JP5121090B2 - アモルファスカーボン層の堆積方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はアモルファスカーボン膜、集積回路製造におけるその膜の使用及びその膜の堆積方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
集積回路は、単一チップ上に多数のトランジスタ、キャパシタやレジスタを含むことの出来る複雑なデバイスへと発展している。チップ設計の進歩には、より速い回路構成とより大きい回路密度が絶えず要求される。より大きな回路密度を持つ、より高速な回路に対する要求は、そのような集積回路の製造に使用される材料に対し、相応する要求を課す。すなわち、集積回路部品の寸法が縮小されるにしたがって(例えばサブミクロン寸法)、低抵抗率の導電性材料(例えば銅)及び、低誘電率の絶縁材料(約4.5未満の誘電率)を使用して、それら部品の電気的性能を向上することが必要とされる。
【0003】
高密度な集積回路に対する要求もまた、集積回路製造に使用される工程シーケンスに要求を突き付ける。例えば、従来のリソグラフィ技術を使用した工程シーケンスでは、基板上の材料層の堆積上にエネルギー感受性レジストの層が形成される。パターン像がエネルギー感受性レジスト層中に導入される。その後、エネルギー感受性レジスト層に導入されたパターンは、エネルギー感受性レジスト層をマスクとして使用して、基板上に形成された1つ以上の材料堆積層へ転写される。エネルギー感受性レジスト中に導入されたパターンは、化学エッチャントを使用して、1つ以上の材料堆積層へ転写することが出来る。化学エッチャントは、エネルギー感受性レジストよりも材料堆積層に対して、よりエッチング選択性を大きくするように設計される。すなわち化学エッチャントは1つ以上の材料堆積層を、それがエネルギー感受性レジストをエッチングするよりもはるかに速い速度でエッチングする。典型的には、1つ以上の材料堆積層に対するエッチング速度が高いため、パターン転写が終了する前にエネルギー感受性レジスト材料が消費されてしまうことが防止される。
【0004】
しかし、集積回路上のより大きな回路密度に対する要求により、より小さいパターン寸法が必要とされている(例えば、サブミクロン寸法)。パターン寸法の縮小につれ、パターン解像度を制御するために、エネルギー感受性レジストの厚さは対応して縮小されなければならない。そのようなより薄いレジスト層(約6000Å未満)は、化学エッチングを使用したパターン転写ステップ中、下地材料層のマスクには不充分である可能性がある。
【0005】
ハードマスクと呼ばれる中間酸化物層(例えば二酸化シリコン、窒化シリコン)は、しばしばエネルギー感受性レジスト層と下地材料層との間に使用されて、下地材料層へのパターン転写を容易にする。しかし、材料構造の中には(例えばダマシン構造)二酸化シリコンや窒化シリコンを含むものがある。この種の材料構造では、二酸化シリコンや窒化シリコンのハードマスクをエッチングマスクとして使用してのパターニングが出来ない。
【0006】
レジストパターニングの問題点は、レジストパターンを形成するため深紫外線(DUV)イメージング波長のリソグラフィイメージングツールを用いる場合に更に助長される。DUVイメージング波長は、短波長での回折の影響が低減されるため、レジストパターン解像度が向上する。しかし、このDUV波長では多くの下地材料(例えばポリシリコンやケイ化金属)で反射性が増すため、得られるレジストパターンの質が低下する場合がある。
【0007】
下地材料層からの反射を最小にするために提案される一つの技術として、反射防止膜(ARC: anti-reflective coating)を使用することが挙げられる。ARCはレジストパターニングに先だって反射材料層を覆って形成される。ARCは、レジストのイメージング中に下地材料層からの反射を抑え、エネルギー感受性レジスト層中に正確なパターンの複写を与える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
エネルギー感受性レジストと組み合わせて使用するためのARC材料が、いくつか提案されている。例えば1997年5月6日発行のPramanick et al. の米国特許5,626,967号では、窒化チタンの反射防止膜の使用を開示する。しかし、窒化チタンは露光波長が248nmを下回ると金属性が強まるため、窒化チタンはDUV放射に対して反射率が高くなり、DUV波長のための効果的な反射防止膜ではない。
【0009】
1998年1月20日発行のFoote et al. の米国特許5,710,067号では、酸窒化シリコンの反射防止膜の使用が開示されている。酸窒化シリコン膜は、続く集積回路製造ステップの妨げとなる可能性のある残滓を後に残すという意味で、除去が困難である。
【0010】
