JP3425589B2 - 伝送品質の測定装置、測定方法、および、情報記録媒体 - Google Patents
伝送品質の測定装置、測定方法、および、情報記録媒体Info
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- JP3425589B2 JP3425589B2 JP2000053201A JP2000053201A JP3425589B2 JP 3425589 B2 JP3425589 B2 JP 3425589B2 JP 2000053201 A JP2000053201 A JP 2000053201A JP 2000053201 A JP2000053201 A JP 2000053201A JP 3425589 B2 JP3425589 B2 JP 3425589B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送品質の測定装
置、マルチキャリア無線通信装置、伝送品質の測定方
法、マルチキャリア無線通信方法、および、情報記録媒
体に関する。
置、マルチキャリア無線通信装置、伝送品質の測定方
法、マルチキャリア無線通信方法、および、情報記録媒
体に関する。
【0002】特に、遅延波による干渉を遅延時間に応じ
て評価して、伝送品質を測定するのに好適な伝送品質の
測定装置および伝送品質の測定方法、およびその測定結
果に応じて適切な伝送方式を選択して通信するのに好適
なマルチキャリア無線通信装置およびマルチキャリア無
線通信方法、および、これらを実現するプログラムを記
録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体に関する。
て評価して、伝送品質を測定するのに好適な伝送品質の
測定装置および伝送品質の測定方法、およびその測定結
果に応じて適切な伝送方式を選択して通信するのに好適
なマルチキャリア無線通信装置およびマルチキャリア無
線通信方法、および、これらを実現するプログラムを記
録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】無線伝送においては、電波伝搬路の状況
によって、遅延波が発生する。このため、電波伝搬路の
状況が変化すると、伝送における誤り率が変化する。
によって、遅延波が発生する。このため、電波伝搬路の
状況が変化すると、伝送における誤り率が変化する。
【0004】たとえば、情報を表すシンボルを複数のキ
ャリアを用いて伝送するOFDM(Orthogonal Frequen
cy Division Multiplexing;直交周波数分割多重)通信
などの分野では、遅延波が誤り率特性に及ぼす影響をは
かる尺度として、遅延スプレッドやこれに相当する値を
用いる手法が提案されている。具体的には、たとえば以
下の文献に開示されるものがある。
ャリアを用いて伝送するOFDM(Orthogonal Frequen
cy Division Multiplexing;直交周波数分割多重)通信
などの分野では、遅延波が誤り率特性に及ぼす影響をは
かる尺度として、遅延スプレッドやこれに相当する値を
用いる手法が提案されている。具体的には、たとえば以
下の文献に開示されるものがある。
【0005】・山村、原田、神尾、藤瀬「適応変調を用
いたOFDM移動無線伝送システムの一検討」(電子情
報通信学会技術研究報告、RCS99-146, pp.33-40)
いたOFDM移動無線伝送システムの一検討」(電子情
報通信学会技術研究報告、RCS99-146, pp.33-40)
【0006】・宗田、松本、望月、梅比良「OFDM用
周波数領域リンクアダプテーション方式の提案」(19
99年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、B-5-5
6, p.291)
周波数領域リンクアダプテーション方式の提案」(19
99年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、B-5-5
6, p.291)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばOFDM通信などのマルチキャリア通信においては、
遅延波によって発生するシンボル内干渉やシンボル間干
渉によって伝送品質が変化する程度と、遅延スプレッド
との値は、必ずしも相関があるとはいえないことが、実
験などによりわかりつつある。
ばOFDM通信などのマルチキャリア通信においては、
遅延波によって発生するシンボル内干渉やシンボル間干
渉によって伝送品質が変化する程度と、遅延スプレッド
との値は、必ずしも相関があるとはいえないことが、実
験などによりわかりつつある。
【0008】したがって、遅延波が伝送品質の誤り率特
性に対して及ぼす影響をはかる尺度を測定できるような
手法が強く望まれている。
性に対して及ぼす影響をはかる尺度を測定できるような
手法が強く望まれている。
【0009】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたもので、遅延波による干渉を遅延時間に応
じて評価して、伝送品質を測定するのに好適な伝送品質
の測定装置と測定方法、およびその測定結果に応じて適
切な伝送方式を選択して通信するのに好適なマルチキャ
リア無線通信装置と通信方法、および、これらを実現す
るプログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記
録媒体を提供することを目的とする。
めになされたもので、遅延波による干渉を遅延時間に応
じて評価して、伝送品質を測定するのに好適な伝送品質
の測定装置と測定方法、およびその測定結果に応じて適
切な伝送方式を選択して通信するのに好適なマルチキャ
リア無線通信装置と通信方法、および、これらを実現す
るプログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記
録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0011】本発明の第1の観点に係る伝送品質の測定
装置は、受信部と、分類部と、全電力取得部と、干渉波
電力取得部と、出力部と、を備えるように構成する。
装置は、受信部と、分類部と、全電力取得部と、干渉波
電力取得部と、出力部と、を備えるように構成する。
【0012】ここで、受信部は、マルチキャリア無線伝
送により伝送される無線信号であって既知シンボルを含
む無線信号を受信する。
送により伝送される無線信号であって既知シンボルを含
む無線信号を受信する。
【0013】一方、分類部は、受信された無線信号に含
まれる既知シンボルの電力成分のうち、同期点より遅延
して到達した到来波の電力成分を遅延時間ごとに分類す
る。
まれる既知シンボルの電力成分のうち、同期点より遅延
して到達した到来波の電力成分を遅延時間ごとに分類す
る。
【0014】さらに、全電力取得部は、遅延時間ごとに
分類された到来波の電力成分総和を、全電力として取得
する。
分類された到来波の電力成分総和を、全電力として取得
する。
【0015】そして、干渉波電力取得部は、遅延時間ご
