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JP5136991B2 - 液体化粧料塗布容器 - Google Patents

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Description

本願発明は、例えばマスカラ等の液体化粧料を塗布する際に使用する塗布体を具える液体化粧料塗布容器に関するものである。
従来より、例えばマスカラ等の液体化粧料を貯留する液体化粧料塗布容器において具える塗布体は、睫毛全体に満遍なく液体化粧料を塗布できるように、塗布体を分割して睫毛を挟持可能とした上で、該塗布体により睫毛を挟持しつつ、毛先方向へ扱くよう塗布してなるものが提案されている。
例えば、液体化粧料塗布容器の蓋体に具える塗布体を、一端にはその外周に螺旋状の溝を形成するとともに長手方向に凹入溝を配設する液保持部を、他端には該凹入溝に嵌入する押さえ部とをそれぞれ設けた上、弾性を持って開閉自在となるようにU字状またはV次状としてなるものがある(実開昭62−73813号)。
しかしながら、上記液体化粧料塗布容器では、塗布体により睫毛を挟持させるために必要とする操作が親指と人差し指によって塗布体間を狭めるようにして行うため、指による入力方向がずれ易いものである。そのため、睫毛を挟持する塗布体の位置もずれ易くなり睫毛の挟持が困難となったり、目蓋などを汚損してしまうおそれがある。
そこで、塗布体による睫毛の挟持及び塗布を容易且つ確実に行えるようにするとともに、他所を汚損することも防止できるように、蓋体において、先端に刷子部を有する軸棒が垂下形成されるとともに、一端が蓋体内に固着されながら常時軸棒から離れる方向に付勢されている押さえ棒と、蓋体内外を連通し前記押さえ棒と常時接するボタン部材を設け、該ボタン部材の押圧と開放によって押さえ棒と軸棒が接離自在となるものがある(実開昭62−30714号)。
しかしながら当該従来のものは、睫毛を挟持するために必要とする動作は、ボタン部材への押圧だけで足りるので、簡易な操作により確実に睫毛を挟持することができるものの、そのボタン部材が蓋体内外を連通していることから、蓋体内部の密閉性が損なわれる、すなわち蓋体を容器本体に密嵌した際に、蓋体に設けられた当該ボタン部材周辺から蓋体内外に空気の流通が生じてしまうことになる。その結果、密閉性が損なわれたままで長時間放置されると、容器本体内の液体化粧料の品質の低下や、場合によっては外部への漏出を招来してしまうものである。
解決しようとする問題点は、簡易な操作により睫毛を挟持してより確実に液体化粧料の塗布を行えるようにするとともに、液体化粧料塗布容器内の密閉性を維持して液体化粧料の品質の低下や外部への漏出を防止することである。
そのため、第1の特徴として、液体化粧料を貯留する塗布容器本体と、蓋体に設けられた後記穴部を介しての空気の流通を防止して、その内部の密閉性を保持する密閉機構を内装するとともに、開閉自在となる二本の保持軸からなる塗布具の根元部を該密閉機構内において固持し、更に該密閉機構内においてその根元部を固持される該塗布具を開閉させてなる開閉機構を具える蓋体から構成され、該密閉機構は、後記釦部と保持軸との間において押勢力を伝達する圧力伝達媒体を有し、該塗布具は、閉合して一体となることで被塗布物を挟持可能とする塗布体を形成してなる塗布体片を該保持軸の先端に各々具え、該開閉機構は、蓋体側面に穿設された穴部に対して出没自在となる釦部による前記圧力伝達媒体を介しての保持軸への押勢と、該塗布具の二本の保持軸の間に介装されるスプリングの弾撥力によって、塗布具を開閉自在とするものであり、該開閉機構の釦部を押圧することで、該釦部の脚部が圧力伝達媒体を介して塗布具の保持軸を押勢し、該スプリングが圧縮されて塗布具が閉合され、又、該釦部への押圧を停止することで、該スプリングの伸張によって、塗布具の閉合が開放されるものである。このため、塗布容器本体より蓋体を取り外した後、釦部を押圧することで、該釦部の脚部が密閉機構を構成する圧力伝達媒体を介して密閉機構内の塗布具の保持軸を押勢することで、保持軸間に介装されたスプリングが圧縮されて塗布具を閉合するので、他所を汚損することなく、塗布体をなす塗布体片間に睫毛を容易に挟持させて、確実にマスカラなどの液体化粧料を塗布することができる。更に、開閉機構を構成する釦部が、直接に保持軸を押勢するのではなく、密閉機構を構成する圧力伝達媒体を介して押勢していることから、塗布容器本体と蓋体とを一体に密嵌していれば、蓋体の穴部と釦部との間に存する空間(隙間)からの空気の流通が該圧力伝達媒体を含む密閉機構によって遮断されるため、該密閉機構により液体化粧料塗布容器内における密閉性の低下が防止でき、液体化粧料の品質の低下や外部への漏出を防止できる。
第2の特徴として、第1の特徴を踏まえて、上記蓋体に内装する密閉機構は、一端を封止する円筒体の内キャップであって、その側周面に穿設する貫通孔には、その内周面に設けられた弾性体のOリング内を内外方向に出没自在とする突起ピンを具えるとともに、該貫通孔よりも開口部側において蓋体の内壁に密嵌してなり、上記開閉機構の釦部の脚部裏面を前記突起ピンに当接させた上、該釦部を押圧することで、突起ピンが内キャップの貫通孔の内周面に設けられたOリングに表面を密着させながら没入して、該突起ピンを介して塗布具の保持軸を押勢し、該スプリングが圧縮されて塗布具が閉合され、又、該釦部への押圧を停止することで、該スプリングの伸張によって、塗布具の閉合が開放されるものである。このため、釦部を押圧することで、該釦部の脚部裏面に当接された突起ピンが、内キャップの貫通孔に没入して、密閉機構である内キャップ内においてその根元部が固持される塗布体の保持軸を押勢し、保持軸間に介装されたスプリングが圧縮されて塗布具が閉合するので、他所を汚損することなく、塗布体をなす塗布体片間に睫毛を容易に挟持させて、確実にマスカラ等の液体化粧料を塗布することができる。更に、開閉機構を構成する釦部が直接に保持軸を押勢するのではなく、該保持軸を直接押勢する突起ピンが、密閉機構を構成する内キャップに穿設された貫通孔の内周に具えられたOリングにその表面を密着させていることから、該内キャップが貫通孔よりも開口部側において蓋体の内壁に密嵌していることと相まって、塗布容器本体と蓋体とを一体に密嵌していれば、蓋体の穴部と釦部との間に存する空間(隙間)からの空気の流通が、該Oリング及び突起ピンを含む密閉機構によって遮断されるため、該密閉機構により液体化粧料塗布容器内における密閉性の低下が防止でき、液体化粧料の品質の低下や外部への漏出を防止できる。
第3の特徴として、第1の特徴を踏まえて、上記蓋体に内装する密閉機構は、一端を封止する円筒体の内キャップと該内キャップに外装される固定パイプとの間に、円筒体であって、内キャップと同方向に一端を封止するとともに、他端には前記固定パイプと係合する鍔部を形成し、更にその側周面には蓋体の内径方向に変形自在となる変形部を配設する可撓筒を挟持しつつ一体に固持するものとした上、該可撓筒に配設する変形部に対応して、固定パイプ及び内キャップに穿設した穴部を具え、更に前記鍔部を蓋体の内壁に密嵌してなり、上記開閉機構の釦部の脚部を前記固定パイプの穴部に挿入した上、該釦部を押圧することで、該釦部の脚部が可撓筒の変形部を押圧して変形させて、該変形部を介して塗布具の保持軸を押勢し、該スプリングが圧縮されて塗布具が閉合され、又、該釦部への押圧を停止することで、該スプリングの伸張によって、塗布具の閉合が開放されるものである。このため、釦部を押圧することで、該釦部の脚部が可撓筒の変形部を変形させた上、内キャップの穴部を介して、密閉機構を構成する内キャップ内においてその根元部が固持される塗布具の保持軸を押勢し、保持軸間に介装されたスプリングが圧縮されて塗布具が閉合するので、他所を汚損することなく、容易に塗布体をなす塗布体片間に睫毛を挟持させることができるとともに、確実にマスカラ等の液体化粧料を塗布することができる。なお、可撓筒の変形部は、当該部分を薄肉化することにより弾性を持たせて、釦部の脚部の押勢により容易に変形するようにしてなるものであるが、より大きく変形するように、可撓筒とは別体の材質である弾性材を変形部として新たに接合するものであってもよい。更に、蓋体に内装される密閉機構を構成する可撓筒は、内キャップと固定パイプとに挟持されると共に、尾栓により長手方向に押さえられていることから、釦部の脚部により可撓筒の変形部が押勢されて変形しても、蓋体の内壁に密嵌された可撓筒の鍔部がその内壁面から離れることはなく、内キャップ内の密閉性は維持されるものである。その結果、塗布容器本体と蓋体とを一体に密嵌していれば、蓋体の穴部と釦部との間に存する空間(隙間)からの空気の流通が、可撓筒及び内キャップという密閉機構によって遮断されるため、該密閉機構により液体化粧料塗布容器内における密閉性の低下が防止でき、液体化粧料の品質の低下や外部への漏出を防止できる。
