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JP4924912B2 - 角速度測定方法および角速度測定装置の診断回路 - Google Patents

角速度測定方法および角速度測定装置の診断回路 Download PDF

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Description

本発明は、振動子に加えられている回転の回転角速度を検出するための角速度測定方法、およびこれらに使用するための診断回路に関するものである。
本出願人は、振動型ジャイロスコープの応用について種々検討を進めており、例えば自動車の車体回転速度フィードバック式の車両制御方法に用いる回転速度センサーに振動型ジャイロスコープを使用することを検討した。こうしたシステムにおいては、操舵輪の方向自身は、ハンドルの回転角度によって検出する。これと同時に、実際に車体が回転している回転速度を振動ジャイロスコープによって検出する。そして、操舵輪の方向と実際の車体の回転速度を比較して差を求め、この差に基づいて車輪トルク、操舵角に補正を加えることによって、安定した車体制御を実現する。本出願人は、特許文献1(特開平11−281372号公報)において、主として平面内に延びる振動子を用いた、横置き型に適した振動型ジャイロスコープを提案した。
こうした振動型ジャイロスコープは、車体の挙動を把握するために使用される。車体の挙動の把握は、車両の横滑りやスピンなどの車体の挙動の乱れを防止するためのシステムに必要である。また、複数の車両の車間距離を一定に保つためのシステムを構築するために必要である。こうしたシステムにおいては、振動型ジャイロスコープが故障すると、車体の位置について誤った情報が出力され、誤った制御が行われ、車体の挙動が不安定になるおそれがある。このため、振動型ジャイロスコープの故障を検出するシステムが必要となる。
振動型ジャイロスコープの故障を検出するには、次の2つの方法が知られている。
(1)車両の速度、舵角、車体横方向の加速度情報から車両の角速度を推定する。この推定値を、振動型ジャイロスコープから出力された角速度の実測値と対比する。そして、この推定値と実測値との偏差が大きくなった場合には、振動型ジャイロスコープが故障したものと推定し、出力する。
(2)振動ジャイロセンサー内に故障診断回路を内蔵し、振動子を自励発振回路によって発振させ、振動子の振動状態を監視する。
特開平11−281372号公報
しかし、(1)の方法では、例えばバンク角を有する道路など、道路の形状が特異な場合には、車両の速度、舵角、車体横方向の加速度情報から角速度を推定しても、実際の角速度との誤差が大きくなることがある。
また、(2)の方法では、振動子の発振状態に異常が発生した場合には検出できる。しかし、実際に車両の位置制御を行うような場合には、次の問題点が発生することが分かった。例えば、先行車両と後続車両との車間距離を一定に維持する制御を行う場合には、車間距離が規定値から外れた場合には、短時間で応答し、迅速かつスムーズに緻密な制御を行うことが必要不可欠である。このような迅速かつスムーズな制御が行われないと、車両の搭乗者に不快感、不安感を与える結果となる。
しかし、このような観点から見ると、振動子の発振状態に異常が発生した場合に検出するという従来の故障診断方法では不十分となることが分かった。即ち、実際の車両走行時においては、振動子の発振状態が正常であっても、実際の検出信号から算出した角速度値は実際の角速度と大きく外れることがあった。このような場合には、振動型ジャイロスコープの故障診断回路から故障の出力がなされない。このため、実際の車両の位置と振動型ジャイロスコープに基づく車両位置の計算値とが外れるに至る。このため、実際には制御が必要であるにもかかわらず、振動型ジャイロスコープの故障診断回路から故障を検出した旨の出力がないために、制御を行うべきかどうかを迅速に判断することができない。たとえ最終的には必要な制御がなされるものとしても、制御の正当性を判断するための待機時間が必要となり、制御開始はかなり遅れる。この結果、迅速かつスムーズな制御が短い応答時間で行われず、車間距離が規定値から大きく外れたまま放置されるおそれがあり、車両の搭乗者に不快感、不安感を与えることとなる。