とに分類された到来波の電力成分に、それぞれの遅延時
間にあらかじめ対応付けられた重みを乗じた総和を、干
渉波電力として取得する。
とに分類された到来波の電力成分に、それぞれの遅延時
間にあらかじめ対応付けられた重みを乗じた総和を、干
渉波電力として取得する。
【0016】一方、出力部は、取得された干渉波電力
と、取得された全電力と、の比を、当該マルチキャリア
無線伝送の伝送品質の測定結果として出力する。
と、取得された全電力と、の比を、当該マルチキャリア
無線伝送の伝送品質の測定結果として出力する。
【0017】また、本発明の伝送品質の測定装置におい
て、マルチキャリア無線伝送は、直交周波数分割多重無
線伝送であるように構成することができる。
て、マルチキャリア無線伝送は、直交周波数分割多重無
線伝送であるように構成することができる。
【0018】また、本発明の伝送品質の測定装置におい
て、伝送される無線信号はガードインターバルを含み、
あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該ガー
ドインターバル時間を超える場合、超えた時間の2分の
1乗に比例するように構成することができる。
て、伝送される無線信号はガードインターバルを含み、
あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該ガー
ドインターバル時間を超える場合、超えた時間の2分の
1乗に比例するように構成することができる。
【0019】また、本発明の伝送品質の測定装置におい
て、伝送される無線信号はガードインターバルを含み、
あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該ガー
ドインターバル時間を超えない場合、当該ガードインタ
ーバル時間を超えない遅延時間に分類された到来波のう
ち、電力が最大のものに対しては0であり、それ以外に
対しては1であるように構成することができる。
て、伝送される無線信号はガードインターバルを含み、
あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該ガー
ドインターバル時間を超えない場合、当該ガードインタ
ーバル時間を超えない遅延時間に分類された到来波のう
ち、電力が最大のものに対しては0であり、それ以外に
対しては1であるように構成することができる。
【0020】本発明の第2の観点に係るマルチキャリア
無線通信装置は、上記伝送品質の測定装置と、測定制御
部と、選択部と、通信部と、を備えるように構成する。
無線通信装置は、上記伝送品質の測定装置と、測定制御
部と、選択部と、通信部と、を備えるように構成する。
【0021】ここで、測定制御部は、マルチキャリア無
線伝送のパラメータもしくは変調方式を変化させて、そ
のそれぞれに対して伝送品質の測定装置に伝送品質の測
定結果を出力させる。
線伝送のパラメータもしくは変調方式を変化させて、そ
のそれぞれに対して伝送品質の測定装置に伝送品質の測
定結果を出力させる。
【0022】一方、選択部は、変化されたパラメータも
しくは変調方式から、出力された伝送品質の測定結果が
所定の条件を満たすパラメータもしくは変調方式を選択
する。
しくは変調方式から、出力された伝送品質の測定結果が
所定の条件を満たすパラメータもしくは変調方式を選択
する。
【0023】さらに、通信部は、選択されたパラメータ
もしくは変調方式によりマルチキャリア無線伝送による
通信を行う。
もしくは変調方式によりマルチキャリア無線伝送による
通信を行う。
【0024】したがって、本態様では、マルチキャリア
無線通信装置を実際に使用する際に複数のパラメータ等
のそれぞれについて伝送品質の測定を行い、その中か
ら、もっともよいパラメータなどを選択することができ
る。
無線通信装置を実際に使用する際に複数のパラメータ等
のそれぞれについて伝送品質の測定を行い、その中か
ら、もっともよいパラメータなどを選択することができ
る。
【0025】本発明の第3の観点に係るマルチキャリア
無線通信装置は、上記伝送品質の測定装置と、測定制御
部と、選択部と、通信部と、を備えるように構成する。
無線通信装置は、上記伝送品質の測定装置と、測定制御
部と、選択部と、通信部と、を備えるように構成する。
【0026】ここで、測定制御部は、マルチキャリア無
線伝送のパラメータもしくは変調方式のいずれかを選択
して、これに対して伝送品質の測定装置に伝送品質の測
定結果を出力させる。
線伝送のパラメータもしくは変調方式のいずれかを選択
して、これに対して伝送品質の測定装置に伝送品質の測
定結果を出力させる。
【0027】一方、選択部は、出力された伝送品質の測
定結果にあらかじめ対応付けられたパラメータもしくは
変調方式を選択する。
定結果にあらかじめ対応付けられたパラメータもしくは
変調方式を選択する。
【0028】さらに、通信部は、選択されたパラメータ
もしくは変調方式によりマルチキャリア無線伝送による
通信を行う。
もしくは変調方式によりマルチキャリア無線伝送による
通信を行う。
【0029】したがって、本態様では、マルチキャリア
無線通信装置を実際に使用する際に、たとえばいずれか
1つのパラメータ等について伝送品質の測定を行い、そ
の結果をもとにもっともよいと思われるパラメータ等を
選択することができる。また、複数のパラメータ等につ
いて伝送品質の測定を行い、その結果をもとにパラメー
タ等を選択してもよい。
無線通信装置を実際に使用する際に、たとえばいずれか
1つのパラメータ等について伝送品質の測定を行い、そ
の結果をもとにもっともよいと思われるパラメータ等を
選択することができる。また、複数のパラメータ等につ
いて伝送品質の測定を行い、その結果をもとにパラメー
タ等を選択してもよい。
【0030】また、上記の発明による伝送品質の測定結
果と、他の測定結果とを組み合わせてパラメータ等を選
択してもよい。
果と、他の測定結果とを組み合わせてパラメータ等を選
択してもよい。
【0031】また、本発明のマルチキャリア無線通信装
置は、伝送方式記憶部をさらに備えるように構成するこ
とができる。
置は、伝送方式記憶部をさらに備えるように構成するこ
とができる。
【0032】ここで、伝送方式記憶部は、伝送品質の測
定結果と、マルチキャリア無線伝送のパラメータもしく
は変調方式と、を対応付けて記憶する。
定結果と、マルチキャリア無線伝送のパラメータもしく
は変調方式と、を対応付けて記憶する。
【0033】一方、選択部は、出力された伝送品質の測
定結果に対応付けて伝送方式記憶部に記憶されたパラメ
ータもしくは変調方式を選択する。
定結果に対応付けて伝送方式記憶部に記憶されたパラメ
ータもしくは変調方式を選択する。
【0034】上記伝送方式記憶部は、上記の発明による
伝送品質の測定結果と、他の測定結果とから、パラメー
タ等が得られるような表やチャート、データベースなど
により構成することができる。
伝送品質の測定結果と、他の測定結果とから、パラメー
タ等が得られるような表やチャート、データベースなど
により構成することができる。
【0035】また、本発明のマルチキャリア無線通信装
置において、マルチキャリア無線伝送のパラメータもし
くは変調方式には、位相変調方式または直交位相振幅変