第4の特徴として、上記第1〜第3の特徴を踏まえて、上記釦部の脚部側面に凹陥部を有し、押圧して塗布具を閉合した状態で、穴部内に没入した脚部の凹陥部が穴部端縁と係合自在となる釦部を有するものである。このため、上記釦部の脚部において開口部を有する凹陥部を形成するものであって、該釦部を押圧して塗布具を閉合した状態で、釦部の脚部の凹陥部と穴部周縁とが係合するので、塗布具は閉合状態で保持されたままとなり、塗布容器本体に対して蓋体を脱着する際に、他所を汚損することなく簡易且つ確実に塗布体を出し入れすることができることとなる。又、塗布具を閉合した状態で保持しうることから、二本の保持軸に具えられた各塗布体片を閉合して塗布体として使用する際には、釦部を指で押圧し続ける必要がなくなり、塗布具の操作性が向上することとなる。
第5の特徴として、上記第1〜第4の特徴を踏まえて、上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片において、その組合せを、一方の塗布体片は、螺旋状刷毛体に形成され、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片を形成する螺旋状刷毛体に沿って、外接する平板状の切歯面を形成してなるものとし、あるいは、一方の塗布体片は、螺旋状刷毛体に形成され、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片を形成する螺旋状刷毛体の表面に沿って密着する湾曲面を形成してなるものとし、あるいは、一方の塗布体片は、略円柱状のフロッキーチップに形成され、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片を形成する円柱状のフロッキーチップの表面に沿って密着する湾曲面を形成してなるものである。また第6の特徴として、上記第1〜第4の特徴を踏まえて、上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片において、その組合せを、両塗布体片の全体形状において、一方の塗布体片は、該保持軸の軸方向に睫毛の形状に合わせて湾曲し、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片の湾曲に沿うように湾曲するものであり、または上記両塗布体片が逆方向に互いにその形状に合わせて湾曲してなるもののいずれかであるものとし、更に上記両塗布体片の全体形状に対して、両塗布体片の各々の表面形状を、一方の塗布体片は周縁に複数の環状突起を軸方向に並設し、他方の塗布体片はその環状突起と係合する複数の周縁溝を軸方向に並設してなるもの、または一方の塗布体片は切歯面を軸方向に設け、他方の塗布体片は成形ブラシを配設してなるもの、または両塗布体片はいずれも複数の周縁溝、成形ブラシ、あるいは切歯面を設けてなるものである。そして、上記両塗布体片の全体形状及びそれに対する表面形状の組合せに対して、両塗布体片の各々の断面形状を、方形状と円形状あるいは楕円形状、または両塗布体片が一体となって円形状あるいは楕円形状となり、且つ該両塗布体片間の互いに対向する面が平面あるいはいずれかの塗布体片方向に湾曲する湾曲面とすることが特に好ましく、ただし該両塗布体片間の互いに対向する面は、重なり合っていれば平面や湾曲面だけではなく、一方の対向する面を凸状、他方の対向する面を凹状〔第12図(A)〕、一方の対向する面を半円突状、他方の対向する面を半円凹陥状〔第12図(B)〕、一方の対向する面を逆V次突状、他方の対向する面を逆V字凹陥状〔第12図(C)〕、一方の対向する面を山状、他方の対向する面を谷状〔第12図(D)〕、又は一方の対向する面を波状突起状、他方の対向する面を波状凹陥状〔第12図(E)〕等でも利用できるものである。その上、第7の特徴として、上記第1〜第4の特徴を踏まえて、上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片において、その組合せを、両塗布体片の全体形状において、両塗布体片は、直線状であるものとし、更に上記両塗布体片の全体形状に対して、両塗布体片の各々の表面形状を、一方の塗布体片は周縁に複数の環状突起を軸方向に並設し、他方の塗布体片はその環状突起と係合する複数の周縁溝を軸方向に並設してなるもの、または一方の塗布体片は切歯面を軸方向に設け、他方の塗布体片は成形ブラシを配設してなるもの、または両塗布体片はいずれも複数の周縁溝、成形ブラシ、あるいは切歯面を設けてなるものである。そして、上記両塗布体片の全体形状及びそれに対する表面形状の組合せに対して、両塗布体片の各々の断面形状を、方形状と円形状あるいは楕円形状、または両塗布体片が一体となって円形状あるいは楕円形状となり、且つ該両塗布体片間の互いに対向する面が平面あるいはいずれかの塗布体片方向に湾曲する湾曲面とすることが特に好ましいものである。ただし、該両塗布体片間の互いに対向する面は、重なり合っていれば平面や湾曲面だけではなく、一方の対向する面を凸状、他方の対向する面を凹状〔第12図(A)〕、一方の対向する面を半円突状、他方の対向する面を半円凹陥状〔第12図(B)〕、一方の対向する面を逆V字突状、他方の対向する面を逆V字凹陥状〔第12図(C)〕、一方の対向する面を山状、他方の対向する面を谷状〔第12図(D)参照〕、又は一方の対向する面を波状突起状、他方の対向する面を波状凹陥状〔第12図(E)〕等でも利用できる。以上のように、一体となって塗布体をなす塗布体片について全体形状、表面形状及び断面形状の点から考え得る多数の組合せを用意することで、睫毛に対して使用者の思うように液体化粧料をより確実に塗布することができる。即ち、具体的には一方の塗布体片は、螺旋状刷毛体に形成され、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片を形成する螺旋状刷毛体に沿って、外接する平板状の切歯面を形成してなるものとすることで、閉合した塗布具により睫毛を挟持して化粧料を塗布する際に、螺旋状刷毛体が睫毛の一本一本をほぐしながら、その各睫毛に対して満遍なく液体化粧料を塗布することができる。また、一方の塗布体片は、螺旋状刷毛体に形成され、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片を形成する螺旋状刷毛体の表面に沿って密着する湾曲面を形成してなるものとすることで、閉合した塗布具により睫毛を挟持して化粧料を塗布する際に、螺旋状刷毛体が睫毛の一本一本をほぐしながら、その各睫毛に対して満遍なく液体化粧料を塗布することができる上、他方の塗布体片の湾曲面によって、その各睫毛の全長に亘って螺旋状刷毛体に当接させることができるので、その塗布作業の回数を減らすことができる。また、一方の塗布体片は、略円柱状のフロッキーチップに形成され、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片を形成する円柱状のフロッキーチップの表面に沿って密着する湾曲面を形成してなるものとすることで、塗布具を閉合して睫毛を挟持した際、フロッキーチップに大量に蓄えられた液体化粧料を厚く睫毛に塗布することができる。
その上、上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片を、両塗布体片の全体形状において、一方の塗布体片は、該保持軸の軸方向に睫毛の形状に合わせて湾曲し、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片の湾曲に沿うように湾曲するものであり、または上記両塗布体片が逆方向に互いにその形状に合わせて湾曲してなるもののいずれかとすることで、閉合した塗布具により上下いずれの睫毛を挟持して化粧料を塗布する際にも、一度に睫毛全体を確実に挟持することができ、睫毛の方向を整えながら、その挟持された睫毛に対して液体化粧料をより確実に塗布することができる。また、両塗布体片の全体形状において、両塗布体片は、直線状であるものとすることで、閉合した塗布具により睫毛を挟持して液体化粧料を塗布する際、特に睫毛の一部でも簡易且つ確実に挟持することができ、その挟持した一部の睫毛に対して液体化粧料をより確実に塗布することができる。