AVデータ記録領域が存在する。非AVデータ記録領域の直後には、AVデータ記録領域が存在する。
図3は、BD-ROMのアプリケーションフォーマットを示す図である。
例えば、再生装置が備えるバイトコードインタプリタであるJava仮想マシンを制御主体とした動作モード(BD-Jモード)において、再生装置が行うべき制御手順を規定する。JARファイルを格納したファイルは、5桁の数字zzzzzと、拡張子jarとによって識別される。
『STREAMディレクトリ』は、平面視ビデオストリームを格納したAVクリップファイル、及び立体視ビデオストリームを格納したAVクリップファイルが配置されるディレクトリである。平面視ビデオストリームを格納したファイルは、"xxxxx"という5桁の識別番号と、拡張子"m2ts"とによって識別される。立体視ビデオストリームを格納したファイルは、"xxxxx"という5桁の識別番号と、拡張子"ilts"とによって識別される。
図4は、ベースビューストリームを構成する各ソースパケット、及びエンハンスドビューストリームを構成する各ソースパケットがどのような過程を経てAVデータ領域に書き込まれるかを示す。本図の第1段目は、ベースビューストリームまたはエンハンスドビューストリームを構成するTSパケットを示す。
ベースビューストリームまたはエンハンスドビューストリームを構成するソースパケットは、1つ以上の"ATCシーケンス"を構成する。"ATCシーケンス"とは、ATSの時間軸を構成するソースパケットの配列であって、そのArrival_Time_Stampが参照しているArrival_Time_Clockに、不連続点(no arrival time-base discontinutiy)が存在しないものをいう。言い換えれば、そのArrival_Time_Stampが参照しているArrival_Time_Clockに、連続性が存在するソースパケット列を"ATCシーケンス"という。ATSは、TSパケットの先頭につけられ、デコーダへの転送時刻を示す。
かかるAVクリップは、通常のコンピュータファイル同様、1つ以上のファイルエクステントに分割され、各記録層上の領域に記録される。第3段目はAVクリップを示し、第4段目はAVクリップがどのように各記録層に記録されるかを模式的に示す。この第4段目においてファイルを構成する各ファイルエクステントは、予め定められたサイズ(このサイズを、S_EXTという)以上のデータ長を有する。
図6(a)は、TSパケットのパケットID(PID)がとりうる複数の数値範囲と、各数値範囲のパケットIDをもつTSパケットのPESストリーム種別とを対応付けて示す図である。
0x1011のパケットIDを有するTSパケットは、ベースビュービデオストリームを構成し、0x1012のTSパケットは、エンハンスドビュービデオストリームを構成する。
0x1220〜x123FのパケットIDを有するTSパケットは、ベースビューPGストリームを構成する。0x1240〜0x125FのパケットIDを有するTSパケットは、エンハンスドビューPGストリームを構成する。なお、平面視のためのグラフィクスPGストリームを構成するTSパケットであって、ベースビューPGストリームになりえないもののパケットIDは、0x1200〜0x121Fの数値範囲となる。
本図に示すように、ベースビューを構成するソースパケットのグループは、0x1011のPIDが付与されたベースビュービデオストリームのソースパケット(図中のVideo)、0x1100のPIDが付与されたオーディオストリームのソースパケット(図中のAudio)、0x1220,0x1221,0x1222,0x1223,0x1224,0x1225,0x1226のPIDが付与されたPGストリームのソースパケット(図中のPG)から構成される。
これらSEXT_L、SEXT_Rのサイズをどのように定めるかについて説明する。ここでエクステントは、再生装置においてライトビュー用リードバッファ、レフトビュー用リードバッファという2つのバッファに交互に読み出されてビデオデコーダに供される。そうすると、SEXT_L、SEXT_Rのサイズは、ライトビュー用リードバッファ及びレフトビュー用リードバッファをバッファフルにする時間を考慮して定める必要がある。つまり、ライトビュー用リードバッファへの転送レートを、Rmax1とすると、
ライトビュー用リードバッファ=Rmax1×"ジャンプを伴いながらレフトビュー用リードバッファをフルにする時間"
という関係を満たすよう、ライトビュー用リードバッファの容量を定めねばならない。ここでジャンプとは、ディスクシークと同義である。何故なら、BD-ROMにおいて記録に確保できる連続領域は有限であり、ベースビューストリーム及びエンハンスドビューストリームは、必ずしも、隣合わせで記録されるとは限らず、飛び飛びの領域に記録されることも有り得るからである。
RB1≧Rmax1×{2×Tjump+RB2/(Rud-Rmax2)}
となる。
同様の手順で、レフトビュー用リードバッファの容量RB2を求めると、
RB2≧Rmax2×{2×Tjump+RB1/(Rud-Rmax1)}
となる。
ライトビュー用リードバッファ、レフトビュー用リードバッファのメモリサイズの具体的な値としては、1.5Mbyte以下であり、本実施の形態においてエクステントサイズSEXT_R、SEXT_Lは、このライトビュー用リードバッファ、レフトビュー用リードバッファのサイズと同じサイズか、またはこれにほぼ等しいサイズに設定されている。以上がベースビューストリーム、エンハンスドビューストリームの記録のされ方についての説明である。
図8は、立体視のためのベースビューストリーム、エンハンスドビューストリームの内部構成の一例を示す図である。
ベースビューストリーム、エンハンスドビューストリームは例えば、ピクチャデータを含む。ピクチャデータには複数種類があり、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャといったピクチャデータを含む。
Pピクチャとは、基準となるIピクチャとの差分を示すピクチャデータである。
Bピクチャとは、基準となるIピクチャとPピクチャにより生成されるピクチャデータである。
本図の第2段目は、ベースビューストリームの内部構成を示す。このストリームには、ピクチャデータI1,P2,Br3,Br4,P5,Br6,Br7,P9というピクチャデータが含まれている。
また、エンハンスドビューストリームは、時間方向の冗長性を利用したピクチャ間予測符号化に加えて、視点間の冗長性を利用したピクチャ間予測符号化によって圧縮されている。すなわち、エンハンスドビューストリームのピクチャは、ベースビューストリームの同じ表示時刻のピクチャを参照して圧縮されている。
図9は、ゴーグルの透光/遮光を、図8のタイミングに従って切り替えることにより、どのような映像が再生に供されるかを示す図である。ここでフレーム表示期間が、1/24秒であり、ゴーグルにおけるライトビュー、レフトビューの透光/遮光を、1/48秒おきに変化させれば、ライトビュー、レフトビューのピクチャは、それぞれ交互に現れることになる。図9に示されるレフトビューの画像及びライトビューの画像は、画像内に現れる人物の顔の向きや位置が、レフトビュー画像と、ライトビュー画像とで僅かながらずれていることを模式的に示している(なお、図9、図10における人物の顔の向きや位置のズレは模式的なものである)。
続いてPGストリームについて説明する。図11は、PGストリームの構成を示す図である。図11(a)の第1段目は、AVClipを構成するTSパケット列を示す。第2段目は、PGストリームを構成するPESパケット列を示す。第2段目におけるPESパケット列は、第1段目におけるTSパケットのうち、所定のPIDをもつTSパケットからペイロードを取り出して、連結することにより構成される。
以上がEpochについての説明である。続いてDisplay Setについて説明する。
図12における破線hk1,2は、第2段目のDSが、第3段目のDSの類型のうちどの類型と対応しているかを示している。また、Epoch Start、Acquisition Point、Normal Caseという一連のDSは、第1段目のEpochを構成していることがわかる。『Epoch Start』、『Acquisition Point』、『Normal Case』は、DSの類型である。本図におけるAcquisition Point、Normal Caseの順序は、一例にすぎず、どちらが先であってもよい。
『Acquisition Point』は、Epochの開始時点ではないが、次の画面合成に必要な全ての機能セグメントを含んでいるDisplay Setである。Acquisition PointたるDSから頭出しを行えば、グラフィクス表示を確実に実現することができる。つまりAcquisition PointたるDSは、Epochの途中からの画面構成を可能にするという役割をもつ。Acquisition PointたるDisplay Setは、頭出し先になり得る位置に組み込まれる。そのような位置には、タイムサーチにより指定され得る位置がある。タイムサーチとは、何分何秒という時間入力をユーザから受け付けて、その時間入力に相当する再生時点から頭出しを行う操作である。かかる時間入力は、10分単位、10秒単位というように、大まかな単位でなされるので、10分間隔の再生位置、10秒間隔の再生位置がタイムサーチにより指定され得る位置になる。このようにタイムサーチにより指定され得る位置にAcquisition Pointを設けておくことにより、タイムサーチ時のPGストリーム再生を好適に行うことができる。
『Object_Definition_Segment』は、グラフィクスオブジェクトを定義する機能セグメントである。このグラフィクスオブジェクトについて以下説明する。
BD-ROMに記録されているAVClipは、ハイビジョン並みの高画質をセールスポイントにしているため、グラフィクスオブジェクトの解像度も、1920×1080画素という高精細な大きさに設定されている。1920×1080という解像度があるので、BD-ROMでは、例えば劇場上映用の字幕の字体、つまり、手書きの味わい深い字体の字幕表示やアニメーションキャラクターを鮮やかに再現できる。グラフィクスオブジェクトは、複数のランレングスデータからなる。ランレングスデータとは、ピクセル値を示すピクセルコードと、ピクセル値の連続長とにより、画素列を表現したデータである。ピクセルコードは、8ビットの値であり、1〜255の値をとる。ランレングスデータでは、このピクセルコードによりフルカラーの16,777,216色から任意の256色を選んで画素の色として設定することができる。なお、字幕として表示される場合、グラフィクスオブジェクトは、透明色の背景に、文字列を配置することで描画せねばならない。
『window_definition_segment』は、グラフィクスプレーンの矩形領域を定義するための機能セグメントである。Epochでは、クリア及び再描画が、グラフィクスプレーンにおけるある矩形領域内で行われている場合のみ、メモリ管理に連続性が生ずることは既に述べている。このグラフィクスプレーンにおける矩形領域は"window"と呼ばれ、このWDSで定義される。図14(a)は、WDSのデータ構造を示す図である。本図に示すようにWDSは、グラフィクスプレーンにおいてウィンドゥを一意に識別する『window_id』と、グラフィクスプレーンにおける左上画素の水平位置を示す『window_horizontal_position』と、グラフィクスプレーンにおける左上画素の垂直位置を示す『window_vertical_position』と、グラフィクスプレーンにおけるウィンドゥの横幅を示す『window_width』と、グラフィクスプレーンにおける縦幅を示す『window_height』とを用いて表現される。