調方式が含まれるように構成することができる。
置において、マルチキャリア無線伝送のパラメータもし
くは変調方式には、位相変調方式または直交位相振幅変
調方式が含まれるように構成することができる。
【0036】なお、ここにいう位相変調方式または直交
位相振幅変調方式には、BPSK、QPSK、8PS
K、16QAM、64QAMが含まれる(以下同様)。
位相振幅変調方式には、BPSK、QPSK、8PS
K、16QAM、64QAMが含まれる(以下同様)。
【0037】本発明の第4の観点に係る伝送品質の測定
方法は、受信工程と、分類工程と、全電力取得工程と、
干渉波電力取得工程と、出力工程と、を備えるように構
成する。
方法は、受信工程と、分類工程と、全電力取得工程と、
干渉波電力取得工程と、出力工程と、を備えるように構
成する。
【0038】ここで、受信工程では、マルチキャリア無
線伝送により伝送される無線信号であって既知シンボル
を含む無線信号を受信する。
線伝送により伝送される無線信号であって既知シンボル
を含む無線信号を受信する。
【0039】一方、分類工程では、受信された無線信号
に含まれる既知シンボルの電力成分のうち、同期点より
遅延して到達した到来波の電力成分を遅延時間ごとに分
類する。
に含まれる既知シンボルの電力成分のうち、同期点より
遅延して到達した到来波の電力成分を遅延時間ごとに分
類する。
【0040】さらに、全電力取得工程では、遅延時間ご
とに分類された到来波の電力成分総和を、全電力として
取得する。
とに分類された到来波の電力成分総和を、全電力として
取得する。
【0041】そして、干渉波電力取得工程では、遅延時
間ごとに分類された到来波の電力成分に、それぞれの遅
延時間にあらかじめ対応付けられた重みを乗じた総和
を、干渉波電力として取得する。
間ごとに分類された到来波の電力成分に、それぞれの遅
延時間にあらかじめ対応付けられた重みを乗じた総和
を、干渉波電力として取得する。
【0042】一方、出力工程では、取得された干渉波電
力と、取得された全電力と、の比を、当該マルチキャリ
ア無線伝送の伝送品質の測定結果として出力する。
力と、取得された全電力と、の比を、当該マルチキャリ
ア無線伝送の伝送品質の測定結果として出力する。
【0043】また、本発明の伝送品質の測定方法におい
て、マルチキャリア無線伝送は、直交周波数分割多重無
線伝送であるように構成することができる。
て、マルチキャリア無線伝送は、直交周波数分割多重無
線伝送であるように構成することができる。
【0044】また、本発明の伝送品質の測定方法におい
て、伝送される無線信号はガードインターバルを含み、
あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該ガー
ドインターバル時間を超える場合、超えた時間の2分の
1乗に比例するように構成することができる。
て、伝送される無線信号はガードインターバルを含み、
あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該ガー
ドインターバル時間を超える場合、超えた時間の2分の
1乗に比例するように構成することができる。
【0045】また、本発明の伝送品質の測定方法におい
て、伝送される無線信号はガードインターバルを含み、
あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該ガー
ドインターバル時間を超えない場合、当該ガードインタ
ーバル時間を超えない遅延時間に分類された到来波の電
力が最大のものに対しては0であり、それ以外に対して
は1であるように構成することができる。
て、伝送される無線信号はガードインターバルを含み、
あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該ガー
ドインターバル時間を超えない場合、当該ガードインタ
ーバル時間を超えない遅延時間に分類された到来波の電
力が最大のものに対しては0であり、それ以外に対して
は1であるように構成することができる。
【0046】本発明の第5の観点に係るマルチキャリア
無線通信方法は、測定制御工程と、選択工程と、通信工
程と、を備えるように構成する。
無線通信方法は、測定制御工程と、選択工程と、通信工
程と、を備えるように構成する。
【0047】ここで、測定制御工程では、マルチキャリ
ア無線伝送のパラメータもしくは変調方式を変化させ
て、そのそれぞれに対して、上記の伝送品質の測定方法
により伝送品質の測定結果を出力させる。
ア無線伝送のパラメータもしくは変調方式を変化させ
て、そのそれぞれに対して、上記の伝送品質の測定方法
により伝送品質の測定結果を出力させる。
【0048】一方、選択工程では、変化させたパラメー
タもしくは変調方式から、出力された伝送品質の測定結
果が所定の条件を満たすパラメータもしくは変調方式を
選択する。
タもしくは変調方式から、出力された伝送品質の測定結
果が所定の条件を満たすパラメータもしくは変調方式を
選択する。
【0049】さらに、通信工程では、選択されたパラメ
ータもしくは変調方式によりマルチキャリア無線伝送に
よる通信を行う。
ータもしくは変調方式によりマルチキャリア無線伝送に
よる通信を行う。
【0050】本発明の第6の観点に係るマルチキャリア
無線通信方法は、測定制御工程と、選択工程と、通信工
程と、を備えるように構成する。
無線通信方法は、測定制御工程と、選択工程と、通信工
程と、を備えるように構成する。
【0051】ここで、測定制御工程では、マルチキャリ
ア無線伝送のパラメータもしくは変調方式のいずれかを
選択して、これに対して、上記伝送品質の測定方法によ
り伝送品質の測定結果を出力させる。
ア無線伝送のパラメータもしくは変調方式のいずれかを
選択して、これに対して、上記伝送品質の測定方法によ
り伝送品質の測定結果を出力させる。
【0052】一方、選択工程では、出力された伝送品質
の測定結果にあらかじめ対応付けられたパラメータもし
くは変調方式を選択する。
の測定結果にあらかじめ対応付けられたパラメータもし
くは変調方式を選択する。
【0053】さらに、通信工程では、選択されたパラメ
ータもしくは変調方式によりマルチキャリア無線伝送に
よる通信を行う。
ータもしくは変調方式によりマルチキャリア無線伝送に
よる通信を行う。
【0054】また、本発明のマルチキャリア無線通信方
法において、選択工程は、出力された伝送品質の測定結
果に対応付けて、あらかじめ記憶されたパラメータもし
くは変調方式を選択するように構成することができる。
法において、選択工程は、出力された伝送品質の測定結
果に対応付けて、あらかじめ記憶されたパラメータもし
くは変調方式を選択するように構成することができる。
【0055】また、本発明のマルチキャリア無線通信方
法において、マルチキャリア無線伝送のパラメータもし
くは変調方式には、位相変調方式または直交位相振幅変
調方式が含まれるように構成することができる。
法において、マルチキャリア無線伝送のパラメータもし
くは変調方式には、位相変調方式または直交位相振幅変
調方式が含まれるように構成することができる。
【0056】本発明の伝送品質の測定装置と測定方法、
および、マルチキャリア無線通信装置と通信方法を実現