本発明の課題は、振動子に加わる回転の角速度を測定するのに際して、装置の稼働時に故障が生じたときに、故障検出を早期に行い、故障の有無を判断するための待機時間を短縮できるようにすることである。
本発明は、振動子に加わる回転の角速度を測定するための角速度測定方法であって、
前記振動子に駆動振動を励振し、前記振動子からの出力信号を検出信号出力回路によって処理し、前記角速度に対応する検出信号を得るのに際して、前記振動子から複数の前記出力信号が出力され、前記出力信号が、前記検出信号および前記駆動振動に基づいて前記振動子に発生する前記駆動振動と同周波数かつ位相の異なる駆動信号容量結合成分を含んでおり、前記診断回路が、前記出力信号を処理し、信号処理後の前記駆動信号容量結合成分を出力する容量結合成分出力回路を備えており、前記容量結合成分出力回路において、前記振動子からの前記複数の出力信号を加算することによって、前記複数の出力信号に含まれる互いに逆相の前記検出信号を相殺しかつ前記駆動信号容量結合成分を増幅し、前記増幅後の駆動信号容量結合成分を前記検出信号を得るための駆動信号に基づく移相信号で検波し、前記検波後の検波出力をローパスフィルターで処理し、駆動信号容量結合成分を検出することによって前記検出信号出力回路を診断することを特徴とする。
また、本発明は、振動子に加わる回転の角速度を測定するための角速度測定装置において前記振動子からの出力信号を処理し、前記角速度に対応する検出信号を得るための検出信号出力回路を診断するための診断回路であって、
前記振動子から複数の前記出力信号が出力され、前記出力信号が、前記検出信号および前記駆動振動に基づいて前記振動子に発生する前記駆動振動と同周波数かつ位相の異なる駆動信号容量結合成分を含んでおり、前記出力信号を処理し、信号処理後の前記駆動信号容量結合成分を出力する容量結合成分出力回路を備えており、前記容量結合成分出力回路において、前記振動子からの前記複数の出力信号を加算することによって、前記複数の出力信号に含まれる互いに逆相の前記検出信号を相殺しかつ前記駆動信号容量結合成分を増幅し、次いで増幅後の駆動信号容量結合成分を前記検出信号を得るための駆動信号に基づく移相信号で検波し、前記検波後の検波出力をローパスフィルターで処理し、前記駆動信号容量結合成分を検出することによって前記検出信号出力回路を診断することを特徴とする。
本発明者は、振動型ジャイロスコープを車両などの移動体において稼働させ、移動体の位置を制御しようとする場合に、従来見逃されていた検出信号出力回路について、その機能を診断するための診断回路を設けることによって、装置の稼働時に故障が生じたときに、故障検出を早期に行い、故障の有無を判断するための待機時間を短縮できることを見いだした。このような検出信号出力回路の故障や機能不全による誤差は、振動子の発振状態、振動状態の異常を検出することによっては把握することができない。
参考例に係る装置を模式的に示すブロック図であり、検出信号出力回路20Bおよび対比信号出力回路20Aを備えている。 本発明に係る装置を模式的に示すブロック図であり、検出信号出力回路20Bおよび容量結合成分出力回路20Cを備えている。 参考例に係る装置を模式的に示すブロック図であり、検出信号出力回路20Bおよび漏れ振動成分出力回路20Dを備えている。 角速度測定装置21と外部電気系統26との接続部分を示す模式図である。
発明の実施の形態
検出信号出力回路とは、振動子から出力された生の出力信号を受け、以下の処理を施す回路を言う。本発明に言う検出信号出力回路は、以下の処理を施す検出系統の全体を指している。
(1)出力信号を処理して、角速度に対応する所定の検出信号以外のノイズ信号成分を除去または低減する。
(2)出力信号の中から、角速度に対応する検出信号を増幅する。
診断回路とは、検出信号出力回路における機能を診断するための回路を意味している。ここで、検出信号出力回路における機能を診断するとは、検出信号出力回路の少なくとも一つの機能部分における異常、機能不善、機能停止、または誤動作を検出し、出力することを意味している。
