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JP5191763B2 - マスカラ塗布具 - Google Patents

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Description

本発明はマスカラ塗布具に関する。
マスカラブラシとしては、例えば熱可塑性樹脂からなる複数のブラシ繊維束を、二条の金属芯線材によって挟持しながら、これらをらせん状に捻回することによって得られる、いわゆるスクリューブラシが知られている(特許文献1参照)。スクリューブラシとは別に、マスカラ液の塗布部が形成された塗布用ブラシと、櫛の歯状のコームが形成された整え用ブラシが一体になったマスカラブラシが提案されている(特許文献2参照)。また、マスカラ塗布具の塗布域を、支持棒の軸方向に弓なりに湾曲させ、その湾曲部に針状突起を設けると共に、その反対側に、塗布箇所を整えるための複数の溝を設けたものが提案されている(特許文献3参照)。しかし、これらのマスカラブラシにおけるまつ毛を整える部位は、マスカラ薬剤の塗布部に近接して設けられているので、当該部位によってまつ毛を整えようとしたときに、塗布部に付着していたマスカラ薬剤が意図せず転写してしまい、まつ毛のまわりを汚してしまうおそれがある。
これらのマスカラブラシとは別に、二剤収納型の容器に異なる二種の化粧料組成物を充填するようにしたマスカラ化粧用具が提案されている(特許文献4参照)。この化粧用具においては、蓋部の両端から支持部がそれぞれ延出しており、各支持部の先端に植毛チップ及びコームがそれぞれ取り付けられている。植毛チップは、トップコート用のマスカラ薬剤の塗布に用いられる。一方、コームはアンダーコート用のマスカラ薬剤の塗布に用いられる。したがって、この化粧用具には、マスカラ薬剤が塗布された後のまつ毛を整える部位は存在しない。
特開昭63−143006号公報 特開2004−329946号公報 特開2005−125021号公報 特開2002−322031号公報
本発明の目的は、前述した従来技術のマスカラ塗布具よりも各種性能が一層向上したマスカラ塗布具を提供することにある。
本発明は、支持軸の先端に、該支持軸の延びる方向に長手方向を有する基台部を備えたマスカラ塗布具であって、
該基台部が、その長手方向に沿って凹状に湾曲する、まつ毛を押さえるための湾曲面と、該湾曲面に沿って設けられた多数の櫛歯からなる櫛歯列とを備えたマスカラ塗布具を提供するものである。
本発明のマスカラ塗布具によれば、マスカラ薬剤が塗布されたまつ毛の仕上がり性が良好になり、まつ毛をきれいにカールさせることができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1(a)には本発明の第1の実施形態のマスカラ化粧用具10の斜視図が示されている。化粧用具10は縦長であり、その横断面の形状が円形である略円柱状の形状をしている。図1(a)及び(b)に示すように化粧用具10は、第1及び第2のキャップ部11,12と、マスカラ塗布具20とから構成されている。マスカラ塗布具20は、円柱形状の把持部21を有している。把持部21はその長手方向の一端から延出する第1の支持軸22を有している。これとともに把持部21は、その長手方向の他端から延出する第2の支持軸23を有している。第1の支持軸22と第2の支持軸23とは、それらの延びる方向が平行となるように把持部21に取り付けられている。
第1の支持軸22の先端には、マスカラ薬剤の塗布部24が備えられている。一方、第2の支持軸23の先端には、まつ毛の押さえ部25が備えられている。これら塗布部24及び押さえ部25の詳細については後述する。
第1及び第2のキャップ部11,12はいずれも略筒状体である。第1及び第2のキャップ部11,12はその開口部にねじ山11A,12Aが形成されている。このねじ山11A,12Aは、マスカラ塗布具20の把持部21における内壁に形成されたねじ溝と螺合するようになっている。第1及び第2のキャップ部11,12が図1(a)に示すように把持部21に螺合した状態においては、上述の塗布部24及び押さえ部25は、該第1及び第2のキャップ部11,12内に収容されるようになっている。
図1(a)に示す状態において、第2のキャップ部12内には押さえ部25が収容されている。一方、第1のキャップ部11内には塗布部24が収容されている。第1のキャップ部11内にはマスカラ薬剤が充填されている。同図に示す状態において、該塗布部24は第1のキャップ部11内に充填されているマスカラ薬剤中に浸漬されている。このように、第1のキャップ部11は、塗布部24を保護するためのキャップとしての働きの他に、マスカラ薬剤を収容する容器としての働きも有している。