するプログラムを、コンパクトディスク、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタル
ビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリなどの情報
記録媒体に記録することができる。
および、マルチキャリア無線通信装置と通信方法を実現
するプログラムを、コンパクトディスク、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタル
ビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリなどの情報
記録媒体に記録することができる。
【0057】通信装置、記憶装置、計算装置、出力装置
などを備える情報処理装置(汎用コンピュータ、ゲーム
装置、携帯情報端末、移動体電話、DSP(Digital Si
gnalProcessor)、FPGA(Field Programmable Gate
Array)など)で、本発明の情報記録媒体に記録された
プログラムを、実行することにより、上記の伝送品質の
測定装置と測定方法、および、マルチキャリア無線通信
装置と通信方法を実現することができる。
などを備える情報処理装置(汎用コンピュータ、ゲーム
装置、携帯情報端末、移動体電話、DSP(Digital Si
gnalProcessor)、FPGA(Field Programmable Gate
Array)など)で、本発明の情報記録媒体に記録された
プログラムを、実行することにより、上記の伝送品質の
測定装置と測定方法、および、マルチキャリア無線通信
装置と通信方法を実現することができる。
【0058】また、情報処理装置とは独立して、本発明
のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売する
ことができる。
のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売する
ことができる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本願発明の範囲を制限するものではない。し
たがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要
素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲
に含まれる。
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本願発明の範囲を制限するものではない。し
たがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要
素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲
に含まれる。
【0060】また、以下では、理解を容易にするため、
OFDM伝送を例にとって説明するが、他のマルチキャ
リア無線伝送方式においても同様の手法を採用すること
ができ、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれ
る。
OFDM伝送を例にとって説明するが、他のマルチキャ
リア無線伝送方式においても同様の手法を採用すること
ができ、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれ
る。
【0061】(伝送品質の測定装置の実施形態)図1
は、本発明の伝送品質の測定装置の概要構成を示す模式
図であり、図2は、本発明の伝送品質の測定装置におい
て用いられるフレームフォーマットを示す説明図であ
る。以下、これらの図を参照して説明する。
は、本発明の伝送品質の測定装置の概要構成を示す模式
図であり、図2は、本発明の伝送品質の測定装置におい
て用いられるフレームフォーマットを示す説明図であ
る。以下、これらの図を参照して説明する。
【0062】伝送品質の測定装置101は、受信部10
2と、分類部103と、全電力取得部104と、干渉波
電力取得部105と、出力部106と、を備える。
2と、分類部103と、全電力取得部104と、干渉波
電力取得部105と、出力部106と、を備える。
【0063】ここで、受信部102は、マルチキャリア
無線伝送により伝送される無線信号であって図2に示す
ようなフレームフォーマットで既知シンボルを含む無線
信号を受信する。
無線伝送により伝送される無線信号であって図2に示す
ようなフレームフォーマットで既知シンボルを含む無線
信号を受信する。
【0064】図2に示すように、本実施形態では、1つ
のフレーム内に、以下のようなシンボルが含まれてい
る。 ・既知シンボル用ガードインターバルGIce。本実施形態
では、長さは32シンボルであるが、この長さをAとす
る。 ・既知シンボルCE。長さはそれぞれ64サンプル。 ・データ用ガードインターバルGI。本実施形態では、長
さは16サンプルであるが、この長さをBとする。一般
に、A>Bとなるように長さを選択する。 ・データdata1、…、datax。それぞれの長さは64サン
プル。
のフレーム内に、以下のようなシンボルが含まれてい
る。 ・既知シンボル用ガードインターバルGIce。本実施形態
では、長さは32シンボルであるが、この長さをAとす
る。 ・既知シンボルCE。長さはそれぞれ64サンプル。 ・データ用ガードインターバルGI。本実施形態では、長
さは16サンプルであるが、この長さをBとする。一般
に、A>Bとなるように長さを選択する。 ・データdata1、…、datax。それぞれの長さは64サン
プル。
【0065】したがって、この1フレームの全長は、16
0+80xサンプルである。本実施形態では、このようなフ
レームフォーマットを用いて、OFDM無線伝送により
既知シンボルが送信される。
0+80xサンプルである。本実施形態では、このようなフ
レームフォーマットを用いて、OFDM無線伝送により
既知シンボルが送信される。
【0066】受信部102は、送信されたフレームから
電波伝搬路の状況によって生じたさまざまな遅延波の影
響を合算した電波を受信する。
電波伝搬路の状況によって生じたさまざまな遅延波の影
響を合算した電波を受信する。
【0067】なお、受信部102の前段において、OF
DM無線伝送方式に必須の高速フーリエ変換(Inverse
Fast Fourier Transformation;FFT)を行うが、こ
の点については公知の技術を用いることができるため、
説明を省略する。
DM無線伝送方式に必須の高速フーリエ変換(Inverse
Fast Fourier Transformation;FFT)を行うが、こ
の点については公知の技術を用いることができるため、
説明を省略する。
【0068】一方、分類部103は、受信された無線信
号に含まれる既知シンボルの電力成分のうち、同期点よ
り遅延して到達した到来波の電力成分を遅延時間ごとに
分類する。
号に含まれる既知シンボルの電力成分のうち、同期点よ
り遅延して到達した到来波の電力成分を遅延時間ごとに
分類する。
【0069】すなわち、分類部103は、受信された信
号と、上記既知シンボルCEや上記ガードインターバルGI
