JP5077697B2 - 端子金具付き電線及び端子金具 - Google Patents
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Description
このことから、酸化膜を破るという観点からは、ワイヤバレル及び芯線を強い力で圧着することが望ましい。
このような端子金具の伸びが発生すると、その全長寸法が設計寸法よりも予期しない量だけ長くなって他の部品との干渉を起こしたり、製造時の寸法管理を困難にする等の問題を生じさせる。
このようにすれば、打ち抜き加工により雄端子を容易に形成することができる。また、雄端子は、単芯線の軸方向に長いから、幅方向に長い場合と比較して、雄端子の長さを自由に設定できる。
このようにすれば、かしめ部と単芯線との接続のみで電線を保持するよりも、確実に電線を保持することができる。
前記接続部から延出され単芯線を有する電線の端末部が載置される底板部と、
前記底板部から突出した先端部が、前記端末部の単芯線に貫通形成された端子挿入孔を貫通可能とされるとともに、この先端部が前記端子挿入孔の孔縁にかしめられるかしめ部と、を備えるところに特徴を有する(手段4)。
このようにすれば、打ち抜き加工により雄端子を容易に形成することができる。また、雄端子は、単芯線の軸方向に長いから、幅方向に長い場合と比較して、雄端子の長さを自由に設定できる。
このようにすれば、かしめ部と単芯線との接続のみで電線を保持するよりも、確実に電線を保持することができる。
また、強い力で圧着する必要がないから、端子金具の一部が強く押し潰されることによる延びが生じず、端子金具全体としての延びを抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1の端子金具付き電線10について、図1〜図8を参照して説明する。
本実施形態の端子金具付き電線10は、図1に示すように、被覆電線20の端末部に端子金具30が圧着接続されてなり、例えば電気自動車において走行用の動力源を構成するバッテリ、インバータ、モータなどの装置(図示せず)の間に配索されるものである。なお、図1の右方を前方とし、左方を後方として説明する。
次に、扁平部23の軸方向における長さに相当する長さの平坦な加圧面を有する上型61と下型62からなる金型を用いて(図4)、単芯線21の露出部分を金型で鍛造することにより扁平な形に成形される(図5)。その後、打ち抜き加工により扁平部23の中心部を長方形状(角筒状)の型(図示しない)で打ち抜くことにより扁平部23に端子挿入孔25が成形され、被覆電線20の端末部の加工が終了する。
接続部31は、箱型の雌端子であって、図示しない雄端子が挿入孔31Aに挿入されることにより、電気的接続が図られる。
具体的には、インシュレーションバレル部41は、底板部35から連続した底板の左右両側縁から一対のかしめ片41A,41Aが立ち上げられてなり、これらの一対のかしめ片41A,41Aを被覆電線20側に湾曲させることにより、被覆電線20が離脱や位置ずれしないように保持されている。
底板部35の前後方向(軸方向)の長さは、単芯線21の露出されている部分よりもやや長く、底板部35の幅寸法は、単芯線21の扁平部23の幅よりやや大きい幅寸法となっている。
かしめ部50は、共に上方に突出する長方形状(短冊状)の2本の雄端子51,52からなり、底板部35に、端子挿入孔25に対応する所定の間隔を空けて前後一対軸方向に並んで形成されている。
そして、図8に示すように、治具(図示しない)を用いて一対の雄端子51,52を上方に向けて直角に屈曲させることにより、かしめ部50の成形が終了する。なお、雄端子51,52の曲げ加工後には、底板部35に長方形状の開口部39が残される。
図8に示すように、被覆電線20が端子金具30の上方であって、扁平部23の面が底板部35の面と平行となる位置から、かしめ部50が端子挿入孔25内に挿入されるように、底板部35の上面に被覆電線20の扁平部23を載置する(図9)。
かしめ部50の先端部51A,52Aが端子挿入孔25を貫通するまで挿入され、その先端部51A,52Aが端子挿入孔25の孔縁25Aにかしめられる。ここで、かしめ部50の先端部51A,52Aが端子挿入孔25の孔縁25Aにかしめられると、強い力でかしめられていなくても、かしめ部50の先端部51A,52Aのうち孔縁25Aに接する部分が端子挿入孔25の孔縁25Aのエッジ部分に擦られて単芯線21の酸化膜や水酸化膜等の絶縁性の皮膜が破られる。これにより、強い力で圧着しなくても単芯線21と端子金具30との間で良好な電気的接続状態が得られる。
このようにすれば、打ち抜き加工により雄端子51,52を容易に形成することができる。また、雄端子51,52は、単芯線21の軸方向に長いから、幅方向に長い場合と比較して、雄端子51,52の長さを自由に設定できる。