そして、上記両塗布体の全体形状に対して、上記両塗布体片の各々の表面形状を、一方の塗布体片は周縁に複数の環状突起を軸方向に並設し、他方の塗布体片はその環状突起と係合する複数の周縁溝を軸方向に並設してなるものとすることで、睫毛全体を確実に環状突起と周縁溝との間に挟持することができ、睫毛の方向を整えながら、その挟持された睫毛に対して液体化粧料を塗布できるものであり、または、一方の塗布体片は切歯面を軸方向に設け、他方の塗布体片は成形ブラシを配設してなるものとすることで、成形ブラシにより睫毛の方向が整えられながら、複数の溝に貯留した液体化粧料が成形ブラシにより睫毛に対して均一に塗布することができ、または、両塗布体片のいずれにも複数の周縁溝を設けることで睫毛を該周縁溝間に挟持した際、周縁溝間に貯留する液体化粧料を睫毛の表面に厚く塗布することができ、または、成形ブラシを設けることで、該成形ブラシにより睫毛を細かくした上で該成形ブラシ間に貯留する液体化粧料を均一に塗布でき、または、切歯面を設けることで、液体化粧料の塗布に際して不要な液体化粧料を扱きつつ薄く塗布し、それと同時に睫毛の方向を整えることができるものとなる。なお、上記両塗布体片の各々の表面形状の組合せにおいて、一方の塗布体片は、周縁に複数の環状突起を軸方向に並設し、他方の塗布体片は、その環状突起と係合する複数の周縁溝を軸方向に並設してなるものの場合、他方の塗布体片に並設される該周縁溝はその間に液体化粧料を貯留するので、該他方の塗布体片を下側に位置させると、該塗布体片の全周にわたり存在する周縁溝のうち一方の塗布体片とは対向しない面に並設される周縁溝から余分の液体化粧料が滴下し周囲を汚損させる恐れがある。そのため、塗布容器本体より保持軸を取り出した際に過剰の液体化粧料が付着しないように、該他方の塗布体片の周縁溝を、一方の塗布体片に対向する面のみに限定して並設するものとしても良いものである。
そして、上記両塗布体片の全体形状及びそれに対する表面形状の組合せに対して、該両塗布体片の各々の断面形状を、方形状と円形状あるいは楕円形状とすることで、両塗布体片の当接面が小さくなって該当接面での圧力が強くなり、両塗布体片は睫毛を強固且つ確実に把持できるので、睫毛に対してカール等を付ける際には簡易且つ確実に行うことができるものとなり、または、両塗布体片が一体となって円形状又は楕円形状となり、且つ該両塗布体片間の互いに対向する面が平面であると、両塗布体片の当接面は広くなるので液体化粧料を一度に満遍なく睫毛に塗布することができ、または、いずれかの塗布体片方向に湾曲する湾曲面であると、両塗布体片は挟持した睫毛に対して液体化粧料を一度に満遍なく睫毛に塗布することができると共に、睫毛に対して自動的にカール等を付けることができる。以上より、特に第9図及び第10図において示す両塗布体片は、上述する両塗布体片の全体形状、表面形状及び断面形状を様々に組合せるものであるので、その作用効果は塗布体片の全体形状、表面形状及び断面形状において各々有する作用効果を組合せてなる複合的なものとなる。なお、上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片においては一方は固定されており、他方は可動するものであるが、その位置関係は固定的ではなく、使用者の使い勝手により両塗布体片の位置関係を入れ替えて使用することができるものである。
第8の特徴として、上記第1〜第4の特徴を踏まえて、上記二本の保持軸の先端に各々具えられ、閉合して一体となることで被塗布物を挟持可能とする塗布体を形成してなる塗布体片のうち少なくとも一方において、対向する塗布体片表面の反対側に櫛部を形成してなるものである。
そのため、塗布具を閉合して睫毛に液体化粧料を塗布した結果、睫毛が互いに接着してしまった時には、該塗布体を形成する両塗布体片の内の、一方の塗布体片表面の反対側に形成される櫛部を睫毛に当てて梳かすことで、互いに接着してしまった睫毛を一本一本解きほぐすことができる。また、更に睫毛一本一本に対して大量の液体化粧料を塗布しようとする際には、該櫛部に大量の液体化粧料を貯留しうることから、該塗布体片の櫛部を睫毛に当てて梳かすことで、睫毛を一本一本真っ直ぐに伸ばしながら大量の液体化粧料を塗布することができる。
従って、本願発明は、液体化粧料を睫毛に塗布する際には、簡易な操作により塗布具を開閉させて塗布体間に睫毛を挟持することができるので、該塗布体間に睫毛を挟持したまま毛先方向へ扱くことで、液体化粧料をより確実に睫毛に塗布することができるとともに、塗布体片の少なくとも一方において、対向する塗布体片表面の反対側に櫛部を形成することで、睫毛を梳かして一本一本解きほぐすことができるほか、液体化粧料のより多様な塗布方法を実現することができる。更に、塗布容器本体と蓋体を一体に密嵌していれば、液体化粧料塗布容器内の密閉性を密閉機構により維持しているので、液体化粧料の品質の低下や外部への漏出を防止することができるという優れた効果を有するものである。
第1図は、本願発明の実施例1〜3の液体化粧料塗布容器の正面図、第2図は、本願発明の実施例1の液体化粧料塗布容器を示す縦断面図、第3図は、本願発明の実施例1の液体化粧料塗布容器における塗布具の作動状態を示す断面図、第4図は、本願発明の実施例1の液体化粧料塗布容器における塗布具の作動状態を示す、第3図のA−A横断面図、第5図は、本願発明の実施例2の液体化粧料塗布容器を示す縦断面図、第6図は、本願発明の実施例2の液体化粧料塗布容器における塗布具の作動状態を示す縦断面図である。そして第7図は、本願発明の実施例2の液体化粧料塗布容器における塗布具の作動状態を示す、第6図のB−B横断面図、第8図は、本願発明の実施例1及び2において使用される塗布体の種類を示す図、第9図は、本願発明の実施例1及び2において使用される塗布体の種類を示す図、第10図は、本願発明の実施例1及び2において使用される塗布体の種類を示す図、第11図は、本願発明の実施例1及び2において使用される塗布体の断面の模式図、第12図は、本願発明の実施例1及び2において使用される塗布体のその他の断面の模式図である。また第13図は、本願発明の実施例3の液体化粧料塗布容器における塗布具の全体斜視図、第14図は、本願発明の実施例3における保持軸の分解全体斜視図、第15図は、本願発明の実施例3における塗布体片に設けられた周縁溝の係合状況を示す模式図、第16図は、本願発明の実施例3における蓋体と釦部との分解斜視図、第17図は、本願発明の実施例3における釦部の尾栓方向側からの拡大斜視図、第18図は、本願発明の実施例3において使用される塗布体の種類を示す図、第19図は、本願発明の実施例3において使用される塗布体の種類を示す図、及び第20図は、本願発明の実施例3において使用される塗布体の種類を示す図である。
本願発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
第1図〜第4図及び第8図〜第12図において示される1は、本願発明の実施例1における液体化粧料塗布容器である。該液体化粧料塗布容器1は、外側面4に雄ねじ5を螺設する開口部3を有し、その内部にマスカラなどの液体化粧料7を貯留すると共に、後述する塗布具16の表面に付着した過剰な液体化粧料7を掻き落とすためのしごき6を内装する塗布容器本体2と、一端では尾栓9を嵌着し、他端は該塗布容器本体2の開口部3の雄ねじ5と螺合する雌ねじ12を内周面11に螺設する開口部10を有するものであって、その内部には、密閉機構を構成する内キャップ13が密嵌され、該内キャップ13内において、介在させるスプリング15により開閉自在となる塗布具16をその根元部において一体に固持するとともに、該塗布具16の開閉を行う開閉機構である釦部17を内装する蓋体8から構成されるものである。なお、上記実施例1においては、スプリング15としてコイルバネが好ましい例として使用されているが、圧縮することで塗布具16が閉合され、伸長により塗布具16が開放されるものであれば、これに限らず使用することができ、例えば板バネ等を使用することもできる。
その上、該内キャップ13内においてその根元部を固持される塗布具16は、介在させるスプリング15により開閉自在となるように軸着した二本の保持軸19a、19bからなり、該保持軸19a、19bの先端には、閉合して一体となることで被塗布物である睫毛を挟持可能とする塗布体20を形成してなる塗布体片21、22が各々具えられる。なお、本願発明の実施例1では、塗布体20を形成してなる塗布体片21、22は、第8図(B)に示す、一方の塗布体片21は保持軸19aの先端に螺旋状刷毛体21cを形成してなるものであり、他方の塗布体片22は一方の塗布体片21の保持軸19aの先端に形成される前記螺旋状刷毛体21cの表面に沿って密着する湾曲面22cを形成してなるものを用いている。しかしながら、使用者が希望する液体化粧料7の化粧方法に合わせて、上記塗布体片21、22の組合として以下のようにしてもよい。すなわち、一方の塗布体片21は、螺旋状刷毛体21bに形成され、他方の塗布体片22は、前記一方の塗布体片21を形成する螺旋状刷毛体21bに沿って、外接する平板状の切歯面22bを形成したものとするものであったり〔第8図(A)〕、あるいは、一方の塗布体片21は、略円柱状のフロッキーチップ21dに形成され、他方の塗布体片22は、前記一方の塗布体片21を形成する円柱状のフロッキーチップ21dの表面に沿って密着する湾曲面22dを形成したものとするものであってもよい〔第8図(C)〕。