ce、GIなどのフレームフォーマットの既知の部分を用い
て、信号の同期をとり、どの区間が1フレームに相当す
るかを調べる。
号と、上記既知シンボルCEや上記ガードインターバルGI
ce、GIなどのフレームフォーマットの既知の部分を用い
て、信号の同期をとり、どの区間が1フレームに相当す
るかを調べる。
【0070】次に、当該同期されたフレームの電力を調
べ、直接波の成分を除去(減算)して、既知シンボルCE
の遅延波の電力成分のみが得られるようにする。
べ、直接波の成分を除去(減算)して、既知シンボルCE
の遅延波の電力成分のみが得られるようにする。
【0071】図3は、このようにして得られた遅延波の
電力成分の概要を示す説明図である。遅延波の電力成分
を遅延時間によって分類すると、本図に示すように、同
期点t=0から見て、ガードインターバルの区間0≦t
<Bの中にピークが少なくとも一つある山形の形状とな
ることが実験などによりわかっている。
電力成分の概要を示す説明図である。遅延波の電力成分
を遅延時間によって分類すると、本図に示すように、同
期点t=0から見て、ガードインターバルの区間0≦t
<Bの中にピークが少なくとも一つある山形の形状とな
ることが実験などによりわかっている。
【0072】さらに、全電力取得部104は、遅延時間
ごとに分類された到来波の電力成分総和を、全電力とし
て取得する。
ごとに分類された到来波の電力成分総和を、全電力とし
て取得する。
【0073】すなわち、図3に示す遅延波の電力成分の
うち、区間0≦t<Aについての電力の総和をとる。
うち、区間0≦t<Aについての電力の総和をとる。
【0074】電波伝搬路のインパルス応答をh(t)とする
と、このようにして得られる全電力は、以下のように定
義される正常に伝送できる成分Dに対応する。
と、このようにして得られる全電力は、以下のように定
義される正常に伝送できる成分Dに対応する。
【0075】
【数1】
【0076】そして、干渉波電力取得部105は、遅延
時間ごとに分類された到来波の電力成分に、それぞれの
遅延時間にあらかじめ対応付けられた重みを乗じた総和
を、干渉波電力として取得する。
時間ごとに分類された到来波の電力成分に、それぞれの
遅延時間にあらかじめ対応付けられた重みを乗じた総和
を、干渉波電力として取得する。
【0077】この重み付けについて、本実施形態では、
以下のような手法を採用する。 (a)図3に示す遅延波の電力成分のうち、区間0≦t
<Bについては、電力最大のものを除いたものの和をと
る。ここで得られる電力は、以下のように定義される成
分U1に対応する。
以下のような手法を採用する。 (a)図3に示す遅延波の電力成分のうち、区間0≦t
<Bについては、電力最大のものを除いたものの和をと
る。ここで得られる電力は、以下のように定義される成
分U1に対応する。
【0078】
【数2】
(b)図3に示す遅延波の電力成分のうち、区間B≦t
<Aについては、電力成分に対して、遅延時間(t−
B)の2分の1乗に比例する定数を乗じたものの和をと
る。ここで得られる電力は、以下のように定義される成
分U2に対応する。
<Aについては、電力成分に対して、遅延時間(t−
B)の2分の1乗に比例する定数を乗じたものの和をと
る。ここで得られる電力は、以下のように定義される成
分U2に対応する。
【0079】
【数3】
【0080】これらの和として得られる干渉波電力は、
以下のように定義される成分Uに対応する。
以下のように定義される成分Uに対応する。
【0081】
【数4】
【0082】一方、出力部106は、取得された干渉波
電力と、取得された全電力と、の比(U/Dに相当する)
を、当該マルチキャリア無線伝送の伝送品質の測定結果
として出力する。
電力と、取得された全電力と、の比(U/Dに相当する)
を、当該マルチキャリア無線伝送の伝送品質の測定結果
として出力する。
【0083】なお、本実施形態では、遅延波の電力成分
をそのまま用いて計算を行ったが、公知の技術を用いて
既知シンボルから電波伝搬路特性のインパルス応答h(t)
を求め、これを用いて上記[数1]〜[数4]に相当する計
算を行って、干渉波電力と全電力との比U/Dを求めても
よい。
をそのまま用いて計算を行ったが、公知の技術を用いて
既知シンボルから電波伝搬路特性のインパルス応答h(t)
を求め、これを用いて上記[数1]〜[数4]に相当する計
算を行って、干渉波電力と全電力との比U/Dを求めても
よい。
【0084】(実験結果)図4は、本実施形態により測
定される伝送品質の指標U/Dと、ビット誤り率特性との
関係を計算機模擬実験により求めた結果を示すグラフで
ある。本グラフの横軸は、伝送品質の指標U/Dであり、
縦軸は、ビット誤り率である。
定される伝送品質の指標U/Dと、ビット誤り率特性との
関係を計算機模擬実験により求めた結果を示すグラフで
ある。本グラフの横軸は、伝送品質の指標U/Dであり、
縦軸は、ビット誤り率である。
【0085】なお、シミュレーションのパラメータは以
下の通りである。 ・変調方式は、QPSKを用いた。 ・サブキャリア数は、52個とした。 ・OFDM伝送におけるIFFTとFFTのポイント数
は、64個とした。 ・シンボルレートは、毎秒250シンボルとした。 ・ガードインターバル長は、800ナノ秒とした。 ・1フレームあたりのシンボル数は、CEは2シンボル、
dataは6シンボルとした。 ・電波伝搬路モデルとしては、遅延スプレッド172ナ
ノ秒、16波指数関数モデルを用いた。
下の通りである。 ・変調方式は、QPSKを用いた。 ・サブキャリア数は、52個とした。 ・OFDM伝送におけるIFFTとFFTのポイント数
は、64個とした。 ・シンボルレートは、毎秒250シンボルとした。 ・ガードインターバル長は、800ナノ秒とした。 ・1フレームあたりのシンボル数は、CEは2シンボル、
dataは6シンボルとした。 ・電波伝搬路モデルとしては、遅延スプレッド172ナ
ノ秒、16波指数関数モデルを用いた。
【0086】グラフからわかるように、本実施形態によ
り測定される伝送品質の指標U/Dとビット誤り率には、
正の相関関係がある。したがって、本実施形態により測
定される伝送品質の指標U/Dは、ビット誤り率(の上
限)を推定するための指標として適切であることがわか
る。すなわち、U/Dの測定結果から、所望のビット誤り
率を達成できるかどうかを適切に推定できるのである。
り測定される伝送品質の指標U/Dとビット誤り率には、
正の相関関係がある。したがって、本実施形態により測
定される伝送品質の指標U/Dは、ビット誤り率(の上
限)を推定するための指標として適切であることがわか
る。すなわち、U/Dの測定結果から、所望のビット誤り
率を達成できるかどうかを適切に推定できるのである。
【0087】(マルチキャリア無線通信装置の実施形
態)図4に示すグラフに見られるように、指標U/Dに対
してビット誤り率は、ある程度の範囲に分散している。
これは、各遅延波におけるフェージングの振幅・位相変
動が異なるためである。
態)図4に示すグラフに見られるように、指標U/Dに対
してビット誤り率は、ある程度の範囲に分散している。
これは、各遅延波におけるフェージングの振幅・位相変
動が異なるためである。