次に、本発明の実施形態2の端子金具付き電線110を図11〜図17を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態1では、かしめ部50は、一対の雄端子51,52からなるものであったが、実施形態2のかしめ部150は、図11,図12に示すように、円筒形状をなすものである。そのため、被覆電線20の端子挿入孔125は、円形状となっている(図13)。
かしめ部150は、底板部35から立ち上がる円筒形状の筒形端子部151が端子挿入孔125に挿通されるとともに、端子挿入孔125を貫通した先端部151Aが端子挿入孔125の孔縁125Aにかしめられることにより、先端部151Aが全周に亘って反り返った状態で孔縁125Aに係止されている。
なお、かしめ部150のかしめ前には、図14に示すように、端子金具130の筒形端子部151の先端部151Aは反り返っておらず、全体が筒状になっている。
図15に示すように、被覆電線20が端子金具30の上方であって、扁平部23が底板部35と平行となる位置から、かしめ部150が端子挿入孔125内に配されるように、底板部35の上面に被覆電線20の扁平部23を載置する(図16参照)。
かしめ部150の先端部151Aが端子挿入孔125を貫通するまで挿入され、その先端部151Aが端子挿入孔125の孔縁125Aにかしめられる。ここで、かしめ部150の先端部151が端子挿入孔25の孔縁25Aにかしめられると、強い力でかしめられていなくても、かしめ部150の先端部151Aのうち孔縁125Aに接する部分が端子挿入孔125の孔縁125Aのエッジ部分に擦られて単芯線21の酸化膜や水酸化膜等の絶縁性の皮膜が破られる。これにより、強い力で圧着しなくても単芯線21と端子金具130との間で良好な電気的接続状態が得られる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、かしめ部50,150に加えてインシュレーションバレル部41により被覆電線20を保持する構成としたが、かしめ部50のみで被覆電線20を保持するようにしてもよい。
20…被覆電線
21…単芯線
22…絶縁被覆
23…扁平部
25,125…端子挿入孔
25A,125A…孔縁
30,130…端子金具
31…接続部
35…底板部
41…インシュレーションバレル部
41A…かしめ片
50,150…かしめ部
51,52…雄端子
51A,52A,151A…先端部
151…筒形端子部
Claims (6)
- 単芯線を有し、この単芯線の端末部に端子挿入孔を貫通形成してなる電線と、
この電線の単芯線にかしめられた端子金具とからなり、
前記端子金具は、
相手側端子と電気的に接続される接続部と、
前記接続部から延出され前記単芯線の端末部が載置される底板部と、
前記底板部から突出した先端部が前記端子挿入孔を貫通するとともに、この先端部が前記端子挿入孔の孔縁にかしめられるかしめ部と、を備えることを特徴とする端子金具付き電線。 - 前記かしめ部は、所定の厚みの金属板材が打ち抜かれることにより互いに反対方向に突出し、かつ、前記単芯線の軸方向に長い一対の雄端子が共に前記単芯線側に屈曲されることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具付き電線。
- 前記かしめ部に加えて、前記電線の絶縁被覆の上から前記電線を保持する一対のかしめ片を有するインシュレーションバレル部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端子金具付き電線。
- 相手側端子と電気的に接続される接続部と、
前記接続部から延出され単芯線を有する電線の端末部が載置される底板部と、
前記底板部から突出した先端部が、前記端末部の単芯線に貫通形成された端子挿入孔を貫通可能とされるとともに、この先端部が前記端子挿入孔の孔縁にかしめられるかしめ部と、を備えることを特徴とする端子金具。 - 前記かしめ部は、所定の厚みの金属板材が打ち抜かれることにより互いに反対方向に突出し、かつ、前記単芯線の軸方向に長い一対の雄端子が共に前記単芯線が配される側に屈曲されることにより形成されていることを特徴とする請求項4記載の端子金具。
- 前記かしめ部に加えて、前記電線の絶縁被覆の上から前記電線を保持する一対のかしめ片を有するインシュレーションバレル部を備えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の端子金具。
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