window_horizontal_positionは、グラフィクスプレーンにおける左上画素の水平アドレスであるので、1〜video_widthの値をとり、window_vertical_positionは、グラフィクスプレーンにおける左上画素の垂直アドレスであるので1〜video_heightの値をとる。
WDSのwindow_horizontal_position、window_vertical_position、window_width、window_heightにより、グラフィクスプレーンの何処にウィンドゥを配置するか、ウィンドゥの大きさをどれだけにするかをEpoch毎に規定することができる。そのため、あるEpochに属するピクチャが表示されている期間において、ピクチャ内の絵柄の邪魔にならないように、ピクチャ上の余白にあたる位置に、ウィンドゥが現れるようオーサリング時に調整しておくことができる。これにより、例えばグラフィクスによる字幕表示を見易くすることができる。WDSはEpoch毎に定義可能なので、ピクチャの絵柄に時間的な変動があっても、その変動に応じて、グラフィクスを見易く表示することができる。そのため、結果として、字幕を映像本体に組み込むのと同じレベルにまで映画作品の品質を高めることができる。
続いて、PCSについて説明する。PCSは、対話的な画面を構成する機能セグメントである。PCSは、図14(b)に示すデータ構造で構成される。本図に示すようにPCSは、『segment_type』と、『segment_length』と、『composition_number』と、『composition_state』と、『pallet_update_flag』と、『pallet_id』と、『composition_object(1)〜(m)』とから構成される。
『composition_state』は、本PCSから始まるDisplay Setが、Normal Caseであるか、Acquisition Pointであるか、Epoch Startであるかを示す。
『pallet_id』は、PalletOnly Displey Updateに用いられるべきパレットを示す。
『window_id_ref』は、ウィンドゥ識別子(window_id)の参照値である。この参照値は、composition_object(i)に対応する画面構成を実現するにあたって、どのウィンドゥに、グラフィクスオブジェクトを表示させるべきかを示す。
『object_cropped_flag』は、オブジェクトバッファにおいてクロップされたグラフィクスオブジェクトを表示するか、グラフィクスオブジェクトを非表示とするかを切り換えるフラグである。"1"と設定された場合、オブジェクトバッファにおいてクロップされたグラフィクスオブジェクトが表示され、"0"と設定された場合、グラフィクスオブジェクトは非表示となる。
『object_vertical_position』は、グラフィクスプレーンにおける左上画素の垂直位置を示す。
『cropping_rectangle情報(1)(2)・・・・・(n)』は、『object_cropped_flag』が1に設定されている場合に有効となる情報要素である。破線wd2は、任意のcropping_rectangle情報(i)の内部構成をクローズアップしている。この破線に示すようにcropping_rectangle情報(i)は、『object_cropping_horizontal_position』、『object_cropping_vertical_position』、『object_cropping_width』、『object_cropping_height』からなる。
『object_cropping_vertical_position』は、グラフィクスプレーンにおけるクロップ矩形の左上画素の垂直位置を示す。
『object_cropping_height』は、グラフィクスプレーンにおけるクロップ矩形の縦幅を示す。
以上がPCSのデータ構造である。
<2デコーダモデルを採用する場合の制限>
続いて、レフトビューPGストリーム及びライトビューPGストリームのそれぞれについて、上述した各機能セグメントの各フィールドをどのように設定するのかについて説明する。
レフトビューのDSがNormal Caseである場合にも、対応するライトビューのDSはNormal Caseであることが望ましい。
また、レフトビューのDSのパレット定義セグメントと、これに対応するライトビューのDSのパレット定義セグメントとでは、コード値と、輝度及び色差との対応関係が同一の内容に設定されており、palette_idについても両者で同一になっている。
図16は、レフトビューのDSに属するWDS、PCSの記述例である。図16(a)において、WDSのwindow_horizontal_position(left)、window_vertical_positionは、グラフィクスプレーンにおけるウィンドゥの左上座標を、window_width,window_heightは、ウィンドゥの表示枠の横幅、縦幅を示す。ここで、window_horizontal_position(left)の(left)は、このwindow_horizontal_positionが、対応するライトビューのwindow_horizontal_position(Right)とは異なる値であることを意味する。
続いて、これらPCS、ODSを有したDisplay Setが、AVClipの再生時間軸上にどのように割り当てられるかについて説明する。Epochは、再生時間軸上においてメモリ管理が連続する期間であり、Epochは1つ以上のDisplay Setから構成されるので、Display SetをどうやってAVClipの再生時間軸に割り当てるかが問題になる。ここでAVClipの再生時間軸とは、AVClipに多重されたビデオストリームを構成する個々のピクチャデータのデコードタイミング、再生タイミングを規定するための想定される時間軸をいう。この再生時間軸においてデコードタイミング、再生タイミングは、90KHzの時間精度で表現される。Display Set内のPCS、ODSに付加されたDTS、PTSは、この再生時間軸において同期制御を実現すべきタイミングを示す。このPCS、ODSに付加されたDTS、PTSを用いて同期制御を行うことが、再生時間軸へのDisplay Setの割り当てである。
最初の表示に必要なODSのデコードは、このDECODEDURATION内に行われることになる。図19の期間mc1は、DSnに属する任意のODS(ODSm)のデコードがなされる期間を示す。このデコード期間の開始点は、DTS(ODSn[ODSm])により示され、このデコードの終了点は、PTS(ODSn[ODSm])により示される。
<クリップ情報ファイル>
図20は、クリップ情報ファイルの一例を示す図である。クリップ情報ファイルは、本図に示すようにAVクリップの管理情報であり、AVクリップと1対1に対応し、クリップ情報と、ストリーム属性テーブルと、エントリーマップテーブルとから構成される。
引き出し線zh2は、ベースビューストリームの内部構成をクローズアップして示している。引出線に示すように、PID=0x1011のTSパケットによって構成されるベースビューのストリーム属性情報として、コーディック、解像度、アスペクト比、フレームレートが記述される。
エントリーマップは、あるパケットIDを用いて特定されるSTC時間軸のうち、任意のソースパケットのソースパケット番号と、STC時間軸におけるPTSとの対応付けを示すテーブルである。
STC時間軸は、デコード時刻、表示時刻を表すMPEG2-TSの時間軸である。AVストリームのシステム基準時刻であるSTC(System Time Clock)の不連続点(system time-base discontinuity)が存在しない1つのソースパケットのまとまりを"STCシーケンス"と呼ぶ。
引出線eh1に示すように、エントリーマップテーブルには、PID=0x1011のTSパケットによって構成されるベースビューストリームについてのエントリーマップ、PID=0x1012のTSパケットによって構成されるエンハンスドビューストリームについてのエントリーマップというように、複数種別のTSパケットによって構成されるパケッタイズドエレメンタリストリームのそれぞれについて、エントリーマップが存在する。エントリーマップにおいて、一対となるPTSとSPNとの組みを含む情報を"エントリーポイント"と呼ぶ。エントリーポイントは、PTSとSPNとの組みに、当該SPNからのデコードが可能であるか否かを示す表示方式フラグ(is_angle_changeフラグ)を対応付けた情報である。また、先頭を0としてエントリーポイント毎にインクリメントした値を"エントリーポイントID(以下EP_ID)"と呼ぶ。
本図(b)は、(a)に示したPID=0x1011のTSパケットに対応するエントリーマップ内の複数のエントリーポイントによって、どのソースパケットを指示されるかを示す。EP_ID=0に対応するエントリーポイントは、SPN=3を指し示しており、このソースパケット番号をPTS=80000と対応付けている。EP_ID=1に対応するエントリーポイントは、SPN=1500を指し示しており、このソースパケット番号をPTS=270000に対応付けている。
図22は、エントリーマップによるエントリーポイントの登録を示す。第1段目は、STCシーケンスにて規定される時間軸を示す。第2段目は、クリップ情報におけるエントリーマップを示す。第3段目は、ATCシーケンスを構成するソースパケット列を示す。
エントリーマップが、ATCシーケンスのうちSPN=n1のソースパケットを指定している場合、このエントリーマップのPTSを、STCシーケンスにおけるPTS=t1に設定しておく。そうすると、PTS=t1という時点を用いて、ATCシーケンスにおけるSPN=n1からのランダムアクセスを再生装置に実行させることができる。またエントリーマップが、ATCシーケンスのうちSPN=n21のソースパケットを指定している場合、このエントリーマップのPTSを、STCシーケンスにおけるPTS=t21に設定しておく。そうすると、PTS=t21という時点を用いて、ATCシーケンスにおけるSPN=n21からのランダムアクセスを再生装置に実行させることができる。
第5段目は、インターリーブ記録されたレフトビュー、ライトビューのエクステントであり、これまでの図に示したものと同一である。第3段目は、PID=0x1011、PID=0x1012のそれぞれに対応するエントリーマップである。PID=0x1011に対応するエントリーマップは、n1を指し示すエントリーポイント、n8を指し示すエントリーポイントを含む。これらのエントリーポイントは、n1,n8と、STC時間軸におけるt1、t2との対応付けを示す。PID=0x1012に対応するエントリーマップは、n11を指し示すエントリーポイント、n18を指し示すエントリーポイントを含む。これらのエントリーポイントは、n11,n18と、STC時間軸におけるt1、t2との対応付けを示す。