【0088】本実施形態では、本グラフの上限値をあら
かじめ各指標U/Dについて調べておき、これとこのほか
の伝搬路特性の測定結果とを組み合わせて、所望のビッ
ト誤り率を満たすのに最も適した伝送のパラメータや変
調方式を選択する。
かじめ各指標U/Dについて調べておき、これとこのほか
の伝搬路特性の測定結果とを組み合わせて、所望のビッ
ト誤り率を満たすのに最も適した伝送のパラメータや変
調方式を選択する。
【0089】図5は、本発明のマルチキャリア無線通信
装置の実施形態の概要構成を示す説明図である。
装置の実施形態の概要構成を示す説明図である。
【0090】通信装置501は、アンテナ502から受
信した無線信号を、バンドパスフィルタ(BPF)50
3、ダウンコンバータ(DC)504、アナログ→ディ
ジタル変換部(AD)505、ガードインターバル除去
部(GI除去)506、シリアル→パラレル変換部(S
P)507、高速フーリエ変換部(FFT)508、既
知シンボル除去部(CE除去)509を通して送信され
た情報データを得る。
信した無線信号を、バンドパスフィルタ(BPF)50
3、ダウンコンバータ(DC)504、アナログ→ディ
ジタル変換部(AD)505、ガードインターバル除去
部(GI除去)506、シリアル→パラレル変換部(S
P)507、高速フーリエ変換部(FFT)508、既
知シンボル除去部(CE除去)509を通して送信され
た情報データを得る。
【0091】一方で、高速フーリエ変換部508の出力
を、上記の伝送品質測定装置(U/D)101のほか、C/N
0評価装置(C/N0)510、遅延スプレッド評価装置
(遅延スプレッド)511に与えて、評価を行い、この
評価結果に基づいて変調方式選択部512が変調方式を
選択して、送信側に選択結果を通知する。
を、上記の伝送品質測定装置(U/D)101のほか、C/N
0評価装置(C/N0)510、遅延スプレッド評価装置
(遅延スプレッド)511に与えて、評価を行い、この
評価結果に基づいて変調方式選択部512が変調方式を
選択して、送信側に選択結果を通知する。
【0092】ここで、C/N0評価装置510や遅延スプレ
ッド評価装置511には、上述の文献に示された公知の
技術を用いることができる。
ッド評価装置511には、上述の文献に示された公知の
技術を用いることができる。
【0093】本実施形態では、図6に示すような変調方
式選択チャートを用いて、変調方式選択部512が変調
方式を選択する。
式選択チャートを用いて、変調方式選択部512が変調
方式を選択する。
【0094】図6に示す変調方式選択チャートの横軸
は、C/N0、縦軸は、上述の伝送品質の測定装置101の
測定結果である指標U/Dである。
は、C/N0、縦軸は、上述の伝送品質の測定装置101の
測定結果である指標U/Dである。
【0095】図6に示すチャートは、所望ビット誤り率
(BERth)が、2×10-2となるような範囲を、あらかじめ
計算機シミュレーションによって各変調方式に応じて計
算して、最適な変調方式を選択したものである。
(BERth)が、2×10-2となるような範囲を、あらかじめ
計算機シミュレーションによって各変調方式に応じて計
算して、最適な変調方式を選択したものである。
【0096】所望のビット誤り率(BERth)が、伝送し
たいデータの種類などに応じて異なる場合には、それぞ
れのデータの種類に応じてこのようなチャートを用意し
ておく。
たいデータの種類などに応じて異なる場合には、それぞ
れのデータの種類に応じてこのようなチャートを用意し
ておく。
【0097】また、伝搬路の状況が変化した場合に、変
調方式を変更することによって所望のビット誤り率を達
成するのではなく、各種のパラメータを変更することに
よって所望のビット誤り率を達成することもできる。た
とえば、伝送される情報が音声情報や画像情報である場
合には、その圧縮率などのパラメータを変化させること
により、所望のビット誤り率を達成することもできる。
また、これらを適宜組み合わせることも可能である。
調方式を変更することによって所望のビット誤り率を達
成するのではなく、各種のパラメータを変更することに
よって所望のビット誤り率を達成することもできる。た
とえば、伝送される情報が音声情報や画像情報である場
合には、その圧縮率などのパラメータを変化させること
により、所望のビット誤り率を達成することもできる。
また、これらを適宜組み合わせることも可能である。
【0098】なお、本実施形態では、図6に示すよう
に、C/N0とU/Dの測定結果を用いて、各種パラメータや
変調方式を選択し遅延スプレッド測定装置511の測定
結果は使用しなかったが、この測定結果を組み合わせて
図6に相当するようなチャートを構成してもよい。この
ような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
に、C/N0とU/Dの測定結果を用いて、各種パラメータや
変調方式を選択し遅延スプレッド測定装置511の測定
結果は使用しなかったが、この測定結果を組み合わせて
図6に相当するようなチャートを構成してもよい。この
ような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0099】図7は、このような適応変調を行った場合
の平均ビット誤り率特性と、平均伝送速度特性と、の模
擬実験結果を示すグラフである。
の平均ビット誤り率特性と、平均伝送速度特性と、の模
擬実験結果を示すグラフである。
【0100】本グラフからは、平均ビット誤り率特性に
ついては、BPSK、QPSKと大差ないのに対し、平
均伝送速度特定については、C/N0が大きいところでは約
1.5倍となっており、本手法が有効であることがわか
る。
ついては、BPSK、QPSKと大差ないのに対し、平
均伝送速度特定については、C/N0が大きいところでは約
1.5倍となっており、本手法が有効であることがわか
る。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遅延波による干渉を遅延時間に応じて評価して、伝送品
質を測定するのに好適な伝送品質の測定装置と測定方
法、およびその測定結果に応じて適切な伝送方式を選択
して通信するのに好適なマルチキャリア無線通信装置と
通信方法、および、これらを実現するプログラムを記録
したコンピュータ読取可能な情報記録媒体を提供するこ
とができる。
遅延波による干渉を遅延時間に応じて評価して、伝送品
質を測定するのに好適な伝送品質の測定装置と測定方
法、およびその測定結果に応じて適切な伝送方式を選択
して通信するのに好適なマルチキャリア無線通信装置と
通信方法、および、これらを実現するプログラムを記録
したコンピュータ読取可能な情報記録媒体を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の伝送品質の測定装置の概要構成を示す
模式図である。
模式図である。
【図2】本発明の伝送品質の測定装置において用いられ
るフレームフォーマットを示す説明図である。
るフレームフォーマットを示す説明図である。
【図3】本発明の伝送品質の測定装置において得られる
遅延波の電力成分の概要を示す説明図である。
遅延波の電力成分の概要を示す説明図である。