本発明の好適な実施形態においては、検出信号出力回路は、振動子からの出力信号(交流信号)を増幅する交流増幅器と、交流増幅後の信号を検波する検波器と、検波器からの検波出力を直流信号に変換する整流器と、この直流信号を増幅する直流増幅器とを備えている。また、本発明では、検波出力から不要な高周波数の信号成分を除去するローパスフィルターを使用する。
また、振動子の少なくとも2箇所の検出振動部分からそれぞれ出力信号を得る。そして、各出力信号は、角速度に対応する真正の検出信号と、不要な信号成分とを含んでいる。ここで,複数の出力信号を減算あるいは加算することによって、不要な信号成分をできるだけ相殺し、真正の検出信号を取り出すようにする。
参考形態においては、診断回路が、検出信号を処理し、角速度に対応する対比信号を得る対比信号出力回路と、検出信号と対比信号とを比較するための比較装置とを備えている。図1を参照しつつ、この実施形態について説明する。
図1は、本装置のブロック図である。振動子には、所定の駆動手段3、およびたとえば2つの検出手段4A、4Bが設けられている。1は駆動振動部分であり、2A、2Bは検出振動部分である。駆動手段3には、外部の自励発振回路8が接続されている。
起動時には、自励発振回路8に対して起動回路から雑音を入力する。この雑音は、振動子の駆動部1を通過して周波数選択を受け、次いで交流増幅器5に入力されて増幅を受ける。交流増幅器5からの出力信号の一部を取り出し、整流器に入力し、振幅の水準(大きさ)に変換する。この振幅の信号を振幅制御増幅器6に入力する。自励発振装置8は診断回路(電圧比較器)7Aに連結されており、診断回路7Aの出力はDIAG端子16Aを通して外部に出力される。
本例の検出系統は、検出信号出力回路20Bと、対比信号出力回路20Aとを備えている。検出信号出力回路は、振動子の出力信号を処理し、真正の検出信号を抽出するための回路である。振動子の検出振動部2A、2Bからの出力信号を検出手段4A、4Bによって検出し、各前置増幅器10A、10Bによって増幅する。各増幅器10A、10Bからの各出力は、少なくとも、角速度に対応する真正の検出信号を含んでいる。本例では、各出力信号に含まれる各検出信号は逆位相となっている。従って、各出力信号を減算器11に入力して減算し、真正の検出信号を残す。次いで、減算器11からの出力を、交流増幅器12B、検波器13B、ローパスフィルター14B、リミッタ15Bに通し、端子16Cから検出信号を得る。
ここで、本例においては、検波器13Bにおいて、駆動信号に基づく移相信号を利用して出力信号を検波する。即ち、出力信号からの出力信号は、真正の検出信号の他、漏れ信号を含んでいる。駆動信号から派生信号を分岐させる。派生信号は、そのもととなる駆動信号と同じ周波数と位相とを有している。真正の検出信号は、派生信号と同じ周波数を有しており、かつ派生信号とは90°位相がずれているはずである。これは、振動子が、コリオリ力を利用して回転角速度の検出を行っているからである。
これに対して、駆動信号によって振動子内に引き起こされた駆動振動は、そのまま機械的に振動子を伝搬して検出手段4A、4Bに伝わり、検出手段からの出力信号内に漏れ信号を発生させる。漏れ信号の位相は、そのもととなる駆動信号の位相と同じである。
従って、移相信号の位相は、漏れ信号の位相とは90°ずれているはずである。そこで、駆動振動からの派生信号を移相器9に通して例えば90°移相させ、移相信号を得る。検波回路13Bに移相信号を入力し、出力信号を検波すると、検波出力からは、不要な漏れ信号は消去されており、真正の検出信号が得られるはずである。この検波信号を平滑化回路に入力し、その出力を増幅する。
本例においては、上記の検出信号出力回路20Bに加えて、対比信号出力回路20Aを設ける。回路20Aは、回路20Bと実質的に同様の仕様からなっており、交流増幅器12A、検波器13A、ローパスフィルター14Aを備えている。これらの動作は、上述した検出信号出力回路20Bと同様である。そして、15Aの出力と15Bの出力とを、対比装置7Bにおいて比較し、比較結果を端子16Bから取り出す。
なお、電圧比較器は、他の電気的特性を比較するような他の比較手段であってよい。
検出信号出力回路20Bが正常に機能している場合には、対比装置7Bからの出力は、回路20Aからの出力とほぼ同等であるはずである。従って、本例においては、対比装置16Bからの出力を監視することによって、回路20Aからの出力と回路20Bからの出力が大きく相違する場合に早期に検出可能である。これによって、検出系統の通常では検出しにくい故障、例えば中点固定を検出できる。