<プレイリスト情報>
続いて、プレイリスト情報の詳細について説明する。
図24は、プレイリスト情報のデータ構造を示す図であり、本図において、プレイリスト情報は、再生属性情報、メインパス情報、サブパス情報テーブル、エクステンションデータを含む。
BaseView_indicatorは、0ならばBaseViewはLeftであり、1ならばBaseViewはRightであることを示す。
『Clip_codec_identifier』は、AVクリップの符号化方式を示す。
『ref_to_STC_id[0]』は、このSubPlayItemが対象としているSTC_Sequenceを一意に示す。
『SubPlayItem_Out_time』は、SubClipの再生時間軸上における、SubPlayItemの終点を示す情報である。
『sync_PlayItem_id』は、MainPathを構成するPlayItemのうち、本SubPlayItemが同期すべきものを一意に指定する情報である。SubPlayItem_In_timeは、このsync_PlayItem_idで指定されたPlay Itemの再生時間軸上に存在する。
図26は、レフトビュー、ライトビューに対して、どのような再生区間が定義されているかを示す。本図は、図23をベースとして作図されており、このベースとなる図の第2段目の時間軸に、PlayItemのIn_Time及びOut_Timeを描いている。第1段目の時間軸に、SubPlayItemのIn_Time及びOut_Timeを描いている。第3段目から第5段目は、図23の第3段目から第5段目と同一である。レフトビュー、ライトビューのIピクチャは、時間軸において同じ時点になる。
図27は、ビデオストリーム番号テーブルの内部構成を示す図である。引き出し線mh1に示すように、ビデオストリーム番号テーブルは、stream_entry及びstream_attributeの組みから構成される。
図28は、STN_tableにおけるPGストリーム情報テーブルの内部構成を示す。STN_tableにおけるPGストリーム情報テーブルは、「表示方式情報」と、「N個のストリーム情報」とから構成される。n個のストリーム情報のそれぞれは、ストリーム番号のそれぞれに対応付けられており、stream_entryと、stream_attributeとから構成される。引き出し線gh1は、stream_entryの内部構成をクローズアップして示している。stream_entryには、『ref_to_stream_PID_of_mainClip』、又は、『ref_to_Sub_Path_id』、『ref_to_SubClip__entry_id』、『ref_to_stream_PID_of_subClip』のどちらが設定される。『ref_to_stream_PID_of_SubClip』は、ストリーム番号に対応するPGストリームが、ビデオストリームと同じAVClipに存在する場合に、そのPGストリームについてのPIDを示す。
N個のenhanced_view_is_availableフラグe1と、N個のstream_entry及びstream_attributeの組みf1とから構成される。これらは、1〜Nのストリーム番号に対応付けられており、enhanced_view_is_availableフラグは、1〜Nのストリーム番号を用いることで一意に特定することができる。stream_entry及びstream_attributeの組みも、1〜Nのストリーム番号を用いることで一意に特定することができる。
これらのテーブルにおけるstream_entryの順位は、再生装置がストリームを選択するにあたって、ストリーム選択の優先順位を意味する。つまり、テーブルにおいてエントリーが高い順位にあるものを再生装置は、優先的に選択することになる。
続いて、STN_table_extensionにおけるPGストリーム情報テーブルについて説明する。STN_table_extensionにおけるPGストリーム情報テーブルの内部構成は、N個のストリーム情報を含んで構成される。n個のストリーム情報のそれぞれは、ストリーム番号のそれぞれに対応付けられており、「stream_entry」と、「stream_attribute」とを含む。stream_entryは、再生可能なレフトビューPGストリームを構成するPESパケットのPIDに対する参照値、及びライトビューPGストリームを構成するPESパケットのPIDに対する参照値の組みを含む。
以上がプレイリスト情報についての説明である。
<再生装置>
続いて、再生装置の詳細について説明する。図31は、再生装置の内部構成を示す図である。再生装置200は、BDドライブ201、システムLSI(再生部)1、HDMIインタフェース202、再生状態/設定レジスタ(Player Status/Setting Register)セット203、静的シナリオメモリ205、再生制御エンジン206、ヒープメモリ207、BD-Jプラットフォーム208、動的シナリオメモリ209、モード管理モジュール210、コマンドインタプリタ211、及びUO検知モジュール212を含んで構成される。
周辺回路4fは、Transport Buffer4c、4dから読み出されたTSパケットを、機能セグメントに変換する処理を行うワイヤロジックである。変換により得られた機能セグメントはCoded Data Buffer(EB)に格納される。
Video Decoder for Right view5bは、PID Filter3から出力された複数TSパケットを復号して非圧縮形式のライトビューピクチャを得てVideo Plane(R)6bに書き込む。
Video Plane(L)6aは、非圧縮形式のレフトビューピクチャを格納しておくためのメモリである。
切り替え器7は、レフトビューピクチャ及びライトビューピクチャの何れを加算器13に出力するか切り替える。
Graphics Decoder for Left view8aは、レフトビューのPGスストリームをデコードして、非圧縮グラフィクスを得て、これをグラフィクスオブジェクトとしてGraphics Plane for Left view9aに書き込む。具体的には、図32に示すように、Coded Data Buffer(EB)81a、PERIPHERAL CIRCUITRY82a、Stream Graphics Processor83a、Object Buffer(OB)84a、Composition Buffer(CB)85a、Graphics Controller86aから構成される。
Composition Buffer85aは、PCS、PDSが配置されるメモリである。
Graphics Controller86aは、Composition Buffer85aに配置されたPCSを解読して、PCSに基づく制御をする。具体的には、グラフィクスのObject Buffer(OB)84aへの書き込み、及びObject Buffer(OB)84aからのグラフィクスの読み出し、グラフィクスの表示を実行する。この制御の実行は、PCSを格納したPESパケットのPTSの値に示される時点においてなされる。
Graphics Plane for Left view9aは、一画面分の領域をもったプレーンメモリであり、一画面分の非圧縮グラフィクス(レフトビュー)が格納される。
CLUT UNIT for L10aは、設定されているpalette_idにより示されるPDSのカラールックアップテーブルを用いて、Graphics Plane for Left view9aに格納されている画素コードを、Y,Cr,Cbといったピクセル値に変換する。
ここで、CLUT UNIT for L10a及びCLUT UNIT for R10bには、共通のpalette_idが設定されている。
OFFSET UNIT for R11bは、色変換されたライトビュー非圧縮グラフィクスの奥行きを調整する。
CLUT出力切り替え器12は、加算器13に出力すべき非圧縮グラフィクスを、レフトビュー非圧縮グラフィクスとライトビュー非圧縮グラフィクスとの間で切り替える。
Audio Decoder14は、PID Filter3から出力されたTSパケットを復号して、非圧縮形式のオーディオデータを出力する。
図31に戻って、HDMI送受信部202は、例えばHDMI規格(HDMI:High Definition Multimedia Interface)に準拠したインタフェースを含み、再生装置とHDMI接続する装置(この例ではテレビ300)との間でHDMI規格に準拠するように送受信を行うものであり、加算器13により加算された映像と、オーディオデコーダ14によってデコードされた非圧縮のオーディオデータとを、HDMI送受信部202を介してテレビ300に伝送する。
再生状態/設定レジスタ(PSR)セット203は、プレイリストの再生状態を格納する再生状態レジスタ、再生装置におけるコンフィグレーションを示すコンフィグレーション情報を格納する再生設定レジスタ、コンテンツが利用する任意の情報を格納できる汎用レジスタを含む、レジスタの集まりである。プレイリストの再生状態とは、プレイリストに記載されている各種AVデータ情報の中のどのAVデータを利用しているか、プレイリストのどの位置(時刻)を再生しているかなどの状態を現す。プレイリストの再生状態が変化した際は、再生制御エンジン206がPSRセット203に対し、その内容を格納する。また、HDMVモードの動作主体であるコマンドインタプリタもしくはBD-Jモードの動作主体であるJavaプラットフォームが実行しているアプリケーションからの指示により、アプリケーションが指定した値を格納したり、格納された値をアプリケーションに渡したりすることが可能である。
立体視ケーパビリティは、再生装置に立体視再生を実行する能力が存在するかどうかを示す。
立体視再生フラグは、ユーザが、立体視再生を実行することを意図しているかどうかを示す。
BD-Jプラットフォーム208は、BD-Jモードの動作主体であるJavaプラットフォームであり、Java2Micro_Edition(J2ME) Personal Basis Profile(PBP 1.0)と、Globally Executable MHP specification(GEM1.0.2)for package media targetsとをフル実装しており、クラスローダ、バイトコードインタプリタを含む。クラスローダは、システムアプリケーションの1つであり、JARアーカイブファイルに存在するクラスファイルからバイトコードを読み出して、ヒープメモリに格納することにより、BD-Jアプリケーションのロードを行う。バイトコードインタプリタは、ヒープメモリ207に格納されているBD-Jアプリケーションを構成するバイトコード、システムアプリケーションを構成するバイトコードをネイティブコードに変換して、MPUに実行させる。
HDMVモジュールの一例であるコマンドインタプリタ211は、HDMVモードの動作主体となるDVD仮想プレーヤであり、HDMVモードの実行主体となる。HDMVモードの動作主体であるコマンドインタプリタは、シナリオプログラムを構成するナビゲーションコマンドを解読して実行するものである。ナビゲーションコマンドは、DVD-Videoと似たようなシンタックスで記述されているため、かかるナビゲーションコマンドを実行することにより、DVD-Videoライクな再生制御を実現することができる。
