JP5022288B2 - 複数遅延波影響判定装置及びそのプログラム - Google Patents
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ARIB TR−B14"地上デジタルテレビジョン放送運用規定技術資料"第3分冊(pp.9・4,pp.9・38−図A−26.FFTウィンドウ位置とバスタブ特性),2007年
ここで、電力合成曲線算出手段は、各区間に含まれる遅延波の電力比を電力に換算し、各区間に含まれる電力を合計した電力合成値を算出し、電力合成値を電力比に再度換算し、この電力比より電力合成曲線を算出する。
これによって、複数遅延波影響判定装置は、受信機によって逆バスタブ特性が大きく異なる不安定な第1ガード期間近傍区間及び第2ガード期間近傍区間において、複数の遅延波による影響を判定できる。なお、この逆バスタブ曲線は、例えば、ガード期間が台形状(逆バスタブ)となる曲線を示し、OFDM波を受信する受信機が、OFDM波に含まれる遅延波の電力比がこの曲線が示す許容限度を超える場合、OFDM波を受信できないことを示す。
これによって、複数遅延波影響判定装置は、例えば、ディスプレイ画面に、遅延プロファイルと、逆バスタブ曲線と、電力合成曲線と、影響判定手段の判定結果とを同時に表示できる。
これによって、影響判定手段は、受信機によって逆バスタブ特性が大きく異なる不安定な第1ガード期間近傍区間及び第2ガード期間近傍区間における判定条件を、ガード期間内区間、第1ガード期間外区間及び第2ガード期間外区間の判定条件より厳しくする。
請求項1,4に係る発明によれば、受信機によって逆バスタブ特性が大きく異なる不安定な第1ガード期間近傍区間及び第2ガード期間近傍区間において、複数の遅延波の影響を判定できるため、OFDM波に含まれる複数の遅延波による影響を精度よく判定できる。
請求項2に係る発明によれば、受信機によって逆バスタブ特性が大きく異なる不安定な第1ガード期間近傍区間及び第2ガード期間近傍区間における判定条件を、ガード期間内区間、第1ガード期間外区間及び第2ガード期間外区間の判定条件より厳しくするため、複数の遅延波による影響によって、受信機がOFDM波を受信できるか否かを精度よく判定できる。
請求項3に係る発明によれば、全ての区間のうち、遅延波による影響を与えている最小差区間を判定及び出力できるため、複数の遅延波による影響の原因が特定し易くなる。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る複数遅延波影響判定装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る複数遅延波影響判定装置のブロック図である。
なお、電力合成曲線生成手段11が、請求項に記載の電力合成曲線算出手段に相当する。
なお、遅延プロファイル測定装置2の詳細は、例えば、特開2006−93760号公報に記載されている。
第1ガード期間近傍区間(区間B): −200μ秒≦遅延時間<−126μ秒
ガード期間内区間(区間C) : −126μ秒≦遅延時間≦+126μ秒
第2ガード期間近傍区間(区間D): +126μ秒<遅延時間≦+200μ秒
第2ガード期間外区間(区間E) : +200μ秒<遅延時間≦+1008μ秒
なお、雑音成分除去手段の詳細は、例えば、特開2007−151097号公報の段落0051〜段落0071に記載されている。
以下、図9を参照して、複数遅延波影響判定装置の動作について、説明する(適宜図1参照)。図9は、図1の複数遅延波影響判定装置の動作を示すフローチャートである。なお、図9では、遅延プロファイル測定装置2の処理を、説明のために破線で図示した。
11 電力合成曲線生成手段(電力合成曲線算出手段)
13 影響判定手段
13a 受信可否判定手段
13b 最小差区間判定手段
15 判定結果出力手段
2 遅延プロファイル測定装置
Claims (4)
- OFDM波に含まれる複数の遅延波の遅延時間と、前記OFDM波の直接波に対する前記遅延波の電力比との関係を示す遅延プロファイルが遅延プロファイル測定装置から入力され、当該遅延プロファイルに基づいて、前記遅延波による影響を判定する複数遅延波影響判定装置であって、