したがって技術において、酸化物との良好なエッチング選択性を有する集積回路製造のために有用な材料層が必要とされる。特に材料層がDUV波長に対してARCとなり、またストリッピングが容易であることが好ましい。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、集積回路の製造に用いるためのアモルファスカーボン層を形成する方法を提供する。アモルファスカーボン層は、炭化水素化合物と不活性ガスとを含む混合ガスを熱分解することによって形成される。任意に追加ガスを含む混合ガスがプロセスチャンバに導入され、基板表面に近接して炭化水素化合物がプラズマ熱分解され、基板表面上にアモルファスカーボン層の堆積がなされる。
【0012】
本発明の工程に従って堆積されたアズデポ(as-depo.)アモルファスカーボン層は、約10%水素〜約60%水素の範囲で炭素:水素比を調整可能である。このアモルファスカーボン層はまた、約250nm未満の波長で約0.1〜約1.0で変化し得る光吸収係数kを有しており、このアモルファスカーボン層をDUV波長における反射防止膜としての使用に適するようにされている。
【0013】
このアモルファスカーボン層は、集積回路の製造工程に適合する。集積回路製造工程の一つでは、アモルファスカーボン層はハードマスクとして利用される。この実施形態では、好ましい堆積シーケンスは、基板上へのアモルファスカーボン層の堆積を有している。基板上にアモルファスカーボン層が堆積された後、その上に中間層が形成される。中間層がパターニングされ、アモルファスカーボン層に転写される。その後、アモルファスカーボン層をハードマスクとして使用して、パターンが基板に転写される。更に、アモルファスカーボンのハードマスク中に形作られたパターンを、例えばダマシン構造などの集積回路構造内に組み込むことが可能である。
【0014】
別の集積回路製造工程では、アモルファスカーボン層がDUVリソグラフィのための単層反射防止膜として使用される。そのような実施形態では、好適な工程シーケンスに、基板上へのアモルファスカーボン層の形成が含まれる。アモルファスカーボン層は、約250nm未満の波長に対して、約1.5〜1.9の屈折率(n)と、約0.1〜約1.0の光吸収係数(k)を有する。アモルファスカーボンARCの屈折率(n)と光吸収係数(k)とは、層形成中、混合ガスの温度及び組成の関数として、望ましい範囲で可変という意味で、調節可能である。アモルファスカーボン層が基板上に形成された後、その上にエネルギー感受性レジスト材料層が形成される。約250nm未満の波長で、パターンがエネルギー感受性レジスト中に形作られる。その後、エネルギー感受性レジスト中に形作られたパターンがアモルファスカーボン層に転写される。アモルファスカーボン層がパターニングされた後、そのようなパターンは任意で基板に転写される。
【0015】
さらに別の集積回路製造工程では、多層アモルファスカーボン反射防止膜がDUVリソグラフィに使用される。そのような実施形態では、好適な処理シーケンスに、基板上への第1のアモルファスカーボン層の形成が含まれる。第1のアモルファスカーボン層は、約250nm未満の波長において、約1.5〜約1.9の範囲の屈折率と、約0.5〜約1.0の範囲の光吸収係数(k)とを有する。第1のアモルファスカーボン層が基板上に形成された後、第2のアモルファスカーボン層がその上に形成される。第2のアモルファスカーボン層は、約1.5〜約1.9の屈折率と、約0.1〜約0.5の範囲の光吸収係数を有する。第1及び第2のアモルファスカーボン層の屈折率(n)と光吸収係数(k)とは、層形成中、混合ガスの温度と組成との関数として望ましい範囲で可変であるという意味で、調整可能である。エネルギー感受性レジスト材料の層が、第2のアモルファスカーボン層の上に形成される。約250nm未満の波長で、エネルギー感受性レジスト層中にパターンが形作られる。エネルギー感受性レジスト材料中に形作られたパターンは、その後、第2のアモルファスカーボン層、続いて第1のアモルファスカーボン層に転写される。第1のアモルファスカーボン層がパターニングされた後、そのようなパターンは任意で基板に転写される。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の教示するところは、以下の詳細な説明を添付図面と共に考察することにより容易に理解され得る。
【0017】
本発明はアモルファスカーボン層を使用して集積回路を形成する方法を提供する。アモルファスカーボン層は、炭化水素化合物と不活性ガスを含む混合ガスを熱分解することによって形成される。任意に追加ガスを含む混合ガスは、プロセスチャンバに導入され、そこで基板表面に近接する炭化水素化合物のプラズマ熱分解の結果、基板表面上にアモルファスカーボン層の堆積がなされる。アモルファスカーボン層は、以下に議論する集積回路製造工程に適合する。
【0018】
図1は、本発明に従ってアモルファスカーボン層の堆積を実行するために使用可能なウエハ処理システム10の模式図である。この装置は通常、プロセスチャンバ100と、ガスパネル130と、制御ユニット110とを、電源や真空ポンプなどの他のハードウェア構成要素と共に備える。本発明に使用されるシステム10の詳細は、1998年12月14日に出願された出願番号09/211,998、標題 "High Temperature Chemical Vapor Deposition Chamber" の米国特許出願の中に記載される。このシステム10の際立った特徴が以下に簡潔に説明される。システム10の例としては、米国カリフォルニア州サンタクララのアプライドマテリアルズ社より入手可能なCENTURA システム、PRECISION 5000 システム、PRODUCER システムが含まれる。
