JP5023638B2 - プロピレンの製造方法 - Google Patents
プロピレンの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5023638B2 JP5023638B2 JP2006262840A JP2006262840A JP5023638B2 JP 5023638 B2 JP5023638 B2 JP 5023638B2 JP 2006262840 A JP2006262840 A JP 2006262840A JP 2006262840 A JP2006262840 A JP 2006262840A JP 5023638 B2 JP5023638 B2 JP 5023638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- reactor
- propylene
- carbon atoms
- rich
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/582—Recycling of unreacted starting or intermediate materials
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P30/00—Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
- Y02P30/20—Technologies relating to oil refining and petrochemical industry using bio-feedstock
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P30/00—Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
- Y02P30/40—Ethylene production
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は、メタノールおよび/またはジメチルエーテルを原料としてプロピレンを製造する方法において、反応器およびリサイクル流体中のエチレンの蓄積を抑制することにより、設備費用ならびに用役費用が低い新規なプロセスを提供することを目的とする。
本発明はこのような知見に基づいて達成されたものであり、その要旨は以下の通りである。
工程(1A):原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(4A)からリサイクルされた流体(F)とを、第1の反応器に供給し、第1の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(A)を得る工程
工程(2A):原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(5A)からリサイクルされた流体(G)とを、第2の反応器に供給し、第2の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(B)を得る工程
工程(3A):前記工程(1A)で得られた流体(A)と前記工程(2A)で得られた流体(B)を混合した流体(C)を、炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(D)と、プロピレンに富んだ流体と、炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(E)と、水に富んだ流体とに分離する工程
工程(4A):工程(3A)における流体(D)の一部の流体(F)を第1の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
工程(5A):工程(3A)における流体(E)の一部の流体(G)を第2の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
工程(1B):原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(4B)からリサイクルされた流体(L)とを第1の反応器に供給し、第1の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(A)を得る工程
工程(2B):工程(1B)で得られた流体(A)と、原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(5B)からリサイクルされた流体(M)とを第2の反応器に供給し、第2の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(I)を得る工程
工程(3B):工程(2B)で得られた流体(I)を、炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(J)と、プロピレンに富んだ流体と、炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(K)と、水に富んだ流体とに分離する工程
工程(4B):工程(3B)における流体(J)の一部の流体(L)を第1の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
工程(5B):工程(3B)における流体(K)の一部の流体(M)を第2の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
本発明は、以下の4つの工程、(1A),(2A),(3A),(4A)および(5A)(以下「第1の態様」と称す場合がある。)、或いは、(1B),(2B),(3B),(4B)および(5B)(以下「第2の態様」と称す場合がある。)を含むものであるが、本発明の課題を解決するという目的に従う限り、それ以外の工程の存在を排除するものではなく、4つの工程の前後に他の工程が存在していてもよく、各工程の間に他の工程が存在していてもよい。