<プレイリスト再生処理>
続いて、プレイリスト再生処理の詳細について説明する。
ステップS1においてプレイリスト情報ファイルを読み込み、ステップS2〜ステップS5の処理に突入する。ステップS2は、再生装置にケーパビリティが存在するか否かの判定である。ステップS3は、再生装置の接続相手であるテレビに、立体視再生の処理能力が存在するか否かの判定である。ステップS4は、カレントプレイリストの再生属性情報における表示方式フラグが有効かどうかの判定である。ステップS2〜ステップS4の何れかがNoと判定されれば、ステップS5に移行して、各プレイアイテム情報におけるSTN_tableに基づくプレイアイテム再生を実行する。
図34は、STN_table_extensionに基づく再生手順を示すフローチャートである。
ステップS51において、カレントPlayItem番号を"1"に初期化して、ステップS52〜S62のループに移る。このループは、カレントプレイアイテム番号に対してステップS52〜ステップS60の処理を実行して、カレントプレイアイテム番号をインクリメントするという処理を(ステップS61)、カレントプレイアイテム番号が最終になるまで繰り返すものである(ステップS62でYes)。ステップS52〜ステップS60は、以下のものである。
エンハンスドビューストリームを選択し、カレントPGストリームを選択して(ステップS53)、選択したストリームのカレントストリーム番号をPSRに書き込み(ステップS54)、カレントストリーム番号に対応するSubPlayItemを特定する(ステップS55)。エンハンスドビューストリームのパケットID[j]に対応するエントリーマップ[j]を用いて特定されたSubPlayItemIn_Time、SubPlayItemOut_TimeをStart_SPN[j]、End_SPN[j]に変換する(ステップS56)。
Procedure when playback condition is changedは、何等かの事象が再生装置に生じたため、再生装置の状態が変化した際に実行すべき処理手順を示す。
図35(a)は、装置状態変化時におけるPSR2の設定手順を示すフローチャートである。ここで、PSR2は、PGのカレントストリーム番号を示すものとする。
ステップS11は、STN_tableにおけるentry数が0であるか否かの判定であり、もし0であればPSR2の値を維持する(ステップS13)。
本フローチャートにおけるステップS20は、XよりSTN_tableのentry数が多く、尚且つ、条件(A)が真であるかを判定するものである。条件(A)とは、PSR2で特定されるPGストリームを再生する能力が再生装置に存在することであり、PSR15(字幕ケーパビリティを示す)と、PGストリームのStream_coding_typeの比較で判定される。もしXがこの条件を満たすなら、PSR2にXを設定する(ステップS21)。
(a)グラフィクス字幕ストリームiを再生する能力が再生装置に存在すること
(b)グラフィクス字幕ストリームiの言語属性が再生装置の言語設定と一致すること
この(b)の条件は、STN_tableにおけるPG_language_codeがPSR16(装置の言語設定を示す)と一致するか否かの判定でなされる。
(a)テキスト字幕ストリームiをフォントで展開して再生する能力が再生装置に存在すること
(b)テキスト字幕ストリームiの言語属性が再生装置の言語設定と一致すること
(a)の条件を具備しているかの判定は、再生装置のPSR30が"再生能力有"を示すかどうかでなされる。(b)の条件を具備しているかの判定は、STN_tableのtextST_language_codeがPSR16の設定値と一致しているかどうかでなされる。
ステップS36は、(a)を満たすグラフィクス字幕が存在しないかどうかの判定であり、もし存在しないのなら、Invalidな値(0xFFFF)をPSR2に設定する(ステップS38)。
ステップS37は、(a)(b)の双方を満たすPGストリームが存在するかどうかの判定であり、もし存在するのなら(a)(b)を満たすPGストリームのうち、STN_tableにおけるエントリー順位が最も高いものをPSR2に設定する(ステップS41)。
PRS2が設定されると、再生装置においてレフトビュー及びライトビューを用いた3D再生が可能か否かを判定する。3D再生が可能である場合には、PSR2のストリーム番号に対応するレフトビューPGストリーム及びライトビューPGストリームのPIDをPID Filter3に設定して、パケットフィルタリングを行わせる。
以上のように本実施の形態によれば、レフトビューPGストリームの複数のDSとライトビューPGストリームの複数のDSとは、1対1に対応しており、対応するDSの画面構成セグメントには、同一のPTSが設定されている。また、対応するDSの画面構成セグメントにおいて、composition_stateが同一の内容に設定されている。
したがって、これらのDSを頭出しがなされることが判明している位置に配置することで、ランダムアクセスの際、一方のPGストリームがデコード可能であれば、必ず、他方のPGストリームのデコードも可能となる。ゆえに、ランダムアクセス時におけるグラフィクスの立体視を保証することができる。
(変形例1−1)
再生装置において、レフトビュー用にCLUT UNIT for L10a、ライトビュー用にCLUT UNIT for R10bを備える構成を示した。ただし、各CLUT UNITに設定すべきパレットのidが共通であったため、CLUT UNITを共通にすることが可能である。以下、レフトビュー及びライトビューとで共通のCLUT UNITへと替えた一変形例について説明する。
Graphics Plane for Left view9a及びGraphics Plane for Right view9bはそれぞれ、CLUT出力切り替え器15に接続されている。
CLUT出力切り替え器15は、CLUT UNIT10に出力すべき非圧縮グラフィクスを、レフトビュー非圧縮グラフィクスとライトビュー非圧縮グラフィクスとの間で切り替える。
上述のように、Graphics Plane for Left view9a及びGraphics Plane for Right view9bの出力が、CLUT出力切り替え器15を介して共通のCLUT UNIT10に接続されているため、ハードウェア規模を削減できるとともに、2D用のGraphics Decoderから、少ない変更で3D用Graphics Decoderを構成できるというメリットがある。
(実施の形態2)
実施の形態1では、2デコーダモデルにおいて、PGグラフィクスストリームの立体視を実現する手段について説明したが、本実施の形態では、2デコーダモデルにおけるインタラクティブグラフィクス(以下、「IG」という)ストリームの立体視について説明する。
図39は、様々な種別の機能セグメントにて構成される論理構造を示す図である。本図は第1段目にEpochを、第2段目にDisplay Setを、第3段目にDisplay Setの類型を、第4段目にDisplay Setに属する機能セグメントを、それぞれ示す。IGストリームにも、Epoch Start、Acquisition Point、Normal Caseという類型があるが、これはPGで説明した通りである。
図40(a)(b)は、ICSとInteractive_compositionとの対応関係を示す図である。ICSとInteractive_compositionとの対応関係には、図40(a)に示すような1対1のものと、図40(b)に示すような1対多のものとがある。
1対多の対応関係になるのは、Interactive_compositionのサイズが大きく、Interactive_compositionがフラグメント化され、複数ICSに格納される場合である。複数ICSへの格納が可能なので、Interactive_compositionサイズには制限がなく、512Kバイトであろうと、1Mバイトであろうと、Interactive_compositionのサイズを大きくすることができる。ICS、Interactive_compositionには1対多の対応関係もあり得るが、簡単を期するため、以降の説明では、ICS、Interactive_compositionの対応関係は、1対1であるとする。
『Stream_model』は、Interactive_compositionが想定しているストリームモデルのタイプを示す。ストリームモデルとは、Interactive_compositionがどのような形態でBD-ROMに記録されて、再生装置におけるコンポジションバッファ上でどのように扱われるかを示すものであり、Stream_modelは、グラフィクスストリームがAVClipから多重分離されてコンポジションバッファ上にロードされたものであるか(i)、SubClipとして、コンポジションバッファにプリロードされたものであるか(ii)を示す。
『selection_time_out_pts』は、セレクテッド状態にあるボタンを自動的にアクティベートするためのタイムアウト時刻を示す。ボタンとは、マルチページメニューにおける個々の選択項目であり、かかるボタンの状態をアクティブ状態に変化させる時間を規定しているのがこのselection_time_out_ptsである。
『user_time_out_dutration』は、ユーザ操作により表示され得るページを消去するためのタイムアウト時刻を示す。Always-onU/Iでは、2ndPage以降のPage(SubPageという)がユーザ操作により表示されるので、このuser_time_out_dutrationのタイムアウトにより、SubPageのみが消去され、1stPageのみとなる。Pop-upU/Iでは、SubPageだけではなく、マルチページメニュー全体がユーザ操作により表示されるので、user_time_out_dutrationのタイムアウトにより、全てのページが消去され何も表示されない状態(No Menu Display)になる。
『default_selected_button_id_ref』は、Page(x)の表示が始まったとき、デフォルトでセレクテッド状態に設定すべきボタンを動的に定めるか、静的に定めるかを示す。本フィールドが”OxFF”であれば、デフォルトでセレクテッド状態に設定すべきボタンを動的に定める旨を示す。動的に定める場合、再生装置における状態レジスタ(Player Status Register(PSR))の設定値が優先的に解釈され、PSRに示されるボタンがセレクテッド状態になる。本フィールドが0xFFでなければ、デフォルトでセレクテッド状態に設定すべきボタンを静的に定める旨を示す。この場合、『default_selected_button_id_ref』に規定されたボタン番号でPSRを上書きし、本フィールドで指示されるボタンをセレクテッド状態にする。