【0019】
プロセスチャンバ100は概して、半導体ウエハ190等の基板を支持するために使用するペデスタル150を備える。このペデスタル150は、転置機構(図示されず)を使用してチャンバ100内で垂直方向に移動可能である。特定の処理に応じて、ウエハ190は処理に先立ち、ある所望の温度に加熱され得る。本発明では、ウエハペデスタル150は埋め込みヒータ素子170によって加熱される。例えばペデスタル150は、AC電源106からヒータ素子170へ電流を与えることにより抵抗加熱することが可能である。次いで、ウエハ190がペデスタル150によって加熱される。従来の方法では、熱電対などの温度センサー172もウエハペデスタル150に埋め込まれ、ペデスタル150の温度をモニターする。測定された温度は、ウエハ温度が特定の処理用途に適した所望の温度に維持又は制御され得るように、ヒータ素子170の電源16を制御するために、フィードバックループの中で使用される。ペデスタル150は、任意にプラズマを使用して、あるいは放射放熱器(図示されず)により、加熱される。
【0020】
プロセスチャンバ100を真空引きし、チャンバ100内を適正なガス流量とガス圧に維持するために、真空ポンプ102が使用される。プロセスガスを通してチャンバ100内に導入するシャワーヘッド120が、ウエハペデスタル150の上方に配置される。シャワーヘッド120はガスパネル130へ接続され、ガスパネル130は工程シーケンスの異なる段階で使用される様々なガスを制御及び供給する。
【0021】
シャワーヘッド120とウエハペデスタル150はまた、間隔を開けた電極の対を形成する。これら電極間に電界が発生すると、チャンバ100に導入されたプロセスガスはプラズマに励起される。通常、整合回路網(図示されず)を介してウエハペデスタル150を高周波(RF)電源(図示されず)に接続して、電界が発生される。あるいは、RF電源と整合回路網をシャワーヘッド120に、あるいはシャワーヘッド120とウエハペデスタル150との両方に、結合してもよい。
【0022】
プラズマ化学気相堆積法(PECVD)では、基板表面近くの反応域に電界を印加することによって、反応ガスの励起や分離を促進し、反応種のプラズマを生成する。プラズマ中の種の反応性が高いので、化学反応に必要なエネルギーが下げられ、このPECVD処理に必要な温度が低下する。
【0023】
本実施形態では、アモルファスカーボン層の堆積が、プロピレン(C3H6)等炭化水素化合物のプラズマ熱分解によって実現される。プロピレンは、ガスパネル130の制御下でプロセスチャンバ100内へ導入される。炭化水素化合物は、気体で規定の流量でプロセスチャンバへ導入される。
【0024】
ガスパネル130により適正な制御及びガス流量の調整が、質量流量制御装置(図示されず)及びコンピュータなどの制御ユニット110によって実行される。シャワーヘッド120によって、ガスパネル130からのプロセスガスがプロセスチャンバ100へ均一に分配、導入されることが可能となる。例として、制御ユニット110は中央演算処理装置(CPU)112、補助回路114、及び関連制御ソフトウェアを含むメモリ116を備える。この制御ユニット110は、ウエハ搬送、ガス流量制御、温度制御、チャンバ排気等、ウエハ処理に必要な多数の段階を自動制御する機能を有する。制御ユニット110と、システム10のさまざまな構成要素の間の双方向通信は、信号バスと総称する多数の信号ケーブル118を通じて処理され、そのうちのいくつかが図1に図解される。
【0025】
本発明に使用される加熱ペデスタル150はアルミニウム製であり、ペデスタル150のウエハ支持表面151下方に、ある距離で埋め込まれたヒータ素子170を含む。ヒータ素子170はインコロイシース管で被包されたニッケルクロム線から作られて良い。ヒータ素子170に加えられる電流を適正に調節することにより、膜堆積中に、ウエハ190及びペデスタル150を比較的一定の温度に維持することが出来る。これはフィードバック制御ループにより達成され、ここでペデスタル150の温度はペデスタル150に埋め込まれた熱電対172によって絶えずモニターされる。この情報が信号バス118を通じて制御ユニット110へ転送され、信号バス118はヒータ電源へ必要な信号を送って応答する。調節は続いて、ペデスタル150を所望の温度、すなわち特定の処理用途に適した温度に維持及び制御するよう、電流供給106において行なわれる。混合プロセスガスがシャワーヘッド120を排出するときに、加熱されたウエハ190の表面191で炭化水素化合物のプラズマ熱分解が起こり、その結果アモルファスカーボン層がウエハ190上に堆積される。
【0026】
アモルファスカーボン層の形成
本発明の一つの実施形態では、アモルファスカーボン層が炭化水素化合物とアルゴン(Ar)又はヘリウム(He)など不活性ガスの混合ガスから形成される。炭化水素化合物は一般的な式CxHyを持ち、xは2〜4の範囲、yは2〜10の範囲である。例えば、プロピレン(C3H6)、プロピン(C3H4)、プロパン(C3H8)、ブタン(C4H10)、ブチレン(C4H8)、ブタジエン(C4H6)、又はアセチレン(C2H2)ならびにこれらの化合物を、炭化水素化合物として使用できる。同様に、他の気体の中で水素(H2)、窒素(N2)、アンモニア(NH3)、又はこれらの化合物を、必要に応じて混合ガスに加えてもよい。Ar、He及びN2はアモルファスカーボン層の密度及び堆積速度を制御するために使用される。H2及び/又はNH3の添加は、以下に議論するようにアモルファスカーボン層の水素割合を制御するために使用され得る。
【0027】
一般に、以下の堆積プロセスパラメータを使用してアモルファスカーボン層を形成することが出来る。このプロセスパラメータは、約100℃〜約500℃のウエハ温度、約1Torr〜約20Torrのチャンバ圧力、約50sccm〜約500sccm(8インチウエハにつき)の炭化水素ガス(CxHy)流量、約0.5W/cm 2 〜約3W/cm 2 のRF電力、及び約0.76cm〜約1.52cmのプレート間隔である。上記のプロセスパラメータは、約100Å/min〜約1000Å/minというアモルファスカーボン層の典型的な堆積速度を与え、アプライドマテリアルズ社から市販の堆積チャンバで200mm基板に実施可能である。
【0028】
他の堆積チャンバは発明の範囲内にあり、上に列挙されたパラメータは、アモルファスカーボン層を形成するために使用される特定の堆積チャンバに応じて変化できる。例えば、他の堆積チャンバの容積は、これよりも大きくてもよく小さくてもよく、この場合、アプライドマテリアルズ社から市販の堆積チャンバ用に例示したよりも高いガス流量、低いガス流量を要する。
【0029】
アズデポアモルファスカーボン層は約10%水素〜約60%水素の範囲で炭素:水素比を調整可能である。アモルファスカーボン層の水素比を制御することは、その光学的性質と共にエッチング選択性を調節するのに望ましい。特に水素比が低下するほど、アズデポ層の光学的性質、例えば屈折率(n)や光吸収係数(k)などが増加する。同様に、水素比が低下するほど、アモルファスカーボン層のエッチング抵抗が向上する。
【0030】
アモルファスカーボン層の光吸収係数kは、約250nm未満の波長において約0.1〜約1.0の間で変化可能であり、アモルファスカーボン層をDUV波長における反射防止膜(ARC)としての使用に適合させる。アモルファスカーボン層の光吸収係数は堆積温度の関数として可変である。特に、温度が上昇するにつれ、アズデポ層の光吸収係数は、同様に増加する。例えば、プロピレンを炭化水素化合物とする場合、アズデポアモルファスカーボン層のk値は、堆積温度を約150℃から約480℃に上昇することによって、約0.2から約0.7に増加することが可能である。
【0031】
アモルファスカーボン層の光吸収係数は、混合ガス中に使用される添加物の関数としても変化可能である。特に、H2、NH3、N2又はこれらの化合物が混合ガス中に存在すると、k値を約10%〜約100%増加させることが出来る。
【0032】
集積回路製造工程
A.アモルファスカーボンハードマスク
図2a〜図2eは、アモルファスカーボン層をハードマスクとして取り入れた集積回路製造シーケンスの、異なる段階における基板200の模式断面図を表わす。ここで基板200とは、その上で処理が行なわれるあらゆるワークピースを指し、基板構造250とは、基板200と基板200上に形成されるその他の材料層を共に表わすために用いられる。処理の特定の段階により、基板200は、シリコン基板に対応し、あるいは基板上に形成されたその他の材料層に対応する。図2aは、例えば、上に材料層202を従来通りに形成された、基板構造250の断面図を表わす。材料層202は酸化物(例えばSiO2)であってよい。一般に、基板200はシリコン層、シリコン化合物層、金属層又はその他の材料層を含んでよい。図2aは、基板200がシリコンで、その上に二酸化シリコン層が形成された一実施形態を表わす。
【0033】
図2bは、図2aの基板構造250上に堆積されたアモルファスカーボン層204を表わす。アモルファスカーボン層204は、上述のプロセスパラメータにしたがって基板構造250上に形成される。アモルファスカーボン層の厚さは、特定の処理段階に応じて可変である。通常、アモルファスカーボン層は約50Å〜約1000Åの厚さを持っている。
【0034】
製造シーケンスで使用されるエネルギー感受性レジスト材料のエッチング化学反応に応じて、アモルファスカーボン層204の上に中間層206が形成される。中間層206は、アモルファスカーボン層204のマスクとして、パターンがその中に転写される際に働く。中間層206はアモルファスカーボン層204上に、従来通りに形成される。中間層206は酸化物、窒化物、シリコン酸窒化物、シリコン炭化物、アモルファスシリコン、又はその他の材料であってよい。
【0035】
エネルギー感受性レジスト材料層208は中間層206の上に形成される。エネルギー感受性レジスト材料層208は、約2000Å〜約6000Åの範囲内の厚さまで、基板上にスピンコートされ得る。ほとんどのエネルギー感受性レジスト材料は、約450nm未満の波長を持つ紫外線(UV)放射に対して感光性を有する。DUVレジスト材料は、245nm又は193nmの波長を持つUV放射に対して感光性を有する。
【0036】
パターン像は、そのようなエネルギー感受性レジスト材料層208をマスク210を通じてUV放射に露光することにより、エネルギー感受性レジスト材料層208中に導入される。エネルギー感受性レジスト材料層208中に導入されたパターン像は、適切な現像装置内で現像され、図2cに示されるように、層にパターンを形作る。その後、図2dを参照すると、エネルギー感受性レジスト材料層208中に形作られたパターンは、中間層206とアモルファスカーボン層204に転写される。パターンは、エネルギー感受性レジスト材料208をマスクとして使用して、中間層206に転写される。パターンは、適切な化学エッチャントを使用して中間層206をエッチングすることにより、中間層206に転写される。パターンは次に、中間層206をマスクとして使用してアモルファスカーボン層204に転写される。パターンは、適切な化学エッチャント(例えばオゾンプラズマ、酸素プラズマ又はアンモニアプラズマ)を使用してアモルファスカーボン層204をエッチングすることにより、アモルファスカーボン層204に転写される。
【0037】
図2eは、アモルファスカーボン層204をハードマスクとして使用して、アモルファスカーボン層204中に形作られたパターンをシリコン酸化物層202に転写することにより、集積回路の製造シーケンスが完了することを表わす。
【0038】
二酸化シリコン層202がパターニングされた後、アモルファスカーボン層204は任意で、オゾンプラズマ、酸素プラズマ又はアンモニアプラズマ中でエッチングすることにより、基板200から剥離することが可能である。
【0039】
製造シーケンスの特定の例では、アモルファスカーボンハードマスク内に形作られたパターンは、ダマシン構造などの集積回路構造に組み込むことが出来る。ダマシン構造は通常、集積回路上に金属相互接続を形成するために使用される。
【0040】
図3a〜図3eは、アモルファスカーボン層を含むダマシン構造の製造シーケンス中の異なる段階における、基板260の模式断面図を表わす。処理の段階に応じて、基板260はシリコン基板、又は基板上に形成されたその他の材料層と一致する。図3aは、例えば、上に誘電層262を形成された基板260の断面図を表わす。誘電層262は、酸化物(例えば二酸化シリコン、フルオロ珪酸塩ガラス)であってよい。一般に、基板260はシリコン層、シリコン化合物層、金属層又はその他の材料層を含んでよい。
【0041】
図3aは、基板260がシリコンで、その上にフルオロ珪酸塩ガラス層が形成された1実施形態を表わす。誘電層262は、製造される基板のサイズにより約5,000Å〜約10,000Åの厚さを有する。アモルファスカーボン層264が誘電層262の上に形成される。アモルファスカーボン層は、上述のプロセスパラメータにしたがって、誘電層262上に形成される。アモルファスカーボン層264は約200Å〜約1000Åの厚さを持つ。
【0042】
図3bを参照すると、アモルファスカーボン層264がパターニング及びエッチングされてコンタクト/バイア開口266を形作り、コンタクト/バイア開口が形成されるべき範囲で誘電層262を露光する。アモルファスカーボン層264は、従来のリソグラフィ技術を使用してパターニングされ、酸素プラズマあるいはアンモニアプラズマを使用してエッチングされる。
【0043】
アモルファスカーボン層264内に形成されたコンタクト/バイア開口266は、次に図3cに示すように、アモルファスカーボン層264をハードマスクとして使用して誘電層262へ転写される。コンタクト/バイア開口266は、反応性イオンエッチング又はその他の異方性エッチング技術を使用してエッチングされる。コンタクト/バイア開口266を誘電層262へ転写した後、図3dに示すように、アモルファスカーボン層をオゾンプラズマ、酸素プラズマ又はアンモニアプラズマ内でエッチングすることによって、誘電層262から剥離する。
【0044】
図3eを参照すると、アルミニウム、銅、タングステン、又はこれらの化合物などの導電性材料274を使用して、メタライゼーション構造がコンタクト/バイア266内に形成される。通常、その低い抵抗性から(約1.7μΩcm)、銅がメタライゼーション構造の形成に使用される。導電性材料274は化学気相堆積法、物理気相堆積法、電気メッキ、又はこれらの組み合わせを使用して堆積され、ダマシン構造を形成する。好ましくは、タンタル、タンタル窒化物などのバリア層272、又はその他の適したバリアが、まずメタライゼーション構造に合わせて堆積されて、周囲の誘電材料層262への金属マイグレーションを防止する。さらに、誘電層262は、メタライゼーション構造の隣接するコンタクト/バイア266間の静電結合を防ぐよう、低い誘電率(約4.5未満の誘電率)を有することが望ましい。
【0045】