工程(2A):原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(5A)からリサイクルされた流体(G)とを、第2の反応器に供給し、第2の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(B)を得る工程
工程(3A):前記工程(1A)で得られた流体(A)と前記工程(2A)で得られた流体(B)を混合した流体(C)を、炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(D)と、プロピレンに富んだ流体と、炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(E)と、水に富んだ流体とに分離する工程
工程(4A):工程(3A)における流体(D)の一部の流体(F)を第1の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
工程(5A):工程(3A)における流体(E)の一部の流体(G)を第2の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
工程(2B):工程(1B)で得られた流体(A)と、原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(5B)からリサイクルされた流体(M)とを第2の反応器に供給し、第2の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(I)を得る工程
工程(3B):工程(2B)で得られた流体(I)を、炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(J)と、プロピレンに富んだ流体と、炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(K)と、水に富んだ流体とに分離する工程
工程(4B):工程(3B)における流体(J)の一部の流体(L)を第1の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
工程(5B):工程(3B)における流体(K)の一部の流体(M)を第2の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
まず、第1の態様の工程(1A)〜(5A)について説明する。
工程(1A)では、原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(4A)からリサイクルされた流体(F)とを、第1の反応器に供給し、第1の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(A)を得る。
<第1の触媒>
本発明でいう「第1の触媒」とは第1の反応器で用いる触媒をいい、メタノールおよび/又はジメチルエーテルとリサイクルされたエチレンを含む流体を反応させてプロピレンおよび炭素数4以上のオレフィンを製造することができる触媒をいう。
ここで、フレームワーク密度(単位:T/nm3)とは、ゼオライトの単位体積(1nm3)当たりに存在するT原子(ゼオライトの骨格を構成する原子のうち、酸素以外の原子)の個数を意味し、この値はゼオライトの構造により決まるものである。
触媒中のアルミニウム含量は触媒調製の際の原料仕込み量でコントロールすることができ、また、調製後にスチーミング等によりAlを減らすこともできる。また、Alの一部をホウ素やガリウム等の他の元素に置き換えても良く、特にホウ素で置換することが好ましい。
本発明で使用する触媒は、反応に供する際に、上記物性ないし組成を有しているものであれば良く、いずれの方法によって調製されたものであっても良い。
反応の原料として用いるメタノールおよび/またはジメチルエーテルの製造由来は特に限定されない。例えば、石炭および天然ガス、ならびに製鉄業における副生物由来の水素/COの混合ガスの水素化反応により得られるもの、植物由来のアルコール類の改質反応により得られるもの、発酵法により得られるもの、再循環プラスチックや都市廃棄物等の有機物質から得られるもの等が挙げられる。このとき各製造方法に起因するメタノールおよびジメチルエーテル以外の化合物が任意に混合した状態のものをそのまま用いても良いし、精製したものを用いても良い。
「工程(4A)よりリサイクルされた流体(F)」とは、工程(4A)により得られるリサイクル流体(F)のことをいい、エチレンを含む流体である。この流体(F)は工程(3A)における炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(D)の一部である。ここでいう「一部」とは、通常、流体(D)の流量のうち10〜99重量%の範囲、好ましくは50〜95重量%の範囲である。この範囲を下回ると、新たな原料として第1の反応器に供給するエチレンの流量が増えるという不都合が生じ、逆にこの範囲を上回ると、メタンやエタンが第1の反応器ならびにリサイクル流体中に蓄積してしまうという不都合が生じるので好ましくない。
第1の反応器で行われるのは、通常、気相反応である。この気相反応器の形態に特に制限はないが、通常、連続式の固定床反応器や流動床反応器から選ばれる。好ましくは固定床反応器である。なお、固定床反応器に前述の触媒を充填する場合には、触媒層の温度分布を小さく抑えるために、石英砂、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ等の反応に不活性な粒状物を、触媒と混合して充填しても良い。この場合、石英砂等の反応に不活性な粒状物の使用量は特に制限はない。なお、この粒状物は、触媒との均一混合性の面から、触媒と同程度の粒径であることが好ましい。