【図4】本実施形態により測定される伝送品質の指標U/
Dと、ビット誤り率特性との関係を計算機模擬実験によ
り求めた結果を示すグラフである。
Dと、ビット誤り率特性との関係を計算機模擬実験によ
り求めた結果を示すグラフである。
【図5】本発明のマルチキャリア無線通信装置の実施形
態の概要構成を示す説明図である。
態の概要構成を示す説明図である。
【図6】本発明のマルチキャリア無線通信装置が用いる
変調方式選択チャートである。
変調方式選択チャートである。
【図7】本発明のマルチキャリア無線通信装置において
適応変調を行った場合の平均ビット誤り率特性と、平均
伝送速度特性と、の模擬実験結果を示すグラフである。
適応変調を行った場合の平均ビット誤り率特性と、平均
伝送速度特性と、の模擬実験結果を示すグラフである。
101 伝送品質の測定装置
102 受信部
103 分類部
104 全電力取得部
105 干渉波電力取得部
106 出力部
501 通信装置
502 アンテナ
503 バンドパスフィルタ
504 ダウンコンバータ
505 アナログ→ディジタル変換部
506 ガードインターバル除去部
507 シリアル→パラレル変換部
508 高速フーリエ変換部
509 既知シンボル除去部
510 C/N0評価装置
511 遅延スプレッド評価装置
512 変調方式選択部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 藤瀬 雅行
神奈川県横須賀市光の丘3丁目4番 郵
政省通信総合研究所 横須賀無線通信研
究センター内
(72)発明者 神尾 享秀
神奈川県横須賀市光の丘3丁目4番 株
式会社ワイ・アール・ピー移動通信基盤
技術研究所内
(56)参考文献 特開2000−236314(JP,A)
特表2001−523915(JP,A)
国際公開99/026367(WO,A1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04J 11/00
Claims (25)
- 【請求項1】マルチキャリア無線伝送により伝送される
無線信号であって既知シンボルを含む無線信号を受信す
る受信部と、 前記受信された無線信号に含まれる既知シンボルの電力
成分のうち、同期点より遅延して到達した到来波の電力
成分を遅延時間ごとに分類する分類部と、 前記遅延時間ごとに分類された到来波の電力成分総和
を、全電力として取得する全電力取得部と、 前記遅延時間ごとに分類された到来波の電力成分に、そ
れぞれの遅延時間にあらかじめ対応付けられた重みを乗
じた総和を、干渉波電力として取得する干渉波電力取得
部と、 前記取得された干渉波電力と、前記取得された全電力
と、の比を、当該マルチキャリア無線伝送の伝送品質の
測定結果として出力する出力部と、 を備えることを特徴とする伝送品質の測定装置。 - 【請求項2】前記マルチキャリア無線伝送は、直交周波
数分割多重無線伝送であることを特徴とする請求項1に
記載の伝送品質の測定装置。 - 【請求項3】前記伝送される無線信号はガードインター
バルを含み、 前記あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該
ガードインターバル時間を超える場合、超えた時間の2
分の1乗に比例することを特徴とする請求項2に記載の
伝送品質の測定装置。 - 【請求項4】前記伝送される無線信号はガードインター
バルを含み、 前記あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該
ガードインターバル時間を超えない場合、当該ガードイ
ンターバル時間を超えない遅延時間に分類された到来波
のうち、電力が最大のものに対しては0であり、それ以
外に対しては1であることを特徴とする請求項2に記載
の伝送品質の測定装置。 - 【請求項5】請求項1から4のいずれか1項に記載の伝
送品質の測定装置と、 マルチキャリア無線伝送のパラメータもしくは変調方式
を変化させて、そのそれぞれに対して前記伝送品質の測
定装置に伝送品質の測定結果を出力させる測定制御部
と、 前記変化させたパラメータもしくは変調方式から、前記
出力された伝送品質の測定結果が所定の条件を満たすパ
ラメータもしくは変調方式を選択する選択部と、 前記選択されたパラメータもしくは変調方式によりマル
チキャリア無線伝送による通信を行う通信部と、 を備えることを特徴とするマルチキャリア無線通信装
置。 - 【請求項6】請求項1から4のいずれか1項に記載の伝
送品質の測定装置と、 マルチキャリア無線伝送のパラメータもしくは変調方式
のいずれかを選択して、これに対して前記伝送品質の測
定装置に伝送品質の測定結果を出力させる測定制御部
と、 前記出力された伝送品質の測定結果にあらかじめ対応付
けられたパラメータもしくは変調方式を選択する選択部
と、 前記選択されたパラメータもしくは変調方式によりマル
チキャリア無線伝送による通信を行う通信部と、 を備えることを特徴とするマルチキャリア無線通信装
置。 - 【請求項7】伝送品質の測定結果と、マルチキャリア無
線伝送のパラメータもしくは変調方式と、を対応付けて
記憶する伝送方式記憶部をさらに備え、 前記選択部は、前記出力された伝送品質の測定結果に対
応付けて前記伝送方式記憶部に記憶されたパラメータも
しくは変調方式を選択することを特徴とする請求項6に
記載のマルチキャリア無線通信装置。 - 【請求項8】前記マルチキャリア無線伝送のパラメータ
もしくは変調方式には、位相変調方式または直交位相振
幅変調方式が含まれることを特徴とする請求項5から7
のいずれか1項に記載のマルチキャリア無線通信装置。 - 【請求項9】マルチキャリア無線伝送により伝送される
無線信号であって既知シンボルを含む無線信号を受信す
る受信工程と、 前記受信された無線信号に含まれる既知シンボルの電力
成分のうち、同期点より遅延して到達した到来波の電力
成分を遅延時間ごとに分類する分類工程と、 前記遅延時間ごとに分類された到来波の電力成分総和
を、全電力として取得する全電力取得工程と、 前記遅延時間ごとに分類された到来波の電力成分に、そ
れぞれの遅延時間にあらかじめ対応付けられた重みを乗
じた総和を、干渉波電力として取得する干渉波電力取得
工程と、 前記取得された干渉波電力と、前記取得された全電力
と、の比を、当該マルチキャリア無線伝送の伝送品質の
測定結果として出力する出力工程と、 を備えることを特徴とする伝送品質の測定方法。 - 【請求項10】前記マルチキャリア無線伝送は、直交周
波数分割多重無線伝送であることを特徴とする請求項9
に記載の伝送品質の測定方法。 - 【請求項11】前記伝送される無線信号はガードインタ
ーバルを含み、 前記あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該
ガードインターバル時間を超える場合、超えた時間の2
分の1乗に比例することを特徴とする請求項10に記載
の伝送品質の測定方法。 - 【請求項12】前記伝送される無線信号はガードインタ
ーバルを含み、 前記あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該
ガードインターバル時間を超えない場合、当該ガードイ