B.アモルファスカーボン反射防止膜(ARC)
図4a〜図4cは、アモルファスカーボン層を反射防止膜(ARC)として組み込む集積回路製造シーケンスの、異なる段階における基板300の略断面図を表わす。一般に、基板300はその上で膜処理が行なわれるいかなる加工物にも当てはまり、基板構造350は一般に、基板300と基板300上に形成されるその他の材料層を、共に表わすものとして用いられる。処理の特定の段階に応じて、基板300はシリコン基板、又は基板上に形成されたその他の材料層に相当する。図4aは、例えば、基板300がシリコンウエハ上に形成された酸化物層である基板構造350の断面図を表わす。
【0046】
アモルファスカーボン層302が基板300の上に形成される。アモルファスカーボン層302は、上述のプロセスパラメータにしたがって基板300上に形成される。アモルファスカーボン層は、約250nm未満の波長において約1.5〜1.9の範囲の屈折率(n)と、約0.1〜約1.0の範囲の光吸収係数(k)を有し、アモルファスカーボン層をDUV波長におけるARCとしてふさわしいものとなっている。アモルファスカーボンARCの屈折率(n)と光吸収係数(k)は、それらが層形成中に望ましい範囲で温度及び混合ガスの組成の関数として可変であるということから、調節可能である。アモルファスカーボン層の厚さは、特定の処理段階に応じて可変である。通常、アモルファスカーボン層は約200Å〜約1100Åの厚さを持っている。
【0047】
図4bは、図4aの基板構造350上に形成されたエネルギー感受性レジスト材料層304を表わす。エネルギー感受性レジスト材料層は、基板上に約2000Å〜約6000Åの範囲内の厚さまでスピンコートされ得る。エネルギー感受性レジスト材料は、250nm未満の波長を持つDUV放射に対して感光性を有している。
【0048】
このエネルギー感受性レジスト材料層304を、マスク306を介してDUV放射に露光することにより、エネルギー感受性レジスト材料層304にパターン像が導入される。エネルギー感受性レジスト材料層304に導入されたパターン像は適切な現像装置内で現像され、層にパターンが形作られる。その後、図4cを参照すると、エネルギー感受性レジスト材料304中に形作られたパターンは、アモルファスカーボン層302に転写される。パターンは、エネルギー感受性レジスト材料304をマスクとして使用して、アモルファスカーボン層302に転写される。パターンは、適切な化学エッチャント(例えばオゾンプラズマ、酸素プラズマ又はアンモニアプラズマ)を使用してアモルファスカーボン層302をエッチングすることにより、アモルファスカーボン層302に転写される。
【0049】
アモルファスカーボン302がパターニングされた後、そのようなパターンは任意で基板300に転写される。通常、基板300がシリコン基板上に酸化物層を備えるとき、酸化物層のレジストマスクに対するエッチング選択性は約3:1から約5:1である。具体的に言うと、酸化物はレジストよりも約3〜5倍速くエッチングする。これに対し本発明のアモルファスカーボンARC層は、酸化物に対し約10:1よりも大きいエッチング選択性を有する。すなわち、酸化物はアモルファスカーボンARCよりも10倍以上速くエッチングする。このように、アモルファスカーボンARC層は酸化物パターニングのハードマスクとして、中間ハードマスク層をさらに必要とするというように、さらに工程を複雑にすることなく、より大きなエッチング選択性をも提供する。
【0050】
代替の実施形態において、アモルファスカーボン層は、層の厚さに渡って変化する光吸収係数(k)を持つことが出来る。すなわち、アモルファスカーボン層はその中に形成された光吸収係数の勾配を有し得る。そのような勾配は、層形成中の温度と混合ガス組成の関数として形成される。
【0051】
2つの材料層間の界面では、それらの屈折率(n)及び光吸収係数(k)の相違から反射が起こり得る。アモルファスカーボンARCに勾配を持たせて、2つの材料層の屈折率(n)及び光吸収係数(k)を適合させることができ、最小の反射で、アモルファスカーボンARCへの最大の透過が可能となる。その結果、アモルファスカーボンARCの屈折率(n)と光吸収係数(k)を、その中に透過される光のすべてを吸収するように、段階的に調節することが出来る。
【0052】
C.多層アモルファスカーボン反射防止膜(ARC)
図5a〜図5dは、多層アモルファスカーボン反射防止膜(ARC)構造を組み込む集積回路製造シーケンスの、異なる段階における基板400の略断面図を表わす。一般に、基板400はその上で膜処理が行なわれるいかなる加工物にも当てはまり、基板構造450は一般に、基板400と基板400上に形成されるその他の材料層を、共に表わすものとして用いられる。処理の特定の段階に応じて、基板400はシリコン基板、又は基板上に形成されたその他の材料層に相当する。図5aは、例えば、基板400がシリコンウエハである基板構造450の断面図を表わす。
【0053】