反応温度の下限としては、第1の反応器入口のガス温度として通常約300℃以上、好ましくは400℃以上であり、反応温度の上限としては、通常600℃以下、好ましくは500℃以下である。反応温度が低すぎると、反応速度が低く、未反応原料が多く残る傾向となり、更にプロピレンの収率も低下する。一方で、反応温度が高すぎるとプロピレンの収率が著しく低下する傾向があるため好ましくない。
ここで基質濃度は、第1の反応器に供給するそれぞれの流体または混合した後の流体の組成をガスクロマトグラフィーなどの一般的な分析手法で定量することにより知ることができる。
このような希釈ガスとしては、反応原料に含まれている不純物をそのまま使用しても良いし、別途調製した希釈ガスを反応原料と混合して用いても良い。
また、希釈ガスは第1の反応器に入れる前に反応原料と混合しても良いし、反応原料とは別に第1の反応器に供給しても良い。
第1の反応器に供給するメタノールのモル流量とジメチルエーテルのモル流量の2倍との合計に対して、第1の反応器出口のメタノールのモル流量とジメチルエーテルのモル流量の2倍との合計は1%未満が好ましい。さらに好ましくは0.1%未満である。消費量が少なく、第1の反応器出口のメタノールやジメチルエーテルの量が増えすぎると、製品オレフィンの精製が困難になる。消費量を多くする方法としては、反応温度を上げたり、空間速度を下げたりする方法が挙げられる。
「プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(A)」とは、第1の反応器の出口の流体を意味する。
工程(2A)では、原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(5A)からリサイクルされた流体(G)とを、第2の反応器に供給し、第2の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(B)を得る。
<第2の触媒>
「第2の触媒」とは、第2の反応器で用いる触媒をいい、メタノールおよび/又はジメチルエーテルとリサイクルされる炭素数4以上のオレフィンとを反応させて、プロピレンおよび炭素数4以上のオレフィンを製造することができる触媒をいう。
用いられる触媒としては、前述の[工程(1A)の説明]にある<第1の触媒>に記載したものを利用することができる。この場合、第2の触媒として、第1の触媒として用いたものと全く同じ構造および組成の触媒を用いても、異なる構造および/または異なる組成の触媒を用いても良い。
反応の原料として用いるメタノールおよび/またはジメチルエーテルの製造由来は特に限定されない。例えば、石炭および天然ガス、ならびに製鉄業における副生物由来の水素/COの混合ガスの水素化反応により得られるもの、植物由来のアルコール類の改質反応により得られるもの、発酵法により得られるもの、再循環プラスチックや都市廃棄物等の有機物質から得られるもの等が挙げられる。このとき各製造方法に起因するメタノールおよびジメチルエーテル以外の化合物が任意に混合した状態のものをそのまま用いても良いし、精製したものを用いても良い。
「工程(5A)よりリサイクルされた流体(G)」とは、工程(5A)により得られるリサイクル流体(G)のことをいい、オレフィンを含む流体である。この流体(G)は工程(3A)における炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(E)の一部である。ここでいう「一部」とは、通常、流体(E)の流量のうち10〜99重量%の範囲、好ましくは50〜95重量%の範囲である。この範囲を下回ると、反応器にリサイクルされるオレフィンの量が少なくなり、プロピレンの収率が低下するという不都合が生じ、逆にこの範囲を上回ると、流体(E)に含まれるパラフィンが蓄積し、流体(B),(C),(G)の流量が増え、設備費用ならびに用役費用が高くなるという不都合が生じるので好ましくない。
第2の反応器にリサイクルされる炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(G)としては、オレフィンを含有していれば特に限定されず、パラフィンや芳香族化合物が含まれていても良い。
第2の反応器で行われるのは、通常、気相反応である。この気相反応器の形態に特に制限はないが、通常、連続式の固定床反応器や流動床反応器から選ばれる。好ましくは固定床反応器である。なお、固定床反応器に前述の触媒を充填する場合には、触媒層の温度分布を小さく抑えるために、石英砂、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ等の反応に不活性な粒状物を、触媒と混合して充填しても良い。この場合、石英砂等の反応に不活性な粒状物の使用量は特に制限はない。なお、この粒状物は、触媒との均一混合性の面から、触媒と同程度の粒径であることが好ましい。
第2の反応器としては、1つの反応器でも良いが、2つ以上の直列の反応器でも良い。2つ以上の直列の反応器の場合、原料であるメタノールおよび/またはジメチルエーテルを分割して異なる反応器に供給しても良いし、リサイクル流体(F)を分割して異なる反応器に供給しても良い。
反応温度の下限としては、第2の反応器入口のガス温度として通常約300℃以上、好ましくは400℃以上であり、反応温度の上限としては、通常700℃以下、好ましくは600℃以下である。反応温度が低すぎると、反応速度が低く、未反応原料が多く残る傾向となり、更にプロピレンの収率も低下する。一方で、反応温度が高すぎるとプロピレンの収率が著しく低下する。
この基質濃度が高すぎると芳香族化合物やパラフィン類の生成が顕著になりプロピレンの選択率が低下する傾向がある。逆に、この基質濃度が低すぎると、反応速度が遅くなるため多量の触媒が必要となり、さらに生成物の精製コストや反応設備の建設費も大きくなり経済的でない。