塗布部24は、図1(b)に示すように、いわゆるスクリュータイプのブラシと呼ばれる構造を有している。具体的には塗布部24は、線材からなる芯材と、該芯材に保持された毛材とから構成されている。毛材は、芯材周囲から突出している。芯材の軸線方向から見ると、毛材は放射状に突出している。毛材は、例えば熱可塑性樹脂からなる複数のブラシ繊維束を、二条の金属芯線材(図示せず)によって挟持しながら、これらをらせん状に捻回することによって芯材に保持されている。尤も、塗布部24の構造は、図1(b)に示すスクリュータイプのブラシに限られず、マスカラブラシの塗布部として用いられている種々の構造を採用することができる。例えばフロッキータイプ、コイルタイプ、コームタイプ、ツリータイプ、カーブタイプ、グラマラスタイプ、つくしタイプ、ひょうたんタイプ、アシンメトリータイプのものを用いることもできる。
図1(b)並びに図2(a)及び(b)に示すように、押さえ部25は基台部26を有している。基台部26は平面視して長手方向及びそれと直交する幅方向を有する縦長の細長い形状をしている。基台部26の長手方向は、第2の支持軸23の延びる方向と一致している。基台部26は、その先端に向かうにつれて漸次細く(幅狭に)なっている。基台部26は、第1の面27及びそれと反対側に位置する第2の面28を有する略板状の形状をしている。図2(a)に示すように、基台部26は、該基台部26の長手方向に沿って、第1の面27側へ凹状に湾曲したアーチ状をしている。つまり第1の面27は湾曲面になっている。これとともに基台部26は、該基台部26の幅方向に関しても、図2(b)に示すように、第1の面27側へ凹状に若干湾曲している。基台部26は、例えば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、エラストマー樹脂などの軽量素材から構成されている。
押さえ部25を構成する基台部26は、その長手方向の長さが20〜40mm、特に25〜30mmであることが、内眼角から外眼角にわたるまつ毛全体を一度に押さえることができる点から好ましい。また基台部26は、その幅方向の長さが、最も広い部分において5〜8mm、特に6〜7.5mmであることが、まつ毛の根元から毛先にわたる全体を押さえることができる点から好ましい。基台部26の長手方向に沿う湾曲の程度、即ち、第1の面27の長手方向に沿う湾曲の程度は、曲率半径で表して15mm以上、特に25mm以上であることが、瞼の湾曲に合わせてまつ毛を確実に押さえつけることができる点から好ましい。
先に述べたとおり、基台部26はその幅方向に関して、第1の面27側へ凹状に若干湾曲している。しかし、これに代えて、基台部26は、実質的に平らになっていてもよく、あるいは基台部26は、第1の面27側へ向けて凸状に若干湾曲していてもよい。一方、基台部26の第2の面28側は、その幅方向に関して、外方へ向けて凸状に若干湾曲していてもよく、あるいは実質的に平らになっていてもよい。第1の面27及び第2の面28の幅方向についての湾曲に関し、これらの面27,28それぞれの曲率半径は好ましくは3mm以上、更に好ましくは5mm以上、一層好ましくは7.5mm以上である。第1の面27側及び第2の面28側それぞれの曲率半径は同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。
基台部26における第1の面27には、多数の櫛歯29が立設されている。各櫛歯29は、第1の面27の幅方向の略中央部に位置している。各櫛歯29は、基台部26の長手方向に沿って一列に整列している。それによって、第1の面27には、一列の櫛歯列30が形成されている。櫛歯列30は、基台部26の全長にわたって延びている。
各櫛歯29は同形であり、先端に向かうにつれ先細となる略錐形の形状をしている。基台部26の長手方向に関して隣り合う櫛歯29のピッチは、等ピッチ又はランダムなピッチとすることができる。いずれの場合であっても、隣り合う櫛歯29のピッチは0.4〜1.5mm、特に0.8〜1.2mmであることが、後述するように、櫛歯列30によるまつ毛のさばきを首尾良く行い得る点から好ましい。これに関連して、各櫛歯29の高さは1.0〜2.0mm、特に1.2〜1.8mmであることが好ましい。
櫛歯列30においては、各櫛歯29の先端を結ぶ仮想線を考えた場合、該仮想線が基台部26の長手方向の湾曲形状と近似した湾曲形状となることが好ましい。該仮想線をこのような形状とするためには、各櫛歯29を配置する位置を調整したり、各櫛歯29の形状や大きさを調整したりすればよい。
図3に示すように、基台部26における第1の面27には、基台部26の幅方向へ延びる溝部31及び山部32が、基台部26の長手方向へ交互に配置するように設けられている。溝部31及び山部32は、基台部26の幅方向の全長にわたり形成されている。第1の面27をその幅方向からみたとき、山部32は三角形の形状をしており、溝部31は逆三角形の形状をしている。したがって、第1の面27をその幅方向からみると、第1の面27は波形の形状となっている。山部32の高さは、櫛歯29の高さよりも低いものである。山部32の高さ、すなわち山部32の頂点から溝部31の最底部までの距離は、櫛歯29の高さよりも低いことを条件として、0.5〜1.2mm、特に0.8〜1.0mmであることが好ましい。隣り合う山部32のピッチ及び隣り合う溝部31のピッチは等ピッチ又はランダムなピッチとすることができる。いずれの場合であっても、隣り合う山部32及び隣り合う溝部31のピッチはそれぞれ独立に0.4〜1.5mm、特に0.8〜1.2mmであることが、後述するように、櫛歯列30によるまつ毛のさばきを首尾良く行い得る点から好ましい。
溝部31及び山部32の配置と、上述した櫛歯29の配置との関係に関し、櫛歯29は、山部32の位置に立設されている。櫛歯29は、基台部26の長手方向において隣り合う山部32それぞれの位置に一つずつ立設されている。換言すれば、基台部26の長手方向において隣り合う櫛歯29の間に、櫛歯29が立設されていない山部32が存在しないように、櫛歯29が配置されている。尤も、櫛歯29の配置はこれに限られず、例えば基台部26の長手方向において隣り合う櫛歯29の間に、櫛歯29が立設されていない山部32が一つ又は二つ以上存在するように櫛歯29を配置してもよい。
本実施の塗布具20においては、基台部26を含む押さえ部25が、把持部21の一端から取り外し可能になっていてもよい。このためには、基台部26が取り付けられている支持軸23が、着脱可能に把持部21に螺合されていればよい。押さえ部25が取り外し可能になっていることで、該押さえ部25が汚れた場合にこれを取り替えたり、洗浄したりすることができるという利点がある。
図4(a)〜(d)には、本実施形態のマスカラ化粧用具10を用いてマスカラ薬剤をまつ毛に塗布している状態が示されている。まず図4(a)に示すように、マスカラ塗布具20の塗布部24にマスカラ薬剤を貯留させた状態下に、該塗布部24をまつ毛に当接させて塗布具20を上方に移動させる。これによってまつ毛に薬剤を塗布する。この操作を、所望の量のマスカラ薬剤がまつ毛に塗布されるまで行う。
マスカラ薬剤が塗布されたまつ毛は、マスカラ薬剤の有する粘性によって、複数本が束になった状態になっている。そこで、束になった状態のまつ毛を一本一本分離させるための操作を次に行う。具体的には図4(b)に示すように、マスカラ塗布具10を左右反転させて、押さえ部25を目元に近づける。そして押さえ部25に設けられた櫛歯29によって、まつ毛を下から上に向けて梳き上げる。まつ毛は、第1の面27に形成されている溝部31に案内され、櫛歯29によってすかれる。この操作を所望の回数繰り返して、マスカラ薬剤によって束になっているまつ毛を分離させ、まつ毛にボリューム感を付与する。
次に、図4(c)に示すように、押さえ部25における第1の面27をまつ毛に押し当てる。そして、しばしの間この押し当て状態を維持する。これによって、まつ毛にきれいなカールが付与され、仕上がり性が良好になる。この場合、押さえ部25における第1の面27は、瞼の湾曲形状にほぼ合致して長手方向へ凹状に湾曲しているので、内眼角から外眼角までの広い範囲にわたり、1回の操作でまつ毛を押し当てることができる。
また、まつ毛の下側に存在していたマスカラ薬剤の一部が、押さえ部25による押さえつけでまつ毛の上側に移動する。更に、まつ毛の下側に存在していたマスカラ薬剤の一部が、押さえ部25に転写されてまつ毛から除去される。これらの作用の結果、マスカラ薬剤はまつ毛の上側に偏在することになる。これによって、カールの形状が一層きれいになると共に、その形状が安定的に維持されるようになる。
押さえ部25によってまつ毛を押し当てる場合には、特にまつ毛の先端域におけるまつ毛の下側を押し当てるようにすると、まつ毛の下側に存在していたマスカラ薬剤が上側に更に移動する。その結果、まつ毛が上方に向けて湾曲したカール形状が維持されやすくなるので好ましい。
図4(c)に示す操作に起因して、複数本のまつ毛が再び束になった場合には、必要に応じ、図4(d)に示すように、押さえ部25に設けられた櫛歯29によって、まつ毛を下から上に向けて再び梳き上げ、束になったまつ毛を分離させる。
このように本実施形態によれば、押さえ部25の種々の部位を使い分けることで、まつ毛全体をきれいにカールさせることが可能となる。また、押さえ部25が塗布部24と別個に設けられており、該押さえ部25はマスカラ薬剤中に浸漬された状態になっていないので、まつ毛を押さえるときに目の周囲をマスカラ薬剤で汚すことが防止される。しかも、押さえ部25にはマスカラ薬剤が貯留されていないので、まつ毛を押さえる操作自体も行いやすい。
本実施形態のマスカラ化粧用具10によって塗布されるマスカラ薬剤の種類に特に制限はなく、従来公知のものを塗布の対象とすることができる。特に、本出願人の先の出願に係る特開2005−263702号公報や特開2005−298497号公報に記載のマスカラ薬剤とマスカラ塗布具20とを組み合わせて使
用することで、まつ毛に一層きれいなカールを付与することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を、図5並びに図6(a)及び(b)を参照しながら説明する。この実施形態に関し特に説明しない点については、先に述べた実施形態に関する説明が適宜適用される。図5並びに図6(a)及び(b)において図1〜図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
本実施形態の塗布具20における押さえ部25は、基台部26を有している。基台部26は、第1の実施形態と同様に、平面視して長手方向及びそれと直交する幅方向を有する縦長の細長い形状をしている。基台部26の長手方向は、第2の支持軸23の延びる方向と一致している。基台部26は、その先端に向かうにつれて漸次細く(幅狭に)なっている。基台部26は、第1の面27及びそれと反対側に位置する第2の面28を有する略板状の形状をしている。基台部26は、該基台部26の長手方向に沿って、第1の面27側へ凹状に湾曲したアーチ状をしている。つまり第1の面27は湾曲面になっている。
基台部26の長手方向に沿う左右の側縁には、該側縁に沿って多数の櫛歯29が設けられている。各櫛歯29は、基台部26の幅方向外方へ向けて突出している。これによって基台部26の長手方向に沿う左右の側縁には、多数の櫛歯が一列に整列してなる櫛歯列30が形成されている。櫛歯列30は、基台部26における長手方向の前端部26A及び後端部26B間の位置にわたって延びている。
各櫛歯29は、基台部26における第1の面27を延長するように設けられている。「第1の面27を延長する」とは、第1の面27と櫛歯29との間に段差が生じないように櫛歯29が設けられていることをいう。第1の面27と櫛歯29との間に段差が生じると、櫛歯29によるまつ毛の梳き上げを首尾良く行いにくくなる。また、段差の部分に、余剰のマスカラ薬剤が付着し、付着したマスカラ薬剤によって目の周囲が汚れやすくなるおそれがある。
各櫛歯29は同形であり、先端に向かうにつれ先細となる略三角形の板状の形状をしている。基台部26の長手方向に関して隣り合う櫛歯のピッチは、等ピッチ又はランダムなピッチとすることができる。いずれの場合であっても、隣り合う櫛歯のピッチは0.4〜1.5mm、特に0.8〜1.0mmであることが、後述するように、櫛歯列30によるまつ毛のさばきを首尾良く行い得る点から好ましい。これに関連して、各櫛歯29の高さは0.4〜2.0mm、特に0.8〜1.5mmであることが好ましい。また各櫛歯29の厚み(基台部26の長手方向における櫛歯29の長さ)は0.1〜1.0mm、特に0.3〜0.8mmであることが好ましい。
各櫛歯列30においては、各櫛歯29の先端を結ぶ仮想線を考えた場合、該仮想線が基台部26の幅方向外方へ向けて凸の滑らかな湾曲形状となるか、該仮想線が基台部26の幅方向内方へ向けて凸の滑らかな湾曲形状となるか、又は該仮想線が基台部26の延びる方向と平行な直線形状となることが好ましい。該仮想線をこのような形状とするためには、各櫛歯29を配置する位置を調整したり、各櫛歯29の形状や大きさを調整したりすればよい。
図6(a)及び(b)には、本実施形態のマスカラ化粧用具10を用いてマスカラ薬剤をまつ毛に塗布している状態が示されている。マスカラ薬剤をまつ毛に塗布する操作は、第1の実施形態に関して説明した図4(a)に示す操作と同じである。
次に図6(a)に示すように、マスカラ塗布具10を左右反転させて、押さえ部25を目元に近づける。そして押さえ部25に設けられた櫛歯29によって、まつ毛を下から上に向けて梳き上げる。櫛歯29は、基台部26の左右の側縁に設けられているので、マスカラ塗布具10を左右のどちらの手で把持した場合でも、梳き上げの操作性が損なわれることはない。この梳き上げ操作によって、マスカラ薬剤によって束になっているまつ毛が分離して、まつ毛にボリューム感が付与される。