第1のアモルファスカーボン層402が、基板400上に形成される。第1のアモルファスカーボン層402は上述のプロセスパラメータにしたがって基板400上に形成される。第1のアモルファスカーボン層402は、おもに光吸収を目的に設計されている。したがって、第1のアモルファスカーボン層402は、約250nm未満の波長において約1.5〜約1.9の範囲の屈折率と、約0.5〜約1.0の範囲の吸収係数(k)を有している。第1のアモルファスカーボン層402の厚さは、特定の処理段階に応じて可変である。通常、第1のアモルファスカーボン層402は約300Å〜約1500Åの範囲の厚さである。
【0054】
第2のアモルファスカーボン層404が第1のアモルファスカーボン層402の上に形成される。第2のアモルファスカーボン層404もまた、上述のプロセスパラメータにしたがって形成される。第2のアモルファスカーボン層404は、おもに位相シフトの取り消しを目的として設計される。すなわち、第2のアモルファスカーボン層は、上地の材料層(例えばエネルギー感受性レジスト材料)との界面で発生した反射を消去する反射を生成するように設計される。したがって、第2のアモルファスカーボン層404は約1.5〜約1.9の屈折率と約0.1〜約0.5の範囲の光吸収係数を持つ。
【0055】
第2のアモルファスカーボン層404の厚さもまた、特定の処理段階に応じて可変である。通常、第2のアモルファスカーボン層404は約300Å〜約700Åの範囲の厚さを持つ。第1及び第2のアモルファスカーボン層の屈折率(n)と光吸収係数(k)は、それらが膜形成中、温度及び混合ガスの関数として可変であるということから、調節可能である。
【0056】
追加のアモルファスカーボン層を、多層アモルファスカーボンARC構造内に含んでよい。例えば1つ以上の最上層を使用して、例えばエネルギー感受性レジスト材料との界面で発生した反射を取り消すことができ、一方1つ以上の最下層を使用してその中に透過した光を吸収して、多層アモルファスカーボンARC構造と、例えば低誘電率酸化物など下地の材料層との界面の反射を最小にすることが出来る。
【0057】
図5bは、図5aの基板構造450上に形成された、エネルギー感受性レジスト材料層406を表わす。エネルギー感受性レジスト材料層は、約2000Å〜約6000Åの範囲内の厚さまで基板上にスピンコートされ得る。エネルギー感受性レジスト材料は250nm未満の波長を持つDUV放射に対して感光性を有している。
【0058】
エネルギー感受性レジスト材料406を、マスク408を通してDUV放射に露光することにより、エネルギー感受性レジスト材料層406にパターン像が導入される。
【0059】
エネルギー感受性レジスト材料層406に導入されたパターン像は適切な現像装置内で現像され、図5cに示すように層にパターンが形作られる。その後、図5dを参照すると、エネルギー感受性レジスト材料406中に形作られたパターンは、エネルギー感受性レジスト材料406をマスクとして使用して、アモルファスカーボン層404、402に転写される。パターンは、適切な化学エッチャント(例えばオゾンプラズマ、酸素プラズマ又はアンモニアプラズマ)を使用してエッチングすることにより、アモルファスカーボン層404、402に転写される。多層ARCがパターニングされた後、そのようなパターンが任意で基板に転写される。
【0060】
図5a〜図5dを参照して説明される多層アモルファスカーボンARC構造は、すでに単層アモルファスカーボンARCについて記述したように、中間ハードマスク層をさらに必要とするというように、更に工程を複雑にすることなく、低誘電率酸化物のような下地材料層をパターニングするための、ハードマスクとしてのエッチング選択性を提供する。
【0061】
本発明の教示を包含されたいくつかの好適実施形態が示され、詳細に説明されたが、当業者にはこれら教示をさらに包含した、その他、多数様々の実施形態を容易に考案出来るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実行に使用可能な装置の略図である。
【図2】図2a〜図2eは、アモルファスカーボン層をハードマスクとして組み込んだ集積回路製造の、様々な段階における基板構造の略断面図である。
【図3】図3a〜図3eは、アモルファスカーボン層をハードマスクとして組み込んだ集積回路製造の、様々な段階におけるダマシン構造の略断面図である。
【図4】図4a〜図4cは、アモルファスカーボン層を反射防止膜(ARC)として組み込んだ集積回路製造の、様々な段階における基板構造の略断面図である。
【図5】図5a〜図5dは、多層アモルファスカーボンARC構造を組み込んだ集積回路製造の、異なる段階における基板構造の略断面図である。
【符号の説明】
10…ウエハ処理システム、100…プロセスチャンバ、102…真空ポンプ、106…AC電源、110…制御ユニット、112…中央演算処理装置(CPU)、114…補助回路、116…メモリ、118…信号ケーブル、120…シャワーヘッド、130…ガスパネル、150…ペデスタル、170…埋め込みヒータ素子、172…温度センサー、190…半導体ウエハ、191…表面、200…基板、202…材料層、204…アモルファスカーボン層、206…中間層、208…エネルギー感受性レジスト材料層、210…マスク、250…基板構造、260…基板、262…誘電層、264…アモルファスカーボン層、266…コンタクト/バイア開口、272…バリア層、300…基板、302…アモルファスカーボン層、304…エネルギー感受性レジスト材料層、306…マスク、350…基板構造、400…基板、402…第1のアモルファスカーボン層、404…第2のアモルファスカーボン層、406…エネルギー感受性レジスト材料、408…マスク、450…基板構造