芳香族化合物濃度が高いと、第2の反応器内で芳香族化合物とメタノールおよび/またはジメチルエーテルとが反応し、必要以上にメタノールおよび/またはジメチルエーテルを消費してしまうため好ましくない。芳香族化合物濃度を低下させる方法としては、蒸留による分離法が挙げられる。
このような希釈ガスとしては、反応原料に含まれている不純物をそのまま使用しても良いし、別途調製した希釈ガスを反応原料と混合して用いても良い。
また、希釈ガスは第2の反応器に入れる前に反応原料と混合しても良いし、反応原料とは別に第2の反応器に供給しても良い。
第2の反応器に供給するメタノールのモル流量とジメチルエーテルのモル流量の2倍との合計に対して、第2の反応器出口のメタノールのモル流量とジメチルエーテルのモル流量の2倍との合計は1%未満が好ましい。さらに好ましくは0.1%未満である。消費量が少なく、第2の反応器出口のメタノールやジメチルエーテルの量が増えすぎると、製品オレフィンの精製が困難になる。消費量を多くする方法としては、反応温度を上げたり、空間速度を下げたりする方法が挙げられる。
「プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(B)」とは、第2の反応器の出口の流体を意味する。
第2の反応器出口流体(B)としては、反応生成物であるプロピレン、副生成物および希釈剤を含む混合ガスが得られる。該混合ガス中のプロピレン濃度は通常5〜95重量%である。
工程(3A)では、前記工程(1A)で得られた流体(A)と前記工程(2A)で得られた流体(B)を混合した流体(C)を、炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(D)と、プロピレンに富んだ流体と、炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(E)と、水に富んだ流体とに分離する。
工程(4A)では、工程(3A)における流体(D)の一部の流体(F)を第1の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す。
工程(3A)における流体(D)の一部の流体(F)は第1の反応器にリサイクルされ、残りの流体は本発明のプロセス(以下、「本プロセス」と称する場合がある)から抜き出される。この時、流体(D)を分離工程に導入することなく、リサイクル流体(F)と抜き出される流体とに分割しても良いが、流体(D)を分離工程に導入し、流体(D)よりもエチレン濃度を高めた流体を第1の反応器にリサイクルしても良い。抜き出された流体は、エチレンなどの有効成分を回収するために精製しても良いし、燃料として使用しても良い。またスチームクラッキングの原料として利用しても良い。
工程(5A)では、工程(3A)における流体(E)の一部の流体(G)を第2の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す。
工程(3A)における流体(E)の一部の流体(G)は第2の反応器にリサイクルされ、残りの流体は本プロセスから抜き出される。この時、流体(E)を分離工程に導入することなく、リサイクル流体(G)と抜き出される流体とに分割しても良いが、流体(E)を分離工程に導入し、流体(E)よりもブテン濃度を高めた流体を第2の反応器にリサイクルしても良い。抜き出された流体は、ブテンや芳香族化合物などの有効成分を回収するために精製しても良いし、燃料として使用しても良い。またスチームクラッキングの原料として利用しても良い。
次に、第2の態様の工程(1B)〜(5B)について説明する。
工程(1B)では、原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(4B)からリサイクルされた流体(L)とを第1の反応器に供給し、第1の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(A)を得る。
「工程(4B)からリサイクルされた流体(L)」とは、工程(4B)により得られるリサイクル流体(L)のことをいい、エチレンを含む流体である。この流体(L)は工程(3B)における炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(J)の一部である。ここでいう「一部」とは、通常、流体(J)の流量のうち10〜99重量%の範囲、好ましくは50〜95重量%の範囲である。この範囲を下回ると、新たな原料として第2の反応器に供給するエチレンの流量が増えるという不都合が生じ、逆にこの範囲を上回ると、メタンやエタンが第2の反応器ならびにリサイクル流体中に蓄積してしまうという不都合が生じるので好ましくない。
工程(2B)では、工程(1B)で得られた流体(A)と、原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(5B)からリサイクルされた流体(M)とを第2の反応器に供給し、第2の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(I)を得る。
「工程(5B)よりリサイクルされた流体(M)」とは、工程(5B)により得られるリサイクル流体(M)のことをいい、オレフィンを含む流体である。この流体(M)は工程(3B)における炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(K)の一部である。ここでいう「一部」とは、通常、流体(K)の流量のうち10〜99重量%の範囲、好ましくは50〜95重量%の範囲である。この範囲を下回ると、反応器にリサイクルされるオレフィンの量が少なくなり、プロピレンの収率が低下するという不都合が生じ、逆にこの範囲を上回ると、流体(K)に含まれるパラフィンが蓄積し、流体(I),(M)の流量が増え、設備費用ならびに用役費用が高くなるという不都合が生じるので好ましくない。
第2の反応器にリサイクルされる炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(M)としては、オレフィンを含有していれば特に限定されず、パラフィンや芳香族化合物が含まれていても良い。
「プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(I)」とは、工程(2B)における第2の反応器の出口の流体を意味する。第2の反応器出口流体(I)としては、反応生成物であるプロピレン、副生成物および希釈剤を含む混合ガスが得られる。該混合ガス中のプロピレン濃度は通常5〜95重量%である。反応条件によってはメタノールおよび/またはジメチルエーテルが含まれるが、メタノールおよび/またはジメチルエーテルが残らないような反応条件で反応を行うのが好ましい。それにより、反応生成物と未反応原料との分離が容易になる。副生成物としてはエチレン、炭素数が4以上のオレフィン類、パラフィン類、芳香族化合物および水が挙げられる。これにより本プロセス全体の設備費用ならびに用役費用を著しく削減することが可能である。
工程(3B)では、工程(2B)で得られた流体(I)を、炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(J)と、プロピレンに富んだ流体と、炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(K)と、水に富んだ流体とに分離する。
工程(4B)では、工程(3B)における流体(J)の一部の流体(L)を第1の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す。
第1の反応器にリサイクルされるエチレンを含有する流体(L)としては、メタンやエタンなどの反応に関与しない化合物が含まれていても良い。一方で、炭素数3以上のオレフィン含量としては10重量%未満が好ましく、さらに好ましくは5重量%未満である。炭素数3以上のオレフィン含量が高すぎるとエチレンが他の化合物に転化する反応が阻害され、第1の反応器ならびにリサイクル流体中にエチレンが蓄積されるため好ましくない。
工程(5B)では、工程(3B)における流体(K)の一部の流体(M)を第2の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す。
本発明においては、炭素数4以上のオレフィンを含有する流体を、新たな原料として、第1の態様における工程(1B)の第2の反応器、或いは第2の態様における工程(2B)の第2の反応器に供給しても良い。
反応の原料として用いる炭素数4以上のオレフィンとしては、特に限定されるものではない。例えば、石油供給原料から接触分解法またはスチームクラッキング等により製造されるもの(BB留分、C4ラフィネート−1、C4ラフィネート−2等)、石炭のガス化により得られる水素/CO混合ガスを原料としてFT(フィッシャートロプシュ)合成を行うことにより得られるもの、炭素数4以上のパラフィンの脱水素法または酸化脱水素法により得られるもの、MTO反応によって得られるもの、アルコールの脱水反応によって得られるもの、炭素数4以上のジエン化合物の水素化反応により得られるもの等の、公知の各種方法により得られる、炭素数4以上、特に炭素数4〜10のオレフィンを任意に用いることができ、このとき各製造方法に起因する炭素数4以上のオレフィン以外の化合物が任意に混合した状態のものをそのまま用いても良いし、精製したオレフィンを用いても良い。
第1の態様である工程(1A)〜(5A)のプロセスの特徴としては、第1の反応器出口流体(A)に含まれるエチレンやプロピレンなど炭素数3以下の炭化水素が第2の反応器に供給されない点が挙げられる。このため、第1の反応器および第2の反応器それぞれで生成したプロピレンを製品として効率よく取り出すことが可能である。
このように2つの態様には各々特長があるため、プロセス全体の費用やプロピレンの収率を勘案してプロセスが選定されることが好ましい。
以下に、本発明プロセスの実施態様について図面を参照して説明する。
図1は本発明プロセスの第1の態様を示し、図2は第2の態様を示す。
メタノールおよび/またはジメチルエーテル、分離精製系30からの炭素数2以下の炭化水素流体(F)はそれぞれ配管101、配管102および配管103を経て第1の反応器10に供給される。配管102を経て第1の反応器10に供給される流体(F)には炭素数2以下のパラフィン類、例えばメタンやエタンなどが含まれていても良いが、炭素数3以上のオレフィン含量としては10重量%未満が好ましい。なお、配管103を経て導入される原料流体は、配管101および配管102を経て供給される流体の合計を意味しているが、これらは必ずしも第1の反応器10に入る前に合流する必要は無く、別々に第1の反応器10に供給されても良い。第1の反応器10に供給された原料は第1の反応器10内で触媒と接触して反応し、プロピレン、炭素数4のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含む反応器出口流体(A)が得られる。
メタノールおよび/またはジメチルエーテル、分離精製系30からの炭素数2以下の炭化水素流体(L)はそれぞれ配管201、配管202および配管203を経て第1の反応器10に供給される。配管202を経て第1の反応器10に供給される流体(L)には炭素数2以下のパラフィン類、例えばメタンやエタンなどが含まれていても良いが、炭素数3以上のオレフィン含量としては10重量%未満が好ましい。なお、配管203を経て導入される原料流体は、配管201および配管202を経て供給される流体の合計を意味しているが、これらは必ずしも第1の反応器10に入る前に合流する必要は無く、別々に第1の反応器10に供給されても良い。第1の反応器10に供給された原料は第1の反応器10内で触媒と接触して反応し、プロピレン、炭素数4のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含む反応器出口流体(A)が得られる。
20 第2の反応器
30 分離精製系
Claims (4)