ンターバル時間を超えない遅延時間に分類された到来波
の電力が最大のものに対しては0であり、それ以外に対
しては1であることを特徴とする請求項10に記載の伝
送品質の測定方法。 - 【請求項13】マルチキャリア無線伝送のパラメータも
しくは変調方式を変化させて、そのそれぞれに対して、
請求項9から12のいずれか1項に記載の伝送品質の測
定方法により伝送品質の測定結果を出力させる測定制御
工程と、 前記変化させたパラメータもしくは変調方式から、前記
出力された伝送品質の測定結果が所定の条件を満たすパ
ラメータもしくは変調方式を選択する選択工程と、 前記選択されたパラメータもしくは変調方式によりマル
チキャリア無線伝送による通信を行う通信工程と、 を備えることを特徴とするマルチキャリア無線通信方
法。 - 【請求項14】前記マルチキャリア無線伝送のパラメー
タもしくは変調方式のいずれかを選択して、これに対し
て、請求項9から12のいずれか1項に記載の伝送品質
の測定方法により伝送品質の測定結果を出力させる測定
制御工程と、 前記出力された伝送品質の測定結果にあらかじめ対応付
けられたパラメータもしくは変調方式を選択する選択工
程と、 前記選択されたパラメータもしくは変調方式によりマル
チキャリア無線伝送による通信を行う通信工程と、 を備えることを特徴とするマルチキャリア無線通信方
法。 - 【請求項15】前記選択工程は、前記出力された伝送品
質の測定結果に対応付けて、あらかじめ記憶されたパラ
メータもしくは変調方式を選択することを特徴とする請
求項14に記載のマルチキャリア無線通信方法。 - 【請求項16】前記マルチキャリア無線伝送のパラメー
タもしくは変調方式には、位相変調方式または直交位相
振幅変調方式が含まれることを特徴とする請求項13か
ら15のいずれか1項に記載のマルチキャリア無線通信
方法。 - 【請求項17】コンピュータを、 マルチキャリア無線伝送により伝送される無線信号であ
って既知シンボルを含む無線信号を受信する受信部、 前記受信された無線信号に含まれる既知シンボルの電力
成分のうち、同期点より遅延して到達した到来波の電力
成分を遅延時間ごとに分類する分類部、 前記遅延時間ごとに分類された到来波の電力成分総和
を、全電力として取得する全電力取得部、 前記遅延時間ごとに分類された到来波の電力成分に、そ
れぞれの遅延時間にあらかじめ対応付けられた重みを乗
じた総和を、干渉波電力として取得する干渉波電力取得
部、および、 前記取得された干渉波電力と、前記取得された全電力
と、の比を、当該マルチキャリア無線伝送の伝送品質の
測定結果として出力する出力部として機能させることを
特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読取可能
な情報記録媒体。 - 【請求項18】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 前記マルチキャリア無線伝送は、直交周波数分割多重無
線伝送であるように機能させることを特徴とする請求項
17に記載の情報記録媒体。 - 【請求項19】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 前記伝送される無線信号はガードインターバルを含み、 前記あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該
ガードインターバル時間を超える場合、超えた時間の2
分の1乗に比例するように機能させることを特徴とする
請求項18に記載の情報記録媒体。 - 【請求項20】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 前記伝送される無線信号はガードインターバルを含み、 前記あらかじめ対応付けられた重みは、遅延時間が当該
ガードインターバル時間を超えない場合、当該ガードイ
ンターバル時間を超えない遅延時間に分類された到来波
のうち、電力が最大のものに対しては0であり、それ以
外に対しては1であるように機能させることを特徴とす
る請求項18に記載の情報記録媒体。 - 【請求項21】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 マルチキャリア無線伝送のパラメータもしくは変調方式
を変化させて、そのそれぞれに対して前記出力部に伝送
品質の測定結果を出力させる測定制御部、 前記変化させたパラメータもしくは変調方式から、前記
出力された伝送品質の測定結果が所定の条件を満たすパ
ラメータもしくは変調方式を選択する選択部、および、 前記選択されたパラメータもしくは変調方式によりマル
チキャリア無線伝送による通信を行う通信部としてさら
に機能させることを特徴とする請求項17から20のい
ずれか1項に記載の情報記録媒体。 - 【請求項22】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 マルチキャリア無線伝送のパラメータもしくは変調方式
のいずれかを選択して、これに対して前記出力部に伝送
品質の測定結果を出力させる測定制御部、 前記出力された伝送品質の測定結果にあらかじめ対応付
けられたパラメータもしくは変調方式を選択する選択
部、および、 前記選択されたパラメータもしくは変調方式によりマル
チキャリア無線伝送による通信を行う通信部としてさら
に機能させることを特徴とする請求項17から20のい
ずれか1項に記載の情報記録媒体。 - 【請求項23】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 伝送品質の測定結果と、マルチキャリア無線伝送のパラ
メータもしくは変調方式と、を対応付けて記憶する伝送
方式記憶部としてさらに機能させ、 前記選択部は、前記出力された伝送品質の測定結果に対
応付けて前記伝送方式記憶部に記憶されたパラメータも
しくは変調方式を選択するように機能させることを特徴
とする請求項22に記載の情報記録媒体。 - 【請求項24】前記プログラムは、前記コンピュータ
を、 前記マルチキャリア無線伝送のパラメータもしくは変調
方式には、位相変調方式または直交位相振幅変調方式が
含まれるように機能させることを特徴とする請求項21
から23のいずれか1項に記載の情報記録媒体。 - 【請求項25】前記情報記録媒体は、コンパクトディス
ク、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディ
スク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、また
は、半導体メモリであることを特徴とする請求項17か
ら24に記載の情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000053201A JP3425589B2 (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 伝送品質の測定装置、測定方法、および、情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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