Claims (26)
- デバイス形成方法であって、
基板上に誘電層を形成するステップと、
前記誘電層に1つ以上のアモルファスカーボン層を含むハードマスクを化学気相堆積法により形成するステップと、
炭化シリコンを含む中間層を前記ハードマスク上に形成するステップと、
前記中間層の少なくとも1つの領域にパターンを形作るステップと、
前記ハードマスクの少なくとも1つの領域にパターンを形作るステップと、を含むデバイス形成方法。 - 前記ハードマスクの少なくとも1つの領域に形作られた前期パターンを前記基板へ転写するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記ハードマスクを、前記基板から除去するステップを更に含む請求項2に記載の方法。
- 前記中間層の少なくとも1つの領域にパターンを形作るステップが、
エネルギー感受性レジスト材料層を、中間層上に形成するステップと、
エネルギー感受性レジスト材料層を、パターニングされた放射に露光することにより、エネルギー感受性レジスト材料層中にパターン像を導入するステップと、
エネルギー感受性レジスト材料層中に導入されたパターン像を、現像するステップと、
前記ハードマスクに、前記パターンを転写するステップとを含む請求項1に記載の方法。 - 前記中間層の少なくとも1つの領域にパターンを形作るステップが、
エネルギー感受性レジスト材料層を、中間層上に形成するステップと、
エネルギー感受性レジスト材料層中にパターン像を導入するステップと、
パターン像を現像するステップと、
エネルギー感受性レジスト材料層中に現像されたパターン像を、エネルギー感受性レジスト材料をマスクとして用い、中間層に転写するステップと、
を更に含む請求項4に記載の方法。 - 中間層が、酸化物である請求項5に記載の方法。
- 1つ以上のアモルファスカーボン層が、オゾンプラズマ又は、酸素プラズマ又は、NH 3 プラズマを用いて、基板から除去される請求項3に記載の方法。
- 1つ以上のアモルファスカーボン層が、250nm未満の波長における反射防止膜である請求項1に記載の方法。
- 1つ以上のアモルファスカーボン層のそれぞれが、250nm未満の波長において、0.1〜1.0の範囲の光吸収係数を有する請求項8に記載の方法。
- 光吸収係数が、1つ以上のアモルファスカーボン層の厚さにわたり0.1〜1.0の間で変化する請求項9に記載の方法。
- 1つ以上のアモルファスカーボン層が、それぞれ、1.5〜1.9の屈折率を有する請求項8に記載の方法。
- 堆積チャンバ内に基板を配置し、
1つ以上の炭化水素化合物と不活性ガスとを有する混合ガスを、堆積チャンバに供給し、
混合ガスを加熱して、混合ガス中の1つ以上の炭化水素化合物を熱分解し、基板上に1つ以上のアモルファスカーボン層を形成する
ことにより、基板上に1つ以上のアモルファスカーボン層が形成される請求項1に記載の方法。 - 混合ガス中の1つ以上の炭化水素化合物が、一般式CxHyであり、xは2〜4、yは2〜10である請求項12に記載の方法。
- 1つ以上の炭化水素化合物が、プロピレン(C3H6)と、プロピン(C3H4)と、プロパン(C3H8)と、ブタン(C4H10)と、ブチレン(C4H8)と、ブタジエン(C4H6)と、アセチレン(C2H2)と、これらの混合物とから成る群より選択される請求項13に記載の方法。
- 1つ以上のアモルファスカーボン層が、それぞれ、10%水素〜60%水素の範囲の、炭素:水素比を有する請求項12に記載の方法。
- 不活性ガスが、ヘリウムと、アルゴンと、これらの混合物とから成る群より選択される請求項12に記載の方法。
- 混合ガスが、更に添加ガスを含む請求項12に記載の方法。
- 添加ガスがアンモニアと、窒素と、水素と、これらの混合物とから成る群より選択される請求項17に記載の方法。
- 基板が、100℃〜500℃の温度に加熱される請求項12に記載の方法。
- 堆積チャンバが、1Torr〜20Torrの圧力に維持される請求項12に記載の方法。
- 混合ガスが、50sccm〜500sccmの流量で堆積チャンバへ供給される請求項12に記載の方法。
- 混合ガスが、電界を印加することによって加熱される請求項12に記載の方法。
- 混合ガスにかけられる電界が、高周波(RF)電力である請求項22に記載の方法。
- RF電力が0.5W/cm2〜3W/cm2である請求項23に記載の方法。
- 1つ以上のアモルファスカーボン層のそれぞれが、50Å〜1500Åの範囲の厚さを有する請求項1に記載の方法。
- パターン化された放射が、250ナノメータ(nm)未満の波長を有する請求項4に記載の方法。
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