本発明においては、振動子からの出力信号が、角速度に対応する真正の検出信号および駆動振動に基づいて振動子に発生する駆動信号容量結合成分を含んでおり、診断回路が、駆動信号容量結合成分を検出する容量結合成分出力回路を備えている。振動子から複数の出力信号が出力され、容量結合成分出力回路が、振動子からの複数の出力信号を加算することによって、複数の出力信号に含まれる検出信号を相殺し、容量結合成分を増幅する加算手段を備えている。図2を参照しつつ説明する。
出力信号中には、駆動信号容量結合成分が含まれている場合がある。この成分の周波数は、駆動信号の周波数と同じである。そして、本実施形態においては、検出部2Aから出力される検出信号の位相と、検出部2Bから出力される検出信号の位相とは逆相となるように設定されている。一方、検出部2Aからの出力信号に含まれる容量結合成分の位相と、検出部2Bからの出力信号に含まれる容量結合成分の位相とは同相になる。
従って、検出部2Aからの出力信号と検出部2Bからの出力信号とを減算器11において減算すると、各出力信号に含まれる真正の検出信号は増幅される。また、各出力信号に含まれる容量結合成分は相殺される。この減算後の信号を検出信号出力回路20Bにおいて前述のように処理し、角速度に対応する検出信号を得る。
一方、容量結合成分出力回路20Cにおいては、以下の処理を行う。即ち、まず検出部2Aからの出力信号と2Bからの出力信号とを加算器21において加算する。すると、各出力信号に含まれる真正の検出信号は相殺され、消去される。同時に、各出力信号に含まれる容量結合成分は、同相であることから増幅される。この加算後の出力信号を、前述したように、交流増幅器12Cにおいて増幅し、検波器13Cにおいて前述の派生信号(位相後の信号)によって検波し、駆動信号と同位相の漏れ信号成分をカットする。位相の異なる容量結合成分が残る、検波後の信号をローパスフィルター14C、電圧比較器7Cに通す。電圧比較器7Cにおいて容量結合成分を診断し、異常が見られた場合には端子16Dからアラームを出力する。
駆動振動容量結合成分の異常を検出することによって、発振状態の診断によっては検出できない振動子と電気回路との接続部分の断線や抵抗値変化を検出できる。また、初段前置増幅器10A、10Bの故障を検出することができる。
また、参考形態においては、出力信号が、駆動振動に基づいて振動子に発生する漏れ信号成分を含んでおり、診断回路が、漏れ信号成分を検出する漏れ信号成分出力回路を備えている。漏れ信号成分は、前述したように駆動振動と同じ周波数を有しており、かつ同位相である。発振回路が正常であっても、振動子に何らかの異常が発生し、振動状態が変化すると、漏れ信号成分に異常ないし大きな変化がもたらされる。従って、漏れ信号成分を監視することによって、駆動信号を監視するだけでは検出できない振動子の異常を検出できる。
図3は、この形態に係る装置を模式的に示すブロック図である。漏れ信号出力回路20Dにおいては、まず各出力信号を減算器11で減算することによって、容量結合成分をカットし、漏れ信号成分と、角速度に対応する真正の検出信号とを増幅する。次いで、減算器11からの出力を交流増幅器12Dで増幅し、検波器13Dで検波する。この際、検波器13Dには、駆動信号から180°移相された移相信号を使用する。即ち、前述した派生信号を移相器9に供して例えば90°移相した後、この移相信号を再び移相器19に供し、再度90°移相する。こうして得られた移相信号を使用して検波を行うと、角速度に対応する真正の検出信号が検波され、カットされる。これと共に、漏れ信号成分は検波されず、検波器13Dを通過する。
この検波後の検波出力を、ローパスフィルター14Dに通し、次いで電圧比較器17Dに供給し、診断に供する。漏れ信号成分に異常が見られた場合には、端子16Eからアラームを出力する。
また、参考形態においては、検出信号出力回路からの出力を外部電気系統に接続するための検出端子と、角速度測定装置の電源の負極端子あるいは正極端子とを、抵抗を介して接続する。ごの実施形態について、図4を参照しつつ説明する。