前記遅延時間が所定範囲内の前記遅延プロファイルを、前記遅延時間が0となる時間を基準に所定のガード期間を倍にしたガード期間内区間と、前記ガード期間内区間の下限時間未満で所定の第1近傍時間以上の第1ガード期間近傍区間と、前記第1近傍時間未満で前記遅延時間の下限時間以上の第1ガード期間外区間と、前記ガード期間内区間の上限時間を超えて所定の第2近傍時間以下の第2ガード期間近傍区間と、前記第2近傍時間を超えて前記遅延時間の上限時間以下の第2ガード期間外区間との区間に分け、前記区間毎に、前記遅延波の前記電力比の合計を示す電力合成曲線を算出する電力合成曲線算出手段と、
予め設定された逆バスタブ曲線が示す前記OFDM波に含まれる前記遅延波の電力比の許容限度と、前記電力合成曲線算出手段が算出した電力合成曲線の電力比とを比較し、前記電力合成曲線の電力比が前記許容限度以下の場合、前記OFDM波を受信できると判定し、前記電力合成曲線の電力比が前記許容限度を越える場合、前記OFDM波を受信できないと判定する影響判定手段と、
前記遅延プロファイル測定装置から入力された遅延プロファイルと、前記逆バスタブ曲線と、前記電力合成曲線算出手段が算出した電力合成曲線と、前記影響判定手段の判定結果と、を出力する判定結果出力手段と、
を備えることを特徴とする複数遅延波影響判定装置。 - 前記影響判定手段は、全ての前記区間で、前記電力合成曲線の電力比が前記許容限度以下の場合、前記OFDM波を受信できると判定し、
前記ガード期間内区間、前記第1ガード期間外区間又は前記第2ガード期間外区間で、前記電力合成曲線の電力比が前記許容限度を超える場合、前記OFDM波を受信できないと判定し、
前記第1ガード期間近傍区間又は前記第2ガード期間近傍区間で、前記電力合成曲線の電力比が前記許容限度を超える場合、又は、前記電力合成曲線と前記逆バスタブ曲線とが交差する場合、前記OFDM波を受信できないと判定することを特徴とする請求項1に記載の複数遅延波影響判定装置。 - 前記影響判定手段は、前記電力合成曲線の電力比と前記許容限度との差を算出し、全ての前記区間のうち、前記差が最小となる最小差区間を判定する最小差区間判定手段、をさらに備え、
前記判定結果出力手段は、前記最小差区間判定手段が判定した最小差区間に関するメッセージを出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の複数遅延波影響判定装置。 - OFDM波に含まれる複数の遅延波の遅延時間と、前記OFDM波の直接波に対する前記遅延波の電力比との関係を示す遅延プロファイル遅延プロファイル測定装置から入力され、当該遅延プロファイルに基づいて、前記遅延波による影響を判定するために、コンピュータを、
前記遅延時間が所定範囲内の前記遅延プロファイルを、前記遅延時間が0を示す時間を基準に所定のガード期間を倍にしたガード期間内区間と、前記ガード期間内区間の下限時間未満で所定の第1近傍時間以上の第1ガード期間近傍区間と、前記第1近傍時間未満で前記遅延時間の下限時間以上の第1ガード期間外区間と、前記ガード期間内区間の上限時間を超えて所定の第2近傍時間以下の第2ガード期間近傍区間と、前記第2近傍時間を超えて前記遅延時間の上限時間以下の第2ガード期間外区間との区間に分け、前記区間毎に、前記遅延波の前記電力比の合計を示す電力合成曲線を算出する電力合成曲線算出手段、
予め設定された逆バスタブ曲線が示す前記OFDM波に含まれる前記遅延波の電力比の許容限度と、前記電力合成曲線算出手段が算出した電力合成曲線の電力比とを比較し、前記電力合成曲線の電力比が前記許容限度以下の場合、前記OFDM波を受信できると判定し、前記電力合成曲線の電力比が前記許容限度を越える場合、前記OFDM波を受信できないと判定する影響判定手段、
前記遅延プロファイル測定装置から入力された遅延プロファイルと、前記逆バスタブ曲線と、前記電力合成曲線算出手段が算出した電力合成曲線と、前記影響判定手段の判定結果と、を出力する判定結果出力手段、
として機能させることを特徴とする複数遅延波影響判定プログラム。
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