その上、第9図〜第12図において示すように、一体となって塗布体20を形成する二本の保持軸19a、19bの先端に各々具えられる塗布体片21、22において、その組合せを、両塗布体片21、22の全体形状において、一方の塗布体片21は、該保持軸の軸方向に睫毛の形状に合わせて湾曲し、他方の塗布体片22は、前記一方の塗布体片21の湾曲に沿うように湾曲するものであり〔第9図(A)〜(E)左側〕、または上記両塗布体片21、22が逆方向に湾曲してなるもの〔第9図(A)〜(E)右側〕のいずれか(第9図)、または両塗布体片21,22を直線状としてなるもの(第10図)であって、更に上記両塗布体片21、22の全体形状に対して、両塗布体片21、22の各々の表面形状を、一方の塗布体片21は周縁に複数の環状突起21aを軸方向に並設し、他方の塗布体片22はその環状突起21aと係合する複数の周縁溝22aを軸方向に並設してなるもの〔第9図、第10図の各(A)〕、または一方の塗布体片21は切歯面22bを軸方向に設け、他方の塗布体片22は成形ブラシ26を配設してなるもの〔第9図、第10図の各(B)〕、あるいは両塗布体片21、22はいずれも複数の周縁溝22a、成形ブラシ26〔第9図、第10図の各(D)〕、あるいは切歯面22bを設けてなるもの〔第9図、第10図の各(E)〕とし、そして、上記両塗布体片21、22の全体形状及びそれに対する表面形状の組合せに対して、両塗布体片21、22の各々の断面形状を、方形状と円形状あるいは楕円形状〔第11図(A)〕、又は両塗布体片が一体となって円形状又は楕円形状となり、且つ該両塗布体片21、22間の互いに対向する面21e、22eが平面〔第11図(B)、(D)〕あるいはいずれかの塗布体片方向に湾曲する湾曲面とするもの〔第11図(C)、(E)〕が特に好ましいものである。ただし、該両塗布体片21、22間の互いに対向する面21e、22eは、重なり合っていれば平面や湾曲面だけではなく、一方の対向する面21eを凸状、他方の対向する面22eを凹状〔第12図(A)〕、一方の対向する面21eを半円突状、他方の対向する面22eを半円凹陥状〔第12図(B)〕、一方の対向する面21eを逆V字突状、他方の対向する面22eを逆V字凹陥状〔第12図(C)〕、一方の対向する面21eを山状、他方の対向する面22eを谷状〔第12図(D)〕、又は一方の対向する面21eを波状突起状、他方の対向する面22eを波状凹陥状〔第12図(E)〕等でも利用できる。
ここで、本願発明の実施例1における密閉機構の主要部は内キャップ13であり、該内キャップ13は、一端を封止する円筒体形状であって、蓋体8に内装されて、その開口部側端部は外側へ向けて肉厚の鍔部13bとなって、蓋体8の内壁に設けられた内キャップ受け8cと係合しつつ、蓋体8に密嵌されているとともに、その内部において塗布具16の根元部を固持している。また、その側周面に穿設する貫通孔13aの内周面には、弾性体のOリング14を具えるものである。そして、該Oリング14には、その表面に密着しながら出没自在となる突起ピン17bが挿入されている。後述するように、この突起ピン17bが釦部17への押圧力を塗布具16の保持軸19bに伝達する圧力伝達媒体となる。一方、開閉機構は、蓋体8に穿設された穴部8aより出没自在となる釦部17と塗布具16の二本の保持軸19a、19bの間に介装されたスプリング15とからなり、釦部17の脚部17a裏面は前記突起ピン17bに当接している。
そのため、釦部17を押圧することで、該釦部17の脚部17a裏面に当接する突起ピン17bは、内キャップ13の貫通孔13aを通して塗布具16をなす保持軸19bに当接し押勢する。その結果、塗布具16は、保持軸19a、19b間に介装するスプリング15を圧縮させつつ閉合する。このとき、該保持軸19a、19bの先端に各々具える塗布体片21、22は一体となって塗布体20を形成する。また、該釦部17を開放することで、該釦部17の脚部17a裏面に当接された突起ピン17bによる保持軸19bへの押勢が止められ、圧縮されていたスプリング15は反発して伸長する。その結果、塗布具16は、該保持軸19a、19bが互いに離脱して拡開する。このとき、一体となっていた塗布体20は二つの塗布体片21、22に分割する。
そして、内キャップ13内においてその根元部が固持される塗布具16の開閉に際して、蓋体8の穴部8aに対する釦部17の出没に対応して、該内キャップ13の貫通孔13a内を突起ピン17aが出没しても、該突起ピン17aの表面は、貫通孔13aの内周面に具えられる弾性を有するOリング14により常時密着されるので、該貫通孔13aにおける内キャップ13の密閉性を維持することができる。すなわち、釦部17が蓋体8の穴部8aを出没するためには、その両者の間にある程度の空間(隙間)が必要となり、その空間(隙間)が蓋体8内外に空気の流通を生じさせることとなる。しかし、内キャップ13がその鍔部13bにおいて蓋体8に密嵌されている上、内キャップ13に設けられた貫通孔13aではOリング14を介して突起ピン17aが出入りすることから、前記穴部8aの空間(隙間)から流通する空気は、内キャップ13の内側と流通することがなく、蓋体8と塗布容器本体2とを密嵌した際に、前記穴部8aの空間(隙間)を介しての塗布容器本体2内との空気の流通を防止することができる。
なお、この実施例1における蓋体8の開閉機構を構成する釦部17の脚部17aの尾栓9方向側には、凹陥部18が形成されている。この凹陥部18は蓋体8の穴部周縁8bと係合しうるものであって、釦部17を押圧して脚部17aを蓋体8の穴部8a内部に没入させるとともに、釦部17を尾栓9方向に摺動させると、釦部17の脚部17aの凹陥部18と蓋体8の穴部周縁8bとが係合する。従って、該釦部17は蓋体8の穴部8a内に没入状態で固定されることになるので、塗布具16は閉合状態で保持されることになる。この結果、塗布容器本体2に対して、塗布具16をその根元部において固持する蓋体8を脱着する際には、該塗布具16が邪魔にならず容易に行うことができる。また、塗布具16の使用に際しても、釦部17の脚部17aの凹陥部18と蓋体8の穴部周縁8bとを係合させた状態とすることで、二個の塗布体片21,22間に睫毛を挟持した状態を保持することができる。
実施例1の液体化粧料塗布容器1は以上の構成を具えるので、使用者が液体化粧料7を睫毛に塗布するにあたっては次のようにするものである。まず、使用者が液体化粧料塗布容器1において、塗布容器本体2と蓋体8との雄ねじ5と雌ねじ12との螺合を解くことにより、蓋体8を塗布容器本体2から分離し、該蓋体8にその根元部において固持された塗布具16を、内部に液体化粧料7を貯留する塗布容器本体2から引き抜くことができるようになる。その際、蓋体8に固持される塗布具16の保持軸19a、19b及び該保持軸19a、19b先端に具えられ、一体となって塗布体20を形成してなる塗布体片21、22に過剰な液体化粧料7が付着していても、塗布容器本体2内に内装されるしごき6により、過剰な液体化粧料7は除去されるものとなる。尚、塗布容器本体2に蓋体8を密嵌させた状態においては、塗布具16の二本の保持軸19a、19bが閉合されていなくても、各保持軸19a、19b先端の塗布体片21、22あるいは各保持軸19a、19bが塗布容器本体2の内壁面あるいはしごき6に当接した状態となっているだけであり、蓋体8を塗布容器本体2から分離しようとするに際し、塗布具16を塗布容器本体2から引き抜くに従い、拡開されていた二本の保持軸19a、19bはその拡開幅を狭めて、塗布容器本体2に設けられたしごき6を通過することとなるが、しごき6を通過して開口部3の外部に至ると、その二本の保持軸19a、19bがスプリング15の弾撥力によって急に拡開し、その各塗布体片21,22に付着していた液体化粧料7を周囲に撒き散らすおそれがあるため、釦部17を押圧していなければならないことから、蓋体8と塗布容器本体2とを密嵌させた状態においては、前述したように釦部17の脚部17aの凹陥部18と蓋体8の穴部周縁8bとを係合させて、常に二本の保持軸19a、19bが閉合しているようにするのが望ましい。
そして、上記塗布容器本体2と分離させた蓋体8において、押圧された状態で固定されている釦部17を尾栓9とは反対方向に摺動させつつ開放すると、該釦部17の脚部17a裏面に当接された突起ピン17bによる保持軸19bへの押勢が止められ、保持軸19a、19b間に介装され、圧縮されていたスプリング15が伸長し、保持軸19a、19bは互いに離脱するため塗布具16は拡開し、一体であった塗布体20は塗布体片21、22に分割する。そこで、分割した塗布体片21、22間に睫毛を位置させつつ、蓋体8の穴部8aより突出した釦部17を押圧することで、該釦部17の脚部17a裏面に当接した突起ピン17bは、内キャップ13の貫通孔13aの内周面に具えるOリング14bによってその表面を密着されつつ保持軸19bを押勢する。その結果、保持軸19a、19bは介装するスプリング15を圧縮しつつ閉合し、塗布体片21、22は一体となって塗布体20を形成するため睫毛はその間に挟持される。なお、睫毛に対する保持軸19a、19bの位置関係は、通常可動側の保持軸19bが上側、固定側の保持軸19aが下側となるが、使用者の都合により逆転してもよいものである。
その上で、該塗布体20を睫毛の毛先方向へ扱くことで、睫毛の表面に液体化粧料7を塗布することができる。
一方、睫毛に対する液体化粧料7の塗布作業が終了した後は、釦部17を押圧するとともに、尾栓9方向へ摺動させて、釦部17の脚部17a側面の凹陥部18と蓋体8の穴部周縁8bとが係合した状態としておく。これにより、釦部17の脚部17a裏面に当接する突起ピン17bが、内キャップ13の貫通孔13aに没入して保持軸19bを押勢した状態となり、塗布具16は閉合された状態に保持される。そのため、塗布容器本体2と蓋体8とを容易に一体にし、塗布具16を塗布容器本体2内に収納することができるものとなる。
以上のように、実施例1においては釦部17が蓋体8に設けられる穴部8aに対して出没自在となるだけでなく、蓋体8の軸方向に摺動自在となっていることから、蓋体8に設けられる穴部8aと釦部17の脚部17aとの間にはある程度の空間(隙間)が存在せざるをえない。この空間(隙間)から蓋体8の内外に空気の流通が生じるが、蓋体8内部に設けられる内キャップ13が、その鍔部13bによって蓋体8の内壁に密嵌されるとともに、内キャップ13の側面に設けられた貫通孔13aには、Oリング14とそれに常に密着して出没する突起ピン17bとが設置されているため、内キャップ13の内側は密閉された空間となり、前記空間(隙間)からの空気の流通を防止する。そのため、蓋体8を塗布容器本体2に密嵌した際に、蓋体8に設けられる穴部8aに生じるこの空間(隙間)を介しての、内キャップ13内外、すなわち当該内キャップ13内は塗布容器本体2内部とも連通していることから、その内部空間全体と内キャップ13外側との間の空気の流通を防止し、その内部の気密性を保持し、液体化粧料7の品質の低下や外部への漏出を防止できることとなる。
第1図及び第5図〜第12図に示す、本願発明の実施例2の液体化粧料塗布容器1’は、塗布容器本体2’における開口部3’、該開口部3’の外側面4’に螺設する雄ねじ5’及びしごき6’あるいは蓋体8’の開口部10’の内周面11’に螺設される雌ねじ12’等の基本的構造及び、互いに軸着する二本の保持軸19a’、19b’間にスプリング15’を介装して開閉自在とする塗布具16’の構造は、上記実施例1に示す液体化粧料塗布容器1に準じている。なお、上記実施例2においても、実施例1と同様にスプリング15’としてコイルバネが好ましい例として使用されているが、圧縮することで塗布具16’が閉合され、伸長により塗布具16’が開放されるものであれば、これに限らず使用することができ、例えば板バネ等を使用することもできる。
又、本願発明の実施例2においても、実施例1と同様に、第8図(B)に示す、一方の塗布体片21’は保持軸19a’の先端に螺旋状刷毛体21c’を形成してなるものであり、他方の塗布体片22’は一方の塗布体片21’の保持軸19a’の先端に形成される前記螺旋状刷毛体21c’の表面に沿って密着する湾曲面22c’を形成してなるものを用いている。しかしながら、使用者が希望する液体化粧料7の塗布状態に合わせて、実施例1と同様に、両塗布体片21’、22’を第8図(A)又は(C)、更には第9図〜第12図に示す組合せに代えることも可能である。
ここで実施例2における密閉機構は、一端を封止する円筒体の内キャップ13’と該内キャップ13’に外装される固定パイプ23との間に、内キャップ13’と同方向に一端を封止した円筒体の可撓筒24を挟持したものである。そして、該内キャップ13’の開口部側端部は、可撓筒24及び固定パイプ23よりも蓋体8’の開口部10’側へ突出した上、外側へ向けて肉厚となった鍔部13b’となって、蓋体8’の内壁に設けられた内キャップ受け8c’と係合しつつ、蓋体8’に密嵌されている。又、可撓筒24においては、その開口部24b周縁にも外側へ向けて肉厚となった鍔部24cが形成されるとともに、その側周面には、肉薄となって、蓋体8’の内径方向に変形自在となる変形部24aが配設されている。この可撓筒24の鍔部24cは、蓋体8’の内壁面に密嵌している。一方、固定パイプ23と内キャップ13’のそれぞれにおいて、この可撓筒24の変形部24aに対応する位置に、穴部23a、13a’が穿設されており、この変形部24aが釦部17’への押圧力を塗布具16’の保持軸19b’に伝達する圧力伝達媒体となる。一方、開閉機構としては、蓋体8’の側周面に穿設された穴部8a’より出没自在となる釦部17’と、塗布具16’の二本の保持軸19a’、19b’の間に介装されたスプリング15’、並びに釦部17’に近接した側の保持軸19b’に、可撓筒24の変形部24a方向に向かって突設された突起部25からなり、釦部17’の脚部17a’裏面は、釦部17’が押圧された際、前記可撓筒24の変形部24aを介して、該突起部25を押勢することとなる。
そのため、釦部17’を押圧することで、該釦部17’の脚部17a’が、固定パイプ23の穴部23aを通して可撓筒24の変形部24aに当接して押勢し、該変形部24aを内径方向に変形させながら、更に内パイプ13’の穴部13a’を通して保持軸19b’の突起部25を押勢することとなる。すなわち、釦部17’の脚部17a’が変形した変形部24aを介して保持軸19b’を間接的に押勢することとなる。その結果、塗布具16’は保持軸19a’、19b’間に介装するスプリング15’を圧縮させつつ閉合する。従って、該保持軸19a’、19b’の先端に各々具える塗布体片21’、22’は一体となって塗布体20’を形成することとなる。
また、該釦部17’を開放することで、該釦部17’の脚部17a’による変形部24aを介しての保持軸19b’への間接的な押勢が止められ、圧縮していたスプリング15’は反発して伸長する。その結果、可撓筒24の変形していた変形部24aは元の状態に復元し、塗布具16’は、該保持軸19a’、19b’が互いに離脱して拡開する。このとき、一体となっていた塗布体20’は二つの塗布体21’、22’に分割する。
そして、内キャップ13’内においてその根元部を固持される塗布具16’の開閉に際して、蓋体8’の穴部8a’に対して釦部17’が出没して、可撓筒24の変形部24aを該釦部17’の脚部17a’が変形させても、該可撓筒24の変形部24aは弾性を持って変形するだけで閉塞されている上、内キャップ13’並びに可撓筒24のいずれもが、その鍔部13b’、24cにおいて蓋体8’の内壁面に密嵌していることから、該可撓筒24内の内キャップ13’に穴部13’aが穿設されていても、内キャップ13’内の密閉性を維持することができる。
なお、この実施例2における液体化粧料塗布容器1’においても、実施例1と同様に、該釦部17”の脚部17a’側面に、尾栓9’方向に開口部を有する凹陥部を形成することにより、釦部17’を押圧しつつ尾栓9’方向に摺動させることにより、該凹陥部と蓋体8’の穴部8a’周縁とを係合させることができる。これによって、釦部17’は蓋体8’の穴部8a’内に没入した状態で固定されるので、塗布具16’は閉合状態で保持されることになる。この結果、塗布容器本体2’に対して、塗布具16’をその根元部において固持する蓋体8’を脱着する際には、その塗布具16’が邪魔にならず容易に行うことができる。また、塗布具16’の使用に際しても、釦部17’の脚部17a’の凹陥部と蓋体8’の穴部8a’周縁とを係合させた状態とすることで、二個の塗布体片21’,22’間に睫毛を挟持した状態を保持することができる。
実施例2における液体化粧料塗布容器1’は以上の構成を具えるので、使用者が液体化粧料7’を睫毛に塗布するにあたっては次のようにするものである。まず、使用者が液体化粧料塗布容器1’において、塗布容器本体2’と蓋体8’との雄ねじ5’と雌ねじ12’との螺合を解くことにより、蓋体8’を塗布容器本体2’から分離し、該蓋体8’にその根元部において固持された塗布具16’を、内部に液体化粧料7’を貯留する塗布容器本体2’から引き抜くことができるようになる。その際、該蓋体8’の釦部17’を指で押圧することで、該釦部17’の脚部17a’裏面が固定パイプ23の穴部23aを通して可撓筒24の変形部24aを変形させ、更に内キャップ13’の穴部13a’を通って、該変形部24aを介して、塗布具16’をなす保持軸19b’の突起部25を押勢するので、二本の保持軸19a’、19b’間に介装されたスプリング15’の弾性により拡開していた該保持軸19a’、19b’は閉合することとなる。そして、蓋体8’にその根元部を固持された塗布具16’を塗布容器本体2’から引き抜くことで、塗布具16’の保持軸19a’、19b’及び該保持軸19a’、19b’先端に具えられ、一体となって塗布体20’を形成してなる塗布体片21’、22’に過剰な液体化粧料7’が付着していても、塗布容器本体2’内に内装されるしごき6’により過剰な液体化粧料7’は除去されるものとなる。
そして、上記塗布容器本体2’と分離させた蓋体8’において、指で押圧していた該蓋体8’の釦部17’を再び開放すると、該釦部17’の脚部17a’による変形部24aを介する保持軸19b’の突起部25への間接的な押勢が止められ、保持軸19a’、19b’間に介装され、圧縮されていたスプリング15’が伸長し、保持軸19a’、19b’は互いに離脱するため塗布具16’は拡開し、一体であった塗布体20’は塗布体片21’、22’に分割する。そこで、分割した塗布体片21’、22’間に睫毛を位置させつつ、蓋体8’の穴部8a’より突出した釦部17’を押圧することで、該釦部17’の脚部17a’裏面は、可撓筒24の変形部24aを変形させ、更に該変形した変形部24aを介して保持軸19b’の突起部25を押勢する。その結果、保持軸19a’、19b’は介装するスプリング15’を圧縮しつつ閉合し、塗布体片21’、22’は一体となって塗布体20’を形成するため睫毛はその間に挟持される。なお、実施例1と同様に、睫毛に対する保持軸19a’、19b’の位置関係は、使用者の都合によりいずれの保持軸19a’、19b’が睫毛に対して上側となっても良いものである。その上で、該塗布体20’を睫毛の毛先方向へ扱くことで、睫毛の表面に液体化粧料7’を塗布することができる。
一方、睫毛に対する液体化粧料7’の塗布作業が終了した後は、釦部17’を押圧して蓋体8’の穴部8a’内に釦部17’の脚部17a’を没入させる。これにより、釦部17’の脚部17a’は、可撓筒24の変形部24aの変形を介して間接的に保持軸19b’の突起部25を押勢し、塗布具16’の保持軸19a’、19b’を閉合させる。そのため、塗布容器本体2’と蓋体8’とを容易に一体にし、塗布具16’を塗布容器本体2’内に収納することができるものとなる。
以上のように、実施例2においても、釦部17’が蓋体8’に設けられる穴部8a’に対して出没自在となっていることから、蓋体8’に設けられる穴部8a’と釦部17’の脚部17a’との間には幾分かの空間(隙間)が存在せざるをえない。この空間(隙間)から蓋体8’の内外に空気の流通が生じるが、蓋体8’内部に設けられる内キャップ13’が、その鍔部13b’によって蓋体8’の内壁に密嵌されているとともに、可撓筒24は、釦部17’の脚部17a’裏面による保持軸19b’の突起部25に対する押勢に際して、その変形部24aを変形させるだけで、その開口部24b周縁の鍔部24cが蓋体8’の内壁に密嵌されているので、内キャップ13’の内側は密閉された空間となり、前記空間(隙間)からの空気の流通を防止する。そのため、蓋体8’を塗布容器本体2’に密嵌した際に、蓋体8’に設けられる穴部8a’に生じるこの空間(隙間)を介しての、内キャップ13’内外、すなわち当該内キャップ13’内は塗布容器本体2’内部とも連通していることから、その内部空間全体と内キャップ13’外側との間の空気の流通を防止し、その内部の気密性を保持し、液体化粧料7’の品質の低下や外部への漏出を防止できることとなる。
第1図、第13図〜第20図に示す、本願発明の実施例3の液体化粧料塗布容器1”は、塗布容器本体2”における開口部(図示せず)、該開口部の外側面に螺設する雄ねじ(図示せず)及びしごき(図示せず)、あるいは蓋体8”の開口部10”の内周面11”に螺設される雌ねじ12”等の基本的構造及び、互いに軸着する二本の保持軸19a”、19b”間にスプリングとしてコイルバネ(図示せず)を介装して開閉自在とする塗布具16”の開閉機構、並びに蓋体8”の密閉機構等は、上記実施例1に示す液体化粧料塗布容器1に準じている。なお、この開閉機構並びに密閉機構については、実施例1に示した機構だけでなく、実施例2に示した機構に準じて構成することもできる。又、上記実施例3においても、実施例1及び実施例2と同様にスプリングとしてコイルバネが好ましい例として使用するものであるが、圧縮することで塗布具16”が閉合され、伸長により塗布具16”が開放されるものであれば、これに限らず使用することができ、例えば板バネ等を使用することもできる。
又、本願発明の実施例3においては、第13図及び第14図において示すように、両塗布体片21”、22”の全体形状は、一方の塗布体片21”はその保持軸19a”の軸方向に睫毛の形状に合わせて湾曲し、他方の塗布体片22”は、その一方の塗布体片21”の湾曲に沿うように湾曲している。そして、該一方の塗布体片21”は保持軸19a”の先端の、他方の塗布体片22”に対向する面(表面)に複数の周縁溝36を軸方向に並設してなり、又、同じく他方の塗布体片22”は保持軸19b”の先端の、一方の塗布体片21”に対向する面(表面)に、前記一方の塗布体片21”を形成する周縁溝36と係合する周縁溝36’を軸方向に設けてなるものである上、前記一方の塗布体片21”において、他方の塗布体片22”と対向する面であって周縁溝36を設けた面の反対側に櫛部27を形成している。なお、使用者が希望する液体化粧料7”の塗布状態に合わせて、実施例1や2の場合と同様に、第18図〜第20図に示すように、両塗布体片21”、22”の全体形状において直線状としてもよく、又、両塗布体片21”、22”の各々の対向する表面形状を螺旋状刷毛体21b”と切歯面22b”を軸方向に設けたもの、螺旋状刷毛体21c”と湾曲面22c”、円柱状のフロッキーチップ21d”と湾曲面22d”との組合せ、あるいは複数の環状突起21a”の軸方向への並設とそれに係合する複数の周縁溝22a”を軸方向へ並設したもの、切歯面22b”を軸方向に設けたものと成形ブラシ26”を配設してなるもの、あるいは両表面形状を成形ブラシ26”としたり切歯面22b”としたりしたもの等、種々の組合せが可能である。
そして、該内キャップ(図示せず)内において、介在させるスプリングにより開閉自在となる二本の保持軸19a”、19b”は、該保持軸19a”、19b”の根元部に穿設した貫通孔に対してピンを貫通させることで回動自在に一体に軸着するものであっても良いが、第14図において示すように保持軸19a”、19b”を回動自在に一体に軸着するものが、組立が容易である。即ち先ず、上記一方の塗布体片21”の保持軸19a”の根元部28において、該塗布体片21”との設けられる側とは逆側に向けて開口するとともに、他方の塗布体片22”の保持軸19b”側に向かって開口した切り欠き部28aを設ける。そして、該切り欠き部28aは、保持軸19a”の軸方向に平行となる一対の係止壁28bに挟まれてなり、又、該両係止壁28bの内側には、後述する他方の保持軸19b”の根元部28’に設けられる係合ピン29を遊嵌してなる、下端を係止壁28b下端部において開放し、上端をU字形状として閉合した係止溝30がそれぞれ対向する位置に溝設されている(尚、ここで言う上・下は、他方の保持軸19b”側を上、それに対向する側を下とする)。更に、該係止壁28bより先端側の保持軸19a”において広幅部37が形成され、後述する他方の保持軸19b”に設けられた広幅部37’と対向している。この両広幅部37,37’には、二本の保持軸19a”、19b”を開閉自在とするコイルバネを設置するスプリング孔38がそれぞれ穿たれている。次に、他方の塗布体片22”の保持軸19b”の根元部28’の手前に、当該保持軸19b”よりも広幅となる広幅部37’が設けられた上、当該根元部28’を、一方の保持軸19a”の根元部28に設けた前記切り欠き部28aに挿入しうるよう細幅とした上で、該保持軸19b”の左右方向に突出する円柱状の係合ピン29が一体に形成されている。そこで、他方の保持軸19b”の細幅の根元部28’を一方の保持軸19a”の根元部28の切り欠き部28a内に、互いに90°の角度で該切り欠き部28aの開口より挿入しつつ、他方の保持軸19b”の根元部28’の係合ピン29を一方の保持軸19a”の根元部28の係止溝30内に遊嵌しつつ上端まで移動させた後、両保持軸19a”、19b”を互いに閉合することで両者は回転自在に軸着するものとなる。なお、上記のようにして両保持軸19a”、19b”を互いに閉合した際でも、第15図に示すように、両塗布体片21”、22”を形成する、軸方向に並設された各周縁溝36、36’は互いに完全に噛合しないように設定されている。すなわち、両塗布体片21”、22”の各周縁溝36、36’が噛合した際にも、少なくとも一方の周縁溝36には、平均的な睫毛39一本の直径の1倍以上2倍未満の隙間(h)が生じるように調整されている。この隙間(h)の存在によって、塗布体20”によって睫毛を挟持しつつ睫毛39を扱くことにより、この隙間(h)に貯留された液体化粧料7”が睫毛に塗布されることとなり、一本一本の睫毛39に厚く液体化粧料7”を塗布することが可能となる。
ところで、上記両保持軸19a”、19b”における軸着構造は、上記実施例1及び実施例2においても同様に適用できるものである。
更に、第14図において示すように、開閉自在に軸着される上記保持軸19a”、19b”の対向する表面には、該保持軸19a”、19b”の閉合時において嵌合可能となる突条部31及び凹陥部32を各々形成するものである。従って、睫毛に液体化粧料を塗布するために保持軸19a”、19b”を閉合すると、保持軸19a”、19b”の対向する表面に各々形成される突条部31及び凹陥部32が嵌合する。その結果、使用者が塗布体20”により睫毛を挟持した状態で該塗布体20”を睫毛に沿って動かしても、両保持軸19a”、19b”は前記突条部31と凹陥部32との嵌合により一体となっているので、一方の保持軸19a”と他方の保持軸19b”との間で塗布方向へのずれが発生することがなく、睫毛に対して液体化粧料7”を均一且つ確実に塗布することができる。なお、保持軸19a”、19b”の対向する表面に各々形成される突条部31と凹陥部32との嵌合による保持軸19a”、19b”のずれ防止構造は、上記実施例1及び実施例2においても同様に適用できるものである。
ところで、実施例3における開閉機構では、蓋体8”対して上下動する釦部17”は、第16図において示すようにするものである。即ち、平面視において円形となる釦部17”(尚、当該釦部17”の表面は、釦部17”を押勢する指が滑らぬよう、波打った形状となっている。)の蓋体8”側には、中央に略直方体形状の主脚片33が設けられるとともに、該主脚片33を中心として対向する位置に一対の補助脚片34が形成されている。この主脚片33は前記実施例1における脚部17aに相当し、主脚片33裏面は、蓋体8”内部の内キャップに穿設された貫通孔を、弾性体のOリングに密着しながら出没自在となる突起ピンに当接している。そして、一対の補助脚片34と対向する主脚片33の各側面末端には、縦断面視において主脚辺33の各側面末端側へ向かって尖鋭となる係止突条33aが突設され、又、各補助脚片34の内側面には、その中央に蓋体8”方向へ向かう縦リブ34cが突設されるとともに、前記内側面末端には、縦断面視において補助脚片34の各内側面末端側へ向かって尖鋭となる係止突条34aが突設されている。一方、蓋体8”表面には円形に凹部35が穿設され、該凹部35内には、前記各係止突条33a、34aを除く主脚片33と補助脚片34の各断面形状となる穴部35a、35bが穿設されている。尚、該穴部35a、35bは、主脚片33の挿嵌される穴部35aを中心として、補助脚片34の挿嵌される2個の穴部35bが蓋体8”の軸と直交する方向にそれぞれ穿設される。従って、釦部17”と蓋体8”とは、釦部17”の主脚片33及び補助脚片34を、その各係止突条33a、34aを含めて蓋体8”の穴部35a、35bに対して挿嵌することで、両者は一体となるものである。その結果、蓋体8”に対して一体となった釦部17”は、上下動に際して、釦部17”の主脚片33と補助脚片34が蓋体8”に穿設された穴部35a、35bにより規制されて揺動しないので、円滑に出没することができるものとなる上、釦部17”が蓋体8”から離脱しようとしても、主脚片33及び補助脚片34の末端側面に各々突設される係止突条33a、34aが蓋体8”の内側面に係合するので、蓋体8”からの釦部17”の脱落を防止することができる。なお、この釦部17”と蓋体8”とは、上記実施例1及び実施例2においても同様に適用できるものである。
さらに実施例3における液体化粧料塗布容器1”において、該釦部17”の主脚片33と補助脚片34側面に、尾栓9”方向に開口部を有する凹陥部33b、34bをそれぞれ形成することにより、釦部17”を押圧しつつ尾栓9”方向に摺動させることにより、該凹陥部33b、34bと蓋体8”の穴部35a、35b周縁とを係合させることができる。このため、実施例1及び実施例2と同様に、釦部17”の主脚片33と補助脚片34は蓋体8”の穴部35a、35b内に没入した状態で固定されるので、塗布具16”は閉合状態で保持されることになる。この結果、塗布容器本体2”に対して、塗布具16”をその根元部において固持する蓋体8”を脱着する際には、その塗布具16”が邪魔にならず容易に行うことができる。また、塗布具16”の使用に際しても、釦部17”の主脚片33と補助脚片34の凹陥部33b、34bと蓋体8”の穴部35a、35b周縁とを係合させた状態とすることで、二個の塗布体片21”,22”間に睫毛を挟持した状態を保持することができる。その上、一方の塗布体片21”の櫛部27により液体化粧料を塗布する場合にも、他方の塗布体片22”は一方の塗布体片21”と一体となって塗布体20”を形成しているので他所を汚損することがないものである。
実施例3における液体化粧料塗布容器1”は以上の構成を具えるので、使用者が液体化粧料を睫毛に塗布するにあたっては次のようにするものである。まず、使用者が液体化粧料塗布容器1”において、塗布容器本体2”と蓋体8”との雄ねじと雌ねじ12”との螺合を解くことにより、蓋体8”を塗布容器本体2”から分離し、該蓋体8”にその根元部28、28’において固持された塗布具16”を、内部に液体化粧料を貯留する塗布容器本体2”から引き抜くことができるようになる。その際、該蓋体8”に装着された釦部17”を指で押圧することで、蓋体8”内の実施例1におけると同様の開閉機構により、二本の保持軸19a”、19b”間に介装されたスプリングの弾性により拡開していた該保持軸19a”、19b”は閉合することとなる。そして、蓋体8”にその根元部28、28’を固持された塗布具16”を塗布容器本体2”から引き抜くことで、塗布具16”の保持軸19a”、19b”及び該保持軸19a”、19b”先端に具えられ、一体となって塗布体20”を形成してなる塗布体片21”、22”に過剰な液体化粧料が付着していても、塗布容器本体2”内に内装されるしごきにより過剰な液体化粧料は除去されるものとなる。
そして、上記塗布容器本体2”から分離させた蓋体8”において、指で押圧していた該蓋体8”の釦部17”を再び開放すると、蓋体8”内の実施例1におけると同様の開閉機構により、該釦部17”の主脚片33の裏面に当接する突起ピンによって保持軸19b”が押勢されることにより圧縮されていた、保持軸19a”、19b”間に介装されたスプリングが伸長し、保持軸19a”、19b”は互いに離脱するため塗布具16”は拡開し、一体であった塗布体20”は塗布体片21”、22”に分割する。そこで、分割した塗布体片21”、22”間に睫毛を位置させつつ、蓋体8”の凹部35より突出した釦部17”を再び押圧して、該釦部17”の主脚片33によって突起ピンを、更には突起ピンによって保持軸19b”をそれぞれ押勢することによって、保持軸19a”、19b”は介装するスプリングを圧縮しつつ閉合し、塗布体片21”、22”は一体となって塗布体20”を形成するため、睫毛はその間に挟持される。なお、実施例1及び実施例2と同様に、睫毛に対する保持軸19a”、19b”の位置関係は、使用者の都合によりいずれの保持軸19a”、19b”が睫毛に対して上側となっても良いものである。その上で、該塗布体20”を睫毛の毛先方向へ扱くことで、睫毛の表面に液体化粧料を塗布することができる。更に、塗布体20”により液体化粧料を塗布した睫毛が互いに接着し、または更に液体化粧料を睫毛に塗布しようとするときには、指で蓋体8”の釦部17”を押圧して保持軸19a”、19b”を閉合したままで、塗布体20”の櫛部27を睫毛に当てて梳かすだけで、互いに接着していた睫毛を一本一本を解きほぐし、また更に迅速且つ確実に一本一本の睫毛に液体化粧料を塗布することができるものとなる。
一方、睫毛に対する液体化粧料の塗布作業が終了した後は、釦部17”を押圧して蓋体8”の穴部35a、35b内に釦部17”の主脚片33と補助脚片34を没入させる。これにより、釦部17”の主脚片33は突起ピンを介して保持軸19b”を押勢し、塗布具16”の保持軸19a”、19b”を閉合させる。そのため、塗布容器本体2”と蓋体8”とを容易に一体にし、塗布具16”を塗布容器本体2”内に収納することができるものとなる。
以上のように、実施例3においても、釦部17”の主脚片33と補助脚片34が蓋体8”に設けられる穴部35a、35bに対して出没自在となっていることから、蓋体8”に設けられる穴部35a、35bと釦部17”の主脚片33及び補助脚片34とのそれぞれの間には、幾分かの空間(隙間)が存在せざるをえない。この空間(隙間)から蓋体8”の内外に空気の流通が生じるが、実施例1において説明した蓋体8”内部に設けられる密閉機構により内キャップの内側は密閉された空間となり、前記空間(隙間)からの空気の流通を防止する。そのため、蓋体8”を塗布容器本体2”に密嵌した際に、蓋体8”に設けられる穴部35a、35bに生じるこの空間(隙間)を介しての、内キャップ内外、すなわち当該内キャップ内は塗布容器本体2”内部とも連通していることから、その内部空間全体と内キャップ外側との間の空気の流通を防止し、その内部の気密性を保持し、液体化粧料の品質の低下や外部への漏出を防止できることとなる。