- メタノールおよび/またはジメチルエーテルを原料としてプロピレンを製造する方法において、以下の工程(1A),(2A),(3A),(4A)および(5A)を含むプロセスからなることを特徴とするプロピレンの製造方法。
工程(1A):原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(4A)からリサイクルされた流体(F)とを、第1の反応器に供給し、第1の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(A)を得る工程
工程(2A):原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(5A)からリサイクルされた流体(G)とを、第2の反応器に供給し、第2の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(B)を得る工程
工程(3A):前記工程(1A)で得られた流体(A)と前記工程(2A)で得られた流体(B)を混合した流体(C)を、炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(D)と、プロピレンに富んだ流体と、炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(E)と、水に富んだ流体とに分離する工程
工程(4A):工程(3A)における流体(D)の一部の流体(F)を第1の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
工程(5A):工程(3A)における流体(E)の一部の流体(G)を第2の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程 - 請求項1において、前記流体(F)に含まれる炭素数3以上のオレフィン含量が10重量%未満であることを特徴とするプロピレンの製造方法。
- メタノールおよび/またはジメチルエーテルを原料としてプロピレンを製造する方法において、以下の工程(1B),(2B),(3B),(4B)および(5B)を含むプロセスからなるプロピレンの製造方法であって、下記流体(L)に含まれる炭素数3以上のオレフィン含量が10重量%未満であることを特徴とするプロピレンの製造方法。
工程(1B):原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(4B)からリサイクルされた流体(L)とを第1の反応器に供給し、第1の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(A)を得る工程
工程(2B):工程(1B)で得られた流体(A)と、原料としてのメタノールおよび/またはジメチルエーテルと、工程(5B)からリサイクルされた流体(M)とを第2の反応器に供給し、第2の触媒と接触させることにより、プロピレン、炭素数4以上のオレフィン、エチレン、パラフィン、芳香族化合物および水を含有した流体(I)を得る工程
工程(3B):工程(2B)で得られた流体(I)を、炭素数2以下の炭化水素に富んだ流体(J)と、プロピレンに富んだ流体と、炭素数4以上の炭化水素に富んだ流体(K)と、水に富んだ流体とに分離する工程
工程(4B):工程(3B)における流体(J)の一部の流体(L)を第1の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程
工程(5B):工程(3B)における流体(K)の一部の流体(M)を第2の反応器にリサイクルし、残りの流体を該プロセスから抜き出す工程 - 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記第2の反応器に、炭素数4以上のオレフィンを含有する流体を該プロセス外から供給することを特徴とするプロピレンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006262840A JP5023638B2 (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | プロピレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006262840A JP5023638B2 (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | プロピレンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008081438A JP2008081438A (ja) | 2008-04-10 |
JP5023638B2 true JP5023638B2 (ja) | 2012-09-12 |
Family
ID=39352643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006262840A Active JP5023638B2 (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | プロピレンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5023638B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010100069A1 (en) | 2009-03-03 | 2010-09-10 | Total Petrochemicals Research Feluy | Process to make olefins from organics and paraffins |
JPWO2012015060A1 (ja) * | 2010-07-30 | 2013-09-12 | 日本ガス合成株式会社 | プロピレンの製造方法 |