次に、図6(b)に示すように、押さえ部25における第1の面27をまつ毛に押し当てる。そして、しばしの間この押し当て状態を維持する。これによって、まつ毛にきれいなカールが付与され、仕上がり性が良好になる。更に、必要に応じ、図6(a)及び(b)に示す操作を繰り返し、まつ毛のカールの状態やボリューム感を調整する。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記の各実施形態におけるマスカラ化粧用具は、把持部21の両端がそれぞれ第1のキャップ部11及び第2のキャップ部12と螺合する構造になっていたが、これに代えて、図7に示すように、第1の把持部21a及び第2の把持部21bと、それぞれの把持部の長手方向の一端から延出する支持軸22,23と、該支持軸22,23の先端に取り付けられた塗布部24及び押さえ部25とを備える第1及び第2のマスカラ塗布具20a,20bを採用し、このマスカラ塗布具20a,20bを、中央に仕切部33を有し、二室に区分され、かつ両端が開口した円筒形の収容体34と組み合わせてマスカラ化粧用具10となしてもよい。このマスカラ化粧用具10においては、収容体34の両端に設けられた開口部34a,34bを通じ、塗布部24及び押さえ部25が収容体342内に収容されるようになっている。
また前記実施形態においては、基台部26の第1の面27及び第2の面28のいずれもが、該基台部26の長手方向にわたって湾曲形状であったが、これに代えて、基台部26における第2の面28を平面状となしてもよい。
また、第1の実施形態の櫛歯列と第2の実施形態の櫛歯列とを組み合わせてもよい。
更に、本発明の塗布具はマスカラ薬剤をまつ毛に塗布するのに特に適したものであるが、これ以外にも例えば眉毛や頭髪の生え際に薬剤や化粧料を塗布するために用いることもできる。
図1(a)は、本発明のマスカラ化粧用具の一実施形態を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示すマスカラ化粧用具を分解して示す斜視図である。 図2(a)は、図1におけるIIa−IIa線断面図であり、図2(b)は、図1におけるIIb−IIb線断面図である。 図3は、基台部における第1の面の要部拡大図である。 図4(a)ないし(d)は、図1(a)及び(b)に示すマスカラ化粧用具を用いてまつ毛にマスカラ薬剤を塗布する状態を示す説明図である。 図5は、本発明のマスカラ化粧用具におけるマスカラ塗布具の第2の実施形態を示す斜視図である。 図6(a)及び(b)は、図5に示すマスカラ化粧用具を用いてまつ毛にマスカラ薬剤を塗布する状態を示す説明図である。 図7は、本発明の別の実施形態のマスカラ化粧用具を分解して示す斜視図(図1(b)相当図)である。
符号の説明
10 マスカラ化粧用具
11 第1のキャップ部
12 第2のキャップ部
20 マスカラ塗布具
21 把持部
22 第1の支持軸
23 第2の支持軸
24 塗布部
25 押さえ部
26 基台
27 第1の面
28 第2の面
29 櫛歯
30 櫛歯列

Claims (3)

  1. 支持軸の先端に、該支持軸の延びる方向に長手方向を有する基台部を備えたマスカラ塗布具であって、
    該基台部が、その長手方向に沿って凹状に湾曲する、まつ毛を押さえるための湾曲面と、該湾曲面に沿って設けられた多数の櫛歯からなる櫛歯列とを備えており、
    前記櫛歯が、前記湾曲面の側縁の位置に、該湾曲面を延長するように設けられて、前記櫛歯列が形成されているマスカラ塗布具。
  2. 支持軸の先端に、該支持軸の延びる方向に長手方向を有する基台部を備えたマスカラ塗布具であって、
    該基台部が、その長手方向に沿って凹状に湾曲する、まつ毛を押さえるための湾曲面と、該湾曲面に沿って設けられた多数の櫛歯からなる櫛歯列とを備えており、
    前記櫛歯が、前記湾曲面の幅方向の略中央部の位置に立設されて、前記櫛歯列が形成されており、
    前記湾曲面に、幅方向へ延びる溝部及び山部が、長手方向へ交互に配置するように設けられているマスカラ塗布具。
  3. 把持部を有し、該把持部の一端から延出した前記支持軸の先端に前記基台部を備えると共に、該把持部の他端から延出した支持軸の先端に、マスカラを塗布するための塗布部を備えている請求項1又は2に記載のマスカラ塗布具。
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