『ボタン情報(Button_info)』は、Page(x)上に表示される各ボタンを定義する情報である。以上のフィールドにより、Multi-Pageメニューにおける個々のページは特定される。続いてボタン情報の内部構成について説明する。Page(x)における任意のボタンをボタン(i)であると仮定した場合、このボタン(i)の内部構成が、どのようにして規定されるかについて説明する。図42における破線の矢印cx1は、ボタン(i)を規定するボタン情報iの内部構成をクローズアップしている。
『button_numeric_select_value』は、ボタン(i)の数値選択を許可するか否かを示すフラグである。
『auto_action_flag』は、ボタン(i)を自動的にアクティブ状態にするかどうかを示す。auto_action_flagがオン(ビット値1)に設定されれば、ボタン(i)は、セレクテッド状態になる代わりにアクティブ状態になる。auto_action_flagがオフ(ビット値0)に設定されれば、ボタン(i)は、選択されたとしてもセレクテッド状態になるにすぎない。
『neighbor_info』は、ボタン(i)がセレクテッド状態になっていて、上下左右方向へのフォーカス移動が命じられた場合、どのボタンをセレクテッド状態に設定するかを示す情報であり、『upper_button_id_ref』,『lower_button_id_ref』,『left_button_id_ref』,『Right_button_id_ref』からなる。
『lower_button_id_ref』,『left_button_id_ref』,『Right_button_id_ref』は、ボタン(i)がセレクテッド状態である場合において、リモコンが操作され、下方向へのフォーカス移動を命じるキー(MOVE Downキー),左方向へのフォーカス移動を命じるキー(MOVE Left キー),右方向へのフォーカス移動を命じるキー(MOVE Right キー)が押下された場合、ボタン(i)の押下の代わりに、セレクテッド状態にすべきボタンの番号を示す。もしこのフィールドにボタン(i)の番号が設定されていれば、これらのキーの押下は無視される。
『normal_start_object_id_ref』は、ノーマル状態のボタン(i)をアニメーションで描画する場合、アニメーションを構成する複数ODSに付加された連番のうち、最初の番号がこのnormal_start_object_id_refに記述される。
『selected_state_info』は、ボタン(i)のセレクテッド状態を規定する情報であり、『selected_state_sound_id_ref』、『selected_start_object_id_ref』、『selected_end_object_id_ref』、『selected_repeat_flag』を含む。
『selected_end_object_id_ref』は、セレクト状態のボタンをアニメーションで描画する場合、アニメーションを構成する複数ODSに付加された連番たる『object_ID』のうち、最後の番号がこのselected_end_object_id_refに記述される。このselected_end_object_id_refに示されるIDが、selected_start_object_id_refに示されるIDと同じである場合、このIDにて示されるグラフィクスオブジェクトの静止画が、ボタン(i)の絵柄になる。
『activated_state_info』は、ボタン(i)のアクティブ状態を規定する情報であり、 『activated_state_sound_id_ref』、『activated_start_object_id_ref』、『activated_end_object_id_ref』を含む。
『activated_end_object_id_ref』は、アクティブ状態のボタンをアニメーションで描画する場合、アニメーションを構成する複数ODSに付加された連番たる『object_ID』のうち、最後の番号がこのactivated_end_object_id_refに記述される。
<2デコーダモデルを採用する場合の制限>
続いて、レフトビュー及びライトビューのそれぞれについて、上述した各機能セグメントの各フィールドをどのように設定するのかについて説明するが、基本的にはPGの場合と同様である。すなわち、レフトビューIGストリームに含まれるDSの類型、及びcomposition_numberと、これに対応する、ライトビューIGストリームに含まれるDSの類型、及びcomposition_numberとが、同一の内容に設定されている。
さらに、レフトビューのDSのパレット定義セグメントと、これに対応するライトビューのDSのパレット定義セグメントとでは、コード値と、輝度及び色差との対応関係が同一の内容に設定されており、palette_idについても両者で同一になっている。
図43は、レフトビューのDSに属するICSの記述例である。図43に示すように、button情報(0)により定義されるタイトル1ボタンは、グラフィクスプレーンの座標系においてbutton_horizontal_position 1(left), button_vertical_positionを基準点(左上)とした範囲に配置される。また、button情報(number_of_buttons-1)により定義されるタイトルmボタンは、グラフィクスプレーンの座標系においてbutton_horizontal_position m(left), button_vertical_positionを基準点(左上)とした範囲に配置される。こうすることにより、各タイトルボタンがグラフィクスプレーンに書き込まれる。これにより、タイトルボタンは動画像と合成され表示される。
また、レフトビューとライトビューとでbutton _idには共通の値が設定される。これは、2デコーダ構成を採用した再生装置において、グラフィクスコントローラを2つのデコーダで共通にする構成をとっているからである。そのため、レフトビューとライトビューとで対応するDSのグラフィクスオブジェクトのbutton _idを同じ値に設定しておかないと、グラフィクスコントローラは、どのグラフィクスオブジェクト同士が対応関係にあるのか判別できないためである。
さらに、レフトビューとライトビューとで対応するDSにおいて、composition_time_out_pts、selection_time_out_pts、user_time_out_dutrationが、同一の内容に設定されている。
<再生装置>
続いて、本実施の形態における再生装置に搭載されるシステムLSIの詳細について説明する。図45は、本実施の形態におけるシステムLSIの内部構成を示す図である。基本的な構成は図32と同様である。図32と異なる点は、グラフィクスコントローラ86がレフトビューグラフィクスデコーダとライトビューグラフィクスデコーダとで共通になっていることである。以下、この理由を説明する。IGの場合には、グラフィクスデコーダは、UO検知モジュールからUOの通知を受け付けることが想定される。そのため、グラフィクスコントローラが2つあると、各々がUO検知モジュールからUOの通知を受け付けることになる。そうすると、UO検知モジュールからグラフィクスコントローラへのUOの通知はシリアルにしか行えないため、グラフィクスコントローラ間に時間差が生じることになる。その結果、UOに基づく処理を実行する際に、グラフィクスコントローラ間で不具合が生じる可能性がある。そのため、グラフィクスコントローラ86をレフトビューとライトビューとで共通にしている。
また、UO検知モジュール212からUOの通知を受け取ったときには、このUOに対応した制御をGraphics Decoder for Left view及びGraphics Decoder for Right viewのそれぞれに対して行う。
(補足)
以上、本願の出願時点において、出願人が知り得る最良の実施形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限られないことは勿論である。
(1)再生装置200は、ローカルストレージをさらに備えていてもよい。ローカルストレージは、ビルドインメディア、リムーバブルメディアを備え、ダウンロードしてきた追加コンテンツやアプリケーションが使うデータなどの保存に用いられる。追加コンテンツの保存領域はBD-ROM毎に分かれており、またアプリケーションがデータの保持に使用できる領域はアプリケーション毎に分かれている。また、ダウンロードした追加コンテンツをどのようにBD-ROM上のデータとマージされるか、マージ規則が記載されたマージ管理情報もこのビルドインメディア、リムーバブルメディアに保存される。
リムーバブルメディアとは、例えば可搬性を有する記録媒体であり、好適にはSDカードなどの可搬性を有する半導体メモリカードである。
リムーバブルメディアを半導体メモリカードとしたときを例に説明をすると、再生装置にはリムーバブルメディアを装着するためのスロット(図示せず)およびスロットに装着されたリムーバブルメディアを読み取るためのインターフェース(例えばメモリーカードI/F)が備えられており、スロットに半導体メモリを装着すると、リムーバブルメディアと再生装置とが電気的に接続され、インターフェース(例えばメモリーカードI/F)を利用して、半導体メモリに記録されたデータを電気信号に変換して読み出すことが可能となる。
(2)追加コンテンツとして、レフトビュー及びライトビューのPGストリームを別途ダウンロードすることにより取得することがある。その場合に、一つのAVClip内に、レフトビュー及びライトビューのPGストリームのみが存在する場合が考えられる。この場合の制限について説明する。
上から2段目は、PGストリーム(L)をTSパケット化している様子を示している。
1番下の段は、PGストリーム(R)の構成例を示しており、ここではDisplay Set(R)1とDisplay Set(R)2の2つのDSから構成されている。
ここで、3D表示のためにはレフトビューとライトビューとでペアになるDSが必要であるが、この図ではDisplay Set(L)1とDisplay Set(R)1、及びDisplay Set(L)2とDisplay Set(R)2が、それぞれペアとして3D表示のために用いられる。多重化の際には、ペアとなるレフトビューのDSとライトビューのDSは、本図に示すように、常にレフトビューのDSの方が、ストリーム上で先行するよう配置される。すなわち、レフトビューのDSの方が、TSパケットナンバーが小さくなるよう配置される。それに加えて、エントリーマップテーブルをレフトビューストリームに対して設定する。これにより、飛び込み再生時であっても、レフトビューのDSをデコードした直後にライトビューのDSをデコードできるため、常にレフトビューDSとライトビューDSをペアでデコードできる。よって、ペアのうち片方だけがデコードでき、もう一方がデコードできないといった事態を回避することができる。
なお、この例ではエントリーの後方にペアとなるDSを配置するように記載したが、両方のDSをエントリーの前方に配置するようにしてもよい。この場合、エントリーを元に飛び込み再生を行った場合、ペアとなる両方のDSがデコードできないため、レフトビュー及びライトビューのどちらか片方だけが表示されることを防ぐことができ、視聴者の違和感を軽減できる。
(3)上記各実施の形態では、レフトビューとライトビューとで別々のPGストリームを用意する場合について説明したが、ここでは1本のPGストリームで3D表示に対応させる第1の方法について説明する。図47は、3D-PCSのデータ構造を示している。図14で説明したPCSと3D-PCSとの差は、composition_object()で示されるフィールドにおいて、objectが左目用か右目用かを示すL_R_flagが追加されていることである。例えば、あるcomposition_object()が左目用を示す場合には、L_R_flagは0に設定され、右目用を示す場合には、L_R_flagは1に設定される。
また、機能セグメントとしての3D-PCSは、多重化(2D用のPCSを含む)される際、図48(a)で示すように、ストリーム上において、2D用のPCSよりも先行した位置に配置されている。言い換えると、2D用のPCSよりもTSパケットナンバーが小さくなるよう配置されており、これにより、3D対応再生装置は、3D-PCSを先に見つけることが可能となるため、3D表示に必要ない2D用のPCSを読み飛ばすことが可能となる。
(4)上記実施の形態では、レフトビューとライトビューとで対応するDSにおいてcomposition_numberを等しく設定するとしたが、新しいフィールド(例えばL_R_Pairing_number)を設けて、このフィールドが、対応するDSで等しくなるよう設定してもよい。
(5)上記実施の形態では、レフトビューPGストリームは、当該ストリーム内のオブジェクトを参照し、ライトビューPGストリームは、当該ストリーム内のオブジェクトを参照するとしたが、例えば、ライトビューPGストリームからレフトビューPGストリームのオブジェクトを参照するようにしてもよい。このように左右のPGストリームが、互いのオブジェクトを参照できるようにすることで、左右で同じオブジェクトを伝送する必要がなくなり、伝送に必要な帯域を節約できるというメリットがある。
(6)上記実施の形態では、液晶シャッタゴーグル104は、液晶シャッタと制御部とから構成され、視聴者の左目にレフトビュー用の画像を、右目にライトビュー用の画像を供する仕組みとしたが、これに限定される必要はない。例えば、液晶ではなく偏光フィルタを用いることにより立体視を実現する眼鏡が市販されているが、そのような機構が用いられた眼鏡を用いてももちろんよい。
(7)上記実施の形態では、液晶シャッタゴーグル104を用いて立体視視聴を行う方法を前提に説明したが、レフトビュー画像・ライトビュー画像をそれぞれ左眼・右眼に視聴させる他の方式を利用してもよい。例えば、サイドバイサイド方式や、レンチキュラレンズなどを表示ディスプレイに使い、眼鏡などの特別な視聴器具を利用しない方式を用いていても構わない。
<記録装置としての実施>
再生装置200が、ローカルストレージおよびリムーバブルメディアを具備している場合、これらへの書き込みを想定した構成になっているので、本願明細書に記載された再生装置は、記録装置としての機能を兼備しているといえる。再生装置200が記録装置として機能する場合、以下の2つの態様によって、管理オブジェクトの書き込みを実行する。
ここで、前記BD-ROMには、ディスクルート証明書の識別子、BD-ROMコンテンツを頒布した組織の識別子、BD-ROMの識別子が記録されており、追加コンテンツが格納されるべき領域は、ディスクルート証明書識別子と、組織識別子と、BD-ROM識別子とを含むファイルパスによって特定される。
前記ローカルストレージが、ディレクトリ名、及び、ファイル名が255文字以下に制限されたファイルシステムを有している場合、前記ローカルストレージへの書き込みに用いられるファイルパスは、8文字以下のディレクトリ名、及び、ファイル名で、かつ拡張子名が3文字以下である8.3形式のファイルシステムにおけるファイル名と、拡張子との指定を含む。
つまり再生装置200がオンデマンドマニュファクチャサービス又は電子的セルスルーサービスによってBD-Jオブジェクトの供給を受ける際、リムーバブルメディアにおけるルートディレクトリの配下に、デフォルトのディレクトリと、MODESTディレクトリとをクリエイトして、MODESTディレクトリの配下に、BDMVディレクトリをクリエイトする。MODESTディレクトリは、ファーストMODESTディレクトリであり、ファーストMODESTディレクトリは、前記サービスを初めて受けた際、クリエイトされるMODESTディレクトリである。ユーザが2回目以降にサービスを受ける際、再生装置200における制御部は、2回目以降のサービスに対応するMODESTディレクトリをクリエイトする。
<Java(登録商標)アプリケーション>
BD-Jアプリケーションは、例えば電子商取引(EC(Electronic Commerce))のクライアントアプリケーションであってもよいし、ネット対戦型のオンラインゲームであってもよい。更に、検索エンジンと連携して、様々なオンラインサービスを、ユーザに供給するものでもよい。
<GUI管理テーブルを組込む単位>
GUI管理テーブルをBD-Jオブジェクトに設けてもよい。また、GUI管理テーブルをプレイリスト情報やプレイアイテム情報に対応付けるように設けて、カレントプレイリストが特定のプレイリストになったタイミングまたはカレントプレイアイテムが、特定のプレイアイテムになった際、プレーンメモリの解放を行った上で、立体視再生のためのプレーンメモリの確保又は平面視再生のためのプレーンメモリの確保を実行してもよい。このようにすることで、メモリデバイスの領域管理がより決め細かい時間精度でなされることになる。
<立体視のためのビデオストリーム>
レフトビュー用、ライトビュー用のビデオストリームをBD-ROMに記録しておくというのは、一例に過ぎない。ピクチャ毎に、画素毎の奥行き値を表すビデオストリームをエンハンスドビュービデオストリームとしてBD-ROMに記録しておいて、再生に供してもよい。
<実装すべきパッケージ>
再生装置の実施にあたっては、以下のBD-J Extensionを再生装置に実装するのが望ましい。BD-J Extensionは、GEM[1.0.2]を越えた機能を、Java(登録商標)プラットフォームに与えるために特化された、様々なパッケージを含んでいる。BD-J Extensionにて供給されるパッケージには、以下のものがある。
・org.bluray.media
このパッケージは、Java(登録商標) Media FrameWorkに追加すべき、特殊機能を提供する。アングル、音声、字幕の選択についての制御が、このパッケージに追加される。
・org.bluray.ti
このパッケージは、GEM[1.0.2]における"サービス"を"タイトル"にマップして動作するためのAPIや、BD-ROMからタイトル情報を問い合わせる機構や新たなタイトルを選択する機構を含む。
・org.bluray.application
このパッケージは、アプリケーションの生存区間を管理するためのAPIを含む。また、アプリケーションを実行させるにあたってのシグナリングに必要な情報を問い合わせるAPIを含む。
・org.bluray.ui
このパッケージは、BD-ROMに特化されたキーイベントのための定数を定義し、映像再生との同期を実現するようなクラスを含む。
・org.bluray.vfs
このパッケージは、データの所在に拘らず、データをシームレスに再生するため、BD-ROMに記録されたコンテンツ(on-discコンテンツ)と、BD-ROMに記録されていないLocal Storage上のコンテンツ(off-discコンテンツ)とをバインドする機構(Binding Scheme)を提供する。
<プログラミング言語の適用範囲>
上記実施形態では、仮想マシンのプログラミング言語としてJava(登録商標)を利用したが、Java(登録商標)ではなく、UNIX(登録商標) OSなどで使われているB-Shellや、Perl Script、ECMA Scriptなど他のプログラミング言語であっても良い。
<マルチドライブ化>
上記実施形態では、記録媒体の一例としてBD-ROM、BD-ROMからデータを読み出す機能を有する具体的な手段の一例としてBD-ROMドライブを例に挙げて説明をした。しかしながら、BD-ROMは単なる一例であり、記録媒体としてBD-R、BD-RE、DVD、CDなどの光ディスク媒体であっても、これらの記録媒体に上述したデータ構造を有するデータが格納されていること、これらの記録媒体を読み取るドライブ装置があれば、上述の実施の形態で説明した動作が可能である。
BD-ROMの代わりに半導体メモリを用いた場合には、半導体メモリカード内のデータを読み出すためのインタフェース(メモリカードI/F)を介してリードバッファ2、ヒープメモリ207、動的シナリオメモリ209、静的シナリオメモリ205に、データが転送されるように構成すればよい。
例えば、BD-ROMに記録されたデータのうち、暗号化されているデータは、例えばビデオストリームに対応するデータ、オーディオストリームに対応するデータ、またはこれらを含むストリームに対応するデータであったりする。
再生装置においては、BD-ROM内の暗号化されたデータを解読するために必要な鍵に対応するデータ(例えばデバイスキー)が予め再生装置に記憶されている。
一方、BD-ROMには暗号化されたデータを解読するために必要な鍵に対応するデータ(例えば上述のデバイスキーに対応するMKB(メディアキーブロック))と、暗号化されたデータを解読するための鍵自体を暗号化したデータ(例えば上述のデバイスキー及びMKBに対応する暗号化タイトルキー)が記録されている。ここで、デバイスキー、MKB、及び暗号化タイトルキーは対になっており、さらにBD-ROM上の通常コピーできない領域(BCAと呼ばれる領域)に書き込まれた識別子(例えばボリュームID)とも対応付けがされている。この組み合わせが正しくなければ、暗号の解読ができないものとする。組み合わせが正しい場合のみ、暗号解読に必要な鍵(例えば上述のデバイスキー、MKB及びボリュームIDを元に、暗号化タイトルキーを復号して得られるタイトルキー)を導き出すことができ、この暗号解読に必要な鍵を用いて、暗号化されたデータの解読が可能となる。
例えば、BD-ROMに記録されるデータに相応するデータを例えば電子配信を利用して半導体メモリカードに記録して、半導体メモリカードから再生をするような構成としても良い。電子配信を利用して必要なデータを配信し、配信されたデータを記録する場合においても、配信されたデータのうちの一部または全てのデータに対して必要に応じて暗号化を行なって配信し、半導体メモリに必要なデータについては暗号化がなされたままで記録するのが望ましい。
上述の動作は本実施の形態において説明をした再生装置がそのような動作を行なえるように構成をされていても良いし、本実施の形態の再生装置とは別に半導体メモリに配信データを記憶することを行う専用の端末装置にて行なうような形態であっても良い。ここでは再生装置が行なう例について説明をする。また記録先の半導体メモリとしてSDカードを例に説明をする。
一方、配信サーバでは、配信するデータのうち必要なデータ(例えばビデオストリーム、オーディオストリーム等)が暗号解読に必要な鍵(例えばタイトルキー)を用いて暗号の解除ができるように暗号化がなされてサーバ上に格納されている。
また、配信サーバは、暗号化されたデータの解読に必要な鍵(タイトルキー)自身に対して暗号化ができるように構成されている(つまり暗号化タイトルキーを生成できるように構成されている)。
次に、半導体メモリカードの記録領域に記録した公開鍵情報と配信データに含まれるデータのうち暗号化したデータを復号して再生する方法の一例について説明をする。
受信した公開鍵情報は例えば公開鍵本体(例えば上述のMKB及び暗号化タイトルキー)、署名情報、半導体メモリカードの固有の識別番号、および無効にすべきデバイスに関する情報を示すデバイスリストが記録されている。
デバイスリストには例えば、不正に再生がなされる可能性があるデバイスに関する情報が記載されている。これは例えば再生装置に予め記録されたデバイスキー、再生装置の識別番号、または再生装置が備えるデコーダの識別番号といったように、不正に再生される可能性がある装置、装置に含まれる部品、または機能(プログラム)といったものを一意に特定するための情報である。
まず、公開鍵本体を利用して暗号化したデータを復号する前に復号鍵本体を機能させてよいかどうかに関するチェックを行う。
具体的には、
(1) 公開鍵情報に含まれる半導体メモリ固有の識別情報と半導体メモリカードに予め記憶されている固有の識別番号とが一致するかどうかのチェック
(2) 再生装置内で算出した公開鍵情報のハッシュ値と署名情報に含まれるハッシュ値が一致するかのチェック
(3) 公開鍵情報に含まれるデバイスリストに示される情報に基づいて、再生を行う再生装置が不正な再生が可能かどうかのチェック(例えば公開鍵情報に含まれるデバイスリストに示されるデバイスキーと、再生装置に予め記憶されたデバイスキーが一致するかどうかのチェック)
を行なう。これらのチェックを行なう順番どのような順序で行なってもよい。
このような構成を実現するために、例えば半導体メモリカードは、半導体メモリカードの固有の識別子と言った秘匿性の高いデータを記録するための記録領域を通常のデータを格納する記録領域(第1の記録領域と称す)とは別の記録領域(第2の記録領域と称す)に設けること、およびこの第2の記録領域へのアクセスをするための制御回路を設けるとともに、第2の記録領域へのアクセスには制御回路を介してのみアクセスできるような構成とする。
<プログラムの実施形態>
各実施の形態に示したアプリケーションプログラムは、以下のようにして作ることができる。先ず初めに、ソフトウェア開発者は、プログラミング言語を用いて、各フローチャートや、機能的な構成要素を実現するようなソースプログラムを記述する。この記述にあたって、ソフトウェア開発者は、プログラミング言語の構文に従い、クラス構造体や変数、配列変数、外部関数のコールを用いて、各フローチャートや、機能的な構成要素を具現するソースプログラムを記述する。
コンパイラによる翻訳は、構文解析、最適化、資源割付、コード生成といった過程からなる。構文解析では、ソースプログラムの字句解析、構文解析および意味解析を行い、ソースプログラムを中間プログラムに変換する。最適化では、中間プログラムに対して、基本ブロック化、制御フロー解析、データフロー解析という作業を行う。資源割付では、ターゲットとなるプロセッサの命令セットへの適合を図るため、中間プログラム中の変数をターゲットとなるプロセッサのプロセッサが有しているレジスタまたはメモリに割り付ける。コード生成では、中間プログラム内の各中間命令を、プログラムコードに変換し、オブジェクトプログラムを得る。
<システムLSIの単体実施>
システムLSIとは、高密度基板上にベアチップを実装し、パッケージングしたものをいう。複数個のベアチップを高密度基板上に実装し、パッケージングすることにより、あたかも1つのLSIのような外形構造を複数個のベアチップに持たせたものも、システムLSIに含まれる(このようなシステムLSIは、マルチチップモジュールと呼ばれる。)。
これらのピンは、他の回路とのインタフェースとしての役割を担っている。システムLSIにおけるピンには、こうしたインタフェースの役割が存在するので、システムLSIにおけるこれらのピンに、他の回路を接続することにより、システムLSIは、再生装置200の中核としての役割を果たす。
上記実施の形態で示したように、バッファやビデオデコーダ、オーディオデコーダ、グラフィクスデコーダをも、一体のシステムLSIにする場合、システムLSIのアーキテクチャは、Uniphierアーキテクチャに準拠させるのが望ましい。
・データ並列プロセッサDPP
これは、複数の要素プロセッサが同一動作するSIMD型プロセッサであり、各要素プロセッサに内蔵されている演算器を、1つの命令で同時動作させることで、ピクチャを構成する複数画素に対するデコード処理の並列化を図る。
これは、命令RAM、命令キャッシュ、データRAM、データキャッシュからなる「Local Memory Controller」、命令フェッチ部、デコーダ、実行ユニット、レジスタファイルからなる「Processing Unit部」、複数アプリケーションの並列実行をProcessing Unit部に行わせる「Virtual Multi Processor Unit部」で構成される。
これは、ARMコア、外部バスインタフェース(Bus Control Unit:BCU)、DMAコントローラ、タイマー、ベクタ割込コントローラといった周辺回路、UART、GPIO(General Purpose Input Output)、同期シリアルインタフェースなどの周辺インタフェースで構成される。
・ストリームI/Oブロック
これは、USBインタフェースやATA Packetインタフェースを介して、外部バス上に接続されたドライブ装置、ハードディスクドライブ装置、SDメモリカードドライブ装置とのデータ入出力を行う。
これは、オーディオ入出力、ビデオ入出力、OSDコントローラで構成され、テレビ、AVアンプとのデータ入出力を行う。
・メモリ制御ブロック
これは、外部バスを介して接続されたSD-RAMの読み書きを実現するブロックであり、各ブロック間の内部接続を制御する内部バス接続部、システムLSI外部に接続されたSD-RAMとのデータ転送を行うアクセス制御部、各ブロックからのSD-RAMのアクセス要求を調整するアクセススケジュール部からなる。
そうして、各構成要素を具現化してゆけば、回路素子やIC,LSI間を接続するバスやその周辺回路、外部とのインタフェース等を規定する。更には、接続線、電源ライン、グランドライン、クロック信号線等も規定してゆく。この規定にあたって、LSIのスペックを考慮して各構成要素の動作タイミングを調整したり、各構成要素に必要なバンド幅を保証したりする等の調整を加えながら、回路図を完成させてゆく。
こうして実装設計が行われ、基板上のレイアウトが確定すれば、実装設計結果をCAMデータに変換して、NC工作機械等の設備に出力する。NC工作機械は、このCAMデータを基に、SoC実装やSiP実装を行う。SoC(System on chip)実装とは、1チップ上に複数の回路を焼き付ける技術である。SiP(System in Package)実装とは、複数チップを樹脂等で1パッケージにする技術である。以上の過程を経て、本発明に係るシステムLSIは、各実施の形態に示した再生装置200の内部構成図を基に作ることができる。
FPGAを用いてシステムLSIを実現した場合は、多数のロジックエレメントが格子状に配置されており、LUT(Look Up Table)に記載されている入出力の組合せに基づき、縦・横の配線をつなぐことにより、各実施形態に示したハードウェア構成を実現することができる。LUTは、SRAMに記憶されており、かかるSRAMの内容は、電源断により消滅するので、かかるFPGAの利用時には、コンフィグ情報の定義により、各実施形態に示したハードウェア構成を実現するLUTを、SRAMに書き込ませる必要がある。
なお、システムLSIにて構成をした部分に関しては、LSIでしか構成ができないというものではなく、システムLSIに含まれるべき機能に対応する信号処理回路を用いて構成をしても良いことは言うまでもない。
<記録方法>
記録媒体の作り方、つまり、所定のデータが記録された記録媒体を得るための記録方法の使用形態について説明する。
<ボリューム領域におけるエクステントの位置付け>
所定のデータがファイルに格納されて記録媒体に記録されている場合、ファイルシステム上では、“エクステント”という態様で扱われることはすでに説明した。記録媒体において、このエクステントのアドレスは、以下のようにして管理されている。
次に、ディレクトリ領域の詳細について説明する。上述したような複数のディレクトリ領域は、何れも共通の内部構成を有している。つまり、「ディレクトリ領域」は、「ファイルエントリ」と、「ディレクトリファイル」と、「下位ファイルについてのファイル記録領域」とから構成される。
「記述子タグ」は、自身がファイルエントリである旨を示すタグである。
「ICBタグ」は、ファイルエントリ自身に関する属性情報を示す。
「アロケーション記述子」は、ディレクトリファイルの記録位置を示す論理ブロック番号(LBN)を含む。以上がファイルエントリについての説明である。続いて、ディレクトリファイルの詳細について説明する。
「下位ディレクトリのファイル識別記述子」は、自身の配下にある下位ディレクトリをアクセスするための参照情報であり、その下位ディレクトリを示す識別情報と、その下位ディレクトリのディレクトリ名の長さと、下位ディレクトリのファイルエントリがどの論理ブロック番号に記録されているかを示すファイルエントリアドレスと、その下位ディレクトリのディレクトリ名とから構成される。
「ファイルエントリ」は、「記述子タグ」と、「ICBタグ」と、「アロケーション記述子」とを含む。
「ICBタグ」は、ファイルエントリ自身に関する属性情報を示す。
「アロケーション記述子」は、あるディレクトリの配下にある下位ファイルを構成するエクステントの記録位置を示す論理ブロック番号(LBN)を含む。アロケーション記述子は、エクステント長を示すデータと、エクステントの記録位置を示す論理ブロック番号とを含む。ただしエクステント長を示すデータの上位2ビットは、“0”に設定されることで、割り付け済みかつ記録済みエクステントである旨を示し、“1”に設定されることで、割り付け済みかつ未記録エクステントである旨を示す。“0”に設定されることで、アロケーション識別子の続きのエクステントであることを示す。あるディレクトリの配下にある下位ファイルが複数のエクステントに分割されている場合には、ファイルエントリはエストテント毎に複数のアロケーション記述子を有することになる。
本願の主眼となるストリーム、データ、フラグを格納したファイルは、そのファイルが帰属するディレクトリのディレクトリ領域内に存在するファイル記録領域のことであり、ディレクトリファイルにおけるファイル識別記述子、及び、ファイルエントリにおけるアロケーション識別子を辿ってゆくことで、アクセスすることができる。
<ファイルオープン>
記録媒体上のファイルを、装置内に読み込む際の処理について説明する。
ファイルオープンとは、システムコール時に与えられたファイル名によってディレクトリを検索し、ファイルが存在すればFCB(File Control Block)を確保して、ファイルハンドルの番号を返す処理をいう。FCBは、目的のファイルのディレクトリエントリーの内容がメモリ上にコピーされることにより生成される。
<リアルタイムレコーディングへの適用>
AVクリップ、プレイリスト情報は、オーサリングシステムにおけるプリレコーディング技術にて、BD-ROMに記録され、ユーザに供給されることを前提としたが、リアルタイムレコーディングにてBD-RE又はBD-R、ハードディスク、半導体メモリカードに記録され、ユーザに供給されるものであってもよい。
リアルタイムレコーディングを実行する記録装置は、ビデオ信号をエンコードしてビデオストリームを得るビデオエンコーダと、オーディオ信号をエンコードしてオーディオストリームを得るオーディオエンコーダと、ビデオストリーム、オーディオストリーム等を多重化して、MPEG2-TS形式のデジタルストリームを得るマルチプレクサと、MPEG2-TS形式のデジタルストリームを構成するTSパケットをソースパケットに変換するソースパケッタイザとを備え、ソースパケット形式に変換されたMPEG2デジタルストリームをAVクリップファイルに格納してBD-RE,BD-R等に書き込む。
そして、装置外部から入力されるトランスポートストリームからビデオストリームにおけるGOPの先頭位置が検出されるか、エンコーダによってビデオストリームのGOPが生成されれば、記録装置の制御部は、このGOPにおいて、先頭に位置するイントラピクチャのPTSと、このGOPの先頭部分を格納したソースパケットのパケット番号とを取得して、このPTS及びパケット番号の組みを、EP_PTSエントリー及びEP_SPNエントリーの組みとして、クリップ情報ファイルのエントリーマップに追記する。以降、GOPが生成される度に、EP_PTSエントリー及びEP_SPNエントリーの組みを、クリップ情報ファイルのエントリーマップに追記してゆく。この際、GOPの先頭がIDRピクチャである場合は、“オン”に設定されたis_angle_changeフラグをEP_PTSエントリー及びEP_SPNエントリーの組みに追加する。GOPの先頭がIDRピクチャでなければ場合は、“オフ”に設定されたis_angle_changeフラグをEP_PTSエントリー及びEP_SPNエントリーの組みに追加する。
<マネージドコピーを実現する記録装置としての実施>
各実施の形態で説明した再生装置は、マネージドコピーによってデジタルストリームの書き込む機能を有していてもよい。
マネージドコピーが、異種媒体間のコピーを想定したものであるなら、トランスコードが必要になる。ここで“トランスコード”とは、BD-ROMに記録されているデジタルストリームの形式をMPEG2トランスポートストリーム形式からMPEG2プログラムストリーム形式等に変換したり、ビデオストリーム及びオーディオストリームに割り当てられているビットレートを低くして再エンコードすることにより、デジタルストリームを、コピー先メディアのアプリケーションフォーマットに適合させたりする処理をいう。かかるトランスコードにあたっては、上述したリアルタイムレコーディング技術の処理を行うことで、AVClip、Clip情報、プレイリスト情報を得る必要がある。
<オンデマンドマニュファクチャサービス又は電子的セルスルーサービス(MODEST)で使用される記録装置>
再生装置200がオンデマンドマニュファクチャサービス又は電子的セルスルーサービス(MODEST)の供給を受ける機能をもつ場合、BD-Jオブジェクトの書き込みを以下のように行う。つまり再生装置200がオンデマンドマニュファクチャサービス又は電子的セルスルーサービスによってBD-Jオブジェクトの供給を受ける際、リムーバブルメディアにおけるルートディレクトリの配下に、デフォルトのディレクトリと、MODESTディレクトリとをクリエイトして、MODESTディレクトリの配下に、BDMVディレクトリをクリエイトする。MODESTディレクトリは、ファーストMODESTディレクトリであり、ファーストMODESTディレクトリは、前記サービスを初めて受けた際、クリエイトされるMODESTディレクトリである。ユーザが2回目以降にサービスを受ける際、再生装置200における制御部は、2回目以降のサービスに対応するMODESTディレクトリをクリエイトする。
<データ構造の記述の仕方>
各実施の形態に示したデータ構造のうち、ある決まった型の情報が複数存在するという繰り返し構造は、for文に、制御変数の初期値と、繰り返し条件とを設定することで定義することができる。
<プログラムにおけるプレイリスト情報、クリップ情報の位置付け>
プレイリスト情報に基づきAV再生を行う実行形式のプログラムは、記録媒体からメモリにロードされ、コンピュータによる実行に供された際、メモリ上において、textセクション、dataセクション、bssセクション、stackセクションといった複数のセクションから構成されることになる。
dataセクションは、初期値をもち、実行中に書き換えられる可能性があるデータが配置される。記録媒体において、ファイルに格納され、随時アクセスされるようなデータは、このdataセクションに格納される。
stackセクションは、必要に応じて一時的にプログラムに与えられる領域であり、各フローチャートの処理を実現するにあたって、一時的に使用されるようなローカル変数は、ここに格納される。
プレイリスト情報及びクリップ情報は、上述したようにコンピュータコードに変換されて記録媒体に記録されているため、プログラムの実行時において、上述したtextセクションにおける“書き換えられることのないデータ”、又は、上述したdataセクションにおける“ファイルに格納され、随時アクセスされるようなデータ”として管理されることになる。各実施形態に示したプレイリスト情報、クリップ情報は、プログラムの実行時において、プログラムの構成要素となるべきものであり、プレイリスト情報、クリップ情報は、単なるデータの提示に該当しない。
200 再生装置
300 テレビ
400 液晶シャッタゴーグル
500 リモコン
201 BDドライブ
202 HDMIインタフェース
203 再生状態/設定レジスタセット
204 不揮発メモリ
205 静的シナリオメモリ
206 再生制御エンジン
207 ヒープメモリ
208 BD-Jプラットフォーム
209 動的シナリオメモリ
210 モード管理モジュール
211 コマンドインタプリタ
212 UO検知モジュール
1 再生部
2 Read Buffer
3 PID Filter
4a,4b,4c,4d,4e Transport Buffer
4f 周辺回路
5a Video Decoder for Left view
5b Video Decoder for Right view
6a Video Plane(L)
6b Video Plane(R)
7 切り替え器
8a Graphics Decoder for Left view
8b Graphics Decoder for Right view
9a Graphics Plane for Left view
9b Graphics Plane for Right view
10a CLUT UNIT for L
10b CLUT UNIT for R
11a OFFSET UNIT for L
11b OFFSET UNIT for R
12 CLUT出力切り替え器
13 加算器
14 Audio Decoder
Claims (2)
- 配信装置から配信されたデジタルストリームを受信し再生する再生装置であって、
前記デジタルストリームは、ビデオストリームと、レフトビューグラフィクスストリーム及びライトビューグラフィクスストリームとを含み、
前記レフトビューグラフィクスストリーム及び前記ライトビューグラフィクスストリームは、何れも1つ以上のディスプレイセットを含み、
前記各ディスプレイセットは、一画面分のグラフィクスオブジェクトの表示に用いられるデータ群であり、
前記レフトビューグラフィクスストリームに含まれる1つ以上のディスプレイセットは、前記ライトビューグラフィクスストリームに含まれる1つ以上のディスプレイセットと1対1で対応しており、対応するディスプレイセットには、前記ビデオストリームの再生時間軸上において同一の再生時間が設定されており、
前記各ディスプレイセットは、一画面分のグラフィクスオブジェクトの表示に必要な全てのデータを含んでいるか、直前のディスプレイセットからの差分であるのかを示す状態情報を含み、
前記レフトビューグラフィクスストリームと前記ライトビューグラフィクスストリームとで対応するディスプレイセットに含まれる状態情報が、同一の内容を示しており、
前記配信装置から放送またはネットワークを経由して配信されたデジタルストリームを受信する受信手段と、
前記ビデオストリームをデコードするビデオデコーダと、
前記レフトビューグラフィクスストリームをデコードするレフトビューグラフィクスデコーダ及び前記ライトビューグラフィクスストリームをデコードするライトビューグラフィクスデコーダと
を備え、
前記レフトビューグラフィクスデコーダ及び前記ライトビューグラフィクスデコーダはそれぞれ、
前記データ群のうちグラフィクスオブジェクトを定義するデータをデコードしてグラフィクスオブジェクトを得るプロセッサと、
デコードにより得られたグラフィクスオブジェクトを格納するオブジェクトバッファと、
前記データ群のうちグラフィクスオブジェクトを用いた画面構成を規定するデータを格納するコンポジションバッファと、
を備え、
前記レフトビューグラフィクスデコーダ及び前記ライトビューグラフィクスデコーダは、共通の構成要素として、グラフィクスコントローラを備え、
前記グラフィクスコントローラは、前記再生時間になると、前記レフトビューグラフィクスデコーダ内のコンポジションバッファに格納された、画面構成を規定する前記データ、及び前記ライトビューグラフィクスデコーダ内のコンポジションバッファに格納された、画面構成を規定する前記データを解読して、解読したこれらのデータに基づき、前記レフトビューグラフィクスデコーダ内のオブジェクトバッファのグラフィクスオブジェクトを用いてレフトビュー用の画面構成を行うとともに、前記ライトビューグラフィクスデコーダ内のオブジェクトバッファのグラフィクスオブジェクトを用いてライトビュー用の画面構成を行う
ことを特徴とする再生装置。 - デジタルストリームを放送またはネットワークを経由して再生装置に配信する配信装置であって、
前記デジタルストリームは、ビデオストリームと、レフトビューグラフィクスストリーム及びライトビューグラフィクスストリームとを含み、
前記レフトビューグラフィクスストリーム及び前記ライトビューグラフィクスストリームは、何れも1つ以上のディスプレイセットを含み、
前記各ディスプレイセットは、一画面分のグラフィクスオブジェクトの表示に用いられるデータ群であり、
前記レフトビューグラフィクスストリームに含まれる1つ以上のディスプレイセットは、前記ライトビューグラフィクスストリームに含まれる1つ以上のディスプレイセットと1対1で対応しており、対応するディスプレイセットには、前記ビデオストリームの再生時間軸上において同一の再生時間が設定されており、
前記各ディスプレイセットは、一画面分のグラフィクスオブジェクトの表示に必要な全てのデータを含んでいるか、直前のディスプレイセットからの差分であるのかを示す状態情報を含み、
前記レフトビューグラフィクスストリームと前記ライトビューグラフィクスストリームとで対応するディスプレイセットに含まれる状態情報が、同一の内容を示しており、
前記デジタルストリームを放送またはネットワークを経由して前記再生装置に配信する配信手段を備える
ことを特徴とする配信装置。
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