液体化粧料を収容する液体化粧料塗布容器に具える塗布具を釦操作により開閉自在として、睫毛を挟持しつつ液体化粧料を塗布することができるとともに、該液体化粧料の保存に際して、蓋体内に内装する密閉機構により液体化粧料塗布容器内の密閉性を確実に維持して、該液体化粧料の品質の低下や外部への漏出を防止できるので、揮発性を有する成分を含有するマスカラやマスカラリムーバー等の液体化粧料を収容する液体化粧料塗布容器に適用することができる。

Claims (10)

  1. 液体化粧料を貯留する塗布容器本体と、蓋体に設けられた後記穴部を介しての空気の流通を防止して、その内部の密閉性を保持する密閉機構を内装するとともに、開閉自在となる二本の保持軸からなる塗布具の根元部を該密閉機構内において固持し、更に該密閉機構内においてその根元部を固持された前記塗布具を開閉させてなる開閉機構を具える蓋体から構成され、
    該密閉機構は、後記釦部と保持軸との間において押勢力を伝達する圧力伝達媒体を有し、
    該塗布具は、閉合して一体となることで被塗布物を挟持可能とする塗布体を形成してなる塗布体片を該保持軸の先端に各々具え、
    該開閉機構は、蓋体側面に穿設された穴部に対して出没自在となる釦部による前記圧力伝達媒体を介しての保持軸への押勢と、該塗布具の二本の保持軸の間に介装されるスプリングの弾撥力によって、塗布具を開閉自在とするものであり、
    該開閉機構の釦部を押圧することで、該釦部の脚部が圧力伝達媒体を介して塗布具の保持軸を押勢し、該スプリングが圧縮されて塗布具が閉合され、又、該釦部への押圧を停止することで、該スプリングの伸張によって、塗布具の閉合が開放されることを特徴する液体化粧料塗布容器。
  2. 上記蓋体に内装する密閉機構は、一端を封止する円筒体の内キャップであって、その側周面に穿設する貫通孔には、その内周面に設けられた弾性体のOリング内を内外方向に出没自在とする突起ピンを具えるとともに、該貫通孔よりも開口部側において蓋体の内壁に密嵌してなり、
    上記開閉機構の釦部の脚部の裏面を前記突起ピンに当接させた上、
    該釦部を押圧することで、突起ピンが内キャップの貫通孔の内周面に設けられたOリングに表面を密着させながら没入して、該突起ピンを介して塗布具の保持軸を押勢し、該スプリングが圧縮されて塗布具が閉合され、又、該釦部への押圧を停止することで、該スプリングの伸張によって、塗布具の閉合が開放されることを特徴とする上記特許請求の範囲請求項1記載の液体化粧料塗布容器。
  3. 上記蓋体に内装する密閉機構は、一端を封止する円筒体の内キャップと該内キャップに外装される固定パイプとの間に、円筒体であって、内キャップと同方向に一端を封止するとともに、他端には前記固定パイプと係合する鍔部を形成し、更にその側周面には蓋体の内径方向に変形自在となる変形部を配設する可撓筒を挟持しつつ一体に固持するものとした上、該可撓筒に配設する変形部に対応して、固定パイプ及び内キャップに穿設した穴部を具え、更に前記鍔部を蓋体の内壁に密嵌してなり、
    上記開閉機構の釦部の脚部を前記固定パイプの穴部に挿入した上、
    該釦部を押圧することで、該釦部の脚部が可撓筒の変形部を押圧して変形させて、該変形部を介して塗布具の保持軸を押勢し、該スプリングが圧縮されて塗布具が閉合され、又、該釦部への押圧を停止することで、該スプリングの伸張によって、塗布具の閉合が開放されることを特徴とする上記特許請求の範囲請求項1記載の液体化粧料塗布容器。
  4. 上記釦部の脚部側面に凹陥部を有し、押圧して塗布具を閉合した状態で、穴部内に没入した脚部の凹陥部が穴部端縁と係合自在となる釦部を有することを特徴とする上記特許請求の範囲請求項1〜3のいずれかに記載の液体化粧料塗布容器。
  5. 上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片において、その組合せを、
    一方の塗布体片は、螺旋状刷毛体に形成され、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片を形成する螺旋状刷毛体に沿って、外接する平板状の切歯面を形成してなるものとし、あるいは、一方の塗布体片は、螺旋状刷毛体に形成され、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片を形成する螺旋状刷毛体の表面に沿って密着する湾曲面を形成してなるものとし、あるいは一方の塗布体片は、略円柱状のフロッキーチップに形成され、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片を形成する円柱状のフロッキーチップの表面に沿って密着する湾曲面を形成してなるものとすることを特徴とする上記特許請求の範囲請求項1〜4のいずれかに記載の液体化粧料塗布容器。
  6. 上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片において、その組合せを、
    両塗布体片の全体形状において、一方の塗布体片は、該保持軸の軸方向に睫毛の形状に合わせて湾曲し、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片の湾曲に沿うように湾曲するものであり、または上記両塗布体片が逆方向に互いにその形状に合わせて湾曲してなるもののいずれかであるものとし、
    更に上記両塗布体片の全体形状に対して、両塗布体片の各々の表面形状を、一方の塗布体片は周縁に複数の環状突起を軸方向に並設し、他方の塗布体片はその環状突起と係合する複数の周縁溝を軸方向に並設してなるもの、または一方の塗布体片は切歯面を軸方向に設け、他方の塗布体片は成形ブラシを配設してなるもの、または両塗布体片はいずれも複数の周縁溝、成形ブラシ、あるいは切歯面を設けてなるものとし、
    そして、上記両塗布体片の全体形状及びそれに対する表面形状の組合せに対して、両塗布体片の各々の断面形状を、方形状と円形状あるいは楕円形状、または両塗布体片が一体となって円形状あるいは楕円形状となり、且つ該両塗布体片間の互いに対向する面が平面あるいはいずれかの塗布体片方向に湾曲する湾曲面であることを特徴とする上記特許請求の範囲請求項1〜4のいずれかに記載の液体化粧料塗布容器。
  7. 上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片において、その組合せを、
    両塗布体片の全体形状において、両塗布体片は、直線状であるものとし、
    更に上記両塗布体片の全体形状に対して、両塗布体片の各々の表面形状を、一方の塗布体片は周縁に複数の環状突起を軸方向に並設し、他方の塗布体片はその環状突起と係合する複数の周縁溝を軸方向に並設してなるもの、または一方の塗布体片は切歯面を軸方向に設け、他方の塗布体片は成形ブラシを配設してなるもの、または両塗布体片はいずれも複数の周縁溝、成形ブラシ、あるいは切歯面を設けてなるものとし、
    そして、上記両塗布体片の全体形状及びそれに対する表面形状の組合せに対して、両塗布体片の各々の断面形状を、方形状と円形状あるいは楕円形状、または両塗布体片が一体となって円形状あるいは楕円形状となり、且つ該両塗布体片間の互いに対向する面が平面あるいはいずれかの塗布体片方向に湾曲する湾曲面であることを特徴とする上記特許請求の範囲請求項1〜4のいずれかに記載の液体化粧料塗布容器。
  8. 上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片において、その組合せを、
    いずれも、少なくともその対向する表面に複数の周縁溝を軸方向に並設して係合自在としてなるものとすることを特徴とする上記特許請求の範囲請求項1〜4のいずれかに記載の液体化粧料塗布容器。
  9. 両塗布体片の全体形状において、一方の塗布体片は、該保持軸の軸方向に睫毛の形状に合わせて湾曲し、他方の塗布体片は、前記一方の塗布体片の湾曲に沿うように湾曲するものであり、または上記両塗布体片が逆方向に互いにその形状に合わせて湾曲してなるもののいずれかであることを特徴とする上記特許請求の範囲請求項8記載の液体化粧料塗布容器。
  10. 上記一体となって塗布体を形成する二本の保持軸の先端に各々具えられる塗布体片のうち少なくとも一方において、対向する塗布体片表面の反対側に櫛部を形成してなる上記特許請求の範囲請求項1〜9のいずれかに記載の液体化粧料塗布容器。
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