JP5646279B2 (ja) * | 2010-10-28 | 2014-12-24 | 国立大学法人横浜国立大学 | 軽質オレフィンの製造方法 |
JP6699336B2 (ja) * | 2016-05-10 | 2020-05-27 | 三菱ケミカル株式会社 | Aei型アルミノケイ酸塩の製造方法、該aei型アルミノケイ酸塩を用いたプロピレン及び直鎖ブテンの製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4523046A (en) * | 1982-02-25 | 1985-06-11 | Mobil Oil Corporation | Method for gasoline yield enhancement in the fixed bed methanol-to-gasoline process |
DE10117248A1 (de) * | 2000-05-31 | 2002-10-10 | Mg Technologies Ag | Verfahren zum Erzeugen von Propylen aus Methanol |
WO2004074411A1 (ja) * | 2003-02-18 | 2004-09-02 | Japan Gas Synthesize, Ltd. | 液化石油ガスの製造方法 |
EP1508555A1 (en) * | 2003-08-19 | 2005-02-23 | Total Petrochemicals Research Feluy | Production of olefins |
US7371915B1 (en) * | 2004-06-25 | 2008-05-13 | Uop Llc | Conversion of oxygenate to propylene using moving bed technology |
-
2006
- 2006-09-27 JP JP2006262840A patent/JP5023638B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008081438A (ja) | 2008-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5050469B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP5135839B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP5391537B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP5135840B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
RU2742576C1 (ru) | Устройство и способ получения пара-ксилола и совместного получения низших олефинов из метанола и/или диметилового эфира и бензола | |
KR101382804B1 (ko) | 프로필렌의 제조 방법 | |
KR20090031942A (ko) | 단계간 생성물이 제거되는 반응기 시스템 | |
TWI405750B (zh) | 丙烯之製造方法 | |
JP5023638B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP5521264B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP2009161444A (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP4774813B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP6172024B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
CN101516811A (zh) | 丙烯的制备方法 | |
JP5023639B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP4774812B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP5023637B2 (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP2005281254A (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP2015131778A (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP2015189720A (ja) | プロピレンの製造方法 | |
JP2013163644A (ja) | プロピレンの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090828 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120306 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120522 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120604 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5023638 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |