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JP5080205B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特定画像を有する画像データの出力を規制する画像処理装置に関する。
原稿や証明書等の書類には、個人情報等の各種の情報が記録されている。この情報を保護するために、画像処理装置には、例えば、特定画像を有する画像データの出力を禁止するといった出力規制機能が備えられている。
この出力規制機能は、専用の出力規制回路を装置本体に装着することにより実現する。そのため、出力規制回路が取り外されると出力規制機能は無効化され、特定画像を有する画像データの出力を禁止することができない問題がある。
特許文献1には、ソフト基板を装置本体に装着し、一度でも装置本体に装着されたソフト基板の機能を実行させると、そのソフト基板のシリアルナンバやID等の固有値が装置本体に記憶されるため、異なる固有値を有する他のソフト基板を装着した場合は、他のソフト基板の機能を実行させないセキュリティ機能が開示されている。
特開昭63−165935公報
特許文献1は、装置本体に異なる固有値を有する他のソフト基板を取り付けたとき、そのソフト基板の機能を実行させないようにするためのセキュリティ機能である。そのため、出力規制回路を取り外して、利用者によって故意に出力規制機能を無効化された場合において、特定画像を有する画像データの出力を防止することは、特許文献1のセキュリティ機能では対応することができない。
本発明は、上記に鑑み、故意に出力規制機能が実行不能にされた場合であっても、特定画像を含む画像データの出力を規制する画像処理装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、入力された画像データから特定画像が検出されたとき、前記画像データの出力を規制する出力規制機能を備えた画像処理装置であって、前記出力規制機能が実行可能か否かを監視する監視部と、前記出力規制機能の異常を検知したとき、画像データの入力を規制する制御部とを備えたことを特徴とする。
ここで、異常とは、利用者の意思によって故意に出力規制機能を実行不能にされた状態を言う。すなわち、利用者が、特定画像を有する画像データを不正に出力しようとするために、不正の目的を持って出力規制機能を無効化にした状態である。
例えば、出力規制機能を実行するためのプログラムを格納する出力規制回路を備え、監視部は、前記出力規制回路が画像処理装置本体から取り外されたかを検出する。取り外されたとき、出力規制機能は実行不能となる。このとき、制御部は、異常による実行不能と判断する。前記出力規制回路が装置本体から取り外されていないとき、監視部は出力規制機能が動作しないことを検出する。出力規制機能は実行不能であるが、制御部は、異常ではなく、エラーによる実行不能と判断する。
制御部は、異常による実行不能と判断すると、画像データの入力を規制する。すなわち、制御部は、画像データの入力自体を禁止する。
画像処理装置は、過去に出力規制機能が実行されていたか否かを検出する検出部と、前記出力規制機能の実行履歴を記憶する記憶部とを備える。制御部は、記憶された実行履歴に基づいて、前記出力規制機能が実行されていないときは画像データの入力を許可し、前記出力規制機能が実行されていたときは画像データの入力を規制する。
出力規制回路は、識別用の固有値を有する。制御部は、前記出力規制回路の固有値を実行履歴として記憶する。
出力規制機能を実行したとき、制御部は、読み込んだ出力規制回路の固有値と、あらかじめ記憶された固有値とを比較し、2つの固有値が一致したときは画像データの入力を許可する。2つの固有値が異なるときは画像データの入力を規制する。
また、制御部は、記憶された出力規制回路の固有値の変更を禁止し、他の出力規制回路に取り替えられても、入力された画像データが不正に出力されるのを規制する。すなわち、一度、出力規制回路の固有値が記憶されると、異なる固有値を有する他の出力規制回路が取り付けられたとしても、記憶された固有値に対して上書きする、あるいは、新規に記憶する等を禁止する。
出力規制機能が実行不能とされたとき、制御部は、前記出力規制機能が実行不能になったことを報知することを特徴とする。例えば、外部機器と通信可能な通信部を備える。制御部は、あらかじめ設定された外部機器に対して、通信部を介して、出力規制機能が実行不能になったことを通信する。
本発明によると、一度でも出力規制機能を実行した画像処理装置は、出力規制機能の異常、詳しくは、故意に実行不能とされたことを認識すると、画像データの入力を規制する。これにより、不正な使用を図る利用者は、画像処理装置を使用することができず、セキュリティ性の高い画像処理措置を提供することができる。
以下、本発明の画像処理装置を詳細に説明する。画像処理装置は、コピーモード、プリンタモード、スキャナモードおよびファクシミリモードを有するデジタル複合機である。
画像処理装置は、図1に示すように、原稿を読み取って画像データを入力する画像読み取り部1と、利用者の入力を受け付ける操作部2と、入力された画像データの印刷を行う画像形成部3と、画像データを保存するハードディスク装置4と、外部機器とのデータ通信を行う通信部5と、ファクシミリ装置6と通信するためのFAXモデム7と、装置全体の制御情報や設定情報等を記憶している管理部8と、装置全体の制御を司る制御部である機器制御部9とを備えている。
画像読み取り部1は、画像を入力する画像入力部として機能し、CCD10といった撮像素子と、原稿台や自動原稿送り装置(ADF)にセットされた原稿を検知する原稿検知センサ11とを有する。CCD10によって読み取られた画像の画像データは画像形成部3に出力される。
操作部2は、各種入力キーからなる入力部12と、液晶ディスプレイ等の表示部13とを有する。入力部12は、装置全体の操作や各種設定の入力が行われ、表示部13は、入力内容や装置全体の動作状況が表示される。
画像形成部3は、入力された画像データを記憶するローカルメモリ20と、レーザ走査ユニットを有する印字部21と、手差しトレイ、カセットトレイを備えた給紙部22と、排紙トレイを備えた排紙部23とを有する。
ローカルメモリ20は、SDRAM、フラッシュメモリ等の読み書き可能な半導体メモリを用いる。ローカルメモリ20は、入力された画像データを記憶する領域と、出力するための画像データを記憶する領域とに分割されている。なお、1つのローカルメモリ20を分割して使用する代わりに、2つのローカルメモリ20を入力用と出力用として、それぞれ使用してもよい。
入力された画像データは、ローカルメモリ20に記憶される。ローカルメモリ20は、古い画像データに新しい画像データを上書きすることにより、画像データを記憶する。画像データは、画像処理部24によって圧縮、伸張、加工等の画像処理が行われ、ローカルメモリ20に記憶される。画像処理された画像データが印字部21、ハードディスク装置4あるいは機器制御部9に出力される。印字部21は、ローカルメモリ20に記憶された画像データに基づいて、給紙部22から供給される記録シートに画像を印刷する。
このように、画像を印刷して出力することは、入力された画像の処理の1つであることから、画像形成部3は画像処理部24とともに画像処理部として機能する。
通信部5は、LANケーブルを介してルータ、スイッチングハブ等に接続され、パソコン、サーバ等の情報処理装置30によって形成されたネットワークと接続される。ネットワークは、電話回線網や光ファイバ等の通信回線を介してインターネットに接続される。
通信部5は、ネットワーク内の情報処理装置30とデータの送受信を行うとともに、インターネットを通じて外部の情報処理装置30やファクシミリ装置31とデータや電子メールの送受信を行う。FAXモデム7は、電話線を介して電話回線網に接続され、外部のファクシミリ装置6とファクシミリ通信を行う。このように、通信部5やFAXモデム7を通じて画像データが入力されることから、これらも画像入力手段として機能する。また、画像データを外部に送信することは、入力された画像の処理の1つであることから、通信部5やFAXモデム7は、画像処理手段として機能する。
機器制御部9は、操作部2からの入力や外部機器からのデータ入力があると、管理部8に記憶されている情報に基づいて各部を制御して、入力された画像データを処理する。すなわち、入力された画像データに対してコピーモード、プリンタモード、スキャナモード、ファクシミリモードのいずれかを実行して、入力された画像データを所望の形態で出力する。
ハードディスク装置4は、画像データを一時的に保存する記憶手段とされる。暗号化復号化部25によって、ハードディスク装置4に画像データが保存されるとき、画像データは暗号化される。ハードディスク装置4から画像データを読み出すとき、画像データは復号化される。
ハードディスク装置4は、画像データ以外のデータとして、データの処理に関する管理情報を記憶する。管理情報としては、ファイリング管理情報、送信先管理情報、履歴管理情報である。ファイリング管理情報は、入力された画像データを保存したファイルのリストである。送信先管理情報は、ファクシミリ通信における送信先のリストである。履歴管理情報は、実行した処理内容のリストである。
ハードディスク装置4は、画像データを消去する消去部32を備える。消去対象の画像データは、処理作業エリアに記憶されているデータである。機器制御部9が、画像データを処理して出力した後に、消去部32の動作を制御する。消去部32は、ランダムなデータや無意味なデータを上書きしたり、あるいは、データそのものを消去したりして、記憶されていた画像データを読み取り不可能にして、元の画像を再現できないように無効化する。
なお、消去部32は、ローカルメモリ20に対しても、上書きにより古い画像データを消去する、あるいは、画像データを消去することによって、画像データを無効化するようにしてもよい。ハードディスク装置4に記憶されている管理情報は、機器制御部9からの指令がない限り消去されない。
次に、各モードを実行するときの動作を説明する。まず、コピーモード時には、画像読み取り部1により読み取られた原稿の画像データが、画像形成部3から複写物として出力される。具体的には、読み取り位置にセットされた原稿の画像をCCD10によって読み取る。CCD10から出力された画像データは、画像処理部24により、ローカルメモリ20上で画像処理され、出力画像として完成される。一旦ローカルメモリ20からハードディスク装置4に転送されて保存される。原稿が複数ある場合は、この読み取り、記憶の動作が繰り返される。
その後、操作部2から指示された処理内容に基づいて、ハードディスク装置4に保存された画像データが適切なタイミングで順次読み出され、ローカルメモリ20に送られる。そして、印字部21への書き込みタイミングに合わせて、画像データがローカルメモリ20から印字部21へと転送され、給紙部22から供給されたシート材に画像が印刷され、シート材は排紙部23により排出される。
また、読み取った画像データを複数枚印刷する場合も同様に、画像データが出力画像としてページ単位でハードディスク装置4に記憶され、出力するモードに合わせてハードディスク装置4からローカルメモリ20に送られる。ローカルメモリ20の画像データは、出力枚数の分だけ繰り返し、印字部21への書き込みタイミングに合わせて印字部21へ転送される。
プリンタモード時には、情報処理装置30から出力された画像データが、画像形成部3から出力される。すなわち、情報処理装置30からの画像データが、通信部5により受信される。機器制御部9は、入力された画像データをローカルメモリ20に送り、出力する画像データとしてページ単位に展開し、一旦ハードディスク装置4に保存する。そして、画像データは、ハードディスク装置4からローカルメモリ20に送られ、コピーモードの場合と同様にして印字部21へと転送され、画像がシート材に印刷される。
スキャナモード時には、画像読み取り部1において読み取られた原稿の画像データが、ネットワークを通じて任意の情報処理装置30にデータ通信される。すなわち、CCD10から出力された画像データは、ローカルメモリ20上で画像処理されて出力画像として完成され、一旦ハードディスク装置4へ保存される。そして、送信するとき、画像データがハードディスク装置4からローカルメモリ20に送られ、機器制御部9は、操作部2を介して指示されたネットワーク内の送信先との通信を確立させ、通信部5から目的の送信先に画像データを送信する。さらに、画像データは、通信部5によりネットワークからインターネットを通じて、外部の情報処理装置30やファクシミリ装置31にも送信される。また、機器制御部9は、ファクシミリモード時にも同様の動作によって、FAXモデム7から電話回線を通じてファクシミリ装置6に画像データを送信する。
上記のように画像入力手段から入力された画像の処理が完了したとき、消去部32がハードディスク装置4に保存された画像データを消去する。
画像処理装置は、入力された画像データに含まれる特定画像の有無を判定し、特定画像があると判断したとき、その画像データの出力を禁止する出力規制機能を備えている。具体的には、図2に示すように、画像処理装置に出力規制機能を実行するためのプログラムを格納する出力規制回路50が装着される。出力規制回路50は、ICチップとして、画像処理装置に着脱可能に備えられる。
出力規制回路50は、入力された画像データに特定画像が含まれているかを判定する画像判定部40と、判定結果に応じて入力された画像データに対する処理の動作を決定する処理制限部41とを有している。
特定画像とは、コピー禁止、出力禁止等の牽制情報を表す画像である。例えば、「コピー禁止」、「極秘」といった文字と所定のパターンを組み合わせた画像とされる。あるいは、文字だけの画像、所定のパターンだけの画像であってもよい。このような特定画像に対する画像データは、予め入力され、ハードディスク装置4や不揮発性メモリに記憶されている。
画像判定部40は、入力された画像データと特定画像の画像データとを比較する。入力された画像データ中に特定画像に相当する画像データを検出したとき、特定画像が含まれていると判定する。検出できなかったときは、特定画像は含まれていないと判定する。画像判定部40は、その判定結果を処理制限部41に出力する。
処理制限部41は、特定画像が含まれていると判定したとき、入力された画像データに対する処理を規制する。指示されたモードに応じて、コピーを禁止する、画像データの送信を禁止する、あるいは、ファクシミリ送信を禁止する。特定画像が含まれていないと判定したとき、処理制限部41は、指示されたモードを実行する。そして、上記のように処理を規制するとき、表示部13において、規制されていることを表示して、利用者に対して報知する。
出力規制回路50は、画像判定部40が正常に動作しているかを確認する動作確認部42と、確認結果に応じて画像の処理を許容するか制限するかを決める動作決定部43とを有している。この動作確認は、入力された画像の処理が行われていない時期に行われる。
動作確認時に、特定画像を発生する画像信号発生部44は、画像読み取り部1に設けられる。画像信号発生部44は、特定画像の画像データを不揮発性メモリに記憶しており、機器制御部9からの指示によって、その画像データを出力することにより、特定画像を発生させる。
動作確認部42は、画像信号発生部44によって発生された特定画像を画像判定部40が検出できるか確認する。
動作決定部43は、画像判定部40が特定画像を検出できたことを確認したとき、処理動作を許容する。検出できないことを確認したとき、処理動作を制限するとともに、表示部13や通信部5を通じて異常があることを外部に報知する。したがって、画像信号発生部44、動作確認手段42も出力規制回路50の一部を構成する。
ところで、出力規制回路50は、第3者によって、画像処理装置本体から故意に取り外され、不正に出力規制機能を実行不能とする可能性がある。そこで、画像処理装置は、出力規制回路50が故意によって装置本体から取り外されているか否かを確認する監視部51と、過去に出力規制機能が実行されていたか否かを検出する検出部52とを備える。
監視部51は、装置本体の電源が投入されると、出力規制機能が正常に実行するか否かを監視する。具体的には、監視部51は、出力規制回路50の有無を検出する。
例えば、監視部51は、機械的あるいは電気的なスイッチで出力規制回路50が画像処理装置本体に装着されているか否かを検出する。装着されていることを検出したとき、監視部51は、出力規制機能が実行可能であることを機器制御部9に通知する。装着されていないことを検出したとき、監視部51は、出力規制回路50が取り外されたと判定し、出力規制機能が実行不能であることを機器制御部9に通知する。機器制御部9は、故意によって出力規制機能が実行不能とされたと判断する。
また、他の監視方法として、監視部51は、画像信号発生部44を用いて、実際に動作するか否かによって確認する。
正常に出力規制機能が動作した場合、監視部51は、出力規制回路50が装着されていると判断し、出力規制機能が実行可能であることを機器制御部9に通知する。出力規制機能が動作し始めるが、途中でエラーが発生する場合、監視部51は、出力規制回路50が装着されているが、出力規制機能が実行不能であることを機器制御部9に通知する。機器制御部9は、故意ではなく、出力規制機能が実行不能になったと判断する。出力規制機能の動作を確認できない場合、監視部51は、出力規制回路50が装着されていないと判断し、出力規制機能が実行不能であることを機器制御部9に通知する。機器制御部9は、故意によって出力規制機能が実行不能とされたと判断する。上記の2つの方法のうち、1つを採用しても良く、両方を採用しても良い。
検出部52は、出力規制回路50の実行履歴を確認する。具体的には、機器制御部9は、一度、出力規制機能を実行すると、その実行記録をハードディスク装置4に記憶する。例えば、機器制御部9は、出力規制回路50の装着状態に応じて出力規制回路50の出力規制機能のON、OFFを設定し、記憶する。あるいは、出力規制回路50は、各回路を識別するためのIDやシリアルナンバといった固有値を有している。機器制御部9は、出力規制機能が実行されたとき、出力規制回路50から固有値を読み出し、その固有値をハードディスク装置4に記憶させる。
なお、出力規制機能が実行したとは、特定画像を検出し、検出した特定画像に応じて、入力された画像データに対する処理を規制したときである。すなわち、機器制御部9が、指示されたモードに応じて、コピーを禁止する、画像データの送信を禁止する、あるいは、ファクシミリ送信を禁止すると判定したときに、出力規制機能が実行したと判断する。
検出部52は、ハードディスク装置4から、出力規制機能のON、OFF、あるいは、固有値の有無を検出する。出力規制回路50の実行履歴を確認すると、検出部52は、その検出結果を機器制御部9に出力する。
なお、一度でも出力規制機能が実行されると、例え、出力規制回路50を画像処理装置本体から取り外したとしても、入力された画像データが不正に出力させることを防止するために、ハードディスク装置4に記憶された情報は変更されない。すなわち、出力規制機能のON、OFF状態を記憶した場合、機器制御部9は、ONからOFFへの変更を禁止する。また、出力規制回路50の固有値を記憶した場合、機器制御部9は、上書き、新規記憶といった変更を禁止する。
機器制御部9は、出力規制機能が実行不能とされたとき、このことを利用者に対して報知する。具体的には、機器制御部9は、ハードディスク装置4にあらかじめ登録された外部機器30,31に対して、通信部5を介して、出力規制機能が実行不能になったことを通信する。例えば、登録された電話番号にダイアルし、出力規制機能が実行不能である旨の音声メッセージを流す。または、登録されたFAX番号にダイアルし、出力規制機能が実行不能である旨の電文を送信する。または、登録されたメールアドレス宛に出力規制機能が実行不能になった旨の規定文を記載したメールを送信する。
次に、出力規制機能に対する不正の監視動作について、図3〜図6を用いて説明する。なお、説明の便宜上、原稿を画像読み取り部1から読み取り、読み取った画像データを印刷するコピーモードとする。
先ず、工場出荷時あるいは設置時に、管理者が出力規制回路50を画像処理装置に装着する(S301)。そして、画像処理装置の電源を入れると(S302)、監視部51が出力規制回路50の装着状態を確認する(S303)。装着されていることが確認されると、その旨を機器制御部9に出力する。
機器制御部9は、装着状態に応じて出力規制回路50の出力規制機能のON、OFFを切り替える。すなわち、機器制御部9は、装着されていることが確認されると、出力規制機能をOFFからONに変更する(S304)。装着されていることが確認されない場合は、出力規制機能をOFFの状態に維持する。出力規制機能をONに設定した後は、画像処理装置の全ての読み取り動作を可能にする(S305)。
利用者によって原稿がセットされ、画像読み取り部1から画像データを読み取られると、出力規制機能が実行される。
ここで、出力規制機能を無効にするために画像処理装置の電源がOFFされ、利用者が出力規制回路50を装置本体から取り外し(S306)、再び電源がONされると、監視部51は、出力規制回路50の有無を検出する。出力規制回路50が装着されていることを検出したとき、出力規制機能が実行可能であることを機器制御部9に通知する。そして、機器制御部9は、画像処理装置全ての読み取り動作を可能にする。
装着されていないことを検出したとき、監視部51は、出力規制回路50が取り外されたと判定し、出力規制機能が実行不能であることを機器制御部9に通知する。機器制御部9は、出力規制機能が実行不能である検出結果を受信すると、出力規制機能がONであるか否かを確認する。出力規制機能がOFFであるとき、機器制御部9は、画像処理装置全ての読み取り動作を可能にする。
出力規制機能がONであるとき、機器制御部9は、故意によって出力規制機能が実行不能とされたと判断して、画像処理装置の読み取り動作を禁止する(S307)。そして、利用者に対して、画像処理装置の読み取り動作を禁止する旨を報知する。
次に、出力規制回路50の固有値を利用して、不正使用を防止する動作を、図4を用いて説明する。
利用者が、電源をONすると(S401)、監視部51は、出力規制回路50が装着されているか否かを確認する(S402)。そして、監視部51は、検出結果を機器制御部9に通知する。
出力規制回路50が装着されていることを検出した場合、検出部52は、出力規制回路50内に書き込まれている固有値を画像処理装置に読み込む(S403)。そして、検出部52は、その結果を機器検出部9に通知する。
機器制御部9は、読み込まれた固有値に基づいて新規に装着された出力規制回路50か、または、一度以上使用された出力規制回路50かを確認する(S404)。
新規に装着された出力規制回路50である場合、機器制御部9は、装置本体の操作パネルに“新品の出力規制機能を有する出力規制回路が装着されました”とメッセージを表示させる。その出力規制回路50の固有値が記憶される(S405)。そして、機器制御部9は、出力規制機能を自動的にONに設定し(S406)、画像処理装置全ての読み取り動作を可能にする(S407)。
新規の出力規制回路50でない場合、機器制御部9は、出力規制回路50の固有値と記憶している固有値とが一致するか確認する(S408)。2つの固有値が一致しない場合、偽装された出力規制回路50なので、機器制御部9は、故意により出力規制機能が実行不能と判断し、画像処理装置の読み取り動作を禁止する(S409)。
2つの固有値が一致する場合、検出部52は、出力規制機能がONであるか否かを検出する。出力規制機能がONの場合(S410)、機器制御部9は、画像処理装置全ての読み取り動作を可能にする。出力規制機能がOFFの場合、機器制御部9は、出力規制機能を自動的にONに設定し(S406)、画像処理装置全ての読み取り動作を可能にする(S407)。
次に、一度実行した出力規制回路50が装置本体から取り外されたことを検出したときに、あらかじめ登録した管理者に対して、出力規制回路50が取り外された旨を通知する動作を、図5に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、管理者への報知は、メールによる報知とする。
画像処理装置の電源がONされると(S501)、監視部51は、出力規制回路50が画像処理装置に装着されているかどうかを確認する(S502)。監視部51は、出力規制回路50が装着されていないことを検出すると、その旨を機器制御部9に通知する。それと同時に、検出部52は、ハードディスク装置4から、出力規制機能のON、OFF、あるいは、固有値の有無を検出し、出力規制回路50の実行履歴を確認する(S503)。
過去に実行履歴がない場合、すなわち、一度も出力規制機能を実行していない場合、機器制御部9は、画像処理装置の全ての読み取り動作を可能にする(S506)。過去に実行履歴がある場合、機器制御部9は、故意により出力規制機能が実行不能とされたと判断する。そこで、機器制御部9は、あらかじめ登録されたメールアドレス宛にメールを送信する(S504)。そのとき、機器制御部9は、画像処理装置全ての読み取り動作を不可にする(S505)。
次に、一度実行した出力規制回路50の固有値が記憶された場合、記憶された固有値の変更を禁止する動作を図6に基づいて説明する。
画像処理装置の電源がONされると(S601)、監視部51は、画像処理装置に出力規制回路50が装着されているか否かを確認する(S602)。そして、監視部51は、検出結果を機器制御部9に通知する。
出力規制回路50が装着されていることを検出した場合、検出部52は、ハードディスク装置4に固有値が記憶されているか否かを確認する(S603)。そして、検出部52は、その結果を機器検出部9に通知する。
固有値が記憶されている場合、機器制御部9は、出力規制回路50の固有値をハードディスク装置4に記録することを禁止する。そして、機器制御部9は、出力規制回路50の固有値と記憶された固有値とを比較する(S605)。2つの固有値が同一であるときは画像処理装置の読み取り動作を可能にする(S607)。固有値が異なるときは画像処理装置の読み取り動作を禁止にする(S606)。
なお、出力規制回路50が装着されていない場合は、出力規制回路50の固有値が存在しないため、2つの固有値が異なる処理になり、画像処理装置の読み取り動作を禁止にする(S606)。
固有値が記憶されていない場合、機器制御部9は、新規の出力規制回路50が装着されたと判断し、装着された出力規制回路50の固有値を記憶させる(S608)。そして、機器制御部9は、出力規制回路50の固有値をハードディスク装置4に記録することを禁止する。その後、再度、出力規制回路50の有無を確認し、2つの固有値の比較をして、画像処理装置の読み取り動作を可能にする(S607)。
これにより、画像処理装置は、故意によって出力規制機能を実行不能にされたとしても、画像データの不正な出力を規制することができるので、情報の機密性を維持できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。本実施形態では、コピーモードで説明したが、ファイリングモードやFAXモードであってもよい。
本実施形態では、出力規制回路の装着の有無に応じて、出力規制機能のON、OFFを設定するようにしたが、管理者によってマニュアル設定で出力規制機能のON、OFFを設定してもよい。ただし、出力規制回路が装着されていない場合は、出力規制機能をONに変更することはできない。
出力規制機能を実行するためのプログラムが改ざんされると、故意に出力規制機能が実行不能とされる。そこで、プログラムデータのハッシュ値を用いて、プログラムの改ざんを検出し、改ざんを検出したとき、故意による実行不能と判断しても良い。なお、出力規制機能は実行不能であるが、プログラムの改ざんを検出しなかったときは、エラーによる実行不能と判断する。
本実施形態に係る画像処理装置を示す概略構成 画像処理装置のブロック図 出力規制回路を取り外した場合の動作を示すフローチャート 出力規制回路の固有値を記憶した画像処理装置でしか使用できなくなる動作を示すフローチャート 報知の動作を示すフローチャート 記憶した固有値の変更禁止動作を示すフローチャート
符号の説明
1 画像読み取り部
2 操作部
3 画像形成部
4 ハードディスク装置
5 通信部
6 ファクシミリ装置
7 FAXモデム
9 機器制御部
12 入力部
13 表示部
20 メモリ
21 印字部
22 給紙部
23 排紙部
24 画像処理部
25 暗号化復号化部
30 外部端末
31 ファクシミリ装置
40 画像判定部
41 処理制限部
42 動作確認部
43 動作決定部
44 画像信号発生部
50 出力規制回路
51 監視部
52 検出部

Claims (5)

  1. 入力された画像データから特定画像が検出されたとき、前記画像データの出力を規制する出力規制機能を備えた画像処理装置であって、出力規制機能を制御する制御部と、出力規制機能を実行するためのプログラムを格納する出力規制回路と、出力規制機能が実行可能か否かを監視する監視部と、出力規制機能のオンオフを検出する検出部とを備え、前記制御部は、出力規制機能のオンオフを設定して、出力規制機能がオンのときに出力規制機能を実行させ、
    前記監視部が、前記出力規制回路が装置本体から取り外されたことを検出したとき、あるいは前記プログラムが改ざんされたことを検出したとき、前記制御部は、出力規制機能が実行不能と判断し、
    前記制御部は、前記出力規制回路が装着されているとき、出力規制機能をオンに設定し、前記出力規制回路が装着されていないとき、出力規制機能をオフに設定するとともに、出力規制機能をオンに設定したとき、前記出力規制回路が装置本体から取り外されてもオンからオフへの変更を禁止し、
    出力規制機能が実行不能であると判断され、出力規制機能のオンが検出されたとき、前記制御部は、前記画像データの入力を規制し、出力規制機能が実行不能であるが出力規制機能のオフが検出されたとき、前記制御部は、前記画像データの入力を許可することを特徴とする画像処理装置。
  2. 出力規制回路は、識別用の固有値を有し、出力規制回路が装着されたとき、制御部は、前記出力規制回路が有する固有値を記憶し、
    出力規制回路が装着されているとき、前記制御部は、装着されている前記出力規制回路の固有値と前記記憶されている固有値とを比較し、2つの固有値が一致したときは画像データの入力を許可し、2つの固有値が異なるときは画像データの入力を規制することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 制御部は、記憶された出力規制回路の固有値の変更を禁止し、他の出力規制回路に取り替えられても、入力された画像データが不正に出力されるのを規制することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 出力規制機能が実行不能とされたとき、制御部は、前記出力規制機能が実行不能になったことを報知することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 外部機器と通信可能な通信部が備えられ、
    制御部は、あらかじめ設定された外部機器に対して、通信部を介して、出力規制機能が実行不能になったことを通信することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
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