JP5150443B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
その一つに、車体及びエンジンのうちの何れか一方に連結される筒状の第一取付部材と、車体及びエンジンのうちの何れか他方に連結される第二取付部材と、第一、第二取付部材を弾性的に連結するゴム弾性体と、を備える本体ゴムの他に、第二取付部材の頭部を挿通させた状態で配置されたリバウンド用ストッパ部を備えたものがある。このストッパ部は、例えばエンジンを支持する際の支持荷重とは反対方向の荷重が加わり、第二取付部材が第一取付部材から離間する方向へ所定量以上移動しようとするとき、第二取付部材の頭部周辺の肩部に当接して第二取付部材の所定量以上の移動を規制するものである。
また、支持荷重が作用する前の無負荷状態においてゴム弾性体に捻りが生じていると、ゴム弾性体の耐久性が低下したり、防振装置の性能が低下したりする場合がある。
また、凹部及び凸部によって第一取付部材と第二取付部材との相対的な回転が防止されるので、ゴム弾性体の捻りを防止することができる。これにより、ゴム弾性体の耐久性の低下や防振装置の性能の低下を抑えることができる。
さらに、緩衝ゴムに凸部が形成され、ストッパ部に凹部が形成されており、ゴムからなる凸部が凹部の内側に嵌合されているので、緩衝ゴムに亀裂が生じにくく、緩衝ゴムの破損を防止することができる。
図1は本実施の形態における防振装置1を表した破断斜視図であり、図2は防振装置1の分解斜視図である。
なお、図1に示す符号Oは防振装置1の中心軸線を示しており、以下、単に「軸心O」と記す。また、軸心Oに沿った方向が鉛直方向であり、以下、「軸方向」と記す。さらに、軸心Oに垂直な方向を「径方向」とし、軸心O回りの方向を「周方向」とする。
また、図1における下側がバウンド側、つまり防振装置1を設置した際に支持荷重が入力される方向であり、図1における上側がリバウンド側、つまり前記支持荷重の入力方向の反対側であり、以下の説明においてバウンド側を「下」とし、リバウンド側を「上」とする。
さらに、図1に示すX方向が車両の前後方向であり、以下、単に「前後方向」と記し、図1に示すY方向が車両の幅方向であり、以下、単に「幅方向」と記す。
そして、完成した防振装置1は、車両組立ラインに搬入される。このとき、緩衝ゴム9の凸部94がストッパ部32の凹部37に嵌合され、緩衝ゴム9とストッパ部32との軸心O回りの相対回転が規制されているので、仮に、エンジンブラケット4や車体ブラケット3に衝撃が加えられても、車体ブラケット3とエンジンブラケット4との軸心O回りの相対回転が防止されるとともに、第一取付部材5と第二取付部材6との軸心O回りの相対回転が防止される。車両組立ラインに搬入された防振装置1は、車体ブラケット3の支持部31の先端部(下端部)が図示せぬ車体にボルト止めされることで車体に固定される。そして、車体に固定された防振装置1には、エンジンブラケット4の他端部に図示せぬエンジンがボルト止めされることでエンジンがマウントされる。このとき、エンジンブラケット4を介して第二取付部材6に支持荷重が作用し、第二取付部材6が第一取付部材5に対して下方に相対変位する。その結果、緩衝ゴム9の凸部94がストッパ部32の凹部37から離間し、緩衝ゴム9とストッパ部32との相対的な回転規制が解除される。
また、板状のストッパ部32を凹状にプレスすることで凹部37の角部にアールがつく。これにより、凹部37に嵌合された凸部94に応力が作用した際に当該凸部94が破損しにくくなり、緩衝ゴム9の破損を防止することができる。
例えば、上記した実施の形態では、第一取付部材5が車体ブラケット3を介して車体に連結されているとともに、第二取付部材6がエンジンブラケット4を介してエンジンに取り付けられ、車体ブラケット3に設けられたストッパ部32が第二取付部材6(エンジンブラケット4)の上方に配設されており、第二取付部材6に支持荷重が作用して第二取付部材6が下降することで、第二取付部材6と共にエンジンブラケット4が下降し、エンジンブラケット4に装着された緩衝ゴム9の凸部94がストッパ部32の凹部37から離間する構成となっているが、本発明は、第一取付部材が第一ブラケット(エンジンブラケット)を介してエンジンに連結され、第二取付部材が第二ブラケット(車体ブラケット)を介して車体に連結され、第一ブラケットに設けられたストッパ部が第二取付部材(第二ブラケット)の下方に配設された構成の防振装置であってもよい。このような防振装置では、無負荷状態において、第二取付部材又は第二ブラケットに設けられた緩衝ゴムの凸部が、第一ブラケットに設けられたストッパ部の凹部に嵌合されており、第一取付部材に支持荷重が作用して第一取付部材が下降することで、第一取付部材と共に第一ブラケットが下降し、ストッパ部の凹部が緩衝ゴムの凸部から離間する。
3 車体ブラケット(第一ブラケット)
4 エンジンブラケット(第二ブラケット)
5 第一取付部材
6 第二取付部材
7 ゴム弾性体
8 ボルト
9 緩衝ゴム
32 ストッパ部
37 凹部
40 窪み部
60 雌ネジ孔
80 頭部
94 凸部
Claims (3)
- 振動発生部および振動受部のいずれか一方に第一ブラケットを介して連結される第一取付部材、及び他方に第二ブラケットを介して連結される第二取付部材と、
前記第一取付部材と前記第二取付部材とを弾性的に連結するゴム弾性体と、
を備えており、
前記第一取付部材又は前記第二取付部材に支持荷重が作用することで前記第二取付部材が前記第一取付部材に対して軸方向一方側に相対変位する防振装置において、
前記第一ブラケット又は前記第一取付部材には、前記第二ブラケット及び前記第二取付部材のうちの少なくとも一方に係止されて前記第二取付部材の軸方向他方側への変位を規制するストッパ部が設けられ、
前記ストッパ部は、軸心に垂直な径方向の両側にそれぞれ配設された一対の立上り部と、前記一対の立上り部の端部間に架設された頂壁部と、から構成され、
前記第二ブラケット及び前記第二取付部材のうちの少なくとも一方には、前記ストッパ部に当接する緩衝ゴムが設けられており、
前記ストッパ部には、前記頂壁部に前記径方向に沿って延在するとともに、該頂壁部から前記一対の立上り部にわたって延在する溝部である凹部が形成され、前記緩衝ゴムには、支持荷重が作用していない無負荷状態において前記凹部に嵌合する凸条部である凸部が形成されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1に記載の防振装置において、
前記凹部は、板状の前記ストッパ部を凹状にプレスすることで形成されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1又は2に記載の防振装置において、
前記第二取付部材の軸方向他方側の端面には、軸方向に延在した雌ネジ孔が形成されていると共に、該雌ネジ孔に螺着されたボルトによって前記第二ブラケットが接合されており、
該第二ブラケットの軸方向他方側の表面には、前記ボルトの頭部が収容される窪み部が形成され、前記ボルトの頭部頂面は、前記第二ブラケットの軸方向他方側の表面に配設された前記緩衝ゴムの表面よりも軸方向一方側に配置されていることを特徴とする防振装置。
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