図4において、角速度測定装置21は、外部電気系統26に対してワイヤー25によって接続されている。22Aは電源の正極端子であり、22Cは電源の負極端子であり、22Bは検出信号出力回路からの出力端子である。本例では、検出端子22Bと正極端子22Aとの間に抵抗24が介在している。各端子は外部電気系統側の端子23に接続されている。この結果、検出端子22Bからの出力の大きさは、電源電圧の大きさに比べて、抵抗24の抵抗値の分だけ低下する。例えば電源の定格電圧が5ボルトであるとすると、検出端子からの出力は例えば4.5ボルト以下に設定できる(最大4.5ボルトに設定される)。ここで、ワイヤーハーネス部に短絡が発生したり、あるいは開放故障が発生すると、検出端子22Bからの出力が4.5ボルトを超え、例えば5ボルト近辺に達するので、異常を検出できる。
(符号の説明)
1 振動子の駆動部 2A、2B 振動子の検出部
3 駆動手段 4A、4B 検出手段 7A、7B、7C、7D 電圧比較器
8 自励発振回路 9、19 移相器 10A、10B 前置増幅器
11 減算器 12A、12B、12C、12D 交流増幅器
13A、13B、13C、13D 検波器
14A、14B、14C、14D ローパスフィルター 15A、15B リミッタ
16A 自励発振状態の診断端子 16B 対比信号による診断端子
16C 検出信号の出力端子 16D 駆動振動容量結合成分の出力端子
16E 漏れ信号の出力端子 20A 対比信号出力回路
20B 検出信号出力回路 20C 容量結合成分出力回路
20D 漏れ振動成分出力回路 21 角速度測定装置
22A、22C 電源の端子 22B 検出端子 26 外部電気系統

Claims (4)

  1. 振動子に加わる回転の角速度を測定するための角速度測定方法であって、
    前記振動子に駆動振動を励振し、前記振動子からの出力信号を検出信号出力回路によって処理し、前記角速度に対応する検出信号を得るのに際して、前記振動子から複数の前記出力信号が出力され、前記出力信号が、前記検出信号および前記駆動振動に基づいて前記振動子に発生する前記駆動振動と同周波数かつ位相の異なる駆動信号容量結合成分を含んでおり、診断回路が、前記出力信号を処理し、信号処理後の前記駆動信号容量結合成分を出力する容量結合成分出力回路を備えており、前記容量結合成分出力回路において、前記振動子からの前記複数の出力信号を加算することによって、前記複数の出力信号に含まれる互いに逆相の前記検出信号を相殺しかつ前記駆動信号容量結合成分を増幅し、前記増幅後の駆動信号容量結合成分を前記検出信号を得るための駆動信号に基づく移相信号で検波し、前記検波後の検波出力をローパスフィルターで処理し、前記駆動信号容量結合成分を検出することによって前記検出信号出力回路を診断することを特徴とする、角速度測定方法。
  2. 前記振動子からの出力信号を交流増幅器によって増幅してから加算することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 振動子に加わる回転の角速度を測定するための角速度測定装置において前記振動子からの出力信号を処理し、前記角速度に対応する検出信号を得るための検出信号出力回路を診断するための診断回路であって、
    前記振動子から複数の前記出力信号が出力され、前記出力信号が、前記検出信号および前記駆動振動に基づいて前記振動子に発生する前記駆動振動と同周波数かつ位相の異なる駆動信号容量結合成分を含んでおり、前記出力信号を処理し、信号処理後の前記駆動信号容量結合成分を出力する容量結合成分出力回路を備えており、前記容量結合成分出力回路において、前記振動子からの前記複数の出力信号を加算することによって、前記複数の出力信号に含まれる互いに逆相の前記検出信号を相殺しかつ前記駆動信号容量結合成分を増幅し、次いで増幅後の駆動信号容量結合成分を前記検出信号を得るための駆動信号に基づく移相信号で検波し、前記検波後の検波出力をローパスフィルターで処理し、前記駆動信号容量結合成分を検出することによって前記検出信号出力回路を診断することを特徴とする、角速度測定装置の診断回路。
  4. 前記振動子からの出力信号を交流増幅器によって増幅してから加算することを特徴とする、請求項3記載の回路。
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